JPH0250734B2 - - Google Patents

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JPH0250734B2
JPH0250734B2 JP57177275A JP17727582A JPH0250734B2 JP H0250734 B2 JPH0250734 B2 JP H0250734B2 JP 57177275 A JP57177275 A JP 57177275A JP 17727582 A JP17727582 A JP 17727582A JP H0250734 B2 JPH0250734 B2 JP H0250734B2
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JP
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voltage
ray
ray tube
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pulse wave
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JP57177275A
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Keiki Yamaguchi
Tadashi Ogawa
Masayoshi Mitamura
Tooru Shimizu
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Priority to DE19823244636 priority patent/DE3244636A1/de
Priority to GB08234765A priority patent/GB2129233B/en
Priority to US06/449,144 priority patent/US4532644A/en
Priority to IL67570A priority patent/IL67570A/xx
Publication of JPS5968200A publication Critical patent/JPS5968200A/ja
Publication of JPH0250734B2 publication Critical patent/JPH0250734B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computerised tomographs
    • A61B6/032Transmission computed tomography [CT]
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/08Electrical details
    • H05G1/10Power supply arrangements for feeding the X-ray tube
    • H05G1/14Power supply arrangements for feeding the X-ray tube with single-phase low-frequency ac also when a rectifer element is in series with the X-ray tube
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/08Electrical details
    • H05G1/26Measuring, controlling or protecting

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はローテート・ローテート(Rotate/
Rotate)方式のX線コンピユータ断層撮影装置
(以下単にX線CT装置と記す)に関するものであ
る。
X線CT装置は、X線管球に高電圧を印加して
パルス的なX線を被検体へ照射し、被検体を透過
したX線を数百の検出素子からなるX線検出器に
より検出して、この検出データをコンピユータで
処理することにより被検体の断層画像を得るよう
な装置であるが、このような装置は、高電圧かつ
大電力を必要とするため非常に大きな電源を必要
としている。そのため従来のCT装置の電源は、
高価格であり、また電源部の移動には特別の機械
を使用しなければ移動できず、広い設置場所も必
要であつた。本発明は、X線管球から放射される
X線の安定性など装置の特性を犠牲にすることな
く、従来の装置の電源部を小型軽量化した点に特
徴を有するX線CT装置を提供しようとするもの
である。
第1図は従来のX線CT装置の概要を示すブロ
ツク図である。同図において、1はX線管球を表
わし陽極と陰極の間に加えられた電圧に応じてX
線を出力するものであり、ここでは脈波の電圧が
加えられているので脈波のX線を放射している。
2はX線検出器を表わし前記X線管球1とは被検
体12を挾んで対向して設置され被検体の周囲を
X線管球1とともに回転運動するものである。な
お、このX線検出器2は、第1図に示す如く多数
のX線検出素子をアレイ状に配列したもので、各
検出素子はそれぞれ入射したX線の強度に応じて
電流を出力する機能を有している。3は回転体を
表わし、これに前記したX線管球1とX線検出器
2が取り付けられている。4はガントリー駆動モ
ータ(以下単にモータと記す)を表わし回転体3
を回転させるものである。5は回転体3の回転角
度を検出する回転角度検出器である。6は多数の
積分器からなる積分器群を表わしX線検出器2の
各素子からの電流を積分するものである。なお、
各積分器は、X線検出器2から一定周期で次々と
入力するパルス電流について各パルス毎に積分値
を得ることができるように、後述するタイミング
制御回路11により積分周期が制御されている。
7は各積分器の出力を選択して次段へ伝達するマ
ルチプレクサである。8はマルチプレクサ7から
入力したアナログ信号をデジタル信号に変換する
A・D変換器である。9はA・D変換器8を介し
て導入した被検体12の各部を通過したX線強度
に基づくデータ信号を導入し断層画像が得られる
ように各種の演算処理を行なう情報処理装置であ
り、例えばコンピユータで構成される。10は断
層画像を表示する画像表示装置を表わし例えば陰
極線表示管CRTで構成される。11はタイミン
グ制御回路を表わし回転角度検出器5からの信号
を受けて各部のタイミングを図るものである。1
3と14は高圧スイツチ管を表わし例えばテトロ
ードチユーブで構成される。15と16はグリツ
ド制御回路である。T1はΔY接続された三相変圧
器を表わし、D1〜D12は整流器を表わす。
以上のように構成された従来のX線CT装置は
次のように動作する。三相変圧器T1と整流器D1
〜D12により電圧変動率の小さい直流電圧が得ら
れ高圧スイツチ管13,14を介してX線管球1
へ高電圧が印加される。第3図のイ,ロ,ハは第
1図装置の各部の動作を示すタイムチヤートであ
る。同図においてイは回転角度検出器5の出力を
表わし、ロはX線管球1から放射されるX線パル
スを表わし、ハは積分器の動作を表わすものであ
る。回転体3はモータ4により適宜回転される
が、その回転角度は回転角度検出器5により検出
され、一定角度ごとにイに示すようなパルス信号
がタイミング制御回路11へ出力される。タイミ
ング制御回路11は、例えば第3図に示す如く、
イのパルスの立下りにタイミングを合せてグリツ
ド制御回路15,16を動作させ、X線管球1へ
高電圧のパルスを印加して、ロに示すようなX線
のパルスが放射される。このX線のパルスは被検
体12を透過しX線検出器2で検出される。X線
検出器2で得られる測定電流は第3図ロと同期し
たパルス状の波形であり、積分器6は、ハの区間
,,においてそれぞれ積分して、透過X線
の量を電圧値に変換する。一方第3図のハにおけ
る区間,においても積分器6は積分動作を行
なつており、この区間,における積分値はX
線の入力がゼロである場合のものである。すなわ
ち区間,を区間,,と等しい時間とす
ることにより、この区間,で得られた値を区
間,,で得られたデータ信号から引き算す
ることにより積分器等のゼロ点変動を補正するこ
とができる。また各区間,,,……の間の
期間において、積分器6はリセツトされる。以上
の説明のように、積分器6は、パルス状の高電圧
のタイミングに同期してX線照射時の積分→リセ
ツト→零点積分→リセツトを交互に繰り返し、こ
れらのデータ信号からA・D変換器8、情報処理
装置9を介して画像表示装置10に断層画像が表
示される。
以上のような従来のX線CT装置は次に示す欠
点を有している。
(1) 高電圧発生器は±60kVの準直流出力を得る
ようにしているため、3相のトランスを用い、
構成が複雑で大型となりかつ高価でもある。商
品化されているX線CT装置のトランスを含む
電源部だけの重量は、約1.3トン程もあり容易
に移動をすることもできない。
(2) 高圧スイツチ管や高電圧絶縁機能を有したグ
リツド制御回路を必要とするため高価となる。
(3) 第4図のは高電圧発生部であるところの整
流器D4〜D12の出力電圧波形を示し、はX線
管球1に流れる管電流波形を示す図である。第
4図のように、第1図の高電圧発生部では負荷
電流(管電流)の変化により高電圧出力が変動
する。従つて所定の高電圧を負荷へ供給しよう
とすれば、無負荷時の電圧が上昇しそのためト
ランスを含む高電圧発生部の構成部品の耐電圧
を持たせる必要があり、その結果装置が大型で
高価なものとなる。このような理由からX線管
球1の管電圧は120kV程度に制限されていた。
本発明は上述した(1)〜(3)の問題点を解決する手
段を提供しようとするものである。
第2図は本発明に係るX線CT装置の構成を示
すブロツク図である。同図において、構成素子番
号の1〜11は第1図装置と全く同じものであ
り、かつ相互間の構成も第1図と同様であるた
め、これらの再説明は省略する。第1図装置と異
なる点は以下の通りである。まずトランスT2
単相トランスであること、整流器はD21とD22
2個としたこと、及びフエーズ・ロツクド・ルー
プ(以下単にPLLと記す)を設け回転角度検出
器5からの信号と商用電源の周波とを位相比較し
て、X線管球1とX線検出器2が取り付けられて
いる回転体3(ガントリー部)を商用周波に同期
して回転させるようにしていることである。
第5図は第2図装置の各部の動作を示すタイム
チヤートである。同図において、aはX線管球1
の陽極−陰極間に加えられる半波整流された高電
圧波形である。bはX線管球1から放射されるX
線の脈波形である。cは積分器群6の動作期間を
説明するための図である。
第2図のように構成された本発明に係るX線
CT装置は、単相トランスT2の1次側には商用電
源が印加される。そして単相トランスT2の2次
側には所定の高電圧が誘起され、整流器D21
D22により半波整流されて第5図aのような波形
の電圧がX線管球1の陽極・陰極間に印加され
る。なお第2図においては、整流器D21及びD22
として単一の素子をもつて図示したが、耐電圧を
持たせるため、多数の整流素子を直列に接続する
ような構成をとつてもよい。
X線管球1から放射されるX線の放射量は管電
圧の約3乗に比例するため、その放射出力は第5
図bのような脈波となる。
一方、回転体3は既述した如くPLL17の働
きにより商用電源の周波に同期して回転してお
り、またX線管球1からも商用電源の周波に同期
してX線の脈波が放射される。
積分器群6は第5図cの区間,,,…の
期間に積分動作を行ない、各区間に入力したX線
量を電圧値に変換し、cの区間,,…の期間
においてはX線が放射されていないゼロレベルの
場合の積分を行なう。このようにして得られた各
区間,,…のデータは情報処理装置9でゼロ
補正され、更に映像化される。もちろん情報処理
装置9でゼロ補正する代りに各積分器6でアナロ
グ的にゼロ補正を行なつてもよい。
第6図は本発明の別の実施例を示す図であり、
単相トランスT2と整流器D23〜D26とX線管球1
のみを示した。他の構成接続は第2図と全く同一
である。この第6図の装置においては、第2図の
装置と同様に単相トランスT2の1次側には商用
電源が印加され、X線管球1には全波整流された
高電圧の脈波が加えられる。従つてX線管球1か
らは第5図bの2倍の数の脈波X線が放射され
る。なお第6図のような全波整流方式を用いた場
合には、第5図cの,,…におけるゼロ補正
用の積分周期がとれない。この場合には、各波形
毎にゼロ補正をせず、X線スキヤンの始めに1回
だけゼロ積分を行ない、この時のゼロ積分値を用
いて各X線放射時のデータから減算すようにすれ
ば、ゼロ補正を行なうことができる。このように
X線スキヤンに先立つて1回のみゼロ積分する方
式によれば、A・D変換の回数を減らすことがで
きる長所がある。
第7図は本発明の他の実施例を示す図であり、
第6図と同様、単相トランスT2と整流器D27とコ
ンデンサC1とX線管球1のみを示した。他の構
成は第2図と全く同様である。同図において、整
流器D27とコンデンサC1は直列に接続され、この
直列回路が単相トランスT2の2次巻線間に接続
される。また整流器D27の極性と逆極性となるよ
うにX線管球1がこの整流器D27へ並列に接続さ
れる。以上のように構成された第7図において、
単相トランスT2の1次側へ商用電源が印加され
るとX線管球1の陽極には整流器D27とコンデン
サC1の働きにより単相トランスT2の2次巻線に
誘起した電圧のピーク整流された正の直流電圧e2
がコンデンサC1へチヤージされる。一方、X線
管球1の陰極には2次巻線に誘起した交流電圧e1
が印加される。従つてX線管球1の陽極・陰極間
には(e2−e1)なる常に正の電圧が加えられてお
り、この差電圧が最大となる付近でX線が放射さ
れる。なお、第7図の動作の詳細は、本出願人が
昭和56年11月27日に特許出願した「パルス状X線
発生装置」に記載されている。
以上の説明のように、第2図、第6図、第7図
の本発明に係るX線CT装置によれば、次のよう
な効果が得られる。
(1) トランスとして単相トランスを用い、高電圧
発生部の素子数も従来と比べ非常に少なくて済
み小型で安価なものとすることができる。トラ
ンスを含む電源部の重量は、従来の1.3トンか
ら本発明によれば約0.4トンに軽量化すること
ができる。
(2) 高価な高圧スイツチ管やグリツド制御回路を
必要としない。
(3) 従来の装置では、第4図で説明した如く高電
圧が負荷変動により影響を受けたが、本発明に
よれば、常に整流電圧は負荷に印加されている
ため、従来装置のような負荷変動による影響は
受けない。従つてX線管球のピーク管電圧を高
く設定することができるのでX線管球の効率を
高めることができる。
以上の説明のように、第2図、第6図、第7図
の装置によれば上述の如く多くの効果が得られる
が、X線管球1から放射されるX線パルスの波形
は第5図bのようになつている。一方、X線CT
装置においては、被検体を透過したX線パルスを
各パルス毎にX線検出器で計測し、この計測値に
基づいてコンピユータによりデータ処理を行なつ
て断層画像を得るような動作を行なつている。X
線CT装置においては、高速にに断層画像を得る
ためX線の計測時間は短かいことが望ましい。こ
のような観点から判断して、第5図bのX線パル
ス波形は、カツトオフ付近がシヤープでなくパル
ス幅が大き過ぎるという改善すべき点を有してい
る。
そこで、第2図、第6図、第7図の装置で得ら
れる主たる効果を保持したまま、すなわち電源部
を小型軽量としたまま、かつシヤープな波形のX
線パルスを出力することができる装置を第8図に
示す。
第8図は本発明の別の実施例を示す図であり、
単相トランスT3を含むX線を発生させるための
回路部分のみを示したが、その他の部分の構成接
続は第2図と同様である。第8図において、T3
は単相トランスであり、第2図、第6図、第7図
で説明したものと同じようなトランスである。3
1は整流回路であり、この整流回路31は、半波
整流又は全波整流のどちらでも本発明は成立す
る。33は3極X線管球であり、第2図、第6
図、第7図のX線管球とは異なりグリツドを有し
た構成のものである。この3極X線管球33の陽
極と陰極の間へは、単相トランスT3の2次側電
圧を整流回路21で整流した電圧が印加されてい
る。35はフエーズ・ロツクド・ループ回路(以
下単にPLL回路と記す)を表わし、第8図の如
く単相トランスT3の1次側に接続され、この1
次側に印加された交流電圧の周波数に対応した周
波数の信号を出力するものである。例えば、
PLL回路35の入力周波数がf1とすればn・f1
る周波数の信号を出力する。なお、このPLL回
路35は、前述した第2図に示すPLL17と同
様なものであり、PLL17とPLL回路35とを
共用化して1個にまとめてもよい。37は移相器
であり、PLL回路35の出力信号を導入しこの
信号の位相を適宜シフトすることができる。39
はグリツド制御回路であり移相器37の信号を導
入し、この信号を基にして3極X線管球33のグ
リツドへパルス状の信号を印加するものである。
以上のように構成された第8図装置の動作は次
の如くである。単相トランスT3の1次側端子a,
b間へ交流電圧が印加される。この交流電圧は通
常、商用電源が用いられるが、もちろん自家発電
機からの電圧が加えられてもよい。単相トランス
T3の2次側には所定の高電圧が誘起され、この
高電圧は整流回路31で整流され脈波の直流電圧
となる。前述した如く整流回路31は半波整流又
は全波整流のどちらでも本発明は成り立つが、こ
こでは全波整流と仮定して動作説明を行なう。こ
の全波整流したた波形を第9図イに点線l1で示
す。整流回路31と3極X線管球33との接続
は、通常、高圧ケーブル(図示せず)を介して行
なわれ、この高圧ケーブルのケーブル容量によ
り、3極X線管球33の陽・陰極間の電圧波形
は、第9図イの一点鎖線l2のようになる。もちろ
ん、本発明は3極X線管球33へ印加する電圧波
形が第9図イの点線l1であつても一点鎖線l2であ
つてもどちらでも成立する。
一方PLL回路35は単相トランスT3の交流電
圧の周波数に対応した周波数の信号を出力してお
り、例えば、単相トランスT3の交流信号が50Hz
であれば、PLL回路35からの出力信号も50Hz
とすることができる。なお、第8図では、PLL
回路35の入力信号として単相トランスの1次側
電圧を導入したが、2次側回路から導入してもよ
い。しかし2次側は高電圧回路であり低圧に変換
しなければならないから、通常は単相トランスの
1次側回路からPLL回路35へ交流信号を導入
している。
以上のようにしてPLL回路35からは、上述
の交流電源の周波数に応じ周波数の信号が出力さ
れており、移相器37によつて、PLL回路35
からの信号の位相は任意に調整される。従つグリ
ツド制御回路39の出力として、第9図ロのよう
な位相のパルス信号を得ることができる。すなわ
ち、移相器37を調整することにより、グリツド
制御回路39から出力されるパルス信号は、3極
X線管球33の陽極と陰極間に印加される整流電
圧のピーク値に位相を合せることができる。この
関係を第9図のイ,ロに示す。従つて、グリツド
には陽・陰極間に印加されている整流電圧のピー
ク時にパルス電圧が加えられるので、3極X線管
球33からは第9図のハに示すようなパルス状の
X線が放射される。
以上の説明のように第8図の装置によれば、次
の効果が得られる。
(A) 3極X線管球3の陽・陰極間に印加される整
流電圧のピーク時に合せてグリツドにパルス電
圧が加えられるので、照射されるX線は高圧電
源のリツプルの影響を受けることなく、安定な
X線出力とすることができる。
(B) 第5図bに描いたようなX線パルスと異なり
第9図ハのようなシヤープなX線パルスを放射
できるので、X線の計測時間が短縮でき、画像
表示までの応答性が速くなる。
(C) 高圧電源は、単相トランスでよいため第2
図、第6図、第7図と同様に小型かつ軽量にす
ることができる。
なお以上の説明では、3極X線管球33の陽・
陰極間へ加える整流電圧のピーク時に合せてグリ
ツドへパルス電圧を印加すると説明したが、これ
は実質的にピーク時に合つていればよく、厳密に
ピーク時でなくても本発明は成立する。
また以上の説明は、全波整流の場合であり、半
波整流の場合には、第9図イの脈波が1つ置きと
なり、その脈波のピーク毎にグリツドへパルス信
号が印加される。
またグリツドへ印加するパルス信号のタイミン
グの余裕をとるため、整流回路31の出力端にコ
ンデンサ(図示せず)を接続して整流電圧のリツ
プルを少なくするようにしても本発明は成立す
る。
また第8図の説明では、PLL回路35と移相
器37とグリツド制御回路39とを別々の回路で
構成する如く説明したが、実質的に以上の各回路
の機能を果すことができれば、どのような構成で
あつてもよいことは明白である。
なお、第2図、第7図に示す如く単相トランス
の2次側へ半波整流回路が接続されている場合に
は、この単相トランスに偏磁化電流が流れる。偏
磁化電流は、力率を低下させ、装置の効率を悪化
させるものであるため、これを防止する必要があ
る。
第10図は、上記偏磁化電流を防止する一手段
を示した図である。第10図においては、サイリ
スタSCRと抵抗R1とを並列に接続した回路を単
相トランスT4の1次側へ設けるようにしている。
第10図のような構成とすることにより、ま
ず、単相トランスT4の正の半周期においては、
サイリスタSCRと抵抗R1の並列回路がない場合
とほとんど同様な動作である。一方、負の半周期
については、サイリスタSCRは逆方向となるが
抵抗R1を介して電流が流れる。そして、大きな
偏磁化電流が流れようとすると抵抗R1のため変
圧器T4の1次電圧は低下し、偏磁化電流は減少
するように作用する。すなわち、偏磁化電流が防
止される。
またこのような第10図の装置によれば、X線
CT装置全体の電源スイツチをサイリスタSCRで
兼ねることができるので、サイリスタSCRのゲ
ートGへ適切なタイミングでトリガを加えること
により、電源のオン・オフを位相的に制御するこ
とができる効果がある。
なおX線CT装置においては、X線管球1に印
加する電圧の設定範囲が厳しいため、通常その調
整のために電圧調整器を設けている。一方、第1
0図の装置における単相トランスT4の1次側は
一種の半波整流回路であるため、この電圧調整器
にも偏磁化電流が流れることとなる。そこで第1
1図に示す如く、電圧調整器T5の1次側へも整
流器D28と抵抗R2からなる並列回路を接続すれ
ば、電圧調整器T5の偏磁化電流を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のX線CT装置の概要を示すブロ
ツク図、第2図は本発明に係るX線CT装置の概
要を示すブロツク図、第3図は第1図装置の各部
の動作を示すタイムチヤート、第4図は第1図装
置の負荷変動を説明するための図、第5図は第2
図装置の各部の動作を示すタイムチヤート、第6
図と第7図と第8図は本発明に係るX線CT装置
の別の実施例を示す図であり電源部とX線管球の
接続のみを示した図、第9図は第8図装置の各部
の動作を示すタイムチヤート、第10図及び第1
1図は偏磁化電流を防止する手段を示した図であ
る。 1……X線管球、33……3極X線管球、2…
…X線検出器、3……回転体、4……モータ、5
……回転角度検出器、6……積分器群、7……マ
ルチプレクサ、8……A・D変換器、9……情報
処理装置、10……画像表示装置、11……タイ
ミング制御回路、17……PLL、T2,T3,T4
…単相トランス、D21〜D28……整流器、C1……
コンデンサ、35……PLL回路、37……移相
器、39……グリツド制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 陽極と陰極の間に加えられた脈波電圧に従つ
    て脈波X線を出力するX線管球と、このX線管球
    と対向して設置され被検体の周囲を前記X線管球
    とともに回転運動するX線検出器と、前記回転角
    度を検出し前記脈波電圧の位相と比較して回転運
    動を脈波電圧の周期に同期させる手段と、前記X
    線検出器の出力を脈波X線に同期して積分する手
    段と、前記X線検出器からのデータ信号に基づい
    て被検体の断層画像の構成を行なう画像構成手段
    と、前記断層画像を表示する画像表示装置と、単
    相トランスを備え、この単相トランスの1次側へ
    サイリスタSCRと抵抗R1の並列回路を介して
    商用電源を接続し、2次側電圧の整流した電圧を
    前記脈波電圧として用いるようにしたX線CT装
    置。 2 1次側へ商用電源が接続された単相トランス
    と、 この単相トランスの2次側電圧を整流する整流
    回路と、 この整流回路からの整流電圧が陽極と陰極の間
    に加えられた3極X線管球と、 この3極X線管球と対向して設置され被検体の
    周囲を前記3極X線管球とともに回転運動するX
    線検出器と、 この回転運動の回転角度を検出し、前記単相ト
    ランスに加えられた商用電源の位相と比較して回
    転運動を商用電源の周期に同期させる手段と、 前記3極X線管球に加えられる整流電圧の実質
    的ピーク値に位相を合わせてこの3極X線管球の
    グリツドへパルス状信号を印加する手段と、 前記X線検出器の出力を3極X線管球から出力
    されるX線に同期して積分する手段と、 前記X線検出器からのデータ信号に基づいて被
    検体の断層画像の構成を行なう画像構成手段と、 前記断層画像を表示する画像表示装置と、 を備えたX線CT装置。
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