JPH0734796B2 - X線ctスキャナ - Google Patents
X線ctスキャナInfo
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- JPH0734796B2 JPH0734796B2 JP63094313A JP9431388A JPH0734796B2 JP H0734796 B2 JPH0734796 B2 JP H0734796B2 JP 63094313 A JP63094313 A JP 63094313A JP 9431388 A JP9431388 A JP 9431388A JP H0734796 B2 JPH0734796 B2 JP H0734796B2
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 4
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、被検体のX線透過情報を収集するX線CTスキ
ャナに関する。
ャナに関する。
(従来の技術) 第5図はX線CTスキャナの外観を示している。同図に示
すようにX線CTスキャナは、撮影孔6を備えた架台1
と、この架台撮影孔6内に被検体を出入り可能とする寝
台3とを有する。被検体は寝台天板2上に載置される。
架台1は、固定部とこの固定部によって回転可能に支持
された回転部とを有し、この回転部上にX線管等が搭載
されている。
すようにX線CTスキャナは、撮影孔6を備えた架台1
と、この架台撮影孔6内に被検体を出入り可能とする寝
台3とを有する。被検体は寝台天板2上に載置される。
架台1は、固定部とこの固定部によって回転可能に支持
された回転部とを有し、この回転部上にX線管等が搭載
されている。
ところで、X線管に高電圧を印加する高電圧電源装置と
しては、架台外部に設置された高電圧発生装置より発生
する高電圧(X線管路の陰極,陽極の片側例えば75kV)
を、高圧スリップリングを介して回転部側に伝達するよ
うにした高圧スリップリング方式と、架台外部に設けら
れた高電圧発生装置の低圧部より低圧スリップリングを
介して回転部側に低電圧(例えば200乃至400V)を伝達
するようにした低圧スリップリング方式とがある。
しては、架台外部に設置された高電圧発生装置より発生
する高電圧(X線管路の陰極,陽極の片側例えば75kV)
を、高圧スリップリングを介して回転部側に伝達するよ
うにした高圧スリップリング方式と、架台外部に設けら
れた高電圧発生装置の低圧部より低圧スリップリングを
介して回転部側に低電圧(例えば200乃至400V)を伝達
するようにした低圧スリップリング方式とがある。
(発明が解決しようとする課題) しかし、前者の高圧スリップリング方式においては、ス
リップリング部の電圧が高いため、耐圧を考慮したガス
絶縁若しくは油絶縁が必要となるが、スリップリングを
絶縁媒体からシールすることは難しく、またスリップリ
ング自体も特殊な構造としなければならないため、高価
なものとなる。
リップリング部の電圧が高いため、耐圧を考慮したガス
絶縁若しくは油絶縁が必要となるが、スリップリングを
絶縁媒体からシールすることは難しく、またスリップリ
ング自体も特殊な構造としなければならないため、高価
なものとなる。
また、後者の低圧スリップリング方式においては、架台
に変圧器等の高電圧発生器を搭載しなければならないた
め、重量的に耐え得るようにするには架台自体を大きく
しなければならず、更に低圧部よりスリップリングを介
して大電流(例えば50乃至200A)を流すとスリップリン
グからの発熱量が多いため、別途に熱交換器を設けてそ
の発熱部を冷却する必要がある。また、架台回転部上に
高電圧発生器を搭載した場合、この高電圧発生器がかな
り重いために架台回転部のバランスが悪くなる。このた
め従来は、架台回転部にバランスウェイトを設けること
で架台回転部のバランスをとる必要があった。
に変圧器等の高電圧発生器を搭載しなければならないた
め、重量的に耐え得るようにするには架台自体を大きく
しなければならず、更に低圧部よりスリップリングを介
して大電流(例えば50乃至200A)を流すとスリップリン
グからの発熱量が多いため、別途に熱交換器を設けてそ
の発熱部を冷却する必要がある。また、架台回転部上に
高電圧発生器を搭載した場合、この高電圧発生器がかな
り重いために架台回転部のバランスが悪くなる。このた
め従来は、架台回転部にバランスウェイトを設けること
で架台回転部のバランスをとる必要があった。
そこで本発明は上記の欠点を除去するもので、その目的
とするところは、バランスウェイトの低減により架台回
転部の軽量化を図ることにあり、また、スリップリング
部の絶縁を不要とし、しかも架台の積載重量を低減する
ことにより、コスト低下及び小型化を図ることにある。
とするところは、バランスウェイトの低減により架台回
転部の軽量化を図ることにあり、また、スリップリング
部の絶縁を不要とし、しかも架台の積載重量を低減する
ことにより、コスト低下及び小型化を図ることにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、架台固定部によって
回転可能に支持された架台回転部上に、被検体に向けて
X線を曝射するX線管と、このX線管の陽極と陰極との
間に印加される高電圧を生成する高電圧生成部とを搭載
してなり、被検体のX線透過情報を収集するX線CTスキ
ャナにおいて、前記X線管の陽極側印加電圧生成用であ
ってコンデンサとダイオードとの組合せによる電圧逓倍
回路を適用した第1のユニットと、前記X線管の陰極側
印加電圧生成用であってコンデンサとダイオードとの組
合せによる電圧逓倍回路を適用した第2のユニットとに
2分割し、各ユニットを前記架台回転部上に隔離配置し
て形成された高電圧生成部と、前記架台固定部又は架台
外部に設けられた外部電源電圧を中圧に昇圧する変成器
と、この変成器出力を前記第1、第2のユニットに伝達
するものであって前記架台固定部と前記架台回転部との
間に設けられたスリップリングとを備えたものである。
回転可能に支持された架台回転部上に、被検体に向けて
X線を曝射するX線管と、このX線管の陽極と陰極との
間に印加される高電圧を生成する高電圧生成部とを搭載
してなり、被検体のX線透過情報を収集するX線CTスキ
ャナにおいて、前記X線管の陽極側印加電圧生成用であ
ってコンデンサとダイオードとの組合せによる電圧逓倍
回路を適用した第1のユニットと、前記X線管の陰極側
印加電圧生成用であってコンデンサとダイオードとの組
合せによる電圧逓倍回路を適用した第2のユニットとに
2分割し、各ユニットを前記架台回転部上に隔離配置し
て形成された高電圧生成部と、前記架台固定部又は架台
外部に設けられた外部電源電圧を中圧に昇圧する変成器
と、この変成器出力を前記第1、第2のユニットに伝達
するものであって前記架台固定部と前記架台回転部との
間に設けられたスリップリングとを備えたものである。
(作用) 高電圧生成部が大重量である場合でも、これを、陽極側
印加電圧生成用の第1のユニットと、陰極側印加電圧生
成用の第2のユニットとに分割し、各ユニットを架台回
転部上に隔離配置することにより架台回転部のバランス
がとり易くなる。このためバランスウェイトの使用量を
大幅に減少させることができ、これにより架台回転部全
体の軽量化を図ることができる。
印加電圧生成用の第1のユニットと、陰極側印加電圧生
成用の第2のユニットとに分割し、各ユニットを架台回
転部上に隔離配置することにより架台回転部のバランス
がとり易くなる。このためバランスウェイトの使用量を
大幅に減少させることができ、これにより架台回転部全
体の軽量化を図ることができる。
また、上記のように変成器及びスリップリングを設けた
場合には、外部電源から電圧変成器を通して架台回転部
側に中圧として伝達されるので、スリップリング部に対
して耐圧を考慮した絶縁を施す必要がなく、しかもスリ
ップリング自体も冷却を考慮した特殊な構造にしなくて
もよく、スリップリングが簡単且つ安価になる。更に、
架台回転部側に搭載される第1,第2のユニットに、ダイ
オードとコンデンサで構成された電圧逓倍回路を用いて
いるので、架台の搭載重量も軽く、装置全体を小型且つ
安価にすることが可能となる。
場合には、外部電源から電圧変成器を通して架台回転部
側に中圧として伝達されるので、スリップリング部に対
して耐圧を考慮した絶縁を施す必要がなく、しかもスリ
ップリング自体も冷却を考慮した特殊な構造にしなくて
もよく、スリップリングが簡単且つ安価になる。更に、
架台回転部側に搭載される第1,第2のユニットに、ダイ
オードとコンデンサで構成された電圧逓倍回路を用いて
いるので、架台の搭載重量も軽く、装置全体を小型且つ
安価にすることが可能となる。
(実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
第1図(a)は本発明の一実施例たるX線CTスキャナの
主要部構成ブロック図である。
主要部構成ブロック図である。
21は被検体に向けてファン状のX線を曝射するX線管で
ある。また12は外部交流電源、13はこの外部交流電源12
から得られる交流出力を直流に変換する整流器スタッ
ク、14及び15はこの整流器スタック13で直流に変換され
た出力を再び所定周波数の交流にそれぞれ変換する第1,
第2のインバータである。16は第1のインバータ14及び
第2のインバータ15からそれぞれ得られる交流出力(例
えば200V)を中圧(例えば1乃至20kV)に昇圧する変成
器で、この変成器16の二次側出力はスリップリング17に
より図示しない架台回転部側で集電可能になっている。
この場合、整流スタック13,第1のインバータ14及び第
2のインバータ15,変成器16は架台の固定部又は架台外
部にそれぞれ設置される。一方、20は架台回転部に搭載
された高電圧生成部であり、この高電圧生成部20は、X
線管21の陽極(22)側印加電圧生成用の第1のユニット
18と、陰極(23)側印加電圧生成用の第2のユニット19
とに2分割され、各ユニット18,19は、第1図(b)に
示すように、架台回転部27上に隔離配置されている。
ある。また12は外部交流電源、13はこの外部交流電源12
から得られる交流出力を直流に変換する整流器スタッ
ク、14及び15はこの整流器スタック13で直流に変換され
た出力を再び所定周波数の交流にそれぞれ変換する第1,
第2のインバータである。16は第1のインバータ14及び
第2のインバータ15からそれぞれ得られる交流出力(例
えば200V)を中圧(例えば1乃至20kV)に昇圧する変成
器で、この変成器16の二次側出力はスリップリング17に
より図示しない架台回転部側で集電可能になっている。
この場合、整流スタック13,第1のインバータ14及び第
2のインバータ15,変成器16は架台の固定部又は架台外
部にそれぞれ設置される。一方、20は架台回転部に搭載
された高電圧生成部であり、この高電圧生成部20は、X
線管21の陽極(22)側印加電圧生成用の第1のユニット
18と、陰極(23)側印加電圧生成用の第2のユニット19
とに2分割され、各ユニット18,19は、第1図(b)に
示すように、架台回転部27上に隔離配置されている。
すなわち、同図(b)は所謂第4世代のX線CTスキャナ
に本発明を適用した場合を示しており、リング状に形成
された回転架台部27上に、第1,第2のユニット18,19,X
線管21,熱交換器24,制御電源部25,制御部26が搭載され
ている。
に本発明を適用した場合を示しており、リング状に形成
された回転架台部27上に、第1,第2のユニット18,19,X
線管21,熱交換器24,制御電源部25,制御部26が搭載され
ている。
第1,第2のユニット18,19は、例えば後に詳述するコッ
ククロフトウォルトン回路より成り、その重量はそれぞ
れ約30Kgである。熱交換器24はX線管21を冷却する冷却
媒体例えば絶縁油の放熱を行うものであり、オイルホー
ス24a,24bによってX線管21と結合されている。この熱
交換器24の重量は約15Kgである。制御部26は、X線管21
より曝射されるX線のビーム幅を規制するコリメータ
(図示せず)等の動作を制御するものであり、制御電源
部25はこの制御部26に動作制御用の電源を供給するもの
である。制御部26及び制御電源部25の重量はそれぞれ約
15Kgである。第1,第2のユニット18,19及びX線管21
は、互いに120°の角度を有して配置され、この間に熱
交換器24,制御電源部25及び制御部26が配置され、旨く
バランスがとれている。尚、第4世代のX線CTスキャナ
であるため、X線検出器はリング状に形成され、架台固
定部側に設けられている(図示せず)。
ククロフトウォルトン回路より成り、その重量はそれぞ
れ約30Kgである。熱交換器24はX線管21を冷却する冷却
媒体例えば絶縁油の放熱を行うものであり、オイルホー
ス24a,24bによってX線管21と結合されている。この熱
交換器24の重量は約15Kgである。制御部26は、X線管21
より曝射されるX線のビーム幅を規制するコリメータ
(図示せず)等の動作を制御するものであり、制御電源
部25はこの制御部26に動作制御用の電源を供給するもの
である。制御部26及び制御電源部25の重量はそれぞれ約
15Kgである。第1,第2のユニット18,19及びX線管21
は、互いに120°の角度を有して配置され、この間に熱
交換器24,制御電源部25及び制御部26が配置され、旨く
バランスがとれている。尚、第4世代のX線CTスキャナ
であるため、X線検出器はリング状に形成され、架台固
定部側に設けられている(図示せず)。
次に、前記第1,第2のユニット18,19の詳細な構成につ
いて説明する。
いて説明する。
第1,第2のユニット18,19は、第2図に示すようにダイ
オードDとコンデンサCとを組合せたブリッジ回路を複
数段設けて図示状態に結線して成り、その入力側に、ス
リップリング17を介して電圧変成器16の二次側出力(例
えば5kVの電圧)がそれぞれ加えられると、X線発生に
必要な高電圧を発生する。この高電圧がX線管22の陽極
21と陰極23との間に印加される。例えば、陽極側印加電
圧は接地電位を基準として+75kVであり、陰極側印加電
圧は接地電位を基準として−75kVである。
オードDとコンデンサCとを組合せたブリッジ回路を複
数段設けて図示状態に結線して成り、その入力側に、ス
リップリング17を介して電圧変成器16の二次側出力(例
えば5kVの電圧)がそれぞれ加えられると、X線発生に
必要な高電圧を発生する。この高電圧がX線管22の陽極
21と陰極23との間に印加される。例えば、陽極側印加電
圧は接地電位を基準として+75kVであり、陰極側印加電
圧は接地電位を基準として−75kVである。
上記の構成において、第1図(b)の架台回転部27のほ
ぼ中央部であって紙面と直交する方向に、寝台天板2
(第5図参照)上に載置された被検体が配置される。架
台回転部27はこの被検体を中心に回転する。
ぼ中央部であって紙面と直交する方向に、寝台天板2
(第5図参照)上に載置された被検体が配置される。架
台回転部27はこの被検体を中心に回転する。
一方、外部交流電源12から得られる交流出力が整流スタ
ック13により整流され、この整流出力が第1,第2のイン
バータ14,15に取込まれる。しかしてこの第1,第2のイ
ンバータ14,15のスイッチング出力(例えば200V)が変
成器16によって中圧(例えば1乃至20kV)に昇圧され、
これが、スリップリング17を介して第1,第2のユニット
18,19に印加される。すると、この第1,第2のユニット1
8,19により高電圧(例えば±75kV)が生成され、これが
X線管21の陽極22及び陰極23に印加される。この高電圧
印加により、X線管21より被検体に向けてX線が曝射さ
れ、当該被検体のX線透過情報(投影データ)収集が行
われる。
ック13により整流され、この整流出力が第1,第2のイン
バータ14,15に取込まれる。しかしてこの第1,第2のイ
ンバータ14,15のスイッチング出力(例えば200V)が変
成器16によって中圧(例えば1乃至20kV)に昇圧され、
これが、スリップリング17を介して第1,第2のユニット
18,19に印加される。すると、この第1,第2のユニット1
8,19により高電圧(例えば±75kV)が生成され、これが
X線管21の陽極22及び陰極23に印加される。この高電圧
印加により、X線管21より被検体に向けてX線が曝射さ
れ、当該被検体のX線透過情報(投影データ)収集が行
われる。
このように本実施例においては、高電圧生成部20を第1,
第2のユニット18,19に2分割し、各ユニット18,19を架
台回転部27上に隔離配置するようにしているので、例え
高電圧生成部20全体が大重量であったとしても、これを
旨く分散することができるため、架台回転部のバランス
がとり易く、これによりバランスウェイトの使用量を大
幅に低減することができ、架台回転部全体の軽量化を図
ることができる。
第2のユニット18,19に2分割し、各ユニット18,19を架
台回転部27上に隔離配置するようにしているので、例え
高電圧生成部20全体が大重量であったとしても、これを
旨く分散することができるため、架台回転部のバランス
がとり易く、これによりバランスウェイトの使用量を大
幅に低減することができ、架台回転部全体の軽量化を図
ることができる。
また、スリップリング17に加わる電圧は1乃至20kVの中
圧で、特に従来の高圧スリップリング方式にのようにス
リップリング17に対して耐圧のための絶縁を考慮する必
要がなく、しかも絶縁媒体のシールも不要となる。ま
た、従来の低圧スリップリング方式(200乃至400V)の
場合にはスリップリング17に大電流(50乃至200A程度)
が流れるため専用の熱交換器を設置してスリップリング
部を冷却する必要があるが、本実施例の如く中圧の場合
には低圧の場合に比べて約1/10の電流となるので、スリ
ップリングの冷却の必要もなく、スリップリングを簡単
且つ安価にできる。更に、架台回転部に搭載される、コ
ッククロフトウフォルトン回路からなる第1,第2のユニ
ット18,19はダイオードとコンデンサを組合せた構成な
ので、小型で軽量(1ユニット当り約30Kgで実現可能)
なものとなり、架台回転部を特に大きくしなくてもその
設置が可能である。これらのことより、X線CTスキャナ
の架台の小型化を図ることができると共に経済的にも有
利なものとなし得る。
圧で、特に従来の高圧スリップリング方式にのようにス
リップリング17に対して耐圧のための絶縁を考慮する必
要がなく、しかも絶縁媒体のシールも不要となる。ま
た、従来の低圧スリップリング方式(200乃至400V)の
場合にはスリップリング17に大電流(50乃至200A程度)
が流れるため専用の熱交換器を設置してスリップリング
部を冷却する必要があるが、本実施例の如く中圧の場合
には低圧の場合に比べて約1/10の電流となるので、スリ
ップリングの冷却の必要もなく、スリップリングを簡単
且つ安価にできる。更に、架台回転部に搭載される、コ
ッククロフトウフォルトン回路からなる第1,第2のユニ
ット18,19はダイオードとコンデンサを組合せた構成な
ので、小型で軽量(1ユニット当り約30Kgで実現可能)
なものとなり、架台回転部を特に大きくしなくてもその
設置が可能である。これらのことより、X線CTスキャナ
の架台の小型化を図ることができると共に経済的にも有
利なものとなし得る。
尚、上記実施例では電圧逓倍回路としてコッククロフト
ウォルトン回路を用いた場合について述べたが、最近コ
ンデンサとダイオードとの組合せによる電圧逓倍回路と
しては例えば社団法人電子通信学会,1985年9月11日付
で「新しい倍電圧整流回路について」と題して発表され
ているように多くの構成のものがあり、これらの回路を
用いても前述同様に実施できるものである。第3図はそ
の中の一つの回路構成例を示している。同図において、
D1乃至D9はダイオードであり、C1乃至C9はコンデンサで
ありRは負荷抵抗である。入力電圧Eiの逓倍により出力
高電圧E0が得られる。
ウォルトン回路を用いた場合について述べたが、最近コ
ンデンサとダイオードとの組合せによる電圧逓倍回路と
しては例えば社団法人電子通信学会,1985年9月11日付
で「新しい倍電圧整流回路について」と題して発表され
ているように多くの構成のものがあり、これらの回路を
用いても前述同様に実施できるものである。第3図はそ
の中の一つの回路構成例を示している。同図において、
D1乃至D9はダイオードであり、C1乃至C9はコンデンサで
ありRは負荷抵抗である。入力電圧Eiの逓倍により出力
高電圧E0が得られる。
また、第3世代のX線CTスキャナに本発明を適用するこ
ともできる。第4図はこの場合の実施例を示している。
第3世代の場合には、X線検出器29及びデータ収集エレ
クトロニクス30,31も架台回転部32に搭載されている。
X線検出器29の重量は約30Kgであり、データ収集エレク
トロニクス30,31の重量はそれぞれ約10Kgである。28は
制御部であり、第1図(b)において26で示すのと同様
約15Kgである。X線管21,X線検出器29,第1,第2のユニ
ット18,19は90°の角度を有して配置され、この間に熱
交換器24,制御部28,第1,第2のデータ収集エレクトロニ
クス30,31が配置され、旨くバランスがとれている。こ
の場合も上記実施例と同様の効果を奏する。
ともできる。第4図はこの場合の実施例を示している。
第3世代の場合には、X線検出器29及びデータ収集エレ
クトロニクス30,31も架台回転部32に搭載されている。
X線検出器29の重量は約30Kgであり、データ収集エレク
トロニクス30,31の重量はそれぞれ約10Kgである。28は
制御部であり、第1図(b)において26で示すのと同様
約15Kgである。X線管21,X線検出器29,第1,第2のユニ
ット18,19は90°の角度を有して配置され、この間に熱
交換器24,制御部28,第1,第2のデータ収集エレクトロニ
クス30,31が配置され、旨くバランスがとれている。こ
の場合も上記実施例と同様の効果を奏する。
[発明の効果] 本発明は以上詳述したように構成されているので以下の
ような効果を奏する。
ような効果を奏する。
請求項1記載のX線CTスキャナによれば、バランスウェ
イトの低減により架台回転部の軽量化を図ることができ
る。
イトの低減により架台回転部の軽量化を図ることができ
る。
また、請求項2記載のX線CTスキャナによれば、上記の
効果に加えて、スリップリング部の絶縁を不要とし、し
かも架台の積載重量を低減することができ、コスト低下
及び小型化を図ることができる。
効果に加えて、スリップリング部の絶縁を不要とし、し
かも架台の積載重量を低減することができ、コスト低下
及び小型化を図ることができる。
第1図(a)は本発明に係るX線CTスキャナの主要部の
構成ブロック図、第1図(b)は第4世代X線CTスキャ
ナにおける架台回転部上での各ユニットの配置の一例を
示す説明図、第2図は第1図(a),(b)における第
1,第2のユニットの詳細な構成を示す回路図、第3図は
上記第1,第2のユニットとして適用される電圧逓倍回路
の他の構成例を示す回路図、第4図は第3世代X線CTス
キャナにおける架台回転部上での各ユニットの配置の一
例を示す説明図、第5図はX線CTスキャナの外観斜視図
である。 16……変成器、17……スリップリング、18……第1のユ
ニット、19……第2のユニット、20……高電圧生成部、
21……X線管、22……陽極、23……陰極、27……架台回
転部。
構成ブロック図、第1図(b)は第4世代X線CTスキャ
ナにおける架台回転部上での各ユニットの配置の一例を
示す説明図、第2図は第1図(a),(b)における第
1,第2のユニットの詳細な構成を示す回路図、第3図は
上記第1,第2のユニットとして適用される電圧逓倍回路
の他の構成例を示す回路図、第4図は第3世代X線CTス
キャナにおける架台回転部上での各ユニットの配置の一
例を示す説明図、第5図はX線CTスキャナの外観斜視図
である。 16……変成器、17……スリップリング、18……第1のユ
ニット、19……第2のユニット、20……高電圧生成部、
21……X線管、22……陽極、23……陰極、27……架台回
転部。
Claims (1)
- 【請求項1】架台固定部によって回転可能に支持された
架台回転部上に、被検体に向けてX線を曝射するX線管
と、このX線管の陽極と陰極との間に印加される高電圧
を生成する高電圧生成部とを搭載してなり、被検体のX
線透過情報を収集するX線CTスキャナにおいて、前記X
線管の陽極側印加電圧生成用であってコンデンサとダイ
オードとの組合せによる電圧逓倍回路を適用した第1の
ユニットと、前記X線管の陰極側印加電圧生成用であっ
てコンデンサとダイオードとの組合せによる電圧逓倍回
路を適用した第2のユニットとに2分割し、各ユニット
を前記架台回転部上に隔離配置して形成された高電圧生
成部と、前記架台固定部又は架台外部に設けられ外部電
源電圧を中圧に昇圧する変成器と、この変成器出力を前
記第1、第2のユニットに伝達するものであって前記架
台固定部と前記架台回転部との間に設けられたスリップ
リングとを備えたことを特徴とするX線CTスキャナ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63094313A JPH0734796B2 (ja) | 1988-04-16 | 1988-04-16 | X線ctスキャナ |
DE19893900146 DE3900146A1 (de) | 1988-01-08 | 1989-01-04 | Stromversorgungseinrichtung fuer einen roentgenstrahl-ct-scanner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63094313A JPH0734796B2 (ja) | 1988-04-16 | 1988-04-16 | X線ctスキャナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01265943A JPH01265943A (ja) | 1989-10-24 |
JPH0734796B2 true JPH0734796B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=14106786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63094313A Expired - Fee Related JPH0734796B2 (ja) | 1988-01-08 | 1988-04-16 | X線ctスキャナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734796B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4569995B2 (ja) * | 2000-09-05 | 2010-10-27 | 株式会社日立メディコ | X線ct装置 |
JP5193530B2 (ja) * | 2007-08-29 | 2013-05-08 | 株式会社東芝 | X線ct装置 |
JP5460105B2 (ja) * | 2009-04-02 | 2014-04-02 | 株式会社日立メディコ | X線ct用高電圧発生装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62148651A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-07-02 | 横河メディカルシステム株式会社 | X線断層撮影装置 |
-
1988
- 1988-04-16 JP JP63094313A patent/JPH0734796B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01265943A (ja) | 1989-10-24 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |