JPH0250641B2 - - Google Patents

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JPH0250641B2
JPH0250641B2 JP60243155A JP24315585A JPH0250641B2 JP H0250641 B2 JPH0250641 B2 JP H0250641B2 JP 60243155 A JP60243155 A JP 60243155A JP 24315585 A JP24315585 A JP 24315585A JP H0250641 B2 JPH0250641 B2 JP H0250641B2
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JP
Japan
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dielectric substrate
lines
line
coupling
output
Prior art date
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JP60243155A
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JPS62104202A (ja
Inventor
Hideo Sugawara
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 方向性結合器において、フローグラス基板等の
プリント基板に入出力用の4つのをマイクロスト
リツプラインを形成すると共に、このプリント基
板上に両側面の全面に導体パターンが形成された
短冊状誘電体基板を配置し、この短冊状誘電体基
板の両側面の両端にそれぞれ対応する線路マイク
ロストリツプラインを接続して構成する様にした
もので、広帯域でしかもコストダウンされた方向
性結合器が得られる。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、方向性結合器の改良に関するもので
ある。
近年、電界効果型トランジスタ又はバイポーラ
トランジスタを用いて10W程度のマイクロ波電力
が得られているが、トランジスタ1本でこの様な
電力を得ることが不可能な為に、入力マイクロ波
を分配器で分配した後、対応するトランジスタで
増幅し、再び合成器で合成して所定の電力を得て
いる。この場合、方向性結合器が分配器や合成器
として用いられるが、この広帯域化、低価格化が
要望されている。
〔従来の技術〕
マイクロ波帯の方向性結合器は、電子通信学会
が昭和56年10月20日に発行した「通信用マイクロ
波回路」の59頁に述べている様に、分岐線路形と
分布結合形に分けられる。
第3図は従来例の構成図で、第3図aは分岐線
路形方向性結合器のうちのブランチライン形、第
3図b,c,dは分布結合形方向性結合器のうち
の1/4波長分布結合形、タンデム接続法、インタ
デイジテイト法を用いたものをそれぞれ示す。
先ず、第3図aに示す様なブランチライン形の
端子より入力したマイクロ波は実線及び点線の
様に分配、合成されて端子とから出力される
が、端子にはマイクロ波は現れない。逆に、端
子よりマイクロ波が入力すると、端子とよ
り出力され、端子にマイクロ波は現れない。
このタイプのものは、形状が最も単純で、製造
が容易な為に広く使用されているが、専有面積が
大きく、2つの出力波に位相差が±5度以内の帯
域は比帯域で約10%程度と比較的狭い。
尚、この回路はマイクロストリツプラインで形
成されている。
後者は前者の広帯域化を図つたもので、第3図
bに示す1/4波長分布結合形が基本形である。こ
れは上記の様な欠点は持たないが、3dB程度の密
結合のものをテフロン(登録商標)グラス基板の
様な一般のプリント基板上に、マイクロストリツ
プラインのエツジ結合を使つて実現することは、
非常に困難である。何故なら、特性インピーダン
ス50Ωで3dBの結合度を取るためには理論的に奇
モードインピーダンスZooが約20.7Ωとなり、こ
れを実現する為には結合線路の間隔dが0.5ミク
ロン程度になる為である。
尚、入力と出力の関係は第3図aと同じであ
る。
これは解決する為に、第3図c,dに示す様な
タンデム接続法やインタデイジテイト法と呼ばれ
る方法が提案されている。
前者は8.34dBの方向性結合器を2段接続して
3dBの結合度を実現するものであり、後者は2本
の結合線路2を2分割から数分割してエツジ結合
部の数を増加させることによつて結合度を高めた
ものである。
しかし、いずれの場合でも、図に示す様に、結
合線路2の間を金線1でブリツジ接続させること
が必要があるが、これは熱と圧力を加えて圧着さ
せるボンデイングが行なわれるので、テフロン
(登録商標)グラス基板では基板が変形するため
使用できず、薄膜基板上でなければ実現できな
い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記で説明した様に、広帯域特性を有するタン
デム接続法又はインタデイジテイト法を採用する
場合、薄膜基板の全面に蒸着した金パターンを必
要な部分のみ残してエツチングで除去するので、
コストが高くなると共に、金線で結合線路間をブ
リツジするので障害の発生する可能性があると云
う問題点がある。
〔問題点を解決する為の手段〕
上記の問題点は、誘電体基板3の上面に第1、
第2、第3及び第4のマイクロストリツプライン
4,5,6,7を形成すると共に、両側面81,
82の全面に導体パターンが形成され且つ伝送周
波数1/4波長の奇数倍の長さの短冊状誘電体基板
8を配置し、該短冊状誘電体基板8の一方の側面
81に形成された導体パターンの一端及び他端
を、第1及び第2のマイクロストリツプライン
4,5の一端と接続し、他方の側面82に形成さ
れた導体パターンの一端及び他端を、該第3及び
第4のマイクロストリツプライン6,7の一端と
接続して構成したことを特徴とする方向性結合器
により解決される。
〔作用〕
本発明は、薄膜基板上ではなくテフロン(登録
商標)グラス基板の様な一般の基板3の上面に形
成したマイクロストリツプライン4〜7に、適当
な高さと幅と長さを持ち、両側面81,82の全
面に導体パターンが形成された短冊状誘電体基板
8を接続することにより、上記のZoo≒20.7Ωが
実現できる様にした。
即ち、第3図bに示す1/4波長分布結合形の場
合は、結合線路2がマイクロストリツプラインで
形成されている為、ライン高さが殆ど0であるの
で、3dBの結合度を取る為の間隔dは実現困難な
値となつたが、本発明では第1図に示す様に高さ
H×幅Wが例えば約2.2×0.6mmの短冊状誘電体基
板8を用いているために、Zoo≒20.7Ωの実現が
可能となつた。
そこで、一般のプリント基板が使用できると共
に、金線によるブリツジが不要となつたのでコス
トダウンと障害の可能性が低減する。
〔実施例〕
第1図は本発明の実施例の構成図を示す。
図に示す様に誘電体基板3(例えば、テフロン
(登録商標)グラス基板)の上面にマイクロスト
リツプライン(以下線路と省略する)4〜7が定
められた間隔を保つて形成されている。そして、
線路4と6及び5と7とを仕切る様に、例えばH
×W×長さが約2.2×0.6×13mmで両側面81,8
2の全面に導体パターン(例えば胴パターン)が
形成された短冊状誘電体基板8が配置される。そ
して、この短冊状誘電体基板の両側面81,82
に形成された導体パターンの両端は線路の一方の
端部とハンダ付け等で接続される。
尚、線路4,6と線路5,7との間の距離は短
冊状誘電体基板の長さと等しくなつているが、こ
の長さで動作中心周波数が決まり、約13mmの場合
は約5GHzとなる。
又、誘電体基板3の下面全体は胴パターンが形
成されている。
この様に構成された方向性結合器の動作は次の
様である。
例えば、線路4の端子より入力したマイクロ
波電力は、実線矢印の様に側面81を通つて線路
5の端子より外部に出力されると共に、相対す
る側面82に点線矢印の様な電界が誘起するの
で、線路6の端子からも外部にマイクロ波が出
力されるが、線路7の端子には出力は現れな
い。
又、帯域幅は中心周波数±25%位が実験的に得
られ、従来に比較して広帯域化された。
次に、第2図は本発明の別の実施例の構成図
で、第2図aは端子,より、第2図bは端子
,より短冊状誘電体基板を見た図を示す。
第1図は、端子より入力したマイクロ波は端
子,と云う様に互い違いの方向に出力され、
用途によつては不都合な場合も生ずる。
そこで、短冊状誘電体基板の両側面の導体パタ
ーンを分割し、側面81に形成されたパターン
9,10と側面82に形成れた13,14とをス
ルーホール11,12で交叉する様に接続したの
で、端子よりのマイクロ波は実線矢印の様に側
面81の導体パターン9、スルーホール11を通
つて側面82に現れ、導体パターン13を通つて
端子より出力される。
一方、側面81の導体パターン12に、実線矢
印によつて誘起した点線矢印の電界によつてスル
ーホール12を通つて、側面82の導体パターン
14から端子にマイクロ波電力が出力される。
そこで、同一面より分配出力される。
この様に、一般のプリント基板に胴パターンで
形成するのでコストダウンされると共に、結合線
路間をブリツジする金線が不要のため障害発生の
可能性が改善される。又、ブランチライン形の帯
域幅より数倍も広帯域化される。
尚、周波数変換器、増幅器や可変減衰器等に用
いる場合にはダイオードやトランジスタを直接に
短冊状誘電体基板の導体面に接続して用いること
ができる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明した様に、短冊状誘電体基板を
用いたマイクロ波用方向性結合器により、低価格
化、広帯域化及び障害発生の可能性が改善される
と云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成図、第2図は本
発明の別の実施例の構成図、第3図は従来例の構
成図を示す。 図において、3は誘電体基板、4,5,6,7
はマイクロストリツプライン、8は短冊状誘電体
基板、9,10,13,14は導体パターン、1
1,12はスルーホールを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 誘電体基板3の上面に第1、第2、第3及び
    第4のマイクロストリツプライン4,5,6,7
    を形成すると共に、両側面81,82の全面に導
    体パターンが形成され且つ伝送周波数1/4波長の
    奇数倍の長さの短冊状誘電体基板8を配置し、該
    短冊状誘電体基板8の一方の側面81に形成され
    た導体パターンの一端及び他端を、第1及び第2
    のマイクロストリツプライン4,5の一端と接続
    し、他方の側面82に形成された導体パターンの
    一端及び他端を、該第3及び第4のマイクロスト
    リツプライン6,7の一端と接続して構成したこ
    とを特徴とする方向性結合器。
JP24315585A 1985-10-30 1985-10-30 方向性結合器 Granted JPS62104202A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24315585A JPS62104202A (ja) 1985-10-30 1985-10-30 方向性結合器

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JP24315585A JPS62104202A (ja) 1985-10-30 1985-10-30 方向性結合器

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JPS62104202A JPS62104202A (ja) 1987-05-14
JPH0250641B2 true JPH0250641B2 (ja) 1990-11-05

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ID=17099620

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4967171A (en) * 1987-08-07 1990-10-30 Mitsubishi Danki Kabushiki Kaisha Microwave integrated circuit

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5451446A (en) * 1977-09-30 1979-04-23 Fujitsu Ltd Directional coupler
JPS6157606B2 (ja) * 1983-03-30 1986-12-08 Hitachi Cable
JPS62102A (ja) * 1985-06-26 1987-01-06 Fujitsu Ltd 方向性結合器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6157606U (ja) * 1984-09-17 1986-04-18

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JPS62104202A (ja) 1987-05-14

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