JPH0250521A - 近接スイッチ - Google Patents
近接スイッチInfo
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- JPH0250521A JPH0250521A JP20090788A JP20090788A JPH0250521A JP H0250521 A JPH0250521 A JP H0250521A JP 20090788 A JP20090788 A JP 20090788A JP 20090788 A JP20090788 A JP 20090788A JP H0250521 A JPH0250521 A JP H0250521A
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- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明は検出領域に金属物体が存在する場合にのみ検出
信号を出力する近接スイッチに関する。
信号を出力する近接スイッチに関する。
従来、金属物体の存在を検出するための機器としては、
ループコイルを用い、その内部を金属物体が通過した場
合の磁束密度の変化を捉え、これを検出信号に変換する
ものが知られている。しかし、この構成では周囲にシー
ルドを施さなければならない等、機器が大型化すると共
に、設置費用が高く、その割には検出結果に安定を欠く
という欠点がある。
ループコイルを用い、その内部を金属物体が通過した場
合の磁束密度の変化を捉え、これを検出信号に変換する
ものが知られている。しかし、この構成では周囲にシー
ルドを施さなければならない等、機器が大型化すると共
に、設置費用が高く、その割には検出結果に安定を欠く
という欠点がある。
また上記機器とは別の手段を用いて金属物体を検出する
構成として、高周波発振により、その振幅の変化を検出
する近接スイッチがある。この近接スイッチでは、第6
図、第7図に示すように検出コイル1イlを発振回路の
一部に組み込み、金属物体が近接した場合にコイルのイ
ンピーダンスが変化して発振が停止することを利用し、
この発振波形を検波後、コンパレータによって一定電圧
以下に検波電圧が降下した場合にコンパレータを“H”
にし、これによって検出信号を出力するというものであ
る。
構成として、高周波発振により、その振幅の変化を検出
する近接スイッチがある。この近接スイッチでは、第6
図、第7図に示すように検出コイル1イlを発振回路の
一部に組み込み、金属物体が近接した場合にコイルのイ
ンピーダンスが変化して発振が停止することを利用し、
この発振波形を検波後、コンパレータによって一定電圧
以下に検波電圧が降下した場合にコンパレータを“H”
にし、これによって検出信号を出力するというものであ
る。
上述の従来例では、コイルのインピーダンスの変化が直
接発振回路の出力電圧の変化につながるので、これを比
較演算すれば足り、回路構成がきわめて簡単である。
接発振回路の出力電圧の変化につながるので、これを比
較演算すれば足り、回路構成がきわめて簡単である。
しかし、発振回路は本来不安定な条件にあるからこそ発
振を開始するものであり、これを検出の基準とすること
はスイッチングに安定を欠く原因となる。また、温度変
化によって発振回路の定数が変化するが、振幅はそれに
応じて太き(変化してしまうので、長距離の検出の場合
には誤差が大きすぎて使用することができない。従って
、実際の使用に際しては検出コイルをできるだけ金属物
体に近づけなければならないが、被検出物体に凹凸があ
る場合には一定距離以上接近することは不可能であるし
、あまり近づけすぎると被検出物体に接触して破損して
しまうことがある。またさらに、発振の振幅量の変化は
金属物体が近づくときと遠ざかるときとでは異なるため
、スイッチのオン・オフのレベルを別々に設定しなけれ
ばならないが、従来例の構成では応差距離の精度が低い
という問題もあった。
振を開始するものであり、これを検出の基準とすること
はスイッチングに安定を欠く原因となる。また、温度変
化によって発振回路の定数が変化するが、振幅はそれに
応じて太き(変化してしまうので、長距離の検出の場合
には誤差が大きすぎて使用することができない。従って
、実際の使用に際しては検出コイルをできるだけ金属物
体に近づけなければならないが、被検出物体に凹凸があ
る場合には一定距離以上接近することは不可能であるし
、あまり近づけすぎると被検出物体に接触して破損して
しまうことがある。またさらに、発振の振幅量の変化は
金属物体が近づくときと遠ざかるときとでは異なるため
、スイッチのオン・オフのレベルを別々に設定しなけれ
ばならないが、従来例の構成では応差距離の精度が低い
という問題もあった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、従来に比較
して長距離の検出領域を有し、スイッチのオン・オフの
応差の少ない精度の高い近接スイッチを捷供することを
目的とする。
して長距離の検出領域を有し、スイッチのオン・オフの
応差の少ない精度の高い近接スイッチを捷供することを
目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、所定の間隔で減衰
振動を繰り返し、金属物体との距離に比例して減衰時間
が短縮する共振回路と、この共振回路の減衰波形を入力
するバッファアンプと、このバッファアンプの出力を複
数の電圧レベルで比較し、それぞれの比較値を出力する
比較回路と、上記電圧レベルのうち絶対値の小さいレベ
ルの比較値で上記減衰波形と同期してクロックをカウン
トすると共に上記比較出力が停止すればクロ・7り選択
回路によって内部クロックを連続してカウントするN進
カウンタと、上記N進カウンタのnカウント目に判定タ
イミング信号を出力し、このタイミングで上記電圧レベ
ルのうち絶対値の大きいレベルの比較信号が出力されな
い場合に金属物体の検出を検知する同期回路とを備える
と共に、N進カウンタのNカウント目に共振回路を駆動
するという手段を用いた。
振動を繰り返し、金属物体との距離に比例して減衰時間
が短縮する共振回路と、この共振回路の減衰波形を入力
するバッファアンプと、このバッファアンプの出力を複
数の電圧レベルで比較し、それぞれの比較値を出力する
比較回路と、上記電圧レベルのうち絶対値の小さいレベ
ルの比較値で上記減衰波形と同期してクロックをカウン
トすると共に上記比較出力が停止すればクロ・7り選択
回路によって内部クロックを連続してカウントするN進
カウンタと、上記N進カウンタのnカウント目に判定タ
イミング信号を出力し、このタイミングで上記電圧レベ
ルのうち絶対値の大きいレベルの比較信号が出力されな
い場合に金属物体の検出を検知する同期回路とを備える
と共に、N進カウンタのNカウント目に共振回路を駆動
するという手段を用いた。
共振回路にはN進カウンタのカウント周期に応じてパル
ス状の電流を流し、これによってコイルを駆動して減衰
振動を繰り返すが、検出領域に金属物体がない場合には
減衰時間は長く、金属物体がある場合にはその距離に比
例して減衰時間は短くなる。共振波形はバッファアンプ
を介して比較回路に入力されるが、バッファアンプでは
高インピーダンスによって共振回路と次段との相互影響
を阻止している。N進カウンタでは一連レベルの比較信
号が出力されている場合は減衰波形と同期して、また比
較信号が出力されなくなればクロック選択回路によって
内部クロックを選択して連続してカウントし、機器の一
連の動作を制御する。
ス状の電流を流し、これによってコイルを駆動して減衰
振動を繰り返すが、検出領域に金属物体がない場合には
減衰時間は長く、金属物体がある場合にはその距離に比
例して減衰時間は短くなる。共振波形はバッファアンプ
を介して比較回路に入力されるが、バッファアンプでは
高インピーダンスによって共振回路と次段との相互影響
を阻止している。N進カウンタでは一連レベルの比較信
号が出力されている場合は減衰波形と同期して、また比
較信号が出力されなくなればクロック選択回路によって
内部クロックを選択して連続してカウントし、機器の一
連の動作を制御する。
N進カウンタのnカウント目には判定タイミング信号が
出力され、このタイミング内で別の比較信号が出力され
ない場合は金属物体を検知したものとして扱い以降の動
作表示等を行う作用を奏する。
出力され、このタイミング内で別の比較信号が出力され
ない場合は金属物体を検知したものとして扱い以降の動
作表示等を行う作用を奏する。
以下、本発明の近接スイッチの一実施例を図面に従って
詳述すると、第1図中1はコイル、2はコンデンサで、
両者で共振回路を構成する。3は高インピーダンスのバ
ッファアンプで、これを通して減衰波形をとりだすため
、回路の影響を受けずに共振回路のQの変化を検出する
ことができる。
詳述すると、第1図中1はコイル、2はコンデンサで、
両者で共振回路を構成する。3は高インピーダンスのバ
ッファアンプで、これを通して減衰波形をとりだすため
、回路の影響を受けずに共振回路のQの変化を検出する
ことができる。
4・5はそれぞれコンパレータで、別個の電圧レベルを
比較値とし、減衰波形と比較して次段に“H”・“L”
を出力する比較回路を構成する。
比較値とし、減衰波形と比較して次段に“H”・“L”
を出力する比較回路を構成する。
次に、6は内部クロックと外部クロックとを適宜選択す
るクロック選択回路、7は内部クロックとして機能する
パルス発振回路、8はクロック数に応じて次段に制御信
号を出力する16進カウンタ、9は同期回路で、16進
カウンタ8から出力される検出タイミング信号の間にコ
ンパレータ5からの出力の有無を判定し、出力回路10
へ信号を出力する。11はドライブ回路で、16進カウ
ンタの1周期でオンし、共振回路にパルスを送り、これ
を駆動させる。なおコンパレータ4・5の比較値は、電
圧レベルの絶対値として4く5の関係にある。
るクロック選択回路、7は内部クロックとして機能する
パルス発振回路、8はクロック数に応じて次段に制御信
号を出力する16進カウンタ、9は同期回路で、16進
カウンタ8から出力される検出タイミング信号の間にコ
ンパレータ5からの出力の有無を判定し、出力回路10
へ信号を出力する。11はドライブ回路で、16進カウ
ンタの1周期でオンし、共振回路にパルスを送り、これ
を駆動させる。なおコンパレータ4・5の比較値は、電
圧レベルの絶対値として4く5の関係にある。
次に、本発明の近接スイッチの動作を説明すると、第2
図に示すようにドライブ回路11からのパルス波によっ
て駆動された共振回路の減衰波形は、検出領域に金属物
体が存在しない場合とする場合とでは減衰時間が異なる
。即ち、減衰の時定数は共振回路のQに関係しており、
Qが高い(大きい)ときは減衰の時定数は大きく、振動
波形は長く続く。ところが、検出領域に金属物体が接近
すると、コイル1のインピーダンスが変化して共振回路
のQが低下し、減衰時間が短縮される。また、この減衰
時間は金属物体とコイル1との距離に比例して短くなる
のである。これは第3図に示すように金属物体が接近す
ることによって仮想の抵抗であるreが共振回路と等測
的に並列に存在するものと考えることができる。従って
、Qの値は金属物体が存在しない場合には、 ωL Q= であり、 金属物体が検出領域に存在する場合には、ro:コイル
の直流抵抗 L:インダクタンス ω:共振周波数 つまり、コイルの電流によって金属物体内部にうず電流
が生じ、これによって吸収されたエネルギーが損失抵抗
として減衰時間を短縮させるのである。
図に示すようにドライブ回路11からのパルス波によっ
て駆動された共振回路の減衰波形は、検出領域に金属物
体が存在しない場合とする場合とでは減衰時間が異なる
。即ち、減衰の時定数は共振回路のQに関係しており、
Qが高い(大きい)ときは減衰の時定数は大きく、振動
波形は長く続く。ところが、検出領域に金属物体が接近
すると、コイル1のインピーダンスが変化して共振回路
のQが低下し、減衰時間が短縮される。また、この減衰
時間は金属物体とコイル1との距離に比例して短くなる
のである。これは第3図に示すように金属物体が接近す
ることによって仮想の抵抗であるreが共振回路と等測
的に並列に存在するものと考えることができる。従って
、Qの値は金属物体が存在しない場合には、 ωL Q= であり、 金属物体が検出領域に存在する場合には、ro:コイル
の直流抵抗 L:インダクタンス ω:共振周波数 つまり、コイルの電流によって金属物体内部にうず電流
が生じ、これによって吸収されたエネルギーが損失抵抗
として減衰時間を短縮させるのである。
ということは、金属物体が存在しない場合の減衰波形を
標準波形とすると、金属物体によって影響を受けている
減衰波形は標準波形の同一振動回数と比べればその電圧
レベルは必ず低くなる。従って、ある一定の電圧レベル
を設定し、n回目の振動レベルをとれば標準波形におい
ては上記電圧レベルに達するが、金属物体がある場合の
減衰波形ではこの電圧レベルに達しないということにな
る。本発明ではこの比較電圧レベルにおいてn回目の振
動がある電圧レベルに達しているか否かを検出情報とし
たものである。本実施例では減衰波形の振幅のうち、第
8回目の振幅を比較値として一定の電圧レベルを設定し
、この第8回目の振幅が一定の電圧レベルv2に達して
いるか否かを検知し、達していない場合には金属物体が
検出領域に存在するものとした。
標準波形とすると、金属物体によって影響を受けている
減衰波形は標準波形の同一振動回数と比べればその電圧
レベルは必ず低くなる。従って、ある一定の電圧レベル
を設定し、n回目の振動レベルをとれば標準波形におい
ては上記電圧レベルに達するが、金属物体がある場合の
減衰波形ではこの電圧レベルに達しないということにな
る。本発明ではこの比較電圧レベルにおいてn回目の振
動がある電圧レベルに達しているか否かを検出情報とし
たものである。本実施例では減衰波形の振幅のうち、第
8回目の振幅を比較値として一定の電圧レベルを設定し
、この第8回目の振幅が一定の電圧レベルv2に達して
いるか否かを検知し、達していない場合には金属物体が
検出領域に存在するものとした。
ここで、各ブロックの機能を順次追ってゆくと、バ、7
フアアンプ3を通過した減衰波形はコンパレータ4・5
に並列入力される。コンパレータ4は16進カウンタ8
のカウントを進めるための外部クロックをとり、減衰波
形の振幅に同期してカウントを進める。次に、減衰波形
の電圧レベルがV。
フアアンプ3を通過した減衰波形はコンパレータ4・5
に並列入力される。コンパレータ4は16進カウンタ8
のカウントを進めるための外部クロックをとり、減衰波
形の振幅に同期してカウントを進める。次に、減衰波形
の電圧レベルがV。
より低くなってコンパレータ4の出力がローになればク
ロック選択回路6によって16進カウンタ8の進行は内
部クロックであるパルス発振回路7によって行われる。
ロック選択回路6によって16進カウンタ8の進行は内
部クロックであるパルス発振回路7によって行われる。
カウントが8回になれば16進カウンタ8から同期回路
9へ判定タイミング信号が出力され、この間のコンパレ
ータ5の出力のレベルを判定し、電圧レベルが72以上
で出力が“H”になれば減衰時間の長い標準波形である
として金属物体が検出されないものとして扱う。反対に
電圧レベルが72未満で出力が“L”になれば減衰時間
が短縮されているので金属物体が検出領域にあるものと
して検出信号を出力回路10から出力する。次に、16
進カウンタが16回カウントを進めたときには(0から
開始して15を指すとき)、ドライブ回路11をオンし
、共振回路を再度駆動し、上述の動作を繰り返すのであ
る。
9へ判定タイミング信号が出力され、この間のコンパレ
ータ5の出力のレベルを判定し、電圧レベルが72以上
で出力が“H”になれば減衰時間の長い標準波形である
として金属物体が検出されないものとして扱う。反対に
電圧レベルが72未満で出力が“L”になれば減衰時間
が短縮されているので金属物体が検出領域にあるものと
して検出信号を出力回路10から出力する。次に、16
進カウンタが16回カウントを進めたときには(0から
開始して15を指すとき)、ドライブ回路11をオンし
、共振回路を再度駆動し、上述の動作を繰り返すのであ
る。
本実施例では16進カウンタ8の第8カウント目に判定
タイミング信号を出力したが、これより大きいカウント
で信号を出力することも可能であり、この場合には検出
領域はより拡大する。ただし、比較電圧レベルを低く設
定しなければならず、コンパレータ4・5は精度の高い
ものが要求されることになる。
タイミング信号を出力したが、これより大きいカウント
で信号を出力することも可能であり、この場合には検出
領域はより拡大する。ただし、比較電圧レベルを低く設
定しなければならず、コンパレータ4・5は精度の高い
ものが要求されることになる。
次に、クロック選択回路6による内部クロソクと外部ク
ロックとの切替え制御を第4図に示すブロック図に従っ
て説明すると、ドライブ回路11によって共振回路を駆
動すると減衰波形が生じるが、コンパレータ4の出力は
減衰波形に応じて“H”“L″を繰り返す。この信号は
アンドゲート12に入力され、続いて積分回路13に入
力される。アンドゲート12がスイッチングを繰り返し
ている間は積分回路13の出力はのこぎり波となり、“
H”のレベルまで上昇しない。次に積分回路13の出力
を切替回路14に入力し、“Llの場合にはコンパレー
タ4の出力を直接選択するようにしておけば、減衰波形
と同期したコンパレータ4の出力が16進カウンタ8に
よってカウントされる。一方、減衰波形の振幅が小さく
なってコンパレータ4から連続して“L”が出力される
ようになればアンドゲート12の出力は“H”になり積
分時間が長くなるので、積分回路13の出力はハイにな
る。この場合には切替回路14はパルス発振回路7の出
力を選択し、上記コンパレータ4によるカウントに続け
てカウントを積算するのである。従って金属物体が相当
に近接してコンパレータ4の出力が8回未満で終了した
場合でも、パルス発振回路7によるカウントが積算され
るので、確実に判定タイミング信号を出力することがで
きる。15はインバータで、16進カウンタ8が15カ
ウントを積算してドライブ回路11をオンさせた場合の
振幅をカウントすることのないように機能する。
ロックとの切替え制御を第4図に示すブロック図に従っ
て説明すると、ドライブ回路11によって共振回路を駆
動すると減衰波形が生じるが、コンパレータ4の出力は
減衰波形に応じて“H”“L″を繰り返す。この信号は
アンドゲート12に入力され、続いて積分回路13に入
力される。アンドゲート12がスイッチングを繰り返し
ている間は積分回路13の出力はのこぎり波となり、“
H”のレベルまで上昇しない。次に積分回路13の出力
を切替回路14に入力し、“Llの場合にはコンパレー
タ4の出力を直接選択するようにしておけば、減衰波形
と同期したコンパレータ4の出力が16進カウンタ8に
よってカウントされる。一方、減衰波形の振幅が小さく
なってコンパレータ4から連続して“L”が出力される
ようになればアンドゲート12の出力は“H”になり積
分時間が長くなるので、積分回路13の出力はハイにな
る。この場合には切替回路14はパルス発振回路7の出
力を選択し、上記コンパレータ4によるカウントに続け
てカウントを積算するのである。従って金属物体が相当
に近接してコンパレータ4の出力が8回未満で終了した
場合でも、パルス発振回路7によるカウントが積算され
るので、確実に判定タイミング信号を出力することがで
きる。15はインバータで、16進カウンタ8が15カ
ウントを積算してドライブ回路11をオンさせた場合の
振幅をカウントすることのないように機能する。
第5図は金属物体が検出領域に存在しない場合とする場
合とのバッファアンプ出力波形に対応した各回路の入出
力波形図で、時系列に沿って金属物体なしの場合とあり
の場合とを連続して示している。図中の波形図は、上段
からそれぞれバッファアンプ出力、コンパレータ4出力
、積分回路13出力、16進カウンタ8人力、パルス発
振回路7出力、判定タイミング信号、コンパレータ5の
第8回目の出力、ドライブ回路駆動用信号出力である。
合とのバッファアンプ出力波形に対応した各回路の入出
力波形図で、時系列に沿って金属物体なしの場合とあり
の場合とを連続して示している。図中の波形図は、上段
からそれぞれバッファアンプ出力、コンパレータ4出力
、積分回路13出力、16進カウンタ8人力、パルス発
振回路7出力、判定タイミング信号、コンパレータ5の
第8回目の出力、ドライブ回路駆動用信号出力である。
次表は、本発明の減衰振動形の近接スイッチと従来の振
幅変化検出形の近接スイッチとの検出可能距離をコイル
径に応じて対比したものであるが、本発明品は従来品と
比べて約2倍の検出領域を有することがわかる。また、
近接スイッチの検知開始距離と検知終了距離との差(応
差距離)についても従来品では14%であったものが、
本発明品では7%と検出精度も約2倍に高まった。
幅変化検出形の近接スイッチとの検出可能距離をコイル
径に応じて対比したものであるが、本発明品は従来品と
比べて約2倍の検出領域を有することがわかる。また、
近接スイッチの検知開始距離と検知終了距離との差(応
差距離)についても従来品では14%であったものが、
本発明品では7%と検出精度も約2倍に高まった。
本発明の近接スイッチでは高インピーダンスのバ・ノフ
ァアンプ(高入力抵抗の増幅器)を通して減衰波形をと
りだすため、回路の影響を受けずに検出コイルのQの変
化を確実に検出することができるので、検出コイルの性
能を十分に発揮できてレスポンスが良好であると共に、
コンパレータの次段以降は全て温度や電圧の影響を受け
ないデジタル回路で構成されているため安定性が高く、
両者が相俟って長距離の検出が可能となった。
ァアンプ(高入力抵抗の増幅器)を通して減衰波形をと
りだすため、回路の影響を受けずに検出コイルのQの変
化を確実に検出することができるので、検出コイルの性
能を十分に発揮できてレスポンスが良好であると共に、
コンパレータの次段以降は全て温度や電圧の影響を受け
ないデジタル回路で構成されているため安定性が高く、
両者が相俟って長距離の検出が可能となった。
また、パルスによって共振回路を駆動しているため、従
来のように常時コイルを交流電流によって励磁する必要
はなく、消費電流が少なくてすみ省エネルギー型にする
ことができた。
来のように常時コイルを交流電流によって励磁する必要
はなく、消費電流が少なくてすみ省エネルギー型にする
ことができた。
さらに、減衰波形の違いに着目して特定回数目の振動波
形を検出情報として一定の電圧レベルで比較するように
しているので、検出対象を確実に把握することができ、
信頼性の高い近接スイッチとすることができた。
形を検出情報として一定の電圧レベルで比較するように
しているので、検出対象を確実に把握することができ、
信頼性の高い近接スイッチとすることができた。
さらにまた、N進カウンタのカウントの積算は比較出力
がある間は減衰波形に同期してカウントし、比較出力が
ない場合には内部クロックを選択するようにしているた
め、nカウント目の検出についても誤差が生じることな
く行うことができる。
がある間は減衰波形に同期してカウントし、比較出力が
ない場合には内部クロックを選択するようにしているた
め、nカウント目の検出についても誤差が生じることな
く行うことができる。
従って、長距離の検出領域を有することができるように
なったことから、従来では利用すること4゜ ができなかった凹凸の大きい物体の検出も可能となった
と共に、たとえば食品産業において製造行程でネジ・ワ
ッシャ・針等の微小な金属部品が食品に混入した場合で
も最終検査段階において本発明の近接スイッチで検査す
れば、不良品の販売やその後の事故を未然に防止するこ
とができる等、その利用範囲は大きい。
なったことから、従来では利用すること4゜ ができなかった凹凸の大きい物体の検出も可能となった
と共に、たとえば食品産業において製造行程でネジ・ワ
ッシャ・針等の微小な金属部品が食品に混入した場合で
も最終検査段階において本発明の近接スイッチで検査す
れば、不良品の販売やその後の事故を未然に防止するこ
とができる等、その利用範囲は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の近接スイッチの一実施例を示すブロッ
ク図、第2図は共振回路の減衰波形を示す波形図、第3
図は共振回路の等価回路図、第4図はクロック選択回路
のブロック図、第5図は各ブロックの入出力波形図、第
6図は従来例のブロック図、第7図は同動作波形図であ
る。 尚、図中1・・・コイル、2・・・コンデンサ、3・・
・バッファアンプ、4・5・・・コンパレータ、6・・
・クロック選択回路、7・・・パルス発振回路、8・・
・16進カウンタ、9・・・同期回路、10・・・出力
回路、11・・・ドライブ回路。 以 上
ク図、第2図は共振回路の減衰波形を示す波形図、第3
図は共振回路の等価回路図、第4図はクロック選択回路
のブロック図、第5図は各ブロックの入出力波形図、第
6図は従来例のブロック図、第7図は同動作波形図であ
る。 尚、図中1・・・コイル、2・・・コンデンサ、3・・
・バッファアンプ、4・5・・・コンパレータ、6・・
・クロック選択回路、7・・・パルス発振回路、8・・
・16進カウンタ、9・・・同期回路、10・・・出力
回路、11・・・ドライブ回路。 以 上
Claims (1)
- 1、所定の間隔で減衰振動を繰り返し、金属物体との距
離に比例して減衰時間が短縮する共振回路と、この共振
回路の減衰波形を入力するバッファアンプと、このバッ
ファアンプの出力を複数の電圧レベルで比較し、それぞ
れの比較値を出力する比較回路と、上記電圧レベルのう
ち絶対値の小さいレベルの比較値で上記減衰波形と同期
してクロックをカウントすると共に上記比較出力が停止
すればクロック選択回路によって内部クロックを連続し
てカウントするN進カウンタと、上記N進カウンタのn
カウント目に判定タイミング信号を出力し、このタイミ
ングで上記電圧レベルのうち絶対値の大きいレベルの比
較信号が出力されない場合に金属物体の検出を検知する
同期回路とを備えると共に、上記N進カウンタのNカウ
ント目に上記共振回路を駆動することを特徴とする近接
スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20090788A JPH0250521A (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 近接スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20090788A JPH0250521A (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 近接スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0250521A true JPH0250521A (ja) | 1990-02-20 |
Family
ID=16432249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20090788A Pending JPH0250521A (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 近接スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0250521A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007026799A1 (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-08 | Azuma Systems Co., Ltd. | 近接センサ及び近接検出方法 |
JP2017185211A (ja) * | 2016-03-14 | 2017-10-12 | グローバス メディカル インコーポレイティッド | 中空管内への手術器具の挿入を検出するための金属検出器 |
-
1988
- 1988-08-10 JP JP20090788A patent/JPH0250521A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007026799A1 (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-08 | Azuma Systems Co., Ltd. | 近接センサ及び近接検出方法 |
JP2017185211A (ja) * | 2016-03-14 | 2017-10-12 | グローバス メディカル インコーポレイティッド | 中空管内への手術器具の挿入を検出するための金属検出器 |
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