JPH02503811A - ドア自動閉鎖装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ドア自動閉鎖装置 本発明はドア自動閉鎖装置であって、閉鎖軸を負荷するばね部材と、閉鎖運動を 緩衝するのに役立つ油圧ピストンとが同じケーシング内に配置されておシ、油圧 ピストンが外側から制御されて、半径方向の複数の絞り孔の間で上記ケーシング 内を移動させられており、これらの絞り孔が溢流通路を介して互いに連通してお り、油圧ピストンの前方に形成されたケーシングの圧力室と、油圧ピストンの後 方に形成された無圧室とが、上記溢流通路及び絞シ弁を介して連通している形式 のものに関する。ドイツ工業規格１８２６３によれば、この場合、有利には薗車 駆動式ドア閉鎖装置又はクランク駆動式ドア閉鎖装置が開示されている。このよ うなドア閉鎖装置は、防火ドア、防煙ドア及び住居用にア、に使用される。ドア が自動的に閉鎖するために必要なエネルギーは、通常は圧縮コイルばねによって 得られる。閉鎖運動は油圧式絞り部材によって緩衝される。この場合、外側から 制御されて移動させられる油圧ピストンが、ケーシング内で半径方向の複数の絞 り孔の間に配置されており、これらの絞り孔は溢流通路を介して連通している。

油圧ぎストンの前方に形成されたケーシングの圧力室と、油圧ピストンの後方に 形成されたケーシングの無圧室とが、上記溢流通路及び絞り弁を介して連通して いる。

上記形式の公知ドア閉鎖装置では、ケーシングがダイカストケーシングとして、 又は適当な連続鋳造中空成形材の一部として、有利には軽金属から成る１つの部 材から形成されている。このようなケーシングにおいて、油圧ピストンのための 、わずかな公差を備えたシリンダ受容部と、所望される長い溢流通路と、絞り孔 との製作は困難であシ、そのためには特別な工作機械が必要とされる。閉鎖運動 のさいに生じる高い圧力のために、油圧ピストンのためのシリンダ受容部が公差 精度の大きいように製作されねばならない。特に、１つの部材から成るケーシン グ内において通常は油圧ピストンに対して平行に延びる溢流通路の製作は困難で ある。というのも、この溢流通路は油圧ピストンに対して横方向に設けられた絞 シ孔と、外側から又は内側から連通しているからである。

ＤＥ−ＰＳ第９５１　６９６号明細書にすでに提案されたように、溢流通路を成 す管状の導管が、分割されたケーシング内に設置されたドア閉鎖装置を緩衝する のに役立つ特別な油圧シリンダの外側に設けられている。しかし、溢流導管をこ のように油圧シリンダの外側に配置すると５摩になってしまう。

ＤＥ−ＰＳ第８２６８４９号明細書から公知なように、鋳込まれている溢流導管 を有する付加部が、ドア自動閉鎖装置のケーシングに一体的に鋳造されている。

シリンダ受容部を成す管状部材も、鋳造体として形成されたケーシング内に鋳込 まれている。このようなドア閉鎖装置のケーシングの製作は、高価かつ困難であ シ、管状部材が鋳型内で正確に位置決めされねばならない。さらに、製作された 鋳造ケーシング自体が比較的大きくてかさばるものとなる。

本発明の課題は、はじめに述べた形式のドア自動閉鎖装置のケーシングを容易に 製作することにある。

この課題は、本発明によればはじめに述べた形式のドア閉鎖装置において、ケー シングが管状の中空シリンダから形成されており、溢流通路が、中空シリンダ上 に密に載置された１つ又は複数の被覆部材によって中空シリンダの外側に形成さ れていることによって解決されている。

本発明によれば、一般に市販されている管状部材がドア閉鎖装置のケーシングと して使用されておシ、かつシリンダ受容部に関しては極めてわずかな公差しか有 していない。管状の中空シリンダの外面と、この上に密に載置された被覆部材と の間に溢流通路を形成することによって、従来は必要であった複雑な構成の孔が ドア閉鎖装置のケーシング（即ち、中空シリンダ）に形成されなくても済むよう になる。管状の中空シリンダの外形に適合した被覆部材は、その一部範囲におい てケーシングよりもほんのわずかに太きいだけでよい。

本発明の有利な構成によれば、被覆部材を成すトラフが管状の中空シリンダに外 側から溶接されている。

外側へ向かって押出されかつ管状の中空シリンダに向かって開放した中空型が、 上記トラフに設けられており、かつ管状の中空シリンダと共に溢流通路を形成し ている。このような被覆部材は、公知の溶接法によって管状の中空シリンダに固 定されており、この場合熱負荷が、公差のわずかなシリンダ受容部に作用を及ぼ すことはない。

本発明のさらに有利な構成によｎば、管状の中空シリンダはシリンダ受容部を成 す２つの半割シェルの間に密に配置されている。管状の中空シリンダへ向かって 開放した溝状の溢流通路が、一方の半割シェルに形成されておシ、バッキングが この溢流通路を取囲んでいる。この場合、複数の半径方向の絞シ孔とシリンダの 無圧室へ向かう１つの孔とが、管状の中空シリンダの、適当な上記溢流通路を閉 鎖する範囲に設けられている。上記２つのケーシング半割シェルは、締付は部材 、例えば複数のねじ結合部によって互いに締付けられており、この場合、管状の 中空シリンダが両半割シェルの内側に密に受容されている。

さらに本発明によれば、被覆部材が、接続する絞シ弁ケーシングと一体的な部材 として形成されている。

それによってこの場合、これら２つの部材（被覆部材及び絞９升ケーシング）が −緒に中空シリンダ上に密゛に載置されるようになり、有利には溶接によって中 空シリンダに固定される。

図示の実施例に基づき、本発明を以下に詳しく説明する。

第１図はシェル状に構成されたドア閉鎖装置のケーシングの正面図、第２図は第 １図によるケーシングの平面図、第６図は第２図による線分１−ＩＫＧつたケー シングの断面図、第４図は第６図による線分■−■に溢ったケーシングの断面図 、第５図は第２図による線分■−■に泊りたケーシングの断面図、第６図は第４ 図による線分■−ＩＶに泊った、管状の中空シリンダが取除かれた、ケーシング の断面図、第７図は別の実施例を示すドア閉鎖装置のケーシングの平面図、第８ 図は第７図による線分Ｖ−■に沿ったケーシングの断面図、第９図は第７図によ る線分■−■に沿ったケーシングの部分断面図、第１０図は第７図による線分） １−■に涜ったケーシングの部分断面図、第１１図はさらに別の実施例を示すド ア閉鎖装置のケーシングの、溢流通路範囲の部分縦断面図、第１２図は第１１図 による線分〜１１−　Ｘ１１Ｋ　Ｇつだケーシングの断面図である。

まず第１図から第６図までを参照されたＶ・。２つの半割シェル１及び２によっ てシリンダ受容部が形成されている。ドア閉鎖装置のケーシングを成す管状の中 空シリンダ６が、位置決めされかつ密に嵌合しながらシリンダ受容部内に受容さ れている。この場合、上記２りの半割シェル１，２は分割面４に関して互いに対 向して位置している。付加的なカバーが、符号３によって一点鎖線で示されてい る。両半割シェル１，２は、ねじ結合部５によって互いに締付けられている。

管状の中空シリンダ６の端部は、ストッパ６６によって閉鎖されている。図示さ れていない適当なリンク装置又はその類似物によって外側から制御されて移動さ せられる油圧ピストン８が、中空シリンダ６内を圧力室６１と無圧室６２とに分 割している。第４図かられかるように、半径方向の２つの絞り孔６３．６４が一 方では圧力室６１内に開口しており、他方ではシリンダの軸線に対して平行な、 半割シェル２内の溢流通路２１内に開口している。

第４図及び第６図かられかるように、溢流通路２１は管状の中空シリンダ６に向 かって溝状に開放するように、シリンダ受容部を成す半割シェル２に一体成形さ れている。バッキング受容部２２が溢流通路２１のまわりに一体成形されておシ 、成形バッキング９がバンキング受容部２２内にはめ込まれている。このような 箇所には他の形式のバッキングが使用されてもよい。

第５図及び第６図かられかるように、駆動リンク装置を貫通案内するのに役立つ 孔２３及び１２が、バッキング受容部２４によって取囲まれている。第５図では 、バッキング受容部２４内に受容されたバッキング１０が示されている。リンク 装置、例えば歯車駆動装置を挿入案内するために、上記孔２３，１２のような切 欠きが管状の中空シリンダ６の適当な箇所に形成されている。

上記のようなドア閉鎖装置を有するドアが閉鎖運動を行うさいには、油圧ピスト ン８がストッパ６６に向かって移動する。それによって油圧液体は、圧力室６１ から絞シ孔６３．６４を通って流出し、次いで溢流通路２１を介して絞シ弁７へ 到達し、最後に絞υ弁７かも無圧室６２内へ流入する。この場合、絞シ弁７の弁 円錐部７１は、弁座として中空シリンダ６に形成された孔内へ突入している。絞 シ弁７はバッキング７２と共に半割シェル２内へ半径方向に差込まれており、か つ外側から調節可能である。

第６図かられかるように、中空シリンダ６は半割シェル１及び２の間に位置決め されている。そのために、半割シェル１に設けられたカム１１が、中空シリンダ ６の外周に設けられた適当な凹部６７内へ保合している。

製造技術蕉より安価な、ドア閉＠装置のケーシングの構成が、第７図から第１０ 図までに示されている。

このケーシングは管状の中空シリンダ１０６から形成されており、油圧ピストン １０８が中空シリンダ１０６の内部に受容されている。中空シリンダ１０６は、 内径にわずかな公差のある一般に市販されている管の−部であってもよい。油圧 的な緩衝を行うために、２つの絞シ孔１６３及び１６４が半径方向で中空シリン ダ１０６に形成されている。溢流通路１２１は中空シリンダ１０６の外側に設け られている。トラフ１０２がこの溢流通路１２１を形成しておシ、かつ適当な溶 接法によって管状の中空シリンダ１０６上に密に固定されているｏ　トラフ１０ ２に続いて絞シ弁１０７もしくは弁ケーシングが、中空シリンダ１０６上に載置 されている。この弁ケーシングは、溶接法又は適当な他の結合手段によって中空 シリンダ１０６に固定することができる。絞シ孔１６３及び１６４が、溢流通路 １２１を介して無圧室へ向かう孔１６５と連通している。絞シ弁１０７の弁円錐 部は、この孔１６５に対向して作用している。

例えば油圧ピストン１０８を移動させる歯車駆動装置を駆動するだめのリンク装 置を密に支承するために、ブシュ１１２もしくは１２３が中空シリンダ１０６の 軸線に対して横方向に中空シリンダ１０６に設けらｎている。固定条片１０３が 、中空シリンダ１０６から成るケーシングを固定するのに役立っている。

第１１図及び第１２図には、ドア自動閉＠装激の管状の中空シリンダ２０６が示 されている。この中空シリンダ２０６では、溢流孔２２１が絞り孔２６３゜２６ ４及び２６５の範囲の外側で、溝状の凹部によって形成されている。部分的にシ ェル状の被覆部材２０２が、この凹部上に密に載置されており、有利には溶接に よって凹部に固定されている。被覆部材２０２は、玖り弁２０７のケーシングと 一体成形さｎている。

国際調査報告 国際調査報告　　　。Ｅ　８８００３４７

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．ドア自動閉鎖装置であつて、閉鎖軸を負荷するばね部材と、閉鎖運動を緩衝 するのに役立つ油圧ピストンとが同じケーシング内に配置されており、油圧ピス トンが外側から制御されて、半径方向の複数の絞り孔の間で上記ケーシング内を 移動させられており、これらの絞り孔が溢流通路を介して互いに連通しており、 油圧ピストンの前方に形成されたクーシングの圧力室と、油圧ピストンの後方に 形成された無圧室とが、上記溢流通路及び絞り弁を介して連通している形式のも のにかいて、ケーシングが管状の中空シリンダ（６，１０６，２０６）から形成 されており、溢流通路（２１，１２１，２２１）が、中空シリンダ（６，１０６ ，２０６）上に密に載置された１つ又は複数の被覆部材（２，１０２，２０２） によつて中空シリンダ（６，１０６，２０６）の外側に形成されていることを特 徴とするドア自動閉鎖装置。
2. ２．管状の中空シリンダ（６）が、シリンダ受容部を成す２つの半割シェル（１ ，２）の間に密に配置されており、管状の中空シリンダ（６）に向かつて開放し た溝状の溢流通路（２１）が、一方の半割シェル（２）に形成されており、成形 パツキング（９）がこの溢流通路（２１）を取囲んでおり、この場合、複数の半 径方向の絞り孔（６３，６４）とシリンダの無圧室（６２）へ向かう１つの孔（ ６５）とが、管状の中空シリンダ（６）の、適当な上記溢流通路（２１）を閉鎖 する範囲に設けられていることを特徴とする請求項１記載のドア閉鎖装置。
3. ３．管状の中空シリンダ（６）がその端面側で、両半割シェル（１，２）と面一 になるようにストツパ（６６）によつて密に閉鎖されていることを特徴とする請 求項２記載のドア閉鎖装置。
4. ４．溢流通路（２１）のまわりを取囲む、適当な凹状の受容部（２２）内に、成 形パツキング（９）が配置されていることを特徴とする請求項２記載のドア閉鎖 装置。
5. ５．管状の中空シリンダ（６）において、無圧室（６２）に向かつて案内される 半径方向の孔（６５）に升座が形成されており、この升座が、半割シェル（２） 内に配置されて外側から調節され得る絞り弁（７）の半径方向の弁円錐部（７１ ）と協働することを特徴とする請求項２記載のドア閉鎖装置。
6. ６．管状の中空シリンダ（６）がシリンダ受容部を成す２つの半割シェル（１， ）の間で、互いに係合する部材（１１，６７）によつて位置決めされていること を特徴とする請求項２記載のドア閉鎖装置。
7. ７．被覆部材（１０２）を成すトラフが管状の中空シリンダ（１０６）に外側か ら溶接されており、外側へ向かつて押出されかつ管状の中空シリンダ（１０６） に向かつて開放した中空室が、上記トラフに設けられており、かつ管状の中空シ リンダ（１０６）と共に溢流通路（１２１）を形成していることを特徴とする請 求項１記載のドア閉鎖装置。
8. ８．溢流通路（２２１）を成す溝が、管状の中空シリンダ（２０６）に対して軸 平行にこの中空シリンダ（２０６）の外側に形成されており、部分的にシェル状 の被覆部材（２０２）が、溢流通路（２２１）上に密に溶接されていることを特 徴とする請求項１記載のドア閉鎖装置。
9. ９．絞り弁（１０７，２０７）のケーシングが、被覆部材（１０２，２０２）に 接続されていることを特徴とする請求項７又は８記載のドア閉鎖装置。