JPH0250208A - 載置体移動アクチュエータ - Google Patents
載置体移動アクチュエータInfo
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- JPH0250208A JPH0250208A JP63200550A JP20055088A JPH0250208A JP H0250208 A JPH0250208 A JP H0250208A JP 63200550 A JP63200550 A JP 63200550A JP 20055088 A JP20055088 A JP 20055088A JP H0250208 A JPH0250208 A JP H0250208A
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Landscapes
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Electron Beam Exposure (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体メモリ製造装置の一つである露光装置
、電子ビームやイオンビーム等を用いた加工機、LSI
用の検査装置、電子顕微鏡(SEM)、走査型トンネル
顕微鏡(STM)。
、電子ビームやイオンビーム等を用いた加工機、LSI
用の検査装置、電子顕微鏡(SEM)、走査型トンネル
顕微鏡(STM)。
マイクロメカニズムやマイクロレンズの製造装置等の分
野または細胞操作や細胞微細検査などの医療バイオの分
野等において、被検試料や被加工体が載置される位置決
め用テーブルまたは他の載置体を移動させるための載置
体移動アクチュエータに関する。
野または細胞操作や細胞微細検査などの医療バイオの分
野等において、被検試料や被加工体が載置される位置決
め用テーブルまたは他の載置体を移動させるための載置
体移動アクチュエータに関する。
従来より、移動台上に被検試料や被加工体を載置し、移
動台をX、Y方向へ移動させることにより、移動台上に
載置された被検試料の検査を行なったり、被加工体に加
工を加えたりする技術は存在していた。
動台をX、Y方向へ移動させることにより、移動台上に
載置された被検試料の検査を行なったり、被加工体に加
工を加えたりする技術は存在していた。
第29図はこのような従来技術を示す第1の従来例であ
り、移動ステージの構造を示す斜視図である。同図に示
す移動ステージ1は、被検試料や被加工体等を載置可能
なXステージ2と、このXステージを支持するYステー
ジとを、互いに直交する方向に移動させて載置体をX、
Y方向に移動させるよう構成されている。Xステージ2
およびYステージ3はそれぞれ二本のガイドレール4゜
5にてスライド可能に保持されている。そして各送りね
じ機構6を、DCモータ等の回転型モータ7.8により
回転させることにより、同モータの回転運動を直線運動
に変換して、Xステージ2およびYステージ3へのX、
Y方向への駆動力として与えている。
り、移動ステージの構造を示す斜視図である。同図に示
す移動ステージ1は、被検試料や被加工体等を載置可能
なXステージ2と、このXステージを支持するYステー
ジとを、互いに直交する方向に移動させて載置体をX、
Y方向に移動させるよう構成されている。Xステージ2
およびYステージ3はそれぞれ二本のガイドレール4゜
5にてスライド可能に保持されている。そして各送りね
じ機構6を、DCモータ等の回転型モータ7.8により
回転させることにより、同モータの回転運動を直線運動
に変換して、Xステージ2およびYステージ3へのX、
Y方向への駆動力として与えている。
上記構成の移動ステージ1は、移動ステージ1自体の剛
性が高く外部振動の影響を受けにくく、しかもXステー
ジ2およびYステージ3の移動距離が長いものとなる。
性が高く外部振動の影響を受けにくく、しかもXステー
ジ2およびYステージ3の移動距離が長いものとなる。
第300図は第2の従来例である移動ステージの構成を
示す斜視図である。同図に示す移動ステージ10は、X
YXステージ1の四隅を四つの切欠ばね12a〜12d
を介して固定台13に固定させている。またXYXステ
ージ1の下には、金属性の球16を4箇所に配置して、
XYXステージ1を支えている。固定台13の直交する
二つの内側壁には積層圧電アクチュエータ14.15の
各一端が固定され、各他端すなわち変位端が上記内側壁
に対向しているXYXステージ1の二側壁にそれぞれ当
接している。
示す斜視図である。同図に示す移動ステージ10は、X
YXステージ1の四隅を四つの切欠ばね12a〜12d
を介して固定台13に固定させている。またXYXステ
ージ1の下には、金属性の球16を4箇所に配置して、
XYXステージ1を支えている。固定台13の直交する
二つの内側壁には積層圧電アクチュエータ14.15の
各一端が固定され、各他端すなわち変位端が上記内側壁
に対向しているXYXステージ1の二側壁にそれぞれ当
接している。
上記構成の移動ステージ10は、上記積層圧電アクチュ
エータ14.15に電圧を印加することにより、XYX
ステージ1をX、Y方向に精度よく移動させることがで
きる。そして積層圧電アクチュエータ14および15に
印加する電圧の大きさを調整することにより、X方向お
よびY方向への変位量を調整することができる。しかも
この移動ステージ10は、圧電アクチュエータ駆動方式
のものである為、レスポンスが速いという利点を有して
いる。さらに単一のテーブルを同一平面内でX、Y方向
に移動させることができるので、移動ステージ10を薄
型化できる。
エータ14.15に電圧を印加することにより、XYX
ステージ1をX、Y方向に精度よく移動させることがで
きる。そして積層圧電アクチュエータ14および15に
印加する電圧の大きさを調整することにより、X方向お
よびY方向への変位量を調整することができる。しかも
この移動ステージ10は、圧電アクチュエータ駆動方式
のものである為、レスポンスが速いという利点を有して
いる。さらに単一のテーブルを同一平面内でX、Y方向
に移動させることができるので、移動ステージ10を薄
型化できる。
(発明が解決しようとする課題)
第1の従来例は、剛性、移動距離(変位量)の点ではす
ぐれているが、Xステージ2およびYステージ3に設け
た挿入孔にガイドレール4,5および送りねじ機構6を
挿入する構造になっているので、カイトレール4.5と
挿入孔との間および送りねじと挿入孔との間にガタッキ
が生じ易く、移動位置精度が悪い欠点がある。またモー
タ駆動方式であるため、レスポンスが悪いという欠点が
ある。特にYステージ3は、その上にXステージ2やX
ステージ固定台等が載置されるため、Xステージ2に比
べて一層レスポンスが悪くなる。さらにX、Yステージ
が二重構造となっている為、各部寸法が大きくなり、装
置が大型化してしまうという欠点を有している。
ぐれているが、Xステージ2およびYステージ3に設け
た挿入孔にガイドレール4,5および送りねじ機構6を
挿入する構造になっているので、カイトレール4.5と
挿入孔との間および送りねじと挿入孔との間にガタッキ
が生じ易く、移動位置精度が悪い欠点がある。またモー
タ駆動方式であるため、レスポンスが悪いという欠点が
ある。特にYステージ3は、その上にXステージ2やX
ステージ固定台等が載置されるため、Xステージ2に比
べて一層レスポンスが悪くなる。さらにX、Yステージ
が二重構造となっている為、各部寸法が大きくなり、装
置が大型化してしまうという欠点を有している。
また第2の従来例は、小型(薄型)で、高い移動位置精
度が得られしかもレスポンスが良いという利点を有して
いるが、XYXステージ1の移動のガイドを切欠ばね1
2a〜12dを用いて行なっているため、剛性が低く外
部からの振動の影響を受は易い。しかも切欠ばね12a
〜12dの弾性変形限界以上の変位量は得ることができ
ないので、XYXステージ1の移動距離が限られてしま
う。その結果、高い精度を要求される小型な移動ステー
ジには適しているが比較的大きな変位量を必要とする大
型移動ステージとしては用いることができず、限られた
範囲の用途にしか利用することができなかった。
度が得られしかもレスポンスが良いという利点を有して
いるが、XYXステージ1の移動のガイドを切欠ばね1
2a〜12dを用いて行なっているため、剛性が低く外
部からの振動の影響を受は易い。しかも切欠ばね12a
〜12dの弾性変形限界以上の変位量は得ることができ
ないので、XYXステージ1の移動距離が限られてしま
う。その結果、高い精度を要求される小型な移動ステー
ジには適しているが比較的大きな変位量を必要とする大
型移動ステージとしては用いることができず、限られた
範囲の用途にしか利用することができなかった。
そこで本発明の目的は、大きな変位量を得ることができ
ると共に、高精度でしかもレスポンスが良く、外部から
の振動の影響を受けに<<、薄型化およびコンパクト化
が可能で、さらに載置体をX、Y方向に移動させるだけ
でなく回転動作をも行なわせ得る載置体移動アクチュエ
ータを提供することにある。
ると共に、高精度でしかもレスポンスが良く、外部から
の振動の影響を受けに<<、薄型化およびコンパクト化
が可能で、さらに載置体をX、Y方向に移動させるだけ
でなく回転動作をも行なわせ得る載置体移動アクチュエ
ータを提供することにある。
本発明は上記課題を解決し目的を達成するために次のよ
うな手段を講じた。すなわち、マトリクス状に配列され
た複数の駆動力発生要素を同一平面上に配置し、それぞ
れ隣り合う駆動力発生要素の駆動力発生方向を互いに直
交するようにした駆動手段と、この駆動手段の駆動力発
生要素に接触または近接して配設される載置体とからな
り、前記駆動手段により前記載置体を平面上の任意の方
向に移動させるようにした。
うな手段を講じた。すなわち、マトリクス状に配列され
た複数の駆動力発生要素を同一平面上に配置し、それぞ
れ隣り合う駆動力発生要素の駆動力発生方向を互いに直
交するようにした駆動手段と、この駆動手段の駆動力発
生要素に接触または近接して配設される載置体とからな
り、前記駆動手段により前記載置体を平面上の任意の方
向に移動させるようにした。
また長さ方向に波状曲面を有する振動体およびこの振動
体に振動を励起させる圧電素子からなる超音波リニアモ
ータを、振動体が互いに接触しない様に格子状に複数個
組合わせ、波状曲面の波頭部を同一平面上にマトリクス
状に配置し、この波頭部に接触するように載置体を配設
するようにした。
体に振動を励起させる圧電素子からなる超音波リニアモ
ータを、振動体が互いに接触しない様に格子状に複数個
組合わせ、波状曲面の波頭部を同一平面上にマトリクス
状に配置し、この波頭部に接触するように載置体を配設
するようにした。
また固定台と、この固定台の表面上にマトリクス状に配
列して設けられた複数のストライプ状電極からなる固定
台電極と、前記固定台上に近接し載置体電極との間に誘
電体層を介して、静電引力を及ぼすことにより載置体を
移動させるように構成した。
列して設けられた複数のストライプ状電極からなる固定
台電極と、前記固定台上に近接し載置体電極との間に誘
電体層を介して、静電引力を及ぼすことにより載置体を
移動させるように構成した。
固定台電極および載置体電極における複数のストライプ
状電極は、形状が長方形をなし、かつ隣り合う電極どう
しでその長さ方向が互いに直交するように交互に配置す
るようにした。
状電極は、形状が長方形をなし、かつ隣り合う電極どう
しでその長さ方向が互いに直交するように交互に配置す
るようにした。
上記手段を講じたことにより次のような作用を呈する。
すなわち、マトリクス状に配列された複数の駆動力発生
要素を駆動すると、隣り合う駆動力発生要素からは互い
に直交する方向の駆動力が発生するのでこの駆動力の発
生のさせ方を制御することにより、駆動力発生要素に接
触または近接して配設された載置体を任意の方向へ移動
させ得る。
要素を駆動すると、隣り合う駆動力発生要素からは互い
に直交する方向の駆動力が発生するのでこの駆動力の発
生のさせ方を制御することにより、駆動力発生要素に接
触または近接して配設された載置体を任意の方向へ移動
させ得る。
また互いに接触しないように格子状に組合わされた波状
曲面を有する振動体に、圧電素子により励起された振動
を発生させると、波状曲面を有する振動体のマトリクス
状に配置された波頭部に駆動力が発生する。したがって
駆動力の発生のさせ方を制御すれば、この波頭部に接触
して配置されている載置体を任意の方向へ移動させ得る
。
曲面を有する振動体に、圧電素子により励起された振動
を発生させると、波状曲面を有する振動体のマトリクス
状に配置された波頭部に駆動力が発生する。したがって
駆動力の発生のさせ方を制御すれば、この波頭部に接触
して配置されている載置体を任意の方向へ移動させ得る
。
また固定台の表面上に設けたストライプ状電極からなる
固定台電極と、この固定台電極に対向して載置体の表面
に設けた載置体電極とに電圧を印加すると、上記両電極
間には誘電体層を介して静電引力が働くので、この静電
引力の発生のさせ方を制御することにより、載置体を任
意の方向へ移動させ得る。
固定台電極と、この固定台電極に対向して載置体の表面
に設けた載置体電極とに電圧を印加すると、上記両電極
間には誘電体層を介して静電引力が働くので、この静電
引力の発生のさせ方を制御することにより、載置体を任
意の方向へ移動させ得る。
また固定台電極および載置体電極を構成するストライプ
状電極は長方形をなしており、かっこの長方形に形成さ
れたストライプ状電極が隣り合う電極どうしでその長さ
方向が互いに直交するように配置されているので、固定
台電極および載置体電極に対する印加電圧を制御するこ
とにより、裁置体に方向性をもった静電引力が与えられ
、載置体を任意の方向へ移動させ得る。
状電極は長方形をなしており、かっこの長方形に形成さ
れたストライプ状電極が隣り合う電極どうしでその長さ
方向が互いに直交するように配置されているので、固定
台電極および載置体電極に対する印加電圧を制御するこ
とにより、裁置体に方向性をもった静電引力が与えられ
、載置体を任意の方向へ移動させ得る。
なお精度が良いということは、そのアクチュエータが単
位印加電圧当りの変位量が小さいということ、すなわち
入力に対し変位分解能が良いということがベースにある
が、仮にヒステレシス、クリープ、熱膨脹があったとし
ても、高精度の変位センサーを併用し、クローズトルー
プを組むことにより高精度の分解能を実現されるもので
あれば、そのアクチュエータは精度が良いと一般的に表
現している。本発明においても、同様のことが言える。
位印加電圧当りの変位量が小さいということ、すなわち
入力に対し変位分解能が良いということがベースにある
が、仮にヒステレシス、クリープ、熱膨脹があったとし
ても、高精度の変位センサーを併用し、クローズトルー
プを組むことにより高精度の分解能を実現されるもので
あれば、そのアクチュエータは精度が良いと一般的に表
現している。本発明においても、同様のことが言える。
本発明の実施例を具体的に説明する前に、本発明に係る
載置体移動アクチュエータの駆動原理について説明する
。
載置体移動アクチュエータの駆動原理について説明する
。
本発明の特徴は、第29図、第30図に示した従来の移
動ステージ1.10の構造が、−軸につき一つのアクチ
ュエータ(7,8,14,15)をステージの側壁に取
付けて駆動しているのに対し、同一平面上にX、X方向
または回転方向に力を発生させる多数の駆動力発生要素
を規則正しくマトリクス状に配列し、このように配列さ
れた駆動力発生要素上に載置された載置体を摩擦力また
は静電力により変位させるようにした点にある。
動ステージ1.10の構造が、−軸につき一つのアクチ
ュエータ(7,8,14,15)をステージの側壁に取
付けて駆動しているのに対し、同一平面上にX、X方向
または回転方向に力を発生させる多数の駆動力発生要素
を規則正しくマトリクス状に配列し、このように配列さ
れた駆動力発生要素上に載置された載置体を摩擦力また
は静電力により変位させるようにした点にある。
第1図は、点状の駆動力発生要素Pの配列状態を示す図
である。同図に示すように、点状の駆動力発生要素Pは
固定台20上に同一平面を形成するように多数規則正し
くマトリクス状に配列されている。このように配列され
た点状の駆動力発生要素Pに印加する電圧を制御するこ
とにより、各駆動力発生要素Pに任意の方向への駆動力
を発生させるものである。上記点状の駆動力発生要素P
による駆動原理は、超音波モータの原理と同じである。
である。同図に示すように、点状の駆動力発生要素Pは
固定台20上に同一平面を形成するように多数規則正し
くマトリクス状に配列されている。このように配列され
た点状の駆動力発生要素Pに印加する電圧を制御するこ
とにより、各駆動力発生要素Pに任意の方向への駆動力
を発生させるものである。上記点状の駆動力発生要素P
による駆動原理は、超音波モータの原理と同じである。
すなわち、点状の駆動力発生要素Pに電力を供給して各
駆動力発生要素Pに逆圧電変位による楕円変位を発生さ
せ、この楕円変位が発生している部分に載置体を押圧す
る。そうすると、点状の駆動力発生要素Pと載置体との
間の摩擦力により、載置体はX方向、X方向または回転
方向に変位する。
駆動力発生要素Pに逆圧電変位による楕円変位を発生さ
せ、この楕円変位が発生している部分に載置体を押圧す
る。そうすると、点状の駆動力発生要素Pと載置体との
間の摩擦力により、載置体はX方向、X方向または回転
方向に変位する。
第2図は、面状の駆動力発生要素Qの配列状態を示す図
である。同図に示すように、面状の駆動力発生要素Qは
、固定台30上に規則正しくマトリクス状に配列されて
いる。上記面状の駆動力発生要素Qによる駆動原理は、
静電モータの原理と同じである。すなわち、固定台30
上に形成した電極に電圧を印加して電界を生じさせ、そ
の上に載置される載置体の表面との間に静電引力を生じ
させ、この静電引力を制御する。そうすると、載置体は
X方向、X方向または回転方向に変位する。
である。同図に示すように、面状の駆動力発生要素Qは
、固定台30上に規則正しくマトリクス状に配列されて
いる。上記面状の駆動力発生要素Qによる駆動原理は、
静電モータの原理と同じである。すなわち、固定台30
上に形成した電極に電圧を印加して電界を生じさせ、そ
の上に載置される載置体の表面との間に静電引力を生じ
させ、この静電引力を制御する。そうすると、載置体は
X方向、X方向または回転方向に変位する。
次に第3図〜第7図を参照して点状の駆動力発生要素P
による駆動原理についてさらに詳しく説明する。
による駆動原理についてさらに詳しく説明する。
第3図は超音波モータの駆動原理を示す図である。同図
に示すように、振動吸収体2122に支えられた細長い
板状をなす弾性体23の下側両端部に圧電素子24.2
5を取付け、この圧電素子24と25との間における弾
性体23上に載置体26を載置する。なお弾性体23は
鉄等の強磁性体で形成されており、載置体26は一部ま
たは全部が永久磁石で形成されている。
に示すように、振動吸収体2122に支えられた細長い
板状をなす弾性体23の下側両端部に圧電素子24.2
5を取付け、この圧電素子24と25との間における弾
性体23上に載置体26を載置する。なお弾性体23は
鉄等の強磁性体で形成されており、載置体26は一部ま
たは全部が永久磁石で形成されている。
かくして、圧電素子24を駆動して、弾性体23に矢印
Mで示すように図中右方向へ進行する屈曲振動波を発生
させると同時に、弾性体23に発生した屈曲振動波の振
動を吸収するように、圧電素子25を駆動すると、第4
図に示すように、弾性体23上の各質点P1〜P4には
楕円運動が生じる。この楕円運動は図中左回りの回転楕
円運動である。したがって、このような運動を行なって
いる弾性体、23上に、磁力により載置体26を適当な
押圧力で押圧すると、質点P1およびP2と載置体26
との接触面における摩擦力により、載置体26は矢印M
で示すように図中左方向へ移動する。
Mで示すように図中右方向へ進行する屈曲振動波を発生
させると同時に、弾性体23に発生した屈曲振動波の振
動を吸収するように、圧電素子25を駆動すると、第4
図に示すように、弾性体23上の各質点P1〜P4には
楕円運動が生じる。この楕円運動は図中左回りの回転楕
円運動である。したがって、このような運動を行なって
いる弾性体、23上に、磁力により載置体26を適当な
押圧力で押圧すると、質点P1およびP2と載置体26
との接触面における摩擦力により、載置体26は矢印M
で示すように図中左方向へ移動する。
第5図は波状曲面を有する薄板状の振動体(以下、波状
弾性体という)を用いた場合における、超音波リニアモ
ータの駆動原理を示す図である。
弾性体という)を用いた場合における、超音波リニアモ
ータの駆動原理を示す図である。
同図に示すように、波状弾性体27の両端は、振動吸収
体21.22で支持され、この波状弾性体27の両端部
近傍には圧電素子24.25が取付けられている。この
ような構成において、圧電素子24を屈曲振動波を発生
するように駆動し、この屈曲振動波を吸収するように圧
電素子25を駆動すると、波状弾性体27の各質点は回
転楕円運動を行なう。このとき波状弾性体27に発生す
る屈曲振動波の周期を大きくし、振幅を小さくすると、
波状弾性体27の波頭部P5〜P7は、第4図に示した
ものと同様の回転楕円運動を行なう。
体21.22で支持され、この波状弾性体27の両端部
近傍には圧電素子24.25が取付けられている。この
ような構成において、圧電素子24を屈曲振動波を発生
するように駆動し、この屈曲振動波を吸収するように圧
電素子25を駆動すると、波状弾性体27の各質点は回
転楕円運動を行なう。このとき波状弾性体27に発生す
る屈曲振動波の周期を大きくし、振幅を小さくすると、
波状弾性体27の波頭部P5〜P7は、第4図に示した
ものと同様の回転楕円運動を行なう。
したがってこのような運動を行なっている波状弾性体2
7に、6板状載置体28を押圧すると、板状載置体28
と波頭部P5.P6.P7に発生している回転楕円運動
の頂部との摩擦力により、板状載置体28は矢印Nで示
すように図中左方向に移動する。またこのような波状弾
性体27を複数個平行に並べ、この波状弾性体27上に
跨座するように板状裁置体28を載置するようにしても
、板状載置体28を波状弾性体27の長さ方向に移動さ
せることができる。なお圧電素子25を屈曲振動波を発
生させるように駆動し、発生した屈曲振動波を吸収する
ように圧電素子24を駆動することにより、板状載置体
28を上記とは逆に図中右方向へ移動させることができ
る。また波状弾性体27を二本平行に並べて設け、それ
ぞれの波状弾性体に発生する屈曲振動波の進行方向を互
いに逆方向にすることにより、二本の波状弾性体上に跨
座する如く載置された載置体を回転させることができる
。
7に、6板状載置体28を押圧すると、板状載置体28
と波頭部P5.P6.P7に発生している回転楕円運動
の頂部との摩擦力により、板状載置体28は矢印Nで示
すように図中左方向に移動する。またこのような波状弾
性体27を複数個平行に並べ、この波状弾性体27上に
跨座するように板状裁置体28を載置するようにしても
、板状載置体28を波状弾性体27の長さ方向に移動さ
せることができる。なお圧電素子25を屈曲振動波を発
生させるように駆動し、発生した屈曲振動波を吸収する
ように圧電素子24を駆動することにより、板状載置体
28を上記とは逆に図中右方向へ移動させることができ
る。また波状弾性体27を二本平行に並べて設け、それ
ぞれの波状弾性体に発生する屈曲振動波の進行方向を互
いに逆方向にすることにより、二本の波状弾性体上に跨
座する如く載置された載置体を回転させることができる
。
第6図は複数の波状弾性体27を互いに直交するように
配置した状態を示す図である。同図に示すように、波状
弾性体X1〜X4の各頂点には、波状弾性体Y1〜Y4
の各底部が位置し、波状弾性体Y1〜Y4の各頂点には
波状弾性体X1〜X4の各底部が位置している。すなわ
ち、波状弾性体X1〜X4と波状弾性体Y1〜Y4とが
互いに直交して織りなされており、かつ波″軟弾性体X
1〜X4およびY1〜Y4の波頭部Pijはすべて同一
平面上に位置している。
配置した状態を示す図である。同図に示すように、波状
弾性体X1〜X4の各頂点には、波状弾性体Y1〜Y4
の各底部が位置し、波状弾性体Y1〜Y4の各頂点には
波状弾性体X1〜X4の各底部が位置している。すなわ
ち、波状弾性体X1〜X4と波状弾性体Y1〜Y4とが
互いに直交して織りなされており、かつ波″軟弾性体X
1〜X4およびY1〜Y4の波頭部Pijはすべて同一
平面上に位置している。
第7図は第6図に示す如く織りなされた波状弾性体X1
〜X4およびY1〜Y4を上から見た状態を模式的に示
した図である。ここで波状弾性体X1〜X4に屈曲振動
波を発生させて、波頭部pH,P13.P22.P24
.P31゜P33.P42.P44にA方向への駆動力
が発生するような回転楕円運動を行なわせる。こうする
ことにより、載置体を図中右方向(A方向)へ移動させ
ることができる。また波状弾性体Y1〜Y4に屈曲振動
波を発生させて、波頭部P12.P14.P21.P2
3.P32゜P34.P41.P43にB方向への駆動
力が発生するような回転楕円運動を行なわせる。こうす
ることにより、載置体を図中上下方向(B方向)へ移動
させることができる。さらに波状弾性体X1〜X4およ
びY1〜Y4に同時に屈曲振動波を発生させ、各波頭部
pH,P12・・・P43゜P44にC方向への駆動力
が発生するような回転楕円運動を発生させる。すなわち
、XI、X2の各波頭部pH,P22.P31.P42
.にはA方向への駆動力を発生させ; X3.X4の各
波頭部P13.P24.P23.P44には−A左方向
の駆動力を発生させ、Yl、Y2の各波頭部P12.P
14.P21.P23にはB方向への駆動力を発生させ
、Y3.Y4の各波頭部P22゜P24.P41.P4
3には−B方向への駆動力を発生させる。そうすること
により、載置体を回転させることができる。
〜X4およびY1〜Y4を上から見た状態を模式的に示
した図である。ここで波状弾性体X1〜X4に屈曲振動
波を発生させて、波頭部pH,P13.P22.P24
.P31゜P33.P42.P44にA方向への駆動力
が発生するような回転楕円運動を行なわせる。こうする
ことにより、載置体を図中右方向(A方向)へ移動させ
ることができる。また波状弾性体Y1〜Y4に屈曲振動
波を発生させて、波頭部P12.P14.P21.P2
3.P32゜P34.P41.P43にB方向への駆動
力が発生するような回転楕円運動を行なわせる。こうす
ることにより、載置体を図中上下方向(B方向)へ移動
させることができる。さらに波状弾性体X1〜X4およ
びY1〜Y4に同時に屈曲振動波を発生させ、各波頭部
pH,P12・・・P43゜P44にC方向への駆動力
が発生するような回転楕円運動を発生させる。すなわち
、XI、X2の各波頭部pH,P22.P31.P42
.にはA方向への駆動力を発生させ; X3.X4の各
波頭部P13.P24.P23.P44には−A左方向
の駆動力を発生させ、Yl、Y2の各波頭部P12.P
14.P21.P23にはB方向への駆動力を発生させ
、Y3.Y4の各波頭部P22゜P24.P41.P4
3には−B方向への駆動力を発生させる。そうすること
により、載置体を回転させることができる。
次に第8図〜第14図を参照して、第2図に示した面状
の駆動力発生要素Qによる駆動原理について説明する。
の駆動力発生要素Qによる駆動原理について説明する。
第8図は面状の駆動力発生要素Qの駆動源である静電力
の発生原理を示す図である。同図に示すように、電極板
31と32とを対向位置をズラし8た状態でかつ平行に
して対向させる。そして二枚のlli極阪31.32に
リード線33a、33bを介して直流電源34から電圧
を印加する。そうすると電極板31.32の面方向に力
Fが発生する。
の発生原理を示す図である。同図に示すように、電極板
31と32とを対向位置をズラし8た状態でかつ平行に
して対向させる。そして二枚のlli極阪31.32に
リード線33a、33bを介して直流電源34から電圧
を印加する。そうすると電極板31.32の面方向に力
Fが発生する。
この力Fは電極板31と32との間に介在している誘電
体の誘電率と印加電圧との二乗に比例する。
体の誘電率と印加電圧との二乗に比例する。
このような電極対(31,32)を多数配列し、多相駆
動することにより、リニアモータや回転型モータを作る
ことができる。ここで、電極板31と32との間の静電
容ff1Cは、 C−εoxN/z である。なおε。は真空の誘電率
(比誘電率εrの膜のときはε0の代りにε0・ε「を
用いる)、Xは電極板31と32とが重なっている部分
の長さ、2は電極板31と32との距離、pは電極板3
1.32の長さ方向の幅である。また電極対(31,3
2)間に蓄積し得る静電エネルギーWeは、 W e −CV 2/ 2 となる。なおVは印加電
圧である。また図中X方向に働く力Fxは、仮想変位の
方法より、 FX = (aWe/a x)v−t −v2 εI) / 2 z
・・・ (1)となる。したがって電極板31.3
2の面方向に働く静電力Fは、電極板31と32との重
なり幅Xには左右されず、電極板間の距離2が小さいほ
どX方向には大きな静電力が働く。またZ方向に働く静
電引力FZは、 Fz = (f3We/a z) v−t=−V2 ε
Q xfl /2 z2 − (2)とな
る。(2)式から明かなように、Z方向に働く静電引力
Fz (電極板間引力)は、Xの大きさに比例した大
きさになる。
動することにより、リニアモータや回転型モータを作る
ことができる。ここで、電極板31と32との間の静電
容ff1Cは、 C−εoxN/z である。なおε。は真空の誘電率
(比誘電率εrの膜のときはε0の代りにε0・ε「を
用いる)、Xは電極板31と32とが重なっている部分
の長さ、2は電極板31と32との距離、pは電極板3
1.32の長さ方向の幅である。また電極対(31,3
2)間に蓄積し得る静電エネルギーWeは、 W e −CV 2/ 2 となる。なおVは印加電
圧である。また図中X方向に働く力Fxは、仮想変位の
方法より、 FX = (aWe/a x)v−t −v2 εI) / 2 z
・・・ (1)となる。したがって電極板31.3
2の面方向に働く静電力Fは、電極板31と32との重
なり幅Xには左右されず、電極板間の距離2が小さいほ
どX方向には大きな静電力が働く。またZ方向に働く静
電引力FZは、 Fz = (f3We/a z) v−t=−V2 ε
Q xfl /2 z2 − (2)とな
る。(2)式から明かなように、Z方向に働く静電引力
Fz (電極板間引力)は、Xの大きさに比例した大
きさになる。
したがって、(1)式および(2)式より、2を小さく
して電極板31と32との間を狭くすれば、単位体積当
りの蓄積エネルギーを大きくすることができる。
して電極板31と32との間を狭くすれば、単位体積当
りの蓄積エネルギーを大きくすることができる。
第9図は力学的駆動源と°して、その基本要素となる電
極対を多数配列した状態を示す図である。
極対を多数配列した状態を示す図である。
同図に示すように、固定台40上に幅dの電極板35a
〜35c、36a 〜36c、37a 〜37cを、
所定の間隔で配列する。そして電極板35a〜35cを
同電位となるように結線し、端子A1に接続する。この
電極板35a〜35cをセットASと呼ぶ。同様にして
電極板36a〜36cを同電位となるように結線して端
子B1に接続し、これをセットBSとなし、電極板37
a〜37cを同電位となるように結線して端子C1に接
続し、これをセットC8となす。このときセットASと
セットBSとの間にはd/3の間隔をあけ、セットBS
とセットC8との間には7d/3の間隔をあける。この
ように形成されたセットAS、BS、C3に対し、一定
の距離を隔てて載置体50が配置されている。この載置
体50には複数の電極板51a、51b・・・からなる
電極配列体51が設けられている。なお電極配列体51
を形成する各電極板51a、51b・・・は各4幅dを
有しており、しかも各電極板51a。
〜35c、36a 〜36c、37a 〜37cを、
所定の間隔で配列する。そして電極板35a〜35cを
同電位となるように結線し、端子A1に接続する。この
電極板35a〜35cをセットASと呼ぶ。同様にして
電極板36a〜36cを同電位となるように結線して端
子B1に接続し、これをセットBSとなし、電極板37
a〜37cを同電位となるように結線して端子C1に接
続し、これをセットC8となす。このときセットASと
セットBSとの間にはd/3の間隔をあけ、セットBS
とセットC8との間には7d/3の間隔をあける。この
ように形成されたセットAS、BS、C3に対し、一定
の距離を隔てて載置体50が配置されている。この載置
体50には複数の電極板51a、51b・・・からなる
電極配列体51が設けられている。なお電極配列体51
を形成する各電極板51a、51b・・・は各4幅dを
有しており、しかも各電極板51a。
51b・・・は距離dの間隔で基板52上に配列されて
いる。なおセットAS、BS、C3と電極配列体51と
の間には比誘電率εrで粘性抵抗の小さい媒体(不図示
)が介在している。
いる。なおセットAS、BS、C3と電極配列体51と
の間には比誘電率εrで粘性抵抗の小さい媒体(不図示
)が介在している。
上記の如く構成されたセットAS、BS、C3の各端子
Al、Bl、C1に、第10図に示す三相電圧AVI、
BV2.CV3をそれぞれ印加する。そうすると、セッ
トAS、BS、C3の電極板35a 〜35c、36a
〜36c、37a 〜37cと電極配列体51の電極
板51a・・・との電極板のうち、ズして対向している
電極板には、力FXが働き、載置体50は図中右方向へ
移動する。
Al、Bl、C1に、第10図に示す三相電圧AVI、
BV2.CV3をそれぞれ印加する。そうすると、セッ
トAS、BS、C3の電極板35a 〜35c、36a
〜36c、37a 〜37cと電極配列体51の電極
板51a・・・との電極板のうち、ズして対向している
電極板には、力FXが働き、載置体50は図中右方向へ
移動する。
また同様に、第11図に示す三相の電圧AV4゜BV5
.CV6をセットAS、BS、C3(7)端子AI、B
l、C1にそれぞれ印加すると、載置体50は図中左方
向へ移動する。
.CV6をセットAS、BS、C3(7)端子AI、B
l、C1にそれぞれ印加すると、載置体50は図中左方
向へ移動する。
第12図(a)は、駆動力発生要素Qの一例を示す図で
あり、第9図に示したセットAS、BS。
あり、第9図に示したセットAS、BS。
CSを二周期分配列して一つの駆動力発生要素41を構
成している。上記駆動力発生要素41を構成するセット
ASは、第12図(b)に示すように、幅dの電極板3
5a、35b、35cm・・が間隔dでストライプ状を
なすように配列されている。そして各電極板35a〜3
5cからなるストライプ部42が同電位となるように各
一端部がブリッジ部43にて接続されている。セットB
S。
成している。上記駆動力発生要素41を構成するセット
ASは、第12図(b)に示すように、幅dの電極板3
5a、35b、35cm・・が間隔dでストライプ状を
なすように配列されている。そして各電極板35a〜3
5cからなるストライプ部42が同電位となるように各
一端部がブリッジ部43にて接続されている。セットB
S。
C8等も同様の構成になっている。なおストライプ部4
2とブリッジ部43とから構成される電極を以後ストラ
イプ状電極と呼ぶ。また駆動力発生要素41上には、ブ
リッジ部43を除いた領域に誘電体膜44が形成されて
いる。なおセットの数および電極板の数は必要に応じて
設定する。
2とブリッジ部43とから構成される電極を以後ストラ
イプ状電極と呼ぶ。また駆動力発生要素41上には、ブ
リッジ部43を除いた領域に誘電体膜44が形成されて
いる。なおセットの数および電極板の数は必要に応じて
設定する。
第13図はストライプ状電極群で構成される長方形の駆
動力発生要素41を固定台40上に多数配列した状態を
示す図である。同図に示すように、隣り合う駆動力発生
要素41a、41bはその長辺方向が互いに直交する如
く配列されている。なお駆動力発生要素41a、41b
・・・の形状は、スドライブ状電極を形成する電極板の
幅、長さおよび各電極板の間隔さらにストライプ状電極
の数により決定される。
動力発生要素41を固定台40上に多数配列した状態を
示す図である。同図に示すように、隣り合う駆動力発生
要素41a、41bはその長辺方向が互いに直交する如
く配列されている。なお駆動力発生要素41a、41b
・・・の形状は、スドライブ状電極を形成する電極板の
幅、長さおよび各電極板の間隔さらにストライプ状電極
の数により決定される。
第14図は載置体の固定台との対向面を示す平面図であ
る。同図に示すように、基板52の固定台40との対向
面には、駆動力発生要素41が四つ公人る大きさの領域
に四分割され、各領域にストライプ状電極群al、a2
.bl、b2が配置されている。ストライプ状電極群a
l、a2は、幅dを有する電極板が図中左右方向にdの
間隔でストライプ状に配列されており、このストライプ
状に配列された電極板の一端にはブリッジ部53aが形
成されている。またストライプ状電極群bl、b2は幅
dを有する電極板が図中左右方向に距離dの間隔でスト
ライプ状に配列されており、このストライプ状に配列さ
れた電極板の一端には′ブリッジ部53bが形成されて
いる。
る。同図に示すように、基板52の固定台40との対向
面には、駆動力発生要素41が四つ公人る大きさの領域
に四分割され、各領域にストライプ状電極群al、a2
.bl、b2が配置されている。ストライプ状電極群a
l、a2は、幅dを有する電極板が図中左右方向にdの
間隔でストライプ状に配列されており、このストライプ
状に配列された電極板の一端にはブリッジ部53aが形
成されている。またストライプ状電極群bl、b2は幅
dを有する電極板が図中左右方向に距離dの間隔でスト
ライプ状に配列されており、このストライプ状に配列さ
れた電極板の一端には′ブリッジ部53bが形成されて
いる。
このような載置体50を、第13図中破線で示す領域に
適合するように載置する。このとき、固定台40上に配
列した駆動力発生要素41のストライプ状電極と載置体
50におけるストライプ状電極群al、a2.bl、b
2のストライプ状電極とが互いに平行になるように配置
する。そうすると、固定台40と載置体50との対向面
にはズレに応じた静電力が働く。ここで横向きに配置し
た駆動力発生要素41aに電圧を印加し、ストライプ状
電極群bl、b2をアースし、ストライプ状電極群al
、a2を電気的に浮かせると、載置体50は左右方向へ
の力を受け、左右方向へ移動する。また縦向きに配置し
た駆動力発生要素41bに電圧を印加し、ストライプ状
電極群al。
適合するように載置する。このとき、固定台40上に配
列した駆動力発生要素41のストライプ状電極と載置体
50におけるストライプ状電極群al、a2.bl、b
2のストライプ状電極とが互いに平行になるように配置
する。そうすると、固定台40と載置体50との対向面
にはズレに応じた静電力が働く。ここで横向きに配置し
た駆動力発生要素41aに電圧を印加し、ストライプ状
電極群bl、b2をアースし、ストライプ状電極群al
、a2を電気的に浮かせると、載置体50は左右方向へ
の力を受け、左右方向へ移動する。また縦向きに配置し
た駆動力発生要素41bに電圧を印加し、ストライプ状
電極群al。
a2をアースし、ストライプ状電極Rbl、b2を電気
的に浮かせると、載置体5oは図中上下方向に移動する
。さらに横向きに載置た駆動力発生要素41aの一部と
縦向きに配置した駆動力発生要素41bの一部とを選択
して、第10図および第11図に示した三相の電圧AV
I〜CV3またはAV4〜CV6を印加する。そうする
と、載置体50を回転させることができる。なおこの場
合は、対向したストライプ状電極どうしがある角度でズ
レるように対向するので、複雑な制御を必要とする。な
おX、Y方向の直進運動に関しては、対向したストライ
プ状電極のストライプ部が互いに平行に対向している限
り、駆動力が発生し大きな変位量を得ることができる。
的に浮かせると、載置体5oは図中上下方向に移動する
。さらに横向きに載置た駆動力発生要素41aの一部と
縦向きに配置した駆動力発生要素41bの一部とを選択
して、第10図および第11図に示した三相の電圧AV
I〜CV3またはAV4〜CV6を印加する。そうする
と、載置体50を回転させることができる。なおこの場
合は、対向したストライプ状電極どうしがある角度でズ
レるように対向するので、複雑な制御を必要とする。な
おX、Y方向の直進運動に関しては、対向したストライ
プ状電極のストライプ部が互いに平行に対向している限
り、駆動力が発生し大きな変位量を得ることができる。
またストライプをなす電゛極板の幅、電極板の間隔、印
加電圧の周波数、載置体50の接触面における摩擦力等
により決定される精度は、電圧制御方法やクロニズドシ
ステムの構成により、1/10〜1/100m程度の精
度を実現できる。さらにまた、発生する静電引力は、載
置体50の移動面に対し垂直の方向に吸引力が働くため
、超音波リニアモータのように特別の手段を用いて移動
体に押圧力を加える必要がない。
加電圧の周波数、載置体50の接触面における摩擦力等
により決定される精度は、電圧制御方法やクロニズドシ
ステムの構成により、1/10〜1/100m程度の精
度を実現できる。さらにまた、発生する静電引力は、載
置体50の移動面に対し垂直の方向に吸引力が働くため
、超音波リニアモータのように特別の手段を用いて移動
体に押圧力を加える必要がない。
次に本発明の実施例について具体的に説明する。
第15図および第16図は本発明の第1実施例を示す斜
視図および側断面図である。本実施例は点状の駆動力発
生要素Pを用いた例である。基台61上の中央部位にシ
リコンゴムやフェルト等の材質からなる振動吸収シート
62を第16図示の如く敷き、この振動吸収シート62
上に、第6図に示す如く織りなされている波状弾性体X
1〜X4およびY1〜Y4を設置する。なお波状弾性体
X3およびX4は図示していない。波状弾性体X、Yの
両端は、波状弾性体X、Yに発生する振動を吸収するた
めの支持部材63a、63bおよび図示していない支持
部材63c、63dにより固定されている。波状弾性体
X、Yの波頭部で形成する同一平面上には、載置体64
が載置されている。この載置体64の波頭部との接触面
には、ポリアミド系の摩擦部材またはコーティングされ
た無機膜等からなる摩擦層65が形成されている。
視図および側断面図である。本実施例は点状の駆動力発
生要素Pを用いた例である。基台61上の中央部位にシ
リコンゴムやフェルト等の材質からなる振動吸収シート
62を第16図示の如く敷き、この振動吸収シート62
上に、第6図に示す如く織りなされている波状弾性体X
1〜X4およびY1〜Y4を設置する。なお波状弾性体
X3およびX4は図示していない。波状弾性体X、Yの
両端は、波状弾性体X、Yに発生する振動を吸収するた
めの支持部材63a、63bおよび図示していない支持
部材63c、63dにより固定されている。波状弾性体
X、Yの波頭部で形成する同一平面上には、載置体64
が載置されている。この載置体64の波頭部との接触面
には、ポリアミド系の摩擦部材またはコーティングされ
た無機膜等からなる摩擦層65が形成されている。
基台61の外周縁には、載置体64を波頭部に押圧する
ためのコ字状をなす押圧部材66が取付けられている。
ためのコ字状をなす押圧部材66が取付けられている。
押圧部材66と載置体64との間には、載置体64の移
動に対応できる十分なスペースが設けられている。なお
載置体64は押圧部材66に回転自在に取付けられた球
状部材67により押圧される。
動に対応できる十分なスペースが設けられている。なお
載置体64は押圧部材66に回転自在に取付けられた球
状部材67により押圧される。
第17図は波状弾性体X、Yの構造を示す図である。同
図に示すように、波状弾性体X、Yの曲面に沿ってPZ
T (ジルコンチタン酸鉛)圧電セラミクス板71.7
2・・・が貼り合わされている。
図に示すように、波状弾性体X、Yの曲面に沿ってPZ
T (ジルコンチタン酸鉛)圧電セラミクス板71.7
2・・・が貼り合わされている。
各圧電セラミクス板71.72・・・は、印加電圧の波
長λに対し、λ/2の長さを有しており、圧電セラミク
ス板71.72のように隣り合う圧電セラミクス板どう
しは、その分極方向が逆方向になるように配置されてい
る。また波状弾性体X、 Yの中央部では、λ/4の長
さのズレを設け、両端では、3λ/8の長さだけ圧電セ
ラミクス板を貼らない部分を形成する。そして波状弾性
体X、 Yの左半分に貼りつけた圧電セラミクス板をそ
れぞれ結線して一つの端子73に接続し、右半分の圧電
セラミクス板をそれぞれ結線して他の端子74に接続し
ている。さらに波状弾性体X、Yに共通端子75を設け
る。
長λに対し、λ/2の長さを有しており、圧電セラミク
ス板71.72のように隣り合う圧電セラミクス板どう
しは、その分極方向が逆方向になるように配置されてい
る。また波状弾性体X、 Yの中央部では、λ/4の長
さのズレを設け、両端では、3λ/8の長さだけ圧電セ
ラミクス板を貼らない部分を形成する。そして波状弾性
体X、 Yの左半分に貼りつけた圧電セラミクス板をそ
れぞれ結線して一つの端子73に接続し、右半分の圧電
セラミクス板をそれぞれ結線して他の端子74に接続し
ている。さらに波状弾性体X、Yに共通端子75を設け
る。
このように構成された波状弾性体X、Yにおいて、共通
端子75をアースし、端子73および74を介して、1
/4周期の位相差を有する二つの交流電圧を印加すると
、波状弾性体X、Yには屈曲振動波が生じる。そこで波
状弾性体X、Yの共振周波数に印加する交流周波数を合
わせると、波状弾性体X、Y上の各質点が行なう楕円運
動は最大振幅を示す。したがって、このような交流周波
数を印加することにより、最大出力が得られる。
端子75をアースし、端子73および74を介して、1
/4周期の位相差を有する二つの交流電圧を印加すると
、波状弾性体X、Yには屈曲振動波が生じる。そこで波
状弾性体X、Yの共振周波数に印加する交流周波数を合
わせると、波状弾性体X、Y上の各質点が行なう楕円運
動は最大振幅を示す。したがって、このような交流周波
数を印加することにより、最大出力が得られる。
第18図は、平面状の圧電セラミクス板の貼り付は方を
示す図である。平面状の圧電セラミクス81〜84を貼
り付けるときは、貼り付は箇所が平面になるように平面
加工を施し、その後、平面状の圧電セラミクス81〜8
4を接着する。そして接着した各平面状の圧電セラミク
ス81〜84をリード線85で互いに結線する。また第
19図に示すように、波状弾性体X、Yの曲面に合わせ
て、圧電セラミクス91〜94を波形に研削加工し、波
状に加工した圧電セラミクス91〜94に電極95およ
び96を焼き付けし、島状電極を形成して、圧電セラミ
クスを分極させる。そのとき、隣り合う圧電セラミクス
91〜94の分極方向は、隣りどうし互いに逆方向にな
るように分極する。
示す図である。平面状の圧電セラミクス81〜84を貼
り付けるときは、貼り付は箇所が平面になるように平面
加工を施し、その後、平面状の圧電セラミクス81〜8
4を接着する。そして接着した各平面状の圧電セラミク
ス81〜84をリード線85で互いに結線する。また第
19図に示すように、波状弾性体X、Yの曲面に合わせ
て、圧電セラミクス91〜94を波形に研削加工し、波
状に加工した圧電セラミクス91〜94に電極95およ
び96を焼き付けし、島状電極を形成して、圧電セラミ
クスを分極させる。そのとき、隣り合う圧電セラミクス
91〜94の分極方向は、隣りどうし互いに逆方向にな
るように分極する。
そしてこのように分極したのち、電極を除去し、真空蒸
着等の方法により、圧電セラミクス板91〜94の全面
に全面電極を形成する。
着等の方法により、圧電セラミクス板91〜94の全面
に全面電極を形成する。
このように第1実施例によれば、波状弾性体X1〜X4
とY1〜Y4とを織りなして同一平面上に点状の駆動力
発生要素を多数形成するようにしたので、載置体64を
X方向、Y方向1回転方向に自在に移動させることがで
きると共に、ステップ的な変位ではなく回転楕円運動に
よる連続的な変位を得ることができる。しかも載置体6
4には常に押圧力が加えられているので、バックラッシ
ュを極めて小さく抑制し得る上、従来のような磁極を有
するモータを用いたものに比べると、その分解能を著し
く向上することができる。また載置体64が波状弾性体
X、Yの波頭部に接している限り駆動力を受けることが
できるので、変位量を十分大きくとることができる。さ
らに基本的には圧電素子による駆動方式であるので、レ
スポンスが非常に良い。さらに波状弾性体X、Yの波頭
部から底部までの距離は比較的小さくて済むので、薄型
の移動ステージを製作することが可能である。
とY1〜Y4とを織りなして同一平面上に点状の駆動力
発生要素を多数形成するようにしたので、載置体64を
X方向、Y方向1回転方向に自在に移動させることがで
きると共に、ステップ的な変位ではなく回転楕円運動に
よる連続的な変位を得ることができる。しかも載置体6
4には常に押圧力が加えられているので、バックラッシ
ュを極めて小さく抑制し得る上、従来のような磁極を有
するモータを用いたものに比べると、その分解能を著し
く向上することができる。また載置体64が波状弾性体
X、Yの波頭部に接している限り駆動力を受けることが
できるので、変位量を十分大きくとることができる。さ
らに基本的には圧電素子による駆動方式であるので、レ
スポンスが非常に良い。さらに波状弾性体X、Yの波頭
部から底部までの距離は比較的小さくて済むので、薄型
の移動ステージを製作することが可能である。
なお第1実施例においては、載置体64に対し押圧部材
66にて押圧力を加える構成としたが、上記押圧力を磁
気的な吸引力で代替させることにより、抑圧部材66は
省(ことができ、構造を簡略化することが可能である。
66にて押圧力を加える構成としたが、上記押圧力を磁
気的な吸引力で代替させることにより、抑圧部材66は
省(ことができ、構造を簡略化することが可能である。
第20図は本発明の第2実施例の駆動力発生要素Qとし
て用いられるリング状超音波モータの斜視図である。同
図に示すリング状超音波モータ100はリング状の弾性
体101と、このリング状の弾性体101の内周に嵌合
するング状の圧電素子102とから構成されている。リ
ング状の弾性体101は、リン青銅、SUS、l!等の
材質で形成されており、その内周にはリング状の圧電素
子102がエポキシ樹脂等を用いて接着されている。な
おリング状の圧電素子102は、電極を付与して分極し
である。この分極処理は、従来の超音波モータと同様に
、λ/4と3λ/4のスペースを空けて、三箇所の島を
形成する如く電極配置を行ない、1/4周期ずらした二
相の電圧をそれぞれ印加することにより行なわれる。な
おλは印加する電圧の波長である。
て用いられるリング状超音波モータの斜視図である。同
図に示すリング状超音波モータ100はリング状の弾性
体101と、このリング状の弾性体101の内周に嵌合
するング状の圧電素子102とから構成されている。リ
ング状の弾性体101は、リン青銅、SUS、l!等の
材質で形成されており、その内周にはリング状の圧電素
子102がエポキシ樹脂等を用いて接着されている。な
おリング状の圧電素子102は、電極を付与して分極し
である。この分極処理は、従来の超音波モータと同様に
、λ/4と3λ/4のスペースを空けて、三箇所の島を
形成する如く電極配置を行ない、1/4周期ずらした二
相の電圧をそれぞれ印加することにより行なわれる。な
おλは印加する電圧の波長である。
第21図はこのようにして作成された二つのリング状超
音波モータ100a、100bを用いたアクチュエータ
の例である。図に示すように、二つのリング状超音波モ
ータ100 a 、 100 b i;L、固定台1
03に対し、リングの半径方向が鉛直になるように、し
かも同一方向を向くように設置されている。なお各モー
タ100a、100bのリング状弾性体101の一部が
固定台103に埋入した状態で固定されている。リング
状超音波モータ100a 100b上には載置体10
4が載置されている。
音波モータ100a、100bを用いたアクチュエータ
の例である。図に示すように、二つのリング状超音波モ
ータ100 a 、 100 b i;L、固定台1
03に対し、リングの半径方向が鉛直になるように、し
かも同一方向を向くように設置されている。なお各モー
タ100a、100bのリング状弾性体101の一部が
固定台103に埋入した状態で固定されている。リング
状超音波モータ100a 100b上には載置体10
4が載置されている。
このような状態において、二つのリング状超音波モータ
100a、100bに駆動電圧を印加する。そうすると
、リング状弾性体101とリング状圧電素子102とに
より屈曲進行波が発生し、リング状弾性体101の外周
面に回転楕円運動が発生する。その結果、移動体104
は図中左右方向に移動する。
100a、100bに駆動電圧を印加する。そうすると
、リング状弾性体101とリング状圧電素子102とに
より屈曲進行波が発生し、リング状弾性体101の外周
面に回転楕円運動が発生する。その結果、移動体104
は図中左右方向に移動する。
第22図はリング状超音波モータ100を固定台103
上に多数配列した状態を示す図である。
上に多数配列した状態を示す図である。
同図に示すように、隣り合うリング状超音波モータAi
jとBijとはその径方向が互いに直交するように配列
されている。このように配置されたリング状超音波モー
タ群上に、第21図と同様に移動体104を載置するも
のとする。
jとBijとはその径方向が互いに直交するように配列
されている。このように配置されたリング状超音波モー
タ群上に、第21図と同様に移動体104を載置するも
のとする。
上記リング状超音波モータ群のうち、Aijだけを駆動
させると、移動体104は図中左右方向に移動し、リン
グ状超音波モータBijだけを駆動させると、移動体1
04は図中上下方向に移動する。また例えば、Allと
A13を左向きに駆動し、A31とA33とを右向きに
駆動し、B21を下向きに駆動し、823を上向きに駆
動することにより、A22を中心として1.移動体10
4を反時計回りに回転させることができる。
させると、移動体104は図中左右方向に移動し、リン
グ状超音波モータBijだけを駆動させると、移動体1
04は図中上下方向に移動する。また例えば、Allと
A13を左向きに駆動し、A31とA33とを右向きに
駆動し、B21を下向きに駆動し、823を上向きに駆
動することにより、A22を中心として1.移動体10
4を反時計回りに回転させることができる。
このような第2実施例によれば、第1実施例と同様の効
果を得ることができると共に、さらに移動体104に多
様な動きをさせることができる。
果を得ることができると共に、さらに移動体104に多
様な動きをさせることができる。
第23図は本発明の第3実施例の構成を示す断面図であ
る。本実施例は面状の駆動力発生要素Qを用いる例であ
り、固定台140と載置体150とで構成される。なお
面状の駆動力発生要素の駆動原理については既に詳しく
説明しであるので省略する。固定台140は、アルミナ
、ジルコニア等の緻密でしかも0.2−以下の表面平沿
性が得られる材料からなるスルーホール基板111に、
例えば幅d=10uIR,長さ4 mmの電極板をスト
ライプ状に104間隔で75ペア配列させたストライプ
状電極141が形成されている。このストライプ状電極
141のストライプ部142はブリッジ部143でひと
まとめに結合し、このブリッジ部143をスルーホール
電極部112に導いている。なお各ストライプ状電極ど
うしは、第12図に示した如く配列されている。すなわ
ち、最右端に位置する電極板の右側のエツジからd/3
だけ隔てて次のストライプ状電極(セットBS)が配置
される。各ストライプ状電極は同様の大きさの電極板が
同様の間隔でストライプ状に、75ベア配列されてい条
。そしてセットBSの最右端に位置する電極板のエツジ
から7d/3隔てて次のストライプ状電極(セットCS
)が配置されている。
る。本実施例は面状の駆動力発生要素Qを用いる例であ
り、固定台140と載置体150とで構成される。なお
面状の駆動力発生要素の駆動原理については既に詳しく
説明しであるので省略する。固定台140は、アルミナ
、ジルコニア等の緻密でしかも0.2−以下の表面平沿
性が得られる材料からなるスルーホール基板111に、
例えば幅d=10uIR,長さ4 mmの電極板をスト
ライプ状に104間隔で75ペア配列させたストライプ
状電極141が形成されている。このストライプ状電極
141のストライプ部142はブリッジ部143でひと
まとめに結合し、このブリッジ部143をスルーホール
電極部112に導いている。なお各ストライプ状電極ど
うしは、第12図に示した如く配列されている。すなわ
ち、最右端に位置する電極板の右側のエツジからd/3
だけ隔てて次のストライプ状電極(セットBS)が配置
される。各ストライプ状電極は同様の大きさの電極板が
同様の間隔でストライプ状に、75ベア配列されてい条
。そしてセットBSの最右端に位置する電極板のエツジ
から7d/3隔てて次のストライプ状電極(セットCS
)が配置されている。
そして各セットの各電極板はそれぞれブリッジ部143
で電気的に結合されており、それぞれ最寄りのスルーホ
ール電極部へと導かれている。このようなストライプ状
電極群が、第13図に示すように、固定台140上に隣
りどうしが互いに接することなり、シかも直交するよう
な電極パターンになるように形成されている。このよう
な電極パターンを作成するためには、スルーホール基板
111に穴を空け、この穴の側壁に、導電物質を付与す
るための無電解メツキを付与する。そして片面を鏡面研
磨し、スパッタ法等により、この鏡面研磨した面の全面
に金または白金電極を均一の厚さに形成する。次にフォ
トレジストを塗布、乾燥し、第13図および第14図に
示す如きストライプ状電極が形成できるような、フォト
マスクを用いて露光し、エツチングを行なう。そしてブ
リッジ部143およびブリッジ部143からスルーホー
ル電極112側の領域を除(すべての部分に、誘電体膜
144を形成する。この誘電体膜144の材質は、比誘
電率ε「が大きく、かつ耐電圧が大きくとれ、しかも誘
電損失tanδが小さいことが望ましい。そのためこの
ような性質の膜は、例えばチタン酸バリウムをマスクを
使い、スパッタリングにより形成する。この時、基板は
500℃〜700℃に加熱することが好ましい。このよ
うにして固定台(ステータ)140が作成される。
で電気的に結合されており、それぞれ最寄りのスルーホ
ール電極部へと導かれている。このようなストライプ状
電極群が、第13図に示すように、固定台140上に隣
りどうしが互いに接することなり、シかも直交するよう
な電極パターンになるように形成されている。このよう
な電極パターンを作成するためには、スルーホール基板
111に穴を空け、この穴の側壁に、導電物質を付与す
るための無電解メツキを付与する。そして片面を鏡面研
磨し、スパッタ法等により、この鏡面研磨した面の全面
に金または白金電極を均一の厚さに形成する。次にフォ
トレジストを塗布、乾燥し、第13図および第14図に
示す如きストライプ状電極が形成できるような、フォト
マスクを用いて露光し、エツチングを行なう。そしてブ
リッジ部143およびブリッジ部143からスルーホー
ル電極112側の領域を除(すべての部分に、誘電体膜
144を形成する。この誘電体膜144の材質は、比誘
電率ε「が大きく、かつ耐電圧が大きくとれ、しかも誘
電損失tanδが小さいことが望ましい。そのためこの
ような性質の膜は、例えばチタン酸バリウムをマスクを
使い、スパッタリングにより形成する。この時、基板は
500℃〜700℃に加熱することが好ましい。このよ
うにして固定台(ステータ)140が作成される。
なお誘電体膜144の材質はチタン酸バリウムでなくて
もよく、チタン酸鉛やPZT等の材質のものであっても
よい。また成膜法もスパッタリング法に限らず、ゾルゲ
ル法やCVD法等でもよい。
もよく、チタン酸鉛やPZT等の材質のものであっても
よい。また成膜法もスパッタリング法に限らず、ゾルゲ
ル法やCVD法等でもよい。
また載置体150は、第14図に示した載置体50と基
本的に同じ構成のものであり、載置体150の対向面に
は、第14図に示すストライプ状電極群al、a2.b
l、b2と同様の電極パターンが形成されている。すな
わち、幅10IuR。
本的に同じ構成のものであり、載置体150の対向面に
は、第14図に示すストライプ状電極群al、a2.b
l、b2と同様の電極パターンが形成されている。すな
わち、幅10IuR。
長さ20mmの電極板をストライプ状に10.Elの間
隔で1000本配列して形成された群al、a2とbl
、b2とが隣接相互間でその長手方向が互いに直角に配
置されたパターンになっている。そしてそれぞれの群を
なすストライプ状電極151の外側には、各電極板をブ
リッジするようなブリッジ部153が形成されている。
隔で1000本配列して形成された群al、a2とbl
、b2とが隣接相互間でその長手方向が互いに直角に配
置されたパターンになっている。そしてそれぞれの群を
なすストライプ状電極151の外側には、各電極板をブ
リッジするようなブリッジ部153が形成されている。
そしてブリッジ部153が形成される部分は、他の部分
に比べて異なる高さ(低く)になるように、基板152
がその周囲に比べて数pだけ薄くなっている。固定台1
40側のストライプ状電極141のエツジ部と載置体1
50側のストライプ状電極151のエツジ部との間の距
離を、ストライプ状電極の各電極板の距離よりも大きく
することにより、またはエツジ部上に誘電体膜144が
乗らないようにすることにより、ブリッジ部とストライ
プ部155とが交差し、そこに電界が集中することを防
ぐようにしている。なお載置体150側のストライプ状
電極151上には、摩擦力を低減する為の固体潤滑膜1
54を薄く付与している。
に比べて異なる高さ(低く)になるように、基板152
がその周囲に比べて数pだけ薄くなっている。固定台1
40側のストライプ状電極141のエツジ部と載置体1
50側のストライプ状電極151のエツジ部との間の距
離を、ストライプ状電極の各電極板の距離よりも大きく
することにより、またはエツジ部上に誘電体膜144が
乗らないようにすることにより、ブリッジ部とストライ
プ部155とが交差し、そこに電界が集中することを防
ぐようにしている。なお載置体150側のストライプ状
電極151上には、摩擦力を低減する為の固体潤滑膜1
54を薄く付与している。
この第3実施例によれば、第1実施例と同様の効果を得
ることがでる上、載置体150と固定台140との間に
静電力が働くので、載置体150に対し押圧力を格別に
加える必要がなく、構成が簡略化する。また固定台14
0側のストライプ状電極151上に固体潤滑膜154を
付与したので、摩擦によるロスが少なく、大きな出力を
取出すことができると共に、耐久性を向上させることが
できる。さらに固定台140側のブリッジ部143を除
いて誘電体膜144を付与したので、電界の集中を防ぐ
ことができ、載置体150をスムーズに移動させること
ができる。
ることがでる上、載置体150と固定台140との間に
静電力が働くので、載置体150に対し押圧力を格別に
加える必要がなく、構成が簡略化する。また固定台14
0側のストライプ状電極151上に固体潤滑膜154を
付与したので、摩擦によるロスが少なく、大きな出力を
取出すことができると共に、耐久性を向上させることが
できる。さらに固定台140側のブリッジ部143を除
いて誘電体膜144を付与したので、電界の集中を防ぐ
ことができ、載置体150をスムーズに移動させること
ができる。
第24図〜第28図は第3実施例の変形例を示す断面図
である。第24図に示す変形例は、固定台140上に形
成したストライプ状電極(以下、固定台電極という)1
41のブリッジ部が、載置体150上に形成したストラ
イプ状電極(以下、載置体電極という)151のストラ
イプ部155と交差する部分において、固定台電極14
1と載置体電極151との間隔を保つような構成にして
いる。載置体150としては、ブリッジ部153と固定
台電極141のストライプ部142とが交差する部分に
おける、固定台電極141と載置体電極151とを離間
させるために、第3実施例に用いた載置体150と同様
に構成させた載置体を使用している。また固定台140
の固定台電極141および基板111上に亙り、誘電体
膜145を形成している。この誘電体膜145は、電極
のストライプ部のみがパターンガスレすることのないよ
うに重ねスパッタを行ない、第3実施例に比べ相当厚く
している。そして誘電体膜145は固定台電極141の
厚さに対応して、段差は有するものの、全体として均一
な厚さになっている。
である。第24図に示す変形例は、固定台140上に形
成したストライプ状電極(以下、固定台電極という)1
41のブリッジ部が、載置体150上に形成したストラ
イプ状電極(以下、載置体電極という)151のストラ
イプ部155と交差する部分において、固定台電極14
1と載置体電極151との間隔を保つような構成にして
いる。載置体150としては、ブリッジ部153と固定
台電極141のストライプ部142とが交差する部分に
おける、固定台電極141と載置体電極151とを離間
させるために、第3実施例に用いた載置体150と同様
に構成させた載置体を使用している。また固定台140
の固定台電極141および基板111上に亙り、誘電体
膜145を形成している。この誘電体膜145は、電極
のストライプ部のみがパターンガスレすることのないよ
うに重ねスパッタを行ない、第3実施例に比べ相当厚く
している。そして誘電体膜145は固定台電極141の
厚さに対応して、段差は有するものの、全体として均一
な厚さになっている。
このような変形例によれば、第3実施例と同様の効果番
得ることができる上、誘電体膜145の形成にマスクを
使用する必要がないので、誘電体膜145を能率よく形
成でき、しかも作業工程の簡略化をはかれる。
得ることができる上、誘電体膜145の形成にマスクを
使用する必要がないので、誘電体膜145を能率よく形
成でき、しかも作業工程の簡略化をはかれる。
なお第25図に示すように、誘電体膜146をストライ
プ状電極141の部分にのみ形成し、載置体150側の
電極151をストライプ部155の部分のみ厚くするよ
うにしてもよい。
プ状電極141の部分にのみ形成し、載置体150側の
電極151をストライプ部155の部分のみ厚くするよ
うにしてもよい。
また第26図に示すように、固定台140側のストライ
プ部のみ厚くなっている電極141上および基板111
上に、固体潤滑膜162を形成し、載置体150側のス
トライプ部155に誘電体膜163を形成するようにし
てもよい。
プ部のみ厚くなっている電極141上および基板111
上に、固体潤滑膜162を形成し、載置体150側のス
トライプ部155に誘電体膜163を形成するようにし
てもよい。
さらに第27図に示すように、固定台140側に誘電体
を兼ねた固体潤滑材171を、例えばMOS24により
1p程度の薄膜に形成し、固体潤滑材171の誘電性を
誘電体163として積極的に使うようにしてもよい。
を兼ねた固体潤滑材171を、例えばMOS24により
1p程度の薄膜に形成し、固体潤滑材171の誘電性を
誘電体163として積極的に使うようにしてもよい。
さらにまた第28図に示すように、載置体180がブロ
ックの様な体積物である場合、底部外表面に電極181
と潤滑材182を形成し、これを第3実施例に示した固
定台140上に載置するようにしてもよい。
ックの様な体積物である場合、底部外表面に電極181
と潤滑材182を形成し、これを第3実施例に示した固
定台140上に載置するようにしてもよい。
本発明は以上述べた各実施例に限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能で
あるのは勿論である。
、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能で
あるのは勿論である。
本発明によれば、同一平面上にマトリクス状に配列され
た駆動力発生要素上に載置体を接触または近接して配置
し、上記各要素が所定の方向へ駆動力を発生するように
制御することにより、載置体を移動させるようにしたの
で、大きな変位量を得ることができ、高精度で、しかも
レスポンスが良く、外部からの影響を受けに<<、小型
化が可能で、さらにはX、Y方向の移動のみならず回転
動作をもさせることのできる載置体移動アクチュエータ
を提供することができる。
た駆動力発生要素上に載置体を接触または近接して配置
し、上記各要素が所定の方向へ駆動力を発生するように
制御することにより、載置体を移動させるようにしたの
で、大きな変位量を得ることができ、高精度で、しかも
レスポンスが良く、外部からの影響を受けに<<、小型
化が可能で、さらにはX、Y方向の移動のみならず回転
動作をもさせることのできる載置体移動アクチュエータ
を提供することができる。
第1図〜第14図は本発明に係る載置体移動アクチュエ
ータの駆動原理を示す図であり、第1図は点状の駆動力
発生要素の配列状態を示す図、第2図は面状の駆動力発
生要素の配列状態を示す図、第3図は超音波モータの基
本的な構成を示す図、第4図は第3図に示す超音波モー
タの弾性体に発生した屈曲振動波を示す図、第5図は波
状弾性体を用いた超音波モータの基本的な構成を示す図
、第6図は複数の波状弾性体を互いに直交するように配
置した状態を示す図、第7図は第6図に示す複数の波状
弾性体を上から見た状態を模式的に示す図、第8図は面
状の駆動力発生要素が発生させる静電引力の発生原理を
示す図、第9図は固定台に設けたストライプ状電極の配
列状態および固定台に対向して配置された載置体に設け
たストライプ状電極の配列状態を示す図、第10図およ
び第11図は駆動用の三相電圧の波形を示す図、第12
図(a)は面状の駆動力発生要素の構成を示す図、第1
2図(b)はストライプ状電極の一部を示す平面図、第
13図は長方形の駆動力発生要素が多数配列された固定
台の表面を示す平面図、第14図はストライプ状電極群
の形成された載置体の表面を示す平面図である。第15
図〜第19図は本発明の第1実施例を具体的に示す図で
あり、第15図は斜視図、第16図は断面図、第17図
は波状弾性体の構成を示す側面図、第18図は面状の圧
電セラミクスを取付けた波状弾性体の側面図、第19図
は波状をした圧電セラミクスを取付けた波状弾性体の側
面図である。第20図〜第22図は本発明の第2実施例
を具体的に示す図であり、第20図はリング状超音波モ
ータの斜視図、第21図は固定台上に直立させて固定し
た超音波モータと載置体とを示す側面図、第22図は固
定台上に多数のリング状超音波モータを配置した状態を
示す平面図である。第23図は本発明の第3実施例の構
成を示す側断面図、第24図〜第28図はそれぞれ第3
実施例の変形例の構成を示す側断面図である。第29図
および第30図は従来の移動ステージの構成を示す斜視
図である。 20.30,40,103,140・・・固定台、21
.22・・・撮動吸収体、23.28・・・板状をなす
弾性体、24.25・・・圧電素子、26,50゜64
.104,150,180・・・載置体、27・・・波
状弾性体、31,32.35a 〜35c。 36 a 〜36 c 、 37 a 〜37 c
−・・電極板、34・・・直流電源、41・・・駆動力
発生要素、42.142.155・・・ストライプ部、
43゜53a、53b、143. 153・・・ブリッ
ジ部、61・・・基台、62・・・振動吸収シート、6
3a。 63b・・・支持部材、65・・・摩擦層、66・・・
抑圧部材、71.72・・・圧電セラミクス、81〜8
4・・・平面状の圧電セラミクス、85・・・リード線
、91〜94・・・波状の圧電セラミクス、95.96
・・・電極、100・・・リング状超音波モータ、10
1・・・リング状の弾性体、102・・・リング状の圧
電素子、111・・・スルーホール基板、112・・・
スルーホール電極、141,151・・・ストライプ状
電極、144,145,146゜163・・・誘電体膜
、154,162・・・固体潤滑膜。
ータの駆動原理を示す図であり、第1図は点状の駆動力
発生要素の配列状態を示す図、第2図は面状の駆動力発
生要素の配列状態を示す図、第3図は超音波モータの基
本的な構成を示す図、第4図は第3図に示す超音波モー
タの弾性体に発生した屈曲振動波を示す図、第5図は波
状弾性体を用いた超音波モータの基本的な構成を示す図
、第6図は複数の波状弾性体を互いに直交するように配
置した状態を示す図、第7図は第6図に示す複数の波状
弾性体を上から見た状態を模式的に示す図、第8図は面
状の駆動力発生要素が発生させる静電引力の発生原理を
示す図、第9図は固定台に設けたストライプ状電極の配
列状態および固定台に対向して配置された載置体に設け
たストライプ状電極の配列状態を示す図、第10図およ
び第11図は駆動用の三相電圧の波形を示す図、第12
図(a)は面状の駆動力発生要素の構成を示す図、第1
2図(b)はストライプ状電極の一部を示す平面図、第
13図は長方形の駆動力発生要素が多数配列された固定
台の表面を示す平面図、第14図はストライプ状電極群
の形成された載置体の表面を示す平面図である。第15
図〜第19図は本発明の第1実施例を具体的に示す図で
あり、第15図は斜視図、第16図は断面図、第17図
は波状弾性体の構成を示す側面図、第18図は面状の圧
電セラミクスを取付けた波状弾性体の側面図、第19図
は波状をした圧電セラミクスを取付けた波状弾性体の側
面図である。第20図〜第22図は本発明の第2実施例
を具体的に示す図であり、第20図はリング状超音波モ
ータの斜視図、第21図は固定台上に直立させて固定し
た超音波モータと載置体とを示す側面図、第22図は固
定台上に多数のリング状超音波モータを配置した状態を
示す平面図である。第23図は本発明の第3実施例の構
成を示す側断面図、第24図〜第28図はそれぞれ第3
実施例の変形例の構成を示す側断面図である。第29図
および第30図は従来の移動ステージの構成を示す斜視
図である。 20.30,40,103,140・・・固定台、21
.22・・・撮動吸収体、23.28・・・板状をなす
弾性体、24.25・・・圧電素子、26,50゜64
.104,150,180・・・載置体、27・・・波
状弾性体、31,32.35a 〜35c。 36 a 〜36 c 、 37 a 〜37 c
−・・電極板、34・・・直流電源、41・・・駆動力
発生要素、42.142.155・・・ストライプ部、
43゜53a、53b、143. 153・・・ブリッ
ジ部、61・・・基台、62・・・振動吸収シート、6
3a。 63b・・・支持部材、65・・・摩擦層、66・・・
抑圧部材、71.72・・・圧電セラミクス、81〜8
4・・・平面状の圧電セラミクス、85・・・リード線
、91〜94・・・波状の圧電セラミクス、95.96
・・・電極、100・・・リング状超音波モータ、10
1・・・リング状の弾性体、102・・・リング状の圧
電素子、111・・・スルーホール基板、112・・・
スルーホール電極、141,151・・・ストライプ状
電極、144,145,146゜163・・・誘電体膜
、154,162・・・固体潤滑膜。
Claims (4)
- (1)マトリクス状に配列された複数の駆動力発生要素
を同一平面上に配置し、それぞれ隣り合う駆動力発生要
素の駆動力発生方向を互いに直交するようにした駆動手
段と、この駆動手段の駆動力発生要素に接触または近接
して配設される載置体とからなり、前記駆動手段により
前記載置体を平面上の任意の方向に移動させるように構
成したことを特徴とする載置体移動アクチュエータ。 - (2)長さ方向に波状曲面を有する振動体およびこの振
動体に振動を励起させる圧電素子からなる超音波リニア
モータを、振動体が互いに接触しない様に格子状に複数
個組合わせ、波状曲面の波頭部を同一平面上にマトリク
ス状に配置し、この波頭部に接触するように載置体を配
設したことを特徴とする載置体移動アクチュエータ。 - (3)固定台と、この固定台の表面上にマトリクス状に
配列して設けられた複数のストライプ状電極からなる固
定台電極と、前記固定台上に近接して配設された載置体
と、この載置体の表面に前記固定電極に対向する如く前
記固定電極と同様に設けられた載置体電極とからなり、
前記固定電極と載置体電極との間に誘電体層を介して、
静電引力を及ぼすことにより載置体を移動させるように
構成したことを特徴とする載置体移動アクチュエータ。 - (4)請求項3に記載の固定台電極および載置体電極に
おける複数のストライプ状電極は、形状が長方形をなし
、かつ隣り合う電極どうしでその長さ方向が互いに直交
するように交互に配置されていることを特徴とする載置
体移動アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63200550A JPH0736126B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 載置体移動アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63200550A JPH0736126B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 載置体移動アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0250208A true JPH0250208A (ja) | 1990-02-20 |
JPH0736126B2 JPH0736126B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=16426175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63200550A Expired - Lifetime JPH0736126B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 載置体移動アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736126B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007264540A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Toppan Printing Co Ltd | 開口パターンの検査装置 |
JP2008016509A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Nuflare Technology Inc | 荷電ビーム描画装置用低振動ステージ駆動装置 |
JP2012182951A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Ngk Insulators Ltd | 圧電アクチュエータ及び圧電アクチュエータアレイ |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6044439A (ja) * | 1983-08-22 | 1985-03-09 | Canon Inc | シ−ト搬送装置 |
JPS60217415A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-10-31 | Toshiba Corp | アクチユエ−タ |
JPS6113072A (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-21 | Shoketsu Kinzoku Kogyo Co Ltd | アクチユエ−タ |
JPS6244079A (ja) * | 1985-08-20 | 1987-02-26 | Masafumi Yano | エネルギ−変換装置 |
JPS6277969A (ja) * | 1985-10-02 | 1987-04-10 | Nec Corp | プリンタ装置 |
JPS6395860A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-26 | Canon Inc | 静電アクチユエ−タ |
JPS6395858A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-26 | Canon Inc | 静電アクチユエ−タ |
JPS63294268A (ja) * | 1987-05-23 | 1988-11-30 | Marcon Electronics Co Ltd | 圧電アクチュエ−タ |
-
1988
- 1988-08-11 JP JP63200550A patent/JPH0736126B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012182951A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Ngk Insulators Ltd | 圧電アクチュエータ及び圧電アクチュエータアレイ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0736126B2 (ja) | 1995-04-19 |
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