JP2018041085A - 光の二次元偏向のためのマイクロメカニカル装置及び方法 - Google Patents

光の二次元偏向のためのマイクロメカニカル装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、光の二次元偏向のためのマイクロメカニカル装置及び方法に関する。【解決手段】当該装置は、ミラー面(13)を備えたミラー装置(12)を有しており、ミラー面(13)は、ミラー面(13)に入射する光を偏向し、ミラー装置(12)は、第1の軸(D1)を中心に回転可能に、第1のフレーム装置(14)の中に配置されており、かつ、第1のフレーム装置(14)に固定されており、第1のフレーム装置(14)は、第2の軸(D2)を中心に回転可能に、アクチュエータ構造体(16)の中に配置されており、かつ、アクチュエータ構造体(16)に固定されており、アクチュエータ構造体(16)は、少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置(18−i)を有しており、少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置(18−i)の位置は、第1の軸(D1)に関しても、第2の軸(D2)に関しても、対称に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、光の二次元偏向のためのマイクロメカニカル装置及び方法に関する。光の二次元偏向とは特に、この光の終点がある面内の線しかスキャンできないのではなく、ある面の二次元面をスキャンできるような光の偏向のことである。その光源からその終点までの光ビーム全体に関しては、光の二次元偏向は次のように表され得る。即ち、二次元偏向可能な光ビームは三次元空間において1つの面だけを形成するのではなく、三次元空間角度をスキャンすることができる、というように表され得る。
従来技術
適切なマイクロメカニカル駆動構造体によって、2つの軸を中心に変位可能なマイクロミラーは、少なくとも、物理的に異なっている複数の駆動コンセプトの組み合わせを有する。例えば、第1の軸に対しては、磁気的な駆動部が使用され、第2の軸に対しては、圧電式の駆動部が使用されてよい。
国際公開第2012/089387号(WO2012/089387A1)には、磁気によって駆動可能なマイクロミラーが記載されており、これは2Dスキャナーにおいて使用可能である。
国際公開第2012/089387号
発明の開示
本発明は、請求項1の特徴を有するマイクロメカニカル装置と、請求項8の特徴を有する方法とを開示する。
これに従って、光の二次元偏向のためのマイクロメカニカル装置が提供される。この装置は、ミラー面を備えたミラー装置を有しており、ミラー面は、当該ミラー面に入射する光を偏向し、ミラー装置、特にミラー面は、第1の軸を中心に回転可能に、第1のフレーム装置の中に配置されており、かつ、第1のフレーム装置に固定されている。ここで、この第1のフレーム装置は、第2の軸を中心に回転可能に、アクチュエータ構造体の中に配置されており、かつ、このアクチュエータ構造体に固定されている。このアクチュエータ構造体は、少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置を有している。少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置の位置は、第1の軸に関しても、第2の軸に関しても、対称に配置されている。
本発明はさらに、光の二次元偏向のための方法を提供する。この方法は、本発明に係るマイクロメカニカル装置を準備するステップと、第1の周期的な電圧信号を、少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置の第1の圧電アクチュエータ装置に印加するステップと、第2の周期的な電圧信号を、少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置の第2の圧電アクチュエータ装置に印加するステップとを備えている。ここで、第1の電圧信号と第2の電圧信号とは、次のように印加される。即ち、第2の電圧信号の各現在の振幅が、第1の電圧信号の各現在の振幅と等しくなるように、又は、−1が乗算された、第1の電圧信号の各現在の振幅と等しくなるように、印加される。
換言すれば、第1の電圧信号は、マイクロメカニカル装置がこの方法によって動作させられるあらゆる時点において、第2の電圧信号に等しいか、又は、第2の電圧信号の、符号を反転したもの(Negativen)に等しい。
発明の利点
本発明の様式のマイクロメカニカル装置の形成は、マイクロメカニカル装置が取り付けられている外部対象物、例えばハウジングから、マイクロメカニカル装置のミラー面での回転パルスを分離させることを可能にする。ミラー面から外部対象物に部分的に伝達される回転パルスは、可動部分が周期的に励起される場合に、不所望な、外部対象物に存在する運動エネルギーによるエネルギー損失及び不所望なノイズ発生、例えばホイッスル音の発生をもたらしてしまうことがある。従って、このような分離が可能になることによって、マイクロメカニカル装置の電流消費が低減され得る。
さらに、本発明に係るマイクロメカニカル装置は、特に場所の必要性が低減されて形成可能である。これによって、より高い組み込みの可能性、並びに、製造時の低減された時間及び材料コストが得られる。本発明に係る装置は、特に著しく小型化可能であり、従って、例えば、高い集積密度を有する機器、特にモバイル機器、例えば、スマートフォン、スマートグラス(メガネ型端末)、マイクロプロジェクタ、及び/又は、他のこの種の装置において良好に使用可能である。
本発明に係るマイクロメカニカル装置は、さらに、幾何学形状的な複雑性が比較的少なく形成することが可能であり、従って、動作エラー及び損傷に対して特にロバストであり得る。
さらに、本発明に係るマイクロメカニカル装置のこの有利な小型化によって、ウェーハ当たり、より多くの装置を同時に製造することが可能になる。
さらなる利点は、従属請求項及び図面を参照した説明から明らかになる。
有利な発展形態においては、第1の軸に対して平行な第1の方向において少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置の寸法は等しい。従って、有利には、全体的なフレーム装置において対称又は逆対称の振動モード及び/又は変形モードを形成することが可能であり、これによって、特に効率的な、光の二次元偏向が得られる。選択的又は付加的に、第2の軸に対して平行な第2の方向においても、少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置の寸法が等しいものとするとよい。
換言すれば、特に、少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置の全ての圧電アクチュエータ装置は、第1の方向及び第2の方向において同一の寸法で形成されているものとするとよい。有利には、圧電アクチュエータ装置は対称であるので、全ての空間次元において同一の大きさに形成されている。
別の有利な発展形態においては、各圧電アクチュエータ装置は、各たわみビームを介して、残余のマイクロメカニカル装置と接続されている。たわみビームとは、特に、意図した通りの動作において、たわみビームの縦長の形態の長手軸に対して垂直の方向において曲がるのに適しており、かつ、そのように構成されている縦長の構造体のことである。各たわみビームは、渦巻きばねとも称されることがある。このようにして、各圧電アクチュエータ装置の圧電変形によって、たわみビームを介して、ミラー面に回転パルスが加えられる。
別の有利な発展形態においては、第1のフレーム装置は、2つのトーションビームを介して、アクチュエータ構造体と接続されている。各トーションビームは、それを介して圧電アクチュエータ装置が残余のマイクロメカニカル装置と接続されているそれぞれ2つのたわみビームが当接している、アクチュエータ構造体の領域に接しているものとするとよい。トーションビームとは、特に、意図した通りの使用時に、縦長の構造体の長手軸に対して平行な軸を中心に回転するのに適しており、かつ、そのように構成されている縦長の構造体のことである。従って、トーションビームは、ねじりばねとも称される。
従って、各トーションビームでの2つのたわみビームでの2つの圧電アクチュエータ装置によって、特に効率的に回転モーメントがミラー面に作用することが可能になり、これによって、ミラー面に回転パルスが加えられる。
有利には、アクチュエータ構造体は2つの部分から成り、ここで、各部分がそれぞれ2つの圧電アクチュエータ装置と、相応する2つのたわみビームとを含んでいる。これらのたわみビームは、第1のフレーム装置の各トーションビームで当接している。アクチュエータ構造体の第1の部分と第2の部分とは、有利には相互に間隔を有しており、特に第1のフレーム装置によって間隔を有している。
別の有利な発展形態においては、圧電アクチュエータ装置は、2つの短い辺と2つの長い辺とを備えた長方形の形状で形成されている。有利には、各たわみビームは、各アクチュエータ装置に、圧電アクチュエータ装置の長方形の形状の2つの長い辺のうちの1つの長い辺の各終端部において接している。このようにしてより効率的に、アクチュエータ装置でそれぞれ生成された回転モーメントが、各たわみビームを介して第1のフレーム装置及び/又はミラー面に印加され得る。
別の有利な発展形態においては、圧電アクチュエータ装置同士は電気的な線路によって、この電気的な線路によって、各電圧が各アクチュエータ装置に、第1の軸と第2の軸によって形成されている面に垂直な方向において印加可能であるように電気的に接触接続されている。従って、ミラー面に特に効率的に回転パルスが加えられ、この回転パルスは、第1の軸に対して平行な第1の方向において、及び/又は、第2の軸に対して平行な第2の方向において、成分を有している。
別の有利な発展形態においては、圧電アクチュエータ装置同士は電気的な線路によって、周期的な電気信号が各アクチュエータ装置に、それぞれ正の符号か又は負の符号を有する同一の現在の振幅値で印加可能であるように電気的に接触接続されている。
本発明に係る方法の有利な発展形態においては、第3の周期的な電圧信号が、少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置の第3の圧電アクチュエータ装置に印加され、第4の周期的な電圧信号が、少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置の第4の圧電アクチュエータ装置に印加される。第3の電圧信号と第4の電圧信号は、次のように印加可能である。即ち、第4の電圧信号の各現在の振幅が、第3の電圧信号の各現在の振幅と等しくなるように、又は、−1が乗算された、第3の電圧信号の各現在の振幅と等しくなるように、印加可能である。従って、特に有利な対称及び/又は逆対称の振動モードが、アクチュエータ装置、第1のフレーム装置及び/又はミラー面において生成可能である。
別の有利な発展形態においては、第1の電圧信号と第3の電圧信号は次のように印加される。即ち、第3の電圧信号の各現在の振幅が、第1の電圧信号の各現在の振幅と等しくなるように、又は、−1が乗算された、第1の電圧信号の各現在の振幅と等しくなるように、印加される。
特に有利には、各圧電アクチュエータ装置に、各現在の時点で、同一の振幅絶対値を有する電圧信号が印加される。ここで、第1から第4の圧電アクチュエータ装置での第1から第4の電圧信号はそれぞれ、これらが正の符号か又は負の符号を有しているという特徴を有している。
本発明を以降で、概略図に基づいて説明された実施例に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に即した、光の二次元偏向のためのマイクロメカニカル装置の概略的な平面図である。 図2aは、図1に示されたマイクロメカニカル装置の第1の形態の圧電アクチュエータ装置の概略的な横断面図であり、図2bは、図1に示されたマイクロメカニカル装置の第2の形態の圧電アクチュエータ装置の概略的な横断面図である。 本発明の別の実施形態に即した、光の二次元偏向のための装置を説明するための概略的なフローチャートである。 図3に示された方法による動作の間の、図1に示されたマイクロメカニカル装置の三次元の概略的な斜視図である。 図3に示された方法による動作の間の、図1に示されたマイクロメカニカル装置の三次元の概略的な斜視図である。
全ての図面において、同一の又は機能的に同等の要素及び装置には、そうでないことが記載されていない限り、同一の参照符号が付けられている。ステップのナンバリングは、見やすくするためのものであり、特に、そうでないことが記載されていない限り、特定の時間的な順序を暗示するものではない。特に、複数のステップを同時に実行することもできる。
実施例の説明
図1は、本発明の実施形態に即した、光の二次元偏向のためのマイクロメカニカル装置10の概略的な平面図を示している。
マイクロメカニカル装置10は、ミラー面13を備えたミラー装置12を有している。ここで、このミラー面13は、ミラー面13に入射した光を偏向させる。ミラー面13は、入射した光を反射するために、例えば、金属製の表面を有しているものとするとよく、異なる屈折率を備えた複数の誘電性の層を有しているものとするとよく、及び/又は、別の様式で、光を反射するように形成されているものとするとよい。
ミラー装置12は、第1の軸D1を中心に回転可能であるように、第1のフレーム装置14と接続されている。ミラー装置12は、マイクロメカニカル装置10の静止位置において、第1のフレーム装置14の中に配置されている。ここでは、及び、以降では、本発明に係るマイクロメカニカル装置10の種々の要素の幾何学的な配置が説明される箇所においては、正反対のことが明記されていない限り、このような幾何学的な配置はそれぞれ、マイクロメカニカル装置10の静止状態に関している。従って、マイクロメカニカル装置10の動作時のマイクロメカニカル装置10の1つ又は複数の要素の変位時には、全ての要素が、記載された幾何学的な相互関係を有しているとは限らない。しかし、他方では、マイクロメカニカル装置10が次のように構成されていてもよい。即ち、マイクロメカニカル装置10の静止状態においては、記載された幾何学的な関係が維持されないが、マイクロメカニカル装置10の動作中の特定の時点においては、このような幾何学的な関係が成立するように構成されていてもよい。
ミラー装置12は、第1のフレーム装置14と、有利には、図1に示されているように、短いトーションビーム13−1、13−2を介して接続されている。トーションビーム13−1、13−2は平行であり、かつ、第1の軸D1と等しく配置されている。トーションビーム13−1と13−2は、有利には、同等の大きさに形成されており、特に、図1に示された図平面におけるミラー装置12の側長さよりも短い、特に側面の半分よりも短い、特に有利には、側面の4分の1よりも短い長さを有している。
ミラー装置12は、トーションビーム13−1、13−2を介して回転可能に、第1のフレーム装置14に対して懸架されており、トーションビーム13−1、13−2を介してのみ、残余のマイクロメカニカル装置10と接続されている。
第1のフレーム装置14は、2つの別のトーションビーム22−1、22−2を有している。これらの別のトーションビーム22−1、22−2は平行に、かつ、第2の軸D2に対して等しく配置されている。従って、第1のフレーム装置14は、ミラー装置12とともに、2つの別のトーションビーム22−1、22−2によって、第2の軸D2を中心に回転可能に懸架されている。ミラー装置12、トーションビーム13−1、13−2及び第1のフレーム装置14は、別のトーションビーム22−1、22−2を介してのみ、残余のマイクロメカニカル装置10と接続されている。
第1の軸D1に対して平行な第1の方向は、x方向とも称される。第2の軸D2に対して平行な第2の方向は、y方向とも称される。特に有利には、x方向とy方向とは、相互に垂直に配置されている。別のトーションビーム22−1、22−2も特に、x方向及び/又はy方向において、ミラー装置12の側面よりも短い長さで形成されている。
図1に示された装置10においては、ミラー装置12及びミラー面13は、正方形に示されており、第1のフレーム装置14は、同様に、ミラー装置12及びミラー面13を包囲している正方形のフレームとして示されている。ミラー装置12及び/又はミラー面13も、第1のフレーム装置14も、他の形状、例えば長方形であってもよいということを理解されたい。正方形は、特に、ミラー面13において振動モードを生成するのに有利であり得る。しかし、所望の用途に応じて、例えば、(例えば、より高い又はより低いねじりばね剛性による)回転軸D1、D2に関する、より高い又はより少ない回転可能性を補償するためには、別の、例えば長方形も有利であり得る。
マイクロメカニカル装置10は、さらに、アクチュエータ構造体16を有している。アクチュエータ構造体16は、特にミラー装置12、特にミラー面13に、装置10の少なくとも上述した要素を介して回転パルスを加えるために用いられる。回転パルスは、光の二次元偏向のために、特に、x方向においても、y方向においても、成分を有しているものとするとよい。
図1に示された実施形態においては、アクチュエータ構造体16は、相互に別個にされた2つの部分から成る。アクチュエータ構造体16は、4つの圧電アクチュエータ装置18−1、18−2、18−3、18−4を有している。これらは、以降では、部分的に、まとめて18−iとも称される。マイクロメカニカル装置10においては、x−y面において、全ての4つの圧電アクチュエータ装置18−iは、長方形の横断面を有している。x−y面とは、図1において、x方向及びy方向によって形成されている面のことである。マイクロメカニカル装置10においては、さらに、圧電アクチュエータ装置18−iの長方形の横断面は、それぞれ、第2の軸D2に対して平行である、長い辺(「長さ」と称する)と、第1の軸D1に対して平行である、短い辺(「幅」と称する)とを有している。有利には、全ての圧電アクチュエータ装置18−iは、同等の長さと同等の幅とを有している。
さらに、圧電アクチュエータ装置18−iは、次のように配置されている。即ち、圧電アクチュエータ装置18−iの全体的な配置構成が、第1の軸D1に関しても、第2の軸D2に関しても、対称に形成されているように、配置されている。
図1には、第1の圧電アクチュエータ装置18−1と第2の圧電アクチュエータ装置18−2とが第1の軸D1の一方の側に、第3の圧電アクチュエータ装置18−3と第4の圧電アクチュエータ装置18−4とが第1の軸D1の他方の側に、次のように配置されていることが示されている。即ち、第1の圧電アクチュエータ装置18−1と第2の圧電アクチュエータ装置18−2とが、第3の圧電アクチュエータ装置18−3と第4の圧電アクチュエータ装置18−4とに対して、第1の軸D1に関して鏡像になるように配置されているように、配置されていることが示されている。
図1には、さらに、第1の圧電アクチュエータ装置18−1と第3の圧電アクチュエータ装置18−3とが第2の軸D2の一方の側に、第2の圧電アクチュエータ装置18−2と第4の圧電アクチェーター装置18−4とが第2の軸D2の他方の側に、次のように配置されていることが示されている。即ち、第1の圧電アクチュエータ装置18−1と第3の圧電アクチュエータ装置18−3とが、第2の圧電アクチュエータ装置18−2と第4の圧電アクチュエータ装置18−4とに対して、第2の軸D2に関して鏡像になるように配置されているように、配置されていることが示されている。
マイクロメカニカル装置10においては、さらに、各圧電アクチュエータ装置18−iは、各たわみビーム20−iのみを介して、残余のマイクロメカニカル装置10と接続されている。有利には、たわみビーム20−iは、次のように形成されている。即ち、各圧電アクチュエータ装置18−iの各たわみビーム20−iが、各圧電アクチュエータ装置18−iに、圧電アクチュエータ装置18−iの各長い辺の各終端部分において接しているように、即ち、そこで各圧電アクチュエータ装置18−iと接続されているように形成されている。
第1の圧電アクチュエータ装置18−1の第1のたわみビーム20−1と第2の圧電アクチュエータ装置18−2の第2のたわみビーム20−2とは、各たわみビーム20−1、20−2の、各アクチュエータ装置18−1、18−2とは反対側の各終端部において、それぞれ、次のような領域において当接している。即ち、別のトーションビームのうちの1つのトーションビーム22−1も、このトーションビーム22−1の、第1のフレーム装置14とは、反対側のコーナーで接している領域において当接している。
第3の圧電アクチュエータ装置18−3の第3のたわみビーム20−3と第4の圧電アクチュエータ装置18−4の第4のたわみビーム20−4とは、各たわみビーム20−3、20−4の、各アクチュエータ装置18−3、18−4とは反対側の各終端部において、それぞれ、次のような領域において当接している。即ち、別のトーションビームのうちの1つのトーションビーム22−2も、このトーションビーム22−2の、第1のフレーム装置14とは、反対側のコーナーで接している領域において当接している。
第1のたわみビーム20−1と第2のたわみビーム20−2とトーションビーム22−1とが当接している領域には、さらに、ミラー装置12から続いて、さらに別のトーションビーム23−1が配置されている。第3のたわみビーム20−3と第4のたわみビーム20−4とトーションビーム22−2とが当接している領域には、さらに、ミラー装置12から続いて、さらに別のトーションビーム23−2が配置されている。
トーションビーム23−1、23−2も、トーションビーム22−1、22−2と同様に、平行であり、かつ、第2の軸D2と等しく配置されている。アクチュエータ装置16、即ち、圧電アクチュエータ装置18−i及びたわみビーム20−i、並びに、トーションビーム22−1、22−2、第1のフレーム装置14、トーションビーム13−1、13−2及びミラー装置12は、トーションビーム23−1、23−2だけを介して、残余のマイクロメカニカル装置10と接続されており、詳細には、第2の軸D2を中心に回転可能に支承されている。
トーションビーム23−1、23−2は、ミラー装置12から続いている各終端部で、マイクロメカニカル装置10の第2のフレーム装置24と接続されている。マイクロメカニカル装置10は、第2のフレーム装置24を介して、外部の要素に、例えば、それとともにマイクロメカニカル装置10がライトスキャナを形成する要素に固定されている。マイクロメカニカル装置10の有利な構成によって、ミラー面13に加えられる回転パルスは第2のフレーム装置24に伝達されない、又は、極めて僅かにしか伝達されない。従って、上述した省エネ効果とノイズ低減効果とが得られる。
トーションビーム23−1、23−2は、有利には、第2の軸D2に対して垂直な、特に第1の軸D1に対して平行な、トーションビーム22−1、22−2の相応する幅よりも大きい幅で形成されている。
このようにして、マイクロメカニカル装置10の内側から第2のフレーム装置24に印加される回転モーメントがさらに低減される。選択的又は付加的に、トーションビーム23−1、23−2が、別の様式で、例えば自身の材料特性によって、トーションビーム22−1、22−2よりも高いトーション剛性で形成されているものとするとよい。
圧電アクチュエータ装置18−iは、詳細には、例えば次のように、以降で図2a)及び図2b)を参照して説明されるように形成することが可能である。
図2a)は、マイクロメカニカル装置10の第1の形態に即した圧電アクチュエータ装置18−iの概略的な横断面図を示している。示されているのは、x方向及びz方向によって形成されているx−z面における横断面図であり、ここで、z方向は、次のように配置されている。即ち、x方向、y方向及びz方向が、直交する三次元の座標系を形成するように配置されている。図1においては、z方向は、図平面から出現する。
図2a)においては、圧電アクチュエータ装置18−iは、基板層54に接して、かつ、基板層54とともに形成され得る。基板層54は、例えば、ケイ素基板であってよい。特に有利には、同一の基板層54から、図1に関連して上述した、マイクロメカニカル装置10の全ての要素が形成される。ここで、例外は、以下で述べるように、圧電アクチュエータ装置18−iの一部、並びに、圧電アクチュエータ装置18−i及びミラー面13への電気的な線路である。
特に、圧電アクチュエータ装置18−iの基板層54は、アクチュエータ装置18−iへと続く各たわみビーム20−iとワンピースに、同一の基板から形成されているものとするとよい。たわみビーム20−iは、特に、同一の基板から、トーションビーム22−1、22−2及び/又はトーションビーム23−1、23−2とワンピースに形成されているものとするとよい。トーションビーム23−1、23−2は、特に、ワンピースに、第2のフレーム装置24と同一の基板から形成されているものとするとよい。トーションビーム22−1、22−2は、特に、ワンピースに、第1のフレーム装置14と同一の基板から形成されているものとするとよい。第1のフレーム装置14は、特に、ワンピースに、トーションビーム13−1、13−2と同一の基板から形成されているものとするとよい。トーションビーム13−1、13−2は、特に、ワンピースに、その上にミラー面13が配置されている、ミラー装置12の支持構造体と同一の基板から形成されているものとするとよい。
基板層54の第1の外面54−uには、圧電アクチュエータ装置18−iの一部として、第1の電極55が配置されているものとするとよい。基板層54の第1の外面54−uと反対側の、基板層54の第2の、第2の外面54−oには、この順序において、以下の、有利には部分的にパターニングされている層53から50が配置されているものとするとよい。即ち、第1の圧電層53、酸化層52、第2の圧電層51及び第2の電極50が配置されているものとするとよい。従って、第1の電極55と第2の電極50との間に電圧信号を印加することによって、電圧を、第1及び第2の圧電層53、51に印加することができる。これによって、圧電アクチュエータ装置18−iが動作させられる。
図2b)は、マイクロメカニカル装置10の圧電アクチュエータ装置18−iを形成することができる別の形態を示している。
図2b)も、x−z平面における概略的な横断面図を示している。図2b)に示されている形態においても、圧電アクチュエータ装置18−iは、基板層54を有している。この基板層54は、特に、図2a)における基板層54に関して説明されたように形成されているものとするとよく、従って、特に、マイクロメカニカル装置10の1つ又は多数の別の要素とワンピースに、同一の基板から形成されているものとするとよい。
図2b)においては、基板層54の第1の外面54−uには、最初に、第1の圧電層53が配置され、次に、第1の電極55が配置されている。即ち、第1の圧電層53は、基板層54と第1の電極55との間に挟まれている。同様に、基板層54の第1の外面54−uとは反対側の、基板層54の第2の外面54−oには、最初に、第2の圧電層51が配置され、次に、第2の電極50が配置されている。即ち、第2の圧電層51は、基板層54と第2の電極50との間に挟まれている。従って、このような形態でも、第1の電極55と第2の電極50との間に電圧信号を印加することによって、電圧が、2つの圧電層53、51に印加され得る。これによって、圧電アクチュエータ装置18−iが動作させられる。
図2a)及び図2b)は、アクチュエータ装置18−iの層構造体を明確にするためだけのものであり、実際の、構造的に正確に示された横断面を示すものではない。特に、図示されている層50乃至55のうちの1つ又は複数は、x方向において異なる幅で形成されているものとするとよい、各空白部分を有しているものとするとよい、等々である。
各圧電アクチュエータ装置18−iへの電圧信号の印加は、特に、以降において、光の二次元偏向のための本発明に係る方法に関して説明するように行われ得る。マイクロメカニカル装置10は、電気的な線路を有している、ということを理解されたい。ここで、この電気的な線路は、この電気的な線路によって、各圧電アクチュエータ装置18−iの各電極50、55が接触接続可能であるように形成されている。見やすくするために図1には示されていない電気的な線路は、特に全体として又は部分的に、図1に示されている、マイクロメカニカル装置10の要素の種々の表面に沿って形成されているものとするとよい。
装置10においては、有利には、全ての圧電アクチュエータ装置18−iは、次のように形成されている。即ち、それぞれ、基板層54の同一の面において、全ての圧電アクチュエータ装置18−iに対して、第1の電極55が配置されており、基板層54の別の面において、全ての圧電アクチュエータ装置18−iに対して、第2の電極50が配置されているように、形成されている。以降においては、正の値を有している電圧信号とは、それに従って、より高い電位差を伴う電圧勾配が第1の電極55に存在し、より低い電位差を伴う電圧勾配が第2の電極50に存在する電圧信号のことである。
換言すれば、正の電圧信号は、正のz方向での電圧勾配を生じさせる電圧信号である。
圧電アクチュエータ装置18−iのうちの1つ又は複数が、残余の圧電アクチュエータ装置18−iとは異なる積層形態で形成されていてもよい、ということを理解されたい。例えば、基板層54の外面54−u、54−oに関して交換されて、即ち、基板層54で反射された配置構成で形成されていてもよい。
図3は、本発明の別の実施形態に即した、光の二次元偏向のための装置を説明するための概略的なフローチャートを示している。
図3に示された方法においては、ステップS01において、本発明に係るマイクロメカニカル装置、例えば、マイクロメカニカル装置10が提供される。
ステップS02においては、第1の周期的な電圧信号が第1の圧電アクチュエータ装置18−1に印加される。第2のステップS03においては、第2の周期的な電圧信号が、第2の圧電アクチュエータ装置18−2に印加される。ステップS04においては、第3の周期的な電圧信号が第3の圧電アクチュエータ装置18−3に印加される。ステップS05においては、第4の周期的な電圧信号が第4の圧電アクチュエータ装置18−4に印加される。有利には、常に、少なくとも2つの電圧信号が同時に印加される。特に、それぞれ2つ又は4つの電圧信号が同時に印加される。
電圧信号の印加は、特に、以降において、図4及び図5に関連して説明されるように行われてもよい。図4及び図5はそれぞれ、図3に示された方法による動作中の、図1に示されたマイクロメカニカル装置10の三次元の概略的な斜視図を示している。
図4は、概略的に、マイクロメカニカル装置10の動作を示している。ここでは、ミラー面13は、第2の軸D2を中心に周期的に回動され、これによって、例えば、ミラー面13に入射する光ビームがx方向に偏向される。
上述したように、図1に示されているマイクロメカニカル装置10においては、有利には、各圧電アクチュエータ装置18−iは等しく形成されており、特に、z方向における積層構成に関して、等しく形成されている。この場合には、ミラー面13の、図4に概略的に示されている、第1の軸D1を中心とした変位が次のことによって形成可能である。即ち、第1の圧電アクチュエータ装置18−1及び第2の圧電アクチュエータ装置18−2に、同等の周期的な電圧信号、即ち、それぞれ同等の現在の振幅と同一の数学的な符号とを有している周期的な電圧信号が印加されることによって形成可能である。
同様に、同時に、第3の圧電アクチュエータ装置18−3及び第4の圧電アクチュエータ装置18−4に、同等の周期的な電圧信号、即ち、それぞれ同等の現在の振幅と同一の数学的な符号とを有している周期的な電圧信号が印加される。ここで、第3及び第4のアクチュエータ装置18−3、18−4に印加される電圧信号はまさに、−1が乗算された、第1及び第2のアクチュエータ装置18−1、18−2に印加される電圧信号である。換言すれば、各圧電アクチュエータ装置18−iには、同一の振幅絶対値を有する信号が印加され、ここで、第1及び第2のアクチュエータ装置18−1、18−2に印加される信号はそれぞれ、第3及び第4のアクチュエータ装置18−3、18−4に印加される電圧信号とは逆の数学的な符号を有している。
図4に概略的に示されているように、アクチュエータ構造体16の一部は、ミラー面13とは逆方向に動くので、全体的に、結果として生じる僅かな回転モーメントしかトーションビーム23−1、23−2を介して第2のフレーム装置24には作用しない、又は、回転モーメントはトーションビーム23−1、23−2を介して第2のフレーム装置24には全く作用しない。
第2の軸D2を中心としたミラー面13の変位は、次のことによって形成される。即ち、第1の圧電アクチュエータ装置18−1と第3のアクチュエータ装置18−3とに、同等の周期的な電圧信号、即ち、それぞれ同等の現在の振幅と同一の数学的な符号とを有している周期的な電圧信号が印加されることによって形成可能である。
同様に、同時に、第2の圧電アクチュエータ装置18−2及び第4の圧電アクチュエータ装置18−4に、同等の周期的な電圧信号、即ち、それぞれ同等の現在の振幅と同一の数学的な符号とを有している周期的な電圧信号が印加される。ここで、第2及び第4のアクチュエータ装置18−2、18−4に印加される電圧信号はまさに、−1が乗算された、第1及び第3のアクチュエータ装置18−1、18−3に印加される電圧信号である。換言すれば、各圧電アクチュエータ装置18−iには、同一の振幅絶対値を有する信号が印加され、ここで、第1及び第3のアクチュエータ装置18−1、18−3に印加される信号はそれぞれ、第2及び第4のアクチュエータ装置18−2、18−4に印加される電圧信号とは逆の数学的な符号を有している。
振幅の絶対値においては等しいが、数学的な符号においては異なっている電圧信号を、説明したように印加することによって、マイクロメカニカル装置10、特にマイクロメカニカル装置10の要素の有利な固有モードが形成される。但し、第2のフレーム装置24は、例外である。このような固有モードに基づいて、ミラー面13は、ミラー面13に入射する光ビームの偏向のために所望の運動を行う。第1の軸D1を中心にしたミラー面13の運動も、第2の軸D2を中心にしたミラー面の運動も生じさせる複雑な固有モードが励起されるものとするとよい。このために、電圧信号が、アクチュエータ装置18−iに、特別なクロックパターンで、例えばマルチプレクスモードで印加されるものとするとよい。
圧電アクチュエータ装置18−iの形成及び配置時に、ミラー面13の所望の運動モードを実現するために、上述した記載とは異なる様式で、電圧信号の印加が相応に適合され得る、ということを理解されたい。
本発明の実施形態に即した、光の二次元偏向のためのマイクロメカニカル装置の概略的な平面図である。 図2aは、図1に示されたマイクロメカニカル装置の第1の形態の圧電アクチュエータ装置の概略的な横断面図であり、図2bは、図1に示されたマイクロメカニカル装置の第2の形態の圧電アクチュエータ装置の概略的な横断面図である。 本発明の別の実施形態に即した、光の二次元偏向のための方法を説明するための概略的なフローチャートである。 図3に示された方法による動作の間の、図1に示されたマイクロメカニカル装置の三次元の概略的な斜視図である。 図3に示された方法による動作の間の、図1に示されたマイクロメカニカル装置の三次元の概略的な斜視図である。
基板層54の第1の外面54−uには、圧電アクチュエータ装置18−iの一部として、第1の電極55が配置されているものとするとよい。基板層54の第1の外面54−uと反対側の、基板層54第2の外面54−oには、この順序において、以下の、有利には部分的にパターニングされている層53から50が配置されているものとするとよい。即ち、第1の圧電層53、酸化層52、第2の圧電層51及び第2の電極50が配置されているものとするとよい。従って、第1の電極55と第2の電極50との間に電圧信号を印加することによって、電圧を、第1及び第2の圧電層53、51に印加することができる。これによって、圧電アクチュエータ装置18−iが動作させられる。
図3は、本発明の別の実施形態に即した、光の二次元偏向のための方法を説明するための概略的なフローチャートを示している。

Claims (10)

  1. 光の二次元偏向のためのマイクロメカニカル装置(10)であって、
    ミラー面(13)を備えたミラー装置(12)を有しており、前記ミラー面(13)は、前記ミラー面(13)に入射する光を偏向し、
    前記ミラー装置(12)は、第1の軸(D1)を中心に回転可能に、第1のフレーム装置(14)の中に配置されており、かつ、前記第1のフレーム装置(14)に固定されており、
    前記第1のフレーム装置(14)は、第2の軸(D2)を中心に回転可能に、アクチュエータ構造体(16)の中に配置されており、かつ、前記アクチュエータ構造体(16)に固定されており、
    前記アクチュエータ構造体(16)は、少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置(18−i)を有しており、
    前記少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置(18−i)の位置は、前記第1の軸(D1)に関しても、前記第2の軸(D2)に関しても、対称に配置されている、
    ことを特徴とするマイクロメカニカル装置(10)。
  2. 前記少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置(18−i)の寸法は、前記第1の軸(D1)に対して平行な第1の方向(x)において等しく、かつ、
    前記少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置(18−i)の寸法は、前記第2の軸(D2)に対して平行な第2の方向(y)において等しい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置(10)。
  3. 各前記圧電アクチュエータ装置(18−i)は、各たわみビーム(20−i)を介して、残余の前記装置(10)と接続されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置(10)。
  4. 前記第1のフレーム装置(14)は、2つのトーションビーム(22−1,22−2)を介して前記アクチュエータ構造体(16)と接続されており、
    各前記トーションビーム(22−1,22−2)は、前記アクチュエータ構造体(16)の、それぞれ2つの前記たわみビーム(20−i)が当接している領域に接している、
    ことを特徴とする請求項3に記載の装置(10)。
  5. 前記圧電アクチュエータ装置(18−i)は、2つの短い辺と2つの長い辺とを備えた長方形の形状で形成されており、
    各前記たわみビーム(20−i)は、各前記アクチュエータ装置(18−i)に、前記2つの長い辺のうちの1つの長い辺の各終端部において接している、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の装置(10)。
  6. 前記圧電アクチュエータ装置(18−i)同士は、電気的な線路によって、各電圧が各前記アクチュエータ装置(18−i)に、前記第1の軸(D1)と前記第2の軸(D2)とによって形成されている面に垂直な方向(z)において印加可能であるように、電気的に接触接続されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の装置(10)。
  7. 前記圧電アクチュエータ装置(18−i)同士は、電気的な線路によって、周期的な電気信号が各前記アクチュエータ装置(18−i)に、同等の振幅で、かつ、調節可能な、それぞれ0°又は180°の相対的な位相シフトで印加可能であるように、電気的に接触接続されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置(10)。
  8. 光の二次元偏向のための方法であって、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載されたマイクロメカニカル装置(10)を準備するステップ(S01)と、
    第1の周期的な電圧信号を、前記少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置(18−i)の第1の圧電アクチュエータ装置(18−1)に印加するステップ(S02)と、
    第2の周期的な電圧信号を、前記少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置(18−i)の第2の圧電アクチュエータ装置(18−2)に印加するステップ(S03)と、
    を備えており、
    前記第1の電圧信号と前記第2の電圧信号とは、前記第2の電圧信号の各現在の振幅が、前記第1の電圧信号の各現在の振幅と等しくなるように、又は、−1が乗算された、前記第1の電圧信号の各現在の振幅と等しくなるように、印加される、
    ことを特徴とする方法。
  9. 第3の周期的な電圧信号を、前記少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置(18−i)の第3の圧電アクチュエータ装置(18−3)に印加するステップ(S04)と、
    第4の周期的な電圧信号を、前記少なくとも4つの圧電アクチュエータ装置(18−i)の第4の圧電アクチュエータ装置(18−4)に印加するステップ(S05)と、
    を備えており、
    前記第3の電圧信号と前記第4の電圧信号とは、前記第4の電圧信号の各現在の振幅が、前記第3の電圧信号の各現在の振幅と等しくなるように、又は、−1が乗算された、前記第3の電圧信号の各現在の振幅と等しくなるように、印加される、
    ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1の電圧信号と前記第3の電圧信号は、前記第3の電圧信号の各現在の振幅が、前記第1の電圧信号の各現在の振幅と等しくなるように、又は、−1が乗算された、前記第1の電圧信号(91)の各現在の振幅と等しくなるように、印加される、
    ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
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