JP2002325421A - リニアモータ、およびこれを用いたステージ装置、露光装置ならびにデバイス製造方法 - Google Patents

リニアモータ、およびこれを用いたステージ装置、露光装置ならびにデバイス製造方法

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JP2002325421A JP2002028330A JP2002028330A JP2002325421A JP 2002325421 A JP2002325421 A JP 2002325421A JP 2002028330 A JP2002028330 A JP 2002028330A JP 2002028330 A JP2002028330 A JP 2002028330A JP 2002325421 A JP2002325421 A JP 2002325421A
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    • G03F7/70758Drive means, e.g. actuators, motors for long- or short-stroke modules or fine or coarse driving
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】推力リップルが小さく、高駆動力であるリニア
モータを実現する。 【解決手段】リニアモータMは、永久磁石群1a〜1d
によって構成されるリニアモータ可動子10と、2組の
電磁コイル2a、2bによって構成されるリニアモータ
固定子20を有する。リニアモータ可動子10の永久磁
石1a、1cの極性方向は、移動方向であるx軸方向に
垂直なy軸方向で、互いに逆向きである。これらの間
に、同じ直方体形状であって極性方向を90度回転させ
た永久磁石1b、1dを配列することで、理想的な正弦
波磁界を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス等
製造のための露光装置等に搭載されるステージ装置の駆
動源等に好適なリニアモータ、およびこれを用いたステ
ージ装置、露光装置ならびにデバイス製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図12は一従来例によるリニアモータの
永久磁石の配列を示す。これは、保持部材7を挟んで対
向する2つの永久磁石群の片側のみを示しており、保持
部材7上に交互に配列した永久磁石110a、110b
は、それぞれ、角部を落とした非直方体形状となってい
る。これらの永久磁石110a、110bを、磁性(N
極、S極)が交互に逆向きになるように配列するととも
に、対向するヨークと永久磁石群の間の空間部に、理想
形状の正弦波磁界を生じさせるように、各永久磁石11
0a、110bの厚さや幅を調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、正弦波磁界を理想的な正弦波形にする
ために各永久磁石の厚さや幅を局部的に異ならせる必要
がある。また、磁石の全体形状も単純な直方体ではない
ため、各永久磁石を精度よく作製することが難しく、高
コストになるという未解決の課題がある。さらに、直方
体形状の永久磁石に比べて磁束密度が低下く、リニアモ
ータの駆動力が低下するという問題もある。
【0004】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、低コストかつ高駆動
力でありながら、推力リップル(推力むら)の小さい優
れた駆動性能を有し、露光装置のウエハ等基板を保持す
るステージ装置等の位置決め精度や生産性の向上に大き
く貢献できるリニアモータ、およびこれを用いたステー
ジ装置、露光装置ならびにデバイス製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のリニアモータは、それぞれの極性方向が周期
的に逆向きになるように配列された第1磁石と、それぞ
れの極性方向が周期的に逆向きになるように当該第1磁
石に隣接して配列された第2磁石と、当該第1及び第2
磁石に対向して設けられ、当該第1及び第2磁石との間
にローレンツ力を発生させる電磁コイルとを備え、前記
第2磁石は、当該第1磁石に対して極性方向が交差する
ように配設されている。
【0006】また、好ましくは、前記第2磁石の極性方
向は、前記第1磁石の極性方向に対して略90度で交差
している。
【0007】また、好ましくは、前記第1及び第2磁石
が、直方体形状の永久磁石である。
【0008】また、好ましくは、前記電磁コイルは、前
記第1及び第2磁石に対向し、同時に通電されるように
少なくとも2つ配設されている。
【0009】また、好ましくは、前記第1及び第2磁石
が、同一形状の永久磁石である。
【0010】また、好ましくは、末端部に配設された第
1又は第2磁石の体積が他の磁石より小さい。
【0011】また、好ましくは、前記第1及び第2磁石
は正弦波形磁界を発生させる。
【0012】
【作用】複数の磁石の極性方向が交互に反転する磁石群
によって正弦波形状の磁界を発生させるリニアモータに
おいて、理想形状の正弦波磁界を得るために、互いに逆
向きの極性方向を有する2つの磁石の間に、両者の極性
方向に対して、例えば略90度の角度で交差する極性方
向を有する磁石を配設する。
【0013】同じ直方体形状の永久磁石を、極性方向を
変えて配列するだけで、理想形状の正弦波磁界を形成す
ることができる。
【0014】逆向きの極性方向を有する磁石を互いに隣
接して配列し、各磁石を局部的に加工して形状を変える
ことで、理想形状の正弦波磁界を作る場合に比べて、複
雑な加工を必要とすることなく、従って低コストで、し
かも駆動力の大きいリニアモータを製造できる。
【0015】このように低価格、高駆動力で、かつ推力
リップルの小さいリニアモータを駆動部とする高性能な
ステージ装置を、露光装置のウエハステージ等に用いる
ことで、位置決め精度が高く、半導体デバイス等の生産
性に優れた高性能な露光装置等を実現できる。
【0016】
【本発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基
づいて説明する。
【0017】図1は一実施の形態を示すもので、このリ
ニアモータMは、それぞれの極性方向が周期的に逆向き
になるように配列された第1磁石1a,1cと、それぞ
れの極性方向が周期的に逆向きになるように当該第1磁
石1a,1cに隣接して配列された第2磁石1b,1d
とを有する第1永久磁石群1a〜1dをx軸方向に配列
して保持部材7の上に一体に連結し、保持部材7のもう
片側にも第2永久磁石群を配列して、リニアモータ可動
子10を構成している。第2永久磁石群も第1永久磁石
群と同様に、それぞれの極性方向が周期的に逆向きにな
るように配列された第3磁石5a,5cと、それぞれの
極性方向が周期的に逆向きになるように当該第3磁石5
a,5cに隣接して配列された第4磁石5b,5dとを
有する。
【0018】また、第1磁石1a,1cと第3磁石5
a,5cとは互いに極性方向が同じ向きになるように配
列され、第2磁石1b,1dと第4磁石5b,5dとは
互いに極性方向が逆向きになるように配列されている。
【0019】また、一方の電磁コイル2aをヨーク3a
上に固定し、他方の電磁コイル2bをヨーク3b上に固
定し、リニアモータ可動子10に対向するこれら電磁コ
イル2a、2bによって、リニアモータ固定子20を構
成する。ここに電流を流すことで、リニアモータ可動子
10との間にx軸方向の推力を発生する。なお、永久磁
石群1a〜1dをリニアモータの固定子にして、電磁コ
イル2a、2bを可動子にすることもできる。また、保
持部材7は、磁性材でも非磁性材でも構わない。
【0020】第1及び第2永久磁石群1a〜1d、5a
〜5dは、それぞれ互いに隣接する磁石の極性方向(磁
石内部においてN極からS極への方向に、両極を最短で
結ぶ直線方向)を順番に(一方向に)90度ずつ回転さ
せながら一体に連結したもので、互いに極性方向が逆で
ある第1永久磁石1a、1cの間の第2永久磁石1b、
1dと第3永久磁石5a、5cの間の第4永久磁石1
b、1dとは、それぞれ第1永久磁石1a、1cの極性
方向又は第3永久磁石5a,5cの極性方向に略90度
の角度で交差する極性方向を有する。一方、ヨーク3a
とヨーク3bは互いに動かず相対運動しないように固定
されており、第1及び第2永久磁石1a〜1dとヨーク
3aとの間の空間、第3及び第4永久磁石51a〜51
dとヨーク3bとの間の空間にはそれぞれ固定した磁界
が生じている。
【0021】上記のように互いに略90度ずつ極性方向
がずれた永久磁石を少なくとも4個設けることで、永久
磁石とヨークとの空間に存在する磁界のy成分をx軸方
向に対して正弦波形にすることができる。図2はこの磁
界の磁束密度のy成分を示すものである。
【0022】図3は、第1永久磁石1a〜1dの具体例
を示す。リニアモータ可動子10の運動方向(x軸方
向)の長さについて、磁石極性がx軸方向の第1永久磁
石1a、1cは18mm、磁石極性がx軸方向に垂直な
y軸方向の第2永久磁石1b、1dは18mmとした。
ここではすべての磁石が同一寸法の直方体形状である
が、非直方体形状でもよい。各永久磁石1a〜1dの厚
さ(y軸方向)は10mm、幅(z軸方向)は80mm
とした。
【0023】リニアモータMの正弦波形の磁界中に位置
する電磁コイル2a、2bに電流を流すと、永久磁石1
a〜1dと電磁コイル2a、2bとの間でローレンツ力
が発生し、リニアモータ固定子20に対してリニアモー
タ可動子10がx軸方向に移動する。
【0024】図1の電磁コイル2a、2bは模式的に描
いているが、実際はx軸方向に所定の間隔で複数個のコ
イルを配列した多相コイルとなっており、同時に複数個
の電磁コイルに電流を流す多相通電とになっている。
【0025】ここで多相通電の一例として、2相のコイ
ルに通電する場合を考える。第1のコイルが正弦波形磁
界中の1点(位置x)にあるとき、このコイルに一定の
電流を流せばコイルの位置xに対して推力は正弦波状に
なる。この推力は電流をI1(一定値)とすると、 F1 (x)=K・B・I1 ・sin(2πx/a) と表せる。ただし、Kはコイルによって決まる定数、B
は磁束密度の振幅、aは正弦波の波長である。
【0026】この第1のコイルからx方向に常に一定距
離a/4を保った位置に第2のコイルがあり、第1のコ
イルと一体化されているとき、この第2のコイルに一定
の電流を流せば、推力は正弦波状となる。この推力は電
流をI2 (一定値)とすると、第1のコイルの位置xを
用いて、 F2 (x)=K・B・I2 ・sin(2π(x+a/
4)/a)=K・B・I2 ・cos(2πx/a) となる。
【0027】2相のコイル、すなわち第1および第2の
コイルに同時に電流を流すと、トータルの推力は、 F=F1 +F2=K・B(I1 ・sin(2πx/a)
+I2 ・cos(2πx/a)) となる。ここで、第1および第2のコイルに第1のコイ
ルの位置xに対応して、 I1 =I・sin(2πx/a) I2 =I・cos(2πx/a) (ただし、I : 一定値) なる電流を流すと、 F=K・B・I となる。
【0028】永久磁石1a〜1dと対向するコイルは、
電磁コイル2a、2bであるので、推力は、 F=2・K・B・I となる。
【0029】このように、理想的な正弦波形の磁界中に
おいて、多相コイルに通電すると推力リップルが小さく
なる。すなわち、磁界が正弦波形に対して誤差が非常に
小さいほど、トータルの推力としてリップルを非常に小
さくすることができる。
【0030】このように正弦波形磁界もしくは正弦波近
似磁界に置かれた、多相コイルに電流を流すと、推力が
一定もしくはほぼ一定となり、推力リップルの小さい優
れたリニアモータとなる。
【0031】図3の永久磁石群を用いた場合は、永久磁
石とヨークとの空間に存在する磁界のy成分が理想正弦
波に近づき、理想正弦波に対する誤差を正弦波振幅の2
%以下とすることができる。図4はその2分の1周期の
波形を示すもので、破線が理想正弦波、実線が図3の永
久磁石群による磁束密度波形であるが、両者はほぼ一致
している。
【0032】コイルの存在する空間に正弦波の磁界を生
じさせることができるので、永久磁石とヨークとの空間
を有効に利用でき磁束密度を高めることができる。その
結果、リニアモータの推力を向上させることができる。
【0033】また、多相コイルに正弦波電流を通電する
ことにより、リニアモータの推力リップルを軽減するこ
とができるため、リニアモータの推力特性やこれを用い
たステージ装置の位置決め特性等を大幅に向上させるこ
とができる。
【0034】図5は第1の変形例によるリニアモータを
示す。これは、永久磁石群の終端部に位置する永久磁石
1eとして、他の永久磁石1a〜1dに比べてx軸方向
の寸法が小さく体積も小さい直方体形状の磁石を用いた
ものである。このように、終端部の永久磁石1eのx軸
方向の寸法を他より小さい、例えば13mmとすること
により、永久磁石群によって発生する磁束密度のy成分
が理想形状の正弦波に近くなる。例えば、リニアモータ
可動子10の終端部においても理想正弦波形に対する誤
差を正弦波形振幅の5%以下と小さくすることができ
る。
【0035】図6にその終端部の2分の1周期の波形を
示す。同図において、右側(+x側)が終端部であり、
破線が理想正弦波形、実線が図5の永久磁石群による磁
束密度であるが、両者はほぼ一致している。
【0036】図7は第2の変形例を示すもので、終端部
側に位置する3つの永久磁石1f〜1hは他の永久磁石
1a〜1dに比べて、x軸方向の寸法をが小さく体積も
小さい。終端部の永久磁石1f〜1hのx軸方向の寸法
を、永久磁石1fは15mm、永久磁石1gは10m
m、永久磁石1hは5mmと徐々に小さくすることで、
これらの永久磁石群によって発生する磁束密度のy成分
が正弦波に極めて近くなる。例えば、リニアモータ可動
子10の終端部においても、理想正弦波形に対する誤差
を正弦波振幅の2%以下と非常に小さくすることができ
る。
【0037】図8にその終端部の2分の1周期の波形を
示す。右側(+x方向)が終端部であり、破線が理想正
弦波形、実線が図7の永久磁石群による磁束密度であ
り、両者はほぼ完全に一致している。
【0038】このように、終端部に体積の小さい永久磁
石を1つ以上配置することで、永久磁石群の終端部にお
いても理想正弦波形に近い磁束密度分布を維持でき、終
端部に至るまで推力リップルの小さい、すなわち長スト
ロークにわたって推力リップルの小さい優れたリニアモ
ータを提供することができる。
【0039】図9は、上記と同様のリニアモータM1 を
駆動部とするステージ装置をウエハステージとする半導
体デバイス製造用の露光装置を示す。定盤51上にガイ
ド52とリニアモータ固定子21を固設している。前述
と同様に、リニアモータ固定子21は多相電磁コイル
を、リニアモータ可動子11は永久磁石群を有してい
る。リニアモータ可動子11を可動部53として、ステ
ージである可動ガイド54に接続し、リニアモータM1
の駆動によって可動ガイド54を紙面法線方向に移動さ
せる。可動部53は、定盤51の上面を基準に静圧軸受
55で、ガイド52の側面を基準に静圧軸受56で支持
される。
【0040】可動ガイド54をまたぐようにして配置し
たステージである移動ステージ57は静圧軸受58によ
って支持されている。この移動ステージ57は、上記と
同様のリニアモータM2 によって駆動され、可動ガイド
54を基準に移動ステージ57が紙面左右方向に移動す
る。移動ステージ57の動きは、移動ステージ57に固
設したミラー59および干渉計60を用いて計測する。
【0041】移動ステージ57に搭載したチャック上に
基板であるウエハWを保持し、光源61、投影光学系6
2によって、原版であるレチクルRの回路パターンをウ
エハWに縮小転写する。
【0042】次に上記の露光装置によるデバイス製造方
法の実施例を説明する。図10は半導体デバイス(IC
やLSI等の半導体チップ、あるいは液晶パネルやCC
D等)の製造フローを示す。ステップ1(回路設計)で
は半導体デバイスの回路設計を行なう。ステップ2(マ
スク製作)では設計した回路パターンを形成した原版で
あるマスクを製作する。ステップ3(ウエハ製造)では
シリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ
4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意した
マスクとウエハを用いて、前記露光装置によるリソグラ
フィー技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。
ステップ5(組立)は後工程と呼ばれ、ステップ4によ
って作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程
であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディン
グ)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含
む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半
導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査
を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成
し、これが出荷(ステップ7)される。
【0043】図11は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッ
チングが済んで不要となったレジストを取り除く。これ
らのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上
に多重に回路パターンが形成される。本実施例の製造方
法を用いれば、従来は製造が難しかった高集積度の半導
体デバイスを製造することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0045】同一の直方体形状の永久磁石を隣接して配
列した簡単な構成の磁石群を用いて、高駆動力であって
しかも推力リップルの小さい高性能なリニアモータを安
価に製造できる。
【0046】このようなリニアモータを、ウエハステー
ジ等のステージ装置に用いることで、半導体デバイス等
を製造する露光装置の転写性能および生産性の向上に大
きく貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態によるリニアモータの主要部を示
す模式図である。
【図2】図1のリニアモータ可動子の磁束密度を示すグ
ラフである。
【図3】リニアモータ可動子の具体例を示す部分斜視図
である。
【図4】図3のリニアモータ可動子の中央部の磁束密度
を示すグラフである。
【図5】第1の変形例を示す部分斜視図である。
【図6】図5のリニアモータ可動子の終端部の磁束密度
を示すグラフである。
【図7】第2の変形例を示す部分斜視図である。
【図8】図7のリニアモータ可動子の終端部の磁束密度
を示すグラフである。
【図9】露光装置を示す模式立面図である。
【図10】デバイス製造プロセスを示すフローチャート
である。
【図11】ウエハプロセスを示すフローチャートであ
る。
【図12】一従来例によるリニアモータ固定子を示す部
分斜視図である。
【符号の説明】
1a〜1d、1e〜1h、5a〜5d 永久磁石 2a、2b 電磁コイル 3a、3b ヨーク 7 保持部材 10、11 リニアモータ可動子 20、21 リニアモータ固定子 51 定盤 52 ガイド 53 可動部 54 可動ガイド 57 移動ステージ 59 ミラー 60 干渉計 61 光源 62 投影光学系

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの極性方向が周期的に逆向きに
    なるように配列された第1磁石と、それぞれの極性方向
    が周期的に逆向きになるように当該第1磁石に隣接して
    配列された第2磁石と、当該第1及び第2磁石に対向し
    て設けられ、当該第1及び第2磁石との間にローレンツ
    力を発生させる電磁コイルとを備え、前記第2磁石は、
    当該第1磁石に対して極性方向が交差するように配設さ
    れていることを特徴とするリニアモータ。
  2. 【請求項2】 前記第2磁石の極性方向は、前記第1磁
    石の極性方向に対して略90度で交差していることを特
    徴とする請求項1記載のリニアモータ。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2磁石が、直方体形状の
    永久磁石であることを特徴とする請求項1または2記載
    のリニアモータ。
  4. 【請求項4】 前記電磁コイルは、前記第1及び第2磁
    石に対向し、同時に通電されるように少なくとも2つ配
    設されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれ
    か1項記載のリニアモータ。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2磁石が、同一形状の永
    久磁石であることを特徴とする請求項1ないし4いずれ
    か1項記載のリニアモータ。
  6. 【請求項6】 末端部に配設された第1又は第2磁石の
    体積が他の磁石より小さいことを特徴とする請求項1な
    いし5いずれか1項記載のリニアモータ。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2磁石は正弦波形磁界を
    発生させることを特徴とする請求項1ないし6いずれか
    1項記載のリニアモータ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7いずれか1項記載のリ
    ニアモータと、前記リニアモータにより駆動されるステ
    ージとを備え、前記電磁コイルに通電して当該電磁コイ
    ルと第1及び第2磁石とを相対的に移動させることを特
    徴とするステージ装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のステージ装置によって基
    板または原版あるいはその双方を位置決めすることを特
    徴とする露光装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の露光装置によってデバ
    イスを製造する工程を有するデバイス製造方法。
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