JPH02501489A - 自動皿洗い機用洗剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 自動皿洗い機用洗剤 本発明は、タブレ・ニド形の自動皿洗い機用製品に係る。

より特定的には本発明は、不適合性成分が別々のタブレットに配合されこれらの タブレットを混合することによって所望成分全部を含有する製品が得られるよう なタブレット系に係る。

最も普及した型の自動皿洗い徴用クレンザ−は粉末または顆粒である。平均粒度 は直径約０．０５〜２■の範囲である。

配合物は一般に、アルカリ金属ポリリン酸塩、アルカリ金属ケイ酸塩、漂白剤及 び洗浄剤を含有する０通常はメタケイ酸塩の形態のケイ酸塩は吸湿性であり従っ て噴霧乾燥粉末に配合するのが難しい０組成物はむしろ混合及び吸収法によって 製造される。

使用の際には粉末を皿洗い機の小形ディスペンサーに計量する。該粉末は洗浄サ イクル中に水流によって流される。

しかしながら該粉末は吸湿性であるため、ディスペンサー内部で凝塊を形成し、 洗浄液に投与される量が減少する場合がある。パラフィンのごとき凝結防止成分 が添加されたが、完全な解決は得られなかった。

凝結及び小出し量のばらつきの問題を解決するために、例えば英国特許第１，５ ２７，７０６号及び英国特許第２，１４０，４５０号に記載のごとくチキントロ ピー液を使用することも提案された。しかしながら、かかる組成物の洗浄力は一 般に従来の粉末形態はどよくない。

自動皿洗い機用製品の第３の形態はタブレットである。

かる形態は、例えばフランス特許第１，４７２，６８０号、西独特許公開第２， ８５７，００１号及び西独特許公開第３，３１５，９５０号に記載されている。

これらのタブレットは従来の諸成分を含有し得る。高い相対質量をもつ固体タブ レットを製造することによって凝結及び凝塊形成によって生じる欠点は実質的に 除去される。

高い相対質量をもつタブレットの配合には別の問題が生じる０例えば、プロテア ーゼ及びアミラーゼのごとき酵素を自動皿洗い徴用組成物に添加することが提案 されている（例えば英国特許第１．５７９．９４６号）、酵素混合物は汚れた食 器及び調理器具に対してよりすぐれた洗浄効果を発揮することが判明した。しか しながら酵素は、一般に光沢を増進保護するために含まれるケイ酸塩の添加に起 因する高いｐＨに不適合である。即ち、メタケイ酸塩に起因する高いｐｎにおい ては、酵素、特にアミラーゼが失活することが判明した。更に、汚れの除去を助 けるためにしばしば含まれる酵素と漂白剤とは不相容性である。この問題の解決 のためには例えば、漂白用成分をメタクリレートのごとき可溶性ポリマーで被覆 する。タブレット形成の際にはかかる処理が極めて難しい。

従って、凝結、酵素分解のごとき問題が解決されまた適正な洗浄能力を与える自 動皿洗い徴用組成物が要望されている。

従って本発明は、少なくとも２種のタブレットの組み合わせを含み、実質的に不 適合性の成分が同種タブレットに配合されないように不適合性成分がタブレット 間に分配されたタブレット形の洗剤組成物を提供する。

例えば、全部のタブレットのベース組成物は同じでもよい、しかしながら、ケイ 酸塩成分は半数のタブレットに混合され、酵素成分は残りの半数のタブレットに 混合される。

同様に、漂白剤と染料とのごとき実質的に不相容性の成分は別々に維持され得る 。製造後に、タブレットを混合して所要成分全部を含む最終製品を得る。タブレ ット混合物、一般にはランダム混合物を包装物から皿洗い機のカップディスペン サーに直接充填し得る。

以下に記載のごときタブレット形の自動皿洗い徴用組成物の配合に伴って意外な 利点が判明した。即ち、タブレット配合物中に存在する酵素は粉末中の酵素より も実質的により大きい活性を発揮する。この理由は、タブレットと粉末の溶解速 度が異なるためであろうと推定される。タブレット組成物中のケイ酸塩成分は粉 末の場合よりもゆっくりと溶解するか、または存在する緩衝ビルグー塩に対する 相対速度が粉末の場合よりも遅い、いずれの場合にも、洗浄液のｐｎは粉末を使 用したときほど速く酵素失活値に到達しない。

緩衝ビルグー塩及び／または酵素に対するケイ酸塩の溶解速度が重要な役割を果 たすと考えられる。その理由は、粉末の自動皿洗い機用洗剤を使用した場合、洗 浄サイクルの最初の数分間でかなりの量の酵素が失活すると考えられるからであ る。

タブレット形態の皿洗い徴用組成物によって得られるこの酵素活性の改良現象を 更に利用できると考えられる。タブレットからのケイ酸塩の溶解速度がビルグー に比較して遅いときは酵素活性が向上するため、ビルグーを含有するタブレット にビルグーの溶解促進手段を混合する。かかる手段は当業界で公知であり、例え ばタブレットに添加される発泡剤、水と接触してｍｖする物質、タブレットの水 溶解性を促進する物質またはかかる物質の混合物がある。１種類以上の上記物質 をビルダーと共にタブレットに混合する場合、ケイ酸塩はビルダーとは別個のタ ブレットに含まれるのが好ましい、または、酵素含有タブレットに溶解遅延剤を 添加する方式を選択してもよい、溶解遅延剤の目的は、ｐＨが過度に高いときに 洗浄液に酵素が放出されるのを阻止することである。１種以上のかかる溶解促進 剤または溶解遅延剤と組成物の諸成分との種々の組み合わせは当業者に明らかで あろう。

組成物は、食器洗剤で常用の１種以上のアルカリ性塩を含有し得る。これらの例 は、有機及び／または無機のビルダー塩、例えば、アルカリ金属オルト−５とロ ー及びトリポリリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、ケイ酸塩、炭酸塩、ホウ酸塩３ 、クエン酸塩、カルボキシメチルオキシコハク酸塩、ニトロロ酢酸塩及びエチレ ンジアミンテトラ酢酸塩、高分子ポリ電解質、例えばポリアクリル酸塩、ポリマ レイン酸塩及びその他の公知の有機及び無機のビルダー化合物である。ゲイ酸塩 と酵素とは通常側々に保存する。

通常は、タブレット全体に分配されるアルカリ性塩の総量は１０〜９０重量％、 一般には３０〜７０重量％である。

本発明の組成物は更に洗剤活性化合物を含有し得る。洗剤活性化合物が含まれる とき、該化合物は通常は０．５〜１０％、特に１〜５％である０石鹸、アニオン 性、非イオン性または両性の合成洗剤界面活性剤及びその混合物のごとき公知の 任意のタイプの洗剤活性化合物を使用し得る。好ましくは、非イオン性洗剤界面 活性剤、特に低発泡性界面活性剤が使用される。かかる非イオン性洗剤界面活性 剤の適当な例は、Ｍ、　５ｃｈｉｅｋ、ｒＮｏｎｉｏｎｉｅ　５ｕｒｆａｃｔａ ｎｔｓ」、（１９６７）から容易に見つけられる。洗剤活性化合物は単独で１種 のタブレットとして存在してもよく、または別の成分を含む１種または複数種の タブレットとして存在してもよい、洗剤活性化合物を各種タブレットに混合し、 各種タブレットが少なくともある洗剤活性化合物と組成物の別の１つの成分とを 含むようにするのが好ましい。

本発明のタブレット形態は酵素洗剤組成物の配合に特に有用である。酵素として は、タンパク質分解酵素、澱粉分解酵素、脂肪分解酵素及びセルロース分解酵素 並びにかかる酵素の混合物を使用し得る。酵素は適当ないかなる起源に由来して もよく、例えば植物、動物、細菌、菌類及び酵母に由来し得る。細菌及び菌類に 由来の酵素が好ましい。

タンパク質分解酵素の適当な例は、枯草菌Ｂ、　５ｕｂｔｉｌｉｓ及びＢ、　ｌ ｉｅｈｅｎｉｆｏｒｍｉｓの特定菌株から得られるズブチリシン、例えば市販の Ｍａｘａｔａｓｅ（登録商標）（に１ｓｔ−ＢｒｏｃａｄｅｓＮ、　Ｖ、、Ｄｅ ｌｆｔ、　Ｈｏ１ｌａｎｄ）及び＾１ｃａｌａｓｅ（登録商標）（Ｎｏｖ。

Ｉｎｄｕｓｔｒｉ＾／Ｓ、　Ｃｏｐｅｎｈａ８ｅｎ、　Ｄｅｒ＋ｍａｒｋ）であ る、特に適当な酵素は、Ｎ０ＶＯＩｎｄｕｓｔｒｉ　八／Ｓによって開発され商 品名Ｅｓｐｅ−ｒａｓｅ（登録商標）及び５ａｖｉｎａｓｅ（登録商標）として 販売されているｐｕ範囲８〜１２に最大活性をもつバチルス（Ｂａｅｉｌｌｕｓ ）菌株から得られるプロテアーゼである。かかる酵素の調製は英国特許第１，２ ４３，７８４号に記載されている。

澱粉分解酵素の適当な例は、Ｍａｘａｍｙ　！　（登録商標）（Ｇｉｓｔ−Ｂｒ ｏｃａｄｅｓ）及びＴｅｒ躊ａｍｙ　ｌ　（登録商標）（Ｎｏｖａ　Ｉｎｄｕｓ ｔｒｉ＾／Ｓ）のごとき市販のアミラーゼである。英国特許第１，２９６，８３ ９号に記載のアミラーゼも適当である。

市販の脂肪分解酵素の代表例は、例えば、Ｌｉｐａｓｅ　ＹＬ、＾ｍａｎｏ　Ｃ Ｅ、Ｗａｌｌｅｒｓｔｅｉｎ　ＡＨ，Ｌｉｐａｓｅ　ＭＹ等であり、セルロース 分解酵素の代表例は、西独特許第３，１１７，２５０号に記載のごときＨｕｍｉ ｓｃｏｌａ　１ｎｓｏｌｅｎｓ由来のセルラーゼである。

本発明の組成物は好ましくは、タンパク質分解酵素及び／または澱粉分解酵素を 含有し、特に好ましくはタンパク質分解酵素と澱粉分解酵素との混合物を含有し ている。

通常は組成物中に存在させる酵素の量は酵素の酵素活性によって決まる。活性が 高いほど、組成物中の酵素の所要レベルが低い、酵素の量は一般に、組成物の総 重量のｏ、ｏｏｔ〜１０重量％の範囲であり、より実用的には０．１〜５重量％ の範囲である。

本発明によれば、組成物に更に漂白剤を配合し得る。漂白剤の量は０．０２〜１ ５重量％でよい。

斑点及び薄膜の形成を抑制するためにタブレットに層状クレー（ｌａｙｅｒｅｄ 　ｃｌａｙ）を含有させてもよい、適当なりレーは地質学的分類のスメクタイト 、カオリン、イライト、アタパルジャイト及び混合層状クレーのクラス（ｃｌａ ｓｓ）に所属する。特に好ましいクレーは、スメクタイトファミリー（ｆａｍｉ ｌｙ）に属するヘクトライトである。自動皿洗い機用組成物でクレーを使用する ことは、欧州特許第０．１３９，３２９号に記載されている。クレーは組成物の 総重量の０．０１〜６０重量％、好ましくは０．５〜２５重量％、より好ましく は０．５〜５重量％で存在するとよい。

組成物は更に、その他の有用な添加剤、例えば、漂白剤賦活剤、酵素安定化剤、 ヒドロトロープ、香料、着色料、殺菌剤、土懸濁化剤、アミノポリホスホン酸及 びそのアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩を含有し、また、脂肪酸、ベンズ トリアゾール等のごとき防腐剤を含有し、更に充填剤を含有し得る。適当な充填 剤の例は、′ｒＬ酸塩及び炭酸塩のアルカリ金属塩、並びに分子量４００〜１０ ，０００を有するポリエチレングリコールのごとき高分子物質である。

本発明の組成物は有色組成物の形成に特に重要である。

染料は漂白剤またはメタケイ酸塩の存在下ではしばしば不安定である。染料は不 適合性成分とは異なるタブレットに配合され得る。従って最終製品は、例えば緑 のタブレットと白のタブレットまたは赤のタブレットと白のタブレットとから成 る。

本発明の製品は、得られる洗浄液のｐＨが７〜１２、好ましくは９〜１１となる ように配合される。

タブレットの早期崩壊を阻止するために、タブレットの圧縮成形後に吸湿性物質 を例えば水溶性樹脂被膜によって被覆してもよい。

タブレットはまた、炭酸水素ナトリウム及びクエン酸のごとき発泡化合物を含有 し得る。これらの化合物はタブレットの溶解を助ける。また、水と接触して膨潤 する物質を添加し、タブレット構造を破壊し水性洗浄浴との接触面積を増加させ これに伴って溶解速度を増すのが望ましい。

タブレットは０．２〜４０ｇ、好ましくは０．５〜５ｇの予備配合組成物を含有 するのが好ましい、これらは種々の形状でよいが、好ましくは長さ約１ｃ−及び 直径０．５ｃｍの円柱の形状である。このように小さい寸法は製品の溶解を助け る。

タブレットは当業界で公知の任意の従来方法によって製造され得る。一般には、 各成分の微細粉末を合わせて圧縮成形することによって製造される。圧縮成形用 の圧力は１×１０コ〜Ｉ　Ｘ　１０’Ｎ／ｍ２であり、可溶タブレットを製造す るための適当な圧力を選択する。タブレットの密度は０．５〜２ｇ／１１でよい 、ガム、ケイ酸マグネシウム及びポリエチレングリコールのごとき従来のタブレ ット化成分を組成物に添加し得る。

圧縮成形後のタブレットをある種の適当な容器に充填し得る。一般には、複数種 のタブレットのランダム混合物を一緒に混合する。しかしながら、種々のタブレ ットの割合を種々の成分の所要量に従って変更し得る０本発明の範囲内で複数種 のタブレットを別々に包装し消費者が洗浄液に添加できる製品にすることも可能 である。即ち、洗剤の配合を各洗浄要件に合わせて調整し得る。

本発明の更に別の特徴によれば、容器を有し、合成有機洗剤成分を含む第１組の タブレットと別の洗剤成分を含む少なくとも１つの別の組のタブレットとが前記 容器に充填されたパックが提供される。前記諸成分は実質的に不適合性の成分が 同じ組のタブレットに含まれないように複数組のタブレット間に分配されている 。

本発明は更に、洗浄浴で複数種のタブレットを混合する皿洗い方法を提供する。

溶解した洗剤組成物の諸成分の水性洗浄浴が得られるように、実質的に不適合性 の成分は同種タブレットに含まれない。

以下の非限定実施例に基づいて本発明をより詳細に説明する。

夾［１ アミラーゼ活性に対するメタケイ酸ナトリウムの効果を試験した。

２種類の粉末組成物を調製した（Ｘ及びＹ）。

Ｘ　Ｙ　（，５佳工） トリポリリン酸ナトリウム（ＳＴＰ）　３４　３４メタケイ酸ナトリウム（ＳＭ Ｓ）本　！６．５　３３．０過ホウ酸塩（Ｐｅｒｂ、）　７　７ アミラーゼ（＾Ｌ）　１　１ プロテアーゼ（Ｐｒｏｔ、）　１　１ ＴｉｉＬ酸塩（Ｓｕｌｐｈ）　１００まで４種類のタブレットを調製した（Ａ、 Ｂ、Ｃ及びＤ）。

す１ 釧」−別煉−旺士、昼、　ヒ蛙、鋒刀±Ａ６８　０　０．２　２　２８ Ｂ　０　３３寧　１４　°０　０　５３００３３◆　１４　０　０　５３ Ｄ　Ｏ６６１４００５３ 寧Ｏａｑ ＋５ａｑ 以下の組み合わせによって試験する。

（１）Ａ　＋　Ｂ　Ｘ　（ＳＭＳ　Ｏａｑベース）（２）　Ａ　十ＣＸ　（ＳＭ Ｓ　５ａｑベース）（３）　Ａ　＋　Ｄ　Ｙ　（ＳＭＳ　Ｏａｑベース）酵素活 性を一定時間における活性の総体（ｉｎｔｅｇｒａｌ）として測定した。

上記の組み合わせ（１）、（２）及び（３）のタブレットを粉砕して粉末状で一 緒に添加するかまたはタブレット形態で添加することによって試験した。

１友　タブレット （１）Ａ　＋　８　７０　６９ （２）Ａ＋Ｃ６１６２ （３）Ａ　＋Ｄ　４０　５Ｂ 理論的１００％活性＝　１５９．メタケイ酸塩のレベルが高いときは洗剤組成物 を粉末状で添加するよりもタブレット形態で添加するほうが総体的な酵素活性が 窩い（即ち長時間高活性維持）。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．少なくとも２種のタブレットの組み合わせを含み、実質的に不適合性の成分 が同種タブレットに配合されないように不適合性成分が前記タブレット間に分配 されていることを特徴とするタブレット形の自動皿洗い機用洗剤組成物。
2. ２．酵素及びアルカリ金属ケイ酸塩が異なるタブレットに配合されていることを 特徴とする請求項１に記載の組成物。
3. ３．少なくとも２種のタブレットを含み、第１種のタブレットがアルカリ金属リ ン酸塩、アミラーゼ及びプロテアーゼを含有するがケイ酸塩及び漂白用化合物を 含有せず、第２種のタブレットがアルカリ金属ケイ酸塩及び漂白用成分を含有す るが酵素を含有しないことを特徴とする請求項１または２に記載の組成物。
4. ４．少なくとも２種のタブレットを含み、各種のタブレットが洗剤活性化合物を 含有することを特徴とする請求項１、２または３のいずれか一項に記載の組成物 。
5. ５．容器を有し、合成有機洗剤成分を含む第１組のタブレットと別の洗剤成分を 含む少なくとも１つの別の組のタブレットとが前記容器に充填され、実質的に不 適合性の成分が同じ組のタブレットに含まれないように前記諸成分が前記タブレ ット組の間に分配されていることを特徴とするパック。
6. ６．請求項１のタブレット形の洗剤組成物を水と混合して洗浄浴を形成し、汚れ た食器を洗浄浴と接触させ、食器から洗浄浴を洗い落とすことを特徴とする自動 皿洗い機による食器洗浄方法。
7. ７．実質的に本文中に記載のごとき自動皿洗い機用組成物。