JPH02500597A - Hiv‐1関連ポリペプチド類、診断システム類及びアッセイ方法 - Google Patents

Hiv‐1関連ポリペプチド類、診断システム類及びアッセイ方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ヒト免疫不全ウィルス1型(HIV−1)に関連した・新規ポリペプ チド抗原類及び診断システム類及びアッセイ法におけるそれらの利用に関する。
発明の背景 後天性免疫不全症候群(AIDS)は今や全世界に広がっており、特にアフリカ では、深刻な公衆衛生問題となっている。ヒト免疫不全ウィルスl型(HIV− 1)と称されるレトロウィルスは以前にはLΔV、HTLV−III又はARV として知られていたが、北米、西欧及び中央アフリカを含む、その流行に悩まさ れているさまざまな地域で、AIDSをひき起こすことが示された。
分子レベルでの)IIV−1の研究から、北米及びアフリカの単離株のヌクレオ チド配列中にいくつかの違いが明らかにされている。しかしながら、北米、西欧 及び中央アフリカの単離株は、同様の生物学的性質と、同一の相対分子量を持つ 抗原交叉反応性上白を持つものと思われる。
111 V −1に感染した個体は、p19.p24と呼ばれるgag遺伝子が コードするウィルス性コア蛋白、及びp55と呼ばれるそれらのプリカーサ−蛋 白に対する抗体類を産生ずるようになる。
さらに、止遺伝子がコードする外被糖蛋白gp120(細胞外糖蛋白すなわちE GP) 、gp41 (軽層蛋白すなわちTMP)及びgp160と呼ばれるそ れらのプリカーサ−糖蛋白に対する抗体も観察されている。
多数のAIDS患者が、本疾患の進行段階にHIV−1コア蛋白に対する抗体の 消失を示すが、該外被抗原に免疫反応性を持つ抗体は保持する。核外被産物はH IV−1感染のさまざまなステージにある患者の血清中に一様に検出される。H IV−1に対する血清変換についての報告はほとんど入手できないが、該外被蛋 白に対する。抗体の出現は、該コア蛋白に対する抗体の出現よりわずかに先立つ らしい。カールソンら(Carlson et al、)ランセット、1巻、! 361−362頁、1987年を参照のこと。これらの理由により、env遺伝 子産物を表西する抗原の利用は、AIDS関連のレトロウィルス類の被感染の診 断において非常に重要である。
AIDSは血液製剤によって伝染することがあるため、本疾患がはじめてtRm された頃から、該感染ウィルスに対して特異的な抗体もしくは抗原について血液 をスクリーニングする診断テストの開発がさかんに行なわれた。この分野での努 力が実を結んで、1985年の終りまでにHIV−1ウイルスに対する抗体を検 出する市販のテストに対する認可を5社が受けた。これらのテストはすべて、培 養したHIV感染Tリンパ球から得られたウィルス蛋白を利用してのそれらの抗 体類の検出に依るものである。その培養細胞から得られたウィルスを粉砕しくた とえば、界面活性剤とともに)、液体(“ウィルスライセード”と呼ぶ)を得る 。このライセード(ウィルス及び細胞性蛋白の種々の断片を含む)がその後イム ノアッセイの固相成分として一般的に使用される。
既存のテストは血液製剤を介してのHIV−1の伝染をかなり減少させたようで あるが、ウィルスライセードに基づくテスト類は、結果が高率の偽陽性を示す等 の、いくつかの重大な欠点がある。この偽陽性は、現行のアッセイ類の固相成分 中に使用されているウィルスライセード調製物中における非ウィルス性蛋白の存 在に一部分帰因すると考えられる。
偽陽性結果の率を減らす目的で、本技術分野ではウィルス性蛋白上に天然に存在 する抗原性決定因子を模倣した合成ポリペプチドを用いた特異部位指向性の血清 学的アッセイの開発が始められている。たとえば、コサンドに対する米国特許第 4.629.783号、ワンら(Cosand、 Hang eL at、)、 プロシーディング オブ ザナショナJし アカデミ−オブ サイエンスUSA 、83巻二第6159−6163頁、1986頁、及びケネディら(Kenne dycL al、) sサイエンス、231巻:第1556−1559頁、19 86年には、該TMP (肝41)を含む種々のHIV−1!白によって形成さ れる抗原性決定因子を模倣できると言われる数個のポリペプチド類について記述 がある。
もっと具体的にいえば、コサンドに対する該特許は、ポリペプチド39と称され る26アミノ酸残基のポリペプチドで、その配列はウェインーポプリンら(Ma in−11obson et al)、セル、40巻:第9−15頁、1985 年により記述されたHIV−1単離株の該TMP配列に由来している。コサンド の該特許は、ポリペプチド39がHIV−I TMPによって誘導された地理上 の由来が同定されていない抗体類を検出しうることを示唆するデータを含んでい る。
ワンら(Wanget al、)が前記で報告したペプチドナンバー8は、ラト ナーら(RaLner et al、)+ ネイチャー、313巻:第277− 284頁、1985年が報告した該HIV−1配列のTMP残基586−606 に対応する配列の21個のアミノ酸残基を含む。
ワンらによれば、ポリペプチド8は米国内の複数の大らから採取された血清中の 抗HIV−1−TMP抗体を検出することが可能である。さらに、ワンらは、あ る種のウィルス単離株類に見られるような、587位のイソロイシンをバリンに 、また596位でのリジンをアルギニンに保存的に置換したポリペプチド8のア ナログ類は、それらのアナログ類に結合したヒトの抗体にあまり影響を及ぼさな い、ということを報告した。
それより最近、グナンら(Gnann et al、) 、ジャーナル オブザ  インフェクショナル ディラージ1,156巻、第261−267頁、198 7年は、ライレイら(Wiley et al、)、プロシーディング オブ  ザ ナショナル アカデミ−オブ サイエンス USA、83巻:第5038頁 、1986年の該TMPアミノ酸残基配列に由来するポリペプチドは、アメリカ のAIDS患者の事実上100%の血清中に抗HIV−I TMP抗体を検出す ることができるが、ザイールのAIDS患者ではわずかに約84%にしかそれら の抗体を検出しえないことを報告した。
それらの診断的試薬としての利用の他に、フィシンガーら(Fischinge r et al、)、カンサーリサーチ、45巻、第46945−6995頁、 1985年は合成ポリペプチド類がHIVに対するワクチンの成分として使用す ることができることを示唆している。
AIDSの予防及び治療へのこのアプローチは、ミュージングら(Muesin g et al、) 、ネイチ+−、313巻:第450頁、 1985年が報 告したHIV−1単離株の配列のうち503から532のTMP残基に対応する アミノ酸残基配列を持つポリペプチドが、ウサギにおいてHIV中和抗体類を誘 導することができることを見出したチャンら(Chanh et al、) 、 EMBo、5巻、第3065−71頁、1986年の報告により支持されている 。グナンら(Gnann et al、) 、 ジャーナル オブ バイooシ イ、61巻。
第2639−41頁、1987年は前記のウェインーポプリンら(llain− Hobson et al)の、HIV−1単離株の598−609残基に対応 するポリペプチドを用いて同様の結果を報告している。
本発明の簡単な要約 中央アフリカ人達からの生体試料中の抗HI V −1抗体を検出できる能力が 改良された2種の特異的ポリペプチドが発見されている。そこで、本発明は以下 の式で表わされる配列を有する12個のアミノ酸残基を必須成分としてなるポリ ペプチドに関する:LGZIIGCSGK)I IC (式中、Zはイソロイシンもしくはメチオニンのいずれかを示す。)また、少な くとも2種のポリペプチド類の混合物を含む組成に関する。ここで第」の該ポリ ペプチド類は以下の式のアミノ酸残基配列を持ち: LGZIIIGCSGK)IIC (式中、Zはイソロイシンもしくはメチオニンを示す。)そして、第2の該ポリ ペプチドはヒト免疫不全ウィルス(HIV)によって誘導される抗体類と免疫反 応しつる。
さらに、体液試料中の抗HIV−1抗体の存在をアッセイする方法に関する。免 疫反応混合物は、体液試料を以下の式のポリペプチドと混合することにより作ら れる:LGZWGCSGK)I IC (式中、Zはイソロイシンもしくはメチオニンを示す。)該免疫反応混合物は、 該試料中に存在するいずれの抗HIV−1抗体類もが、該ポリペプチドと免疫反 応し、ポリペプチド含有性免疫反応産物を形成するのに十分な時間にわたり、生 物学的アッセイ条件下に維持される。
形成されたいずれのポリペプチド含有性免疫反応産物の存在もその後検出され、 それにより当該試料中のいずれの抗HIV−1抗体の存在も検出される。
他の態様においては、体液試料中の抗HIV抗体類の存在をアッセイする方法は 、少なくとも2つのポリペプチド類の混合物を含む組成と体液試料を混合するこ とにより免疫反応混合物を形成することを含む。該組成において、第1の該ポリ ペプチドは以下の式で表わされるアミノ酸残基配列を有し:LGZIIGCSG に旧C9 (式中、Zはイソロイシンもしくはメチオニンを示す)、また、第2の該ポリペ プチドは: LGLWGCSGKLIC。
LGIWGCSGKLJC,もしくは )isWGcAFRQVc テある。
このように形成された該免疫反応混合物は、該試料中に存在するいずれの抗HI V抗体もが該組成のポリペプチドと免疫反応して、ポリペプチド含有性免疫反応 産物を形成するに十分な時間にわたり、生物学的アッセイ条件下に維持される。
形成されたいずれのポリペプチド含有性免疫反応産物の存在もその後検出され、 それによって該試料中のいずれの抗HIV抗体の存在も検出される。
また、以下の式のポリペプチド: LGZ騨GCSGK)IIc (式中、2はインロイシンもしくはメチオニンを示す。)を含有するパッケージ を含む、体液試料中の抗HIV−1抗体の存在をアッセイするキット型の診断シ ステムに関する。
他の態様においては、体液試料中の抗HIV抗体の存在をアッセイするキット型 の診断システムは、少なくとも2種のポリペプチド類を含有するパッケージを含 む。ここで第1の該ポリペプチド類は以下の式で示され: LGZWGC5GKHIC (式中、Zはイソロイシンもしくはメチオニンを示す、)、また第2の該ポリペ プチド類は、 LGLWGCSGKLIC。
LGIWGCSGKLJC、もしくは N5WGCAFRQVC のいずれかである。
座1」ド」り酊わ区呉 A、■ 7SノJl=ここで同定されるアミノ酸残基はすべて、天然のL体である。ジャ ーナル オブ バイオロジカル ケミストリー。
243巻、第3557−59頁、1969年の標準ポリペプチド命名法を遵守し て、アミノ酸残基の略号は以下の対応表ムこ示す通りとする: 対応表 F Phe L−フェニルアラニン M l′let L−メチオニン + 11e L−イソロイシン L Leu L−ロイシン 丁 丁hr L−スレオニン ν 〜’al l−バリン P Pro L−プロリン K Lys L−リジン HHis L−ヒスチジン Q G]++ L−グルタミン E Glu L−グルタミン酸 W Trp L −)リブトファン RArg L−アルギニン D Asp L−アスパラギン酸 N Asn L−アスパラギン CCys L−システィン 全てのアミノ酸残基配列がここでは、アミノ末端からカルボキシ末端への一般的 方向に左から右の順序の式で表現しであることに注意スべきである。さらに、ア ミノ酸残基配列の始めあるいは終わりのダッシュは、該ポリペプチド鎖中に1つ 以上のアミノ酸残基で全部で約50残基までを有する他の配列への結合を示すこ とに注意するべきである。
ポリペプチド及びペプチド:ポリペプチド及びペプチドは、隣接する残基類のア ルファアミノ基とカルボキシル基間のペプチド結合により互いに結合した約50 以下のアミノ酸残基の直列を表わすものとして、ここで互換性を持って使用され る用語である。
xm:蛋白質は、ポリペプチドにおけるのと同様に、互いに結合した50以上の アミノ酸残基の直列を表わすものとして、ここで使用される用語である。
B、ヱユユ1±上翌 本発明のポリペプチドは、以上の式で表わされる配列を持つ12個のアミノ酸残 基を必須成分として成る。
LGZ讐GCSGKHIC (式中、Zはイソロイシン(1)もしくはメチオニン(M)を示す、) 本発明の該ペプチド類は、少なくとも2つのシスティン残基を含む、それゆえに 、主題となる上記のペプチド類は種々の酸化型で存在しうる。該システィン残基 のスルフヒドリル基が還元された単量体型に加えて、2つ以上のペプチド分子の スルフヒドリル基が酸化されて、ペプチド間及びペプチド内ジスルフィド結合を 形成する二量体型あるいは多量体型も存在しうる0本発明の該ポリペプチド類は 2つのシスティン残基を持つため、それらは環状子ツマー類あるいは直鎖もしく は環状ダイマー類及び種々の長さの直鎖ポリマー類を形成しろる。これらのさま ざまな酸化形態を本対象発明の一部とみなし、′ポリペプチド”及び1ペプチド ”の用語に含める。
本発明のポリペプチドは、DNA組換え技術を含む該ポリペプチド技術分野の当 業者には既知の、いかなる技術によっても合成することができる。固相メリフィ ールド型合成のような合成化学技術が、純度、抗原的特異性、望ましくない副産 物の欠除、製造の容易さ等の理由から好ましい。利用できる多くの該技術の優れ た概要が、固相ペプチド合成については、J、M、スチュヮードとJ、 D、ヤ ング(JoM、Steward and J、D、 Young)、“固相ペプ チド合成”、 W、)−1,フリーマン社、サンフランシスコ、1969年;M 、ボダンスツキーら(M、[1odanszky et al、)、”ペプチド 合成”、ジョンウィリー アンド サンズ社、第2版、1976年及びJ、マイ エンホフ7 (J、Meienhofer)、”ホルモン性■白及びペプチド、 第2巻、第46頁、アカデミツク ブレスにニューヨーク>、1983年に、ま た古典的溶液合成については、E、シコローダーとに、キューブケ、 ′ペプチ ド類”、第1巻、アカデミツク ブレスにニューヨーク)、1965年に出てお り、上記のそれぞれをここに参考文献として挙げる。このような合成に使用でき る適当な保護基類は上記の文献及び、ここに参考文献として挙げるJ、F、W、 7:l−ミー(J、P、W、 McO+n1c)。
“有機化学における保護基”、プリーナム ブレス、ニューヨーク、1973年 に記述されている。
一般に、これらの方法には伸長中のペプチド鎖に1つ以上のアミノ酸残基類もし くは適切に保護されたアミノ酸残基類を連続的に付加することが含すれる。通常 、該第1アミノ酸残基のアミン基もしくはカルボキシル基のいずれかが適切な、 選択的に除去可れる。
例に挙げたような固相合成を用いて、保護しもしくは誘導体としたアミノ酸をそ の非保護カルボキシル基もしくは非保護アミノ基により不活性の固形担体に付着 させる。該アミノ基もしくは該カルボキシル基の該保護基がその後選択的に除去 され、適切に保護された相補(アミンあるいはカルボキシル)基を持つ本配列中 の次のアミノ酸を、咳アミド結合を形成するのに適切な条件下ですでに該固形担 体に付着した咳残基と混合及び反応させる。酸アミノあるいは該カルボキシル基 の該保護基がその後、この新たに加えられたアミノ酸残基から除去され、(適切 に保護された)次の該アミノ酸がさらに加えられ、同様に続く、所望の該アミノ 酸類をすべて正しい配列に結合させた後、残留している末端及び側基保護基類( 及び固形担体)はいずれも連続的もしくは同時的に除去され、該最終ポリペプチ ドを得る。
この発明の該ポリペプチド類を便宜的にラベルあるいは固体基質、もしくはキャ リアーに付着させることができる°連結子′を供給する目的で、いずれかの末端 に追加的残基を加えた場合を除けば、この発明の該ポリペプチド類は約12個の アミノ酸残基を含む、この発明の該ポリペプチド類とともに使用することができ ルラベル、固体基質及びキャリアーを以下に述べる。
アミノ酸残基連結子類は通常、少なくとも1残基で、40以上の残基も可能であ るが、たいてい1から10の残基であり、AIDS誘発ウィルス類のエピトープ 類に近似の配列類を含まない。
連結に用いられる典型的なアミノ酸残基類は、チロシン、システィン、リジン、 グルタミン酸及びアスパラギン酸等である。さらに、この発明のポリペプチド配 列は、たとえばアセチル化もしくはチオグリコールはアミド化等の末端NH2ア シル化、たとえばアンモニア、メチルアミン等による末端カルボキシルアミド化 等により修飾されることにより、本来の配列とは異なることができる。
連結子によりキャリアーと結合して、本技術分野でキャリアー−ハプテン共役体 として知られるものを形成すると、本発明のポリペプチドはHIV−1と免疫反 応してこれを中和する抗体を誘導することができる。
C,ポリペプチドーム 本発明は同時に少なくとも2種のポリペプチド類の混合物を含む組成に関し、該 ポリペプチド類の1つは以下の式で表わされるアミノ酸残基配列を有する(すな わち表1に各アミノ酸残基配列を示しているp3及びp4の群から選択される) :LGZWGCSGKHIC (式中、Zはイソロイシンもしくはメチオニンを示す、)該混合物中に存在する 第2の該ポリペプチドは、HIV−1,HIV−2等の、AIDSを引き起こす か、もしくはATDSに伴なうウィルスの蛋白の一部に相当するアミノ酸残基配 列を一般に持っており、当該蛋白により誘導される抗体と免疫反応することがで きる。さらに好ましくは、該組成物は同じく表1にアミノ酸残基配列を示しであ る該ポリペプチドp1.p2及び/又はp5のうちの少なくとも1つをさらに混 合して含有する。一般的には、種々の当該ポリペプチド類はおよそ同モル量で存 在する。
表 1 略称 アミノ酸残基配列 ウィルス p I LGLWGCSGKLICHIV−1p 2 t、clWccsGKL Ic HIV−1p3 LGIWGCSGKHICHIV−1p4 LGMWG CSGKHIC旧シー1p 5 N5WGCAFRQνC旧V−2D、HIV− 1中和一体を悸 するための び 法種々の文法型での“接種物(inocul um) ”という語はここでは、HIV−1中和抗体類を誘導するための活性成 分として以下の式で表わされるアミノ酸残基配列を持つポリペプチドを含有する 、医薬的に許容しうる水性希釈剤を含む組成物を意味する:LGBWGC5GK JIC。
(式中、Bはイソロイシン(1)、ロイシン(L)もしくはメチオニン(M)の いずれかを示し、かつJはヒスチジン(H)もしくはロイシン(L)のいずれか を示す。)上記の式で表わされるアミノ酸残基配列類を存する好ましいポリペプ チド類pi、p2゜p3及びp4である。従って、免疫学的有効量で投与された 場合、本発明の接種物は、HIV−1と免疫反応してこれを中和する抗体類を誘 導する。
抗体類を誘導するためにポリペプチドを使用する場合、該ポリペプチドは単独、 もしくは共役体あるいはポリペプチドポリマーとしてキャリアーに結合させて使 用することができることが理解されるが、表現を易しくするために、本発明の該 ポリペプチド類の種々のB様をここでは°ポリペプチド”という用語とその種々 の文法型でひとまとめにして呼んでいる。
35個よりも少ないアミノ酸残基を含有するポリペプチドについては、すでに述 べたように該抗体産生を誘導する目的にはキャリアーに結合した該ペプチドを使 用するのが望ましい。
同様にすでに述べたように、該ポリペプチドをキャリアーに結合させるのを助け るために酸アミノ末端もしくは該カルボキシル末端に1以上のアミノ酸残基を加 えることができる。該ポリペプチドの該アミノ末端もしくは該カルボキシル末端 に加えられたシスティン残基は、ジスルフィド結合により共役体を形成するにあ たって特にを効であることが見出されている。もっとも、30の共役体類を調製 するために本技術分野でよく知られた他の方法を使用することも可能である。他 の結合方法の例としては、クリプステインら(Klipstein et al 、) 、ジャーナル オブ ザ インフェクショナル ディジージイズ、147 巻、第318−326頁。
1983年等のマイケル付加反応産物、グルタルアルデヒドのようなジアルデヒ ド類の利用、もしくは該キャリアーへのアミド結合を形成たするための水溶性カ ルボジイミドの利用におけるような35カルボジイミド技術の利用がある。活性 反応基類による蛋白共役あるいは結合の概要については、オーラミーズら(Au raa+easet al、) 、スカンジナビアン ジャーナル オブ イム ノロシイ。
8巻、増刊7.第7−23頁、1978年を参照のこと。
有用なキャリアー類は本技術分野ではよく知られており、一般にそれ自身蛋白で ある。このようなキャリアー類の例には、キーホールリンベントヘモシアニン( KLH)、エデスチン、チログロブリン、ウシ血清アルブミン(BSA)もしく はヒト血清アルブミン(HS A)等のアルブミン類、ヒツジ赤血球(S RB  C)等の赤血球細胞類、破傷風トキソイド、コレラトキソイド、ポリ(D−リ ジン:D−グルタミン酸)のようなポリアミノ酸類と同様にB型肝炎つィルスコ ア粒子もしくは該コア粒子の免疫原性断片類等がある。
キャリアーの選択は該接種物の最終的な使用により多く依存しており、本発明に 特に包含されることのない規準に基づく、たとえば、接種をうける特定の哺乳動 物に不適当な反応をひきおこすことのないキャリアーを選択すべきである。
当該接種物は、一般にはキャリアーに結合した共役体として、有効な免疫原量の 本発明のポリペプチドを含む、単位投与量あたりのポリペプチドの該有効量は、 本技術分野においてよく知られるように、特に接種される哺乳動物の種、その哺 乳動物の体重及び選択された接種処方に依存する。接種物は、一般に一回の接種 (投与)あたり約50ミクロダラムから約500ミリグラムの濃度のポリペプチ ドを含有するが、好ましくは一回投与あたり約50ミクロダラムから約50ミリ グラムである。
本発明の接種物に関係する“投与単位”という用語は、動物に対する一回投与量 として適当な物理的に別々の単位を意味し、各単位は必要な希釈剤;すなわち、 担体(carrier)もしくは賦形剤(vehicle)等とともに、所望の 免疫原性効果をもたらすように計算してあらかじめ決められた量の活性物量を含 有する0本発明の接種物の該新規投与単位に対する明細は、ここに詳細に開示す るように(a)該活性物質の独特の性質及び達成されるべき特殊な該免疫学的作 用、及び(b)動物及びヒトにおける免疫学的使用にむけてこのような活性物質 を合成する該技術分野に固有の限定によって指示されるとともに、それらに直接 に依存しており、これらは本発明の特徴となっている。
接種物は一部に該乾燥固体ポリペプチド共役体から、水性組成物を形成するよう に水、生理食塩水もしくはリン酸緩衝化生理食塩水のような生理学的に耐容しう る(許容しろる)希釈剤中に該ポリペプチド共役体を分散させて調製される。
接種物は同様に該希釈剤の一部としてアジュバントも含有してよい。完全フロイ ンドアジュバント(CFA) 、不完全フロインドアシュパン)(IFA)及び みょうばん(alum)は本技術分野ではよく知られた物質であり、いくつかの 会社から市販品を入手できる。
HIV−1ウィルス中和抗体を誘導するために、免疫原となる量の本発明の接種 物を、マウス、ウサギ、ヤギ、ウマ、ヒト等の哺乳動物に、一般的には経皮もし くは筋肉内注射により投与する。
投与された(接種された)該動物はその後、該接種物中に活性成分として存在す るポリペプチドが、中和性抗HIV−1抗体を誘導するのに十分な期間維持管理 される。必要ならば、こうして誘導された該抗体をその後採収してHTV−1に 対する受動免疫化の組成物中、もしくは生体試料中のHI V−1−TMPを検 出する診断アンセイ及びシステム中に用いることができる。
E、″び “抗体”という用語は、ここではその種々の文法型で、免疫グロブリン分子類及 び免疫グロブリン分子類の免疫学的に活性な部分、すなわち抗体結合部位あるい はパラトープ(paratope)を含む分子類の意味で用いられる0例となる 抗体分子類には、完全免疫グロブリン分子類、準完全免疫グロブリン分子類、及 び本技術分野でFab、 Fab ’ 、 F(ab ’ )z及びF (v) として知られる部分を本発明の抗体組成物は、以下の式のポリペプチドと免疫反 応するHIV−1中和抗体分子類を含むことに特徴がある:LGBWGC5GK JIC。
(式中、Bはイソロイシン、ロイシンもしくはメチオニンのいずれかを示し、J はヒスチジンもしくはロイシンのいずれかを示す、)好ましくは、該ポリペプチ ドはp3もしくはp4である。該抗体組成物はさらに以下の式のHIV−I T MP関連ポリペプチド類と免疫反応する抗体類が実質上存在しないことに特徴が ある:RTLAVERYLKDQQLL、及びC丁TAVPWNASWS。
本発明の抗体組成は一般に、本発明の接種物で哺乳動物を免疫し、それにより適 当なポリペプチド免疫特異性を持つ抗体分子類を咳哺乳動物中に誘導することに より産生される。該抗体分子類をその後、咳哺乳動物から採取して、たとえば免 疫アフイニテイクロマトグラフィーのようなよく知られた技術により所望の程度 にまで単離する。このように産生された該抗体組成は、とりわけ、生体試料中の HIV−1を検出するための本発明の診断方法類及びシステム類において使用す ることができる。
本発明の該抗体組成物類は、完全なHIV−I TMP分子によって示される該 エピトープと比較すると相対的に少ないエピトープを指向するバラトープを含有 するため、天然由来の多クローン性抗体類と比較するとオリゴクローン性である ということができる。従って、該完全なTMP分子につりあげられた天然由来の 抗体類は該TMP分子上すべてのエピトープ類に結合しポリクローナルと言われ るのに対して、この発明の抗体類は該ポリペプチドが模倣する相対的に少ないエ ピトープに結合する。
本発明はモノクローナル抗体組成物にも関する。モノクローナル抗体組成物は、 検出限界内で、HIV−I TMPに有効に結合することができるただ1種類の 抗体結合部位を含む、よって、本発明のモノクローナル抗体組成物は、たとえH IV−I TMP以外の蛋白質に結合しろる抗体類を含有するとしても、一般に HIV−I TMPに対して唯一の結合親和性を示す。
モノクローナル型式に適した抗体類、一般に全抗体類がナイマンら(Niman  et al、) +プロシーディング オフ゛ ザ ナシヨナル サイエンス 、U、S、A、80巻、第4949−4953頁、1983年が記述したハイブ リドーマ技術を用いて調製でき、参考文献としてここに入れる。N草に言うと、 モノクローナル抗体組成物が産生されるハイブリドーマを形成するには、骨髄腫 もしくは他の無限継代細胞系を本発明のポリペプチドで高免疫化した哺乳動物の 肺臓から得たリンパ球と融合させる。
該骨髄腫細胞系は該リンパ球と同じ種族のものであることが望マシい、一般的に は、129 GIX”株のマウスが好ましい哺乳動物である。本発明での使用に 通したマウス骨髄腫にはヒボキサンチン−アミノプテリン−チミジン怒受性(H A T)細胞系類P3x 63−Ag3.653.及びS p 2/ 0−Ag 14があるが、それぞれCRL1580及びCRL1581の名称でアメリカタ イプカルチャーコレクション社、ロックビル、MDから入手できる。
肺細胞は一般にポリエチレングリコール(PEG)1500を用いて骨髄腫細胞 と融合される。融合されたハイブリッドはHATに対する感受性により選別され る0本発明の該抗体分子類を分泌するハイブリドーマは、実施例2で述べる酵素 結合型免疫吸着アッセイ (ELISA)を用いて同定する。
本発明のモノクローナル抗体組成は、適切な該ポリペプチド特培地を含むモノク ローナルハイブリドーマ培養の開始により産生ずることができる。該培養は、該 ハイブリドーマが該培地中に該抗体分子類を分泌するのに十分な条件で十分な期 間維持される。
その後、該抗体含有の培地を回収する。さらに該抗体分子類をよく知られた技術 により単離することができる。
これらの組成の調製に有効な培地は、本技術分野では良く知られていると同時に 購入可能であり、合成培地類、同系交配マウス類等を含む0合成培地の例として は、4.5 gm/βグルコース、20mグルタミン、及び20%牛脂児血清を 添加したダルベツコの最小a・須培地(DMEM、ダルベフコら(Dulbec co et al、)。
パイ0024.8巻、第396頁、1959年)がある、同系交配マウス株の例 としてはBa1b/cがある。
上記の方法で産生された該モノクローナル抗体組成類は、例えば、HIV−I  TMP含有性免疫反応産物の形成がめられる診断及び治療条件で使用することが できる。
F、監瓶之スi生見 本発明のキット型診断システムは、包装済試薬として、本発明のポリペプチド、 ポリペプチド混合物、抗体組成物もしくはモノクローナル抗体組成物を含む、包 装された該試薬の使用説明書も通常包含される。
ここで使用する”パッケージ”という用語は本発明のポリペプチド、抗体゛組成 物もしくはモノクローナル抗体組成物を固定範囲内に保持することができるガラ ス、プラスチック、祇、金属連片等の固体基質もしくは物質を意味する。よって 、たとえば、バフケージはミリグラム量の企図されるポリペプチドを入れるため に使用するガラスバイアルでもよく、あるいはミリグラム量の企図されるポリペ プチドを有効に付着させである、すなわち抗体が免疫学的に結合できるように該 ポリペプチドを連結させである微少滴定用プレートウェルでもよい。
“使用説明書”は一般に、該試薬濃度あるいは混合すべき試薬と試料の相対量、 試薬/試料混合物の維持時間、温度、緩衝条件等のアッセイ方法パラメーターを 少なくとも1つ記述した明白な表記を含む。
好ましい態様では、本発明の診断システムはポリペプチドp3及び/又はp4、 好ましくはp3とp4の混合物を含有する。
同様に最低2つのポリペプチド類を含有する診断システムであることが望ましく 、ここで第1の該ポリペプチド類は以下の式で表わされるアミノ酸残基配列を存 する:LGZWGC5GkH]C。
(式中、Zはイソロイシンもしくはメチオニンのいずれかを示す、)第2の該ポ リペプチド類はHIV−1,HTV〜2等のHIVによって誘導される抗体類と 免疫反応することができ、好ましくはpl、p2及びp5の群より選択される。
各ポリペプチドは該キット中に別々に包装されて、たとえば別々の固形担体の一 部として存在することもできる。好ましくは、第1と第2の該ポリペプチドは混 合物として存在し、およそ同モルで混合されるのが望ましい。
さらに最低2つの固形担体を持つ診断システムが好ましく、該キ7)中に別々に 包装されるのが好ましい、第1の固形担体は最低2つのポリペプチド類の混合物 がそこに有効に付着されている固体基質を含む、第1の該ポリペプチド類は以下 の式で表わされるアミノ酸残基配列を有し: LGZWGC3GKHIC。
(式中、Zはイソロイシンもしくはメチオニンのいずれかを示す、)また第2の 該ポリペプチド類はpl及びp2の群から選択される。
第2の固形担体はポリペプチドp5がそこに有効に付着した固体基質を含む。
好ましい態様としては、本発明の診断システムはさらに、本発明のポリペプチド もしくは抗体分子を含有する複合体の組成を表示することができるラベルもしく は指示手段を含む。
ここで使用する“複合体°という語は、抗体−抗原反応もしくは受容体−リガン ト反応のような特異的結合反応の生成物を意味する0例となる複合体には免疫反 応生成物がある。
ここで使用する”ラベル′及び“指示手段°という用語はその種々の文法型で、 複合体の存在を示す検出可能なシグナルを作成する際に、直接あるいは間接的に 含まれる単−原子類もしくは分子類を意味する。いずれのラベルもしくは指示手 段も、発現蛋白、ポリペプチドもしくは本発明の抗体あるいはモノクローナル抗 体組成の一部である抗体分子に結合あるいは取り込まれるか、あるいは別々に使 用することができ、それらの原子類もしくは分子類は単独もしくは他の試薬類と 共役して使用することができる。このようなラベル類はそれ自体、臨床診断化学 でよく知られており、他の新規蛋白法及び/あるいはシステムとともに利用され る場合に限り、本発明の一部を構成するものである。
該ラベル手段は、抗体類あるいは抗原類にそれらを変性させずに化学的に結合し て、有効な免疫蛍光トレーサーである蛍光色素(染料)を形成する蛍光ラベル化 剤でもよい、適当な蛍光ラベル化剤にはフルオレセイン イソシアネート(FI C)、フルオレセイン イソチオシアネート(FITC)、5−ジメチルアミン −1−ナフタレンスルホニルクロライド(DANSC)、テトラメチルローダミ ン イソチオシアネート(TRITC)、リサミン、ローダミン8200スルホ ニルクロライド(RB200SC)等の蛍光色素がある。免疫蛍光分析技術の記 述はアンティボディアズ ア トウール、マーカロニスら(Marchalon is et al、) W集、ジッン ウィリイ アンド サンズ社、第189 −231頁。
1982年のト′ウルーカ(DeLuca) 、“免疫蛍光分析゛に見られるが 、参考文献としてここに挙げる。
好ましい態様では、咳指示基はホースラディンシエ パーオキシダーゼ(HRP )、グルコース オキシダーゼ等の酵素である。
該第−指示基がHRPあるいはグルコースオキシダーゼのような酵素の場合は、 受容体−リガント複合体(免疫反応体)が形成されたという事実を目に見えるよ うにするために追加試薬類が必要である。HRPに対するこのような追加試薬類 には過酸化水素とジアミノベンジジンのような酸化色素前駆物質が含まれる。グ ルコースオキシダーゼと供に用いる有効な追加試薬は2.2′−アジノージ−( 3−エチル−ベンズチアゾリン−〇−スルホン酸)(ABTS)である。
放射性元素も有効なラベル化剤であり、ここでその使用を具体的に示す0例とな る放射性ラベル化剤はガンマ線放射をおこす放射性元素である。+241. + 251. +2J、 +327及び5ICrのようなそれ自身がガンマ線を放射 する元素は、ガンマ線放射性の放射性元素指示基類の1部類の代表例である。特 に好ましくは125Iである。
有効なラベル化手段のもう1つのグループはI+(、up、 IsQ及び13N のようなそれ自身がu子を放射する元素である。そのように放射された陽電子は 、該動物体内に存在する電子と衝突してガンマ線を産生ずる。3HのIl+イン ジウムのようなベータ線放射体も有効である。
ラベル体の結合、すなわちポリペプチド類及び蛋白質のラベル化は本技術分野で はよく知られている。たとえば、ハイプリドーマが産生じた抗体分子類は該培地 中の成分として供給された放射性同位元素含有アミノ酸類の代謝的取り込みによ ってラベルすることができる。例としては、ガルフレら(Galfre et  al、)、メソッドオプ エンザイモロジイ(Meth、 Enzya+o]、 ) 、73巻、第3−46頁、1981年を参照のこと。活性化作用基による蛋 白共役もしくは結合の技術が特に応用できる。例としては、オーラミーズら(A urameas et al、) Iスカンジナビアン ジャーナル オブイム ノロジイ、8巻、増刊7:第7−23頁、1978年、ロンドウエルら(Rod well et al、) 、バイオチクノロシイ、3巻。
第889−894頁、1984年、及び米国特許第4,493,795号を参照 のこと。
該診断システJ、類は、特異的結合剤を、好ましくは別個のバフケージとして、 含むこともできる。“特異的結合剤”とは本発明の試薬種、もしくはそれらの種 を含む複合体に選択的に結合しうる分子種であるが、それ自身は本発明のポリペ プチドあるいは抗体分子組成物ではない、特異的結合剤の例としては、二次抗体 分子類、補体蛋白類もしくはその断片、黄色ブドウ球菌蛋白A等がある。該特異 的結合剤は好ましくは該試薬種にその試薬種が複合体の一部として存在する際に 結合する。
好ましいB様では、該特異的結合剤はラベルされている。しかしながら、該診断 システムがラベルされていない特異的結合剤を含む場合は、該結合剤は一般に増 幅剤もしくは試薬として使用される。これらの態様では、該ラベル化特異的結合 剤は、該増幅剤が試薬種を含有する複合体に結合する場合に、該増幅剤に特異的 に結合することができる。
本発明の該診断キ7)類は1.血清、血漿あるいは尿といった体液試料中の少な くとも抗HI V −1抗体類の存在もしくは量を検出するための“EL I  SA ”フォルマットで使用することができる。“EL I SA″は、試料中 に存在する抗原もしくは抗体を検出及び定量するために、固相に結合した抗体も しくは抗原、及び酵素−抗原もしくは酵素−抗体共役体を用いる酵素結合型免疫 吸着剤アッセイを意味する。tiELlsA技術の記述はロスアルトス、CA、 のレインジ メディカル出版社が1982年に出版したり、 P、サイフら(D 、P、5ites et al、)による ra、io免炎ヱ、第4版の22章 、及び米国特許第3,654,090号;第3,850゜752号;及び第4, 016,043号に見られるが、これらのすべてを参考文献としてここに挙げる 。
従って、好ましい態様では、本発明のポリペプチド、抗体分子組成物もしくはモ ノクローナル抗体分子組成物は、該当する診断システム中のパンケージを含む固 形担体を形成するように固体基質に付着させることができる。
該試薬は一般に水性培地からの吸着によって該固体基質に付着させるが、当業者 に周知の他の付着様式も使用できる。
有用で固体基質類も本技術分野では周知である。このような物質は水に不溶性で 、ファルマシア ファイン ケミカルズ社(ビスカタウェイ jhJ J )か ら5EPHADEχの商標で購入できる交叉結合型デキストラン;アガロース; アボット ラボラトリーズ社、ノースジカゴ、ILから購入できる直径が約1ミ クロンから約5ミリメートルのポリスチレンビーズ;板、細長い片あるいはかい 状等のポリビニルクロライド、ポリスチレン、交叉結合型ポリアクリルアミド、 ニトロセルロースもしくはナイロン基材の#;又はポリスチレンもしくはポリビ ニルクロライド類などのチューブ、プレートもしくは微少通定プレートウェルが 含まれる。
ここで述べるいずれの診断システムの該試薬種、ラベルされた特異的結合剤ある いは増幅剤も、液体中分散ある番1は実質的な乾燥粉体、たとえば凍結乾燥型で 、溶液中に供給することができる。
該指示手段が酵素である場合は、該酵素の基質もシステムの別個のパッケージで 供給することができる。先に述べた微少通定プレートのような固形担体及び1つ 以上の糧衝剤もこの診断アッセイシステム中に別々のパッケージ化要素として包 含されることができる。
ここで診断システムに関して述べるバフケージ用物質は、診断システム類に通常 利用されているものである。これらの物質にはガラス及びプラスチック(たとえ ば、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリカルボネート)ボトル類、バイヤル 類、プラスチック及びプラスチック−ホイル薄層包被等が含まれる。
G、ヱユ立不1迭 本発明は、体液試料中のHIV−1に対する抗体類の存在と好ましくはその量を 、本発明のポリペプチドと当該抗体類を含有する複合体を産生させることによっ て検出するための方法に関する。
当業者には、 そのような複合体を形成させるのに利用できるよく知られた臨床的診断化学手法 は多数あることがわかるであろう、従って、ここに例となるアッセイ方法を述べ るが、本発明はそれに限定されない。
拮抗性あるいは非拮抗性のいずれかの異種間及び同種間の種々のアッセイ計画を 、本発明のポリペプチドを用いて体液試料中のHIV−I TMPに対する抗体 の存在、及び好ましくはその量の検出のために使用することができる。たとえば 、本発明は抗HIV−1抗体類の存在について身体試料をアッセイする方法に関 し、当該方法は以下の処置を含む: 体) 体液試料を以下の式で表わされるアミノ酸残基配列を持つポリペプチドと 混合することによる免疫反応混合物の形成:LGZWGCSGKHIC (式中、Zはイソロイシンもしくはメチオニンのいずれかを示す、)好ましくは 、該体液試料は既知量の血液もしくは血清あるいは血漿のような血液に由来する 生成物として供給されるが、尿、唾液、精液、膣分泌液もしくは脳−を髄液(C 3F)も使用できる。好ましくは該ポリペプチドは固形担体の一部として存在し 、たとえば本発明のポリペプチドは微少通定プレートウェルの内壁に付着してお り、それにより形成された該免疫反応混合物は固体相及び液体相を有することに なる。
(′b)該試料中に存在するいずれの抗HI V −1抗体もが該ポリペプチド と免疫反応(免疫学的に結合)してポリペプチド含有性免疫反応産物を形成する のに十分な時間と温度、すなわち約10分から約16−20時間といったあらか じめ決定された時間と、約4度Cから約45度Cの温度の生物学的アッセイ条件 下での該混合物の維持。
生物学的アッセイ条件とは、本発明の該ポリペプチド分子類及びアッセイをめら れる咳抗HIV−1抗体類の生物学的活性が維持される条件であり、約4度Cか ら約45度Cの温度範囲、約5から約9のpH範囲及び蒸留水から1モル塩化ナ トリウムまでの範囲のイオン強度を含む、このような条件を最適化する方法は本 技術分野ではよく知られている。
(C1形成されたいずれのポリペプチド含有性免疫反応産物の存在に対するアッ セイ、またそれにより該免疫反応混合物中のいかなる抗HIV−1抗体類の存在 も測定される。好ましくは、形成されたいずれのポリペプチド含有性免疫反応産 物の量も測定され、それにより該試料中に存在する抗HIV−1抗体類の量が測 定される。
いずれのポリペプチド含有性(抗HIV−1抗体含有性)免疫反応産物の存在に 対するアッセイも、直接的あるいは間接的のいずれかで、本技術分野においてよ く知られたアッセイ技術により達成することができる。たとえば、好ましい態様 では、段階(blの該ポリペプチド含有性免疫反応産物は以下の段階によって、 段階(C)によるアッセイのためにさらに調製される:(i) ラベル化反応混 合物を形成するための、生物学的に活性なラベルされた特異的結合剤と該ポリペ プチド含有性免疫反応産物との混合、ラベルされた該特異的結合剤は該ポリペプ チド含有性免疫反応産物中に存在するいずれの免疫グロブリンとも結合して、ラ ベルされた複合体を形成することができる。好ましくは、ラベルされた該特異的 結合剤は異種の抗ヒ) FC抗体類のような第2の抗体分子類を含む。さらに好 ましくは、ラベルされた該特異的結合試薬は免疫グロブリン種特異性である。
(ii ) こうして形成された該ラベル化反応混合物は、ラベルされた該特異 的結合剤がポリペプチド含有性免疫反応産物として存在するいずれの抗HIV− 1抗体類とも結合してラベルされた複合体を形成するのに十分なあらかじめ決め られた時間にわたり生物学的アッセイ条件下に維持される。
ラベルされた該複合体の存在をアッセイすることにより、該試料中の抗HrV− 1抗体類の存在をアッセイすることになる。好ましい態様では、該複合体の一部 として結合しているラベルされた該特異的結合剤の量が測定され、それにより該 試料中の抗H1v−1抗体類の存在と量が測定できる。その量はゼロということ もありうるが、それにより該試料中には抗HIV−1抗体類は存在しない、すな わち検出できる限界以下であることを示している。
ラベルされた特異的結合剤の存在と量をアッセイする方法は使用された該ラベル に依存しており、このようなラベルとアッセイ方法は本技術分野では周知である 。
他の方法として、米国特許第4.536.479号;第4.233.401号; 第4.233.402号及び第3.996.345号に記載されている方法のよ うな同種間アッセイ法類を、処置(C)の該ポリペプチド含有性免疫反応産物を 検出するのに使用することができる。該特許類の開示をここに参考文献として挙 げる。
ポリペプチド類pl、p2.p3.p4及びp5はメリーフィールド(Merr irield) 、アドバンスト エンザイモロジイ、32巻、Z22]−96 頁、1969年が述べた古典的同相技術を、43OA型自動ペプチド合成器(ア プライド バイオシステムズ社、フォスターシティ、CA)での使用に適合させ たものを用いて合成した。ポリペプチド樹脂をフッ化水素で分断し、抽出して、 逆相C18カラム(ウォーターズ アソシエイツ、ミルフォード。
MΔ)を用いて高速液体クロマトグラフィーで純度を分析した。
HI V −2単離株の該配列に由来するポリペプチドp5のアミノ酸残基配列 を0項の表1に示しである。比較を容易にするために、4つの異なるHIV−1 単離株に由来するポリペプチド類pi、p2.p3及びp4のアミノ酸残基配列 を表2に示しである。
表 2 ペプチド アミノ酸残基配列1 略称 1主!± 上i 1 工 度 川 旦販P” L G I W G CS  G K L I CP’ −b−L−−−−−−−−− p2 − − − H−− P’ −−M−−−−−−H−− a、各ポリペプチドのアミノ酸残基配列は、既知のHIV−18p41アミノ酸 残基配列の一部ム=相当する。
b、ダッシュ(−)は該アミノ酸残基がポリペプチドル2配列中の同じ位置に見 られるものと同じであることを示しており、p2配列中に見られるものと異なる アミノ酸の存在はその異なる、あるいは“代替の′残基に相当する文字で表わし である。従って、plは3番目の残基位置にイソロイシンの代わりにロイシンが あるのを除けば、p2と同一のアミノ酸残基配列を持つ。
2、ELISAシステム及び手法 1マイクログラム(μg)のポリペプチドp1.p2.p3゜p4もしくはp5 を含有する100マイクロリツトル(μl)のリン酸緩衝生理食塩水(PBS) をポリビニル製96ウエルマイクロリソトルプレート(マイクロテスト■、ファ ルコン社)のウェル中に混合した。該プレートを、PBSが蒸発して該ポリペプ チド)するように、その後37℃で約16時間維持した。150μlのEL T  SA%釈液〔0,2%ポリオキシエチレン(20)モノラウリン酸ソルビタン (ツウイーン20)、10%加熱不活性化ウシ胎児血清(F CS)及び0.5 ミリモル(+e?りチメロサル(thimerosal)を含むPBS)をその 後各ウェル中に混合し、過剰の蛋白結合部位を遮弊した。
該希釈液を含むウェルを約23℃で1時間維持した後、咳希釈液を振って、ある いは吸引により除去して、本発明の診断システム、すなわち、内壁に本発明のポ リペプチドを有効に付着させた微少適定プレートウェル(ポリペプチド被膜付ウ ェル)を形成した。
EL I SA希釈液で1:64に希釈した各血清を100plずつポリペプチ ド被膜付ウェル中に混合した。その結果できた固−液相免疫反応混合物を23℃ で90分維持し、ポリペプチド含有性免疫反応産物を形成させた。該希釈血清を その後、EL I SA洗浄器(イムノ ウオンシニ12.ナンク社)を用いて 吸引によりウェルから除去した。各ウェルをその後ELJSA洗浄液(0,2% ツウイーン20を含むPBS)で4回洗浄し、吸引乾燥した。
アフィニティ精製によるホースラディツシュ バーオキシターゼラベル化ヤギ抗 ヒトIgG (ベーリンガー マンハイムバイオケミカルズ社)を、10%加熱 不活性化FC3及び0.51チメルゾールを含むPBSで30,000分の1に 希釈したものを100μβずつ各ウェル中にその後混合した。その結果できたラ ベル化反応混合物を約23℃で90分維持し、ポリペプチド含有性のラベル化複 合体を形成させた。未反応のラベルされた該抗体を振って除去し、各ウェルを前 述のように洗浄及び吸引乾燥した。
100μlの発色性基質溶液〔0,4■/ml o−)ユニレンジアミン(OP  D)及び0.01%8.0□を含むクエン酸緩衝液(5,0g無水クエン酸及 び7. Og NazHPOaを含む500mf脱イオン化水、pH5))を各 ウェル中に混合し、顕色反応混合物を形成させた。該顕色反応混合物を約23′ Cで30分間維持した後、100μlのIMHCJを各ウェル中に混合して、咳 顕色反応を止めた。その結果できた溶液を、ELISAI針器(タイターチクマ ルチスキャン、フローラボラトリーズ社、イングルウッド、OA)を用いて49 2ナノメーターの吸収(OD−92)についてアッセイした。血清陽性(H1〜 r怒染)は、24の正常対照(非恣染)血清の平均OD aq* 4Mプラス3 標準偏差よりも大きい0D4qz値と定義した。全血清は最低3回アッセイした 。
−HIV−1惑染した米国人愚者の血清をサンディエゴ、CAで(n−84)、 また疾病管理センター(CDC)により全米各地から(n=79)収集した。4 0のH] V −]陽性の血清の一覧表には、12名の無症候性血清陽性患者( CDCグループ■)、13名の全身性リンパ管皮膚病(CDCグルー1m)もし くはAIDS関連性複合ARC(CDCグループTV−A)の患者、及び15名 の明白なAIDS患者(CDCグループN−Cもしくは■−D)からの標本が含 まれていた。疾病管理センター、モービディティ モータル(Morbid、  Mortal) ウィークリイ レポート、35S、第334頁、1976年を 参照のこと。
ザイール人のHIV−1g染患者及び健康で正常なザイール人対照からの血清が 1983年にキンシャサ(Kinshasa)で収集され、ブルンーベツィネフ トら(Brun−Vozinet et al、)、サイエンス、226巻、第 453頁、1984年によって特性が示された。
1980年にギニアービサウでHIV−21i性の血清が収集され、HIV−1 ,HIV−2及びSTL■抗原に対すル免疫プロンティング(ir+nunob lotting)及び免疫蛍光検査により特性が示された。これはファルツら( Fultz et al、) 、第3回国際AIDS会議、抄i!MP、72. 1987年による。
すべての血清試料はコードを付け、部分標本に分けて一20℃で保存した。
上記の血清類の抗HI v抗体類の存在についての、ポリペプチドpl、p2. p3.p4及びp5を用いてのアッセイの結果を表3に示す。
表3から、コサンドの特許で記述されているポリペプチド39のカルボキシ末端 の12個の残基に一致するアミノ酸残基配列を持つポリペプチドp2は、米国人 患者から得られたHIV−1感染血清の100%と免疫反応したが、ザイール人 のHI v−1怒染血清の88.2%しか検出しなかったことがわかる。
表3 ザイール人A4DS患者からの血清の特性ELISA 抗原 HTV ウェスタン ウィルス 清 ” プロアF 体 12345 Z−9÷ p24÷、p41÷/−+ −1十 + ÷ −Z−23+ p24 +、p41+/−+ −−+ + −Z−24+ p25+ ÷ + ÷ ÷  ÷ −Z−29+NDゝ÷++−−− Z−31+ p24+、p41+ + + + + + −Z−34+ p24 +、p41− + −−+ + −Z−47+p24÷、p41−÷−−今十− Z−50 − p24÷、p41+ ÷ −−+ + NDZ−51−P41÷  千 ÷ ÷ 4 + −Z−52+p25+、p41+++4→↓−p60+ Z−68邊 ND + + 峠 −÷ −Z−72+p25+÷4++子− Z−75+ p18÷、 p25÷ 4 4 ÷ → → −p41+、p60 + Z−81+ p18÷+ p25+ 十 ÷ 4 ÷ ÷ −p41+、p60 ÷ a十−陽性;−−陰性(該ペプチドELISAに対する陽性の基準は24の陰性 対照血清の一覧に対する平均OD4*gプラス3標準偏差と定義した。標本は] ;64の血清希釈率で陽性もしくは陰性を判定した。) b ND−判定せず、標本量不足 同様に、ポリペプチドp2に比較すると、イソロイシンの代わりにロイシンを含 むアミノ酸残基配列のポリペプチドp1は該HIV−1怒染の米国人血清の99 .4%と免疫反応したが、該H!v−Bg染のザイール人血清の86.8%とし か免疫反応しなかった。
ポリペプチドpl及びp2と対照的に、表3に示した結果は本発明の該ポリペプ チド類、すなわちポリペプチドp3及びp4は、検査したザイール人のAIDS 血清のそれぞれ94.1%及び97.1%中に、抗HIV−I TMP抗体類を 積出したことを示している0本発明の該ポリペプチド類とポリペプチドp1及び p2の間の感受性の程度の違いは以下の1)及び2)の理由により予想されなか った。すなわち、1)ポリペプチドp1及びp2は米国人及びザイール人の両方 の血清中のHIV−1−TMP抗体頻に対して同等の感受性を持つらしい、2) ポリペプチドp】、p3及びp4の該アミノ酸残基配列はすべてザイール人のH IV−1華離株頻に由来しているが、それらの抗HIV−1−TMP抗体類に対 する感受性には予想されない差がある。
上で述べた感受性の差に対する理由はわかっていない。しかしながら、それらの 差はHI V −1被感染に対するより高レベルの感受性を達成するようにpl 及びp2のようなポリペプチド類とともにポリペプチドp3及び/あるいはp4 を用いることができることを示唆している。さらに、表3に示した感受性の差は 、本発明のポリペプチドをp5のようなHIV−2に特異的なポリペプチドと併 用することによ2り、HIV−1もしくはHIV−2の被懇染に対して、HT  V −2由来のポリペプチドだけを使用した場合に達成しうるよりも高いし、ベ ルの感受性を達成することができることを示している。
該ザイール人のAIDS血清のうちポリペプチドp1と反応しなかった5検体、 ポリペプチドp3もしくはp4と反応しなかった1検体、及びpl及びp4と反 応した8検体について、マコーミンクら(MoCormic et al、)、 アメリカン ジャーナル オフ゛ザ トロピカルメディスン アンド ハイジエ ニクス(As、 J。
丁rop、 Med、 Hyg、)、36巻、第102頁、1987年の培養方 法により感染HTV−1の存在をアッセイした。さらに、それらの血清について 、完全ウィルス(ウィルスライセード)抗原(リフトン バイオネティクス社、 ケンシントン、MD>を使用する市販のELISA診断システムを用いて抗HI V−1抗体類の存在をアッセイし、また抗原材料としてCDCHIV−1451 株を用いるウェスタン免疫プロッティングにより特異的HIV−1蛋白に対する 抗体類をアッセイした。表4に示すそれらのアッセイの結果は、ポリペプチドp 3及びp4がポリペプチドp1とは反応しなかったザイール人血清5検体のすべ てと反応したことを示している。さらに、該ポリペプチドル1陰性血清のうち5 検体全部が感染HIV−’lを含むことがわかったが、ウェスタンプロ、トアッ セイでは陰性もしくは不明であったため、本発明の該診断システム類は抗HIV −I TMP抗体類に対する感受性が改善された免疫アッセイシステムである。
3、 び アーセイ リンら(Lin et al、) +バイオケミストリー、18巻、第690− 697頁、1979年の方法により、交叉結合m−メレイミドベンゾイルーN− ヒドロキシサクシニミドエステルを用いて、ポリペプチドp1を咳カルボキシ末 端システィン残基でキーホールリンペットへモサイアニン(KLH)キャリアー 蛋白に結合させた。免疫化前血清試料を採取した後、2匹のウサギにそれぞれ0 日月ムこ1 wlの完全20インド補助液中りこ浮化した250μgの結合ポリ ペプチドを6ケ所皮下注射した。14日目に、該ウサギ類に不完全フロイント補 助液中の250μgの結合ポリペプチドを皮下壬生射した。21日目に、I I llのみょうばん(alum) 5濁液中の250μgの結合ポリペプチドをそ れらの腹膜内注射した。
3回目の注射の後7日目及び14日目にウサギの血清を採取し、−20℃で保存 した。抗体2;度は実施例2.のXfELISAの手法で測定した。
該ウサギ抗ポリペプチドp1抗血清のJ(JV−1感染力中和能力を、チャンら (Chanh et al、) 、 EMBo、5巻、第3065−71頁、1 986年が報告したのと同じ逆転写酵素(RT)活性アッセイによって測定した 。表4に示すこの試験の結果は、本発明の接種物による免疫化がHIV−1中和 抗体類を誘導することを示している。
表 4 つ井ホリヘブtr −″ CP?I” X 10’ m’V 3343 12, 246 95 V 3344 55,202 77 対照’ 218,210 対照 264,122 a CPM= [’H)T1Pの カウント7分b l?T活性阻害%(中和% )= C対照=免疫化前のウサギ血清 上記の具体的態様及び実施例を含む上記明細書は、本発明を具体的に示すことを 意図したものであり、これらに限定されるものと解釈すべきではない0本発明の 真の目的と範囲からはずれることなく、数多くの変化及び改良を遂げることが可 能である。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の式: LGZWGCSGKHIC, (式中、Zはイソロイシン若しくはメチオニンのいずれかを示す) で表わされるアミノ酸残基配列を有する12個のアミノ酸残基類を必須成分とし て成るポリペプチド。 2.少なくとも2個のポリペプチド類の混合物を含む組成物であって、第1の該 ポリペプチド類は以下の式:LGZWGCSGKHIC (式中、Zはイソロイシン若しくはメチオニンのいずれかを示す) で表わされる配列を有する12個のアミノ酸残基を必須成分として成り,かつ第 2の該ポリペプチド類はヒト免疫不全ウィルスによって誘導される抗体類と免疫 反応することができるものであることを特徴とする組成物。 3.第2の当該ポリペプチド類か以下の式から成る群:LGLWGCSGKLI C LGIWGCSGKLIC,及び NSWGCAFRGVC; から選ばれた式で表わされるアミノ酸残基配列を有する、請求の範囲2に記載の 組成物。 体液試料中の抗HIV−1抗体類の存在をアッセイする方法であって、以下のa )〜c)の段階、すなわち:4.a)以下の式: LGZWGCSGKHIC (式中、Zはイソロイシン若しくはメチオニンのいずれかを示す) で表わされる配列を有する12個のアミノ酸残基類を必須成分として成るポリペ プチドと、体液試料を混合することにより免疫反応混合物を形成すること; b)該試料中に存在するいずれの抗HIV−1抗体類もが当該ポリペプチドと免 疫反応してポリペプチド含有性免疫反応産物を形成するのに十分な時間にわたり 、生物学的アッセイ条件下に 当該免疫反応混合物を維持すること;及びc)形 成されたいずれのポリペプチド含有性免疫反応産物の存在をアッセイすること、 及びそれにより当該試料中のいずれの抗HIV−1抗体類の存在をもアッセイす ること、を含む該アッセイ方法。 5.該ポリペプチド含有性免疫反応産物が段階(c)によるアッセイのためにさ らに以下の段階によって調製される、請求の範囲4に記載の方法: (i)該免疫反応産物中に存在するいかなるヒト免疫グロブリンとも結合しうる ラベルされた抗体分子類を当該ポリペプチド含有性免疫反応産物と混合すること により、ラベル化反応混合物を形成すること、及び (ii)ラベルされた当該抗体類がポリペプチド含有性免疫反応産物として存在 するいずれの抗HIV−1抗体類とも免疫反応してラベル化複合体を形成するの に十分な時間にわたり生物学的アッセイ条件下で、(i)で形成された該ラベル 化反応混合物を維持すること。 6.段階(a)の該混合に先立ち該ポリペプチドを固体基質に付着させる、請求 の範囲5に記載の方法。 7.体液試料中の抗HIV−1抗体類の存在をアッセイする方法であって、以下 の(a)〜(c)の段階、すなわち:a)体液試料を、少なくとも2つのポリペ プチドの混合物を含む組成物であって、第1の核ポリペプチド類は以下の式:L GZWGCSGKHIC (式中、Zはイソロイシン若しくはメチオニンを示す)で表わされる配列を有す る12個のアミノ酸残基を必須成分として成り、かつ第2の該ポリペプチド類が 以下の式から成る群: LGLWGCSGKLIC LGIWGCSGKLIC,及び NSWGCAFROC; から選ばれた式で表わされるものであることを特徴とする該組成物と混合するこ とにより免疫反応混合物を形成すること;b)該試料中に存在するいずれの抗H IV抗体類もが当該ポリペプチドと免疫反応してポリペプチド含有性免疫反応産 物を形成するのに十分な時間にわたり、生物学的アッセイ条件下に当該免疫反応 混合物を維持すること;及びc)形成されたいずれのポリペプチド含有性免疫反 応産物の存在をアッセイすること、及びそれにより当該試料中のいずれの抗HI V抗体類の存在をもアッセイすること、を含む該アッセイ方法。 8.該ポリペプチド含有性免疫反応産物が段階(c)によるアッセイのためにさ らに以下の段階によって調製される、請求の範囲7に記載の方法: (i)免疫反応産物として存在するいかなるヒト免疫グロブリンとも結合しうる ラベルされた抗体分子類を当該ポリペプチド含有性免疫反応産物と混合すること により、ラベル化反応混合物を形成すること、及び (ii)ラベルされた該抗体類がポリペプチド含有性免疫反応産物として存在す るいずれの抗HIV抗体類とも免疫反応してラベル化複合体を形成するのに十分 な時間にわたり生物学的アッセイ条件下で、(i)で形成された該ラベル化反応 混合物を維持すること。 9.段階(a)の該混合に先立ち該ポリペプチドを固体基質に付着させる、請求 の範囲7に記載の方法。 10.体液試料中の抗HIV−1抗体類の存在をアッセイするキット型診断シス テムであって以下の式: LGZWGCSGXHIC (式中、Zはイソロイシン若しくはメチオニンを示す)で表わされるアミノ酸残 基配列を有するポリペプチドを含有するパッケージを含む診断システム。 11.体液試料中の抗HIV抗体類の存在をアッセイするキット型診断システム であって、少なくとも2個のポリペプチド類を含有するパッケージを含み、第1 の該ポリペプチド類か以下の式:LGZWGCSGKHIC (式中、Zはイソロイシン若しくはメチオニンを示す)で表わされるアミノ酸残 基配列を有し、第2の該ポリペプチド類かヒト免疫不全ウィルスによって誘導さ れる抗体類と免疫反応しうるものであることを特徴とする該診断システム。 12.該第2のポリペプチド類が以下の式から成る群:LGLWGCSGKLI C, LGIWGCSGKLIC,及び NSWGCAFRQVC; から選ばれた式で表わされるアミノ酸残基配列を有する請求の範囲11に記載の 診断システム。 13.該第1及び第2のポリペプチド類が混合されている、請求の範囲11に記 載の診断システム。 14.ポリペプチド含有性免疫反応産物の存在を表示するラベルされた特異的結 合剤を別個のパッケージ中にさらに含有する、請求の範囲11に記載の診断シス テム。 15.該ポリペプチドが固体基質に付着した、請求の範囲11に記載の診断シス テム。 16.(a)以下の式: LGZWGCSGKHIC (式中、Zはイソロイシン若しくはメチオニンを示す)で表わされるアミノ酸残 基配列を有するポリペプチドが有効に付着している固体基質を含む第1の固形担 体;及び(b)以下の式からなる群、 LGLWGCSGKLIC, LGIWGCSGKIC,及び NSWGCAFROVC, から選ばれた式で表わされるアミノ酸残基配列を有するポリペプチドが有効に付 着している固体基質を含む第2の固形担体: を含むキット型診断システム。 17.(a)少なくとも2個のポリペプチド類の混合物が有効に付着している固 体基質を含む第1の固形担体であって、第1の該ポリペプチド類が以下の式: LGZWGCSGKHIC (式中、Zはイソロイシン若しくは20チオニンを示す)で表わされるアミノ酸 残基配列を有し、第2の該ポリペプチド類か以下の式から成る群: LGLWGCSGKLIC,及び LGIWGCSGKLIC, から選ばれた式で表わされるアミノ酸残基配列を有する第1の固形担体;及び (b)以下の式: NSWGCAFROVC, で表わされるアミノ酸残基配列を有するポリペプチドが有効に付着している固体 基質を含む第2の固形担体:を含むキット型診断システム。 HIV−1関連ポリペプチド類、診断システム類及びアッセイ方法
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