JPH0215098A - Hiv−1感染検出用合成ペプチド杭原、その組成物およびその使用方法 - Google Patents

Hiv−1感染検出用合成ペプチド杭原、その組成物およびその使用方法

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JPH0215098A
JPH0215098A JP33032287A JP33032287A JPH0215098A JP H0215098 A JPH0215098 A JP H0215098A JP 33032287 A JP33032287 A JP 33032287A JP 33032287 A JP33032287 A JP 33032287A JP H0215098 A JPH0215098 A JP H0215098A
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glu
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Anders Vahlne
アンデルス ヴァールネ
Bo Svennerholm
ボ スヴェンネルホルム
Lars Rymo
ラルス リモ
Stig Jeansson
ステイーグ イエアンソオン
Peter Horal
ペテル ホラル
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VIROVAHL SA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分gf) 本発明はHIV−1タンパク領域に対応する配列の合成
ペプチド抗原と、抗HI’!−1抗体の検出用診断試薬
としてのその使用方法に関するものである。またこのペ
プチドは人間を含む動物においてHIV−1に対する抗
体産生を誘発する組成物の免疫原(immunogen
)としても使用でき、本発明は該ペプチドを含有するH
IV−1抗体産生誘発組成物及びHIV−1抗体産生誘
発方法に関するものでもある。
(発明の背景) HIV−1(ヒト免疫不全ウィルス−1;humani
mmunodeficiency virus−1)は
、ヒトの後天性免疫不全症候群(A I D S)の病
原体として最初に分離された非常に密接な関連性を有す
る1群のウィルスに与えられた名前である。HIV−1
は別名)ITLV−III (ヒト細胞親和性ウィルス
)、LAV (リンパ節症関連ウィルス)及びARV(
AIDS関連ウィルス)としても知られており、助界的
な健康上の大問題となっているものである。HIV−1
はAIDS病原体として最初に分離されたものであり、
このウィルス自体の研究、AIDS発症機構の研究、及
びウィルス被曝又は感染を検出する診断検査の開発研究
が相当に進んでいる。
HIV−1感染の検出方法は、血液、血清や血液製剤中
のHIV−1抗原に対する抗体を検出・定量してウィル
ス被曝を測るというのが一般的である。このような方法
によって、AIDSやARC(xイズ関連症候群; A
IDS−Related Co+1lplex)の診断
、またHIV−1に被曝した血液や血液製剤のスクリー
ニングが容易となる。
HI V −1感染の診断や、HIV−1被曝血液のス
クリーニングは、通常、検査試料中のHIV−1の免疫
学的成分に対する抗体の有無を検出するために酵素結合
免疫吸収測定法(ELISA。
Enzyme−linked 1mmunosorbe
nt As5ay )を用いて行なわれている。他の方
法として、検査試料中のHIV−1特異抗体を検出する
ウェスタンブロッティング法(Schorr et a
l、、 N、 Engl、 J、 Med。
(1985) 313: 384−385 )を用いて
もよい。通常、ラジオイムノアッセイのような既知のイ
ムノアッセイは殆どどれでも適用でき、特異試薬を用い
さえすれば、HIV−1及びその抗体を検出することが
できる。
これら第1批代のアッセイに使用する抗原供給源はH9
(Popovic et al、、 5cience 
(1984)224: 497−500; Ga1lo
 et al、、 5cience (1984)22
4:500−503 )のようなヒトヘルパーTリンパ
芽球様細胞(T−1ymphoblastoid ce
lりの産生するHIV−1から得られる抗原性タンパク
が一般的であった。これら第1獣代のHIV−1用EL
ISAテストは非常に感度がよく特異性に優れているが
、生きたウィルスから得られた抗原を用いているので幾
つかの重大な欠点がある。
まず継代セルラインにおけるHIV−1産生自体が、不
運にもウィルスに曝されることになるかもしれない研究
者の危険を考慮して、ハイリスクな(P3レベル)実験
室内で行なわなければならない。またウィルス抗原全体
を使ったELISAテストでは数値が誤って高くでて偽
陽性となったり、低くでて偽陰性となる。エレクトロプ
ロットしたウィルス抗原全体を用いるウェスタンプロッ
ト分析法では、特異性がより大きくなるが、ELISA
テストよりも実験室的な手法でありまた詩間がかかる。
さらにまたHlや他のHIV−1産生廁胞はヒト細胞ラ
インであるから、これらのセルラインから得られるウィ
ルス抗原調製物は、完全に精製しなければ、例えばHL
A抗原のような正常細胞の抗原を夾雑して含むことにな
り、ELISAテストでは偽の陽性を反応を示すことに
なろう(Kuhnl et al、、Lancet I
  (1985): 1222−1223; Hunt
er et、 al、、 Lancet II  (1
985):397、) 。
一方セルラインからのウィルス抗原を完全に精製すれば
、免疫学的に重要なタンパクの免疫原性が破壊されたり
、あるいは抗原が不活化されたりし、これらから作られ
た試薬は偽陰性反応を生じることになる。またインタク
トなウィルス標品由来の抗原を用いた場合には、反応混
合物中の他の抗原や抗体の存在が反応をブロックするた
め、抗体がその特異抗原と反応できないという立体障害
が生じ、このため偽陰性反応を示すかもしれない。
HIV−1感染検出用ELISAテストの第2計代とし
て、HIV−1ゲノム領域をバクテリア内でクローニン
グして産生させた免疫学的重要なウィルスタンパクを用
いることがなされている。
種々の供給源からのAIDSのウィルス病原体(例えば
、従来HTLV−[、LAV及びARVと名付けられて
いたウィルス)が分離されており、その決定ヌクレオチ
ド配列がクローニングされている(Popovic e
t al、、 5cience (1984) 224
:497; Ga1lo et at、、 5cien
ce (1984) 224: 500;5chupb
ach et al、、 5cience (1984
) 224: 503;Shaw et al、、 5
cience (1984) 22B:1165; B
arre−5inoussi et al、、 5ci
ence (1983) 220: 868;Levy
 at at、、 5cience (1984) 2
25: 840; Ratnerat at、、 Na
ture (1985) 313: 277;阿ues
ing atal、、 Nature (1985) 
313: 450; Wain−Hobsar+ et
al、、 Ce1l (1985) 40: 9; 5
anchez−PeScador etat、、 5c
ience (1985) 227: 484;  S
haw at al、。
Adv、Intern、Med、 (1984) 30
: 1) 。
第1図に示すように、HIV−1は比較的複雑なレトロ
ウィルスであり、少くとも7つの遺伝子を持っている。
gag、pol及びenvと命名されているウィルス構
造遺伝子はそれぞれ、ウィルスコアタンパク、逆転写酵
素及びウィルスエンベロープ糖タンパクを順にコードし
ている。第1図に示される他の遺伝子はウィルス複製に
関係する修I!Ill遺伝子(accesary ge
nes)である、gag及びenvy伝子は、ポリタン
パク即ちこれら各遺伝子から翻訳・合成された後幾つか
の小さなタンパクに開裂するポリタンパクをコードして
いる。従来の研究によると、gag及びenv遺伝子産
物に対する抗体がAIDS患者やARC患者の血清中に
見つけられており、gagと特にHIV−1ゲノムのe
nv領域とでコードされたタンパクが免疫学的に重要で
あるとみられている。
env遺伝子は見かけの分子量的160,00(lダル
トンの糖タンパク(gptso)をコードしている。こ
の糖タンパクgpteoは合成後に開裂して、2つの糖
タンパクgp120とgp41になる。その分子量はそ
れぞれ順に120,000 、41,000である。糖
タンパクgp120はウィルスエンベロープの外殻タン
パクであり、gp41は膜内外(transmembr
ane )タンパクであるらしい。gp120とgp4
1は両方とも免疫原としての性質を有し、AIDSやA
RC患者血清からこれら両タンパクに対する抗体が容易
に検出できる0gp120及びgp160に対する抗体
は無症状性保菌者ばかりでなくAIDSやARC思者の
血清中においてウィルスの結合を中和、即ち阻害するか
ら、gp120、gp160またはその対応領域がサブ
ユニットワクチンの候補となる。トランスメンブレンン
糖タンパクgp41はAIDS及びARC思者血清中の
抗体によって最も矛盾することなく認識されるHIV−
1抗原である(Allanet at、、 5cien
ce (1985) 228: 1091−1094;
 Barinet al、、 5cience (19
85) 228: 1094−1096) 、なお患者
血清中の抗体はgag遺伝子でコードされたウィルスコ
アタンパクのエピト−プをも認識している。
HIV−1抗原は診断や有効なワクチン組成物として使
用するのに免疫学的に重要であり、細菌、酵母またはワ
クチニアウィルスのような種々の発現系でHIV−1ゲ
ノム部分をクローニングすることにより調製することが
できる(参照例、Cabradilla et al、
、 Biotechnology (19116) 4
++28−133;  Chang  et  al、
、Biotechnology  (1985)4: 
 905−909;  Putney  et  al
、、5cience  (1986)234:  13
92−+395;  Kieny  et  al、、
Biotechnology(1986) 4: 79
0−795 ) 、  Lかしながら、組換DNA技術
により生産されるHIV−1抗原は、HIV−1抗原調
製物に夾雑する発現系の抗原と反応するいずれかの抗体
によりELI SAテストで誤って偽陽性反応を示すこ
とがないように、なお完全な精製をしなければならない
。また精製過程でHIV−1抗原が変性すれば重要な抗
原活性は消失する可能性がある。
例えば上記のchangらや上記Cabradi I 
Iaらは組換DNA技術によりgp41部分を製造し、
ELI SAでAIDS/ARC思者血清中の抗体の存
在を検出するのに用いている。どちらの研究結果でも偽
陰性反応を報告しており、Changらでは132検体
中2検体、Cabradillaらでは127検体中2
検体が偽陰性反応であった。両研究はヒトセルライン由
来抗原に基づ<ELI SAテストでの偽陰性反応や偽
陽性反応の割合を人さく進歩させるものであるが、AI
DSという病気の特殊性を考慮すると、できるだけ10
0%正確な診断がさらに望まれており、またこの達成を
可能にするため他の試薬の開発が進められている。
タンパク抗原には、特異抗体の結合サイトを構成するタ
ンパク領域であるエピトープすなわち抗原決定基が多数
存在する。一般に、タンパク抗原は5〜lO個のエピト
ープを有し、エピトープそれぞれは6個から8個のアミ
ノ酸の配列を有している。エピトープは、6〜8個のア
ミノ酸が線形配列で存在している連続的なものも、或い
はこれらのアミノ酸がタンパク質の3次元折畳み構造形
成によってエピトープを形成するような不連続なもので
もどちらでもあり得る。たとえ一つのエピトープが比較
的僅かのアミノ酸から構成されているとしても、抗体へ
の反応性はそのエピトープを囲むタンパクのアミノ酸に
よって影響を受けている。
タンパクの抗原部位すなわちエピトープの地図作製(マ
ンピング)を目的とする研究は、目的り〉′バクの多種
多様な領域に対応する合成ペプチドを用いることにより
助けられている(参照の例:Lerner et al
、、 rThe Biolog7 of Immuno
logicalDisease: A Ho5pita
l Practice BookJ(1983)Dix
on、 Fisher共著、、pp、 331−338
; Lerner。
Adv、 Immunol、 (1984)36: 1
)、合成ペプチドはエピトープ地図作成の研究に有用な
ものであるが、これにもまして重要なことは、その合成
ペプチドがタンパク中の主たる抗原決定基を含むもので
あるなら、その合成ペプチドはワクチンや診断試薬とし
て有効であるということである。合成ペプチド抗原は特
異抗体の産生及びその反応性に関して幾つかの利点があ
る。合成ペプチドの配列は、タンパクのアミノ酸配列を
実際に決定して得られたアミノ酸配列か、またはタンパ
クをコードしているDNA配列から推定したアミノ酸配
列から選択することが出来る。このようにして特異的な
合成ペプチドを用いれば、特異抗体の生産や特異抗体の
アッセイにおいて全長タンパクを使う必要がな(なる。
さらにまたMerrifieldらの固相ペプチド合成
法を用いれば、木質的に無限量の目的合成ペプチドを化
学合成することができるようになる(参照例; Er1
ckson and Merrirield rTha
 Pr。
teinsJ第3版(1976)第2巻、第3章、Ac
ademicPress、 New York ) 、
自動ペプチド合成装Δを利用すればこのような技術はさ
らに進歩することになる。
幾つかの文献では、HIV−1抗原タンパクに対するも
のから選んで合成したペプチドが免疫反応性を示すとい
うデータが提供されている。ある研究では、HIV−1
のアミノ酸残基735−752に対応するアミノ酸配列
Tyr−Asp−Arg−P ro−G 1u−G 1
y−T 1e−G 1u−G 1u−G 1u−G 1
7−G 1y−Glu−A rg−Asp−Arg−A
sp−Arg−5et−G11−Cygのペプチドが合
成されている( Kenndy eL al、、 5c
ience (1986)231: 1556−155
9) 、このペプチドはgp41の一部分に対応するも
ので、HIV−1に反応する中和抗体を誘発する試みの
ため家兎の免疫に使われた。さらにまた抗gp41抗体
を含むことが確認されている幾つかのA I D S 
、tg者血清はこのペプチドと弱く反応した。このよう
に、このペプチドは天然gp160/gp41に対する
抗体によっである程度認識される少くとも1つのエピト
ープを含んでいることが示された。
最近の研究はAIDS診断用の合成ペプチドの提供さら
にワクチン組成物の開発を指向して行なわれいる。W 
a It gらはアミノ酸配列Arg−Ile−Leu
−A 1a−Va I −G 1u−A rg−Ty 
r−Leu −L ys−Asp−G In−G In
Leu−Leu−Gly−Ile−Trp−Gly−C
:ys−Serの5M284と呼ばれる21アミノ酸ベ
ブヂドを合成している(Wang et al、、 P
roc、 Hat、、 Acad、 Sci、 (19
86)83: 6159−6163 )。このペプチド
はgp160のアミノ酸586−606に対応しgp4
1の抗原性セグメントを構成するものであり、ELIS
A及びウェスタンプロット法でAIDS診断用、C患者
のHIV−1陽性血清と反応した。この5M284ペプ
チドはELISAでのHIV−1抗体検出の点でHIV
−1山来タンパクと匹敵する有望なものであった。例え
ば、5M284を用いたELISAは血清試料中の抗体
を、AIDS/ARC患者のものについては96.5%
、鰺康な無症状性保菌者で発症の危険が大きい者のもの
については34.6%で検出できた。コントロール(対
照群)からの387血清では偽陽性を示さなかった。
5M284ペプチド及びその類縁ペプチドの血清学的及
び化学的分析は、このペプチドの抗体−抗原相互作用に
おいて成るアミノ酸が他のアミノ酸よりもより重要であ
るらしいことを示している。このペプチドから1位のA
rg、2位のIle及び10位のLysを除去すると、
血清学的反応性は顕著に減少または消失する。他方、こ
のペプチドのカルボキシ末端のTry−Gly−Cys
−Ser残基を除去しても、血清学的反応性の減少は穏
やかであった。このことは免疫反応ではペプチドのアミ
ノ末端部分の方がカルボキシ末端部分よりも明らかに重
要であるということを示している。
1986年12月16日付でC05andに特許された
米国特許4.629.783号はAIDS及びAIDS
関連病の検出用として、HIV−1タンパクの幾つかの
領域に対応する免疫学的反応性を有する合成ペプチドを
幾つか提供している。この中で特に注目されるのは、H
IV−1ゲノムIi!基対(bp)7516−7593
でコードされるgp41の一領域に対応するもので、A
rgl 1e、−Leu−A 1a−Va I−GIu
−Arg−Tyr−Leu−Lys−Asp−GIn−
G In−Leu−Leu−G I y−I 1e−T
 rp−G I y−Cys−3e r−G IY−L
ys−Leu−Ile−Cys−X  (式中、XはO
HまたはNH2である)の配列を有するペプチドV(3
9)である、このペプチドV(38)はHIV−1感染
確認済の患者の血清試料24例中23例(すなわち95
.8%)と反応した。
(発明の目的) 本発明は、このような状況下なされたものであり、HT
V−1感染検出診断において非常に優れた特異・選択性
でかつ高感度で使用できる、抗原性HIV−1タンパク
に対応する幾つかの新規合成ペプチドを提供することを
第一の目的とする。
また本発明はこの新規合成ペプチドを直接使用したHI
V−1抗体検出方法を提供することを第2の目的とする
さらに本発明は、この新規合成ペプチドを含有するHI
V−1抗体産生誘発組成物を提供することを第3の目的
とする。
さらにまた本発明はこの新規合成ペプチドを直接使用し
てHIV−1抗体産生誘発を可能にするHIV−1抗体
産生誘発方法を提供することを第4の目的とする。
(発明の構成) 本発明のこのような第1の目的は、式 %式% Gln−Leu−Gln−Pro−Ser−Leu−G
ln−Thr−Gly−3et−Glu−Glu−Le
u−Y−Z または X−Leu−Tyr−C:ys−Val−His−Gl
n−Arg−Ile−Glul 1e−Lys−Asp
−Thr−Lys−G 1u−A Ia−Leu−As
p−Lys−Ile−Y−Z。
(式中、Xはペプチドのアミノ末端NH2基のH原子、
あるいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミノ酸
であって、キャリア蛋白へのペプチドの結合を促進する
ために選択された付加アミノ酸;Yは無しかCys;Z
はOHまたはNH2である)で表わされる何れかのペプ
チドより達成される。
また本発明の第2の目的は、これらのペプチド群より選
ばれる少くとも1以上の抗原性ペプチドに、試料中に存
在する抗HIV−i抗体と前記ペプチドの間で免疫学的
結合物が形成される条件下で、試料を接触させ、前記免
疫学的結合物の形成を測定して試料中のHIV−1抗体
の存在を確認するHIV−1抗体検出方法により達成さ
れる。
本発明の第3の「1的は、これらのペプチド群より選ば
れる少くとも1以上の抗原性ペプチドであって免疫学的
有効9の抗原性ペプチドと、生理学的許容量のキャリア
とからなり、ヒトを含む動物でのHIV−1抗体産生を
誘発するHIV−1抗体産生誘発組成物により達成され
る。
本発明の第3の目的は、これらのペプチド群より選ばれ
る少くとも1以上の抗原性ペプチドであって免疫学的有
効量の抗原性ペプチドと、生理学的許容量のキャリアと
を投与して、ヒトを含む動物体内でHIV−1抗体産生
を誘発するHIV−1抗体産生誘発方法により達成され
る。
すなわち本発明は、HIV−1env遺伝子でコードさ
れた糖タンパクgp41領域に対応する新規合成ペプチ
ド抗原と、HIV−1gag遺伝子でコードされたタン
パク産物とをここに見いだしたことによりなされたもの
で、これらのペプチドはHIV−1感染により潜伏患者
のAIDSの診断や、血液や血液製剤中の)(IV−1
被曝ののスクリーニグについて高信頼性、高特異性でか
っ誤った結果が極めて少なくなる方法に用いるものとし
て有用である。
本ペプチドは試料中の抗HIV−1抗体を検出する方法
にも使用することが出来る。まず試料を本ペプチド抗原
と接触させ、本ペプチドと試料中のHIV−1特異抗体
との間で抗原抗体複合物を形成させる。次いで適当な検
出装置を用いてこの複合物形成を測定すれば、試料中の
I(IV−1抗体の有無がわかる。
木新規ペプチドはまた、HIV−1感染を防ぐための免
疫ワクチン組成物の免疫原としても用いることができ、
HIV−1抗原に対するHIV−1特異抗体の動物内で
の産生にも用いることができる。
(実施態様の説明) 本発明は完全HIV−1gag遺伝子産物のタンパク領
域に対応するものであって、HIV−1のgp41と対
応する15〜27個のアミノ酸からなる多数のペプチド
を提供するものであり、米国、英国、イスラエル、アフ
リカ及びスエーデンで得られたHIV−1陽性血清試料
との免疫反応性を調べるために合成されテストされたも
のである。これらの新規ペプチドはHIV−1感染やウ
ィルス被曝の有無の診断に有用であり、また動物やヒト
でのHIV−1抗体産生を誘発する組成の免疫原として
も有用である。GP120等の他の免疫学的に重要なH
IV−1抗原性タンパクに比べ菌株による変異が非常に
少ないという理由から、gagタンパク、特にgp41
に対応するペプチドを選んで合成した0本発明に含まれ
るペプチドは、HIV−1特異抗体と反応する連続(線
形)エピトープを構成する配列を含むアミノ酸配列を有
するオリゴペプチドからなる。
このように本発明は、免疫反応性を有する−群のペプチ
ド、及びその機能的に同等な一群の変異体(valia
nts)であってHIV−1のenvifi伝子(第1
図)によりコードされたgp41に対応するペプチドの
抗原性に悪影響を与えることないもの含むものである。
各ペプチドに対応するgp41の各領域は第2図に詳細
に示されている。このペプチドは公知の固相ペプチド合
成法により合成された(参照例;  Merrifie
ld and Ba1any。
rThe PeptideS: Asnalysis、
 52nthesis、 BiologyJ(1980
)、第1巻、第1章、 Gross、Meinenho
fer共著、Academic Press、 New
 York) 、元のタンパクの配列にはない1〜2個
のアミノ酸を本ペプチドのNH2末端あるいはC0OH
末端に付加して合成を行なってもよい、このようなアミ
ノ酸の付加により、タンパクのペプチド、大きなキャリ
アタンパクや支持体と、本ペプチドとを結合することが
できる。こうした目的のために有用なアミノ酸には、チ
ロシン、リジン、グルタミン酸、アスパラギン酸、シス
ティン及びこれらの誘導体がある。さらにタンパク修飾
法により、例えばNH2末端のアセチル化や、C0OH
末端のアミF化などにより、本ペプチドが他のタンパク
やペプチド分子あるいは支持体と結合する一L段を付加
することもi1能である。
gp41に対応する各新規ペプチド配列は下記の通りで
ある。
H2−41A5 X−Asp−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly
−Ile−Trp−Gly−Cys−5et−Gly−
Lys−Leu−[1e(:ys−Thr−Thr−A
la−Val−Pro−Trp−Asn−Y−Z。
式中、Xはペプチドのアミノ末端NH2基のH原子、あ
るいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミノ酸で
あって、キャリア蛋白へのペプチドの結合を促進するた
めに選択された付加アミノ酸、Yは無1.かCys;Z
はOHまたはNH2である。
ペプチドgp41A5は、env遺伝子に対応するHI
V−1ゲノムの約bp7563〜7632でコードされ
るアミノ酸596〜618に対応するものであり(番号
は前記W a n gらによる)、本発明の特に好まし
い態様のものである。
ペプチドgp41A5は前記XがH,YがCys、Zが
OHであるものが特に好ましい。
g p 41 CT4 ペプチドgp41cT4は、HIV−1ゲノムの約bp
8173〜8238コードされるgp41タンパク領域
に対応するものであり、下記の式%式% X、Y、及びZは上記と同じ定義である。
gp41cT3 ペプチドgp41cT3は、HIV−1env遺伝子の
約bp8220〜8280でコードされるgp41タン
パク領域に対応するものであり、下記の式で表わされる
X−Lys−Asn−Ser−Ala−Val−Ser
−Leu−Leu−Asn−Ala−Thr−Ala−
Ile−Ala−Val−Ala−Glu−Gly−T
hrAsp−Y−2゜ X、Y、及びZは」1記と同じ定義である。
p41B1 ペプチドgp41B1は、HIV−1env遺伝子の約
bp7614〜7686でコードされるgp41タンパ
ク領域に対応するものであり、下記の式で表わされる。
X−Thr−Ala−Val−Pro−Trp−Asn
−Ala−Ser−Trp−Ser−Asn−Lys−
Ser−Leu−Glu−Gln−I 1e−Trp−
Asn^5n−Met−Thr−Trp−Met−Y−
ZX、Y、及び2はE記と同じ定義である。
p41B3 ペプチドgp41B3は、HIV−1ゲ/ムの約bp7
705〜7773でコートされるgP41タンパク領域
に対応するものであり、下記の式%式% 5er−Leu−Ile−Glu−Glu−Ser−G
ln−Asn−Gln−GlnGlu−Lys−Asn
−Glu−Y−Z。
X、Y、及びZは上記と同じ定義である。
本発明はさらに、HIV−1のGAG遺伝子(第1図)
でコードされるタンパク産物の幾つかの領域に対応する
免疫反応性を有する幾つかのペプチド及びその機能的に
同等な変異体を含むものである。これらの新規ペプチド
を下記に示す。
AG  2 ペプチドGAG2は、HIV−1のgag遺伝子の約b
p779〜84C1r=+−ドされるgag遺伝子産物
領域に対応するものあり、下記の式で表わされる。
X−Pro−Arg−Thr−Leu−Asn−Ala
−Trp−Val−Lys−Val−Val−Glu−
Glu−Lys−Ala−Phe−Ser−Pro−G
luVal−Y−Z。
X、Y、及び2は上記と同じ定義である。
ペプチドGAG3は、HIV−1(7)gag遺伝子の
約bp81O〜870でコードされるgag遺伝子産物
領域に対応するものあり、下記の式で表わされる。
X−Val−Glu−Glu−Lys−Ala−Phe
−Ser−Pro−Glu−Val−Ile−Pro−
Met−Phe−Ser−Ala−Leu−Ser−G
lu−Gly−Y−Z。
X、Y、及びZはL記と同じ定義である。
AG14 ペプチドGAG 14は、HIV−Lgag遺伝子の約
bp1368〜1430でコードされるgag遺伝子産
物領域に対応するものあり、下記の式で表わされる。
X−Glu−Met−Met−Thr−Ala−C7s
−Gln−Gly−ValGly−Gly−Pro−G
ly−)+is−Lys−Ala−Arg−Val−L
euAla−Glu−Y−Z。
X、Y、及びZは上記と同じ定義である。
ペプチドP17−Dは、HIV−1gag遺伝子の約b
 p 495〜560 テml−ドされるgag遺伝子
産物領域に対応するものあり、下記の式で表わされる。
X−Ser−GX−5er−Glu−Gly−Cys−
Ar 1e−Leu−GIy−Gln−Leu−Gln
−Pro−Ser−Lau−Gln−Thr−Gly−
Ser−Glu−Glu−Leu−Y−Z。
X、Y、及びZは上記と同じ定義である。
17−F ペプチドP17−Fは、HIV−1gag遺伝子の約b
 p 588〜647−c’コードされるgag遺伝子
産物領域に対応するものあり、下記の式で表わされる。
X−Leu−Tyr−Gys−ValHis−Gln−
Arg−Ile−Glu−Ile−Lys−Asp−T
hr−Lys−G Iu−A 1a−Leu−Asp−
Lyslle−Y−2 X、Y、及びZは上記と同じ定義である。
これらのペプチドはHIV−1抗原あるいはHIV−1
会合・結合抗原に対する抗体検出方法に用いることが出
来る。試料中のHIV−1特異抗体の存在を検出するた
めに本ペプチドを用いるこの方法では、本ペプチド抗原
と試料中のHIV−1抗体との間で免疫学的複合体(抗
原抗体結合物)を形成し得る条件下で、本ペプチドを試
料と接触させるのが望ましい、抗原抗体結合物がたとえ
僅かでも形成されるのであれば、試料中にHIV−1抗
体が存在することがわかり、適当な手段によって検出・
測定できる。
このような方法として、ラジオイムノアッセイ(RIA
)、ELISAやウェスタンプロット分析法等のような
ホモジニアス(均一)あるいはへテロジニアス(不均一
)パインディングイムノアッセイがある。さらにこの新
規ペプチドを用いるアッセイプロトコルは競争的又は非
競争的結合方法によっても出来る。
本ペプチドはアッセイ方法に応じて標識物でラベルして
もよい。ペプチドに結合するラベルは公知のものを用い
ることができ、例えば、酵素、放射性アイソトープ、蛍
光色素、発色色素基質、コファクタ、ビオチン/アビジ
ン、金コロイド、磁性粒子などがある。また本新規ペプ
チドを化学修飾すれば、公知手段によって、キャリアタ
ンパクやキャリアペプチドあるいは公知の支持体に結合
することができる。このような支持体としては例えば、
ポリスチレンやポリビニル製のマイクロタイタープレー
ト、ガラス管やガラスピーズ、また紙、セルロース、セ
ルロース誘導体やシリカのようなりロマトグラフィ用支
持体も用いることができる。
これらアッセイ法の内、特に患者血清や血液或いは血液
製剤などを大規模に臨床スクリーニングするには、EL
ISAまたはウェスタンプロット法が好適である。上述
のペプチドを用いたELISAテストは、ヒト細胞由来
の、或いは組換DNA由来のHIV−1タンパク又はそ
の抗原部位を用いて行なう最近の方法である。これらの
アッセイで試薬として使うためには、各ペプチドをマイ
クロタイターのウェル内壁に結合しておくのが便利であ
る。このペプチドはマイクロタイターのウェルに直接結
合することができるが、ウェルにペプチドを最大に結合
させるにはペプチド添加前にウェルをポリリジンで前処
理しておくのがよいことがわかっている。さらにこれら
新規ペプチドをBSA C牛血清アルブミン)などのキ
ャリアタンパクに既知方法で共有結合させ、得られた結
合物をウェルのコートに用いてもよい、良いΔlftl
ft全結果のに500μg / m 1以上必要とする
ペプチドもあるが、通常、これらのペプチドは10 N
100 gmg/m 1c7)6度でコーティングする
次に試料をこれらのペプチドをコートしたウェルに滴丁
する。試料内にHIV−1抗体が有れば、このウェル内
で抗原抗体結合物が形成されることになる。この際、信
号発生手段(ラベル)を加えて、結合物形成を検出しや
すくしておいてもよい。試料がH!V−1特異抗体を含
んでいれば、ラベルの信号が出て検出できる。
本発明は以下の実施例によりより詳細に説明されるが、
このような実施例によって本発明の範囲は何等限定され
るものではない。
(実施例1) ペプチドはすべてアプライド・バイオシステムズ社製ペ
プチドシンセサイザ、モデル430Aにより合成した。
また各合成にはP−メチルベンジルヒドロアミノ固相支
持レジン(米国ケンタラキー州ルイズビル、ペブタイズ
・インターナショナル社製)を用いた。各ペプチドはr
The U、sersManual for Pept
ide 5ynthesizer Model 430
A J(アプライド拳バイオシステムズ社1986)に
従って合成した。 各合成に使用したアミノ酸は全て、
α−アミノ基を保護マスクするt−ブチル−カルボ で、スイス、ノババイオケムAG社より得た。アミノ酸
の反応性側鎖は別の保護基でマスクして不必要で望まし
くない側鎖反応が起きるのを防止した.各ペプチド合成
に用いた保護基を有する各アミノ酸を次の第1表に示す
第 ペプチド合成に使用したアミノ酸 Hoe−A la−OH Boc−Arg(Tos)−0H Boc−Asn−OH Boc−Glu(OBzl)−0H Boc−GIr+−DH Boc−G l y−OH Boc−His(Tos)−0H Boc−Ile−OH・i/2H20 Boc−Leu−OH・H2O Boc−Lys(2−CI−Z)−0HBoc−Met
−OH Boc−Phe−0)I Boa−Pro−OH (結晶) Boc−Va l−OH −BrZ =カルポベンゾキシブロミ)・ 合成完了後、スカベンジャとして10%アニソールと1
0%ジメチルイオウとを混合した無水フッ化水素酸(H
F)でO″C下処理することにより、合成ペプチドから
保護基を除去し、固相支持体レジンからこのペプチドを
脱離させた。システィン含有ペプチドの合成では、2%
千オクレゾールをさらに添加した。脱離後、試料中のH
FをN2気流下で除去し、ざらに0℃真空下に置いて残
存HFを完全に除去した。このレジンをトリフロロ酢酸
(TFA)処理してペプチドを抽出した。ここで用いた
TFAは室温下蒸発させて取り除いた。この後ペプチド
を無水エーテルで沈澱させ、さらに無水エーテルで洗浄
した。
目的とするアッセイに用いる前に、必要なら、逆相高速
液体クロマトグラフィ(HP L C)により、このペ
プチドはさらに精製純化することができる。このような
精製に特に好適なカラムには逆相Vydek  C−1
8(商品名)カラムがあり、溶出液には水(TFA)−
アセトニトリル(TFA)グラデイエンドを用いる。
(実施例2) Asp−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly−I
le−Trp−Gly−Cys−Ser−Gly−Ly
s−Leu−Ile−Cys−↑hr−Thr−A 1
a−Val−Pro−Trp−Asn−Cys−OHの
アミノ酸配列を有するペプチドgp41A5を実施例1
により合成し、ELISAテストに使用してその免疫反
応性を11111定した。
1 m g / m l 9度のポリリジンをマイクロ
タイタープレートに滴下して、30分間インキュベート
した。ポリリジンを捨て、10〜1100JL/mle
度のペプチドgp41A5をプレートの各ウェルに加え
て、コーティングした。ペプチドがウェルに結合するの
に十分な時間でウェル内でペプチドをインキュベートし
た後、ペプチド溶液を除去し、グルグルアルデヒド溶液
を15分間添加してウェルに対するペプチドの付着を安
定化させた。グルグルアルデヒド溶液を取り除き、各ウ
ェルを緩衝液で洗浄した。その後、グリシンと牛血清ア
ルブミン(B S A)との混合溶液を各ウェルに加え
、ウェルの非結合部位をブロックすることによりELI
SAアッセイ中に生じる抗体の非特異的結合が最少限と
なるようにした。最後の洗浄を行なった後、このマイク
ロタイタープレートを使用に供した。調製されたペプチ
ドコートしたマイクロタイタープレートは、ウェル上の
ペプチドGP4A5の抗原性を少しも損なうことなく数
月間保存することができる。
上記のように作製されたマイクロタイタープレートを用
いて公知ELISAの簡便法を行なった。被検者より採
取した血清試料を、0.05%ポリオキシエチレン−ソ
ルビタンモノラウリル酸(Tween20)と1%BS
Aとを含むPBS(リン酸緩衝生理食塩水)でl:50
に希釈し、各ウェルに滴下して、37℃、加湿雰囲気中
で90分間インキュベートした。その後プレートより希
釈血清試料を取り除き、各ウェルを0.05%Twee
n  20含有PBSで3回洗浄した。
共役(conjugated)抗ヒトIg抗体を各ウェ
ルに加え、90分間インキュベートした。この共役抗ヒ
トIg抗体はヤギまたは家兎で産生されたちので、ヒト
IgG、IgM、イムノグロブリン短鎖あるいはこれら
の混合物に対する特異性を有するものである。望ましく
は、アルカリフォスファターゼと共役結合した抗ヒトI
 g G (Dakopattsより入毛)を、使用時
に0.05%Twe e n20.1%BSA含有PB
Sで1 : 500に希釈したものをELISAに用い
るのがよい。この共役抗体をヒト抗体と結合反応するに
十分な時間インキュベートした後、プレートを上記と同
様3回洗浄した。抗原として用いられたペプチドgp4
1A5と反応する(すなわち陽性反応する)にト血清中
の抗HIV−1抗体を検出するため、炭酸ナトリウム/
MgCl2緩衝液で溶解しlpg/ml濃度に調整した
発色色素基質であるアルカリフォスファターゼ基質(シ
グマ社、カタログ番号i04.錠剤)を添加した。この
アルカリフォスファターゼ基質は、抗ヒl−IgGに結
合している酵素によって開裂して、呈色物質を生じる。
室温下約40分間インキュベート後、陽性反応を示し、
試料中に抗原と反応する抗体が存在することを示した。
各ウェルが陽性反応を示す黄色から橙色、赤茶色は、分
光光度計で405nmで読取り、その反応量を測定した
。分光光度計の読みはバックグラウンド反応の値を差引
いて修正した。
第3図は抗原としてgp41A5を使用して4つの別の
ELI SA測測定より得られた抗体値を示すヒストグ
ラムである。AIDS及びARC患者より得た101検
体の真陽性血清(ウェスタンプロット法により確認)と
、真陰性血清とをELISAでgp41A5と反応させ
た。陽性反応に対する平均カットオフ(陽性と判断でき
る閾値)はO,D、405=0.376と決定された。
第3図は、gp41A5が真陽性血清に対して陽性が1
00%(101/101)で、真陰性血清に対しては陽
性は0%(0/ l 79)であることはっきり示して
いる。
(実施例3) 新規ペプチドと比較するため、Co5andのペプチド
V(39)を米国特許番号第4,629.783号に開
示されたアミノ酸配列に従い実施例1と同様に合成した
。このペプチドのgp41内での相対的位置を第2図に
示す。第2図はまたgp41A5の相対的な配列位置及
びHIV−1のgp41に対応する他の目的タンパクの
相対的な配列位置を与えている。Co5andは、ペプ
チドV(39)は確認陽性血清24検体中23検体(9
5,8%)と反応する(すなわち偽陰性はl検体)と報
告している。このペプチドV(39)を実施例2で述べ
たELI SAにおいてgp41A5の代りに用いて使
用した。
ペプチドV(39)は既知HIV−1陽性血清試料と2
33検体中221検体(94,8%)との間で陽性反応
を示した。第2表に示すように、12検体で偽陰性反応
が見られた。またペプチドV(39)は確認清除性血清
102検体中1検体(0,98%)の偽陽性反応を与え
た。血清試料陽性及び陰性はHIV−1タンパクを用い
たウェスタンプロット分析により確認した。偽陽性反応
及び偽陰性反応は全てウェスタンプロット分析によりそ
のとおりであることが確認された。
第2図にさらに示されるように、gp41A5はW a
 n gら(Proc、Nat、AcadySci、(
1986) 83:6159−6163)(7)ペプチ
ド5M284及びCo5andのペプチドV(39)と
部分的に重複するアミノ酸配列を有している。このよう
にgp41A5は2つの既知ペプチドのカルボキシ末端
部分のアミノ酸配列と、ペプチド5M284やペプチド
V(39)のカルボキシ末端側に付加されたgP41領
域に対応する配列とを含んでいる。従来論じられてきて
いたように、W a n gらはペプチド5M284の
カルボキシ末端部分は、ペプチド5M284のアミノ末
端部分と比較すると免疫学的には重要性が低いと考えて
いた。しかしながら、W a n gらの考えとは逆に
、gp41A5の配列をgp41A5のカルボキシ末端
に延伸していくと、ペプチドはヒト血清中のAIDS−
特異抗体検出において優れた抗原性を示していた。この
ペプチドは、ELISAにおいてもウェスタンプロット
においても、ペプチドV(39)と5M284とのどち
らよりも高い反応性と大きな特異性を示した。
第2表はまたgp41A5が確認法HIV−1陽性血清
の233検体全て(100%)と反応していることをは
っきりと示している。この実験結果は、12検体の偽陰
性反応を生じたベブチl” V(39)についてテスト
されたものと同じ233血清について得られたものであ
る。ELISAテストにおける陽性反応に対する平均カ
ットオフ値はO、0、405で約0.3であった。0.
3以下の数値は陰性反応と考えられる。血清試料番号7
.19,40,44,48,60,101゜482.5
11.324,375.及び393はペプチドV(39
)とは反応性を示さないが、gp41A5とは優れた反
応性を示しているのがはっきりとしていることが容易に
わかるであろう。
第3表はgp41A5の優れた免疫学的反応性をCo5
andのペプチドV(39)とさらに比較したものであ
る。第2表中で示された233検体の血清試料中の38
検体がウェスタンプロット解析により陽性であると確認
された。これら陽性血清と8検体の陰性血清試料(ウェ
スタンプロットにより確認)とは平行して行なわれたE
LISAテストにおいてペプチドgp41A5と反応し
、O、D 、 405で約0.3よりいくらかでも大き
い陽性反応を示した。なお非HI V −1抗原(抗原
無し)を対照(コントロール)として用1.Xだ。
第 表(その1) 第 表(その2) 第 表(その3) 第 表(その4) 1.793 表(その5) 0.660 1.0811 !、187 1.462 0.651 1.783 1.583 1.592 2.102 2.670 2.796 2.812 2.769 表(その6) 0.369 1.143 0.593 0.791 2.498 1.923 0.643 2.644 第 表(その1) 血清ガ゛1番号 9ρ41A5 V  (391 非抗原・・ 0.407 第 表(その2) 血清試刺番号 p41A5 V  1391 非抗原゛・ 分光光度計の読み、O、D 、 4(+5HIV−1抗
原ナシ カットオフ−陰性血清の0 0 、405平均値+3×標準偏差 B HIV ■抗原によるウェスタンプロット (実施例4) gp41A5のカルボキシ末端部分が失われているペプ
チドA5−Trunc (a)(第2図参照)について
も実施例1で述べたようにして合成し、実施例2で述べ
たような(但しgp41A5をペプチドA5−Trun
c (a)に置換えて)ELISAテストに使用して抗
原性を測定した。
第4表に表わされたELISAの結果より容易に解るよ
うに、gp41A5のカルボキシ末端部分は明らかに本
ペプチドgp41A5の高反応性高特異性に必要とされ
るものであった。
第 表(そのl) 第 表(その2) 番号 讐B P41A5 V  (391 As−TrunC(al 非抗原・・ 分光光度計の読み、O、D 、 aosHIV−1抗原
ナシ カットオフ−陰性血清のO、0、405平均値+3×標
準偏差カツトオフA5  =O,+51 +3X0.0
53 =0.310 (0、0、405)カットオフV
(39)=O,+52 + 3 Xo、05(1=0.
302 (0、D 、 405 )カフトオ7 A 5
−Trunc(a)=O,152+ 3X0.050 
=0.302 (0、D 、 405 )B HIV−1抗原によるウエスタンプロット(71′施例
5) 前述のアミノ酸配列を有するgp41cT4を実施例1
で述べたようにして合成し、実施例2で述べたような(
但しgp41A5をペプチドgp41CT4に置換えて
)ELISAテストにおいて105検体のHIV−1陽
性血清(gp41A5と反応する全ての検体である)に
対してテストした。このペプチドを10から100 g
 g / mの間のl:i度で、実施例2に述べたよう
にしてマイクロタイタープレートにコートした。第5表
に示されるように5このペプチドは陽性血清105検体
11.68検体(64,8%)と反応した。このペプチ
ドを28検体の確認済瞼性血清についてテストしたが偽
陽性は見られなかった。
(実施例6) 前述のアミノ酸配列を有するgp41cT3を実施例1
で述へたようにして合成し、実施例2で述べたようにし
て(但しgp41A5をペプチドgp41cT3に置換
えて)マイクロタイタープレー トにコー]・シた。第
5表に示されるように、g p 41. CT 3は実
施例2,3で述べたようなELISAアッセイで陽性血
清80検体中38検体(48,8%)と反応した。この
ペプチドを20検体の確認清除性血清についてテストし
たが偽陽性反応は僅か1検体であった。
(実施例7) 実施例1と同様に合成したペプチドgp41B1を10
から100gg/mlの濃度で前述のようにマイクロタ
イタープレートにコートし実施例2と同じように(但し
gp41A5をgp41Blに置換えて)ELISAに
使用した。このペプチドはHTV−1陽性確認済血清9
5検体中、45検体(47,4%)と反応した(第5表
)。
陰性血清2検体とは偽陽性反応は見られなかった。
(実施例8) 実施例1と同様に合成したペプチドg p 41. B
3を10から100 g g / m lの濃度でマイ
クロタイタープレートにコートした。実施例2.3と同
様なELISAにおいて、HIV−1陽性確認済血l+
’i 32検体中、22検体(68,8%)が陽性反応
を小した。陽性反応をと反応した(第5表)。陰性血清
2検体とは偽陽性反応は見られなかった。
表(その1) 第 表(その2) 表(その3) 第 表(その4) 陰性反応 (+)= 弱陽性反応 強陽性反応 (実施例9) 実施例1と同様にして、ペプチドGAG2、GAG3及
びGAG 14を合成した。各ペプチドを10から10
0μg / m lの濃度でマイクロタイタープレート
にコートし、実施例2と同しようにELISAに使用1
7た。但しgp41A5の代りにGAG2.GAG3及
びGAG 14を抗原として用いた。ペプチドGAG2
はHIV−2陽性血清に対するアッセイについても行な
った。アンセイ結果を第6表に示す。
(実施例10) ペプチドP17−D及びPI3−Fを実施例1と同様に
合成し、各ペプチドで実施例2と同様に5001Lg 
/ m l e度でマイクロタイターブレーI・をコー
トし、ELISAに使用した。但しgp41A5の代り
にGaO2、GaO3及びGaO14を抗原として用い
た。これらのペプチドについてもHIV−2陽性血清に
対するアッセイを併て行なった。実験結果を第7表に示
す。
HIV−2はHIV−1と近縁するが同一ではないレト
ロウィルスであり、HIV−1抗原を用いたELISA
テストにおいて陰性を示す西アフリカのAIDS患者よ
り最近分離されたものである。
実施例9.10のデータを示す第6表及び第7表から、
ペプチドGAG2、PI3−D及びPI7−Fはそれツ
レ、HIV−1及びHI V−2(7)両者に対する抗
体によって認識されるエピトープを含んでいることが理
解できる。このようにこれら3つのペプチドはHIV−
1及びHIV−2感染の両者に対する診断用として又ワ
クチン組成物として使用できる。
以上の結果から明らかなように、ここで説明してきた新
規合成ペプチド群は、HIV−1の免疫学的に重要なタ
ンパク領域、例えばgp41やgagの遺伝子産物に対
応するものであり、HIV−1抗体の有無を検出する優
れた高感度かつ高選択性のアッセイを提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はHIV−1遺伝子を表現する図、第2図は本発
明により合成した相重複するペプチド及びgp41に対
応する従来ペプチドを比較のため示す図、第3図はgp
41A5を抗原として使用した場合のELI SA値の
ヒストグラム図である。 特許出願人 アンデルス・ヴアールネ (ほか4名) 代 理 人 弁理士 山 1)文 雄 (ほか1名)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の式の抗原性ペプチド; X−Asp−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly
    −Ile−Trp−Gly−Cys−Ser−Glyー
    Lys−Leu−Ile−Cys−Thr−Thr−A
    la−Val−Pro−Trp−Asn−Y−Z (式中、Xはペプチドのアミノ末端NH_2基のH原子
    、あるいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミノ
    酸であって、キャリア蛋白へのペプチドの結合を促進す
    るために選択された付加アミノ酸;Yは無しかCys;
    ZはOHまたはNH_2である)。
  2. (2)前記抗原性ペプチドが、 Asp−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly−I
    le−Trp−Gly−Cys−Ser−Gly−Ly
    s−Leu−Ile−Cys−Thr−Thr−Ala
    −Val−Pro−Trp−Asn−Cys−OHであ
    る特許請求の範囲第1項記載の抗原性ペプチド。
  3. (3)下記の式の抗原性ペプチド: X−Ala−Leu−Lys−Tyr−Trp−Trp
    −Asn−Leu−Leu−Gln−Tyr−Trp−
    Ser−Gln−Glu−Leu−Lys−Asn−S
    er−Ala−Val−Ser−Y−Z (式中、Xはペプチドのアミノ末端NH_2基のH原子
    、あるいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミノ
    酸であって、キャリア蛋白へのペプチドの結合を促進す
    るために選択された付加アミノ酸;Yは無しかCys;
    ZはOHまたはNH_2である)。
  4. (4)下記の式の抗原性ペプチド; X−Lys−Asn−Ser−Ala−Val−Ser
    −Leu−Leu−Asn−Ala−Thr−Ala−
    Ile−Ala−Val−Ala−Glu−Gly−T
    hr−Asp−Y−Z (式中、Xはペプチドのアミノ末端NH_2基のH原子
    、あるいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミノ
    酸であって、キャリア蛋白へのペプチドの結合を促進す
    るために選択された付加アミノ酸;Yは無しかCys;
    ZはOHまたはNH_2である)。
  5. (5)下記の式の抗原性ペプチド; X−Thr−Ala−Val−Pro−Trp−Asn
    −Ala−Ser−Trp−Ser−Asn−Lys−
    Ser−Leu−Glu−Gln−Ile−Trp−A
    sn−Asn−Met−Thr−Trp−Met−Y−
    Z(式中、Xはペプチドのアミノ末端NH_2基のH原
    子、あるいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミ
    ノ酸であって、キャリア蛋白へのペプチドの結合を促進
    するために選択された付加アミノ酸;Yは無しかCys
    ;ZはOHまたはNH_2である)。
  6. (6)下記の式の抗原性ペプチド; X−Ile−Asn−Asn−Tyr−Thr−Ser
    −Leu−Ile−His−Ser−Leu−Ile−
    Glu−Glu−Ser−Gln−Asn−Gln−G
    ln−Glu−Lys−Asn−Glu−Y−Z (式中、Xはペプチドのアミノ末端NH_2基のH原子
    、あるいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミノ
    酸であって、キャリア蛋白へのペプチドの結合を促進す
    るために選択された付加アミノ酸;Yは無しかCys;
    ZはOHまたはNH_2である)。
  7. (7)下記の式の抗原性ペプチド; X−Pro−Arg−Thr−Leu−Asn−Ala
    −Trp−Val−Lys−Val−Val−Glu−
    Glu−Lys−Ala−Phe−Ser−Pro−G
    lu−Val−Y−Z (式中、Xはペプチドのアミノ末端NH_2基のH原子
    、あるいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミノ
    酸であって、キャリア蛋白へのペプチドの結合を促進す
    るために選択された付加アミノ酸;Yは無しかCys;
    ZはOHまたはNH_2である)。
  8. (8)下記の式の抗原性ペプチド; X−Val−Glu−Glu−Lys−Ala−Phe
    −Ser−Pro−Glu−Val−Ile−Pro−
    Met−Phe−Ser−Ala−Leu−Ser−G
    lu−Gly−Y−Z (式中、Xはペプチドのアミノ末端NH_2基のH原子
    、あるいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミノ
    酸であって、キャリア蛋白へのペプチドの結合を促進す
    るために選択された付加アミノ酸;Yは無しかCys;
    ZはOHまたはNH_2である)。
  9. (9)下記の式の抗原性ペプチド; X−Glu−Met−Met−Thr−Ala−Cys
    −Gln−Gly−Val−Gly−Gly−Pro−
    Gly−His−Lys−Ala−Arg−Val−L
    eu−Ala−Glu−Y−Z (式中、Xはペプチドのアミノ末端NH_2基のH原子
    、あるいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミノ
    酸であって、キャリア蛋白へのペプチドの結合を促進す
    るために選択された付加アミノ酸;Yは無しかCys:
    ZはOHまたはNH_2である)。
  10. (10)下記の式の抗原性ペプチド; X−Ser−Glu−Gly−Cys−Arg−Gln
    −Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Gln−
    Pro−Ser−Leu−Gln−Thr−Gly−S
    er−Glu−Glu−Leu−Y−Z (式中、Xはペプチドのアミノ末端NH_2基のH原子
    、あるいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミノ
    酸であって、キャリア蛋白へのペプチドの結合を促進す
    るために選択された付加アミノ酸;Yは無しかCys;
    ZはOHまたはNH_2である)。
  11. (11)下記の式の抗原性ペプチド; X−Leu−Tyr−Cys−Val−His−Gln
    −Arg−Ile−Glu−Ile−Lys−Asp−
    Thr−Lys−Glu−Ala−Leu−Asp−L
    ys−Ile−Y−Z (式中、Xはペプチドのアミノ末端NH_2基のH原子
    、あるいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミノ
    酸であって、キヤリア蛋白へのペプチドの結合を促進す
    るために選択された付加アミノ酸;Yは無しかCys;
    ZはOHまたはNH_2である)。
  12. (12)式、 X−Asp−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly
    −Ile−Trp−Gly−Cys−Ser−Gly−
    Lys−Leu−Ile−Cys−Thr−Thr−A
    la−Val−Pro−Trp−Asn−Y−Z、As
    p−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly−Ile
    −Trp−Gly−CyS−Ser−Gly−Lys−
    Leu−Ile−Cys−Thr−Thr−Ala−V
    al−Pro−Trp−Asn−Cys−OH、X−A
    la−Leu−Lys−Tyr−Trp−Trp−As
    n−Leu−Leu−Gln−Tyr−Trp−Ser
    −Gln−Glu−Leu−Lys−Asn−Ser−
    Ala−Val−Ser−Y−Z、 X−Lys−Asn−Ser−Ala−Val−Ser
    −Leu−Leu−Asn−Ala−Thr−Ala−
    Ile−Ala−Val−Ala−Glu−Gly−T
    hr−Asp−Y−Z、 X−Thr−Ala−Val−Pro−Trp−Asn
    −Ala−Ser−Trp−Ser−Asn−Lys−
    Ser−Leu−Glu−Gln−Ile−Trp−A
    sn−Asn−Met−Thr−Trp−Met−Y−
    Z、X−Ile−Asn−Asn−Tyr−Thr−S
    er−Leu−Ile−His−Ser−Leu−Il
    e−Glu−Glu−Ser−Gln−Asn−Gln
    −Gln−Glu−Lys−Asn−Glu−Y−Z、
    X−Pro−Arg−Thr−Leu−Asn−Ala
    −Trp−Val−Lys−Val−Val−Glu−
    Glu−Lys−Ala−Phe−Ser−Pro−G
    lu−Val−Y−Z、 X−Val−Glu−Glu−Lys−Ala−Phe
    −Ser−Pro−Glu−Val−Ile−Pro−
    Met−Phe−Ser−Ala−Leu−Ser−G
    lu−Gly−Y−Z、 X−Glu−Met−Met−Thr−Ala−Cys
    −Gln−Gly−Val−Gly−Gly−Pro−
    Gly−His−Lys−Ala−Arg−Val−L
    eu−Ala−Glu−Y−Z、 X−Ser−Glu−Gly−Cys−Arg−Gln
    −Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Gln−
    Pro−Ser−Leu−Gln−Thr−Gly−S
    er−Glu−Glu−Leu−Y−Z、 及び X−Leu−Tyr−Cys−Val−His−Gln
    −Arg−Ile−Glu−Ile−Lys−Asp−
    Thr−Lys−Glu−Ala−Leu−Asp−L
    ys−Ile−Y−Z、 (式中、Xはペプチドのアミノ末端NH_2基のH原子
    、あるいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミノ
    酸であって、キャリア蛋白へのペプチドの結合を促進す
    るために選択された付加アミノ酸;Yは無しかCys;
    ZはOHまたはNH_2である)で表わされる−群のペ
    プチドより選ばれる少くとも1以上の抗原性ペプチドに
    、 試料中に存在する抗HIV−1抗体と前記ペプチドの間
    で免疫学的結合物が形成される条件下で、試料を接触さ
    せ、 前記免疫学的結合物の形成を測定して試料中のHIV−
    1抗体の存在を確認するHIV−1抗体検出方法。
  13. (13)前記抗原性ペプチドが、 Asp−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly−I
    le−Trp−Gly−Cys−Ser−GlyーLy
    s−Leu−Ile−Cys−Thr−Thr−Ala
    −Val−Pro−Trp−Asn−Cys−OHであ
    る特許請求の範囲第12項記載のHIV−1抗体検出方
    法。
  14. (14)式 X−Asp−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly
    −Ile−Trp−Gly−Cys−Ser−Gly−
    Lys−Leu−Ile−Cys−Thr−Thr−A
    la−Val−Pro−Trp−Asn−Y−Z、As
    p−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly−Ile
    −Trp−Gly−Cys−Ser−Glr−Lys−
    Leu−Ile−Cys−Thr−Thr−Ala−V
    al−Pro−Trp−Asn−Cys−OH、X−A
    la−Leu−Lys−Tyr−Trp−Trp−As
    n−Leu−Leu−Gln−Tyr−Trp−Ser
    −Gln−Glu−Leu−Lys−Asn−Ser−
    Ala−Val−Ser−Y−Z、 X−Lys−Asn−Ser−Ala−Val−Ser
    −Leu−Leu−Asn−Ala−Thr−Ala−
    Ile−Ala−Val−Ala−Glu−Gly−T
    hr−Asp−Y−Z、 X−Thr−Ala−Val−Pro−Trp−Asn
    −Ala−Ser−Trp−Ser−Asn−Lys−
    Ser−Leu−Glu−Gln−Ile−Trp−A
    sn−Asn−Met−Thr−Trp−Met−Y−
    Z、X−Ile−Asn−Asn−Tyr−Thr−S
    er−Leu−Ile−His−Ser−Leu−Il
    e−Glu−Glu−Ser−Gln−Asn−Gln
    −Gln−Glu−Lys−Asn−Glu−Y−Z、
    X−Pro−Arg−Thr−Leu−Asn−Ala
    −Trp−Val−Lys−Val−Val−Glu−
    Glu−Lys−Ala−Phe−Ser−Pro−G
    lu−Val−Y−Z、 X−Val−Glu−Glu−Lys−Ala−Phe
    −Ser−Pro−Glu−Val−Ile−Pro−
    Met−Phe−Ser−Ala−Leu−SeT−G
    lu−Gly−Y−Z、 X−Glu−Met−Met−Thr−Ala−Cys
    −Gln−Gly−Val−Glr−Gly−Pro−
    Gly−His−Lys−Ala−Arg−Val−L
    eu−Ala−Glu−Y−Z、 X−Ser−Glu−Gly−Cys−Arg−Gln
    −Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Gln−
    Pro−Ser−Leu−Gln−Thr−Gly−S
    er−Glu−Glu−Leu−Y−Z、 及び X−Leu−Tyr−Cys−Val−His−Gln
    −Arg−Ile−Glu−Ile−Lys−Asp−
    Thr−Lys−Glu−Ala−Leu−Asp−L
    ys−Ile−Y−Z、 (式中、Xはペプチドのアミノ末端NH_2基のH原子
    、あるいはペプチドのアミノ末端に結合する付加アミノ
    酸であって、キャリア蛋白へのペプチドの結合を促進す
    るために選択された付加アミノ酸;Yは無しかCys;
    ZはOHまたはNH_2である)で表わされる一群のペ
    プチドより選ばれる少くとも1以上のペプチドであって
    免疫学的有効量の抗原性ペプチドと、生理学的許容量の
    キャリアとからなり、ヒトを含む動物でのHIV−1抗
    体産生を誘発するHIV−1抗体産生誘発組成物。
  15. (15)前記ペプチドが、 Asp−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly−I
    le−Trp−Gly−Cys−Ser−Gly−Ly
    s−Leu−Ile−Cys−Thr−Thr−Ala
    −Val−Pro−Trp−Asn−Cys−OHであ
    る特許請求の範囲第14項記載のHIV−1抗体産生誘
    発組成物。
  16. (16)式 X−Asp−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly
    −Ile−Trp−Gly−Cys−Ser−Gly−
    Lys−Leu−Ile−Cys−Thr−Thr−A
    la−Val−Pro−Trp−Asn−Y−Z、As
    p−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly−Ile
    −Trp−Gly−Cys−Ser−Gly−Lys−
    Leu−Ile−Cys−Thr−Thr−Ala−V
    al−Pro−Trp−Asn−Cys−OH、X−A
    la−Leu−Lys−Tyr−Trp−Trp−As
    n−Leu−Leu−Gln−Tyr−Trp−Ser
    −Gln−Glu−Leu−Lys−Asn−Ser−
    Ala−Val−Ser−Y−Z、X−Lys−Asn
    −Ser−Ala−Val−Ser−Leu−Leu−
    Asn−Ala−Thr−Ala−Ile−Ala−V
    al−Ala−Glu−Gly−Thr−Asp−Y−
    Z、X−Thr−Ala−Val−Pro−Trp−A
    sn−Ala−Ser−Trp−Ser−Asn−Ly
    s−Ser−Leu−Glu−Gln−Ile−Trp
    −Asn−Asn−Met−Thr−Trp−Met−
    Y−Z、X−Ile−Asn−Asn−Tyr−Thr
    −Ser−Leu−Ile−His−Ser−Leu−
    Ile−Glu−Glu−Ser−Gln−Asn−G
    ln−Gln−Glu−Lys−Asn−Glu−Y−
    Z、X−Pro−Arg−Thr−Leu−Asn−A
    la−Trp−Val−Lys−Val−Val−Gl
    u−Glu−Lys−Ala−Phe−Ser−Pro
    −Glu−Val−Y−Z、X−Val−Glu−Gl
    u−Lys−Ala−Phe−Ser−Pro−Glu
    −Val−Ile−Pro−Met−Phe−Ser−
    Ala−Leu−Ser−Glu−Glr−Y−Z、X
    −Glu−Met−Met−Thr−Ala−Cys−
    Gln−Gly−Val−Gly−Gly−Pro−G
    ly−His−Lys−Ala−Arg−Val−Le
    u−Ala−Glu−Y−Z、X−Ser−Glu−G
    ly−Cys−Arg−Gln−Ile−Leu−Gl
    y−Gln−Leu−Gln−Pro−Ser−Leu
    −Gln−Thr−Gly−Ser−Glu−Glu−
    Leu−Y−Z、及び X−Leu−Tyr−Cys−Val−His−Gln
    −Arg−Ile−Glu−Ile−Lys−Asp−
    Thr−Lys−Glu−Ala−Leu−Asp−L
    ys−Ile−Y−Z、(式中、Xはペプチドのアミノ
    末端NH_2基のH原子、あるいはペプチドのアミノ末
    端に結合する付加アミノ酸であって、キャリア蛋白への
    ペプチドの結合を促進するために選択された付加アミノ
    酸;Yは無しかCys;ZはOHまたはNH_2である
    )で表わされる一群のペプチドから選ばれる少くとも1
    以上のペプチドであって免疫学的有効量の抗原性ペプチ
    ドと、生理学的許容量のキャリアとを投与して、ヒトを
    含む動物体内でHIV−1抗体産生を誘発するHIV−
    1抗体産生誘発方法。
  17. (17)前記抗原性ペプチドが、 Asp−Gln−Gln−Leu−Leu−Gly−I
    le−Trp−Gly−Cys−Ser−Gly−Ly
    s−Leu−Ile−Cys−Thr−Thr−Ala
    −Val−Pro−Trp−Asn−Cys−OHであ
    る特許請求の範囲第16項記載のHIV−1抗体産生誘
    発方法。
JP33032287A 1987-05-18 1987-12-28 Hiv−1感染検出用合成ペプチド杭原、その組成物およびその使用方法 Pending JPH0215098A (ja)

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