JPH0249550Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0249550Y2
JPH0249550Y2 JP18793384U JP18793384U JPH0249550Y2 JP H0249550 Y2 JPH0249550 Y2 JP H0249550Y2 JP 18793384 U JP18793384 U JP 18793384U JP 18793384 U JP18793384 U JP 18793384U JP H0249550 Y2 JPH0249550 Y2 JP H0249550Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
display
light emitting
display panel
sensing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18793384U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61102926U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18793384U priority Critical patent/JPH0249550Y2/ja
Publication of JPS61102926U publication Critical patent/JPS61102926U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0249550Y2 publication Critical patent/JPH0249550Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば自動車用空調機による空調時の
車室温度の検出と表示に好適な室温表示装置に関
する。
(従来の技術) 近時、空調機を装備した自動車の中には、車室
温度や空調効果の確認を簡便にした空温表示装置
を設けたものがあり、この表示装置には温度表示
の正確性と視覚的確認の簡便性が要請されてい
る。
従来、このような要請に応えるものとしては、
例えば実開昭58−184138号公報に開示された表示
装置がある。この従来装置は室内温度センサを車
室の要所に配設し、このセンサから制御部に検出
信号を送るとともに、制御部から表示部に指示信
号を出力させて、指示信号に応じて所定の表示を
行なうようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、この従来の装置は室内温度センサと表
示部との間に制御部を構成する演算部を介挿し
て、室内温度センサから入力された検出信号を演
算処理し、その出力を表示部に送る電子回路を駆
使した構成であるため、構造が複雑となるうえコ
スト高になるという欠点があつた。
本考案はこのような従来の欠点を除去し、室内
温度の検出とこれに応答する関連動作を単一部材
で機械的に行なわせ、構成の簡潔化とコストの童
低減を図るようにした室温表示装置を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) このため、本考案の室温表示装置は、複数の表
示パネルを温度表示順に配列し、この表示パネル
の背後に該パネルを照射する発光部を配備し、こ
の発光部を温度に応じて伸縮変位可能な感温部材
に連係させて、前記表示パネルの配列方向に移動
させ、該当の表示パネルの発光表示することによ
り、これを簡便に視認できるようにするととも
に、温度の検出から発光部の移動に至る一連の動
作を多機能な単一の感温部材で機械的に行なわ
せ、構成の簡潔化と部品点数の低減を図るように
したことを特徴としている。
(実施例) 以下、本考案を空調機を装備した自動車の車室
温度表示に適用した図示実施例について説明する
と、第1図及至第4図においては1は例えば運転
席側のダツシユパネルに装着した横長の化粧板
で、その中高位置には透光部材で矩形状に形成さ
れた複数の表示パネル2が等間隔に配列されてお
り、その直上位置には当該表示パネル2の温度を
表示した温度表示値3が記されている。4は化粧
板1と一体または一体的に固設された仕切板で、
その前部には例えば基板を切り起して形成した固
定片5が設けられ、その板面にコイル状に捲回さ
れた感温部材6の一端が固設されている。
この感温部材6は例えば、NiTi合金のような
形状記憶合金で構成され、繰り返し使用可能な双
方向性を有するものを用いており、例えば10℃乃
至30℃の表示温度域では第4図aに示すように昇
温時と冷却時におけるヒステリシスが僅少で、温
度に対する変位量が直線性を有するうえに、上記
温度域における固有抵抗が第4図bに示すように
直線性を有するものを選択して用いている。
7はピン8を介して一端を仕切板4に回動自在
に枢着したレバーで、その前部側の前記固定片5
を対応する位置には、例えば基板を下向きに屈曲
した舌片9が設けられ、この舌片9の板面に感温
部材6他端が固定されている。10,10は感温
部材6の両端部から引き出された接続端子で、感
温部材6と一体の巻き出し線または感温部材6の
両端に接続されたリード線で構成され、これら接
続端子10,10の間に、例えば空調機のプロワ
モータを回転数を自動的に制御したり、あるいは
クーラーユニツト部の電磁クラツチの励磁コイル
に流れる電流を自動的に制御する制御部11が介
挿されている。
すなわち、制御部11は車室温度に対応する感
温部材6の固有抵抗の変化を検出し、その信号に
よりプロワモータの回転数を自動的に切り換え、
車室温度に応じて風景を自動的に調節したり、あ
るいは車室温度が一定温度に達した際の前記検出
信号に基いて、電磁クラツチの励磁コイルに流れ
る電流を自動的にON・OFFし、コンプレツサの
作動をON・OFF制御するようにしている。
12はレバー7の先端部に設着された発光部
で、前記表示パネル2の背後から該パネル2を照
射するようにしており、実施例の場合には光源と
して発光ダイオードを用いているが、豆電球を用
いることも可能である。この他、図中13,13
は発光部12の後方に引き出された接続端子で、
これらの端子のうち、一方の端子13にはバツテ
リ等の電源14に導通するキースイツチ15が接
続されている。
第5図および第6図は本考案の第二実施例を示
し、前述の実施例と対応する構成部分には同一の
符号を用いている。この実施例では化粧パネル1
に複数の表示パネル2を上下方向に配列し、これ
ら表示パネル2の背後に縦長のケース16を設置
し、このケース16の内部に感温部材6と発光部
12とを上下に重合配置して、感温部材6を上下
方向に変位させ、その変位に相応して感温部材6
の上端に載置した発光部12を感温部材6と一体
に上下動させ、対応する変位位置で該当の表示パ
ネル2を照射することにより、温度表示の多様化
に対応させるようにした点を特徴としている。
第7図は本考案の応用例を示し、前述の実施例
と対応する構成部分には同一の符号を用いてい
る。この応用例ではアスピレータフアン17を駆
使して車室の空気を強制的に循環させ、その流路
の途中にサーミスタ等の感熱部材を設置し、この
感熱部材による信号によつて車室温度を正確かつ
高精密に調節するようにしていた従来の方法に代
えて、空気の循環路の途中に感温部材6を設置
し、感温部材6の上端にスライドスイツチ18を
装着する一方、ケース16に複数の接点19を上
下方向に配列し、かつこれら接点19にリード線
20を介して、例えばブロワモータの回転数切換
スイツチを接続し、感温部材6の上下変位により
スライドスイツチ18を接点19上に滑動させ、
そのON・OFF動作によりプロワモータの回転数
を段階的に切換可能にしたことを特徴としてい
る。
(作用) このように構成した室温表示装置を使用する場
合には、キースイツチ15をONして発光部12
を発光させ、更に前記の操作と前後して制御部1
1をONして、制御動作可能にして置く。
このような状態の下で空調機を作動させ車室温
度を上昇させると、感温部材6が加温されて伸長
変位し、該変位を舌片9に及ぼして舌片16と一
体のレバー7を押し動かすため、レバー7がピン
を中心に第1図上時計方向に回動して、レバー7
の先端に設置した発光部12を該当の表示パネル
2の背後に位置付ける。このため、該当の表示パ
ネル2が発光部12によつて照射されるから、運
転者等は照射された表示パネル2の温度数値3に
より、車室温度を知り得ることとなる。
車室温度が更に上昇すると、感温部材6の伸張
変位がそれに追随して直線的に増加し、その増加
分レバー7が前記方向と同方向へ回動して、発光
部12を高温側の表示パネル2方向へ移動させ、
該当パネル2を照射するため、運転者等は前記表
示パネル2の発光表示によつて車室温度を知り得
ることとなる。
一方、このような車室温度の上昇時には、感温
部材6の固有抵抗は第4図bに示すように表示温
度域で直線的に増加して、制御部11に入力され
る例えば電流等の信号が直線的に変化するから、
この信号の変化に基いて制御部11から例えばブ
ロワモータの制御信号を出力させれば、ブロワモ
ータの回転数を自動的に切り換え、温風の風量を
車室温度に応じて調節し得るものとなる。
次に空調機の作動を停止して車室温度を下げる
と、感温部材6が冷却されて縮小変位し、舌片9
を感温部材6側へ引き寄せるため、レバー7がピ
ン8を中心に第1図上反時計方向に回動して、発
光部12を低温側の表示パネル2方向に移動させ
る。このため、車室温度に対応する表示パネル2
が発光部12により照射されるから、運転者等は
当該表示パネル2によつて車室温度を知り得るこ
ととなる。この後、車室温度が更に下がると感温
部材6が直線的に縮小して、レバー7を感温部材
6側へ更に引き寄せ、その分発光部12を低温側
の表示パネル2方向へ移動させて、該当表示パネ
ル2を照射しこれを発光表示する。
この場合、感温部材6は第4図aに示すよう
に、昇温時と冷却時におけるヒステリシスが非常
に僅少なものを選択して用いているから、昇温度
と冷却時で車室温度に対する表示パネル2の表示
が相するということはなく、温度表示の正確性を
確保することができるものとなる。
一方、感温部材6の冷却時においても固有抵抗
の直線性は維持され、第4図bに示すように車室
温度の下降に伴なつて漸次減少し、制御部11に
入力される例えば電流等の信号が直線的に変化す
るから、この信号に基いて制御部11から例えば
ブロワモータに制御信号を出力させれば、ブロワ
モータの回転数を自動的に切り換え、温風の風量
を車室温度に応じて調節し得るものとなる。
なお、夏期等において空調機により車室温度を
下げる場合、前記感温部材6の特定の入力信号に
基いて、クーラーユニツト部の電磁クラツチの励
磁コイルに流れる電流をON・OFFし、コンプレ
ツサの作動をON・OFF制御するようにすれば、
車室温度を一定の範囲に設定することができこと
となる。
(考案の効果) 本考案の室温表示装置は以上のように、複数の
表示パネルを温度表示順に配列し、この表示パネ
ルの背後に該パネルを照射する発光部を配備し、
この発光部を温度に応じて伸縮変位可能な感温部
材の変位に連係させて、前記表示パネルの配列方
向に移動させるようにしたから、温度に応じて該
当の表示パネルが発光表示され、当該温度を簡便
に視認できる効果がある。
また、本考案では温度の検出から発光部の移動
に至る一連の動作を多機能な単一の感温部材で機
械的に行なつているから、従来のこの種の装置に
ように上記一連の動作を電子部品を駆使して行な
つているものに比べて、構成の簡潔化と部品点数
の低減を図ることができ、しかも格別高価な部品
を要することなく、これを安価に製作できる実用
的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例の要部を示す斜視
図、第2図は本考案に係る発光部の一例を示す電
気回路図、第3図は本考案に係る感温部材と制御
部との関係を示す説明図、第4図a,bは本考案
に使用する感温部材の温度と変位、および温度と
固有抵抗の関係を示す特性図、第5図は本考案の
第二実施例の要部を示す斜視図、第6図は第5図
のA−A′線に沿う断面図、第7図は本考案の応
用例の要部を示す断面図である。 2……表示パネル、6……感温部材、12……
発光部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の表示パネル2を温度表示順に配列し、こ
    の表示パネル2の背後に該パネル2を照射する発
    光部12を配備し、この発光部12を温度に応じ
    て伸縮変位可能な感温部材6の変位に連係させ、
    前記表示パネル2の配列方向に移動可能にしたこ
    とを特徴とする室温表示装置。
JP18793384U 1984-12-11 1984-12-11 Expired JPH0249550Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18793384U JPH0249550Y2 (ja) 1984-12-11 1984-12-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18793384U JPH0249550Y2 (ja) 1984-12-11 1984-12-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61102926U JPS61102926U (ja) 1986-07-01
JPH0249550Y2 true JPH0249550Y2 (ja) 1990-12-27

Family

ID=30745408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18793384U Expired JPH0249550Y2 (ja) 1984-12-11 1984-12-11

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0249550Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5484110B2 (ja) * 2010-02-08 2014-05-07 三菱電機株式会社 表示装置及び空気調和機の室内機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61102926U (ja) 1986-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU651757B2 (en) Installer climate control system
JP2008094380A (ja) 湿度検出装置および車両用空調装置
JPH0249550Y2 (ja)
US3226025A (en) Electrically driven thermostatically controlled heat regulating mechanism for automotive vehicles
JPH01291043A (ja) 空気調和機と送風装置とこれらの運転制御装置
CN105510016A (zh) 一种汽车空调左右出风口风速测量装置
JPS59145615A (ja) 自動車用空気調和機の運転制御表示装置
JPS605293Y2 (ja) 空調用送風モ−タ制御装置
KR101002049B1 (ko) 공조 패널용 조명 제어 방법 및 장치
CN213734611U (zh) 一种矿用车空调旋钮面板控制系统
JP3111733B2 (ja) 自動車用空調装置
JP3404782B2 (ja) 車両用空調装置
JPS601613U (ja) 車両用空調装置
KR101173311B1 (ko) 차량 공조장치용 풍량조절스위치
JPS6312004B2 (ja)
JPH01147242A (ja) 空調装置
JPS6228015B2 (ja)
KR100208469B1 (ko) 자동차용 공조장치의 풍량 자동 제어장치 및 방법
KR950005601A (ko) 자동차의 에어컨 제어스위치 표시장치
JPH079596Y2 (ja) モータアクチユエータ
KR970026071A (ko) 일사센서를 이용한 차량용 자동에어콘장치
JPH0314753Y2 (ja)
JPS6258930B2 (ja)
JPS5820509A (ja) 車輛用空気調和装置の表示装置
JPS5915689Y2 (ja) 車載用空気調和装置