JPH0249371A - Cu合金製端子・コネクタ材 - Google Patents

Cu合金製端子・コネクタ材

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JPH0249371A
JPH0249371A JP63199471A JP19947188A JPH0249371A JP H0249371 A JPH0249371 A JP H0249371A JP 63199471 A JP63199471 A JP 63199471A JP 19947188 A JP19947188 A JP 19947188A JP H0249371 A JPH0249371 A JP H0249371A
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正男 小林
Takuro Iwamura
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、特にすぐれたばね性と曲げ加工性を有し、
さらに導電性並びにめっきおよびはんだ密着性の良好な
Cu合金製端子・コネクタ材に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、膚子、コネクタ、リレー さらにスイッチなど
(以下、これらを総称して端子・コネクタという)の製
造に用いられる材料には。
(、り  疲労などくよって接触圧力の低下が生じない
ための高いばね性。
(b)  曲は加工の際に割れが生じないための良好な
曲げ加工性。
(C1接触部での電圧降下損をなくすための高い導電性
(di  良好なめつきおよびはんたの面層性。
以上fa)〜(d)に示される特性をもつことが要求さ
れることから1例えば特開昭61−183426号公報
、第3頁、第1表に記載されるCu −Ti −Zr合
金やCu−Ti−Ni合金、さらにCu−Ti −Ni
−Cr合金などのCu合金が用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
一方、近年の電気機器の小型化および高性能化はめざま
しく、これに伴ってこれらの構造部材である端子・コネ
クタにも薄肉化および形状複雑化が強く要求されるよう
になっている。
しかし、上記の従来Cu合金製端子・コネクタ材は、特
にばね性および曲は加工性が不十分なために、これらの
要求に満足に対応することができないのが現状でろる。
〔課題を解決するための手段〕
そこで1本発明者等は、上述のような観点から。
特にばね性と曲げ加工性にすぐれた端子・コネクタ材を
開発すべく研究を行なった結果、端子・コネクタ材を1
重量チで(以下チはam−を示す)。
N1:1〜3.5%、   Ti : 0.3〜l、 
5慢。
Cr:  0.2〜1 %、      Zr:  0
.0 5〜0.5 %。
を含有し、さらに必要に応じて。
Mg:O,OOl 〜02%、   Zr:0.05〜
0.5%。
のうちの1種または2種。
を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成を有
するCu合金で構成すると、この結果のCu合金製端子
・コネクタは、すぐれたばね性と曲げ加工性を有し、か
つ良好な強度、導電性、並びにめっきおよびはんだ密着
性を具備するようになるという知見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものでらっ
て、以下に成分組成範囲を上記の通りに限定した理由を
説明する。
(a)  N1およびT1 これら2成分は、結合して、結晶粒内(累地中)に微細
に分散析出する金属間化合物(Niz TIY )を形
成し、もってばね性を飛躍的に向上させる作用があるが
、その含有量がN1およびT1のいずれかでも、 Ni
にあっては1チ未flI4.T1にあってij 0.3
−未満になると、金属間化合物の析出量が不十分となっ
て所望のすぐれたばね性を確保することができず、−万
N1およびT1のいずれかでも、Ni1Cあっては3.
5%、Tiにあっては1.5 %を越えると、主成分で
らるCuによってもたらされるすぐれた導電性が損なわ
れるようKなることから、その含有量を、 Ni: l
〜3.5%、Tl:0.3〜1.5%と定めた。
(b)  Cr 端子・コネクタ材には、製造工程中はんだ付けが施され
る場合があるが、この施されたはんだが。
例えば高温環境での使用に際しても剥離しないことが必
要であって、 Cr成分が生成分たるCuによってもた
らされるすぐれためつき性を損なうことなくはんだの密
着性を向上させる作用をもつものであるっすなわちcr
酸成分、母材とはんだ層との界面に拡散し、バリアー(
障壁)となって、一般に界面に生成する化合物膚、例え
ばCu58n(g相)やCu、 Sn5 (マ相)の成
長を著しく抑制し、もってはんだの密着性を向上させる
作用をもつが、その含有量が0.2−未満では前記作用
に所望の効果が得られず、一方その含有量が1−を越え
ると、111大なCr晶出物が発生するようになって、
めっきの密着性が阻害されるようKなるほか、溶解・鋳
造が困難くなることから、その含有量を0.2〜1チと
定めた。
(c)  Zr Zr成分は、 Cr成分によってもたらされるバリアー
作用並びに化合物成長抑制作用を促進させ、もってすぐ
れたはんだの耐剥離性を確保するのに不可欠の成分であ
シ、またCr成分には、Cuと結合して、結晶粒内およ
び結晶粒界に微細に析出するcu、 Zrなどの金属間
化合物を形成するほか、M晶粒を微細化して、延性を向
上させ、もって曲げ加工性を向上させ、さらに前記Cu
4 Zrの金属間化合物とNi工Tlyの微細析出分散
の金属間化合物との共存において、ばね性を一段と向上
させる作用があるが、その含有量が0.05−未満では
前記作用に所望の効果が得られず、一方その含有量が0
.5−を越えると、溶解・鋳造が困確になるばかシでな
く、介在物の多量の発生によってめっき密着性が阻害さ
れるようになることから、その含有量を0.05〜0.
5−と定めた。
(d)  MgおよびZn これらの成分には、 Crとの共存において、はんだの
密着性を一層改善する作用があるので、必要KZじて含
有されるが、その含有量が、 Mg 二〇、001−未
満およびZn:0.05憾未満では前記作用に所望の向
上効果が得られず、一方その含有量が1Mg:0.2−
およびZn:0.5−を越えると、導電性が著しく低下
するようになることから、その含有量′f: 、  M
g:   O,OOl 〜 0.2  づ−レ、   
Zn 二  0.0 5 〜0.5  %  とそれぞ
れ定めた。
〔実施例〕
つぎに、この発明のCu合金製端子・コネクタ材を実施
例により具体的に説明する。
通常の真空溶解炉を用い、黒鉛るつば中で、それぞれ4
1表に示される成分組成をもったCu合金溶湯を5kJ
Fづつ浴製し、金型に鋳造し1面剛した後、熱間鍛造お
よび熱間圧延を施して@: 150鵡×厚さ=lOIl
olIの板材とし、ついでこの板材に。
温度:980℃に30分間保保持水冷焼入れの溶体化処
理を施し1面削して板厚を8Bとした状態で、冷間圧延
と中間焼鈍(温度二500℃に1時間保持)を繰り返し
施し、最終圧延を50チの圧延率で行なって板厚:0.
251111を有する冷延材とし、最終的にこれに温度
:350CK5分間保持の条件で低温焼鈍を施すことに
よって本発明Cu合金製端子・コネクタ素材(以下1本
発明端子・コネクタ素材という)1〜11.比較Cu合
金製端子・コネクタ素材(以下、比較4子・コネクタ素
材という)1〜10.および従来Cu合金at端子・コ
ネクタ素材(以下、従来端子・コネクタ素材という)1
〜3をそれぞれ製造した。
なお、比a端子・コネクタ素材1〜lOは、Cu合金を
構成する成分のうちのいずれかの成分含有量(第1表に
秦印を付す)がこの発明の範囲から外れたものであシ、
ま7’(従来端子・コネクタ素材1〜3は、先に述べた
特開昭61−183426号会報、第3頁、第1表に記
載されるCu−Ti−Zr合#t、 Cu−Ti−N1
合金、およびCu−T1−Ni−Cr合金に相当する組
成をもったCu合金で構成されたものである。
つぎに、この結果得られた各種の端子・コネクタ素材に
ついて1強度、伸び、および導電率(lc8チ)を測定
し、ばね性を評価する目的で、ばね限界値を測定し、さ
らに繰シ返し曲げ試験、めっきVI膚注性試験およびは
んだの耐剥離性試験を行ない、それぞれ曲げ加工性、め
っき密着性、およびはんだ密着性を評価した。
なお、ばね限界値は、JXB・I(3130の繰シ返し
たわみ式試験により測定した。
また、繰り返し曲げ試験は、111i:10簡×長さ:
200mX厚さ:0.25IaIの寸法をもった試片を
長さ方向に直立させた状態で、その中心より下方部をコ
ーナ一部に0.21DIRの面取りを施したブロック(
50mX 50HX 50m)で両側からはさんで支持
し、この試片中心を曲げ部とし、左右交互に90”づり
繰り返し曲げを施すことによって行ない、前記試片中心
曲は部が破断するまでの曲げ回数(90°曲げt−1回
とする)全測定した。
めっき密着性試験は、Ig: 35藺X長さ:100膳
×厚さ:0.25鵡の寸法をもった試片に、平均層厚二
2μ諺の電気Agめつきを施し、これに温度:400℃
に3分間保持後、放冷の熱処理を施し。
熱処理後の「ふくれ」発生の有無を観察することにより
行なった。
さらに、はんだの耐剥離性試験は、63チ3n −3’
r@pbの組成を・もった共晶はんだを用い、@:10
鵡×長さ:30flX厚さ:0.255mの寸法をもっ
た試片を前記はんだの230℃の浴中に浸漬して、その
表面に前記はんだを付着させ、この状態で、温度:15
0℃に1000時間、および100℃に10000時間
の条件で加熱することにより行ない、加熱温度が150
℃の場合は100時間毎に、また加熱温度が100℃の
場合は1000時間毎に取り出して、試片とはんだの界
面(MrkJ)を光学S*鍵で観察し、剥離発生時間全
チエツクした。これらの結果を第1表に示した。
〔発明の効果〕
第1表に示される結果から1本発8A端子・コネクタ素
材l〜l’F#i、いずれも従来端子・コネク夕素材1
〜3のうちの最もすぐれた特性を有する従来端子・コネ
クタ3と同等の良好な強度、伸び。
導電性、めっき密着性、およびはんだ密着性を有する一
方、ばね性および曲げ加工性に関しては。
前記従来端子・コネクタ素材1〜3に比して著しくすぐ
れたものになっており、また比較端子・コネクタ素材1
〜10に見られるように、 Cu合金の構成成分のうち
のいずれかの成分含有量でもこの発明の範囲から外れる
と上記特性のうち少なくともいずれかの特性が劣ったも
のになることが明らかである。
上述のように、この発明のCu合金製端子・コネクタ材
は、これに要求される擲亀率、めっき密着性、およびは
んだ@層性を十分満足して具虜した上で、さらに−段と
すぐれたばね性および向は加工性を有しているので、近
年の電気機器の小型化および高性能化に対応できる薄肉
化および形状複雑化を可能とし、すぐれた性能を発揮す
ることができるのである。
手 続 補 正 害(自発) 昭和63年 9月20日 1、 事件の表示 特願昭63−199471@ 2、 発明の名称 仮台金製端子・コネクタ材 4゜ 補正をづる名 事件との関係  特晶1出願人 住所 東京都千代田区人手町−丁目5番2号氏名(名称
)  (626)三菱金属株式会社代表者   永 野
  健 代  理  人 住所 東京都千代田区神田錦町−丁目23番地宗保第二
ビル8階 7゜ 補正の内容 別紙の通り (1)明りIl書、発明の詳細な説明の項、第6頁第9
行、 JCrJとあるを、 「2rJと訂正する。
以 上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Ni:1〜3.5%、Ti:0.3〜1.5%、
    Cr:0.2〜1%、Zr:0.06〜0.5%、を含
    有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以上重
    量%)を有するCu合金で構成したことを特徴とするば
    ね性および曲げ加工性のすぐれたCu合金製端子・コネ
    クタ材。
  2. (2)Ni:1〜3.5%、Ti:0.3〜1.5%、
    Cr:0.2〜1%、Zr:0.05〜0.5%、を含
    有し、さらに、 Mg:0.001〜0.2%、Zn:0.05〜0.5
    %、のうちの1種または2種、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以
    上重量%)を有するCu合金で構成したことを特徴とす
    るばね性および曲げ加工性のすぐれたCu合金製端子・
    コネクタ材。
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