JPH0249240Y2

JPH0249240Y2 -

Info

Publication number: JPH0249240Y2
Application number: JP1987020854U
Authority: JP
Priority date: 1981-07-06
Filing date: 1987-02-17
Publication date: 1990-12-25
Also published as: GB2103194B; GB2103194A; DE3225111A1; AU8498582A; DE3225111C2; CA1184891A; US4418837A; JPS62197622U; MX157813A; JPS5842528A; NZ200991A; AU531973B2

Description

【考案の詳細な説明】本考案は自動コツプ分配装置に関し、そして特
に、エキスパンデツド可塑性材料のコツプを、積
重ね体から、高速で、そして、予め定められた間
隔で、分配する如き装置に関する。

エキスパンデツド可塑性材料からなるコツプの
如き物品の製造においては、製造作業中該コツプ
を取扱い、そして、検査装置の如き装置へ、該コ
ツプを、非常に高速に、そして、予め定められた
間隔で、正確に分配することが必要欠くべからざ
ることである。コツプ分配装置は、コツプにしる
しをつけたり、あるいはそれを損傷することな
く、円滑に、かつ、正確に作動せねばならず、そ
して異なつた直径を有するコツプを収容するた
め、調整可能であることが望ましい。

したがつて本考案の目的とするところは、コツ
プに影響を与えたり、損傷を与えることなく、コ
ツプを高速に、そして、予め定められた間隔で、
分配し、そして、異なつた直径のコツプを収容す
るため、容易に調整できる、自動コツプ分配装置
を提供することである。

本考案によれば、コツプの積重ね体から、コツ
プを、高速で、そして、予め定められた間隔で、
分配する自動コツプ分配装置は、ローラが、垂直
軸線のまわりを回転するように取付けられてお
り、そして、各ローラの上端部が、積重ね体中の
最低部のコツプの縁部（リツプ）と係合するよう
な位置に支持されている複数個の対向するローラ
の対よりなつている。各ローラはその周囲にらせ
ん溝を備え、最低部のコツプの縁部（リツプ）と
係合し、コツプを下方へ案内する。隣接ローラの
らせん溝は反対方向に延在している。隣接するロ
ータは交互の方向に駆動される。各溝の長さは、
ロータが回転すると、最低部のコツプの縁部が係
合して、積重ね体から出て下方へ移動し、一方、
積重ね体に残つているコツプはロータ上の肩部に
よつて所定位置に保持されているような長さにさ
れている。異なつた寸法のコツプを収容するた
め、該各ロータの位置を、半径的に内側へあるい
は外側へ調装するための装置が設けられている。
積重ね体からのコツプの除去を容易にするため、
最低部のコツプへ空気を指し向けるように、該積
重ね体のまわりで支持されている複数個の空気管
が設けられている。該ロータは腕によつてフレー
ムで振り運動可能に取付けられそして該腕は調整
装置により接続され、該腕のコツプに対する位置
は該調整装置を調整することにより変えることが
できる。本考案の自動コツプ分配装置は、該調整
装置が隣接する腕に解除可能に取付けられるに適
合したリンクにより定められること、および該各
空気管が該フレームにピボツト取付され、該リン
クにピボツトされている延長部を備えているキヤ
リヤ腕の一端に取付けられていることを特徴とす
る。

第１，２および３図を参照すると、本考案を実
施している自動コツプ分配装置は、エキスパンデ
ツド熱可塑性材料からつくられているコツプＣ
を、転倒されたコツプの積重ね体から、高速に、
そして、予め定められた正確な間隔をおいて、分
配することを意図している。コツプＣの各々は、
底壁１０と、截頭円錐側壁１１と、そして、その
自由端部における周囲縁部すなわちリツプ１２よ
りなつている。本考案によれば、転倒コツプＣの
積重ね体は、本装置中において、複数個のロータ
１５によつて支持されており、該ロータ１５の
各々は、該積重ね体の最低部のコツプの縁部すな
わちリツプ１２と係合するための肩部１６を備え
ている。各ロータはさらにその周囲上にらせん溝
１７を備え、該溝は、残りのコツプが肩部１６に
よつて積重ね体中に保持されている間、コツプの
縁部と係合し、積重ね体から最低部のコツプを下
方へ案内するように適用されている。

積重ね体の回転を防止し、そして、積重ね体を
安定状態に維持するため、隣接するロータ１５
は、第５図のダイヤフラムによつて示されている
如く、反対方向に延在しているらせん溝１７を備
えている。各溝１７の軸方向距離すなわち、ピツ
チは、ロータの一回転で最低部のコツプがほど完
全に引抜かれ、そして、それに引続く次のコツプ
が該溝によつて係合される前であるようにされて
いる。

第２図に示す如く、溝１７は、ロータの最低端
部まで、ロータの周囲をまわつて該肩部１６から
延在している。

ロータ１５は、フレーム１８上に支持され、各
ロータ１５は、ギヤケース２０により画定される
腕１９上に回転可能に取付けられている。ギヤケ
ース２０は、そのそれぞれのロータ１５が取付い
ている軸２１を回転可能に支持し、そして該軸に
は、第１の歯車２２が固定されている。歯車２２
は、入力軸２４上で、ギヤケース２０内で回転可
能に取付けられている別の歯車２３と噛合つてお
り、該入力軸２４は、ギヤケースから外方へ延在
し、フレーム１８内で回転可能に取付けられてい
る。各入力軸上にスプロケツト２５が取付けられ
ており、無端駆動部材、たとえば、チエーン２６
が、スプロケツト上に連ねられ、隣接するスプロ
ケツトを交互方向に駆動するようにされている。
第３図に示す如く、交互のスプロケツト２５と関
連しているアイドルスプロケツト２７を使用する
ことにより、スプロケツトを交互の方向に駆動す
るため、該無端チエーン２６は交互に列ねられて
いる。入力軸２４の１つは、滑車２８，２９、ベ
ルト３０および駆動モータ３１を経て、それに外
部動力を加えるため、延在している。

ギヤケース２０の形態をした腕１９上に、各ロ
ータ１５を取付けることにより、各種直径のコツ
プを収容するために、ロータの位置を調整するこ
とが可能である。各ギヤケース２０は隣接するギ
ヤケース２０に取付いているリンク３２により、
隣接するギヤケースと相互接続されている。リン
ク３２をギヤケース２０に接続する締付具３３，
３４を弛めることにより、各ギヤケースは、その
それぞれのロータの位置を調整するため、内方に
向つて、あるいは、外方に向つて半径的に振るこ
とができる。締付具３３，３４はついで締付けら
れ、新しく調整された位置において、ロータ１５
を保持する（第１図、第６図参照）。

第１，２および６図に示す如く、積重ね体の周
囲のまわりに、垂直な空気管３５が設けられてお
り、該空気管３５は、積重ね体から最低部のコツ
プＣを容易に除去するため、半径方向に内方に向
うそして下方に向う開口３６，３７，３８を備え
ている。各空気管３５は、その両端の中間でフレ
ーム１８にピボツトされ、リンク３２にピボツト
されている延長部４０を備えている腕３９の一端
に取付けられている。ギヤケース２０の位置を変
更するようにリンクが移動されると、該空気管３
５の位置もまた、異なつた直径のコツプを収容す
るために自動的に変えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の自動コツプ分配装置の実施例
の破断した平面断面図で、第２図は第１図の線２
−２に沿う破断した断面図で、第３図は第２図の
線３−３に沿う破断した断面図で、第４図は第３
図の線４−４に沿う破面図で、そして、第５図は
ロータの相対回転方向の図式図である。第６図は
第１図と同様な平面断面図であり、各部分は破断
して示し、本考案装置の異なる作動位置を示す。Ｃ……コツプ、１０……底壁、１１……側壁、
１２……縁部（リツプ）、１５……ロータ、１６
……肩部、１７……らせん溝、１８……フレー
ム、１９……腕、２０……ギヤケース、２１……
軸、２２，２３……歯車、２４……入力軸、２５
……スプロケツト、２６……チエーン、２７……
アイドルスプロケツト、２８，２９……滑車、３
０……ベルト、３１……駆動モータ、３２……リ
ンク、３３，３４……締付具、３５……空気管、
３６，３７，３８……開口。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】 (1) 各コツプが底壁と側壁と、そして、周囲縁部
を備えている、コツプの積重ね体から、高速
で、そして、予め定められた間隔で、コツプを
分配するための、自動コツプ分配装置であつ
て、転倒されているコツプの積重ね体を下方に向
けて案内するための装置と、垂直軸線のまわりに回転するように取付けら
れている複数個の対向しているロータの対と、該各ロータの上端部が積重ね体の最低部のコ
ツプの縁部と係合するようにして、該ロータを
一定位置に支持するための装置とが設けられて
おり、各ロータは、最低部のコツプの縁部と係合
し、コツプを下方へ案内するため、その周囲中
にらせん溝を備えており、隣接するロータのらせん溝は反対方向に延在
しており、また、隣接するロータを反対方向に駆動する装置を
供えており、そして、該各溝の長さは、ロータの回転に際して、最
低部のコツプの縁部が係合され、積重ね体から
下方へ移動され、一方、積重ね体中の残りのコ
ツプは、ロータの上端部によつて保持されてい
る如き長さになつており、また、異なつた寸法のコツプを収容するため、該各
ロータの位置を、半径的に内側へあるいは外側
へ調整するための装置と、積重ね体からのコツプの除去を容易にするた
め、最低部のコツプへ空気を指し向けるよう
に、該積重ね体のまわりで支持されている複数
個の空気管が設けられており、該ロータは腕によつてフレームで振り運動可
能に取付けられそして該腕は調整装置により接
続され、該腕のコツプに対する位置は該調整装
置を調整することにより変えることができる前
記自動コツプ分配装置において、該調整装置が隣接する腕１９に解除可能に取
付けられるに適合したリンク３２により定めら
れること、および該各空気管３５は、該フレーム１８にピボツ
ト取付され、該リンク３２にピボツトされてい
る延長部４０をそなえているキヤリヤ腕３９の
一端に取付けられていることを特徴とする前記
自動コツプ分配装置。 (2) 該各腕はギヤケースよりなり、該ギヤケース
は回転可能に軸を支持し、該軸にはそのそれぞ
れのロータが取付けられており、該ギヤケース
は該軸上に歯車を供え、そして該第１の歯車と
第２の歯車が噛合つており、入力軸が該第２の
歯車と関連しており、該ギヤケースの入力軸上
にはスプロケツトが取付いており、交互の第２
の歯車を反対方向に駆動するように、無端駆動
装置が該スプロケツトを相互接続しており、そ
して該入力軸の少なくとも１つに駆動入力が設
けられていることを特徴とする実用新案登録請
求の範囲第１項に記載の自動コツプ分配装置。 (3) 無端駆動装置が入力軸上の該スプロケツトの
交互のものと関連しているアイドルスプロケツ
トと係合し、それにより該スプロケツトの隣接
するものが入力軸上の該スプロケツトの他方の
駆動回転と反対の回転方向に駆動され、それに
より隣接する第２の歯車を反対方向に駆動する
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１
項に記載の自動コツプ分配装置。