JPS5912588B2 - 巻取装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連続的に定速で送られてくる長尺物を】 渦巻
状に巻取る巻取装置に関し、回転自在に配設した巻取り
用円盤１の下面側に巻取り用円盤１の半径方向に長手方
向を向けて回転、駆動軸２を配設し、回転、駆動軸２の
長手方向にスライド自在で且つ回転駆動軸２と一体に回
転する、駆動ローラ３の“０ 外周面を巻取り用円盤１
の下面に転接せしめ、、駆動ローラ３にて回転駆動され
る巻取り用円盤１の角速度に同調して駆動ローラ３が回
転駆動軸２の長手方向に移動するように巻取り用円盤１
の中心軸４と駆動ローラ３とを連動せしめ、駆動ローラ
１５３の回転、駆動軸２の長手方向に移動する移動と同
調して巻取り用円盤１の半径方向に移動する長尺物案内
用のトラバーサ５を巻取り用円盤１の上方に配置して成
ることを特徴とする巻取装置を特定発明とし、併せてレ
ール６上に器体Ｔを移動自在２０に載設し、器体Ｔ上に
回転自在に配設した巻取り用円盤１の下面側に巻取り用
円盤１の半径方向に長手方向を向けて回転、駆動軸２を
配設し、回転、駆動軸２の長手方向にスライド自在で１
つ回転、駆動軸２と一体に回転する駆動ローラ３の外周
面を巻２５取り用円盤１の下面に転接せしめ、、駆動ロ
ーラ３にて回転、駆動される巻取り用円盤１の角速度に
同調して、駆動ローラ３に対してレール６土を器体Ｔと
共に巻取り用円盤１が巻取り用円盤１の直径方向に移動
するようにし、巻取り円盤１の上方に長３０反物案内用
の案内具８を配設して成ることを特徴とする巻取装置に
係るものである。

一般に未加硫ゴムの押出し成形品のような長尺物は互い
にひつついたりしないようにするため円盤上に渦巻状に
巻取られ、その後加硫釜にて加硫３５される。

この長尺物を円盤上に渦巻状に巻＜に当つては作業者が
足等で円盤を回転駆動し、手で長尺物を案内して巻いて
いた。何故なら円盤を一定、Ａクーの回転数で回転駆動
すると渦巻状に巻くために巻取り速度が変化し（内周側
から外周側に巻くに従つて巻取り速度が速くなり、外周
側から円周側に巻くに従つて巻取り速度が遅くなる）、
一定の速度で送られてきた長尺物を巻取ることができな
い。

このため少なくとも一人の作業者が常に付いていて手動
で巻取り作業をしなければならない。本発明は叙述の点
に鑑みてなされたものであつて、本発明の目的とすると
ころは巻取り用円盤上に長尺物を渦巻状に巻取る際の巻
取り速度が常に一定であると共に長尺物が渦巻状に巻取
られるように自動的に案内され、一定速度で供給される
長尺物を自動的に渦巻状に巻取ることができて省力化が
計れる巻取装置を提供するにある。以下本発明を実施例
により詳述する。

７は器体であつて、上面には巻取り用円盤１を中心軸４
を中心に回転自在に配設してある。

巻取り用円盤１の下面側には巻取り用円盤１の半径方向
に長手方向が向くように回転１駆動軸２を配設してあり
、回転駆動軸２の両端を第４図、第５図ａのように軸受
９にて支持してある。この回転駆動軸２はスプラインに
なつており、回転駆動軸２に駆動ローラ３を被挿してあ
つて、駆動ローラ３が回転駆動軸２と一体に回転すると
共に駆動ローラ３が回転駆動軸２の長手方向にスライド
自在になつている。１駆動ローラ３の外周にゴム輪１０
を一体に周設してあり、駆動ローラ３のゴム輪１０を巻
取り用円盤１の下面に転接せしめてある。

１１はモータであつて、回転数を自在に変られるモータ
である。

１２は減速機であつて、モータ１１とチエーン１３にて
連動せしめてあり、減速機１２の出力軸と回転駆動軸２
とをチエーン５１にて連動せしめてある。

上記モータ１１の回転数を変えると駆動ローラ３の回転
数が変わり５駆動ローラ３で，駆動される巻取り用円盤
１の巻取り速度が変わるが、この巻取り速度を表示する
速度メータを設けてらよＧＸ）回転１駆動軸２の下方に
は第５図Ａ，ｂ，ｃのように回転駆動軸２と平行にガイ
ド軸１４を架設してあり、ガイド軸１４にはローラ移動
体１５を摺動自在に装着してある。このローラ移動体１
５の上面には一対のころ１６を回転自在に配設してあつ
て、駆動ローラ３の下部両側面が一対のころ１６にて挟
まれている。ローラ駆動体１５の背面には第５図ｄのよ
うに蟻溝１７を上下方向に設けてあつて、この蟻溝１ｒ
には連結具１８を上下動自在に装着してある。ローラ駆
動体１５の前面には第７図のように水平方向にトラバー
サ取付板１９を突設してあつて、トラバーサ取付板１９
の先端が器体７から外方に突出している。トラバーサ取
付板１９の先端から上方に立上り部２０を突設してあり
、巻取り用円盤１の上方に配置したトラバーサ５の基端
を立上り部２０に連結してあり、トラバーサ５の先端を
，駆動ローラ３の土方に位置させてある。このトラバー
サ５は基杆５ａに多数個の鼓状ローラ５ｂを回転自在に
列設して形成されている。トラバーサ取付板１９の先端
手前の両側には当たり部２１を突設してあり、当たり部
２１の両側方に配設したスイツチＬＳを器体７に取付け
てあり、当たり部２１がスイツチＬＳに当たるとブザー
が鳴ると共に後述するシリンダ２２を，駆動するように
なつている。巻取り用円盤１の中心の上面には第６図Ａ
，ｂのように円盤２３を配設してあり、巻取り用円盤１
の下面側で中心軸４に取付けた取付用円板２４にねじに
て取付けてある。中心軸４は取付用円板２４の下方に配
設したボールスプライン軸受２５にて回転自在且つ上下
動自在に支持されている。中心軸４の下端には傘歯車２
６が装着されており、水平方向の軸２ｒの一端に設けた
傘歯車２８を上記傘歯車２６に噛合せしめてある。傘歯
車２６の下方には垂直方向にシリンダ２２を配設してあ
り、シリンダ２２のピストンロツド２２ａの上端を傘歯
車２６に対向させてある。しかしてシリンダ２２を，駆
動すると傘歯車２６が押されて傘歯車２８との噛合が外
れると共に中心軸４が上動して第６図ａの想像線のよう
に巻取り用円盤１が上動して巻使り用円盤１の下面が駆
動ローラ３から離れる。上記軸２７の他端にスプロケツ
ト２９を装着してあり、軸２７と平行な軸３０のスプロ
ケツト３１との間にチエーン３２を懸架してあり、軸３
０に平行な軸３３に装着したスプロケツト３４と軸３０
に装着したスプロケツト３５との間にチエーン３６を懸
架してあつて、軸２ｒ，３０，３３、スプロケツト２９
，３１，３４，３５、チエーン３２，３６で減速機構を
構成している。軸３３と平行な軸３ｒの端部と軸３３の
端部に設けた送りピツチ交換用のギヤ３８とギヤ３９と
を噛合させてあり、ギヤ３８とギヤ３９とを任意の歯数
のものと交換してギヤ比を変えることにより送り速度を
変えることができるようになつている。軸３ｒの他端に
はガイド軸１４の近傍に位置するスプロケツト４０を配
設してあり、スプロケツト４０の側方に配設したスプロ
ケツト４１とスプロケツト４０との間にガイド軸１４と
平行な送り用チエーン４２を懸架してあり、チエーン４
２と前記ローラ移動体１５の連結具１８とを連結してあ
る。また巻取りパン４３は円皿状に形成さべ中央に円板
２３より径の大きな透孔４４を有している。上述の如く
構成せる巻取り装置は未加硫のゴム押出品（ゴムホース
、クレージンクチャンネルのような長尺パツキン等）、
合成樹脂押出品、パテ、紐等の長尺物を渦巻状に巻くの
に用いることができるが、押出し成形機４５にて押出さ
れる長尺物４６を巻取る動作を説明する。

先ず巻取り用円盤１土に巻取りパン４３を載置して透孔
４４内に円板２３が位置するようにする。一方押出成形
機４５から長尺物４６が押出されるとガイド（図示せず
）にてガイドされて一定の速度でトラバーサ５に送られ
る。また本発明巻取装置のモータ１１が回転駆動され、
減速機１２を介して回転駆動軸２が回転駆動され、，駆
動ローラ３にて巻取り用円盤１が回転５駆動さぺ巻取り
パン４３に外周から（内周からでもよい）巻取られる。

このとき５駆動ローラ３の外周の周速と押出し成形機４
５からの長尺物４６の押出し速度とが一致するようにモ
ータ１１の回転数が変換される。この際モータ１１の回
転数の変化に応じて駆動ローラ３の周速を表示する速度
メータがあると便利である。上記駆動ローラ３の周速と
押出し速度とが一致すると、巻取り用円盤１の，駆動ロ
ーラ３が転接する位置の周方向の速度と長尺物４６の押
出し速度とが一致し、押出し速度と巻取り速度が一致す
る。つまり巻取り用円盤１上の巻取りパン４３のトラバ
ーサ５の先端部が位置する部分の周方向の速度と押出し
速度が一致する。一方，駆動ローラ３にて，駆動される
巻取り用円盤１と一諸に回転する中心軸４の回転が傘歯
車２６，２８、軸２ｒ，３０，３３，３ｒ１スプロケツ
ト２９，３１，３４，３５、チエーン３２，３６及びギ
ヤ３８，３９を経て送り用チエーン４２に伝えられ、送
り用チエーン４２から上下動自在な連結具１８に伝えら
れてガイド軸１４に沿つてローラ移動体１５が移動する
。するとローラ移動体１５にて駆動ローラ３が回転駆動
軸２に沿つて内方へ移動すると共にトラバーサ５の先端
も内方へ移動し、徐々に渦巻状に巻かれる。従つて巻取
りパン４３のトラバーサ５の先端が位置する部分の周速
と押出速度とが一致し、且つトラバーサ５の内方への移
動速度が巻取り用円盤１の角速度に比例するので常に押
出し成形機４５の押し出速度と巻取り速度とが一致して
巻取られる。つまり巻取り位置が巻取り用円盤１の外周
側では周方向の長さが長いので巻取り用円盤１の回転数
が少なく、，駆動ローラ３及びトラバーサ５が内方へ移
動する速度が遅いが、巻取り位置が内方にいくに従つて
巻取り用円盤１の回転数が大きくなり、駆動ローラ３及
びトラバーサ５が内方へ移動する速度が速くなり、一定
の速度で長尺物４６が渦巻状に巻かれる。また長尺物４
６の径が大きいものと小さいものとでは１駆動ローラ３
及びトラバーサ５を内方へ移動させる速度が異なるが、
ギヤ３８，３９のギヤ比を変えることにより長尺物４６
の径に対応できる。つまり長尺物４６が大きい場合はギ
ヤ比を小さくし、径が小さい場合はギヤ比を大きくする
。長尺物４６が第１０図のように渦巻状に巻取られ巻終
り位置にくるとトラバーサ取付板１９の当たり部２１が
スイツチＬＳに当つてブザーが鳴ると共にシリンダ２２
が駆動される。シリンダ２２が駆動されるとピストンロ
ツド２２ａにて傘歯車２６と共に中心軸４が押し上げら
れ、第６図ａの想像線のように巻取り用円盤１が上動し
て巻取り用円盤１が１駆動ローラ３から離へ巻取り用円
盤１がブレーキ（図示せず）にて停止される。すると長
尺物４６を切断して長尺物４６を巻いた巻取りパン４３
を取つて空の巻取りパン４３を載せる。この際第９図の
ように巻取りパン４３の交換をクランプアーム４７を有
するロボツト４８で行なうと巻取りパン４３の交換の自
動化が計れ一層省力化できる。空の巻取りパン４３を載
せるとシリンダ２２のピストンロツド２２ａが戻り巻取
り用円盤１が自重で下降し、巻取り用円盤１の下面が，
駆動ローラ３に転接して巻取り用円盤１が駆動されて巻
取りパン４３に内周側から巻取られる。このときは前記
と逆に駆動ローラ３とトラバーサ５とは外周側が送られ
て渦巻状に巻取られる。この際送り用チエーン４２の回
転方向は前記と同方向でら連結具１８がローラ移動体１
５に対して上下動自在なためローラ移動体１５は外方へ
移動する。また上述の説明では巻取りパン４３に長尺物
４６を一重に渦巻状に巻く動作について述べたが、互い
に接触してもよい長尺物４３の場合は上下に多重に巻い
てもよい。つまり外周から内周に巻いて再び内周から外
周に巻く動作を繰返してもよい。加硫されたゴムホース
や合成樹脂ホースを上記のようにして多重に巻くことが
できて小売店で販売したりするとき束取りできる。また
第１１図は叙述の他の実施例を示し、レール６上に車輪
４９にて器体７を移動自在に載設してあり、ローラ移動
体１５から一体に垂下した垂下脚５０を地上の土台又は
レール６に固定してある。巻取り用円盤１の上方に案内
具８を固定的に配置してある。このようにしてあると駆
動ローラ３や案内具８に対して相対的に器体７と共に巻
取り用円盤１がレール６に対して移動して前述の実施例
と同様に長尺物４６を渦巻状に巻取ることもできる。こ
のように器体ｒと共に巻取り用円盤１の方が移動するよ
うになつていると案内具８が固定でよくて前述の実施例
のトラバーサ５が移動するもののように長尺物４６を屈
曲させることなく供給できて長尺物の品質に悪影響を与
えない。本発明は叙述の如く回転自在に配設した巻取り
用円盤の下面側に巻取り用円盤の半径方向に長手方向を
向けて回転駆動軸を配設し、回転駆動軸の長手方向にス
ライド自在で且つ回転駆動軸と一体に回転する駆動ロー
ラの外周面を巻取り用円盤の下面に転接せしめ、，駆動
ローラにて回転，駆動される巻取り用円盤の角速度に同
調して，駆動ローラが回転１駆動軸の長手方向に移動す
るように巻取り用円盤の中心軸と駆動ローラとを連動せ
しめ、駆動ローラの回転駆動軸の長手方向に移動する移
動と同調して巻取り用円盤の半径方向に移動する長尺物
案内用のトラバーサを巻取り用円盤の上方に配置してあ
るので、巻取り用円盤のトラバーサの先端に対応する部
分が常に定速になるように駆動されると共にトラバーサ
の先端が巻取り用円盤の角速度に比例して巻取り用円盤
の半径方向に移動するものであつて、一定速度で供給さ
れる長尺物を巻取り用円盤上に一定の巻取り速度で渦巻
状に巻取ることができるものであり、一定速度で供給さ
れる長尺物を自動的に巻取ることができて省力化が計れ
るものである。また本発明の係合発明にあつては、レー
ル上に器体を移動自在に載設し、器体上に回転自在に配
設した巻取り用円盤の下面側に巻取り用円盤の半径方向
に長手方向を向けて回転駆動軸を配設し、回転駆動軸の
長手方向にスライド自在で且つ回転駆動軸と一体に回転
する駆動ローラの外周面を巻取り用円盤の下面に転接せ
しめ、駆動ローラにて回転駆動される巻取り用円盤の角
速度に同調して駆動ローラに対してレール上を器体と共
に巻取り用円盤が巻取り用円盤の直径方向に移動するよ
うにし、巻取り円盤の土方に長尺物案内用の案内具を配
設してあるので、巻取り用円盤の案内具に対応する部分
が一定の巻取り速度であると共に巻取り用円盤の角速度
に比例し器体と共に巻取り用円盤がレールに対して移動
して巻取り用円盤上に長尺物を一定の巻取り速度で巻取
ることができるものであり、しかも巻取り用円盤側を移
動させるので案内具が固定的でよくて長尺物を屈曲させ
ることなく真直ぐ供給して巻取ることができて長尺物に
悪影響を与えないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概略平面図、第２図は同上
の概略斜視図、第３図は同上の全体の機構を示す概略斜
視図、第４図は同上の駆動プーリ部の斜視図、第５図ａ
は同上の駆動プーリ部の正面図、第５図ｂは第５図ａの
平面図、第５図Ｃは第５図ａのＡ−Ａ断面図、第５図ｄ
は第５図ａの５駆動プーリを省略した拡大平面図、第６
図ａは同上の中心軸部の一部切欠正面図、第６図ｂは第
６図ａの側面図、第７図は同上のトラバーサ取付板部の
平面図、第８図は同上のトラバーサ部の側面図、第９図
は同上の巻取りパンの取替え状態の平面図、第１０図は
同上の長尺物を渦巻状に巻いた状態の平面図、第１１図
は同土の他の実施例の一部切欠正面図であつて、１は巻
取り用円盤、２は回転駆動軸、３は駆動ローラ、４は中
心軸、５はトラバーサ、６はレール、７は器体、８は案
内具である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 回転自在に配設した巻取り用円盤の下面側に巻取り
   用円盤の半径方向に長手方向を向けて回転駆動軸を配設
   し、回転駆動軸の長手方向にスライド自在で且つ回転駆
   動軸と一体に回転する駆動ローラの外周面を巻取り用円
   盤の下面に転接せしめ、駆動ローラにて回転駆動される
   巻取り用円盤の角速度に同調して駆動ローラが回転駆動
   軸の長手方向に移動するように巻取り用円盤の中心軸と
   駆動ローラとを連動せしめ、駆動ローラの回転駆動軸の
   長手方向に移動する移動と同調して巻取り用円盤の半径
   方向に移動する長尺物案内用のトラバーサを巻取り用円
   盤の上方に配置して成ることを特徴とする巻取装置。 ２ レール上に器体を移動自在に載設し、器体上に回転
   自在に配設した巻取り用円盤の下面側に巻取り用円盤の
   半径方向に長手方向を向けて回転駆動軸を配設し、回転
   駆動軸の長手方向にスライド自在で且つ回転駆動軸と一
   体に回転する駆動ローラの外周面を巻取り用円盤の下面
   に転接せしめ、駆動ローラにて回転駆動される巻取り用
   円盤の角速度に同調して駆動ローラに対してレール上を
   器体と共に巻取り用円盤が巻取り用円盤の直径方向に移
   動するようにし、巻取り円盤の上方に長尺物案内用の案
   内具を配設して成ることを特徴とする巻取装置。