JPH0249107B2 - Matsusaajiki - Google Patents

Matsusaajiki

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JPH0249107B2
JPH0249107B2 JP12065486A JP12065486A JPH0249107B2 JP H0249107 B2 JPH0249107 B2 JP H0249107B2 JP 12065486 A JP12065486 A JP 12065486A JP 12065486 A JP12065486 A JP 12065486A JP H0249107 B2 JPH0249107 B2 JP H0249107B2
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treatment
pine
shaft
protrusion
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JP12065486A
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Kazumi Ookawa
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は一対の施療子の動きによつて首や肩に
マツサージを行なうマツサージ機に関する。
〔背景技術〕
施療子をモータにて互いに接近離反するように
駆動したり、施療台に沿つて施療子を移動させる
ことでマツサージを行なうマツサージ機におい
て、首や肩に対してマツサージを行なえるように
したものでは、首や肩、殊に首に施療子が強い力
を加えた時にモータがロツクしてしまうと、この
状態で施療子が停止してしまうために非常に危険
である。一対の施療子がはさみ込み動作を行なう
ことでマツサージを行なうものでは特に危険であ
る。このために従来においては、施療子が首や肩
に強い力を与えてしまう時には、ばねに抗して施
療子が逃げるようにすることで、安全性をもたせ
ていたのであるが、この場合、ばね力によつて決
定される最大値の力で施療面を押圧している状態
がどれだけ持続するかは人によつて、あるいは施
療部位によつて不定であり、そしてさほど強くな
い力でも長時間にわたれば危険となるために、安
全性を見込んでどうしても最大力を低めに抑えて
おかなくてはならず、これ故に使用者や施療部位
によつては物足りなくて効果的なマツサージを得
られないことがある。
〔発明の目的〕
本発明はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは安全であるとともに
効果的なマツサージを得ることができるマツサー
ジ機を提供するにある。
〔発明の開示〕 しかして本発明は、一対の施療子を互いに接近
離反する方向もしくは施療台に沿う方向の少なく
とも一方向にモータにて駆動するマツサージ機に
おいて、施療子の移動状況を監視する監視手段
と、この監視手段からの異常検出出力に基づいて
施療子の移動方向を反転させる制御回路とを備え
ていることに特徴を有して、マツサージに伴なつ
て施療子にかかる負荷が増大し、施療子の移動が
本来の動きでなくなつた時には、モータがその回
転方向を反転して施療子をそれまでと逆方向に移
動させるようにしたものである。
以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
る。このマツサージ機は、椅子の背もたれやベツ
ド内に組み込まれるものであるが、図示例では第
1図及び第2図に示すように、椅子のリクライニ
ング自在とされている背もたれ内に組み込んだも
のを示している。この椅子はパイプで枠組みした
下部枠81に座部82とひじ掛け83とを設ける
とともに、背もたれ84のフレーム85の下部を
下部枠81に枢着し、フレーム85の下端と下部
枠81間にガススプリング86を取り付けて、ひ
じ掛け83側面に設けたレバー87の操作による
ガススプリング86の伸縮で背もたれ84をリク
ライニングさせ得るようにしたもので、背もたれ
84の両側フレーム85には夫々断面コ字型で開
口面が対向する一対のレール8,8が固着されて
いる。また背もたれ84の上端にはヘツドレスト
88が設けられ、背もたれ84の前面にヘツドレ
スト88に至るまで設けられているカバーシート
の背面両側には、支持帯90が上下方向に夫々配
設されている。
前記一対のレール8,8の開口縁には夫々ラツ
ク9が長手方向に沿つて固着されており、両レー
ル8,8間にラツク9と噛み合うピニオン23、
施療子4、そして各レール8内を転動するころ2
2等を備えた機構部が架設されている。この機構
部は正逆回転自在なモータMを有してレール8に
沿つて自走するものであり、第3図及び第4図に
示すように、一対の施療子4,4を取り付けた主
軸1とこの主軸1に略平行な支持枠40との一端
にギアボツクス10を、他端にモータMを配設し
たもので、主軸1の両端に筒体21を遊転自在に
装着し、そしてこの筒体21にレール8内を転動
するころ22を更に遊転自在に取り付けてあり、
主軸1の上方に位置する支持枠40の両端に遊転
自在に取り付けたころ22との総計4つのころ2
2によつて機構部がレール8,8間に架設されて
いる。主軸1両端の前記筒体21,21は、中空
とされている主軸1内部に同軸で配設されている
駆動軸2の両端にスプライン結合で取り付けられ
たもので、各筒体21はラツク9と噛み合うピニ
オン23が設けられており、駆動軸2を回転させ
れば機構部はレール8に沿つて背もたれ84の背
面で上下動を行なう。
一対の施療子4,4は、第4図及び第5図に示
すように、共に偏心内輪41と、この偏心内輪4
1の外周にボール42を介して遊転自在に装着さ
れた外輪43、外輪43に固着されるアーム44
とからなる作動装置を介して主軸1に取り付けら
れているもので、偏心内輪41は主軸1の外周面
に軸方向に設けられている突条45と摺動自在に
係合する軸方向の溝41bを内周面に備えて、主
軸1と共に回転するものであるが、一対の作動装
置における各偏心内輪41は、第4図から明らか
なように、共に同方向に同量だけ偏心し、且つ主
軸1に対して互いに逆方向に傾斜して取り付けら
れたものとなつている。そして施療子4は、外輪
43の外周部からカバーシート側へと向かうよう
に接線方向に突出するものとされたアーム44の
先端屈曲部に、軸受45aを介して遊転自在に取
り付けられたローラとして形成されている。図中
44aは取付ナツトである。
またここにおける偏心内輪41の筒軸部41a
の外周面には、連結アーム33、回動板47、サ
ポートローラ46等が配設されている。連結アー
ム33は偏心内輪41の筒軸部41aの外周面に
一端の円筒状ボス33aが遊転自在に取り付けら
れるもので、その外面には一対の突起33b,3
3cを備えている。回動板47はこの連結アーム
33のボス33aの外周面に取り付けられるもの
で、外周部に3つのピン47a,47b,47d
と引掛孔47cとを備えて、ピン47bが連結ア
ーム33の一対の突起33b,33c間を移動す
る範囲内でのみ、連結アーム33に対して遊転自
在とされている。そして回動板47の筒部の外周
に、軸受45bを介してゴム等の弾性材からなる
身体の沈み込み防止用のサポートローラ46が取
り付けられている。図中48は回動板47を一方
のレース板とするスラストベアリング、41cは
偏心内輪41の筒軸部41aの先端に装着されて
上記各部材の抜け止めを行なう止め輪である。
そして上記外輪43と回動板47とは、ピン4
3aと引掛孔47cとが引張コイルばねCS1で連
結され、またピン43aとピン47aとがワイヤ
ー49で連結されることで、軸まわりの回転につ
いての連動が両者でなされるようにされている。
更に回動板47のピン47bと連結アーム33の
スリツト33dとに両端を係止させているるねじ
りコイルばねCS2によつて、連結アーム33に対
し、回動板47が一方向に回動付勢されている。
回動板47から突出するピン47dには、正逆転
自在なモータM2を動力とするワイヤー駆動部
(図示せず)に一端がつながれているワイヤー1
00の他端が連結されており、ワイヤーはワイヤ
ー駆動部におけるモータM2の回転に応じて引つ
張られたり緩められたりする。
またここで示した一対の施療子4,4は、主軸
1取り付け位置の間隔である幅(ピツチ)を変え
ることができるようになつている。この点につい
て説明するとギアボツクス10の下部とモータM
に固着した保持板80とにわたり、主軸1と平行
な送り軸3を架設してある。回転駆動されるこの
送り軸3は、軸方向中央から一方が右ねじ31、
他方が左ねじ32とされ、両ねじ31,32に
夫々前記連結アーム33,33の各一端が螺合し
ている。各連結アーム33の他端は前述のように
各偏心内輪41に連結されており、また偏心内輪
41が主軸1の軸方向に摺動自在であることか
ら、送り軸3を一方向に回転させれば両連結アー
ム33,33間の間隔及び両施療子4,4間の幅
が広くなり、逆方向に回転させれば幅が狭くなる
ものである。
さて、主軸1、駆動軸2、そして送り軸3の3
本は、総てモータMによつて回転駆動され、また
各軸の回転方向の制御はモータM自体の回転方向
を変えることによつてなされている。もつとも、
これら3本の軸が個別ににモータMに接続される
のではなく、主軸1と駆動軸2とは択一的に駆動
されるものの、送り軸3は主軸1がモータMに接
続されている時にのみモータMに接続できるよう
に構成されている。この動力伝達切換機構とギア
ボツクス10内の減速機構について説明すると、
動力伝達切換機構は遊星装置5と2つの電磁ブレ
ーキSL1及びSL2、そして電磁クラツチSL3で構
成され、遊星装置5からの出力は一対の電磁ブレ
ーキSL1,SL2のいずれかの動作により択一的に
一対のウオーム軸11,12に伝達される。ウオ
ーム軸11には前記筒体21の外周にスプライン
結合したウオームホイール13が噛み合い、他方
のウオーム軸12には軸15で支持されたウオー
ムホイール14が噛み合う。ウオームホイール1
3の回転は駆動軸2に伝えられて機構部の上下動
となり、ウオームホイール14の回転は同じく軸
15にて支持されている楕円ギア16と、主軸1
に固着されて楕円ギア16と噛み合う従動楕円ギ
ア17とにより主軸1に伝達される。
遊星装置5は玉軸受で構成されたものであつ
て、内レース51、ボール52、外レース53、
そしてリテナ54からなり、ウオーム軸11の上
端に軸受55を介して遊転自在に装着したカラー
56の外周に内レース51を固着している。この
カラー56にはモータMの出力軸に設けたプーリ
79にベルト63で接続されるプーリ57を一体
に設けてある。またリテナ54がウオーム軸11
に固着され、外レース53は軸受61で支持され
たカバー59に固着される。外レース53をスラ
スト方向に押圧して外レース53とボール52と
内レース51との間に予圧力を与えるスラストば
ね60やリテナ54を覆うカバー59の下部には
プーリ58が一体に形成され、ウオーム軸12の
上部に設けたプーリ62にベルト64で接続され
る。今、ウオーム軸11に制動を加えた状態で、
モータMによりカラー56及び内レース51を回
転させれば、リテナ54にてボール52は公転を
妨げられることからその場で自転のみを行ない、
外レース53を回転させる。そしてプーリ58、
ベルト64、プーリ62を経てウオーム軸12
を、つまりは主軸1を回転させる。逆にウオーム
軸12に制動を加えておけば、ベルト64を通じ
て外レース53がロツクされるためにボール52
が自転及び公転を行なつてリテナ54を介しウオ
ーム軸11及び駆動軸2を回転させるのである。
各ウオーム軸11,12に対する制動は、これ
らの各端部に配した電磁ブレーキSL1,SL2によ
つて行なわれる。両電磁ブレーキSL1,SL2は同
じ構成を持つもので、共にコイル65、ヨーク6
6、コア67、ブレーキシユー68、そして復帰
ばね69で構成されており、コイル65に通電し
て得た励磁力によりブレーキシユー68を復帰ば
ね69に抗して吸引し、各ウオーム軸11及び1
2にスプライン結合で軸方向に摺動自在とされて
いるブレーキシユー68をコア67に接触させて
ウオーム軸11乃至ウオーム軸12を制動するも
のである。
送り軸3はウオーム軸12及び電磁クラツチ
SL3、ウオーム軸34、そして送り軸3の一端に
設けられてウオーム軸34と噛み合うウオームホ
イール35を通じて駆動される。電磁クラツチ
SL3はコイル70、ヨーク71、コア72、クラ
ツチシユー73、復帰ばね74等から構成された
ものであり、クラツチシユー73はウオーム軸1
2の下端にスプライン結合で回転力伝達可能に且
つスラスト摺動自在に取り付けられ、ウオーム軸
12の下端部外周に軸受75を介して配設されて
いるコア72は、ウオーム軸34にスプライン結
合で取り付けられており、コイル70に通電すれ
ばクラツチシユー73が復帰ばね74に抗して下
降してコア72に接触し、ウオーム軸12の回転
をクラツチシユー73、コア72を通じてウオー
ム軸34に伝え送り軸3を回転させるのである。
94はウオーム軸34及びウオームホイール35
を納めたギアボツクスであつて、ギアボツクス1
0の下面に電磁クラツチSL3及びヨーク支持台9
3を介して取り付けられている。
以上のように構成されたこのマツサージ機にお
いて、今、主軸1を回転させると、回動板47と
の連結等によつて回動が規制されている外輪43
及びこの外輪43から突出するアーム44に取り
付けられている施療子4は、偏心内輪41の偏心
と傾きとによつて、ふらつきに似た3次元的運動
を行なう。つまり両施療子4,4はそのカバーシ
ート側への突出量を周期的に変化させるととも
に、両施療子4の間隔も周期的に変化させるもの
であり、背もたれ84にもたれている人体の背部
は、この突出量を変化させつつ互いに接近離反す
る一対の施療子4の動きにより、もみマツサージ
がなされるものである。
そして駆動軸2を回転させた場合には、前述の
ように機構部がレール8に沿つた上下動を背もた
れ内で行なうことから、施療子4はカバーシート
を介して背もたれ84にもたれている人体の背面
を背筋に沿つた方向に接触移動していき、背筋伸
ばしのさすりマツサージを行なう。送り軸3を回
動させた時には、前述のように、一対の施療子
4,4のピツチが変更される。
ワイヤー駆動部を作動させてワイヤー100を
引つ張つた時には、連結アーム33の突起33
b,33cでピン47bが規制される範囲内で回
動板47が回動するが、この時、回動板47に引
張コイルばねCS1でつながれている外輪43も回
動する。このために、アーム44の先端に設けら
れた施療子4は、ワイヤー100の引張量に応じ
て移動し、カバーシート側への突出量を大きくす
る。第6図は施療子4の突出量を最大とした時を
示している。背もたれ84にもたれている人体の
肩を上から押さえることが可能な位置に移動する
わけである。逆にワイヤー100を緩めれば、復
帰ばねCS2による復帰で回動板47が復帰し、そ
して回動板47にワイヤー49でつながれている
外輪41も復帰することから、施療子4は第6図
中上方へと回動してカバーシート側への突出量を
小さくする。人体の背や腰をその背方から押すの
に適した突出量となるものである。
尚、偏心内輪41の偏心量によるところの施療
子4の突出量の変化は、このワイヤー駆動部によ
る施療子4のカバーシート側への突出量の調節に
加えてなされることになる。また、施療子4の突
出量を大きくする方向への回動板47の回動は、
引張コイルばねCS1を介して外輪43に伝達され
ることから、突出量を大きくしている場合はもち
ろん、突出量が小さくされている場合において
も、回動板47の位置に関係なく、引張コイルば
ねCS1に抗した力を加えることで施療子4の突出
量を小さくすることができる。つまり、施療子4
によるマツサージの強さは、常に引張コイルばね
CS1のばね力で設定される値以上の強さになるこ
とがないものである。
次に施療子4のレール8に沿つた上下位置と、
両施療子4,4間のピツチと、施療子4のカバー
シート側への突出量を検出するための各手段につ
いて説明する。まず施療子4のレール8に沿つた
上下位置検出手段であるが、これは第7図及び第
8図に示すように、ウオームホイール13に付設
されたギア24、これと噛み合うギア25、ギア
25と噛み合いクラツチ26を介して接続された
ギア28を減速輪列として駆動軸2の回転につれ
て微速回転駆動される円板29,30、そして両
円板29,30に形成された弧状孔29a,30
aを光学的に検出するスイツチPS1,PS2で構成
しており、本実施例においては検出すべき上下位
置を、両スイツチPS1,PS2のオンオフの組み合
わせにより、首や肩の位置に対応する上端y1、背
中の位置に対応する点y2、そして腰の位置に対応
する下端y3の3点としている。
またこの上下位置検出手段には、上下移動の速
度検出用としての、円板130とスイツチPS5
が付設されている。周方向に透孔130aが等間
隔に設けられている円板130は、上記円板2
9,30と共に微速回転を行なうものであり、ス
イツチPS5は透孔130aを光学的に検出してオ
ンオフする。今、スイツチPS5のオンオフ周期が
一定であれば、施療子4は一定の速度で上下移動
を行なつており、オンオフ周期が長くなれば、施
療子4の移動速度が遅くなつたことを判別するこ
とができるわけである。
施療子4間の幅検出手段は、一方の連結アーム
33に送り軸3と平行に設けた検出板37と、こ
の検出板37に設けられた一対のスリツトを光学
的に検出するスイツチPS3,PS4とで構成してい
る。尚、この検出板37とスイツチPS3,PS4
は第6図に示している。
そして施療子4のカバーシート側への突出量の
検出であるが、これは突出量の変化の要因が2つ
あることから、夫々に検出手段を設けている。偏
心内輪41が存在することによる突出量の変化に
対しては、主軸1に固着した円板18のギアボツ
クス10側の側面に取り付けた永久磁石19と、
ギアボツクス10側面の主軸1をはさんだ位置に
取り付けられて永久磁石19に感応してオンする
一対の磁気感応素子、ここではリードスイツチ
LS1,LS2とで構成しており、ワイヤー駆動部に
よるところの突出量の変化は、ワイヤー駆動部に
おけるワイヤーの端末が接続された部材の位置を
検出することで行なつているのであるが、ここで
は省略する。
施療子4にどのような動作を行なわせるかの指
示は、ひじ掛け83に着脱自在とされている操作
器6によつて行なう。椅子内に設置された本体制
御部や電源回路Dにコード7を介して接続された
この操作器6は、第9図に示すように、「収納」、
「動作」、「停止」の3位置切換型のモードスイツ
チSW2と、「背すじ伸ばし」ともみマツサージに
おける施療位置を示す「首」、「肩」、「背」、「腰」
の各プツシユオン型で動作上では択一選択型とな
るスイツチSW30〜SW34で構成されたスイツチ
SW3、もみ位置を上乃至下に変更するためのスイ
ツチSW4,SW5、両施療子4,4の幅(ピツチ)
を変更するためのスイツチSW6,SW7、そして回
動板47の回動によるところの施療子4のカバー
シート側への突出量(アーム突出量)を調節する
ためのスイツチSW8,SW9を備えるとともに、動
作表示用の発光素子L1,L2,L30〜L34と第10図
に示す発光素子駆動回路A、並びに上記各スイツ
チの操作に応じたパルスコード信号を作成して本
体制御部へ送出する信号形成回路B1及び送られ
てきたパルスコード信号を判別する信号判別回路
B2とからなる制御回路CPU1を備えている。
本体制御部は、操作器6の制御回路CPU1から
送られてくる信号を判別する信号判別回路C2
操作器6へ信号を送る信号形成回路C3、タイマ
回路C4、動作指示回路C1等からなる制御回路
CPU2と、動作指示回路C1の出力に応じてモータ
Mを駆動するモータ駆動回路I、ワイヤー駆動部
のモータM2を駆動するアーム突出駆動回路J、
電磁ブレーキSL1,SL2及び電磁クラツチSL3
駆動するソレノイド駆動回路Hを備えているとと
もに、前記スイツチPS1,PS2からなる上下位置
検出回路E、スイツチPS3,PS4からなる幅位置
検出回路F、リードスイツチLS1,LS2からなる
突出量検出回路G、ワイヤー駆動部に配されたア
ーム突出量検出回路G′等によつて構成されてい
る。
さて、操作器6への入力に応じて行なわれる動
作を簡単に説明すると、電源スイツチSW1を投入
すると、まず回動板47の回動によるところの施
療子4の突出量が最小となる動作がなされる。次
いでモードスイツチSW2を「収納」もしくは「停
止」から「動作」とすれば、施療子4はその位置
においてもみ動作を開始する。このもみ位置を変
更するには、スイツチSW4〜SW7を操作すればよ
い。各スイツチSW4〜SW7からの入力が継続する
間、施療子4は指定された方向へ移動し、スイツ
チSW4〜SW7から手が離れた時点でもみ動作を再
開する。
「背すじ伸ばし」のスイツチSW30を操作した
ならば、まず施療子4の幅が所定幅内にあるかど
うかの確認がなされ、この条件が満たされていな
い時には幅調節がなされる。ついで、偏心内輪4
1によるところのカバーシート側への突出量が最
大となるように主軸1の回転が制御された後、駆
動軸2を回転させることによる上下移動が開始さ
れて「背すじ伸ばし」のさすりマツサージが行な
われる。この時、施療子4が上下端y1,y3に達し
たならば、モータMの回転方向の制御による上下
移動方向の自動反転がなされる。また、このスイ
ツチSW30による背すじ伸ばしのさすりマツサー
ジがなされている間に、スイツチSW4〜SW7が操
作されると、これらスイツチSW4〜SW7による動
作が割り込み実行され、手動反転乃至幅調整がな
される。
「首」や「肩」、「背」あるいは「腰」を指定す
るスイツチSW31〜SW34を押せば、施療子4は相
当する位置まで移動した後、もみ動作を開始す
る。首及び肩についてはアーム44の突出動作も
なされる。また、スイツチSW4〜SW7の操作によ
る位置の微調整と、スイツチSW8,SW9を操作す
ることによる施療子4の突出量の調整、つまりは
マツサージの強弱の調整が可能となつている。
モードスイツチSW2を「停止」にすれば、施療
子4の突出量が大である時を除き、その時点で全
動作が止められる。突出量が大である時にはこれ
が小さくされた後、全動作が止められる。「収納」
にした時には、施療子4の突出量を小さくする動
作に続いて、施療子4のy1位置までの上動、施療
子4を最大幅とする幅の変更がなされ、更に偏心
内輪41によるところの施療子4の突出量が最小
となるようにされた後、全動作が止まる。制御回
路CPU2におけるタイマ回路C4は、モードスイツ
チSW2が「動作」とされた時点でカウントアツプ
を開始し、所定の時間が経過すれば、モードスイ
ツチSW2を「収納」とした時と同じ動作を行なわ
せる。
さて、施療子4の突出量を大きくした状態で
「背すじ伸ばし」のスイツチSW30を操作した時、
あるいは肩に対するもみ動作を行なつている時
に、下方への移動を指定するスイツチSW5を操作
した時などにあつては、肩に上方から大きな力を
加える動作となつてしまうことがある。このため
に、制御回路CPU2は前記上下位置検出回路Eに
付設されたスイツチPS5の状態に応じて、モータ
Mの動作を制御するようにしてある。
すなわち、施療子4が移動上限y1から移動下限
y3にまで移動する間、上下位置検出回路Eの各ス
イツチPS1,PS2,PS5は第11図に示すように、
その状態を変化させるものであり、殊に、スイツ
チPS5は施療子4が一定速度で移動しているなら
ば、周期的にオンオフを繰り返している。しか
し、施療子4が肩に対して強い力を加えてしまう
時には、負荷の増大によりモータMの回転が極端
に遅くなつたり停止したりして、施療子4が本来
の速度で移動しなくなるために、スイツチPS5
出力は第12図に示すようなものとなる。制御回
路CPU2はこのスイツチPS5の出力におけるオン
オフの繰り返しが所定時間T内に起こらなけれ
ば、直ちにモータMの回転方向を反転させ、施療
子4を上方へ移動させる。特にここでは施療子4
が移動上限y1に達するまで移動させ、しかる後に
モータMを停止させて、操作器8からの入力待ち
の状態に移るようにしているとともに、この上限
y1に達して入力待ちに移るまでの間に、操作器8
に対して何等かの操作がなされたとしても、制御
回路CPU2はこれらの入力をすべてキヤンセルし
て、安全保護動作が阻害されることがないように
してある。第15図にこの過負荷判別処理のフロ
ーチヤートを示す。
また、主軸1を回転させることによつてもみ動
作を行なつている時には、施療子4のもみ動作中
における位置を検出することになる突出量検出回
路Gの一対のリードスイツチLS1,LS2は、本来
ならば、第13図に示すように、夫々周期的に且
つ両者が交互にオンすることになる。ところが一
対の施療子4,4が首を強くはさみ込んでしまう
ことがあれば、この時には両リードスイツチ
LS1,LS2の出力が第14図に示すようになるた
めに、制御回路CPU2は施療子4の間隔を狭くす
る方向の移動の異常を示すこの出力状態から過負
荷状態であることを判別してモータM2の回転方
向を反転させ、両施療子4,4の間隔が狭くなる
方向であつた施療子4の移動方向を、間隔が広く
なる方向に移す。そしてリードスイツチLS1のオ
ンによつて判別されるところの両施療子4,4の
間隔が最も広がつた状態でモータMを停止させ
て、制御回路CPU2は操作器8からの入力待ちの
状態となる。また、この安全保護のためのモータ
Mの制御中においては、上記の場合と同様に、操
作器8に対して何等かの操作がなされたとして
も、制御回路CPU2はこれらの入力をすべてキヤ
ンセルするようにしてある。第16図にこの過負
荷判別処理のフローチヤートを示す。
〔発明の効果〕
以上のように本発明においては、施療子の移動
状況を監視して、この移動状況に異常があれば過
負荷状態であると判別し、施療子の移動方向を反
転させて施療子をそれまでと逆方向に移動させる
ために、過負荷状態が迅速に解除されるものであ
つて、首や肩をきわめて強い力ではさみ込んでし
まうといつた危険な状態、あるいはさほど強くな
いものの長時間にわたり強い力を施療面に与えて
しまうという危険な状態を確実に排除することが
できるものであり、また使用者にしてみれば、危
険性を考慮することなくリラツクスした状態で強
いマツサージを受けることができるものであつ
て、マツサージ効果が高くなるものであり、しか
も過負荷の検出を、施療子が人体に加える力の測
定で行うのではなく、施療子の移動状況を監視す
ることによつて行うために、圧力測定部材の取り
付け場所によつて検出される負荷が違つてしまう
というような正確な過負荷検出の妨げになる要素
がなく、正確な過負荷防止を行えるものであり、
また施療子の移動制御に必要な部材の流用で過負
荷検出を行うこともできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例を備えた椅子の斜視
図、第2図は同上の椅子の背面側を示す斜視図、
第3図は同上の機構部の破断背面図、第4図は同
上の機構部の破断底面図、第5図は同上の施療子
及び作動部の分解斜視図、第6図は同上の機構部
の側面図、第7図は同上の上下位置検出のための
機構の分解斜視図、第8図a,bは同上の上下位
置検出の説明図、第9図は同上の操作器の正面
図、第10図は同上のブロツク回路図、第11図
〜第14図はタイムチヤート、第15図及び第1
6図は同上の動作を示すフローチヤートであり、
1は主軸、2は駆動軸、3は送り軸、4は施療
子、Mはモータ、CPU1,CPU2は制御回路、PS5
は監視手段としてのスイツチ、LS1,LS2は同じ
く監視手段としてのリードスイツチを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対の施療子を互いに接近離反する方向もし
    くは施療台に沿う方向の少なくとも一方向にモー
    タにて駆動するマツサージ機において、施療子の
    移動状況を監視する監視手段と、この監視手段か
    らの異常検出出力に基づいて施療子の移動方向を
    反転させる制御回路とを備えていることを特徴と
    するマツサージ機。 2 監視手段は施療子の位置検出用のスイツチ部
    材で形成されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のマツサージ機。 3 制御回路は監視手段の出力に応じて施療子の
    移動方向を反転させて所定待機位置まで施療子を
    移動させるものであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のマツサージ機。 4 制御回路は監視手段からの出力に応じて施療
    子の移動方向の反転制御を行なつている間、施療
    子の動作指示用の操作器からの入力をキヤンセル
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のマツサージ機。
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