JPH0248679Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0248679Y2
JPH0248679Y2 JP1983009611U JP961183U JPH0248679Y2 JP H0248679 Y2 JPH0248679 Y2 JP H0248679Y2 JP 1983009611 U JP1983009611 U JP 1983009611U JP 961183 U JP961183 U JP 961183U JP H0248679 Y2 JPH0248679 Y2 JP H0248679Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
idle
vacuum pump
piping
brake booster
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983009611U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59116265U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP961183U priority Critical patent/JPS59116265U/ja
Publication of JPS59116265U publication Critical patent/JPS59116265U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0248679Y2 publication Critical patent/JPH0248679Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、エンジンによつて駆動されるバキユ
ームポンプにブレーキブースタ(真空式制動力増
幅装置)への配管を接続したものにおいて、さら
に、エンジンのアイドルアツプ装置への配管を接
続する場合の配管構造に関する。
[従来の技術] 従来、負圧発生部位にブレーキブースタへの配
管と他の負圧作動装置への配管とを同時に接続す
る場合は、例えば実開昭52−148830号に開示され
ているように、単に両者の配管を並列に接続して
いるものであつた。
また、ブレーキブースタへの配管は一般に重要
保安部品であるために鋼製配管が用いられるが、
一方、他の負圧作動装置の一つであるアイドルア
ツプ装置を、ガソリンエンジンにおけるスロツト
ルバルブ下流の吸気管へ接続する場合は、組付け
性向上等の目的から一般にゴム製配管が用いられ
ている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、デイーゼルエンジンのようにス
ロツトルバルブがなく、吸気管に負圧が発生しな
いもの、あるいは、ガソリンエンジンでも過給機
付エンジンのように負圧発生領域の少ないもの等
においては、負圧発生装置としてエンジンによつ
て駆動されるバキユームポンプを設置する場合が
多く、この場合には、エンジンの負荷軽減のため
バキユームポンプの容量を、必要最少限にする必
要がある。
このようなバキユームポンプに、ブレーキブー
スタと、他の負圧作動装置としてアイドルアツプ
装置を共に接続配管し、さらに、組付け性向上等
の目的から前記アイドルアツプ装置への配管をゴ
ム製配管にした場合、このゴム製配管が抜けたり
破損したりしてバキユームポンプの負圧発生部位
が直接大気に開放される恐れがあり、このような
場合には、前記バキユームポンプの容量との関係
で、バキユームポンプの真空度が極端に低下して
ブレーキブースタが正常に作動せず、ブレーキの
ききが悪くなるという問題がある。
本考案は、負圧発生装置としてバキユームポン
プを使用した場合において、ブレーキブースタ以
外への負圧作動装置への配管をゴム製配管とする
ことを第一の目的とし、さらに、この配管が破損
した場合においてブレーキブースタを含め全ての
面で安全側に働き、しかも、ブレーキブースタ以
外への負圧作動装置としてアイドルアツプ装置を
選択することによつて、運転者に対して異常状態
を顕著に知らせることを第二の目的としたもので
ある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記の目的を達成するために、ブレー
キブースタと、負圧が作用するとエンジンの回転
数を上昇させるアイドルアツプ装置を備えた自動
車において、エンジンによつて駆動されるバキユ
ームポンプと前記ブレーキブースタとを接続する
鋼製の第1配管と、前記バキユームポンプ又は前
記第1配管と前記アイドルアツプ装置とを接続す
るゴム製の第2配管を各々設け、前記バキユーム
ポンプ又は前記第1配管から第2配管への分岐部
に、オリフイスを配置したことを特徴とする。
[作用効果] このように構成したものであれば、例えアイド
ルアツプ装置へのゴム製の第2配管が破損し、バ
キユームポンプの負圧発生部位が直接大気に開放
されたとしても、前記第2配管への分岐部にオリ
フイスを配置しているため、前記負圧発生部位へ
の大気の侵入を極力抑えてブレーキブースタの真
空度を所定以上に保つことができ、真空度の低下
によるブレーキブースタの不作動を防止してブレ
ーキのききを正常に保つことができる。
また、アイドルアツプ装置は、負圧発生装置と
してガソリンエンジンにおけるスロツトルバルブ
下流の吸気管を使用する場合と同様に、ゴム製配
管を使用することができ、鋼製配管にする場合に
比べコスト低減と組付け性向上及び配管の自由度
を持たせることができる。
さらに、ブレーキブースタ以外の負圧作動装置
として、負圧が作用するとエンジンの回転数を上
昇させるアイドルアツプ装置を選択しているた
め、前記アイドルアツプ装置への第2配管が大気
に開放された場合でも、エンジンの回転数が上昇
することはなく、クラツチを接続した際に車両が
飛出す等の不具合を防止でき、上記ブレーキのき
きを正常に保つことと合せて全ての面で安全側に
作用する。加えて、クーラあるいは電気負荷等の
負荷が掛かつた場合でも、アイドルアツプ装置に
は負圧が作用しないため、負荷の増大に見合うア
イドルアツプがされなくなり、アイドリング状態
において頻繁にエンスト(エンジン停止)を起こ
して運転者に異常を知らせることができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して具体
的に説明する。
第1図において、1は負圧発生装置でエンジン
2によつて駆動されるバキユームポンプ3から構
成されている。このバキユームポンプ3とブレー
キブースタ4とは、ブレーキブースタへの配管系
である第1配管5によつて接続され、両者は連通
状態となつている。また、前記第1配管5の導管
としては金属パイプが用いられている。
他方、バキユームポンプ3とクーラのアイドル
アツプ装置6とは、三方ソレノイド弁8を介して
前記アイドルアツプ装置への配管系である第2配
管7によつて接続されており、この三方ソレノイ
ド弁8は常時大気通路16とアイドルアツプ装置
6のダイヤフラム室6aと連通させている。
また、前記アイドルアツプ装置6はエンジン2
に接続される吸気管12のスロツトル弁13に一
体に取付けられたスロツトルレバー15に、ロツ
ド14を介して当接するように配置されている。
さらに、クーラ用コンプリツサ9は前記三方ソ
レノイド弁8と共にスイツチ10を介してバツテ
リー11に配線されている。前記スイツチ10は
常開のクーラ用スイツチであり、クーラをONの
状態にすると点線10aで示すように接点を閉じ
るようになつている。前記スイツチ10の接点が
閉じるとコンプレツサ9が作動を開始し冷房を始
めると共に、三方ソレノイド弁8が大気通路16
とダイヤフラム室6aとの連通を遮断し、バキユ
ームポンプ3からの配管とダイヤフラム室6aと
を連通させるように切換わる。そして、ダイヤフ
ラム室6aにはバキユームポンプ3からの負圧が
導入される結果、ダイヤフラムが二点鎖線で示す
ような位置にたわまされて、ダイヤフラムに接続
されたロツド14がスロツトルレバー15を押圧
し、スロツトル弁13を点線13aに示すように
若干開いた位置に保持する。これによつてエンジ
ンのアイドルアツプ(エンジン回転数を上昇させ
る)が行われ、前記コンプレツサ9が作動して負
荷を増大させることによるエンジン停止等の不具
合を解決している。
また、第2図に示す如くバキユームポンプ3に
は、一方向弁17を内蔵したユニオンと接続金具
18が順に取付けられている。この金具18には
ブレーキブースタへの配管系である第1配管5の
導管5aを接続する一方、アイドルアツプ装置へ
の配管系である第2配管7の接続金属管7aを接
続し、この接続金属管7aの管路中にはオリフイ
ス19を配設している。そして、前記第2配管7
は、前記接続金属管7a、この金属管7aと前記
三方ソレノイド弁8とを接続するゴムホース製導
管7b、前記三方ソレノイド弁8と前記アイドル
アツプ装置6とを接続するゴムホース製導管7c
とで構成されている。
なお、オリフイス19は第3図に示す如く、バ
キユームポンプ3に取付く接続金具18における
第2配管7の管路取付部分に一体に形成してもよ
い。また、第2図において20は吐出口、21は
この吐出口20とエンジンのクランク室とを連通
するための接続管である。
第4図は第3図に示す接続金具18を用いて、
バキユームポンプ3を作動させたときのブレーキ
ブースタへの配管系である第1配管5の圧力(測
定点を第3図のA点にしている)の変化を示して
いる。は正常なとき、,,は各々アイド
ルアツプ装置への配管系である第2配管7が大気
に開放された場合で、且つ前記オリフイス19の
口径が0.5mm,1.0mm,1.2mmであるとき、はアイ
ドルアツプ装置への配管系である第2配管7が大
気に開放された場合で、且つ前記オリフイス19
を有していないときの圧力変化を示している。
なお、バキユームポンプ3としては、理論吐出
量28c.c./rev、許容最高回転数10000rpmのものを
使用した。
前記第4図から明らかなように、前記第2配管
7が正常なとき()は、前記第1配管5の圧力
は約−750mmHgまで低下するが、前記第2配管7
が破損し且つ前記オリフイス19が設けられてい
ないとき()にはほとんど圧力の低下は見られ
ない。そして、オリフイス19の口径を0.5mm,
1.0mm,1.2mm(,,)にすると、各々前記
圧力は約−650mmHg、約−480mmHg、約−380mm
Hgまで低下し、ブレーキブースタを正常に作動
させるのに必要な−300mmHgより高い真空度を得
ることができる。
前記のようにオリフイス口径は、ブレーキブー
スタ側の圧力が−300mmHg以上の真空度になれば
口径はいくらのものでもよいが、第5図に示す如
くオリフイス口径は小径にすればするほど、第3
図に示すB点での圧力がアイドルアツプ装置に必
要な圧力(約−200mmHg)に達するまでの時間が
遅くなり応答性が悪くなるため、アイドルアツプ
装置に必要な最低限の応答時間も考慮してオリフ
イス口径を選定するようにすればよい。
本考案は上記実施例に示す他、クーラON時に
おいてアイドルアツプ装置6が作動するものの
他、ヒータあるいは電気負荷等の他の要因によつ
てアイドルアツプ装置を作動させるものにも適用
可能であり、本考案の主旨を逸脱しない範囲で応
用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の原理を示す概略
図、第2図はその要部の縦断面図、第3図は本考
案の一実施例である接続金具の縦断面図、第4図
及び第5図は本考案のオリフイスの作用をグラフ
で示す説明図である。 2……エンジン、3……バキユームポンプ、4
……ブレーキブースタ、5……第1配管、6……
アイドルアツプ装置、7……第2配管、19…オ
リフイス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキブースタと、負圧が作用するとエンジ
    ンの回転数を上昇させるアイドルアツプ装置を備
    えた自動車において、エンジンによつて駆動され
    るバキユームポンプと前記ブレーキブースタとを
    接続する鋼製の第1配管と、前記バキユームポン
    プ又は前記第1配管と前記アイドルアツプ装置と
    を接続するゴム製の第2配管を各々設け、前記バ
    キユームポンプ又は前記第1配管から第2配管へ
    の分岐部に、オリフイスを配置したことを特徴と
    するアイドルアツプ装置の配管構造。
JP961183U 1983-01-26 1983-01-26 エンジンの負圧取出装置 Granted JPS59116265U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP961183U JPS59116265U (ja) 1983-01-26 1983-01-26 エンジンの負圧取出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP961183U JPS59116265U (ja) 1983-01-26 1983-01-26 エンジンの負圧取出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59116265U JPS59116265U (ja) 1984-08-06
JPH0248679Y2 true JPH0248679Y2 (ja) 1990-12-20

Family

ID=30141068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP961183U Granted JPS59116265U (ja) 1983-01-26 1983-01-26 エンジンの負圧取出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59116265U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4517861B2 (ja) * 2005-01-17 2010-08-04 マツダ株式会社 負圧制御システムの配設構造
JP6111697B2 (ja) * 2013-01-30 2017-04-12 スズキ株式会社 エンジンの負圧供給装置
JP6385841B2 (ja) * 2015-01-30 2018-09-05 本田技研工業株式会社 内燃機関の負圧システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57122465U (ja) * 1981-01-27 1982-07-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59116265U (ja) 1984-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0248679Y2 (ja)
JPH0212287Y2 (ja)
KR20060069101A (ko) 진공 브레이크 부스터의 제동 안전장치
JPS6311010Y2 (ja)
JPS6226598Y2 (ja)
JPS6113689Y2 (ja)
JPH0513924Y2 (ja)
JPH0528351Y2 (ja)
JPH0223805Y2 (ja)
JPS609093Y2 (ja) 自動車用バキュ−ム装置
JPS6229629Y2 (ja)
KR100507186B1 (ko) 차량의 엔진 공회전수 저감장치
JPS6036767Y2 (ja) エンジン発電機の無負荷時アイドリング装置
KR20030033157A (ko) 차량용 인텐시파이어
JPS6313389Y2 (ja)
JPH0110429Y2 (ja)
JPS5823712Y2 (ja) 内燃機関のアイドルアップ装置
JPS6220674Y2 (ja)
JP2772967B2 (ja) アイドルアップ制御装置
JPS6114651Y2 (ja)
JPS6316846Y2 (ja)
JPH0224925Y2 (ja)
JPS6316845Y2 (ja)
JPH0755297Y2 (ja) 機械式過給機付デイーゼルエンジン
JPS6023453Y2 (ja) エンジンの二次エア制御装置