JPH024824A - アラルキルフェニル末端基を含むポリカーボネートの製造方法 - Google Patents

アラルキルフェニル末端基を含むポリカーボネートの製造方法

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JPH024824A
JPH024824A JP1022718A JP2271889A JPH024824A JP H024824 A JPH024824 A JP H024824A JP 1022718 A JP1022718 A JP 1022718A JP 2271889 A JP2271889 A JP 2271889A JP H024824 A JPH024824 A JP H024824A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ジフェノール、連鎖停止剤、及び随時分岐剤
を基にした、少なくとも5000g/mol、好ましく
は7500ないし100.OOQg/mol、特に90
00ないし25 、000g/mo lの平均分子量M
、(較正後ゲルクロマトグラフィーによって測定した数
平均)を有する熱可塑性芳香族ポリカーボネートであっ
て、連鎖停止剤が式(I) 式中、 R,、R,及びR1は、同一または異なっていてよくそ
してC2−Cl2−アルキルまたはC1−02゜−アラ
ルキルを表し、そしてArは好ましくはフェニル、ジフ
ェニルまたはす7チルを表し、モしてR3またはR2に
よって表される基の少なくとも一つはC、−C、。−ア
ラルキル基であり、そして“n′は0.5ないし11好
ましくは0.6ないし0.9の値を有する、に対応する
ことを特徴とする、ポリカーボネートに関する。
本発明に従って使用される式(I)に対応する連鎖停止
剤は、個別の化合物であってもよいが、一般に化合物の
混合物である。それらは、文献中で公知であるか、また
は文献中で公知の方法によって、例えばフェノールのア
ルキル化によって製造することができる(例えば、ホー
ベンーヴイル(Houben−Wey l)、゛有機化
学の方法” 、6/IC巻、フェノール、2部、925
頁以降、データ 7エルラーク(Thieme Ver
lag) 1976中のに、D、ポーデ(B。
de)参照)。
さらに本発明は、熱可塑性芳香族ポリカーボネートの製
造のための連鎖停止剤としての式(I)のアラルキルフ
ェノールの使用に関する。
さらに本発明は、反応性炭酸誘導体とジフェノール、連
鎖停止剤、及び随時分岐剤との反応によって実施される
、公知の二相界面法、公知の均一溶液法(いわゆるピリ
ジン法)、あるいは公知の無溶媒エステル交換法による
、少なくとも5000g/mol、好ましくは7500
ないし100.000g/mol、特に9000ないし
25 、000g/ mo Iの分子量Mn(数平均、
上述のようにして測定した)を有する熱可塑性芳香族ポ
リカーボネートの製造方法において、使用される連鎖停
止剤が式(I)に対応するフェノールであることを特徴
とする方法に関する。
さらに本発明は、本発明による方法によって得ることが
できる熱可塑性芳香族ポリカーボネートに関する。
本発明によるポリカーボネートは、それらの好ましい性
質、特にそれらの良好な流れ性質のために、特に光学装
置例えばデータ記憶装置またはオーディオコンパクト 
ディスクのために要求されるような大きな寸法精度の成
形部品の製造のために適している。
かくして本発明はまた、光学目的のための成形部品例え
ばデータ記憶装置またはオーディオコンパクト ディス
クの製造のための、本発明による芳香族熱可塑性ポリカ
ーボネートの使用に関する。
広範囲の連鎖停止剤が、ポリカーボネートの製造のため
に既に使用されてきた(例えば、US−PS30859
92、US−PS 3399172、US−PS 30
28365、US−PS 4111910、EP−OS
 0001579、EP−O50006579、US−
PS 4677184、JP−O534992/76及
びDE−O52842005参照)。フェノール及びア
ルキルフェノールがもっとも普通に使用される。
ポリカーボネートのための連鎖停止剤の選択に8ける一
つの重要な要素は、一方では分子量と機械的な性質の関
係であり、他方では流動性と加工性に対する関係である
。もし分子量が低ければ、流動性と加工性は好ましいが
、ポリカーボネートの機械的な性質は、多くの場合もは
や最適ではない。もし分子量が高ければ、機械的な性質
は適当であるが、加工は一層困難である。
式(I)に対応する連鎖停止剤の使用は、驚くべきこと
に、与えられた分子量に関して機械的な性質と流動の性
質の好ましい組み合わせを与えることが見いだされる。
本発明の目的のために適当である、一般式(I)に対応
する化合物の例は、フェノールとスチレン、フェノール
とα−メチルスチレン、フェノールとp−メチルスチレ
ン、p−インオクチルフェノールとスチレン、ドデシル
フェノール混合物とスチレン、フェノールとスチレン及
びエチレン、フェノールとイソブチン及びスチレンなど
の反応生成物を含む。
本方法のために使用される一般式CI)の市販のアラル
キルフェノール混合物の平均分子量の測定は、公知の方
法によってOH価を測定することによって実施される。
OH価は、何ミリグラムの水酸化カリウムがアセチル化
によってIgの物質に結合された酢酸の量と当量である
かを示す測定値である。OH価を測定するための良く知
られた方法があり、例えば“ポリマー特性の便覧″23
頁以降(アカデミ−フエルラーク(AkadeIIli
e Verlag)ベルリン 1982)中でE、シュ
レーダア(5chroeder)、G、ミュラー(Mu
eller)及びに、−F、アーント(ArndL)に
よって述べられている。
本発明の方法において使用される一般式Iの市販の混合
物の平均分子量(M、)は、かくして以下の良く知られ
た式に従って導かれる: M 、= 5.6−10’10H価(g−mo!−’)
本発明の方法のために使用される一般式(I)のアリー
ルアルキルフェノール混合物のOH価は、67ないし2
48、好ましくは100ないし185の範囲内にある。
述べられたOH価は、226ないし836g/molの
化合物の平均分子量に対応し、好ましい範囲は303な
いし560g/molである。
分子量M、を5000g/mo1ないし100.000
g/molの値に調節するための式(I)の連鎖停止剤
の量は、良く知られていて、プロセス中に投入されるジ
フェノールのモル数を基にして0.5モル%ないし10
モル%、好ましくは2モル%ないし7モル%である。
もし、加えて、分岐剤、即ち三官能性のまたは三官能性
より多官能の化合物を、ジフェノールのモルを基にして
0.05モル%ないし2モル%の通常の量で使用するな
らば、式CI)の連鎖停止剤の量は、0.5モル%ない
し10モル%、好ましくは3モル%ないし6モル%であ
る。
本発明のために適したジフェノールは、単核または多核
のどちらでもよく、そしてそれらはへテロ原子を含んで
よく、及び/または加えて好ましくはハロゲンまたはア
ルキル、特に塩素、臭素、メチルまたはエチルによって
置換されていてよい。
本発明に従って使用されるジフェノールは、好ましくは
式(I[) HO−Z−OH 式中、 Zは、置換されていない、あるいはハロゲン例えば塩素
または臭素によって、あるいはアルキル例えばメチルま
たはエチルによって置換されていてよい、6ないし30
の炭素原子を含む二価の芳香族基を表す、 に対応する。
以下が適当なジフェノールである: ヒドロキノン、 レゾルシノール、 ジヒドロキシジフェニル、 ビス−(ヒドロキシフェニル)−アルカン、ビス−(ヒ
ドロキシフェニル)−シクロアルカン、ビス−(ヒドロ
キンフェニル)−スルフィド、ビス−(ヒドロキシフェ
ニル)−エーテル、ビス−(ヒドロキシフェニル)−ケ
トン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホキシド、
ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホン、σ、σ′−
ビス−(ヒドロキシフェニル)−ジイソプロピルベンゼ
ン、及び σ、ω−ビスー(ヒドロキシフェニル)−ポリシロキサ
ン、そして 核がアルキル化またはハロゲン化されている対応する化
合物。これらのそしてその他の適当なジフェノールは、
例えば、米国特許明細書第3028365号、第299
9835号、第3148172号、第2991273号
、第3271367号及び第2999846号中に、西
ドイツ公開特許明細書環1570703号、第2063
050号、第2036052号及び第2211956号
中に、フランス特許明細書第1561518号中に、ヨ
ーロッパ特許明細書EP−0−122535中に、及び
“H,シュネル(Schna、+1) 、ポリカーボネ
ートの化学と物理、インターサイエンス(Inters
ctence)出版、ニューヨーク、1964”中に述
べられている。
以下が好ましいジフェノールの例である:4、C−、;
ヒドロキシジフェニル、 2.2−ヒス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
、2.4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル) −2−
メチルブタン、 l、1−ヒス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘ
キサン、 a、σ′−ビスー(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジ
イソプロピルベンゼン、 2.2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル
)−プロパン、 2.2−1+”スー(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロパン、 ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
−メタン、 2.2−ヒス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン、 ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
−スルホン、 2.4−ビス−(3,5−シイチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−2−メチルブタン、 1.1−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−シクロヘキサン、 a、α −ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、2.2−ビ
ス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−
プロパン、 2.2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン、及び 式■a: (I[a) 式中、 n−40,60,80または100、 に対応するジフェノール。
以下が特に好ましいジフェノールの例である:2.2−
ヒス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2.2
−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル
)−プロパン、 2.2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、 2.2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン、及び 1.1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘ
キサン。
上述のジフェノールの任意の混合物もまた使用されてよ
い。
使用されるジフェノールのカルボニルハロゲン化物及び
ビスハロゲン声ルメートは、相界面法によるそして均一
な溶液中の方法による、ポリカーボネート製造の条件下
で反応性である炭酸誘導体である。ホスゲン及びビスク
ロロホルメートが好ましく、特にホスゲンが好ましい。
無溶媒エステル交換法のために反応性である炭酸誘導体
は、使用されるジフェノールのジアリールカーボネート
類、特にジフェニルカーボネート及びビスアリールカー
ボネート類を含む。ジフェニルカーボネートが、無溶媒
エステル交換法のために好ましい。
相界面法及び均−溶液法の場合には、使用されるべき炭
酸誘導体の量は、1モルのジフェノールあたり1モルな
いし2モルであり、使用されるビスハロゲンホルメート
の量は1モルのジフェノールあたり0.5モルないし1
モルである。
無溶媒エステル交換法に関しては、炭酸誘導体の量は、
1モルのジフェノールあたりl、0モルないし2.5モ
ルであり、そして要求されるビスアリールカーボネート
の量は、1モルのジフェノールあたり1.0モルないし
1.5モルである。
本発明の目的のために適当な分岐剤、即ち三官能性また
は三官能性より多官能である化合物(ここで“官能性”
という語はポリカーボネート製造反応工程の条件下での
反応性を表す)は、特に三または三以上のフェノール性
OH基を含む化合物を包含する。
以下が、三または三以上のフェノール性ヒドロキシル基
を含む適当な化合物のいくつかの例である:フロログル
シノール:4,6−シメチルー2.4.6−トリー(4
−ヒドロキシフェニル)−へブテン−2;4゜6−シメ
チルー2.4.6−1−リー(4−ヒドロキシフェニル
)−へブタン; 1.3.5− トリー(4−ヒドロキ
シフェニル)−ベンゼン; 1.1.1− トリー(4
−ヒドロキシフェニル)−エタン;トリー(4−ヒドロ
キシフェニル)−フェニルメタン;2,2−ビス−[4
,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロへキ
シル]−プロパン; 2.4−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニルイソプロピル)−フ二ノール;2.6−ピスー
(2−ヒドロキシ−5′−メチル−ベンジル)−4−メ
チルフェノール;2−(4−ヒドロキシフェニル) −
2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−フロパン;ヘ
キサ−[4−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)
−7エニル]−オルト−テレフタル酸エステル:テトラ
−(4−ヒドロキシフェニル)−メタン;テトラ−[4
−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)−フェノキ
シ1−メタン及び1.4ビス−[(4’、4”−ジヒド
ロキシ−トリフェニル)−メチル]−ベンゼン。以下は
、三官能性化合物のその他の例である:2.4−ジヒド
ロキシ安息香酸、トリメシン酸、シアヌル酸塩化物及び
3,3−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル
) −2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール。
本発明に適したポリカーボネート製造の種々の方法のた
めの反応条件、即ち、反応温度、反応圧力、もし使用さ
れるならば溶媒、触媒、反応時間、使用される溶媒中で
観察される反応物の濃度、触媒の量、塩基性化合物の性
質と量などは、良く知られていてそして知られた条件が
適用できる。
使用されるべき装置、反応容器、撹拌機などもまた良く
知られている。
本発明によるポリカーボネートの製造は、好ましくは相
界面法によって実施される(H,シュネル、“ポリカー
ボネートの化学と物理″、ポリマー レビュー1巻、3
3頁以降、インターサイエンス出版、(I964)参照
)。
この方法は、一般に以下のように実施される:好ましく
は式(I[)に対応するジフェノールを水性アルカリ性
根中に溶解する。本発明によるポリカーボネートの製造
のために必要とされる式(I)に対応する連鎖停止剤を
、ジフェノールのモル数を基にして0.5ないし10モ
ル%、好ましくは2ないし7モル%の量で添加する。
次に、好ましくはポリカーボネートのだめの溶媒として
作用する不活性な有機相の添加の後で、ホスゲンとの反
応を0ないし40℃の反応温度で相界面縮合の方法によ
って実施する。
この方法に関しては、式(I)の化合物が水性アルカリ
性媒体中に易溶性であることが要求される。式(I)の
化合物は、通常末端基として使用されるフェノール類、
例えばフェノール、p−tarむ、−ブチルフェノール
及びp−インオクチルフェノールとほぼ同等の可溶性及
び反応性を有する。このことは、2.6−シーtert
、−ブチル−置換フェノールでさえ水性アルカリ性媒体
中に不溶性であるという事実に鑑みて一層驚くべきこと
である(ホーベンーヴイル“有機化学の方法” 6/l
c巻、1196頁以降、デーメ フエルラーク 197
6中のに、フィンデイゼン(Findeisen) )
式(I)に対応する連鎖停止剤の混合物中の2゜4.6
−三置換フェノールの高い割合に鑑みて可溶性は予期さ
れなかった(n>0.5は50%以上の三置換化合物を
表す)。相界面法によるポリカーボネートの合成のため
の連鎖停止剤として式(I)の化合物が適当であるとい
うことは、それ故、予知できないものであった。
プロセス中に投入されるジフェノールの量を基にして0
.05ないし2モル%の量で添加される、随時使用され
る分岐剤は、ジフェノール及び式(I)の連鎖停止剤と
一緒に水性アルカリ性相中に導入してもよく、あるいは
ホスゲン化を実施する前に有機溶媒中の溶液として添加
してもよい。
ジフェノールの代わりに、それらの七ノー及び/または
ビス−クロロ炭酸エステルを、有機溶媒中に溶解して使
用してもよい。式(I)の連鎖停止剤及び分岐剤の量は
、式(II)のジフェノールが使用される時の0−2−
0構造単位を意味するジフエル−ト構造単位のモル数に
依存する。
クロロ炭酸エステルを使用する時には、それに応じてホ
スゲンの量を公知のやり方で減らすことができる。
本発明に従って使用される式(I)の連鎖停止剤はまた
、ホスゲン化の間に溶液として添加してもよい。式(r
)の連鎖停止剤を溶解するために、そして随時分岐剤及
びクロロ炭酸エステルを溶解するために適しt;有機溶
媒は、例えば、塩化メチレン、クロロベンゼン、アセト
ニトリル及びこれらの溶媒の混合物、特に塩化メチレン
とクロロベンゼンの混合物を含む。
塩化メチレン、クロロベンゼン及び塩化メチレンとクロ
ロベンゼンの混合物は、相界面重縮合のための有機相と
して使用してよい物質の例である。
相界面法による本発明によるポリカーボネートの製造は
、通常のやり方で、触媒例えば第3級アミン、特に第3
級脂肪族アミン例えばトリブチルアミンまたはトリエチ
レンアミンによって促進することができる。これらの触
媒は、使用されるジフェノールのモル数またはジフェノ
レート構造単位のモル数を基にして帆05ないし10モ
ル%の量で使用してよい。触媒は、ホスゲン化が始まる
前にあるいはホスゲン化の間または後に添加してよい。
本発明によるポリカーボネートの単離は、公知の方法で
、例えば分離されかつ洗浄された、有機溶媒中のポリカ
ーボネートの溶液を蒸発押出機中で蒸発し、引き続いて
公知の方法でポリカーボネートを押出しそして造粒する
ことによって実施される。
例えば、フェノール、り−tert、−ブチルフェノー
ルまたは4−イソオクチルフェノールによって末端停止
された対応するポリカーボネートと比較して、本発明に
よるポリカーボネートは、匹敵する平均分子量において
実質的に改良された流動性を有する。
本発明によるポリカーボネートは、260ないし320
℃の温度で通常の方法で熱可塑的に加工することができ
る。任意の成形物またはシートを、公知の方法で射出成
形によってまたは押出しによって製造することができる
本発明によるポリカーボネートは、溶媒例えば塩素化炭
化水素例えば塩化メチレン中に容易に溶け、そして公知
の方法で加工して、例えばキャストシートを生成するこ
とができる。
通常の添加物、例えばUV光の作用に対する、酸素に対
するまたは水分の作用に対する老化防止剤、モして難燃
剤、そして加工助剤例えば潤滑剤、離型剤及び可塑剤並
びに充填剤を、本発明によるポリカーボネートに添加し
てよい。
例えば、カーボンブラック、けいそう土、カオリン、粘
土、CaF、、Ca Co、、酸化アルミニウム、ガラ
ス繊維及び無機顔料、並びに充填剤及び核形成剤を、本
発明によるポリカーボネートに添加してよい。
グリシントリステアレート、トリメチロールプロパン 
トリステアレート、ペンタエリスリトールテトラステア
レート及び対応するパルミチン酸エステル及びミリスチ
ン酸エステルが、適当な離型剤の例である。
以下の実施例においては、’)talは、25℃及び0
.5重量%の濃度でCHzc I 2中で測定する。
実施例l 8kgの45%水酸化ナトリウム溶液中に溶解した4、
56kgのビスフェノールA及び40kgの水を、20
kgの塩化メチレン及び20kgのクロロベンゼンと一
緒に20℃で反応容器中に導入する。2.4−ジー及び
2,4゜6−トリ=(I−7二二ルエチル)−フェノー
ルの市販の混合物(OH価150)の295.3g=ビ
スフェノールAを基にして4モル%を、撹拌されている
混合物中に導入し、そして次に2.7kgのホスゲンを
、pH13−14でそして21−25℃で1時間の間に
わたって導入する。次に28m1のN−エチルピペリジ
ンを添加しそして撹拌を1時間の間継続する。
ビスフェノレートを含まない水相を分離し、そして有機
相をリン酸で酸性化した後で中性まで水で洗浄しそして
溶媒を除く。ポリカーボネートは、77 、、l = 
1.263の相対溶液粘度を有することが見いだされる
実施例2 2.4−ジー及び2.4.6−1−ジー(I−メチル−
1−フェニルエチル)−フェノールの市販の混合物(O
H価136)の329.84g24モル%を含むポリカ
ーボネートを実施例1において述べられたようにして製
造し jこ 。  ?  、、I=  1.274゜実
施例3 フェノールのイソブチン及びスチレンによるアルキル化
生成物である市販の2.4−及び2.4.6−位異性体
の混合物(08価67)の668.66g:4モル%を
含むポリカーボネートを実施例1において述べられたよ
うにして製造した。? 、eI −1,278゜比較例
A−C 各々の場合において4モル%の以下の連鎖停止剤の一つ
を含むポリカーボネートを実施例1において述べられl
;ようにして製造した:Mn  (k g/mol) 12.5 12.7 12.5 12.8 ■ 2.2 12.6 n malt (p aS) フェノール B  フェノール        75 1.261 
596較正後ゲル浸透クロマトグラフイーによって測定
した平均分子量(M、)、及びコントラベスーレオマッ
ト(Contraves−Rheomat) 30によ
って320℃及びτ−103Paのせん断応力で測定し
た溶融粘度(?−−1、)を、実施例1−3及び比較例
A−Cについて表1に示す。
本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
1、ジフェノール、連鎖停止剤、及び随時分岐剤を基に
した、少なくとも5000g/molの平均分子量M、
(較正後ゲルクロマトグラフィーによって測定した数平
均)を有する熱可塑性芳香族ポリカーボネートであって
、連鎖停止剤が式式中、 R1、R2及びR1は、同一または異なっていてよくそ
してC、−C目−アルキルまたはC,−C2゜−アラル
キルを表し、基R1またはRオの少なくとも一つはC、
−C、。−アラルキル基でありそして“n ”は0.5
ないしlの値を有する、に対応することを特徴とする、
ポリカーボネート。
2、式(I)の連鎖停止剤中の“n ”が0.6ないし
0.9の値を有することを特徴とする、上記lに記載の
ポリカーボネート。
3、式(I)の連鎖停止剤のアラルキルM、Arがフェ
ニル、ジフェニルまたはナフチルを表すことを特徴とす
る、上記1に記載のポリカーボネート。
4 、7500g/mo1ないし100,000g/m
olの平均分子量(M、)を有する、上記1ないし3に
記載のポリカーボネート。
5、熱可塑性芳香族ポリカーボネートの製造のための連
鎖停止剤としての上記lないし3に記載の式(I)に対
応するアラルキルフェノールの使用。
6、反応性炭酸誘導体とジフェノール、連鎖停止剤、及
び随時分岐剤との反応による、公知の二相界面法による
、公知の均一溶液法による、あるいは公知の無溶媒のエ
ステル交換法による、上記lないし4に記載の熱可盟性
芳香族ポリカーボネートの製造方法において、上記lの
式(I)に対応するフェノールを連鎖停止剤として使用
することを特徴とする方法。
7、上記6に従って得ることができる熱可塑性芳香族ポ
リカーボネート。
8、光学目的のための成形物体の製造のための、上記l
ないし4及び7に記載のポリカーボネートの使用。
9、データ記憶装置及びオーディオ コンパクト ディスクの製造のための上記8による使用。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ジフェノール、連鎖停止剤、及び随時分岐剤を基に
    した、少なくとも5000g/molの平均分子量@M
    @、(較正後ゲルクロマトグラフィーによって測定した
    数平均)を有する熱可塑性芳香族ポリカーボネートであ
    って、連鎖停止剤が式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、 R_1、R_2及びR_3は、同一または異なっていて
    よくそしてC_2−C_1_2−ルキルまたはC_8−
    C_2_0−アラルキルを表し、基R_1またはR_2
    の少なくとも一つはC_8−C_2_0−アラルキル基
    でありそして“n”は0.5ないし1の値を有する、に
    対応することを特徴とする、ポリカーボネート。 2、反応性炭酸誘導体とジフェノール、連鎖停止剤、及
    び随時分岐剤との反応による、公知の二相界面法による
    、公知の均一溶液中方法による、あるいは公知の無溶媒
    のエステル交換法による、特許請求の範囲第1項記載の
    熱可塑性芳香族ポリカーボネートの製造方法において、
    特許請求の範囲第1項の式( I )に対応するフェノー
    ルを連鎖停止剤として使用することを特徴とする、方法
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