JPH0247998Y2 - - Google Patents

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JPH0247998Y2
JPH0247998Y2 JP7827784U JP7827784U JPH0247998Y2 JP H0247998 Y2 JPH0247998 Y2 JP H0247998Y2 JP 7827784 U JP7827784 U JP 7827784U JP 7827784 U JP7827784 U JP 7827784U JP H0247998 Y2 JPH0247998 Y2 JP H0247998Y2
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JP
Japan
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flywheel
approximately
gear
gear mechanism
wheel
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JP7827784U
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JPS60190396U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、フライホイールや歯車機構等を備え
たフライホイール式の動力部を取付け、軽い付勢
で高速且つ長距離走行を行なうミニ走行玩具用の
走行機構に関する。
近年の小型化した走行玩具においては、動力部
としてぜんまい又はフライホイールを歯車機構に
組合わせたものが多く用いられている。そして、
これら動力源の異なるぜんまい式動力部とフライ
ホイール式動力部とを、同一の車体に対して互換
性を持つよう製作し、遊戯者が自由に選択できる
ようにして興趣を増すようにしたものが現われて
いる。
しかしながら、この場合動力部全体の大きさが
玩具の大きさから限定され、しかもぜんまい式の
ものと、フライホイール式のものとの間の互換性
との兼合いから、フライホイール式の動力部にお
いてフライホイールをあまり大きくできず、はず
み車効率GD2が低く押えられるため、スピードが
なかつたり、直進性が非常に悪くなつたりして、
興趣をそぐものとなつていた。
本考案は、このような点に着目してなしたもの
で、前後の車輪の車軸間距離を略20mmとし、駆動
輪となる車輪の直径を略14mmとすると共に、フラ
イホイールのはずみ車効率CD2を12.1以上とし且
つフライホイールの回転数を駆動輪の回転数の10
倍以上とするギヤ比の歯車装置をフライホイール
式の動力部に備えるようにして構成することによ
り、ぜんまい式の動力部と互換性を持たせた場合
でも直進性の向上、走行距離の長距離化、高速
化、及び子供達による操作の容易化等を実現でき
るようにしたミニ走行玩具用の走行機構を提供せ
んとするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は、本考案の一実施例の斜視図、第2
図は部分断面平面図である。
図中1が動力部で、ミニ走行玩具のシヤーシ2
0に立設した係止部2a,2b間にケース3の前
後端部3a,3bを係止させて固定してある。こ
のシヤーシ20の係止機構はプルバツク式走行玩
具、特に自動車玩具において多く用いられる機構
であり、図示の例はもともとぜんまい式の動力部
を取付けるための係止部2a,2b間に本考案に
係る動力部1を寸法等合わせて取付けるようにし
たものである。
この動力部1のケース3には、歯車4付きの車
軸5を回転自在に支承してあり、この車軸5には
駆動輪となる後輪6が取付けてある。またケース
3の前方側下部には、図示の如く前輪7の車軸8
の抑え部9が突設してあり、半円状のシヤーシ2
0の車軸載置部10上に前輪7の車軸8を載置し
た状態で動力部1を係止部2a,2b間に係止固
定すると、車軸8が回動自在に支承されるように
なつている。そして、これら前輪7及び後輪6の
車軸8,5間の距離Lは、略20mmとしてある。
尚、この車軸間距離Lは、種々の実験の結果20mm
±2mmが最適であると判明している。
動力部1には、上記後輪6の車軸5に一体的な
歯車4を含む歯車機構11及びフライホイール1
2が備えてある。歯車機構11中の歯車a〜i
は、その順番に歯車4からの後輪6の回転が伝え
るもので、歯車iの回転と共にフライホイール1
2が回転するようにしてあり、そのギヤ比は、
種々の試験の結果10を目安としてそれ以上の値と
なるように設定してある。尚、歯車b,c、歯車
d,e、歯車f,gはそれぞれ一体の段付き歯車
である。尚、前輪7を駆動輪としても上記と略同
様である。
フライホイール12は、図示の例では直径Dが
13mm、厚さtが6mmの黄銅製のものを一例として
採用してある。このフライホイール12は、はず
み車効率GD2が下式で示されるように約12.1g・
cm2となつている。
GD2=π(D/2)2×t×σ×D2〔σ:黄銅の比重〕 =3.14×0.652×0.6×9×1.32 ≒12.1(g・cm2) 但し、このGD2の値は、12.1g・cm2以上で、且
つシヤーシ20、ケース3等の関係等も考慮して
適宜定めればよい。
また駆動輪となる後輪6は、直径Aが略14mmの
ものとしてある。このことから、後輪6を机や床
等の面上で摺接回転させてフライホイール12に
対して回転力を付勢する場合、子供等が行なう程
度の付勢、即ち30cm程度の距離を移動させて1秒
間程度付勢しただけで、ミニ走行玩具は高速且つ
長距離走行をすることができるようになる。この
走行においては、本実施例では上記程度の付勢で
駆動輪となる後輪6が1秒間に110回転以上する
ことが確かめられている。
尚、図示の例では、ミニ走行玩具として四輪の
ものを示しているが、二輪のもの、三輪のもの等
種々のものに採用できることは勿論である。
以上説明してきたように、本考案によれば、そ
の構成を前後輪の車軸間距離を略20mm、駆動輪直
径を略14mmとし、またフライホイールのはずみ車
効率GD2を12.1以上、歯車機構のギヤ比を10倍以
上としたフライホイール式の動力部をぜんまい式
の動力部と互換性を持たせるようにしたため、子
供、特に手の小さな幼児等でも、ミニ走行玩具に
高速且つ長距離の走行を行なわせるのに十分な付
勢を楽にでき且つ直進性の良い走行ができるよう
になるという大きな効果が得られ、ぜんまい式の
動力部と交換したりすることで興趣深い遊びが楽
しめるものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の斜視図、第2図は
一部破断した平面図である。 1……動力部、5,8……車軸、6……後輪、
7……前輪、11……歯車機構、12……フライ
ホイール、L……車軸間距離、D……フライホイ
ールの直径、A……後輪の直径。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フライホイールと、回転力伝達用の歯車機構を
    有するフライホイール式の動力部を設けた下記要
    件を備えたことを特徴とするミニ走行玩具用の走
    行機構。 (イ) 前後の車輪の車軸間距離を略20mmとし、且つ
    駆動輪となる車輪の直径を略14mmとする。 (ロ) フライホイールのはずみ車効率GD2を12.1以
    上とする。 (ハ) フライホイールの回転数を駆動輪の回転数の
    10倍以上とするギヤ比の歯車機構を動力部に備
    える。
JP7827784U 1984-05-28 1984-05-28 ミニ走行玩具用の走行機構 Granted JPS60190396U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7827784U JPS60190396U (ja) 1984-05-28 1984-05-28 ミニ走行玩具用の走行機構

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JP7827784U JPS60190396U (ja) 1984-05-28 1984-05-28 ミニ走行玩具用の走行機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60190396U JPS60190396U (ja) 1985-12-17
JPH0247998Y2 true JPH0247998Y2 (ja) 1990-12-17

Family

ID=30622110

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JP7827784U Granted JPS60190396U (ja) 1984-05-28 1984-05-28 ミニ走行玩具用の走行機構

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JPS60190396U (ja) 1985-12-17

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