JPH0247075A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、記録ヘッドを走査して前記記録媒体に画像を
形成する記録装置に係り、特に、複数の記録ヘッドを設
け、前記記録媒体への画像形成速度を短縮させた記録装
置に関する。

に來Ω弦迷 一般的に、プリンター等の記録装置の記録速度は、この
プリンターを制御するコンピュータ等の外部の制御装置
のデータ等の処理速度に比較して非常に長いために、こ
の外部の制御装置からのデータを一時的にストアーし、
そのデータに基づいて記録装置を動作させ、記録紙等の
記録媒体に文字や画像を形成するようにしている。とこ
ろで、これらの記録装置の中でも、特にインクジェット
プリンターにあっては、再現性の非常に高いカラープリ
ントが可能であることから、一部の分野において盛んに
使用されているが、反面、プリン１〜速度が遅いという
欠点があることから、プリント速度の高速化が従来から
の課題となっていた。

インクシェドプリンターにおいて一般的に考えられる高
速化の手法としては、要求される画像の解像度に応じて
ノズルを相互に所定間隔をもって一次元状に配置し、こ
の各ノズルの配列方向に対して直角方向に記録紙を移動
させることによって順次画像の形成を行なう手法が挙げ
られるが、上記ノズルを高密度で配置することは、現実
問題として非常に困難である。このようなことから、現
在一般的に、各ノズル毎（カラーの場合には、通常３個
ないしは４個のノズル）の位置調整を可能にする位置調
整機構を有するヘッドを一つ設け、記録紙を搬送すると
ともに、このヘッドを記録紙の搬送方向に対して直角方
向に走査するようにしたシリアル型のインクジェットプ
リンターが使用されている。

このシリアル型のインクジェットプリンターは、概略第
１３図に示すように構成されている。

記録紙１を支持するとともに、これを図示方向に回転搬
送させるドラム２には、ドラム回転駆動モータ３が接続
され、このドラム回転駆動モータ３によって記録紙１が
搬送方向に高速で回転搬送される。このドラム回転駆動
モータ３には、エンコーダ４か接続され、このエンコー
ダ４がラバ、ドラム２の回転位置に関する情報が出力さ
れる。

このドラム２の近傍には、相互に所定の間隔を隔てて配
設され、イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｈ）、シアン（Ｃ
）、ブラック（ＢＫ）の４色のインク液を個々に噴射）
−得る４つのノズルを備えた記録ヘッド５が設けられ、
この記録ヘッド５は、ガイドレール６に案内されながら
ヘッド移動用パルスモータ７によってｊ％Ｉ動されるボ
ールネジ８によってドラム２の回転軸方向に対して平行
に移動し得るようになっている。尚、この記録ヘッド５
の送り量は、エンコーダ４から出力される情報に基づい
て決定される。

例えば、ドラム２が１回転したことをエンコーダ４が検
出すると、ヘッド移動用パルスモータ７は例えば１パル
ス分回転して記録ヘッド５を所定量（１ライン分〉移動
することになる。

この記録ヘッド５には、各色のインク液を記録ヘッド５
の各ノズルに圧送するインクポンプ９及び高圧スイッチ
回路１０が接続され、このインクポンプ９によって圧送
されたインク液の記録ヘッド５から記録紙１への飛行は
、この高圧スイッチ回路１０によって制御される。即ち
、インク液を記録紙１へ飛着させるか否かの制御が行な
われることになる。この高圧スイッチ回路１０には、メ
モリー１１に記憶されている画像データの内の１ライン
分の画像データを一時記憶するラインバッファ１２が接
続され、高圧スイッチ回路１０におけるインク液の飛行
のためのスイッチング動作は、前記したエンコーダ４か
ら出力されるドラム２の回転位置に関する情報とライン
バッファ１２のデータに基づいて行なわれる。

したがって、記録紙１はドラム２に支持されてドラム回
転駆動モータ３により高速で回転され、イエロー（Ｙ）
、マゼンタ（旧、シアン（Ｃ）、ブラック（ＢＫ）のイ
ンク液を個々に噴射する各ノズルがそれぞれ記録紙１の
記録範囲内に入ると、高圧スイッチ回路１０はラインバ
ッファ１２のデータに基づいて１ラインを構成するドツ
ト毎に各色インク液の飛行を制御する。そして、１ライ
ンのプリント（ドラム１回転に相当）が終了すると、ヘ
ッド移動用パルスモータ７は所定角度回転して記録ヘッ
ド５を１ライン分送り、この移動により次のラインのプ
リント動作を上記したように行ない、このプリント動作
を各色ノズルが記録紙１の記録範囲外に出るまで行なう
。これによって所望の画像が記録紙１上に形成されるこ
とになる。

明が解゛シようと　る課題 ところが、前記したような従来のシリアル型のインクジ
ェットプリンターにあっては、高画質は得られるものの
、従来から各種のプリンターに要望されている高速化は
画質と引替えに犠牲とされてきた。この種のプリンター
において高速化を図る１つの手法としては、記録紙１の
搬送速度を高速化するとともに、これに対応してヘッド
５からのインク液の飛行制御を高速化することも考えら
れるが、インク液を粒子化した上で記録紙１に向けて飛
行させる必要があることから、この高速化にも限界があ
る。

本発明は、このような従来の問題点を解消するためにな
されたものであり、記録紙の記録範囲内に相互に同期移
動する複数のヘッドを設け、記録範囲を夫々のヘッドに
分担させることによって画像形成速度の高速化を図った
記録装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段 前記目的を達成するための本発明は、記録媒体に画像を
形成する記録ヘッドを走査方向に移動自在に設゛けてな
る記録装置において、相互に隣接配置した複数の記録ヘ
ッドと、当該複数の記録ヘッドをそれぞれの記録ヘッド
によって画像形成された領域を順次飛越し移動させると
ともに、前記それぞれの記録ヘッドによる画像形成動作
を制御する制御手段とを有することを特徴とするもので
ある。

朗 このように構成することにより、記録媒体において各記
録ヘッドに割当てられる画像形成領域は、設けられたヘ
ッド数に反比例して少なくなり、制御装置は、各記録ヘ
ッドをこれら各記録ヘッドによって画像が形成された領
域を順次飛越し移動させ、同時に画像未形成の領域にお
いては各記録ヘッドの画像形成動作を制御することにな
る。

したがって、全体としての画像形成速度は、設けた記録
ヘッドの数にほぼ反比例して向上させることが可能とな
る。

実施例 以下に、本発明の記録装置を図面に基づいて詳細に説明
する。

第１図は、本発明に係る記録装置の概略構成図を示し、
第２図は、第１図に示した記録装置のヘッド部分の概略
構成図を示し、第３図は、第１図に示した記録装置の制
御ブロック図を示している。

第１図に示すように、本発明の記録装置は、概路次のよ
うに構成されている。

記録媒体である記録紙１を図示しないクランプ装置によ
って支持するとともに、これを図示方向に回転搬送させ
るドラム２には、ドラム回転駆動モータ３が接続され、
このドラム回転駆動モータ３によって記録紙１が図示方
向に高速で回転して高速回転搬送される。このドラム回
転駆動モータ３には、エンコーダ４が接続され、このエ
ンコーダ４からは、ドラム２の回転位置に関する情報が
出力される。このドラム２の近傍には、それぞれイエロ
ー（Ｙ）、マゼンタ（Ｈ）３シアン（Ｃ）、ブラック（
ＢＫ）の４色のインク液を噴射し得る２つの記録ヘッド
５Ａ及び５Ｂが相互に隣接して一体的に設けられ、これ
らの記録ヘッド５Ａ及び５Ｂは、その移動を案内するガ
イドレール６及びヘッド移動用パルスモータ７によって
駆動されるボールネジ８によってドラム２の回転軸方向
に対して平行に同期移動し得るようになっている。尚、
これらの記録ヘッド５Ａ及び５Ｂを構成するイエロー（
Ｙ）、マゼンタ（Ｈ）、シアン（Ｃ）、ブラック（ＢＫ
）の各ノズルは、相互に距１ａ（後述する各ノズル間の
ライン数に相当）をおいて配設されている。この記録ヘ
ッド５の送り量は、エンコーダ４から出力される情報に
基づいて決定される。例えば、ドラム２が１回転したこ
とをエンコーダ４が検出すると、ヘッド移動用パルスモ
ータ７は例えば１パルス分回転して記録ヘッド５Ａ及び
５Ｂを所定量（１ライン分）同期移動させることになる
。

これらの記録ヘッド５Ａ及び５Ｂには、各色のインク液
をそれぞれの記録ヘッド５Ａ及び５Ｂの各ノズルに圧送
するインクポンプ９及び高圧スイッチ回路１０が接続さ
れ、このインクポンプ９によって圧送されたインク液の
記録ヘッド５Ａ及び５Ｂから記録紙１への飛行はこの高
圧スイッチ回路１０によってそれぞれ制御される。即ち
、インク液を記録紙１へ飛着させるか否かの制御、つま
りスイッチング制御を行なう。この高圧スイッチ回路１
０には、メモリー１１に記憶されている画像データの内
の１ライン分の画像データを一時記憶するラインバッフ
ァ１２が接続され、高圧スイッチ回路１０におけるスイ
ッチング動作は前記したエンコーダ４から出力される情
報とラインバッファ１２のデータに基づいて行なわれる
。

したがって、記録紙１はドラム２に支持されてドラム回
転駆動用モータ３により高速で回転され、イエロー（Ｙ
）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）、ブラック（ＢＫ）
のインク液を噴射する各ノズルがそれぞれの記録ヘッド
５Ａ、５Ｂに各々割当てられた記録紙１のプリント開始
位置に来ると、高圧スイッチ回路１０はラインバッファ
１２のデータに基づいてそれぞれの記録ヘッド５Ａ及び
５Ｂによってプリントを行なうべき１ラインを構成する
ドツト毎に各色インク液の飛行を制御する。そして、１
ラインのプリントが終了すると、ヘッド移動用パルスモ
ータ７は所定角度回転して記録ヘッド５Ａ及び５Ｂを１
ライン分送り、この移動したラインのプリント動作を上
記したように行なう。記録ヘッド５Ｂが記録ヘッド５Ａ
によって画像形成された領域に達すると、その領域は記
録ヘッド５Ｂによる画像形成を行なう必要がないことか
ら、ヘッド移動用パルスモータ７は各記録ヘッドを４ａ
ミラインだけ飛越し移動させ、次の画像未形成領域のプ
リントを前記したように行なう。これによって所望の画
像が記録紙１上に形成されることになる。

第２図には、ヘッド部分の概略構成図が示してあり、次
のように構成されている。

記録ヘッド５は、インクタンク１７がらインクポンプ９
によって吸入して圧送されたインク液を噴射するノズル
１５と、位置Ａ整ねじ１３及びこの位置調整ねじ１３に
弾発力を付与するばね１４によってノズル１５の位置調
整を行なう位置調整機構と、ノズル１５から噴射される
インク液の記録紙１への飛行を制御する制御電極１６と
によって構成され、インク液の飛行の制御は、制御電極
１６に高電圧を印加する高圧電源１８とインク液に電荷
を与える高圧スイッチ回路１０によって行なわれる。即
ち、この制御電極１６によって、記録紙１に飛着させた
くないインク液は、制御電極１６の下部に偏向させてガ
ータで回収し、飛着させるべきインク液は偏向させずに
第２図点線のように記録紙１に向けて飛行させる制御が
行なわれることになる。尚、インクポンプ９からノス゛
ル１５に至るインク経路内には、その経路内におけるイ
ンク液の送出圧力を検出するインク圧力検出機構１９が
設けてあり、図示しないＣＰｔ１は、このインク圧力検
出機構１９からの信号に基づいて、この経路内における
インク液の送出圧力が常に一定に保持されるようになっ
ている。また、制御電極１６の下部の電極には、この制
御電極１６によって偏向され、吸引除去されたインク液
を回収する廃液タンク２０が設けである。

第３図は、本発明の記録装置の制御回路が示してあり、
次のように構成されている。

記録装置の総括的な制御を行なう制御手段としてのＣＰ
Ｕ２５には、信号入力のためのスイッチ等として、記録
装置にプリント動作をさせるプリントスイッチ２６と、
外部の画像読取り装置等から送られた画像データを記憶
する画像メモリー２７と、ドラム２の回転位置を検出す
るエンコーダ４と、前記したインク経路内の圧力を検出
するインク圧力検出機構１９がそれぞれ接続されている
。

また、信号出力によって制御される機器としては、プリ
ント動作前後において記録紙１のドラム２への給排紙動
作を行なう給排紙機構２８と、給排紙機構２８によって
給紙された記録紙１のドラム２への着脱を行なうドラム
巻付機構２９と、ドラム２を回転させるドラム回転駆動
モータ３と、記録ヘッド５を移動させるヘッド移動用パ
ルスモータ７と、ノズル１５から噴射されたインク液を
帯電させるインクジェット帯電機構３０及び前記した制
御電極に相当するインクジェット偏向機構１６と、ノズ
ル１５に所定の圧力をもってインク液を送給するインク
ポンプ９がそれぞれ接続されている。そして、ＣＰＵ２
５は前記した信号入力のためのスイッチ等からの信号に
基づいて、信号出力によって制御される機器の制御を行
なう。

このＣＰＵ２５による本発明の記録装置の制御の詳細は
フローチャートに基づいて以降に説明するが、その前提
として画像メモリー２７に記憶されている記憶データの
メモリー構成、各ノズルの対応番号及びスタート時にお
ける各ノズルのアドレスを第４図から第７図を参照して
説明する。

画像メモリー２７に記憶されているメモリー構成は第４
図に示す通りであるが、例えば、この画像メモリー２７
のアドレス１には、プリントを行なう際の最初のドツト
を形成するための画素、即ち、第８図に示す（１，１＞
画素、に対応する画素のイエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックのデータが記憶されている。そして、アドレス
２には（２，１＞画素、アドレス３には（３，Ｌ）画素
。

・・・・・、アドレスｎｘｍには（ｎ、ｍ＞画素の各ド
ツト毎の全データが記憶されている。

そして、第５図に示すように、第１ヘッド５Ａの￥１．
Ｍ１．ＣＩ　、ＢＫｔはそれぞれ０，１゜２．３の番号
が割付けられ、また、第２ヘツド５ＢのＹ２　、Ｍ２　
、Ｃ２、ＢＫ２にはそれぞれ４゜５．６．７の番号が割
付けられている。また、第８図に示すヘッド送り方向の
プリント開始位置における各ノズルのヘッド移動方向ア
ドレスは、第２ヘツド５ＡのＹ２のノズルを基準とする
と、それぞれ第６図に示すアドレスが割当られ、プリン
ト開始時におけるそれぞれのノズルは、この割当られた
アドレスからスタートすることになる。

以上のことを前提として、本発明の記録装置のプリント
時におけるプリント動作を第３図、第７図及び第８図を
参照しつつ第９図から第１０図（）＼＞、（Ｂ）に基づ
いて詳細に説明する。

第９図には、本発明の記録装置のメインフローチャート
が示しである。

まず、記録装置の電源が入ると、第３図に示したＣＰＵ
２５は自己及び接続されている全ての動作を初期化しく
ステップ１）、プリントスイッチ２６が押されるのを待
つ（ステップ２）。次に、プリントスイッチ２６が押さ
れると、ＣＰＵ２５は給排紙機構２８及びドラム巻付機
構２９を駆動して記録紙１をドラム２に支持させ、イン
クポンプ９を駆動するとともにドラム回転駆動モータ３
を駆動してドラム２を回転させる（ステップ３゜４．５
）。そして、ＣＰＵ２５はヘッド移動用パルスモータ７
を回転させて記録ヘッド５Ａ及び５Ｂを移動させながら
ノズル１５からインク液を噴射させ、制御電極１６によ
ってこの噴射されたインク液の飛行を制御して記録紙１
にプリントするくステップ６）。次にＣＰＵ２５は記録
紙１へのプリントが終了すると、ドラム回転駆動モータ
３を停止してドラム２を停止しくステップ７）、給排紙
機構２８及びドラム巻付機構２９を駆動して記録紙１を
ドラム２から取外して排紙し、インクポンプ９を停止す
るとともに記録ヘッド５Ａ及び５Ｂを原位置に復帰させ
る。この動作は、プリント開始時に設定した所定枚数の
プリントが完了するまで続けられる（ステップ８，９，
１０．１１＞メインフローチャートは以上のように動作
するが、以下に、メインフローチャート中の記録処理動
作のサブルーチンプログラムについて説明する。

このサブルーチンプログラムの詳細な説明に先立って、
このサブルーチンプログラムにおける概略的な動作を説
明する。

メインフローチャートの実行が進んで記録処理動作の処
理が開始され、記録紙１に設定されているヘッド送り方
向のプリント開始位置に第２記録ヘツド５Ｂの内のイエ
ローのインク液を噴射するノズルＹ２が位置決めされ、
かつ、記録紙１を高速回転させているドラム２の回転位
置を検出するエンコーダ４からの信号により、ドラム回
転方向のプリント開始位置が検出されると、データに応
じてノズルＹ１．ノズルＭｌ　、ノズルＣ１，ノズルＢ
ＫＩ、ノズルＹ２からイエロー、マゼンタ。

シアン、ブラック、イエローそれぞれのインク液が飛着
され、記録紙１の（１，１＞座標、（１゜ａ＋１）座標
、（１，２ａ＋１＞座標、（１，３ａ＋１）座標及び（
１，４ａ＋１＞座標に各色１ドツトの画素が形成される
。もちろんこれらの座標において各ノズルからインク液
が飛着される場合は、第４図に示すメモリー構成の内の
アドレス、つまり画像メモリー２７のアドレスに各ノズ
ルに対応する色のデータが存在する場合である。

次に、記録紙１が所定圧ｉ１（実際には前に形成したド
ツトから１ドツト離れた距離）移動したことをエンコー
ダ４からの信号によって検出すると、今度はその移動量
に対応した画像メモリー２７のアドレスのデータに基づ
いて前記した各ノズルからそれぞれのノズルに対応する
インク液を飛着し、この飛着によりドツト形成を繰返し
、ドラム２が１回転すると１ラインのプリントが終了す
ることになる。次に、ヘッド移動用パルスモータ７によ
って各記録ヘッド５Ａ及び５Ｂは所定距離（この距離も
前記したと同様に、前に形成したラインから１ドツト離
れた距離）第７図及び第８図に示すヘッド送り方向に移
動され、前記したと同様にして第２ライン目のプリント
を行なう。このようして順次ａライン目までのプリント
が終了すると、ヘッド送り方向のプリント開始位置に第
２記録へラド５Ｂの内のマゼンタのインク液を噴射する
ノズルＭ２が到達するので、第２ヘツド５Ｂがａライン
移動した後は、ノズルＹｔ　、ノズルＭｔ　、ノズルＣ
Ｉ、ノズルＢＫＩ　、ノズルＹ２及びノズルＭ２からイ
ンク液が飛着され、以上に記した動作を繰返してプリン
トを行なう。さらに、上記動作が行なわれて２ａライン
までのプリントが終了すると、今度はヘッド送り方向の
プリント開始位置に第２記録ヘツド５Ｂの内のシアンの
インク液を噴射するノズルＣ２が到達するので、第１及
び第２記録ヘッド５Ａ、５Ｂが２ａライン移動した後は
、ノズルＹｌ　、ノズルＭｔ、ノズルＣＩ　、ノズルＢ
Ｋ１．ノズルＹ２．ノズルＭ２及びノズルＣ２からイン
ク液が飛着され、以上に記した動作を繰返してプリント
を行なう。さらに、３ａラインまでのプリントが終了す
ると、ヘッド送り方向のプリント開始位置に第２記録ヘ
ツド５Ｂの内のブラックのインク液を噴射するノズルＢ
Ｋ２が到達するので、第１及び第２記録ヘッド５Ａ、５
Ｂが３ａライン移動した後は、ノズル￥１．ノズルＭ１
．ノズルＣ０，ノズルＢＫ１．ノズルＹ２．ノズルＭ２
．ノズルＣ２及びノズルＢ　Ｋ　２からインク液が飛着
され、以上に記した動作を繰返してプリントを行なう。

つまり、第２記録ヘツドの各ノズルはヘッド送り方向の
プリント開始位置に到達したノズルからインク液が飛着
されることになり、各ノズルから噴射されるインク液に
よって１ドツトづつ１ラインづつのプリントが順次行な
われることになる。

このようにして、各ノズルにおけるこのプリント動作が
順次行なわれ、記録紙１の記録範囲（第７図の例示では
４ａライン）のプリントが終了すると、第１及び第２記
録ヘツドは４ａライン分だけ飛越し移動される。このよ
うに、飛越し移動をさせるのは、この飛越し移動をさせ
ないと重複プリントが行なわれてしまうからである。そ
して、この飛越し移動が行なわれた以降は、第１ヘツド
が後述するプリント終了位置に到達するまで第１及び第
２記録ヘッド５Ａ、５Ｂの全てのノズルによってプリン
トが行なわれる。そして、第１記録ヘツドのノズルＹ１
がプリント終了位置に到達すると、イエローのインク液
の飛着は行なわれなくなる。この噴射の制御は第２記録
ヘツドを除く第１記録ヘツドのノズルＭ１等についても
同様である。

これに対して第２記録ヘツドの各ノズルは、第１記録ヘ
ツドによるプリントが不足している範囲内においてイン
ク液を飛着し、その範囲のプリントを行なう。したがっ
て、第７図に示すように、第１記録ヘツド５Ａ及び第２
ヘツド５Ｂによる記録範囲の境界は斜になり、その境界
は目立ち難くなることになる。

概略のプリント動作は以上のようであるが、以下に詳細
なプリント動作を第１０図（Ａ＞、（Ｂ）のフローチャ
ートに基づいて説明する。尚、この説明に際しては第３
図から第８図を参照しながら説明する。

記録処理動作のサブルーチンプログラムがスタートする
と、ＣＰＵ２５は第１ヘツド５Ａ及び第２ヘツド５Ｂを
構成する各ノズルのヘッド移動方向のアドレスを初期設
定する。即ち、この初期設定における各ノズルの具体的
なアドレスは、第６図に示す通りであり、例えば、ノズ
ルＹ１はアドレス１＋４８に、ノズル￥２はアドレス１
に、ノズルＢ　Ｋ　２はアドレス１−３ａに夫々初期設
定されることになる（ステップ２０）。そして、第１及
び第２記録ヘッド５Ａ、５Ｂの移動ライン数をカウント
するカウンターＬどのカウンターのイ直を０にセット・
するとともに、ドラム２の回転方向のアドレスをカウン
トするカウンターＴのイ直を１にセットし、同時にノズ
ル番号をカウントするカウンターＰの値を０にセットす
る（ステップ２１．２２．２３＞。次に、ＣＰＵ２５は
ノズル番号Ｙ。

のアドレスが０よりも小さいか否かの判断をするが、こ
の場合のＹ。のアドレスは第６図に示すように１＋４ａ
であるので、次に、Ｙｏがｍよりも大きいか否かの判断
がされ、前記したようにＹｏが１＋４ａであるので、第
７図に示す記録紙１の（１゜１）座標のイエローに関す
るデータが出力されることになる。このデータが出力さ
れると、（１１）座標にイエローの１ドツトの画素が形
成されることになる。一方、ノズル番号Ｙ。のアドレス
がＯよりも小さい場合、つまり、第１記録ヘツド５Ａの
ノズルＹｌがまだヘッド送り方向のプリント開始位置に
到達していない場合、又は、ノズル￥１がプリント終了
位置に到達した場合には、プリント動作を行なう必要が
ないので非記録データか出力される。このデータが出力
された場合には、記録紙１にはプリントが行なわれない
（ステップ２４．２５，２６．２７＞。そして、カウン
ターＰの値を１だけインクリメントしくステップ２８）
、ステップ２５からステップ２つまでの処理をカウンタ
ーＰが７になるまで行なう（ステップ２９）このステッ
プ２４からステップ２９の処理では、第１．記録ヘッド
５Ａ及び第２記録ヘツド５Ｂの各ノズルが記録範囲内に
あるか否かの判断をし、記録範囲内にある場合には、画
像メモリ２７のデータに基づいて各ノズルからインク液
を飛着させて各ノズルのドツト毎のプリント動作を行な
っていることになる。

次に、前記したステップ２４からステップ２９までの閉
ループにおいて、カウンターＰの値が８にインクリメン
トされると、第１記録ヘツド５Ａ及び第２記録ヘツド５
Ｂによる１ドツト分のプリントが終了するので、ドラム
２の回転方向アドレスを１だけインクリメントしくステ
ップ３０）、このカウンターＴの値がｎ、つまり１ライ
ン分のプリントが終了していなければステップ２５に戻
り、前記したと同様のプリント動作を各ノズルに行なわ
せ、ステップ３０までの処理をカウンターＴの値がｎに
なるまで行なう、即ち、１ライン分のプリントを行なう
ことになる（ステップ３１）。

そして、１ライン分のプリントが終了すると、カウンタ
ーＴの値を１にセットし、第１及び第２記録ヘッド５Ａ
、５Ｂを１ライン分移動して、各ノズルのヘッド送り方
向アドレスｙｐをそれぞれ１づつインクリメントする（
ステップ３２，３３゜３４）。次に、ノズル番号Ｙ。〜
Ｙ７．即ち、第１及び第２ヘッド５Ａ、５Ｂの全てが記
録範囲外へ出たか否かの判断がなされ、全てのノズルが
範囲外へ出たときにはメインルーチンへ戻り、プリント
動作を停止することになる（ステップ３５）。

なお、記録範囲外へ出ていない場合には、ラインカウン
ターＬのイ直を１だけインクリメントしくステップ３６
）、ラインカウンターＬのイ直が４ａよりも大きいか否
かの判断を行ない、Ｌが４ａ以ｒであれば第１及び第２
記録ヘッド５Ａ、５Ｂの飛越し移動を行なう必要がない
のでステップ２４に戻り、以上に説明したステップ２４
からステップ３７までの処理を行なう（ステップ３７）
。一方、ステップ３７においてＬが４ａよりも大きいと
判断された場合には、第１及び第２記録ヘツド５Ａ。

５Ｂを４ａミライン移動する（ステップ３８）。

そして、カウンターＬのイ直を０にリセットする（ステ
ップ３つ）。次に、各ノズルのヘッド送り方向アドレス
Ｙｐの値を４ａミラインインクリメントしてステップ２
４に戻る（ステップ４０）。

このように動作させると、第７図に示すような形態で各
ノズルによるプリントが行なわれることになる。尚、第
７図におけるプリント終ｒ位置の各ノズルのプリント動
作は図示するようになるが、第２記録ヘツドのノズルＢ
Ｋ２によるプリントが第１記録ヘツドのノズルＢ　Ｋ　
１によるプリントと重複していないのは、この重複する
位置まで第１及び第２記録ヘッド５Ａ、５Ｂが移動する
と、その移動皐は４ａよりも大きくなることから、ステ
ップ３８及びステップ３９の処理によって飛越し移動の
動作が行なわれるからである。

また、他の形態としては、基準となるノズルの現在のプ
リント位置、つまり、第２記録ヘツド５ＢのノズルＹ２
の現在のプリント位置がプリント終ｒ位置まで４ａライ
ン以下であれば前記したような飛越し移動をさせること
なく、そのまま継続してプリント動作を行なわせるよう
にしても良い。

このような動作をする具体的なフローチャートは示さな
いが、その形態の具体的な動作を第７図で例示すれば、
図に示すスキップ動作（飛越し移動）を行なった後、第
２記録ヘツド５ＢのノズルＹ２の現在のプリント位置か
らプリント終了位置までのライン数が前記したように４
ａライン以下であれば、第１及び第２ヘッド５Ａ、５Ｂ
のスキップ動作は行なわずにそのまま継続して第１記録
ヘツド５Ａのみによってプリント動作を行なうことにな
る。

また、第１１図には、他の実施例に係る本発明の記録装
置の概略の構成図を示す。この記録装置の構成はヘッド
部分の構成を除き、第１図に示した記録装置の構成と同
一である。

この記録装置のヘッドは、同図に示すように、各色２本
づつのノズルが夫々相隣合ってイエローマゼンタ、シア
ン、ブラックの順に４色分配設されて構成されている。

そして、これらのノズル間の距離はライン数に換算して
ａラインとなっている。

このように構成された記録ヘッド５を有する記録装置は
、実際のプリント動作においては第１２図に示すように
各ノズルによるプリント動作が行なわれる。

即ち、まず最初にノズルＹ１がプリント開始位置に設定
されると、８９４７分だけノズルＹ１によるプリントが
行なわれる。次に、ａライン分スキップ動作がされた後
、ノズルＹｌ、ノズルＹ２゜ノズルＭ１によるプリント
動作が８９４７行なわれ、再度ａライン分スキップ動作
がされた後、ノズルＹｔ、ノズルＹ２　、ノズルＭ１．
ノズルＭ２ノズルＣ１によるプリント動作が同様に８９
４７行なわれる。次に、ａライン分スキップ動作がされ
た後、ノズルＹｔ、ノズルＹ２．ノズルＭ工。

ノズルＭ２．ノズルＣ１，ノズルＣ２，ノズルＢＫ１に
よるプリント動作が８９４７行なわれ、再度ａライン分
スキップ動作がされた後に全てのノズル、即ちノズルＹ
工、ノズルＹ２．ノズルＭｌ　。

ノズルＭ２．ノズルＣｔ、ノズルＣ２，ノズルＢＫ、、
ＢＫ２によってプリント動作が８９４７行なわれる。以
降は、これらの全てのノズルによるプリント動作とスキ
ップ動作がａライン毎に繰返し行なわれることになる。

そして、プリント終了位置を越えたノズルから順番にプ
リント動作を終ｒし、全てのノズルがプリント終ｒ位置
を越えたらプリントを終了する。

以上に記した実施例にあっては、プリント開始位置とプ
リント終了位置とを設定することによって、この設定幅
が何ラインであろうとも、その設定された範囲のプリン
トを行なうことができることになり、用紙サイズなどに
拘らず、自由にプリントの位置を設定することができる
きる。しかも、各ヘッド毎あるいは各ノズル毎のプリン
ト範囲の境界が多数存在するために、その境界は目立ち
難くなり、しかもプリント速度を向上させることができ
る。

尚、本発明の記録装置の実施例としてインクジェットプ
リンターの各プリント形態について述べたが、このプリ
ンターに限られないのは勿論であり、この記録形態は各
種のプリンター、例えば、インパクトプリンター、サー
マルプリンター等に適用できる。また、本実施例におい
ては、１つのボールねじによって２つの記録ヘッドを同
期移動させる形態のものを例示したが、それぞれの記録
ヘッドを個々のボールねじ、あるいは他の移動手段によ
って移動させるようにしても良く、記録ヘッドは２つに
限られないのも勿論である。

１叫Ω分逮 以上の説明により明らかなように、本発明によれば、相
互に隣接配置した複数の記録ヘッドによって記録媒体に
画像形成をさせるようにしたので、高品位画質が要求さ
れる画像であっても、その要求される画質を維持しつつ
画像形成速度を向上させることができることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る記録装置の機械構成部分の概略
構成図、 第２図は、第１図に示した記録装置のヘッド部分周辺の
概略構成図、 第３図は、第１図に示した記録装置の制御ブロック図、 第４図は、第３図に示した画像メモリー内のメモリー構
成図、 第５図は、各記録ヘッドにおける各ノズルとノズル番号
の対応を示す図、 第６図は、プリント開始位置における各ノズルのヘッド
方向アドレスを示す図、 第７図及び第８図は、本発明の記録装置の第１実施例に
係る動作説明に供する図、 第９図は、本発明に係る記録装置のプリント動作におけ
るメインフローチャート、 第１０図（Ａ＞、（Ｂ）は、本発明の記録装置における
記録処理動作を示す第１実施例のサブルーチンフローチ
ャート、 第１１図は、本発明の記録装置の他の実施例に係る記録
装置の概略構成図、 第１２図は、第１１図に示した記録装置の概略の動作説
明図、 第１３図は、従来の記録装置の機械構成部分の概略構成
図である。 １・・・記録紙（記録媒体）、　訃・・ドラム、３・・
・ドラム回転駆動モータ、４・・・エンコーダ、５・・
・記録ヘッド、　５Ａ・・・第１記録ヘツド、５Ｂ・・
・第２記録ヘツド、 ７・・・ヘッド移動用パルスモータ（制御手段）、８・
・・ボールねじ（制御手段）、 ９・・・インクポンプ（制御手段）、 １０・・・高圧スイッチ回路（制御手段）、１６・・・
制御電極（制御手段〉、 ２５・・・ＣＰＵ（制御手段）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録媒体に画像を形成する記録ヘッドを走査方向に移動
   自在に設けてなる記録装置において、相互に隣接配置し
   た複数の記録ヘッドと、 当該複数の記録ヘッドをそれぞれの記録ヘッドによって
   画像形成された領域を順次飛越し移動させるとともに、
   前記それぞれの記録ヘッドによる画像形成動作を制御す
   る制御手段とを有することを特徴とする記録装置。