JPH01290439A - 液体噴射記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は、インク等の記録用液体を吐出して記録を行う
液体噴射記録装置に関し、特に吐出エネルギ発生手段に
電気熱変換素子を用いたインクジェットプリンタのよう
に、吐出口の高集積化は可能であるが、ドツト変調が比
較的離しい液体噴射記録装置に適用して好適なものであ
る。

（従来の技術］ 液体噴射記録装置、特に記録用液体にインクを用いるイ
ンクジェットプリンタは、普通紙、あるいは定着性を高
めるべくコーティングを施したコート紙、さらにはＯＨ
Ｐ用のフィルム（ＯＨＰ用紙）等種々の被記録材を記録
媒体として選択できるという利点を有している。

しかしながら、被記録材のインクの吸収性の相違によっ
て、記録されるドツト径が変動するので、被記録材の種
類によらず安定した記録出力を行うことができない場合
がある。

そこで、記録の最小画素を複数のドツトマトリクスで構
成し、すなわち１つのインク吐出口から吐出されて被記
録材上に形成されるドツトを複数組合せて１画素が構成
されるようになしく例えば１画素＝２×２ドツト）、そ
のドツトの記録の有無を適切の定めて記録を行うように
したものも提案されている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記装置では、被記録材の種類に応じて
ドツトが間引かれたり、千鳥状もしくは逆千鳥状記録が
行われることになるが、最小画素が複数のドツトマトリ
クスで構成されて１単位をなすため、被記録材の種類に
よって解像度が変化してしまうという問題点が生じる。

（課題を解決するための手段） そこで、本発明は、１画素について同一位置に吐出液が
重複するように構成されるとともに、駆動時における吐
出液量が同等であるように構成された複数の記録ヘッド
と、記録に際して用いる記録ヘッドを選択する選択手段
とを具える。

（作用〕 本発明によれば、同一構成の記録ヘッドを複数配置し、
被記録材の種類や記録データに応じて記録に関与する記
録ヘッドを選択すれば、一画素分の記録に対応するイン
ク滴量の総計を変化させ、被記録材への適切な記録が可
能となる。

〔実施例〕 以下に、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る液体噴射記録装置を示
す。ここで、Ｉａｘｌｄは記録用液体（インク）の吐出
口と、吐出口に連通ずる液路と、液路に配設された吐出
エネルギ発生手段としての電気熱変換素子とを含む吐出
エレメントを、吐出口が被記録材Ｐの搬送方向ＬＦ（副
走査方向）に整列した状態で配列してなる記録ヘッドで
ある。本例では、この記録ヘッド１８〜１ｄは、比較的
小なる同等のインク吐出量を得るものとして同一構成を
有し、主走査方向に各ヘッドの吐出口を整列させた状態
で配置しである。

！０は記録ヘッド１ａｚｌｄを搭載し、被記録材Ｐに対
する所定方向ＣＲ（主走査方向）に８動するキャリッジ
、１１はキャリッジｌＯが固着されるとともにプーリ１
２Ａ　、　１２Ｂ間に張架されたワイヤ、１３はプーリ
１２Ｂに結合してワイヤ１１を介しキャリッジ！０を駆
動するキャリッジ千−夕である。１４はキャリッジｌＯ
の８動を案内するガイドである。

１５および１６は、記録ヘッド１ａ−１６による記録位
置の前後に設けたローラ対であり、被記録材Ｐを挟持搬
送する。１７はローラ対１６の一方のローラに結合し、
被記録材ＰのＬＦ方向の搬送を行うラインフィードモー
タであり、１回の主走査後に１つの記録ヘッドの吐出口
配列幅分の送りがなされるように制御される。

第２図は第１図における記録ヘッド１ａｘｌｄの制御系
の一構成例である。３８〜３ｄはバッファ回路であり、
記録ヘット１ａ−＝１ｄのＣＲ方向上の配設位置に対応
してデータ整列を行わせるために用いる。４８〜４ｄは
ＡＮＤゲートであり、それぞれ、記録データのバッファ
回路３ａ〜３ｄへの送出をオン／オフするのに用いる。

５は吐出に関与する記録ヘッドの数や順序を選択する選
択器、６は当該選択のための人力を受容する入力装置と
してのスイッチ回路である。

上記構成において、スイッチ回路６を被記録材の種類に
応じて切替える。例えば、吸収性が高く従って記録ドツ
ト径が小さくなる指定紙モードとした場合、選択器５の
出力がすべて“Ｈ“となり、これによってＡＮＤゲート
４８〜４ｄはすべてイネーブルとなるので、記録ヘッド
１８〜１ｄのドライブ回路２８〜２ｄがすべて駆動され
ることになる。従って、あるドツトの記録に関与するす
べての記録ヘッドの対応吐出口からインク滴が吐出され
る。

また、被記録材が普通紙の場合には、１ドツトの記録に
関与する吐出口数を２〜３個とすべく、スイッチ回路６
を普通紙モードに切替えて２〜３個の記録ヘッドのみが
駆動されるようにする。吸収性の少ない被記録材はど記
録ドツト径が広がるので、これに応じてインク滴量の総
計を少なくするためである。

さらに、ＯＨＰ用紙の場合には、スイッチ回路６を０）
ＩＰ用紙モードに切替えて１個の記録ヘッドのみが駆動
されるようにする。

第３図は従来方式と本例に係る方式により記録を行った
結果の比較を示す記録ドツトパターンの図である。同図
（Ａ）がＯＨＰ用紙モードであり、従来方式ではインク
滴量を単位面積当り少なくするため属に間引いている。

また同図（Ｂ）は普通紙モードであり、従来方式では％
に間引いている。

さらに同図（Ｃ）では、従来方式の場合全ドツト吐出し
ている。

これに対し、本例に係る方式では、分解能が等しく吐出
するインク滴量の少ない記録ヘッドを使用しており、同
図（＾）では１つの記録ヘッドだけで記録しているが、
同図（Ｂ）では２つの記録ヘッドを用いて記録している
ため１画素のドツトが少し大きくなっている。同図（Ｃ
）においてはすべての記録ヘッドで記録を行っているの
で、１画素のドツトがかなり大きくなっている。そして
、このようにして被記録材の種類に応じて吐出されるイ
ンク滴量の総計を変化させたところ、解像度の低下を生
じずに安定した均一の記録ドツトが常に得られるので、
被記録材の種類によらず安定した記録が実現できた。

また、同一種類の被記録材であっても、ドツト密度の比
較的高い画像データとドツト密度の比較的低いキャラク
タデータとでは記録の定着に差が生じるので、吐出に係
る記録ヘッドの数を画像データでは少なく、キャラクタ
データでは多くするように切替えたところ、この場合に
も良好な結果が得られた。

なお、以上の実施例では切替え選択を行う手段としてス
イッチ回路を設けたが、これはホストコンピュータから
のコマンドとすることもでき、あるいは記録装置本体に
被記録材の種類を識別するセンサを設け、その出力に応
じて切替えを行うようにしてもよい。

さらに、上記実施例ではシリアルタイプの記録装置に本
発明を適用した場合について説明したが、被記録材の幅
方向にわたって吐出口を整列させたフルマルチタイプの
記録ヘッドを備えた記録装置に対しても本発明は極めて
有効かつ容易に適用できる。この場合には、そのような
同一構成の記録ヘッドを複数段設ければよい。

さ−らに、記録ヘッドの個数も上側のように４個に限ら
れず、適宜の個数を用いることができるのは言うまでも
ない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、一画素形成にあ
たって同一位置に液吐出を行うように駆動される同一構
成の記録ヘッドを複数配置し、−画素当りに記録に関与
する記録ヘッド数を変更することによって液量の総計を
可変としたので、解像度および記録速度の低下を余すこ
となく、異なった被記録材への安定した記録を可能とし
て高品位の記録が実現できる効果が得られた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る液体噴射記録装置の一実施例を示
す斜視図、 第２図はその記録ヘッド駆動系の一構成例を示すブロッ
ク図、 第３図（八）〜（Ｃ）は従来と本例による方式とで記録
を行った結果を比較するために示した説明図である。 １８〜１ｄ・・・記録ヘッド、 ２８〜２ｄ・・・ドライブ回路、 ３８〜３ｄ・・・バッファ回路、 ４ａ　〜４ｄ・−ＡＮＤゲート、 ５・・・選択器、 ６・・・スイッチ回路、 １０・・・キャリッジ、 １３・・・キャリッジモータ、 Ｐ・・・被記録材。 （伏朱才へ゛） 第３ （１≦イ列］−さく　） ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・ 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １画素について同一位置に吐出液が重複するように構成
   されるとともに、駆動時における吐出液量が同等である
   ように構成された複数の記録ヘッドと、 記録に際して用いる前記記録ヘッドを選択する選択手段
   と を具えたことを特徴とする液体噴射記録装置。