JPH0247047A - 制振材料および制振処理方法 - Google Patents

制振材料および制振処理方法

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JPH0247047A
JPH0247047A JP63198093A JP19809388A JPH0247047A JP H0247047 A JPH0247047 A JP H0247047A JP 63198093 A JP63198093 A JP 63198093A JP 19809388 A JP19809388 A JP 19809388A JP H0247047 A JPH0247047 A JP H0247047A
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JP
Japan
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layer
vibration damping
substance
weight
bulky
Prior art date
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Pending
Application number
JP63198093A
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English (en)
Inventor
Takayuki Nitta
新田 隆行
Hisaya Yamaguchi
山口 久弥
Naoto Nishio
西尾 直人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Nihon Tokushu Toryo Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の床面等に例示される薄板鋼板等に極
めて友好な制振材料および制振処理方法に関し、更に詳
細には特定の三層よりなる40℃近辺に制振性のピーク
を顕現し得る制振材料および該制振材料を用いた制振処
理方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、薄板鋼板の制振材料としては、臨青物質および無
[ル質充填材を主成分として含有する厚さ21程度の@
層のシート状物が多用されていた。
かかる単層のシート状物により制振処理を行う場合、制
振性のピークは20℃近辺になり、且つ制振性を示す損
失係数は最大でも0.2未満である。
自動車の床面等では40℃近辺の温度で制振性のピーク
を顕現することが要望されているが、これに沿い且つ制
振性をより良くしたものも提案されている。 例えば前
記単層のシート状物の厚みを増す方法では他方で要望さ
ている軽量化に逆行し、また例えば拘束GVI板と制振
層よりなる二層構造の制振材料も提案されているが、拘
束鋼板による重量増や制振材料工程でビス止め等の煩雑
な工程を要する等の問題が解決されていない。
これらのM9増や制振処理工程の簡略化を目的として、
熱硬化性樹脂拘束層と制振層とよりなる二層の制振材料
が提案さているが、制振性のピークを示す温度は、その
要望されている40℃よりもはるかに高くなり、70℃
近辺にまでなるといった問題があり、未だv1振性のピ
ークを示す温度が40℃近辺に顕現され、且つ制振性の
ピークを示すときの損失係数が0.2を超える制振材料
および制振処理方法に係わる技術は知られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
薄板鋼板、例えば自動車の床面等の制振処理は、作動機
械音の静かなこと、走行動作音の静かなこと等静かな自
動車という社会的ニーズに対応するに極めて大切な手段
である。
しかしながら、未だ制振性が期待される性能より低く、
また要望される温度域における制振性が不充分であり、
さらには軽量化の要望に逆行したり、制振処理工程が煩
雑になる等の問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる実態に鑑み、本発明者らは、制振性のピークが4
0℃近辺にあり、且つ損失IF接が0.2以上に顕現し
得る制振材料および著しい重量増となることなく、且つ
簡便に実施し得る制振処理方法を見出すべく鋭意研究の
結果、瀝青系物質を主たるバインダーとした熱融着性を
有する嵩高性層と熱硬化性樹脂拘束層との間に40℃に
おける損失正接が0.5以上の粘弾性物質を熱硬化性樹
脂拘束層の厚みの174以下になるように形成せしめて
なる三層構造の制振材料により上記問題点をことごとく
解決し、更に該制振材料を任意形状に裁断し被制振対象
面に嵩高性層が接するように単に載置し、100〜20
0℃の温度で10〜30分加熱処理を行う制振処理方法
を見出した。
〔作用〕
本発明の制振材料は瀝青系物質を主たるバインダーとし
た熱融着性を有する嵩高性層を備え、この嵩高層を被制
振対象面に接するように単に載置し、加熱処理すること
により、被制振対象面と制振材料は強固な接着をし、か
つこの嵩高性層は振動の増幅作用を行う。また、40℃
における損失正接が0.5以上の粘弾性物質を中間層に
用いたことにより、機械的振動は熱エネルギーに変換さ
れる。
また、熱硬化性樹脂拘束層は加74シ処理により硬化反
応を起こし剛性のある状態となり拘束作用をする。
〔構成〕
嵩高性層は、瀝青系物質を主たるバインダーとし、熱融
着性を有することを必須とするが、瀝青系物質は任意の
アスファルトであってよく、ストレートアスファルト、
ブローンアスファルト、セミブロンアスファルト等の1
種もしくは2種以上の混合であっ°ζも良い。必要に応
じて天然ゴムやポリブタジェンゴム、スチレンブタジェ
ンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム等の合成ゴム、
石油樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢
酸ビニル共重合体を混合したバインダーとしても良い。
嵩高性層はバインダー以外の成分として無機質充填材や
有機質充填材を含有して成り、該充填材としでは炭酸カ
ルシウム、タルク、クレー等の粉状のもの、アスベスト
、スラッグウール、ポリエチレンファイバー、パルプな
どの繊維状のもの、マイカ等の鱗片状のもの等の任意の
ものであって良く、単独もしくは2種以上の混合であっ
ても良い。嵩高性層の厚みは1mm〜5 mm、好まし
くは1.5mm 〜4.0 mmである。1fflI1
1未満では振動の増幅作用か低く 、5mmを超えると
著しい重量増加をもたらすという問題を生じる。
嵩高性層と熱硬化性樹脂拘束ことの中間層を形成する粘
弾性物質は40℃における損失正接が0.5以上である
こと、および熱硬化性樹脂拘束層の厚みの1/4以下の
厚みであることを必須とするが、材料としては制振材料
の製造面、制振処理時の加熱処理の面よりしてホントメ
ルト性を有することが好ましい。
例えば、エラストマー、粘着付与樹脂、軟化剤必要に応
じて老化防止剤や充填剤を混合した混合物を挙げること
ができる。より詳細に例示すれば、スチレンブタジェン
ラバー、石油樹脂、オイル、ストレートアスファルト等
の混合物やポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリイソブチレン、ポリプロピレン等から選ばれる
ポリマーにポリブテン、スルホンアミド樹脂、石油樹脂
などから選ばれる可塑剤とし”どの効果を顕現する材料
やブチラール樹脂、石油樹脂、アクリルニトリルポリマ
ー、ポリイソブチレンなどから選ばれる粘着付与剤とし
ての効果を顕現する材料を主たる成分として組み合わせ
たものであって良い。損失正接が0.5未満では制振性
に劣り、厚みが熱硬化性樹脂拘束層の1/4を超えると
経済性、重量増の面で劣る。
熱硬化性樹脂拘束層は、100〜200 ’Cの温度で
10〜30分の加熱6理により硬化反応を起こすことを
必須とするが、硬化反応についてはブロックィソンア不
−トとポリオールやポリオールアミンなどの反応、エポ
キシ樹脂とブロックアミンなどの反応やイオウ等による
ゴムの加硫反応などであっても良い。また、アスファル
トや熱可塑性樹脂の併用も許容される。必要に応して炭
酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、タルク、無機繊
維、有機繊維、マイカ等を用いることができる。
熱硬化性樹脂拘束層の厚みは1 mm〜6 mra、好
ましくは1fflI11〜4 mmである。1 ++m
未満では拘束機能が充分でなく、41を超えると重量、
経済性の面で劣る。
〔実施例〕
実施例1 170″Cに加熱熔融したアスファルト(ストレートア
スファルト:ブロンアスファルト=50:50)40重
量部、アスベスト10重量部及び炭酸カルシウム50重
量部を連続混練機にて混練後、圧延し1.5mm厚さの
シート状の熱融着性を有する嵩高性層を得た。
シンジオタクチック1.2ポリブタジエン100 i9
部、炭酸カルシウム200重贋部、硫酸バリウム100
重量部、イオウ15重量部、加硫促進剤(入内新興化学
社製ツクセラーTT) 5回置部、ブローンアスファル
ト60重量部及び過酸化物(日本油脂社製バーブチルZ
HO重量部を80℃で混練後、圧延し厚さ2mmのシー
ト状の熱硬化性樹脂拘束層を得た。
スヂレンブタジエンラパー60重量部、粘着付与剤及び
オイル40重量部より成る混合物100重量部にストレ
ー1−アスファルト40重量部を180℃でl足台し粘
着性物質を得た。この粘着性物質の損失正接は0.8で
あった。
この粘着性物質を加PA溶融し、嵩高性層にロールコー
タ−により引布し熱硬化性樹脂拘束層を貼り合わせ本実
施例の制振材料を得た。なお粘着性物質の厚みは400
 μであった。
この本実施例の制振材料を1.6 mmの鋼板に嵩高性
層を接するように単に載置し、口Q ’Cて20分間加
熱処理し一ζ制振性の測定に供した。
比較例 180℃に加熱熔融したアスファルト(ストレートアス
ファルト:フローンアスファルト−50: 50)45
重量部、アスベス目0重量部、及び炭酸カルシウム45
重量部を1昆り束機にてl昆ル東し、I亥を昆ル東牛勿
の温度が85℃に低下した時点で、アブジカルボンアミ
ド2重量部を加え、混練し圧延して1.5 mm厚さの
制振材料を得た。
この制振材料を1.6 mmの鋼板に単に載置し、14
0℃で20分間加熱処理した。制振材料は発泡し、1.
5ffl−の厚さは2.4 mmの厚さに増加した。
上記実施例、比較例の試験片を用いて「騒音対策ハンド
ブック」(昭和41年12月25日 日本音響協会発行
)438真に記載の方法に従って共振性により200 
Hzでの損失係数を測定した。その結果を表に示す。
〔発明の効果〕
本発明になる制振材料は40℃近辺で損失係数(η)が
O12以上の優れた制振性のピークを有することができ
るので、その優れた制振性を発揮する。また、本発明に
なる制振処理方法は著しい重量の増加もなく、優れた制
振性を発揮することができる。
手続ネilt正書 (自発) 昭和63年09月05日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 昭和63年特許願第198093号 2、発明の名称 制振材料および制振処理方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都北区王子5丁目16番7号 日本特殊塗料株式会社 代表者松井晴朔 愛知県警11市l・ヨタ町一番池 1ヨタ自動車株式会社 −Cつ 5、補正命令の日付 自発 6、補正により増加する請求項の数 なし7、 1!正
の対象 「代理権を証明する書面」 「明細書の発明の詳細な説明の欄」 8、補正の内容 (11別紙委任状(トヨタ自動車株式会社の分)通り (2)  明細書第8頁第5行に、 r4mmJとあるを、 r6mmJと訂正する。
の 東京都港区西新橋2丁目2番10号 三喜ビル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)瀝青系物質を主たるバインダーとした熱融着性を
    有する嵩高性層と熱硬化性樹脂拘束層との間に40℃に
    おける損失正接が0.5以上の粘弾性物質を上記熱硬化
    性樹脂拘束層の厚みの1/4以下になるように形成せし
    めてなることを特徴とする制振材料。
  2. (2)瀝青系物質を主たるバインダーとした熱融着性を
    有する嵩高性層と熱硬化性樹脂拘束層との間に40℃に
    おける損失正接が0.5以上の粘弾性物質を上記熱硬化
    性樹脂拘束層の厚みの1/4以下になるように形成せし
    めてなる制振材料を、任意形状に裁断し被制振対象面に
    嵩高性層が接するように単に載置し100〜200℃の
    温度で10〜30分加熱処理を行うことを特徴とする制
    振処理方法。
JP63198093A 1988-08-10 1988-08-10 制振材料および制振処理方法 Pending JPH0247047A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0471838A (ja) * 1990-07-12 1992-03-06 Nippon Sekisoo Kogyo Kk 自動車用の鋼板拘束型の制振材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0471838A (ja) * 1990-07-12 1992-03-06 Nippon Sekisoo Kogyo Kk 自動車用の鋼板拘束型の制振材

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