JPH024683B2 - - Google Patents
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- JPH024683B2 JPH024683B2 JP61300582A JP30058286A JPH024683B2 JP H024683 B2 JPH024683 B2 JP H024683B2 JP 61300582 A JP61300582 A JP 61300582A JP 30058286 A JP30058286 A JP 30058286A JP H024683 B2 JPH024683 B2 JP H024683B2
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Landscapes
- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
A 発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明は、主として自動二輪や競技用自動車の
操縦者が使用するヘルメツト、特に、帽体に、そ
の前面の窓孔の下縁を形成するように延びる顎覆
い部を備え、この帽体に窓孔を閉じるシールド板
を付設したヘルメツトの改良に関する。
操縦者が使用するヘルメツト、特に、帽体に、そ
の前面の窓孔の下縁を形成するように延びる顎覆
い部を備え、この帽体に窓孔を閉じるシールド板
を付設したヘルメツトの改良に関する。
(2) 従来の技術
従来、かかるヘルメツトにおいて、使用者の呼
気によるシールド板内面の曇りを防止するため
に、使用者が操縦する車両の走行に伴い生じる走
行風を帽体内に導入することが知られている。例
えば実開昭58−180244号公報に開示されているよ
うに、帽体への導入空気をシールド板内面に沿つ
て噴出させるものや、実開昭59−109727号公報に
開示されているように、帽体への導入空気を鼻先
ないし口元に向つて噴出させるものがある。
気によるシールド板内面の曇りを防止するため
に、使用者が操縦する車両の走行に伴い生じる走
行風を帽体内に導入することが知られている。例
えば実開昭58−180244号公報に開示されているよ
うに、帽体への導入空気をシールド板内面に沿つ
て噴出させるものや、実開昭59−109727号公報に
開示されているように、帽体への導入空気を鼻先
ないし口元に向つて噴出させるものがある。
(3) 発明が解決しようとする課題
しかしながら、前者のヘルメツトでは、シール
ド板内面から使用者の呼気を遮るためには多量の
空気を噴出させなければならず、そのようにする
と使用者の目を乾かせるという不具合が生じる。
また後者のヘルメツトでは、噴出した空気が使用
者の呼気全部を後方へ押しやることができず、残
つた呼気がシールド板内側に篭つてシールド板内
面を曇らせてしまう。
ド板内面から使用者の呼気を遮るためには多量の
空気を噴出させなければならず、そのようにする
と使用者の目を乾かせるという不具合が生じる。
また後者のヘルメツトでは、噴出した空気が使用
者の呼気全部を後方へ押しやることができず、残
つた呼気がシールド板内側に篭つてシールド板内
面を曇らせてしまう。
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもの
で、帽体に導入する走行風により、使用者の目を
乾かせることなくシールド板内面の曇りを効果的
に防止し得るようにした前記ヘルメツトを提供す
ることを目的とする。
で、帽体に導入する走行風により、使用者の目を
乾かせることなくシールド板内面の曇りを効果的
に防止し得るようにした前記ヘルメツトを提供す
ることを目的とする。
B 発明の構成
(1) 課題を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明は、顎覆い
部に、左右方向に延びる分配室と、この分配室の
底面に開口する通孔と、この通孔に連通すると共
に分配室直下で帽体前方に向つて開口する空気導
入口と、分配室に連通して顎覆い部の後面に開口
する複数の第1噴気孔と、分配室に連通して窓孔
の下面に開口する多数の第2噴気孔とを設けたこ
とを特徴とする。
部に、左右方向に延びる分配室と、この分配室の
底面に開口する通孔と、この通孔に連通すると共
に分配室直下で帽体前方に向つて開口する空気導
入口と、分配室に連通して顎覆い部の後面に開口
する複数の第1噴気孔と、分配室に連通して窓孔
の下面に開口する多数の第2噴気孔とを設けたこ
とを特徴とする。
(2) 作用
走行風が空気導入口に受入れられると分配室に
導かれ、そして該室で多数の第1及び第2噴気孔
に分配され、顎覆い部内面の広範囲から噴出す
る。
導かれ、そして該室で多数の第1及び第2噴気孔
に分配され、顎覆い部内面の広範囲から噴出す
る。
この場合、第1噴気孔から噴出した空気は、使
用者の鼻先ないし口元に向つて流れ、使用者の呼
気を後方へ押しやり、呼気がシールド板側へ流れ
ないようにする。一方、第2噴気孔から噴出した
空気はシールド板の内面に沿つて上昇し、第1噴
気孔から噴出した空気により後方へ押しやること
のできなかつた呼気を上方へ押しやる。その結
果、第2噴気孔からの空気の噴出量を比較的少な
く抑えてもシールド板内面の曇り止めを果すこと
ができるので、使用者の目の乾きを防ぐことがで
きる。
用者の鼻先ないし口元に向つて流れ、使用者の呼
気を後方へ押しやり、呼気がシールド板側へ流れ
ないようにする。一方、第2噴気孔から噴出した
空気はシールド板の内面に沿つて上昇し、第1噴
気孔から噴出した空気により後方へ押しやること
のできなかつた呼気を上方へ押しやる。その結
果、第2噴気孔からの空気の噴出量を比較的少な
く抑えてもシールド板内面の曇り止めを果すこと
ができるので、使用者の目の乾きを防ぐことがで
きる。
また、雨天走行時、帽体前方に向つて開口する
空気導入口には雨が浸入しても該導入口より上方
に位置する通孔へは浸入し難く、分配室から第
1、第2噴気孔を通じて帽体内へ浸水することを
避けることができる。
空気導入口には雨が浸入しても該導入口より上方
に位置する通孔へは浸入し難く、分配室から第
1、第2噴気孔を通じて帽体内へ浸水することを
避けることができる。
(3) 実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、先ず第1図ないし第5図において、H
は主として自動二輪車や競技用自動車の操縦者が
装着するフルフエイス型ヘルメツトであり、即ち
その帽体1には、前面の窓孔2の直下に顎覆い部
1aが設けられている。また帽体1には透光性の
シールド板3がその上下方向の回動により前記窓
孔2を開閉するように、両端を枢軸4,4により
取付けられる。
明すると、先ず第1図ないし第5図において、H
は主として自動二輪車や競技用自動車の操縦者が
装着するフルフエイス型ヘルメツトであり、即ち
その帽体1には、前面の窓孔2の直下に顎覆い部
1aが設けられている。また帽体1には透光性の
シールド板3がその上下方向の回動により前記窓
孔2を開閉するように、両端を枢軸4,4により
取付けられる。
帽体1は、シエル5と、このシエル5の内面に
嵌装される発泡ポリスチレン製の緩衝ライナ6
と、この緩衝ライナ6の天井面に接着される比較
的厚肉のウレタンフオーム製の天井パツド7と、
緩衝ライナ6の天井面および顎覆い部1aを除く
内周面に接着される汗止めクツシヨン8とから構
成される。
嵌装される発泡ポリスチレン製の緩衝ライナ6
と、この緩衝ライナ6の天井面に接着される比較
的厚肉のウレタンフオーム製の天井パツド7と、
緩衝ライナ6の天井面および顎覆い部1aを除く
内周面に接着される汗止めクツシヨン8とから構
成される。
前記シエル5は、顎覆い部1aの位置でシエル
上部体5Aとシエル下部体5Bとに分割され、両
者5A,5Bはシエル下部体5Bを外側にして重
合した部分を数個所でリベツト9により相互に結
着される。シエル上部体5Aは繊維強化されたポ
リエステル等の熱硬化樹脂から成形され、シエル
下部体5BはABS等の熱可塑性樹脂から射出成
形される。このようにシエル5を上下に分割する
と、シエル5が下部の開口を窄めた形状であつて
も、シエル5の下部の成形を容易に行い得る。
上部体5Aとシエル下部体5Bとに分割され、両
者5A,5Bはシエル下部体5Bを外側にして重
合した部分を数個所でリベツト9により相互に結
着される。シエル上部体5Aは繊維強化されたポ
リエステル等の熱硬化樹脂から成形され、シエル
下部体5BはABS等の熱可塑性樹脂から射出成
形される。このようにシエル5を上下に分割する
と、シエル5が下部の開口を窄めた形状であつて
も、シエル5の下部の成形を容易に行い得る。
また前記天井パツド7は、帽体1内に前後方向
の通風溝10を画成するように複数片に分割され
る。
の通風溝10を画成するように複数片に分割され
る。
顎覆い部1aには、シエル上部体5A、シエル
下部体5B、及び窓孔2周縁部に接着された縁ゴ
ム11の三者により左右方向に長く延びる分配室
12が画成され、この分配室12の底面に開口す
る通孔14と、この通孔14と連通すると共に分
配室12直下で帽体1前方に向つて開口する空気
導入口13とがシエル下部体5Bに設けられる。
下部体5B、及び窓孔2周縁部に接着された縁ゴ
ム11の三者により左右方向に長く延びる分配室
12が画成され、この分配室12の底面に開口す
る通孔14と、この通孔14と連通すると共に分
配室12直下で帽体1前方に向つて開口する空気
導入口13とがシエル下部体5Bに設けられる。
第4図、第6図ないし第12図において、前記
分配室12を顎覆い部1a内面に連通する多数の
第1噴気孔15,15…がシエル上部体5A及び
緩衝ライナ6に、また分配室12を窓孔2の下面
の連通する多数の第2噴気孔16,16…が縁ゴ
ム11にそれぞれ穿設され、これら第1噴気孔1
5,15…;16,16…を開閉するための共通
1個の弁体17が分配室12に収納される。
分配室12を顎覆い部1a内面に連通する多数の
第1噴気孔15,15…がシエル上部体5A及び
緩衝ライナ6に、また分配室12を窓孔2の下面
の連通する多数の第2噴気孔16,16…が縁ゴ
ム11にそれぞれ穿設され、これら第1噴気孔1
5,15…;16,16…を開閉するための共通
1個の弁体17が分配室12に収納される。
上記弁体17は、第1噴気孔15,15…が開
口する分配室12の後面に左右方向摺動自在に重
合する板状弁部18と、この板状弁部18の上端
から前方へ突出して分配室12の上面に摺動自在
に重合する多数の舌状弁部19,19…と、板状
弁部18の下端から前方へ突出して分配室12の
面に摺動自在に当接する複数の案内突片20,2
0…とからなつている。
口する分配室12の後面に左右方向摺動自在に重
合する板状弁部18と、この板状弁部18の上端
から前方へ突出して分配室12の上面に摺動自在
に重合する多数の舌状弁部19,19…と、板状
弁部18の下端から前方へ突出して分配室12の
面に摺動自在に当接する複数の案内突片20,2
0…とからなつている。
板状弁部18は、第1噴気孔15,15…に対
応してそれと同数の弁孔21,21…を有してい
て、弁体17の開き位置では弁孔21,21…を
第1噴気孔15,15…と合致させ、弁体17の
閉じ位置では第1噴気孔15,15…を閉鎖する
ようになつている。舌状弁部19は、第2噴気孔
16,16…に対応してそれと同数設けられてい
て、弁体17の開き位置では第2噴気孔16,1
6…を開放し、弁体17の閉じ位置では第2噴気
孔16,16…を閉鎖するようになつている。
応してそれと同数の弁孔21,21…を有してい
て、弁体17の開き位置では弁孔21,21…を
第1噴気孔15,15…と合致させ、弁体17の
閉じ位置では第1噴気孔15,15…を閉鎖する
ようになつている。舌状弁部19は、第2噴気孔
16,16…に対応してそれと同数設けられてい
て、弁体17の開き位置では第2噴気孔16,1
6…を開放し、弁体17の閉じ位置では第2噴気
孔16,16…を閉鎖するようになつている。
前記弁体17の一端には、分配室12において
操作杆22の一端が連接される。この操作杆22
の他端はシエル下部体5Bに穿設された長孔23
を貫通するように外方に屈曲し、その先端に長孔
23を常に覆い得る大きさのノブ22aを備え
る。
操作杆22の一端が連接される。この操作杆22
の他端はシエル下部体5Bに穿設された長孔23
を貫通するように外方に屈曲し、その先端に長孔
23を常に覆い得る大きさのノブ22aを備え
る。
前記長孔23は、操作杆22の左右動を許容
し、且つその移動限界を規制するように形成され
る。而して、操作杆22の右動限が弁体17の開
き位置を、左動限が弁体17の閉じ位置をそれぞ
れ決定する。
し、且つその移動限界を規制するように形成され
る。而して、操作杆22の右動限が弁体17の開
き位置を、左動限が弁体17の閉じ位置をそれぞ
れ決定する。
再び第1図及び第4図において、帽体1の前壁
には、窓孔2の直上で帽体1の内外を連通する左
右一対の空気導入孔24,24が穿設され、これ
らの孔24,24を開閉し得る摺動弁25,25
がシエル5に設けられる。
には、窓孔2の直上で帽体1の内外を連通する左
右一対の空気導入孔24,24が穿設され、これ
らの孔24,24を開閉し得る摺動弁25,25
がシエル5に設けられる。
更に帽体1の左右両側壁には、その内外を連通
する排気孔26,26が穿設される。これら排気
孔26,26は、第2図及び第5図に示すよう
に、外端をシエル上部体5Aの外面に開口してお
り、その開口端を通気間隙27を存して覆うよう
にシエル下部体5Bが形成される。上記通気間隙
27は、上方及び後方を開放しており、下方はシ
エル下部体5Bの段部28により閉じられる。そ
の段部28は後下り傾斜になつている。このよう
にすると、排気孔26への雨の浸入を防止すると
共に、通気間隙27からの排水を確実にすること
ができる。
する排気孔26,26が穿設される。これら排気
孔26,26は、第2図及び第5図に示すよう
に、外端をシエル上部体5Aの外面に開口してお
り、その開口端を通気間隙27を存して覆うよう
にシエル下部体5Bが形成される。上記通気間隙
27は、上方及び後方を開放しており、下方はシ
エル下部体5Bの段部28により閉じられる。そ
の段部28は後下り傾斜になつている。このよう
にすると、排気孔26への雨の浸入を防止すると
共に、通気間隙27からの排水を確実にすること
ができる。
尚、第4図中、29はシエル上部体5Aの内面
に図示しないリベツトで固着される顎ベルトであ
る。
に図示しないリベツトで固着される顎ベルトであ
る。
次にこの実施例の作用を説明する。
例えば自動二輪車の操縦者が本発明のヘルメツ
トHを装着していれば、車両の走行に伴い走行風
がヘルメツトHの前面に当る。
トHを装着していれば、車両の走行に伴い走行風
がヘルメツトHの前面に当る。
いま、弁体17が開き位置にセツトされていれ
ば、前広がりの空気導入口13が走行風を多量に
受入れ、これを通孔14を通して分配室12へ誘
導するので、その走行風は多数の第1及び噴気孔
15,15…;16,16…から顎覆い部1a内
に広範囲に亘り噴出する。
ば、前広がりの空気導入口13が走行風を多量に
受入れ、これを通孔14を通して分配室12へ誘
導するので、その走行風は多数の第1及び噴気孔
15,15…;16,16…から顎覆い部1a内
に広範囲に亘り噴出する。
その際、第1噴気孔15,15…から噴出した
空気は操縦者の鼻先ないし口元に向つて流れ、そ
の者の呼気を後方へ誘導し、そして、その呼気と
共に汗止めクツシヨン8を透過して帽体1内を換
気した後、排気孔26から、または帽体1の下端
から外部へ流出する。特に、排気孔26の外方開
口部には、帽体1の外側面に沿つた走行風の流れ
により負圧が発生しているので、排気孔26から
の排気作用が促進される。
空気は操縦者の鼻先ないし口元に向つて流れ、そ
の者の呼気を後方へ誘導し、そして、その呼気と
共に汗止めクツシヨン8を透過して帽体1内を換
気した後、排気孔26から、または帽体1の下端
から外部へ流出する。特に、排気孔26の外方開
口部には、帽体1の外側面に沿つた走行風の流れ
により負圧が発生しているので、排気孔26から
の排気作用が促進される。
一方、第2噴気孔16,16…から噴出した空
気はシールド板3の内面に沿つて上昇し、第1噴
気孔15からの空気で後方へ押しやりきれなかつ
た呼気を上方へ押しやる。
気はシールド板3の内面に沿つて上昇し、第1噴
気孔15からの空気で後方へ押しやりきれなかつ
た呼気を上方へ押しやる。
このように第2噴気孔16からの空気は、第1
噴気孔15からの空気により後方へ押しやること
のできなかつた呼気を上方へ押しやるだけなの
で、その噴出量を比較的少なく抑えてもシールド
板3内面の曇りを防ぐことができ、使用者の目の
乾きを防止する。
噴気孔15からの空気により後方へ押しやること
のできなかつた呼気を上方へ押しやるだけなの
で、その噴出量を比較的少なく抑えてもシールド
板3内面の曇りを防ぐことができ、使用者の目の
乾きを防止する。
シールド板3内面を上昇した空気は汗止めクツ
シヨン8を透過したり、通風溝10を通過したり
して帽体1内を換気し、排気孔26から、または
帽体1下端から外部に流出する。
シヨン8を透過したり、通風溝10を通過したり
して帽体1内を換気し、排気孔26から、または
帽体1下端から外部に流出する。
ところで、雨天走行時、若し、雨が空気導入口
13に浸入しても、該導入口13の上方に位置す
る通孔14には浸入し難いが、雨の勢いが強いた
め、その雨が仮令通孔14を通過しても、比較的
容積が大きい分配室12ではその雨の勢力を効果
的に減衰し得るので、帽体1内への浸水は起こら
ない。分配室12で減衰された雨は通孔14から
外部に流出する。
13に浸入しても、該導入口13の上方に位置す
る通孔14には浸入し難いが、雨の勢いが強いた
め、その雨が仮令通孔14を通過しても、比較的
容積が大きい分配室12ではその雨の勢力を効果
的に減衰し得るので、帽体1内への浸水は起こら
ない。分配室12で減衰された雨は通孔14から
外部に流出する。
次にノブ22aの指先操作により操作杆22を
左動して弁体17を閉じ位置に切換えれば、板状
弁部18により第1噴気孔15,15…が、また
舌状弁部19,19…により第2噴気孔16,1
6…が一挙に閉鎖されるので、分配室12から帽
体1内への走行時の供給を迅速、確実に停めるこ
とができる。而して、ノブ22aは、操作杆22
が貫通するシエル5の長孔23を常に覆つている
ので、長孔23への風の侵入を防止することがで
き、また体裁が良い。
左動して弁体17を閉じ位置に切換えれば、板状
弁部18により第1噴気孔15,15…が、また
舌状弁部19,19…により第2噴気孔16,1
6…が一挙に閉鎖されるので、分配室12から帽
体1内への走行時の供給を迅速、確実に停めるこ
とができる。而して、ノブ22aは、操作杆22
が貫通するシエル5の長孔23を常に覆つている
ので、長孔23への風の侵入を防止することがで
き、また体裁が良い。
また、摺動弁25,25を開放すれば、帽体1
の前面に当たる走行風は空気導入孔24,24に
も流入し、これによつても帽体1内を換気するこ
とができる。
の前面に当たる走行風は空気導入孔24,24に
も流入し、これによつても帽体1内を換気するこ
とができる。
このようなヘルメツトHにおいて、分配室12
は、互いに重合結着されるシエル上部体5A、シ
エル下部体5B及び縁ゴム11の三者間に画成さ
れ、空気導入口13はシエル下部体5Bに設けら
れるので、分配室12及び空気導入口13の形成
が極めて容易であり、しかも走行風を効果的に導
入すべく分配室12及び空気導入口13を大きく
形成しても、それらによつてシエル5の強度を大
きく損じることもない。特にシエル下部体5Bを
射出成形する場合には、上記分配室12及び空気
導入口13の形成を一層容易に行うことができ
る。
は、互いに重合結着されるシエル上部体5A、シ
エル下部体5B及び縁ゴム11の三者間に画成さ
れ、空気導入口13はシエル下部体5Bに設けら
れるので、分配室12及び空気導入口13の形成
が極めて容易であり、しかも走行風を効果的に導
入すべく分配室12及び空気導入口13を大きく
形成しても、それらによつてシエル5の強度を大
きく損じることもない。特にシエル下部体5Bを
射出成形する場合には、上記分配室12及び空気
導入口13の形成を一層容易に行うことができ
る。
C 発明の効果
以上のように本発明によれば、顎覆い部に、左
右方向に延びる分配室と、この分配室に連通して
顎覆い部の前面に開口する空気導入口と、分配室
に連通して窓孔の下面に開口する多数の噴気孔と
を設け、この噴気孔に連通して顎覆い部の後面に
開口する複数の第1噴気孔と、分配室に連通して
顎覆い部の上面に開口する第2噴気孔とを設けた
ので、分配室に導入した走行風を多数の第1及び
第2噴気孔に分配し、顎覆い部内面の広範囲から
噴出させることができる。そして、第1噴気孔か
らの噴出空気により使用者の呼気を後方へ誘導
し、さらに、それにより誘導しきれなかつた呼気
を第2噴気孔からの噴出空気により上方へ誘導す
る。その結果、第2噴気孔からの空気の墳出量を
比較的少なく抑えてもシールド板内面の曇り止め
を果すことができるので、使用者の目の乾きを防
ぐことができる。
右方向に延びる分配室と、この分配室に連通して
顎覆い部の前面に開口する空気導入口と、分配室
に連通して窓孔の下面に開口する多数の噴気孔と
を設け、この噴気孔に連通して顎覆い部の後面に
開口する複数の第1噴気孔と、分配室に連通して
顎覆い部の上面に開口する第2噴気孔とを設けた
ので、分配室に導入した走行風を多数の第1及び
第2噴気孔に分配し、顎覆い部内面の広範囲から
噴出させることができる。そして、第1噴気孔か
らの噴出空気により使用者の呼気を後方へ誘導
し、さらに、それにより誘導しきれなかつた呼気
を第2噴気孔からの噴出空気により上方へ誘導す
る。その結果、第2噴気孔からの空気の墳出量を
比較的少なく抑えてもシールド板内面の曇り止め
を果すことができるので、使用者の目の乾きを防
ぐことができる。
また、雨天走行時、雨が空気導入口に浸入して
も、該導入口より上方に位置する通孔には浸入し
難く、第1、第2噴気孔から帽体内へ浸水するこ
とを避けることができる。
も、該導入口より上方に位置する通孔には浸入し
難く、第1、第2噴気孔から帽体内へ浸水するこ
とを避けることができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は本発明ヘルメツトの正面図、第2図はその側面
図、第3図はその底面図、第4図は第1図の−
線断面図、第5図は第2図の−線断面図、
第6図及び第7図は第4図の−線及び−
線断面図、第8図は第6図の矢視図、第9図は
弁体及びその操作杆の平面図、第10図はその正
面図、第11図は第9図のXI−XI線断面図、第1
2図は要部の分解斜視図である。 H……ヘルメツト、1……帽体、1a……顎覆
い部、2……窓孔、3……シールド板、12……
分配室、13……空気導入口、14……通孔、1
5,16……第1、第2噴気孔、17……弁体。
は本発明ヘルメツトの正面図、第2図はその側面
図、第3図はその底面図、第4図は第1図の−
線断面図、第5図は第2図の−線断面図、
第6図及び第7図は第4図の−線及び−
線断面図、第8図は第6図の矢視図、第9図は
弁体及びその操作杆の平面図、第10図はその正
面図、第11図は第9図のXI−XI線断面図、第1
2図は要部の分解斜視図である。 H……ヘルメツト、1……帽体、1a……顎覆
い部、2……窓孔、3……シールド板、12……
分配室、13……空気導入口、14……通孔、1
5,16……第1、第2噴気孔、17……弁体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 帽体に、その前面の窓孔の下縁を形成するよ
うに延びる顎覆い部を備え、この帽体に窓孔を閉
じるシールド板を付設したヘルメツトにおいて、 顎覆い部に、左右方向に延びる分配室と、この
分配室の底面に開口する通孔と、この通孔に連通
すると共に分配室直下で帽体前方に向つて開口す
る空気導入口と、分配室に連通して顎覆い部の後
面に開口する複数の第1噴気孔と、分配室に連通
して窓孔の下面に開口する多数の第2噴気孔とを
設けたことを特徴とするヘルメツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30058286A JPS63159507A (ja) | 1986-12-17 | 1986-12-17 | ヘルメツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30058286A JPS63159507A (ja) | 1986-12-17 | 1986-12-17 | ヘルメツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63159507A JPS63159507A (ja) | 1988-07-02 |
JPH024683B2 true JPH024683B2 (ja) | 1990-01-30 |
Family
ID=17886574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30058286A Granted JPS63159507A (ja) | 1986-12-17 | 1986-12-17 | ヘルメツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63159507A (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58180244U (ja) * | 1982-05-24 | 1983-12-02 | 本田技研工業株式会社 | フルフエイス型ヘルメツト |
JPS59109727U (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-24 | 新井 理夫 | ヘルメツト |
-
1986
- 1986-12-17 JP JP30058286A patent/JPS63159507A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63159507A (ja) | 1988-07-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |