JPH0246743Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0246743Y2 JPH0246743Y2 JP19895885U JP19895885U JPH0246743Y2 JP H0246743 Y2 JPH0246743 Y2 JP H0246743Y2 JP 19895885 U JP19895885 U JP 19895885U JP 19895885 U JP19895885 U JP 19895885U JP H0246743 Y2 JPH0246743 Y2 JP H0246743Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shelf
- movable
- movable shelf
- bookshelf
- slide plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、移動棚付書庫に於いて該移動棚を左
右に移動させたとき、左、右各位置で自動的に係
止し、移動させたときの反動乃至設置床面の傾斜
等により元の位置方向へ戻るのを防止するように
した移動棚の係止装置に関するものである。
右に移動させたとき、左、右各位置で自動的に係
止し、移動させたときの反動乃至設置床面の傾斜
等により元の位置方向へ戻るのを防止するように
した移動棚の係止装置に関するものである。
従来から固定の書庫の前方に左、右移動自在の
書庫を設けた奥行はあるが巾が狭い室内等に設置
するのに便利な移動書庫があるが、これは床面に
設置されたベースの後方部分に書庫を載置固定
し、前方部分にレールを敷設してこのレール上を
底板下面に設けたローラを転動させることによつ
て小型の書庫を左、右移動自在とするようにした
もので、固定の書庫と移動書庫の間にはベースを
共通とするだけで他に関連性がないため、移動書
庫の前傾を防ぐために固定の書庫との間に連結装
置を設けたり、移動範囲を規制するためにストツ
パーを設けたりしなければならないだけでなく、
ベースが床面上に張り出した状態となつているの
で、つまずいて転倒する危険性があり、体裁も悪
いという種々の欠点があつた。
書庫を設けた奥行はあるが巾が狭い室内等に設置
するのに便利な移動書庫があるが、これは床面に
設置されたベースの後方部分に書庫を載置固定
し、前方部分にレールを敷設してこのレール上を
底板下面に設けたローラを転動させることによつ
て小型の書庫を左、右移動自在とするようにした
もので、固定の書庫と移動書庫の間にはベースを
共通とするだけで他に関連性がないため、移動書
庫の前傾を防ぐために固定の書庫との間に連結装
置を設けたり、移動範囲を規制するためにストツ
パーを設けたりしなければならないだけでなく、
ベースが床面上に張り出した状態となつているの
で、つまずいて転倒する危険性があり、体裁も悪
いという種々の欠点があつた。
そこで、固定の書庫に相当する固定棚と移動書
庫に相当する移動棚とを同一のキヤビネツト本体
内に収め、キヤビネツト本体内で移動棚が左、右
移動できるようにした移動棚付書庫なるものが考
案され、上記欠点は解消されたが、移動棚を左、
右いずれかの方向に移動させたときキヤビネツト
本体の側板部に当つたときの反動或いは書庫が設
置されている床面の傾斜等により元の位置方向に
戻るという欠点は解消するに至らなかつた。
庫に相当する移動棚とを同一のキヤビネツト本体
内に収め、キヤビネツト本体内で移動棚が左、右
移動できるようにした移動棚付書庫なるものが考
案され、上記欠点は解消されたが、移動棚を左、
右いずれかの方向に移動させたときキヤビネツト
本体の側板部に当つたときの反動或いは書庫が設
置されている床面の傾斜等により元の位置方向に
戻るという欠点は解消するに至らなかつた。
然るに、本考案は上記移動棚付書庫の欠点を解
消するために、移動棚を左、右いずれかの方向へ
移動させたとき、左右各位置で移動棚を自動的に
係止し、係止解除も簡単に行えるようにした移動
棚の係止装置を提供するもので、以下図示する実
施例について本考案の具体的構成を説明する。
消するために、移動棚を左、右いずれかの方向へ
移動させたとき、左右各位置で移動棚を自動的に
係止し、係止解除も簡単に行えるようにした移動
棚の係止装置を提供するもので、以下図示する実
施例について本考案の具体的構成を説明する。
キヤビネツト本体1内の後半部分に棚板2…2
を多段に設けて成る書庫のその前半部分に、キヤ
ビネツト本体1の略々半分の巾のケーシング内に
棚板31…31を多段に設けて成る移動棚3を、キ
ヤビネツト本体1の上、下に設けられたレールに
案内されて左、右移動自在に嵌装して成る移動棚
付書庫に於いて、前記書庫の棚板2…2の内の一
つの棚板2の前端面略々中央部にスプリング4,
4に付勢されて前方向に突出する一対のスライド
板5,5を設け、同スライド板のそれぞれにはス
トツパー兼用のローラ6を回転自在に枢着61す
ると共に、同スライド板を押し込むための押釦7
を設けて成る構造を特徴とするものである。
を多段に設けて成る書庫のその前半部分に、キヤ
ビネツト本体1の略々半分の巾のケーシング内に
棚板31…31を多段に設けて成る移動棚3を、キ
ヤビネツト本体1の上、下に設けられたレールに
案内されて左、右移動自在に嵌装して成る移動棚
付書庫に於いて、前記書庫の棚板2…2の内の一
つの棚板2の前端面略々中央部にスプリング4,
4に付勢されて前方向に突出する一対のスライド
板5,5を設け、同スライド板のそれぞれにはス
トツパー兼用のローラ6を回転自在に枢着61す
ると共に、同スライド板を押し込むための押釦7
を設けて成る構造を特徴とするものである。
尚、スライド板5は水平片51、垂直折曲片52
及びこの折曲片52の上端先端部を水平に折曲し
て形成したアーム片53から構成され、このアー
ム片53の先端部にローラ6が枢着61され、水平
片51の先端部に押釦7が取着されている。また、
本案装置が取付けられる棚板2の前端中央部には
スライド板5,5が嵌装し得る共通の孔21が形
成されており、その両端下端部には同スライド板
の水平片5,5が挿通するスリツト22,22が対
称的に形成されている。また、この孔21の後方
の棚板2の裏面は、スライド板5,5の垂直片5
2,52が挿通し得るスリツト81,81を設けたガ
イド板8が溶着されており、スライド板5を孔2
1に嵌装して垂直片52をスリツト81に挿通した
後、ガイド板8の前端面と水平片51の後端部の
間にスプリング4を掛架してスライド板5が常時
孔21から突出するように付勢する。また、ガイ
ド板8の両端には、スライド板5,5を孔2に嵌
装したとき、その水平片51,51と上下方向で重
ね合わされるような耳片82,82が形成されてお
り、この耳片82に溶着されたナツト9に、水平
片51に穿たれた長孔54を挿通するビス10を締
着してスライド板5の前後移動範囲を規制する。
つまり、スライド板5は棚板2及びガイド板8の
スリツト22,81により上下、左右方向に動くこ
となく前後方向のみ一定範囲内で可動するように
構成されている。
及びこの折曲片52の上端先端部を水平に折曲し
て形成したアーム片53から構成され、このアー
ム片53の先端部にローラ6が枢着61され、水平
片51の先端部に押釦7が取着されている。また、
本案装置が取付けられる棚板2の前端中央部には
スライド板5,5が嵌装し得る共通の孔21が形
成されており、その両端下端部には同スライド板
の水平片5,5が挿通するスリツト22,22が対
称的に形成されている。また、この孔21の後方
の棚板2の裏面は、スライド板5,5の垂直片5
2,52が挿通し得るスリツト81,81を設けたガ
イド板8が溶着されており、スライド板5を孔2
1に嵌装して垂直片52をスリツト81に挿通した
後、ガイド板8の前端面と水平片51の後端部の
間にスプリング4を掛架してスライド板5が常時
孔21から突出するように付勢する。また、ガイ
ド板8の両端には、スライド板5,5を孔2に嵌
装したとき、その水平片51,51と上下方向で重
ね合わされるような耳片82,82が形成されてお
り、この耳片82に溶着されたナツト9に、水平
片51に穿たれた長孔54を挿通するビス10を締
着してスライド板5の前後移動範囲を規制する。
つまり、スライド板5は棚板2及びガイド板8の
スリツト22,81により上下、左右方向に動くこ
となく前後方向のみ一定範囲内で可動するように
構成されている。
次に、本考案の上記構成に従い、図示する実施
例について本案装置の具体的用法並びに作用、効
果を説明する。
例について本案装置の具体的用法並びに作用、効
果を説明する。
即ち、第1図aは移動棚3を左に移動させたと
きの状態を表わすもので、第3図に示される如く
本案装置の左側のスライド板5はそのローラ6が
移動棚3の背板32に押されて棚板2内に後退し、
右側のスライド板5は、前方に突出を妨げるもの
がないので、スプリング4の復元力によつて突出
している状態を表わしている。つまり、右側のス
ライド板5のローラ6は移動棚3の側板33と当
接する位置まで突出しているので、移動棚3を右
側に移動させようとしてもこのローラ6に側板3
3が当接して移動が妨げられる所謂係止状態とな
つている。
きの状態を表わすもので、第3図に示される如く
本案装置の左側のスライド板5はそのローラ6が
移動棚3の背板32に押されて棚板2内に後退し、
右側のスライド板5は、前方に突出を妨げるもの
がないので、スプリング4の復元力によつて突出
している状態を表わしている。つまり、右側のス
ライド板5のローラ6は移動棚3の側板33と当
接する位置まで突出しているので、移動棚3を右
側に移動させようとしてもこのローラ6に側板3
3が当接して移動が妨げられる所謂係止状態とな
つている。
而して、押釦7を押してスライド板5を棚板2
内へ後退させるとローラ6は移動棚3の側板33
に当接しない位置まで後退して係止解除状態とな
るので、移動棚3を右方向へ移動させることが可
能となる。この移動途中にあつては両スライド板
5,5のローラ6,6は移動棚3の背板32を押
しながら回転して移動の妨げとならないようにな
つている。移動棚3が第1図bの如く右に移動す
ると左側のスライド板5は前方に突出を妨げる背
板32がなくなるので、同じくスプリング4の復
元力で突出し、前記と同様にローラ6が移動棚3
を係止し、移動棚3の左移動を規制する。
内へ後退させるとローラ6は移動棚3の側板33
に当接しない位置まで後退して係止解除状態とな
るので、移動棚3を右方向へ移動させることが可
能となる。この移動途中にあつては両スライド板
5,5のローラ6,6は移動棚3の背板32を押
しながら回転して移動の妨げとならないようにな
つている。移動棚3が第1図bの如く右に移動す
ると左側のスライド板5は前方に突出を妨げる背
板32がなくなるので、同じくスプリング4の復
元力で突出し、前記と同様にローラ6が移動棚3
を係止し、移動棚3の左移動を規制する。
〓後、移動棚3を左、右移動させる毎に左、右
のスライド板5,5を交互に押し込めばよいもの
である。
のスライド板5,5を交互に押し込めばよいもの
である。
以上述べた如く、本考案に係る移動棚の係止装
置によれば、書庫の棚板の中央部に設けた左、右
一対のスライド板が移動棚の左、右移動毎に交互
に突出して自動的に移動棚を係止するようにした
ものであるから、移動棚を移動させたときの反動
乃至設置床面の傾斜等により元の位置方向へ戻る
のを完全に防止することができると共に、その係
止解除もスライド板の押釦を押し込むだけでよい
ので簡単であり、装置自体を書庫の棚板に組み込
んであるので、既存の移動棚付書庫であつても最
も操作のしやすい高さにある棚板を外ずし、この
装置を組み込んだ棚板を取付けるだけで簡単に係
止装置付の書庫に改良することができ、故障の際
の修理も簡単に行える等きわめて実用的効果の大
きいものである。
置によれば、書庫の棚板の中央部に設けた左、右
一対のスライド板が移動棚の左、右移動毎に交互
に突出して自動的に移動棚を係止するようにした
ものであるから、移動棚を移動させたときの反動
乃至設置床面の傾斜等により元の位置方向へ戻る
のを完全に防止することができると共に、その係
止解除もスライド板の押釦を押し込むだけでよい
ので簡単であり、装置自体を書庫の棚板に組み込
んであるので、既存の移動棚付書庫であつても最
も操作のしやすい高さにある棚板を外ずし、この
装置を組み込んだ棚板を取付けるだけで簡単に係
止装置付の書庫に改良することができ、故障の際
の修理も簡単に行える等きわめて実用的効果の大
きいものである。
図面は本考案の実施態様を例示するもので、第
1図aは本案装置を具備した書庫に於いて、移動
棚を左に移動させた状態を表わす斜視図、第1図
bは同移動棚を右に移動させた状態を表わす斜視
図、第2図は本案装置の一部省略分解斜視図、第
3図は同平面透視図、第4図は同側面透視図、で
ある。 1……キヤビネツト本体、2……棚板、3……
移動棚、4……スプリング、5……スライド板、
6……ローラ、7……押釦。
1図aは本案装置を具備した書庫に於いて、移動
棚を左に移動させた状態を表わす斜視図、第1図
bは同移動棚を右に移動させた状態を表わす斜視
図、第2図は本案装置の一部省略分解斜視図、第
3図は同平面透視図、第4図は同側面透視図、で
ある。 1……キヤビネツト本体、2……棚板、3……
移動棚、4……スプリング、5……スライド板、
6……ローラ、7……押釦。
Claims (1)
- キヤビネツト本体1内の後半部分に棚板2…2
を多段に設けて成る書庫のその前半部分に、キヤ
ビネツト本体1の略々半分の内のケーシング内に
棚板31…31を多段に設けて成る移動棚3を、キ
ヤビネツト本体1の上、下に設けられたレールに
案内されて左、右移動自在に嵌装して成る移動棚
付書庫に於いて、前記書庫の棚板2…2の内の一
つの棚板2の前端面略々中央部にスプリング4,
4に付勢されて前方向に突出する一対のスライド
板5,5を設け、同スライド板のそれぞれにはス
トツパー兼用のローラ6を回転自在に枢着61す
ると共に、同スライド板を押し込むための押釦7
を設けて成る移動棚付書庫に於ける移動棚の係止
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19895885U JPH0246743Y2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19895885U JPH0246743Y2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62106530U JPS62106530U (ja) | 1987-07-07 |
JPH0246743Y2 true JPH0246743Y2 (ja) | 1990-12-10 |
Family
ID=31160134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19895885U Expired JPH0246743Y2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0246743Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010279645A (ja) * | 2009-06-08 | 2010-12-16 | Itoki Corp | スライド型キャビネットの安全装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2582429Y2 (ja) * | 1992-09-14 | 1998-10-08 | 松下電工株式会社 | スライド書棚 |
-
1985
- 1985-12-24 JP JP19895885U patent/JPH0246743Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010279645A (ja) * | 2009-06-08 | 2010-12-16 | Itoki Corp | スライド型キャビネットの安全装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62106530U (ja) | 1987-07-07 |
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