JPH0246640B2 - Iryoyoekitaisenzaisoseibutsu - Google Patents

Iryoyoekitaisenzaisoseibutsu

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JPH0246640B2
JPH0246640B2 JP15113986A JP15113986A JPH0246640B2 JP H0246640 B2 JPH0246640 B2 JP H0246640B2 JP 15113986 A JP15113986 A JP 15113986A JP 15113986 A JP15113986 A JP 15113986A JP H0246640 B2 JPH0246640 B2 JP H0246640B2
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polymer latex
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monomers
surfactant
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Koichi Matsuda
Tokuo Nakae
Moryasu Murata
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Kao Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は衣料用液体洗剤組成物に関し、更に詳
細には衣類のフエルト収縮防止性に優れた衣料用
液体洗剤組成物に関する。 〔従来の技術及びその問題点〕 従来、家庭における衣類、特にウール製品の洗
濯は、洗面器等の器に水又はぬるま湯を入れ、洗
剤を溶解させて衣類を浸漬する、いわゆる手洗い
法が採用されてきた。しかし、この方法は、手で
衣類を直接もみ洗いあるいは押し洗いを行なうた
め、長い時間と、多くの労力を要するものであつ
た。さらに、比較的濃厚な洗濯液に手を長時間浸
すため、手荒れの原因となり易いという欠点もあ
つた。そこで、このような衣類の洗濯を電気洗濯
機を用いて行なう試みがなされてきた。ところが
ウール製品等の衣類を洗濯機により洗濯すると強
い機械力のため衣類が収縮する、いわゆるフエル
ト収縮の問題が生じていた。 〔問題を解決するための手段〕 そこで、本発明者らは、このフエルト収縮を防
止するべく鋭意研究した結果、液体洗剤組成物中
に特定の粒径を有する高分子ラテツクスを配合す
る事によりフエルト収縮の発生が防止できる事を
見い出し本発明に至つた。 すなわち、本発明は、平均粒子径(重量平均)
が0.005〜0.2μmで、かつ粒子径0.005〜0.2μmのも
のが全体の95重量%以上である有機高分子よりな
る高分子ラテツクスを、有機高分子として0.01〜
10重量%含有する衣料用液体洗剤組成物を提供す
るものである。 本発明で用いる高分子ラテツクスの粒子径は上
記の通りであるが、この粒子径が大き過ぎると繊
維への付着性が低下し、フエルト収縮防止性が認
められなくなる。従つて従来から濁り剤として洗
剤等に配合されてきたラテツクスはその平均粒子
径が0.2μm以上でかつその粒度分布も広いので本
発明の効果は奏さない。 本発明で使用される上記粒子径の有機高分子よ
りなる高分子ラテツクスは、従来の乳化重合法、
すなわち重合性単量体液滴をエマルジヨンとして
重合系に共存させて行う通常の方法によつては製
造できない。 すなわち、本発明の高分子ラテツクスは、水不
溶性の重合性単量体をマイクロエマルジヨンない
し可溶化の状態で重合させることにより製造され
る。このマイクロエマルジヨン状態は、非イオン
性界面活性剤を用いて転相温度付近の適切な温度
を選んだり、アニオン性界面活性剤を高級アルコ
ール、非イオン性界面活性剤等の適当な補助界面
活性剤と組合せることにより実現できる。また、
可溶化状態は重合性単量体に対して多量の界面活
性剤を用いることにより達成できる。 これらの内、特に好適なのは、非イオン性界面
活性剤を用い、重合温度を転相温度付近として単
量体と水との界面張力を1dyne/cm以下、より好
ましくは0.5dyne/cm以下とし、マイクロエマル
ジヨン状態として重合を行わせる方法である。 以下更に本発明に使用される高分子ラテツクス
の製造法について、製造に用いられる重合性単量
体と共に説明する。 (1) 付加重合体高分子ラテツクス 付加重合体高分子ラテツクスは、界面活性剤
によつて形成されるミセル内に重合性単量体が
可溶化され、かつ該単量体と水との界面張力が
1dyne/cm以下の界面活性剤水溶液を用い、マ
イクロエマルジヨン状態を保持した状態で重合
性単量体を重合させてラテツクスとして得られ
る。 重合性単量体としては乳化重合で使用される
公知の単量体のすべてが使用でき、例えばエチ
レン、プロピレン、イソブテン、ブテン−1等
のエチレン系不飽和単量体;スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、ハロゲン化ス
チレン、ジビニルベンゼン等の芳香族ビニル単
量体;アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸2−エチルヘキシル等のアルキル基
の炭素数が1〜20個のアクリル酸エステル;メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸ラウリル等の炭素数が1〜20個のメタ
クリル酸エステル;酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル等のビニルエステル;エチルビニルエー
テル、ブチルビニルエーテル等の炭素数が1〜
20個のビニルエーテル;メチルビニルケトン、
エチルビニルケトン等の炭素数が1〜20個のビ
ニルケトン;アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等のビニルシアン単量体;塩化ビニル、
臭化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニリデン
等のハロゲン化ビニル及びハロゲン化ビニリデ
ン、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3
−ブタジエン等の脂肪族共役ジエン等を挙げる
ことができる。これらの単量体は単独でも又2
種以上を混合しても使用することができ、更に
上記単量体に無水マレイン酸もしくは水溶性の
モノマー、スチレンスルホン酸(塩)、ビニル
ナフタレンスルホン酸(塩)、アクリル酸(塩)
等を加え共重合することも出来る。 付加重合体高分子ラテツクスを製造するため
の最も好ましい方法は、水が仕込まれた反応容
器中に界面活性剤を加えて水溶液を調製し、こ
れを界面活性剤ミセルが転相する温度近傍にて
加熱撹拌下、単量体と水との界面張力が
1dyne/cm以下、好ましくは0〜0.5dyne/cm
になる状態を保持しつつ重合性単量体、必要な
らばラジカル重合開始剤の水溶液を加えて重合
を開始し、次いで界面活性剤水溶液と単量体相
との界面張力が上記範囲外にならないように重
合性単量体を徐々に加えて重合を行う方法であ
る。 ここで、ラジカル重合開始剤としては、例え
ば過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸
アンモニウム等の過硫酸塩、2,2′−アゾビス
(2−アミジノプロパン)鉱酸塩、アゾビスシ
アノブアレリン酸及びそのアルカリ金属塩及び
アンモニウム塩等のアゾ化合物、酒石酸−過酸
化水素、ロンガリツト−過酸化物、アスコルビ
ン酸−過酸化物等のレトツクス系開始剤等があ
げられ、これらのうちでカチオン性界面活性剤
を重合系として使用する場合は2,2′−アゾビ
ス(2−アミジノプロパン)鉱酸塩、その他の
重合系においては過硫酸塩が好適に用いられ
る。ラジカル重合開始剤の量は重合体を構成す
る単量体100重量部に対し0.1〜5重量部、好ま
しくは0.1〜3重量部である。 反応温度は、転相温度近傍の可溶化領域内で
の最高の温度であり、50〜90℃の範囲が好まし
い。また重合に要する時間は単量体の種類、組
成、濃度、ラジカル重合開始剤の濃度、重合温
度等によつて変わるが、通常は5〜50時間の範
囲が好ましい。 斯くすることにより平均粒子径が0.005〜
0.2μmで、かつこの範囲に入る粒子が95重量%
以上である高分子ラテツクスが得られる。 (2) 重縮合体高分子ラテツクス 重縮合体高分子ラテツクスは、界面活性剤に
よつて形成されるミセル内に重縮合性単量体が
可溶化され、かつ該単量体と水との界面張力が
1dyne/cm以下の界面活性剤水溶液を用い、マ
イクロエマルジヨン状態を保持した状態で重縮
合性単量体を重合させてラテツクスとして得ら
れる。 重縮合性単量体としては、界面重縮合もしく
は低温重縮合に用いられる公知の単量体の全て
を使用することができる。その中で、ポリアミ
ド、ポリエステルを得ることができる単量体が
好ましい。例えばポリアミドを製造するための
酸成分としては、例えば炭素数1〜24の炭化水
素から成るアルキレンジカルボン酸、ダイマー
酸、テレフタル酸、イソフタル酸等のフタル酸
類、芳香族多価カルボン酸、及びシクロヘキシ
ルジカルボン酸等の環状脂肪族多価カルボン酸
の相当する酸塩化物若しくは酸無水物、さらに
はジカルボン酸のチオエステル類が、またジア
ミン成分として、例えば炭素数1〜24の炭化水
素から成るアルキレンジアミン、アルキレント
リアミン等の脂肪族多価アミン、フエニレンジ
アミン等の芳香族多価アミン及び4,4′−ジア
ミノフエニルエーテル等の補素環をもつ多価ア
ミン類が例示される。 また、ポリエステルを製造する場合のアルコ
ール成分としては、例えば炭素数1〜24の炭化
水素から成るアルキレンジオール、ビス−β−
ヒドロキシエチルテレフタレート等のエチレン
グリコール縮合物、ヒドロキノン、ビスフエノ
ールA等の芳香族多価アルコール、グリセリン
誘導体等の多価アルコールが、また酸成分とし
ては前記の諸化合物が例示される。 単量体はこれらに限定されるものではなく、
更に2種以上の単量体を混合して使用してもよ
い。 重縮合反応を実施するには、水が仕込まれた
反応器内に界面活性剤を加え、撹拌して酸成分
を可溶化させた後ジアミン又はアルコールの水
溶液を加えるか、若しくは両成分を個別に有機
容剤に溶かした溶液をそれぞれの界面活性剤水
溶液に可溶化させた後両者を混合する。単量体
が固体の場合には有機溶剤に溶解してミセル内
に溶剤と共に可溶化して重縮合を行うのが好ま
しく、その際の溶剤としては水に不溶なもので
あればよいが、特にベンゼン、トルエン、キシ
レン等が好適に用いられる。反応温度は転相温
度近傍の可溶化領域内温度、一般には−10〜50
℃が好ましく、また反応時間は、単量体の種
類、組成、濃度、温度等によつて異なるが、通
常2〜60分が好ましい。 このようにして平均粒径0.005〜0.2μmで、か
つこの範囲に入る粒子数が95重量%以上の高分
子ラテツクスが得られる。 (3) 重付加重合体高分子ラテツクス 重付加重合体高分子ラテツクスは、界面活性
剤によつて形成される板状ミセル内に重付加性
単量体が可溶化され、かつ該単量体と水との界
面張力が0.5dyne/cm以下の界面活性剤水溶液
を用い、マイクロエマルジヨン状態を保持した
状態で重付加性単量体を重合させてラテツクス
として得られる。 重付加性単量体としては、通常の重付加反応
で用いられる公知の単量体は全て使用すること
ができるが、その中で、ポリウレタン、ポリ尿
素樹脂、エポキシ樹脂を得ることができる単量
体が好ましい。 ポリウレタンを製造するためのアルコール成
分としては、一分子中に少なくとも2個の水酸
基を有する化合物、具体的には、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリ
コール、ヘキサジオール、ネオペンチルグリコ
ール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリオキシテトラメチレングリ
コール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、末端に水酸基を2個以上持つポリエステル
等が例示され、またイソシアナート成分として
は、一分子中に少なくとも2個のイソシアナー
ト基を有する化合物、具体的には、トリレンジ
イソシアナート、キシリレンジイソシアナー
ト、ヘキサメチレンジイソシアナート、4,
4′−ジフエニルメタンジイソシアナート、トリ
フエニルメタントリイソシアナート、トリメチ
ロールプロパントリイソシアナート、末端にイ
ソシアナート基を2個以上持つポリエステル、
ポリエーテル、ポリウレタン等が例示される。 ポリ尿素を製造するためのイソシアナート成
分としては上記の化合物が使用でき、アミン成
分としては、一分子中に少なくとも2個のアミ
ノ基を有する化合物、具体的には、ヘキサメチ
レンジアミン、ドデシルジアミン、フエニレン
ジアミン、ジアミノジフエニルエーテル、ピペ
ラジン等が例示される。 エポキシ樹脂を製造するためのエポキシ成分
としては、一分子中に少なくとも2個のエポキ
シ基を有する化合物、具体的には、ビスフエノ
ールAのジグリシジルエーテル化合物、ダイマ
ー酸のグリシジルエステル化合物、オレフイン
類を酸化することにより得られる化合物等が例
示され、またアミン成分としては、前記のアミ
ン化合物が使用できる。更に、硬化剤として
は、三級アミン、三フツ化ホウ素アミンコンプ
レツクス、イミダゾールの他に、エポキシ基と
重付加反応する官能基を有するアミン、ポリア
ミン、カルボン酸無水物、ポリスルフイド、ジ
シアンジアミド、ジイソシアナート等の公知の
ものはすべて使用可能である。 重付加反応は次の如くして実施される。すな
わち、ポリウレタン、ポリ尿素を得るには、水
が仕込まれた反応器内に界面活性剤を加え撹拌
してイソシアネート成分を可溶化させた後ジオ
ール又はジアミン水溶液を加えるか、若しくは
両成分を個別に有機溶剤に溶かした溶液をそれ
ぞれの界面活性剤水溶液に可溶化させた後両者
を混合する。またエポキシ樹脂を得るには、プ
レポリマー又は末端エポキシ化合物と各種硬化
剤を溶剤に溶解した溶液を加熱した界面活性剤
水溶液に徐々に滴下する。 上記単量体が固体あるいは粘度の高い液体の
場合には、有機溶剤に溶解してミセル内に溶剤
と共に可溶化して重付加反応を行うのが好まし
い。この有機溶剤としては、水に不溶でかつ各
成分と反応しない不活性溶剤であればよく、特
にベンゼン、トルエン、キシレン等が好まし
い。反応温度は転相温度近傍の可溶化領域内温
度、一般には20〜70℃が好ましく、また反応時
間は、単量体の種類、組成、濃度及び温度等に
よつて異なるが、通常1〜50時間が好ましい。 なお、フエノール樹脂は重縮合体であるが、
上記エポキシ樹脂と同様にして製造することが
できる。フエノール樹脂を製造するためには、
フエノールやクレゾール等のフエノール誘導体
とホルムアルデヒドが使用できるが、レゾール
樹脂、ノボラツク樹脂を用いて、酸あるいはポ
リアミン等で硬化させてもよい。 このようにして得られたラテツクスの平均粒
子径は0.005〜0.2μmで、かつこの範囲に入る粒
子数が95重量%以上である。 本発明で用いる高分子ラテツクスの平均粒子
径は、前述した如く重量平均値で0.005〜0.2μm
であり、より好ましくは0.01〜0.1μmである。
また、この高分子ラテツクス粒子の95重量%以
上は粒径0.005〜0.2μmの範囲に入るものであ
る。 さらにこれら高分子ラテツクスのうち、柔軟
性付与の面からガラス転位点温度(Tg)が、
300〓以下が望ましい。 Tgが300〓以下のポリマーとしてはポリアク
リル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のポリ
アクリル酸エステル類;ポリメタクリル酸2−
エチルヘキシル、ポリメタクリル酸ラウリル等
のポリメタクリル酸エステル類;ポリブトキシ
エチレン、ポリメトキシエチレン等のポリビニ
ルエーテル類等の付加重合体高分子ラテツク
ス;ポリオキシトリメチレンオキサジプロピ
ル、ポリオキシテトラメチレンオキシカルボニ
ル−1,4−シクロヘキシレンカルボニル、等
のポリエステル類;ポリオキシ−2−ブテニレ
ンオキシカルボニルイミノヘキサメチレンイミ
ノカルボニル、ポリオキシ−2,2−ジエチル
トリメチレンオキシカルボニルイミノ−4−メ
チル−1,3−フエニレンイミノカルボニル等
のポリウレタン類等が挙げられる。 上記した高分子ラテツクスの内、好ましいの
は、付加重合体高分子ラテツクスであり、中でも
アクリレート、メタクリレートなどのα、β−不
飽和カルボン酸エステル系モノマーの重合体また
は共重合体のうちガラス転位温度(Tg)が300〓
以下のものである。 本発明の衣料用液体洗剤は、叙上の如くして得
られた高分子ラテツクスを衣料用液体洗剤基剤に
直接添加配合するか、又は所望の濃度まで濃縮し
た懸濁液を添加配合する方法により製造される。
高分子ラテツクスは、衣料用液体洗剤中に、水分
を留去した残分として0.01〜10重量%(以下、単
に%で示す)、特に0.05〜5%配合されるのが好
ましい。 本発明の衣料用液体洗剤組成物には高分子ラテ
ツクスのほか、下記の各種界面活性剤を一種又は
二種以上配合することができる。 界面活性剤のうち陰イオン界面活性剤として
は、直鎖又は分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩、ア
ルキル又はアルケニル硫酸塩、オレフインスルホ
ン酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪
酸塩又はエステル、飽和又は不飽和脂肪酸塩、ア
ルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、ア
ミノ酸型界面活性剤、N−アシルアミノ酸型界面
活性剤、アルキル又はアルケニル燐酸エステル又
はその塩などが例示される。 また、両性界面活性剤としては、カルボキシ又
はスルホベタイン型界面活性剤などが、非イオン
界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアル
キル又はアルケニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフエニルエーテル、高級脂肪酸アルカ
ノールアミド又はそのアルキレンオキサイド付加
物、蔗糖脂肪酸エステル、脂肪酸エステル、脂肪
酸グリセリンモノエステル、アルキルアミンオキ
サイドなどが、カチオン性界面活性剤としては、
第4級アンモニウム塩などがそれぞれ例示され
る。これらの界面活性剤は、衣料用液体洗剤組成
物中に通常10〜50%配合される。 その他本発明の組成物には慣用の補助添加剤、
例えばポリアクリル酸、ポリアコニツト酸等の高
分子電解質、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン等の非解離高分子、ジグリコール酸、
オキシカルボン酸塩などの有機酸の塩などの二価
金属イオン捕捉剤、硫酸塩などの無機電解質、ポ
リエチレングリコール、カルボキシメチルセルロ
ースなどの再汚染防止剤、プロテアーゼ、アミラ
ーゼ、リパーゼ、セルラーゼなどの酵素、塩化カ
ルシウムなどの酵素安定化剤、第3ブチルヒドロ
キシトルエン、ジスチレン化クレゾールなどの酸
化防止剤、可溶化剤としては、エタノールのよう
な低級アルコール、ベンゼンスルホン酸塩、p−
トルエンスルホン酸塩のような低級アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、プロピレングリコールのよう
なグリコール類、アセチルベンゼンスルホン酸
塩、アセトアミド類、ピリジンジカルボン酸アミ
ド類、安息香酸塩又は尿素等の可溶化剤蛍光染
料、青味付剤、香料などを含むことができるがこ
れについては特に限定されず、目的に応じた配合
がなされてよい。 〔作 用〕 一般に、フエルト収縮は水だけで機械力を加え
た場合にも起こるが界面活性剤水溶液、すなわち
洗剤液中ではさらに助長される。本発明の高分子
ラテツクスが何故このようなフエルト収縮防止に
効果が発揮されるかは、明らかではないが恐らく
繊維表面にこれら高分子ラテツクスが付着し、繊
維同志のからみを防ぐいわば、クツシヨンの様な
働きをしているものと推察される。 〔発明の効果〕 本発明の衣料用液体洗剤を用いて、ウール製品
等を洗濯機を用いて洗濯してもフエルト収縮の問
題は生ぜず、優れた洗浄効果を得ることができ
る。 〔実施例〕 次に参考例及び実施例を挙げて本発明を更に詳
しく説明する。 参考例 1 撹拌機付きセパラブルフラスコに水200g、ポ
リオキシエチレン(35)ノニルフエニルエーテル
16g、過硫酸アンモン0.6gを仕込み窒素で充分
置換し撹拌しながら62℃に加温し、n−ブチルア
クリレート90.5gを約2時間で滴下し、さらに6
時間重合を行ないラテツクスAを得た。 参考例 2〜8 n−ブチルアクリレートを表−1のモノマー組
成に代える以外は参考例1と同様にして、ラテツ
クスB〜Hを得た。なお、これら参考例及び参考
例1で得たラテツクスの物性等についても表−1
に併せて示す。
【表】 量平均値で示した。
実施例 1 参考例1〜8で得たラテツクスを用い、表−2
に示す組成の衣料用液体洗剤組成物を調製した。
この液体洗剤組成物について、フエルト収縮率及
び柔軟性を調べた。この結果を表−3に示す。 (組 成)
【表】 (試験方法) 1 洗濯によるフエルト収縮率の測定: (1) 供試布の調製 大きさ10×10cmの三方をロツクミシンでか
がつたウールの未加工布を常温の水道水に30
分間浸漬後、脱水槽にて30秒脱水し、網の上
に載せて平干しし、20℃、65%RHの室で4
時間以上調湿した。この布に油性のマジツク
で4カ所印を付け、それぞれに番号を付し
た。再度20℃、65%RHで調湿した後、長さ
を測定し(タテa0 1、a0 2、ヨコb0 1、b0 2)、この
長さを原長(R.M)とした。 (2) 洗濯方法 ターグーO−トメーター(Terg−O−
Tometer)を用い、(1)で得た供試布3枚を
1つのポツトに入れ、120rpmで10分間回転
させ洗濯をおこなつた。各洗剤濃度は0.25%
とし、水温は20℃とした。すすぎとしては、
1回目をポツトの中で流水すすぎをおこない
2回目はポリの手洗い桶中で流水すすぎをお
こなつた。次いで、この供試布を洗濯機脱水
槽の壁につけて30秒脱水後網の上に載せて平
干して乾燥させ、20℃、65%RHで4時間以
上調湿した。 更に、先に(1)で付した印について再度それ
らの間の長さを測定し(タテa1 w、a2 w、ヨコ
b1 w、b2 w)、これから次式に従つてフエルト
収縮率及び面積収縮率を算出した。 〔収縮率の計算(IWS TM9より)〕 フエルト収縮率(%)=R.M.−W.M./R.M.×100 R.M.:洗濯前の測定値(原長) W.R:洗濯後の測定値 〔面積収縮率の算出〕 面積収縮率(%)=W.S.+L.S.−W.S.×L.S./100 W.S.:ヨコ方向の収縮率 L.S.:タテ方向の収縮率 2 柔軟性テスト: 水温30℃、0.25%の洗剤水溶液5で30cm×
30cmのアクリルジヤージー5枚、あるいは再汚
染防止テスト用ウールセーター1枚を手洗いし
た。風乾後のアクリルジヤージーあるいはウー
ルセーターを5名の判定者による触感テストを
行ない、次のようにランク付けした。 〇;基準洗剤にくらべて柔らかく仕上つた。 △;基準洗剤と同等に仕上がつた。 ×;基準洗剤にくらべてかたく仕上つた。 (結 果)
【表】 表−3に示した様に、水道水のみで洗浄した時
に比べ、活性剤水溶液で洗浄すると、フエルト収
縮が促進される。ところが、ラテツクスA,B,
C,D,E,F,Hを加える事によりこれら収縮
が水道水のレベルまで低下される。又、柔軟性の
面からスチレンの様なTgの高いラテツクスは好
ましくないことが明らかである。 実施例 2 表−4に示す組成の衣料用液体洗剤組成物を調
製し、実施例1と同様にしてそのフエルト面積収
縮率を測定した。この結果を表−5に示す。 (組 成)
【表】 ルホン酸ナトリウム
(結 果)
【表】 表−5の結果から明らかなように、活性剤のみ
の水溶液はいづれも水道水のみより収縮率は増加
するが、これに高分子ラテツクスBを配合する事
により、水道水のみの場合とほぼ同等のレベルま
で収縮率が低下する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 平均粒子径(重量平均)が0.005〜0.2μmで、
    かつ粒子径0.005〜0.2μmのものが全体の95重量%
    以上である有機高分子よりなる高分子ラテツクス
    を有機高分子として0.01〜10重量%含有する衣料
    用液体洗剤組成物。 2 高分子ラテツクスのガラス転位温度が300〓
    以下である特許請求の範囲第1項記載の衣料用液
    体洗剤組成物。
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