JPH0246510Y2 - - Google Patents

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JPH0246510Y2
JPH0246510Y2 JP570085U JP570085U JPH0246510Y2 JP H0246510 Y2 JPH0246510 Y2 JP H0246510Y2 JP 570085 U JP570085 U JP 570085U JP 570085 U JP570085 U JP 570085U JP H0246510 Y2 JPH0246510 Y2 JP H0246510Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、飲料水の貯蔵槽、地下施設機器の設
置室等の開閉扉として、密封性、防水性が要求さ
れる地下構造物用防水蓋の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来から、防水性を具備した地下構造物用蓋と
しては、蓋本体と受枠との間にパツキンを配しそ
の外周を複数個のボルトで緊締したものが一般的
であつた。しかし、この構造では、開閉の作業が
面倒で、またボルトの緊締具合によつては十分な
防水性が得られなかつた。
この作業性を改善した考案として、実公昭57−
55411号公報記載のごとく中蓋を用い、この中蓋
の中心部を螺杆の先端で押圧することにより、ゴ
ムパツキンを介して中蓋の外周を筒状枠の中蓋受
面に圧接するようにした構造が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、実公昭57−55411号公報記載の構造で
は、蓋の開閉によつて中蓋は繰り返し荷重を受
け、変形を起こし易い。また、防水作用の中心的
構造であるパツキン配設位置と螺杆先端による押
圧位置とが一致しておらず、更に、螺杆先端の押
圧面積に比べ内部圧力の作用面積、すなわち中蓋
面積がはるかに大きい。このため、高い内部圧力
を受けた場合、中蓋が変形してしまい十分な密封
性を保つことができないという問題があつた。
本考案の目的は、防水性に優れ、且つ開閉が容
易な地下構造物用防水蓋を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、その目的を達成するため、円筒状の
受枠と、同受枠の内部に設置されその外周部が上
記受枠に密着される中蓋と、上記受枠の上部に設
置される上蓋とを備えた地下構造物用防水蓋にお
いて、上記受枠の内周側壁に複数の係合用突起部
を設け、同係合用突起部に係合する係合部を外周
に突設した締付具を上記中蓋上に回動自在に配設
したことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づき本考案を説明
する。
第1図ないし第6図は、本考案に係る第1実施
例を示す。
第3図Aは本考案に係る地下構造物用防水蓋の
一部切欠平面図を示し、第1図Bは第1図AのA
−O−B断面図を示す。
図において、1は上蓋、2は中蓋、3は中蓋2
を押圧するための締付具、4は上蓋1及び中蓋2
が取り付けられる受枠である。
中蓋2は、第2図A、第2図B及び第2図Cに
それぞれそのの平面図、断面図及び底面図を示す
ごとく円板状である。そして、この中蓋2の周囲
にはOリングのパツキン5を嵌入するための溝6
を有するパツキン保持部7を設けるとともに、中
央部には以下に説明する締付具3を回動自在に貫
装するためのボルト8を植設する。
締付具3は、ボルト挿通孔9を穿設した中心部
Pと、下面に中蓋2のパツキン保持部7を押圧す
る加圧部10と上面に旋回治具(図示せず)を係
止するための多数の係止凹部11を配設した環状
部Qとからなり、両部は放射状の複数のアーム1
3により連結される。また、還状部Qの均等角度
位置には第3図A及び第3図Bにその平面図及び
側面図を示すごとく、半径方向に突出部Rが設け
られ、同突出部Rの外周側壁には係合部12が突
設される。この締付具3は、その中心部Pに穿設
したボルト挿通孔9に、中蓋2の中央部に植設し
たボルト8を挿通し、ナツト17により螺止する
ことにより、中蓋2に対して回動自在に枢支され
る。なお、ボルト8は第2図Bに示されるごと
く、その先端部のみに螺子部が形成されている。
したがつて、ナツト17を締め付けた場合でも、
中蓋2に対して締付具3が固定されてしまうこと
はない。
受枠4は、略円筒形状を有し、その最下部には
中蓋2のパツキン5が密着される中蓋受面14が
設けられ、中間部の内周側壁には第4図A及び第
4図Bにその平面図及び側面図を示すごとく、締
付具3の各係合部12とそれぞれ係合する係合用
突起部15が設けられ、また上部には上蓋1を支
持するための上蓋支持部16が設けられる。
つぎに、本実施例において、中蓋2が受枠4の
中蓋受面14に押圧される動作を説明する。
まず、上蓋1を開蓋し、中蓋2上に回動自在に
枢支された締付具3の係合部12が、受枠4の隣
合う係合用突起部15の間に位置する状態で、中
蓋2及び締付具3を受枠4内に挿入する。つぎ
に、締付具3の係止凹部11に旋回治具(図示せ
ず)を係合させ、締付具3を第1図に矢印で示す
方向に回転させると、第1図Bに示されるごとく
係合用突起部15の下面に係合部12の上面が当
接する。
更に、締付具3を同方向に回転させると、係合
部12及び係合用突起部15は第3図及び第4図
に示すごとく、締付具3の回転方向に従い下方へ
傾斜するように配設しているので、係合部12は
係合用突起部15の下に潜り込み、締付具3の環
状の加圧部10がパツキン保持部7を全周にわた
つて押圧する。したがつて、中蓋2はパツキン5
を介して受枠4の中蓋受面14と密着し、防水が
確実に行われる。このとき、締付具3の外周部に
設けられた複数個の係合部12は、対応する受枠
4の係合用突起部15にそれぞれ係合しているの
で、加圧部10による押圧力はパツキン保持部7
に直接作用し、確実に中蓋2を受枠4に圧接する
ことができる。このため、内圧が上昇したような
場合でも、中蓋2が変形することがなく、防水機
能が低下することがない。
また、中蓋2を取り外す場合は、締付具3を反
対方向に回転させればよい。なお、本実施例にお
いては、係合部12と係合用突起部15とが同一
方向に傾斜して設けられているが、そのいずれか
一方が傾斜していれば、他方は円柱状等の突起で
あつても同様の機能を得ることができる。
更に、本実施例においては、締付具3の戻りを
防止するための手段が設けられている。
すなわち、第5図A及び第5図Bにその平面図
及び断面図を示すごとく、締付具3の係止凹部1
1の外周に半径方向に複数の細溝18を刻設する
とともに、第6図に示す断面略L字状の戻り止め
金具19の先端に噛合部20を設ける。そして、
この戻り止め金具19の噛合部20が締付具3の
細溝18と噛み合つた状態で、受枠4に埋め込ま
れた埋込ボルト21と蝶ナツト22により戻り止
め金具19を挟着することにより、締付具3の戻
りが防止される。
第7図以降に、本考案に係る地下構造物用防水
蓋の第2実施例を示す。なお第2実施例は、基本
的には第1実施例と同様な構成を有するため、対
応する個所には第1実施例における符番に30を加
算した符番を付し重複部分の説明は省略する。
この第2実施例は、中蓋32と締付具33がボ
ルトで連結されていない点及び係合部42と係合
用突起部45の係合関係が第1実施例と異なる。
第7図Aは第2実施例の一部切欠平面図を示
し、第7図Bは第7図AのA−O−B断面図を示
す。
中蓋32は、第8図に示すごとく円板状であ
る。そして、第1実施例と同様に、その周囲には
Oリングのパツキン35を嵌入するための溝36
を有するパツキン保持部37を設ける。ここで本
実施例においては、中蓋32の中央部に以下に説
明する締付具33を回動自在に載置するための載
置部38を設ける。
締付具33は、第1実施例の締付具3と同様な
構成であり、環状部Qの均等角度位置には第9図
に示すごとく、半径方向に突出部Rが設けられ、
同突出部Rの外周側壁には係合部42が突設され
る。また、受枠34の中間部の内周側壁には第1
0図に示すごとく、締付具33の各係合部42と
それぞれ係合する係合用突起部45が設けられ
る。
受枠34の係合用突起部45は、締付具33を
締め付ける際に、回転させる方向に従い下方に傾
斜し、かつ中心方向に徐々に突出した形状となつ
ている。このとき、係合用突起部45の最も突出
した部分から受枠34の中心軸までの距離は、締
付具33の中心軸から環状部の均等角度位置に設
けた突出部Rまでの距離より若干短くしておく。
つぎに、本考案の第2実施例において、中蓋3
2が受枠34の中蓋受面44に押圧される動作を
説明する。
まず、上蓋31を開蓋し、中蓋32を受枠34
の中蓋受面44上に載置した後、締付具33の係
合部42が、受枠34の隣合う係合用突起部45
の間に位置する状態で、締付具33を受枠34内
に挿入する。つぎに、締付具33の係止凹部41
に旋回治具(図示せず)を係合させ、締付具33
を第7図に矢印で示す方向に回転させると、係合
用突起部45の下面に係合部42の上面が当接す
る。更に、締付具33を同方向に回転させると、
突出部Rの外周側壁が係合用突起部45の傾斜部
に当接するので、係合部42は中心軸方向の力を
受け、締付具33は受枠34及び中蓋32の中心
軸に一致していく。また、係合用突起部45は締
付具33の回転方向に従い下方へ傾斜しているの
で、係合部42は係合用突起部45の下に潜り込
んで下方への力を受ける。したがつて、締付具3
3の還状の加圧部40がパツキン保持部37を全
周にわたつて押圧し、中蓋32は、パツキン35
を介して受枠34の中蓋受面44と密着し防水が
確実に行われる。
本構造によれば、中蓋32を受枠34の中蓋受
面44に押圧する際、締付具33を回転させるに
従い締付具33の中心軸は受枠34及び中蓋32
の中心軸に自動的に一致していく。したがつて、
前記の第1実施例のように、中蓋2に締付具3を
ボルト8で回動自在に連結した場合と同じ効果を
得ることができる。
なお、第2実施例においても、締付具33の係
止凹部41の外周に半径方向に複数の細溝48が
刻設されており、詳細は図示しないが、第1実施
例と同様に、第6図に示す戻り止め金具19によ
り、締付具33が受枠34に対して固定される。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案においては、中蓋に
対して回動自在に配設された締付具を受枠に係合
することにより、締付具の加圧部で中蓋のパツキ
ン保持部を押圧している。このため、加圧部によ
る押圧力が直接パツキンに作用し、確実に中蓋を
受枠に圧接することができる。しかも、加圧部が
環状であるため、押圧力は中蓋の全周で均等に作
用する。したがつて、内部圧力が上昇した場合で
も圧力が分散し、中蓋が変形することがなく充分
な防水効果を得ることができる。更に、本考案は
締付具の外周を受枠の内周に係合させることによ
り、受け枠に対して中蓋を固定するようにしたの
で、加圧構造部にボルト等を必要とせず、締付具
を僅かに回転させるのみで中蓋の着脱が可能であ
り操作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図A及びBは本考案の第1実施例による地
下構造物用防水蓋を示す一部切欠平面図及び断面
図、第2図A,B及びCは中蓋を示す平面図、断
面図及び底面図、第3図A及びBは係合部の詳細
を示す平面図及び側面図、第4図A及びBは係合
用突起部の詳細を示す平面図及び側面図、第5図
A及びBは戻り止め金具の取り付け状態を示す平
面図及び断面図、第6図A,B及びCは戻り止め
金具を示す正面図、断面図及び底面図である。ま
た、第7図A及びBは本考案の第2実施例による
地下構造物用防水蓋を示す一部切欠平面図及び断
面図、第8図A,B及びCは中蓋を示す平面図、
断面図及び底面図、第9図A及びBは締付具の係
合部の詳細を示す平面図及び側面図、第10図A
及びBは受枠の係合用突起部の詳細を示す平面図
及び側面図である。 1,31:上蓋、2,32:中蓋、3,33:
締付具、4,34:受枠、5,35:パツキン、
6,36:溝、7,37:パツキン保持部、8:
ボルト、9:ボルト挿通孔、10,40:加圧
部、11,41:係止凹部、12,42:係合
部、13,43:アーム、14,44:中蓋受
面、15,45:係合用突起部、16,46:上
蓋支持部、17:ナツト、18,48:細溝、1
9:戻り止め金具、20:噛合部、21:埋込ボ
ルト、22:蝶ナツト、38:載置部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状の受枠と、同受枠の内部に設置されその
    外周部が上記受枠に密着される中蓋と、上記受枠
    の上部に設置される上蓋とを備えた地下構造物用
    防水蓋において、上記受枠の内周側壁に複数の係
    合用突起部を設け、同係合用突起部に係合する係
    合部を外周に突設した締付具を上記中蓋上に回動
    自在に配設したことを特徴とする地下構造物用防
    水蓋。
JP570085U 1985-01-18 1985-01-18 Expired JPH0246510Y2 (ja)

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JPS61121253U JPS61121253U (ja) 1986-07-31
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