JPH0246509B2 - - Google Patents

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JPH0246509B2
JPH0246509B2 JP58082971A JP8297183A JPH0246509B2 JP H0246509 B2 JPH0246509 B2 JP H0246509B2 JP 58082971 A JP58082971 A JP 58082971A JP 8297183 A JP8297183 A JP 8297183A JP H0246509 B2 JPH0246509 B2 JP H0246509B2
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JP
Japan
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floor
elevator
floors
block
express
Prior art date
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Application number
JP58082971A
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English (en)
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JPS59207379A (ja
Inventor
Yoshiro Umezawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、多数階のフロアーを有する建築構
造物に関し、内部に、複数のエレベータを設置し
た建築構造物において、その移動占有体積が小さ
くて済むような建築構造物に関するものである。
従来の技術 近年、地価の高騰と相俟つて、建築技術の向上
により、多数階のフロアーを有する建築構造物特
に、超高層建物が、数多く建てられている。そし
て、このような建築構造物の需要は、今後増々増
加するものと考えられる。
ところで従来、超高層の建築構造物の、内部に
設置されるエレベータは、1図に示す如く、その
建築構造物の内部において、低層用10、中層用
11、高層用12、最高層用13等、複数の系統
に分けて設置されている。なお、図中2,2は、
荷物用エレベータであり、「・」印は停止階を示
すものである。また、これら複数の各系統のエレ
ベータは、全て1階を基点としてそれぞれ稼動し
ている。このため、前記複数の各エレベータの上
下移動のために必要な空間は、前記建築構造物の
体積に対して、その占める割合が大きくなり、ま
た、エレベータ利用のための床面積は、建築構造
物の各フロアーの面積に対して、その占める割合
が、低層階になるほど大きなものとなる。このこ
とは、該建築構造物の有効利用という観点に照し
て、大きな欠点となる。そこで、エレベータ移動
の占有空間、即ちその体積の占める割合が相対的
に小さくて済むようにした従来例として例えば、
特開昭50−73354号に記載のものが存在する。
この従来例以前のエレベータが、低層階用、中
層階用、高層階用、最高層階用等複数の系統に分
かれていて、そのすべてが1階を基点として建築
構造物に設置されているのに対し、この従来例の
特徴とするところは、建築構造物の階を、例え
ば、低層階用、中層階用、高層階用、最高層階用
等複数のブロツクに分け、この各ブロツク毎に、
そのブロツク内でのみ上下移動をする、各階停止
のエレベータを設け、この各ブロツクの連絡用
に、各ブロツクの最下階にのみ停止する急行のエ
レベータを設置したことにある。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来例において、異なるブロツク間でフロ
アーを移動しようとする際には、今いるフロアー
のブロツクの最下階まで移動し、次いで、この最
下階で急行のエレベータに乗換え、目的とするフ
ロアーが属するブロツクの最下階でこの急行エレ
ベータから降り、そのブロツクを上下するエレベ
ータに乗換えて目的のフロアーまで移動する必要
がある。
ところで、急行エレベータの使用頻度が高い状
態では、急行エレベータに乗り換えるための待ち
時間が増大し、目的とするフロアーまでの移動時
間が長くなると言う課題がある。この場合、急行
エレベータの設置台数を増やすことも考えられる
が、エレベータの占有面積の減少をはかるとの要
求から、急行エレベータの設置台数を増やすこと
には問題がある。
そこで、この発明は、建築構造物の体積中に占
めるエレベータ移動の占有空間、即ちその体積の
占める割合が相対的に小さい状態を維持しなが
ら、該建築構造物のエレベータ利用者の目的階へ
の移動を速やかに行うことができる建築構造物を
提供することを目的する。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決する前記目的を達成するため
に、この発明は、多数階のフロアーを有する建築
構造物において、前記多数階を、連続した複数の
階を具える複数のブロツクに分けて、これら各ブ
ロツクにおいてはそれぞれ各階停止のエレベータ
を設け、かつ、前記各ブロツクの少なくとも1つ
の階に停止階を持つ急行のエレベータを前記各ブ
ロツクへの連絡用に設けると伴に、前記上下に連
続するブロツクの下のブロツクの最上階をその上
のブロツクの最下階まで延長するか、又は上のブ
ロツクの最下階をその下のブロツクの最上階まで
延長するかにより、上下に連続するブロツク間で
最上階と最下階が重なるように構成したことを特
徴とするものである。
〔作用〕
前記発明において、上下に連続するブロツクの
下のブロツクの最上階をその上のブロツクの最下
階まで延長するか、又は上のブロツクの最下階を
その下のブロツクの最上階まで延長するかによ
り、上下に連続するブロツク間で最上階と最下階
が重なるように構成しているため、各ブロツク間
を各階停止のエレベータでも連絡でき、急行エレ
ベータの使用頻度が多い場合でも必要に応じて急
行エレベータを待つこともなく、その移動時間を
短縮することができる。
そして、各ブロツク間の重複は、上下のブロツ
クの最上階と最下階のみであるため、急行エレベ
ータを新たに設置する場合と比較して、エレベー
タ移動の占有空間の増大が最小限に抑えられる。
〔発明の実施例〕
次に本発明の実施例につき図面を用いて説明す
る。
第2図は、本発明の一実施例である建築構造物
の正面縦断面図を示すものである。なお、第1図
と同一の符号のものは同一のものを示す。同図
は、多数階のフロアーを有する建築構造物の具体
例として、超高層の建築構造物について適用した
ものを示している。図中、1は、54のフロアーを
有する超高層建築構造物である。この建築構造物
1は、エレベータの駆動機械室のある4つの機械
階8a,8b,8c,8dを有している。そし
て、この4つの機械階に区切られて、低層階、中
層階、高層階、最高層階と、4つのブロツクが形
成される。すなわち、図にみるごとく、第1階か
ら第13階までが低層階であり、機械階8aの第14
階から第26階までが中層階である。そして、機械
階8bの第27階から第39階までが高層階であり、
機械階8cの第40階から機械階8dの第54階まで
が最高層階である。なお、各機械階は、一般に避
難階ともなつている。この4つのブロツクに対応
して、各階停止のエレベータとして、それぞれ低
層階エレベータ3、中層階エレベータ4、高層階
エレベータ5、最高層階エレベータ6が、建築構
造物1に、それぞれ図示の如く、中央部分に急行
エレベータ7を狭んで配置されている。また、こ
れら4つのブロツクへの連絡のために、各ブロツ
クの最下階に停止するように設けられたこの急行
エレベータ7は、超高層建築構造物のほぼ中央に
配置されている。建築構造物中の各エレベータ
を、このように1階を基点とせずに、独立させて
構成することにより、低層階エレベータ3は、低
層階においてのみ各階停止の上下移動をし、中層
階エレベータ4は、中層階においてのみ各階停止
の上下移動をし、高層階エレベータ5は、高層階
においてのみ各階停止の上下移動をし、最高層階
エレベータ6は、最高層階においてのみ各階停止
の上下移動をする。
そして、これら各エレベータの制御は、低層階
エレベータ3については8aの機械階でなされ、
中層階エレベータ4については8bの機械階でな
され、高層階エレベータ5については8cの機械
階でなされ、最高層階エレベータ6については、
8dの機械階でなされる。また、各ブロツクへの
連絡用のエレベータ7は、各ブロツクの最下階以
外は全て通過し、この制御は、機械階8cでなさ
れる。
この実施例によれば、全ての階におけるエレベ
ータのしめる床面積は、急行エレベータと各停エ
レベータの2系統のみのスペースを必要とするだ
けで、第1図に示す従来の方式(17階以下では4
系統、31階以下では3系統とエレベータの占める
床面積が大きい)と比べてエレベータの占める床
面積は少なく、建物として有効に使用し得る床面
積が増大する。
この実施例では、さらに、低層階3、中層階
4、高層階5の各ブロツクの最上階を1階だけ延
長し、機械階まで延ばしたものであつて、9a,
9b,9c、それぞれそのフロアーを示すもので
ある。また、最高層階の最上階54階に急行エレベ
ータの停止階を設け、ここまで急行エレベータを
延長している。その作用は、前記急行エレベータ
7への連絡と、上層ブロツクの各階停止エレベー
タへの連絡である。
このようにすることにより、各ブロツク間を各
階停止でも連絡でき、必要に応じて急行エレベー
タを待つことなく、その移動時間を短縮できる。
ここで、これら実施例において、各ブロツクにお
けるフロアーの数をほぼ均等にすれば、どの階へ
行く場合でも時間はほぼ等しくなり、低層階、高
層階の区別なく利用できる。したがつて、従来の
如く、低層階、中層階、高層階、最高層階等にお
いて、その停止階数を順次低減するような対策を
とらなくて済むのである。特に、第3図に示す実
施例にあつては、異なる階層への移動が、短時間
でスムーズに行なえる効果がある。
そして、この実施例において、上下に連続する
各ブロツク間の重複は、上下のブロツクの最上階
と最下階のみであるため、急行エレベータを新た
に設置する場合と比較して、エレベータ移動の占
有空間の増大が最小限に抑えられる。
前記の構成要素の急行エレベータ7は、前記各
ブロツクの最下階に停止するように配置されてい
るが、これを各ブロツクの中央階で停止するよう
に配置してもよい。また、特に、第2図に示すも
のにあつては、例えば、最上階、最下階そして中
央階と、各ブロツクにおいて複数階で急行エレベ
ータを停止させることができる。さらに、前記急
行エレベータは、前記各ブロツクのエレベータの
保守点検の緊急事態の場合に備えて、各階停止が
できるようにしてもよい。また、急行エレベータ
及び各ブロツクに配置するエレベータは、必要に
応じて複数配置してもよい。
第3図の実施例においては、上のブロツクの最
下階が下のブロツクの最上階(延長した部分)と
重複するものであるが、上のブロツクの最下階側
を延長して、下のブロツクの最上階と連絡させて
もよい。これらの場合に、最上階のみならず、下
のブロツクの上階部分の複数階が上のブロツクの
下階部分の複数階と重複させて配置することがで
き、急行エレベータは、これら重複部分の任意の
階に停止させることができるものである。
ところで、、前記の実施例は、超高層建築構造
物について述べているが、これは、超高層建築構
造物に限定されるものではなく、一般の多数階の
フロアーを有する建築構造物であつてもよいこと
はもちろんである。
以上説明してきたが、急行エレベータの制御方
法については特に掲示しないけれども、出社およ
び退社時のようにこみあう場合には、急行エレベ
ータを三つのグループに分けて、Aのグループ
は、1階から14階の間のみを上下するようにし、
Bのグループは1階から27階までの間を14階にお
いて停止することなく上下させ、Cのグループは
1階から40階までの間を14階と27階において停止
することなく上下するようにすれば、なお一層円
滑な移動が行える。また、前記の三つのグループ
の他に1階から54階までの間を14階、27階、40階
において停止することなく上下するDのグループ
を作つてもさしつかえない。
以上述べたように、エレベータの制御方法、急
行エレベータの停止階等は、必要に応じて適宜設
計変更なし得るものである。
なお、本実施例においては、地上階についての
み記述してあるが、地下階については、せいぜい
3乃至4階位しかないと思われるので、急行エレ
ベータ及び各停エレベータの両方、またはどちら
か一方を、地下の各階において乗降可能としてよ
いし、また、地下においてもそうとうの階数を有
する場合は、地上と同様に急行エレベータを、地
下の最下階または必要な階において乗降可能と
し、地下の各階においては各階で乗降可能な、地
下専用の各階停止のエレベータを設けてもさしつ
かえない。
〔発明の効果〕
以上述べたように、この出願に係わる発明によ
れば、上下に連続するブロツクの下のブロツクの
最上階をその上のブロツクの最下階まで延長する
か、又は上のブロツクの最下階とその下のブロツ
クの最上階まで延長するかにより、上下に連続す
るブロツク間で最上階と最下階が重なるように構
成しているため、各ブロツク間を各階停止のエレ
ベータでも連絡でき、急行エレベータの使用頻度
が多い場合でも必要に応じて急行エレベータを待
つこともなく、その移動時間を短縮することがで
きる。
そして、各ブロツク間の重複は、上下のブロツ
クの最上階と最下階のみであるため、急行エレベ
ータを新たに設置する場合と比較して、エレベー
タ移動の占有空間の増大が最小限に抑えられる。
この結果、建築構造物の体積中に占めるエレベ
ータ移動の占有空間、即ちその体積の占める割合
が相対的に小さい状態を維持しながら、該建築構
造物のエレベータ利用者の目的階への移動を速や
かに行うことができる建築構造物を提供すること
ができる、という効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の建築構造物の正面縦断面図、
第2図は、本発明の一実施例を示す建築構造物の
正面縦断面図、図中1は建築構造物、3は低層階
エレベータ、4は中層階エレベータ、5は高層階
エレベータ、6は最高層階エレベータ、7は急行
エレベータ、8a,8b,8c,8dは機械階、
9a,9b,9c,9dは他の実施例の延長部分
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多数階のフロアーを有する建築構造物におい
    て、前記多数階を、連続した複数の階を具える複
    数のブロツクに分けて、これら各ブロツクにおい
    てはそれぞれ各階停止のエレベータを設け、か
    つ、前記各ブロツクの少なくとも1つの階に停止
    階を持つ急行のエレベータを前記各ブロツクへの
    連絡用に設けると伴に、前記上下に連続するブロ
    ツクの下のブロツクの最上階をその上のブロツク
    の最下階まで延長するか、又は上のブロツクの最
    下階をその下のブロツクの最上階まで延長するか
    により、上下に連続するブロツク間で最上階と最
    下階が重なるように構成したことを特徴とする建
    築構造物。
JP58082971A 1983-05-12 1983-05-12 建築構造物 Granted JPS59207379A (ja)

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JPS5073354A (ja) * 1973-11-06 1975-06-17

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