JP2003073043A - マルチスカイロビー方式のエレベーター装置 - Google Patents

マルチスカイロビー方式のエレベーター装置

Info

Publication number
JP2003073043A
JP2003073043A JP2001263549A JP2001263549A JP2003073043A JP 2003073043 A JP2003073043 A JP 2003073043A JP 2001263549 A JP2001263549 A JP 2001263549A JP 2001263549 A JP2001263549 A JP 2001263549A JP 2003073043 A JP2003073043 A JP 2003073043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lobby
elevator
sky
floor
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001263549A
Other languages
English (en)
Inventor
Masazumi Urata
雅純 浦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otis Elevator Co filed Critical Otis Elevator Co
Priority to JP2001263549A priority Critical patent/JP2003073043A/ja
Publication of JP2003073043A publication Critical patent/JP2003073043A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降路スペースおよび全昇降機の所要スペー
スを削減するとともに、速度を低減して必要モーター容
量を低減し、且つ全ての階間の移動を容易ならしめたマ
ルチスカイロビー方式のエレベーター装置を提供する。 【解決手段】 地上付近に設けられた建物ロビーLG
上位側に互いに所定階数づつ隔ててスカイロビーLs1
〜Lsxを設定する。建物ロビーLGとスカイロビーLs
1〜Lsxにのみ停止し、各ロビー間の各階を急行区間と
して運行するシャトルエレベーター1を設ける。互いに
隣接するスカイロビー間の各バンク内の各階に停止する
ローカルエレベーターのうち、奇数バンク側のローカル
エレベーター2a,2c,2e,2gを同一昇降路に沿
って設け、偶数バンク側のローカルエレベーター2b,
2d,2fを同一昇降路に沿って設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物内に設けられ
た昇降路に沿って上下動するエレベーター装置に係り、
例えば高層ビルにおいて、各階に停止するローカルエレ
ベーターと、所定階間を急行区間として運行するシャト
ルエレベーターを備えたマルチスカイロビー方式のエレ
ベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高層ビルにおけるエレベーター計
画としては、ゾーニング方式、スカイロビー方式の2種
類が採用されていた。ゾーニング方式は、例えば図8
(a)に示すように、A〜E号機によってサービス階を
複数バンクに分割し、最下位バンク以外の各バンクと建
物ロビー(地上付近に設けられたロビー)LGの間を急
行区間として運行するように構成されている。
【0003】図8において、「P」はエレベーターのピ
ット、「M」は機械室、「L」はロビーであり、ピッチ
の狭いハッチで区分されたエリアはサービス階(停止
階)を示し、ピッチの広いハッチで区分されたエリアは
急行区間(不停止階)を示している。
【0004】図8(a)のA号機は建物ロビーLGから
所定階数上位の階Ls1までの区間をサービスする。
【0005】B号機は建物ロビーLGから階Ls1の間を
急行区間とし、階Ls1と、該階Ls1から所定階上位の
階Ls2の間の区間をサービスする。
【0006】C号機は建物ロビーLGから階Ls2の間を
急行区間とし、階Ls2と、該階Ls2から所定階上位の
階Ls3の間の区間をサービスする。
【0007】D号機は建物ロビーLGから階Ls3の間を
急行区間とし、階Ls3と、該階Ls3から所定階上位の
階Ls4の間の区間をサービスする。
【0008】E号機は建物ロビーLGから階Ls4の間を
急行区間とし、階Ls4と、該階Ls4から所定階上位の
階Lsxの間の区間をサービスする。
【0009】このゾーニング方式は、一般的に40〜5
0階までの建築(高さ200m)が限界と認識され、例
えば日本では東京都庁、新宿野村ビル、サンシャイン6
0に、またアメリカではエンパイアステートビル等に適
用されている。
【0010】またスカイロビー方式は、例えば図8
(b)に示すように、建物全高のほぼ中間高さの階Ls
3に乗り継ぎロビーとしてのスカイロビーを設置し、こ
のスカイロビーに向かう専用(直行)のシャトルエレベ
ーターを設け、これら建物ロビーおよびスカイロビーを
起点としてローカルエレベーターをゾーニング配置して
構成されている(「スカイロビー」の呼称は、本来、地
上付近に存在するロビーが空中の位置に存在することか
ら一般認識されている)。
【0011】図8(b)のA号機は建物ロビーLGから
所定階数上位の階Ls1までの区間をサービスする。
【0012】B号機は建物ロビーLGから階Ls1の間を
急行区間とし、階Ls1と、該階Ls1から所定階上位の
階Ls2の間の区間をサービスする。
【0013】C号機は建物ロビーLGから階Ls2の間を
急行区間とし、階Ls2と、該階Ls2から所定階上位の
階Ls3(スカイロビー)の間の区間をサービスする。
【0014】D号機は建物ロビーLGと前記スカイロビ
ー(階Ls3)のみに停止し、この間は急行区間として
運行される。
【0015】A′号機は前記A号機と同一の昇降路に沿
って設けられたバンクであって、スカイロビー(階Ls
3)と所定階数上位の階Ls4との間の区間をサービスす
る。
【0016】B′号機は前記B号機と同一の昇降路に沿
って設けられたバンクであって、スカイロビー(階Ls
3)から前記階Ls4の間を急行区間とし、階Ls4と所
定階数上位の階Ls5との間の区間をサービスする。
【0017】このスカイロビー方式は高さ200mを超
える建築物に対して有効であり、例えばマレーシアでは
ペトロナスタワー、中国ではジンマオビル、バンクオブ
チャイナ、香港ではセントラルプラザ、台湾ではT&C
タワー、日本では山王パークタワー、六本木1丁目計画
等に適用されている。
【0018】しかしながら、建物高さが300mを超え
る超高層建築においては、スカイロビーで上下に分断し
たローカルエレベーターのゾーニングが増加し(低層・
中層・高層…)、建物高さが400mを超える超々高層
建築になると、ローカルエレベーターのバンク(ゾーニ
ング)が増加するため、スカイロビー方式の他の例とし
て、2つのスカイロビーを設ける方式もある。
【0019】この方式によるエレベーター計画は、第1
・第2の各スカイロビー専用のシャトルエレベーターを
有し、地上レベルのロビー(建物ロビー)と併せ、上・
中・下、3つのロビーを基点に経済設計を実現してお
り、例えばアメリカではシアーズタワー、ワールドトレ
ードセンターに適用されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】(1)前記図8(a)
のゾーニング方式は、建物の高さ(階数)毎にバンク数
を増減する事で、サービス水準の均一化が可能である
が、建物が高層化するにつれエレベーターのバンク数が
増加するため、高位バンクの急行ゾーン(直行区間)の
昇降路面積が増大し、昇降機全体の占有スペースに影響
を与える。併せて、下位バンク方向の1フロアあたりの
昇降路面積も増大するため、下方階の建築有効面積が縮
小するデメリットがある。
【0021】また高位バンクにサービスするエレベータ
ー、例えばD号機、E号機は、高速運転が要求され、モ
ーター(巻上機)容量が増大するとともに、高速運行に
ともなう騒音も大となる等の問題点があった。
【0022】また各バンク間の移動時間が長いという問
題もある。すなわち、例えば建物ロビーLGと階Ls1
間の所定階から、階Ls2と階Ls3の間の所定階に移動
するときに、A号機で階Ls1まで行き、そこでB号機
に乗り換えて階Ls2に行き、再びC号機に乗り換えて
目的階に到達するルートを利用した場合、乗り換えが2
回も必要であるとともに、すべてローカルエレベーター
区間を利用するので所要時間が非常に長い。
【0023】また別ルートとして、A号機で建物ロビー
Gまで行き、そこでC号機に乗り換えて目的階に到達
する方法もあるが、この場合、建物ロビーLGにおいて
例えばC号機エレベーターが出発してしまった直後であ
るならば、該C号機がサービスエリアをサービスした後
に再び建物ロビーLGに戻ってくるまでの待ち時間はか
なり長くなる。 (2)前記図8(b)のスカイロビー方式は、主動線
(ローカルエレベーター)を上下に分割して計画するこ
とで、前記ゾーニング方式に比べて急行区間が半分以下
になり、併せて速度も遅くできるなど経済設計(省スペ
ース)を実現することができる。
【0024】しかしながら、前記ゾーニング方式と同様
に各バンク間の移動時間が長いという問題がある。すな
わち、例えば建物ロビーLGと階Ls1の間の所定階か
ら、階Ls2と階Ls3の間の所定階に移動するときに、
A号機で階Ls1まで行き、そこでB号機に乗り換えて
階Ls2に行き、再びC号機に乗り換えて目的階に到達
するルートを利用した場合、乗り換えが2回も必要であ
るとともに、すべてローカルエレベーター区間を利用す
るので所要時間が非常に長い。
【0025】また別ルートとして、A号機で建物ロビー
Gまで行き、そこでC号機に乗り換えて目的階に到達
する方法もあるが、この場合、建物ロビーLGにおいて
例えばC号機エレベーターが出発してしまった直後であ
るならば、該C号機がサービスエリアをサービスした後
に再び建物ロビーLGに戻ってくるまでの待ち時間はか
なり長くなる。
【0026】また、前記スカイロビー方式の他の例とし
て説明したように、2つのスカイロビーを設ける方式
は、一方のスカイロビー専用のシャトルエレベーターと
他方のスカイロビー専用のシャトルエレベーターを並設
するので、昇降路スペースが建物全体の1/4〜1/3
を占めてしまうという問題点があった。
【0027】一般的に、建物計画が高層化するとともに
昇降機の占有するスペースが増大し、有効スペースが減
少する傾向がある(例えば、横浜のランドマークタワー
では全体の1/3が昇降路スペースであると言われてい
る)。
【0028】またこの他に、昇降機設備の総容量がゾー
ニング方式と比較して悪化するケースもある。
【0029】さらに、建物高さが500mを超える超々
高層建築においては、複数(3つ以上)のスカイロビー
を設ける設計が予想される。このケースでも、各スカイ
ロビーに対して専用のシャトルエレベーターを各々設け
る必要があり、この場合シャトルエレベーターは昇降路
の殆どが急行区間であり、シャトルエレベーターを増や
すことは、無駄な急行区間を増やすことに直結してしま
うという問題があった。
【0030】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、昇降路スペースおよび全昇降機の所要スペ
ースを削減するとともに、速度を低減して必要モーター
容量を低減し、且つ全ての階間の移動を容易ならしめた
マルチスカイロビー方式のエレベーター装置を提供する
ことにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のマルチスカイロビー方式のエレベーター装置
は、建物内に設けられた昇降路に沿って上下動するエレ
ベーター装置において、地上付近に設けられた建物ロビ
ーと、互いに所定階数隔てて設定された複数のスカイロ
ビーを備えるとともに、前記建物ロビーと該建物ロビー
に隣接するスカイロビーとを結ぶ1番目のバンクと、隣
接するスカイロビー間を結ぶ2番目〜n番目(nは3以
上の正数)のバンクとを有し、前記各バンク内の各階に
停止するローカルエレベーターと、前記ローカルエレベ
ーターに並設され、前記建物ロビーおよび複数のスカイ
ロビーに停止するシャトルエレベーターとを具備し、前
記スカイロビー階は、前記シャトルエレベーターとロー
カルエレベーターの乗り継ぎ階兼用として構成されてい
ることを特徴としている。
【0032】また前記シャトルエレベーターは、前記複
数のスカイロビーのうち上位側スカイロビー階に停止す
る上位シャトルエレベーターと、該上位シャトルエレベ
ーターに並設され、前記複数のスカイロビーのうち下位
側スカイロビー階に停止する下位シャトルエレベーター
とを有していることを特徴としている。
【0033】また前記シャトルエレベーターは、前記複
数のスカイロビーのうち下位側スカイロビーの最上位端
のスカイロビーと前記建物ロビーに停止する第1のシャ
トルエレベーターと、該第1のシャトルエレベーターに
並設され、前記下位側の複数のスカイロビーと前記建物
ロビーに停止する第2のシャトルエレベーターと、該第
2のシャトルエレベーターに並設され、前記複数のスカ
イロビーのうち上位側の複数のスカイロビーに停止する
第3のシャトルエレベーターとを有していることを特徴
としている。
【0034】また前記ローカルエレベーターは、前記2
番目〜n番目のバンクのうち下位側の所定バンクと、前
記建物ロビーとを結ぶゾーン内の各階を不停止階として
サービスするように構成されていることを特徴としてい
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施形態例を説明する。本発明では、従来方式(ゾーニ
ング、スカイロビー)の昇降機計画における全ての乗継
階、および乗換階をスカイロビーとして設定し(ローカ
ルエレベーターの各バンク毎にスカイロビーが存在す
る)、ローカルエレベーターの各バンクのロビー(スカ
イロビー)をまとめてサービスするシャトルエレベータ
ーを設置する(バンク数が大幅に増加した場合は、シャ
トルエレベーター側でゾーニングを行う)ように構成し
た。
【0036】図1において、LGは地上付近に設けられ
た建物ロビーであり、その上位側に互いに所定階数づつ
隔ててスカイロビーLs1〜Lsxが設けられている。1
は前記建物ロビーLGとスカイロビーLs1〜Lsxにの
み停止し、各ロビー間の各階を急行区間として運行する
シャトルエレベーターである。
【0037】2aは建物ロビーLGとスカイロビーLs1
を結ぶ1番目のバンク内の各階をサービスするローカル
エレベーターであり、2bはスカイロビーLs1とLs2
を結ぶ2番目のバンク内の各階をサービスするローカル
エレベーターであり、2cはスカイロビーLs2とLs3
を結ぶ3番目のバンク内の各階をサービスするローカル
エレベーターであり、2dはスカイロビーLs3とLs4
を結ぶ4番目のバンク内の各階をサービスするローカル
エレベーターであり、2eはスカイロビーLs 4とLs5
を結ぶ5番目のバンク内の各階をサービスするローカル
エレベーターであり、2fはスカイロビーLs5とLsx
を結ぶ6番目のバンク内の各階をサービスするローカル
エレベーターであり、2gはスカイロビーLsxと最上
階を結ぶ7番目のバンク内の各階をサービスするローカ
ルエレベーターである。
【0038】前記奇数番目のバンクをサービスするロー
カルエレベーター2a,2c,2e,2gは例えば第1
の昇降路に沿って配設され、前記偶数番目のバンクをサ
ービスするローカルエレベーター2b,2d,2fは第
1の昇降路に並設された例えば第2の昇降路に沿って配
設されている。
【0039】前記各スカイロビーLs1〜Lsxは前記シ
ャトルエレベーターとローカルエレベーターの乗り継ぎ
階兼用として構成されている。
【0040】尚前記図1において、「P」はエレベータ
ーのピット、「M」は機械室、「L」はロビーであり、
ピッチの狭いハッチで区分されたエリアはサービス階
(停止階)を示し、ピッチの広いハッチで区分されたエ
リアは急行区間(不停止階)を示している。
【0041】上記のようにシャトルエレベーター1は全
てのスカイロビーLs1〜Lsxに停止するので、建物ロ
ビーLGからスカイロビーLs1よりも上位の階へ行く場
合に、シャトルエレベーター1から目的階をサービスす
るローカルエレベーターに1回乗り換えるだけで迅速に
移動することができる。
【0042】また各バンク間の移動も容易に且つ迅速に
移動することができる。例えば、1番目のバンク(ロー
カルエレベーター2a)内の所定階から5番目のバンク
(ローカルエレベーター2e)内の所定階へ移動すると
きは、ローカルエレベーター2aでスカイロビーLs1
に行くか又は建物ロビーLGに行って、そこでシャトル
エレベーター1に乗り換えてスカイロビーLs4に行
き、再びローカルエレベーター2eに乗り換えて目的階
へ到達する。
【0043】この場合シャトルエレベーター1はスカイ
ロビーLs1〜Ls4にしか停止しないので、非常に迅速
に目的階へ到達できる。例えば途中のスカイロビーに行
きたい人が乗っていなければ、スカイロビーLs4まで
は全て直通で移動することができ、移動時間は極めて短
縮される。
【0044】またたとえスカイロビーLs1又は建物ロ
ビーLGにおいてシャトルエレベーター1が上位方向へ
出発してしまった直後であったとしても、シャトルエレ
ベーター1は各スカイロビー間を急行区間として運行し
ているため待ち時間はごく僅かである。
【0045】図1の実施形態例によれば、全てのローカ
ルエレベーター2a〜2gの急行区間を無くすことがで
き、ローカルエレベーターの所要スペースを大幅に削減
できる。
【0046】また、ローカルエレベーター2a〜2gに
急行区間が無いため、速度を低減することができ、これ
によってモーター(巻上機)容量を小さくすることがで
きるとともに騒音を低減することができる。
【0047】また全スカイロビーに対してシャトルエレ
ベーターは1群であるので、全昇降機の所要スペース、
1フロア当たりの最大占有面積、昇降機設備の総容量等
をすべて削減することができる。
【0048】尚、前記奇数番目のローカルエレベーター
2a,2c,2e,2gは、第1の昇降路に沿って配設
するに限らず他の配設形態で配設しても良い。また前記
偶数番目のローカルエレベーター2b,2d,2fは、
第2の昇降路に沿って配設するに限らず他の配設形態で
配設しても良い。例えば、前記奇数番目のローカルエレ
ベーターどうしを1本のらせんに沿うように設け、また
前記偶数番目のローカルエレベーターどうしを1本のら
せんに沿うように設けても良い。
【0049】また、図1はシングルデッキエレベーター
を適用した例を示しているが、ダブルデッキエレベータ
ーで構成した場合も前記同様の作用、効果を奏するもの
である。
【0050】次に本発明のシャトルエレベーターを、上
位側スカイロビーと下位側スカイロビーに2分割してゾ
ーニングした実施形態例を図2とともに説明する。図2
において図1と同一部分は同一符号をもって示してお
り、図1と異なる点は、建物ロビーLGと上位側スカイ
ロビーLs4〜Lsxにのみ停止し、各ロビー間の各階を
急行区間として運行する上位シャトルエレベーター1a
と、建物ロビーLGと下位側スカイロビーLs1〜Ls4
にのみ停止し、各ロビー間の各階を急行区間として運行
する下位シャトルエレベーター1bとを設けたことにあ
る。
【0051】上記のようにシャトルエレベーター1aと
1bを合わせて全てのスカイロビーLs1〜Lsxに停止
するので、建物ロビーLGからスカイロビーLs1よりも
上位の階へ行く場合に、シャトルエレベーター1a又は
1bから目的階をサービスするローカルエレベーターに
1回乗り換えるだけで迅速に移動することができる。
【0052】また各バンク間の移動も容易に且つ迅速に
移動することができる。例えば、1番目のバンク(ロー
カルエレベーター2a)内の所定階から5番目のバンク
(ローカルエレベーター2e)内の所定階へ移動すると
きは、ローカルエレベーター2aで建物ロビーLGに行
って、そこでシャトルエレベーター1aに乗り換えて直
行でスカイロビーLs4に行き、再びローカルエレベー
ター2eに乗り換えて目的階へ到達する。
【0053】この場合シャトルエレベーター1aはスカ
イロビーLs4にしか停止しないので、非常に迅速に目
的階へ到達できる。
【0054】またたとえ建物ロビーLGにおいてシャト
ルエレベーター1aが上位方向へ出発してしまった直後
であったとしても、シャトルエレベーター1aは各スカ
イロビー間を急行区間として運行しているため待ち時間
はごく僅かである。
【0055】図2の実施形態例によれば、全てのローカ
ルエレベーター2a〜2gの急行区間を無くすことがで
き、ローカルエレベーターの所要スペースを大幅に削減
できる。
【0056】また、ローカルエレベーター2a〜2gに
急行区間が無いため、速度を低減することができ、これ
によってモーター(巻上機)容量を小さくすることがで
きるとともに騒音を低減することができる。
【0057】また全スカイロビーに対してシャトルエレ
ベーターは2群であるので、全昇降機の所要スペース、
1フロア当たりの最大占有面積、昇降機設備の総容量等
をすべて削減することができる。
【0058】尚図2はシングルデッキエレベーターを適
用した例を示しているが、ダブルデッキエレベーターで
構成した場合も前記同様の作用、効果を奏するものであ
る。
【0059】図2の実施形態例では、建物高さが超高層
又は超々高層であるときはシャトルエレベーター1aの
全長が極めて長く(高さが極めて高く)なり、モーター
(巻上機)容量に限界が生じる場合がある。そこで他の
実施形態例として、図2のシャトルエレベーター1aを
上下に2分割して図3のように構成しても良い。図3に
おいて図2と同一部分は同一符号をもって示している。
【0060】図3において図2と異なる点は、シャトル
エレベーターを、建物ロビーLGおよび上位側スカイロ
ビーLs4にのみ停止し各ロビー間の各階を急行区間と
して運行するシャトルエレベーター1cと、建物ロビー
Gおよび下位側の複数のスカイロビーLs1〜Ls4
のみ停止し、各ロビー間の各階を急行区間として運行す
るシャトルエレベーター1dと、上位側の複数のスカイ
ロビーLs4〜Lsxにのみ停止し、各ロビー間の各階を
急行区間として運行するシャトルエレベーター1eとで
構成したことにある。
【0061】このように本実施形態例によれば、建物高
さが極めて高い場合であっても、シャトルエレベーター
1eと同様のシャトルエレベーターおよびローカルエレ
ベーター2f,2gと同様のローカルエレベーターを順
次上位側に設けることにより対処することができる。
【0062】上記のようにシャトルエレベーター1c〜
1eを合わせて全てのスカイロビーLs1〜Lsxに停止
するので、建物ロビーLGからスカイロビーLs1よりも
上位の階へ行く場合に、シャトルエレベーターから目的
階をサービスするローカルエレベーターに1回又は2回
の乗り換えで迅速に移動することができる。
【0063】また各バンク間の移動も容易に且つ迅速に
移動することができる。例えば、1番目のバンク(ロー
カルエレベーター2a)内の所定階から5番目のバンク
(ローカルエレベーター2e)内の所定階へ移動すると
きは、ローカルエレベーター2aで建物ロビーLGに行
って、そこでシャトルエレベーター1cに乗り換えてス
カイロビーLs4に行き、再びローカルエレベーター2
eに乗り換えて目的階へ到達する。
【0064】この場合シャトルエレベーター1cはスカ
イロビーLs4にしか停止しないので、非常に迅速に目
的階へ到達できる。
【0065】またたとえ建物ロビーLGにおいてシャト
ルエレベーター1cが上位方向へ出発してしまった直後
であったとしても、シャトルエレベーター1cはスカイ
ロビーLs4との間を直行運転しているため待ち時間は
ごく僅かである。
【0066】図3の実施形態例によれば、全てのローカ
ルエレベーター2a〜2gの急行区間を無くすことがで
き、ローカルエレベーターの所要スペースを大幅に削減
できる。
【0067】また、ローカルエレベーター2a〜2gに
急行区間が無いため、速度を低減することができ、これ
によってモーター(巻上機)容量を小さくすることがで
きるとともに騒音を低減することができる。
【0068】また全スカイロビーに対してシャトルエレ
ベーターは3群であるので、全昇降機の所要スペース、
1フロア当たりの最大占有面積、昇降機設備の総容量等
をすべて削減することができる。
【0069】尚図3はシングルデッキエレベーターを適
用した例を示しているが、ダブルデッキエレベーターで
構成した場合も前記同様の作用、効果を奏するものであ
る。
【0070】また、利便性およびシャトルエレベーター
の負荷低減の両面から、図1〜図3の2番目のバンクを
サービスするローカルエレベーター2bを、図4〜図6
に示すように建物ロビーLGから直接ゾーニングサービ
スするように構成しても良い。
【0071】すなわち図4〜図6は、図1のローカルエ
レベーター2bの代わりに、スカイロビーLs1とLs2
を結ぶ2番目のバンク内の各階をサービスするととも
に、スカイロビーLs1および建物ロビーLGの間を急行
区間として運行するエレベーター2bbを各々設けてお
り、その他の部分は図1と同様に構成されている。
【0072】但し、図4のシャトルエレベーター1およ
び図5のシャトルエレベーター1bおよび図6のシャト
ルエレベーター1dはともにスカイロビーLs1に停止
しないように構成しているが、これは出勤時等の混雑が
予想される時間帯に実施するものであり、その他の時間
帯には停止するようにしても良い。
【0073】図4〜図6の実施形態例は、下位側スカイ
ロビーであるLs1、Ls2付近の各階に会社やテナント
等が集中して入居するようなビルの場合に非常に有効と
なる。また図4〜図6においても、前記図1〜図3と同
様の作用、効果を奏するのは言うまでもない。
【0074】また、図4〜図6のように下位から2番目
のバンクを建物ロビーLGから直接ゾーニングサービス
するに限らず、下位から3番目、4番目…のバンクを建
物ロビーLGから直接ゾーニングサービスするように構
成しても良い。
【0075】ここで、各エレベーター方式でエレベータ
ー装置を設計した場合の計算結果を次の表1に示す。
【0076】
【表1】
【0077】表1は、要求する設計水準として、5分間
当たりの輸送比は居住人口の15%以上、平均出発間隔
は30秒以下という条件のもとで、シミュレートした計
算結果である。
【0078】表1において、「ダイレクトゾーニング」
とは前記図8(a)で述べた方式であり、「シングルス
カイロビー」とは前記図8(b)述べた方式であり、
「ダブルスカイロビー」とは前記図8(b)の方式に更
にスカイロビーを追加した方式であり、「マルチスカイ
ロビー」とは本発明の図1で述べた方式である。
【0079】表1のモーター容量合計は速度×かご積載
量×台数で求められ、本発明のマルチスカイロビー方式
が最も小さい。
【0080】また1フロアー昇降路最大占有台数は、本
発明のマルチスカイロビー方式によれば、例えば図1の
奇数番目のローカルエレベーター(2a,2c,2e,
2g)を6台群管理の昇降路とし、シャトルエレベータ
ー1を8台群管理の昇降路とし、偶数番目のローカルエ
レベーター(2b,2d,2f)を6台群管理の昇降路
とすることで、合計20台となる。これは他の従来のど
の方式よりも少ない台数となっている。
【0081】これにともなって本発明のマルチスカイロ
ビー方式は、1フロアー昇降路占有面積および1フロア
ー昇降路占有率が、他の従来のどの方式よりも小さくな
っている。その結果本発明のマルチスカイロビー方式
は、総フロアー昇降路・機械室占有面積が他の従来のど
の方式よりも小さく、ランニングコストも他の従来方式
よりも低く抑えられている。
【0082】尚本発明におけるスカイロビーの設定数、
エレベーターの台数等は、前記実施形態例に限らず他の
個数で構成しても良い。
【0083】
【発明の効果】以上のように本発明によれば次のような
優れた効果が得られる。 (1)すべてのローカルエレベーターの急行区間を無く
すことができ、ローカルエレベーターの所要スペースお
よび速度を削減することができる。
【0084】これにともなって、1フロアー当たりの昇
降機最大占有面積の削減が可能となり、またローカルエ
レベーターの急行区間が無く、速度は低速で済むので、
モーター容量を低減することができるとともに、騒音の
問題も生じない。 (2)すべてのバンク間移動(各階間移動)が容易とな
る。すなわちシャトルエレベーターが複数のスカイロビ
ーに停止するので、従来方式に比べて乗り継ぎ回数が減
り、移動所要時間、待ち時間が短縮され、しかも順方向
の乗り換えで移動することができる。 (3)同一のサービス水準にて設計し本発明方式と従来
方式を比較すると、図7に示すように次のようなメリッ
トがある。尚図7は60〜80階建ての建築においてシ
ングルデッキ、ダブルデッキの各エレベーターにて試算
した結果を示している。
【0085】(3−1)全昇降機の所要スペースを削減
できる。すなわち、従来のゾーニング方式による設計を
100%とするならば、本発明方式は65〜70%の所
要スペースで済む。
【0086】(3−2)1フロアー当たりの最大占有面
積を削減できる。すなわち、従来のゾーニング方式によ
る設計を100%とするならば、本発明方式は60〜6
5%の面積で済む。
【0087】(3−3)昇降機設備の総容量を削減でき
る。すなわち前記総容量は速度×積載量×台数で求めら
れるが、従来のゾーニング方式による設計を100%と
するならば、本発明方式は80〜90%の容量で済む。
【0088】尚上記本発明の効果はシングルデッキエレ
ベーターに限らず、ダブルデッキエレベーターにおいて
も同様の効果が得られた。また建物の高層化に比例して
上記本発明の効果も大となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示すエレベーター装置
の構成図。
【図2】本発明の他の実施形態例を示すエレベーター装
置の構成図。
【図3】本発明の他の実施形態例を示すエレベーター装
置の構成図。
【図4】本発明の他の実施形態例を示すエレベーター装
置の構成図。
【図5】本発明の他の実施形態例を示すエレベーター装
置の構成図。
【図6】本発明の他の実施形態例を示すエレベーター装
置の構成図。
【図7】従来方式と本発明方式を比較した説明図。
【図8】従来のエレベーター装置の構成を表し、(a)
はゾーニング方式の構成図、(b)はスカイロビー方式
の構成図。
【符号の説明】
1,1a〜1e…シャトルエレベーター 2a〜2g…ローカルエレベーター 2bb…エレベーター LG…建物ロビー Ls1〜Lsx…スカイロビー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内に設けられた昇降路に沿って上下
    動するエレベーター装置において、 地上付近に設けられた建物ロビーと、互いに所定階数隔
    てて設定された複数のスカイロビーを備えるとともに、 前記建物ロビーと該建物ロビーに隣接するスカイロビー
    とを結ぶ1番目のバンクと、隣接するスカイロビー間を
    結ぶ2番目〜n番目(nは3以上の正数)のバンクとを
    有し、前記各バンク内の各階に停止するローカルエレベ
    ーターと、 前記ローカルエレベーターに並設され、前記建物ロビー
    および複数のスカイロビーに停止するシャトルエレベー
    ターとを具備し、 前記スカイロビー階は、前記シャトルエレベーターとロ
    ーカルエレベーターの乗り継ぎ階兼用として構成されて
    いることを特徴とするマルチスカイロビー方式のエレベ
    ーター装置。
  2. 【請求項2】 前記シャトルエレベーターは、前記複数
    のスカイロビーのうち上位側スカイロビー階に停止する
    上位シャトルエレベーターと、該上位シャトルエレベー
    ターに並設され、前記複数のスカイロビーのうち下位側
    スカイロビー階に停止する下位シャトルエレベーターと
    を有していることを特徴とする請求項1に記載のマルチ
    スカイロビー方式のエレベーター装置。
  3. 【請求項3】 前記シャトルエレベーターは、前記複数
    のスカイロビーのうち下位側スカイロビーの最上位端の
    スカイロビーと前記建物ロビーに停止する第1のシャト
    ルエレベーターと、該第1のシャトルエレベーターに並
    設され、前記下位側の複数のスカイロビーと前記建物ロ
    ビーに停止する第2のシャトルエレベーターと、該第2
    のシャトルエレベーターに並設され、前記複数のスカイ
    ロビーのうち上位側の複数のスカイロビーに停止する第
    3のシャトルエレベーターとを有していることを特徴と
    する請求項1に記載のマルチスカイロビー方式のエレベ
    ーター装置。
  4. 【請求項4】 前記ローカルエレベーターは、前記2番
    目〜n番目のバンクのうち下位側の所定バンクと、前記
    建物ロビーとを結ぶゾーン内の各階を不停止階としてサ
    ービスするように構成されていることを特徴とする請求
    項1又は2又は3に記載のマルチスカイロビー方式のエ
    レベーター装置。
JP2001263549A 2001-08-31 2001-08-31 マルチスカイロビー方式のエレベーター装置 Pending JP2003073043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001263549A JP2003073043A (ja) 2001-08-31 2001-08-31 マルチスカイロビー方式のエレベーター装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001263549A JP2003073043A (ja) 2001-08-31 2001-08-31 マルチスカイロビー方式のエレベーター装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003073043A true JP2003073043A (ja) 2003-03-12

Family

ID=19090288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001263549A Pending JP2003073043A (ja) 2001-08-31 2001-08-31 マルチスカイロビー方式のエレベーター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003073043A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7198136B2 (en) * 2003-09-11 2007-04-03 Otis Elevator Company Elevator device for a multi-sky-lobby system
JP2007230753A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Hitachi Ltd エレベータシステム
CN101857156A (zh) * 2009-04-08 2010-10-13 株式会社日立制作所 电梯系统
KR101512264B1 (ko) 2011-05-10 2015-04-14 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터 시스템
CN106081758A (zh) * 2016-08-25 2016-11-09 张凡 一种电梯系统
JP7076858B1 (ja) * 2021-07-29 2022-05-30 株式会社ランドビジネス 専用エレベータ増設リノベーション工法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7198136B2 (en) * 2003-09-11 2007-04-03 Otis Elevator Company Elevator device for a multi-sky-lobby system
JP2007230753A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Hitachi Ltd エレベータシステム
CN101857156A (zh) * 2009-04-08 2010-10-13 株式会社日立制作所 电梯系统
JP2010241566A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Hitachi Ltd エレベータシステム
KR101512264B1 (ko) 2011-05-10 2015-04-14 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터 시스템
CN106081758A (zh) * 2016-08-25 2016-11-09 张凡 一种电梯系统
JP7076858B1 (ja) * 2021-07-29 2022-05-30 株式会社ランドビジネス 専用エレベータ増設リノベーション工法
WO2023008543A1 (ja) * 2021-07-29 2023-02-02 株式会社ランドビジネス 専用エレベータ増設リノベーション工法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7198136B2 (en) Elevator device for a multi-sky-lobby system
KR100877925B1 (ko) 엘리베이터 시스템
CN102216194B (zh) 电梯系统
JP4961774B2 (ja) エレベータシステム
KR20170089860A (ko) 엘리베이터 시스템을 동작하기 위한 방법
US5924524A (en) Integrated, multi-level elevator shuttle
CN106081758A (zh) 一种电梯系统
CN1774382A (zh) 电梯组群管理控制装置
CA2472532A1 (en) Method for controlling an elevator installation operated with zoning and an elevator installation
JP5986666B1 (ja) エレベータシステム
JP2003073043A (ja) マルチスカイロビー方式のエレベーター装置
JP3135760B2 (ja) エレベータシステム
JPS59153773A (ja) エレベ−タ
JP5194809B2 (ja) エレベータシステム
CN1251347A (zh) 具有无快运区高层段电梯的电梯系统
JP3035111B2 (ja) 昇降装置の制御方法
JP6071160B1 (ja) エレベータシステム
FI85576B (fi) Vertikalt transportsystem i byggnader.
JP3419332B2 (ja) 群管理エレベータ
JP3404440B2 (ja) 昇降機システム
JPH0977418A (ja) 自在走行エレベータ
JPH07277609A (ja) 昇降機システムの制御装置
JP5239215B2 (ja) マルチカー方式エレベータ
JP5630486B2 (ja) エレベータシステム
JP3035787U (ja) エレベータの配置構造

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040928

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050308