JPH0246311Y2 - - Google Patents

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JPH0246311Y2
JPH0246311Y2 JP7802687U JP7802687U JPH0246311Y2 JP H0246311 Y2 JPH0246311 Y2 JP H0246311Y2 JP 7802687 U JP7802687 U JP 7802687U JP 7802687 U JP7802687 U JP 7802687U JP H0246311 Y2 JPH0246311 Y2 JP H0246311Y2
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blood collection
gripping pipe
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collection hose
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、豚や牛、あるいは馬等の動物の屠殺
時に、それらの動物から血液を採取するために用
いる採血ナイフに関する。
〔従来の技術〕
把持パイプの一側の端部に刃体を取り付けた採
血ナイフにはゴム、ビニール、プラスチツク等の
柔軟材料よりなる採血ホースを取り付ける場合、
従来においては、把持パイプの他側の端部に形成
された嵌着部に採血ホースを単に嵌着するか、あ
るいは把持パイプの嵌着部に採血ホースを嵌着し
た上で該採血ホースに適当なホースバンドを巻き
付けた採血ホースを締め付けている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、前者の場合、採血ホースの内径が大
きいと、把持パイプに対する採血ホースの着脱操
作はやり易いが、採血作業の途中で採血ホースが
把持パイプから外れやすく、逆に、採血ホースの
内径が小さいと、把持パイプに対する採血ホース
の結合力が大きくなり、採血ホースが把持パイプ
から簡単に外れるようなことはないが、把持パイ
プに対する採血ホースの着脱が容易ではなく、採
血ホースを手に握つて把持パイプの軸方向に力を
加える余り、誤つて手を滑らせて刃体を手で切断
することも稀ではなく、非常に危険である。この
取付け方式では上記のように、採血ナイフに対す
る採血ホースの結合力と着脱操作性とは互いに予
盾し、しかも気温や湿度等によつてそれらが微妙
に変化するため、良好な着脱操作性と、強く安定
した結合力を同時に得ることは困難である。
また後者の場合は、ホースバンドで採血ホース
を締め付けるため、上記の問題点は多少緩和され
るが、採血ホースの着脱操作がそれだけ煩雑にな
る上、ホースバンドの一部分が採血ホースの外周
に突起物として存在し、採血作業の障害になると
ともに、採血ホースの外周面には、採血ホースの
可撓性を損なうことなく強度を高める目的で螺条
が形成されていることから、採血ホースに対する
ホースバンドの巻付けに安定を欠きやすく、強い
結合力を得にくいという問題点もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、把持パイプの一端に、刃体が該把持
パイプの軸方向に突出して取り付けられ、把持パ
イプの他端に採血ホースの嵌着部が形成された動
物用採血ナイフにおいて、上記採血ホースの外周
面に形成された螺条を螺着するネジ溝が内周面に
形成された締付けクランプを、上記把持パイプの
外周に周方向に回転自在に嵌合し、また上記把持
パイプの嵌着部の適所に、嵌着部に嵌着された採
血ホースの螺条と一緒に上記締付けクランプのネ
ジ溝に螺着される突起を設けたものである。
〔作用〕
採血ナイフの把持パイプに採血ホースを取り付
けるには、まず、採血ホースを把持パイプの嵌着
部に嵌め着けて突起が螺条の延長線上に入るよう
に突起に対する採血ホースの位置を定めた後、締
付けクランプを採血ホースに対して回転させて締
付けクランプのネジ溝に、突起と、採血ホースの
外周面に形成された螺条を螺入させる。その結
果、採血ホースは、突起により軸方向の動きを止
められた締付けクランプによつて把持パイプに止
着されることになる。
また、採血ホースを把持パイプから外すには、
締付けクランプを上記の逆方向に回転させ、締付
けクランプを突起と採血ホースから離脱させた
後、採血ホースを把持パイプから引き抜いて取り
外す。
〔実施例〕
添付図面は本考案の一実施例を示すもので、図
中符号1は把持パイプである。この把持パイプ1
は、例えば横断面形状が円形のステンレス製パイ
プよりなり、一側の端部には、把持パイプ1を中
心振分けに鋭角に切り欠くことによつて、楔状の
一対の固定片1aが相互に対向し、かつ側部に開
口部1bをそれぞれ形成して設けられ、該一対の
固定片1a,1aに、刃体2がその幅方向を把持
パイプ1の直径方向に一致させた状態で把持パイ
プ1の軸方向に突出して溶接等の手段により固着
されている。また、把持パイプ1の他側の端部に
は、嵌着部1cが形成されている。この嵌着部1
cは、外周面に螺条3aを設けた、ゴム、ビニー
ル、プラスチツク等の柔軟材料よりなる採血ホー
ス3を把持パイプ1に嵌着するためのものであ
り、その先端1dをテーパ状にされている。嵌着
部1cには、テーパ状先端1dの少し内側に採血
ホース3の螺条3aよりも僅かに低い突起8が突
設されている。
上記刃体2は、上縁2aが直刃とされるととも
に、下縁2bが曲刃とされ、切先2cが鋭く尖ら
されて動物の体内に刺し通し易くされている。こ
の刃体2の基端部の幅は把持パイプ1の直径より
大とされ、刃体2の肩部が固定片1a,1aの外
面より外方に少し突出させられている。
また、把持パイプ1の開口部1bの近くに、上
下一対の鍔4,5が刃体2の上縁2aと下縁2b
に対応して設けられている。これらの鍔4,5
は、手が滑つて刃体2の上縁2aや下縁2bに触
れるのを防止するものであり、刃体2の上縁2a
側の鍔4の先端4aは嵌着部1c側(第1図で右
側)に、また下縁2b側の鍔5の長孔5bが形成
された先端5aは刃体2側に、それぞれ約45度の
角度で折り曲げられている。
また符号6は、締付けクランプであり、その内
周面には、前記突起8と、採血ホース3の外面に
設けられた螺条3aを螺入させるネジ溝6aが螺
条3aと同一のピツチで刻設され、また外周面に
は締付け具7の突子7aを止着する止着穴6bが
形成されており、把持パイプ1の外周に周方向に
回転自在に嵌合されている。なお、上記ネジ溝6
aは、その入口を突起8と螺条3aが入りやすい
ように外開き状に大きく形成され、また第4図に
おいて右から左に行くにしたがつて、その深さt
(正確には、把持パイプ1の外面からの距離)を
小さくされ、ネジ溝6aに対する螺条3aの螺入
が進行するに連れて、採血ホース3が把持パイプ
1に強く締め付けられる構成とされている。
参考までに図の実施例のものの寸法等について
記載すると、把持パイプ1の外径D;38mm、採血
ホース3の内径;38mm、嵌着部1cのテーパ部1
dの長さl;20mm、テーパ状先端1dの傾斜度;
3/200、締付けクランプ6の幅w;30mm、ネジ溝
6aの勾配;1/50、とされているが、上記に限ら
れるものではない。なお、テーパ部1dの傾斜度
は、大き過ぎても、また小さ過ぎても効果が小さ
くなるため、2/200〜5/200の範囲に設定される。
また、ネジ溝6aの勾配は、採血ホース3の柔軟
性等によつていろいろ異なるが、1/100〜3/100程
度が適当である。
次に上記のように構成された本考案に係る動物
用採血ナイフの作用を説明する。
採血ナイフの把持パイプ1に採血ホース3を取
り付けるには、採血ホース3を手に握つて把持パ
イプ1の嵌着部1cにテーパ状の先端1dを少し
越えて嵌め付け、突起8が螺条3aの延長線(螺
旋)上に入るように突起8に対する採血ホース3
の位置を定める。この際、第3図2点鎖線のよう
に、締付けクランプ6の端縁を突起8に宛てが
い、採血ホース3をその螺条3aが進む方向(螺
条3aが図のように右ネジとなつている場合は右
方向)に回転させて締付けクランプに近付け、螺
条3aの始端部を締付けクランプ6の端縁で案内
して突起8に当接させるとよい。把持パイプ1に
対する採血ホース3の嵌め付けは、嵌着部1cの
先端1dがテーパ状となつているため容易であ
る。
このようにして採血ホース3を把持パイプ1の
嵌着部1cに嵌め付け終わつたら、締付けクラン
プ6を回転させてネジ溝6aに突起8と採血ホー
ス3の螺条3aを螺入させ、締付けクランプ6を
採血ホース3に螺着する。これにより、採血ホー
ス3は、軸方向の移動を突起8により止められた
締付けクランプ6によつて把持パイプ1に止着さ
れるとともに、締付けクランプ6の回転に伴う採
血ホース3の締付け面積の増大、およびネジ溝6
aに勾配が付けられていることに起因する採血ホ
ース3の押圧力の増大によつて把持パイプ1に強
く締め付けられるようになる。この時、さらに止
着を確実にする場合には第5図に示すように、そ
の締付けクランプ6の止着穴6bに締付け具7の
突子7aを嵌入させて締付け具7を締付けクラン
プ6に装着し、締付け具7の操作で締付けクラン
プ6を回転させる。締付けが適当な強さになつた
ところで締付けクランプ6の回転を止め、採血ナ
イフに対する把持パイプ1の取付けを終了する
(第4図参照)。
採血ナイフから採血ホース3を取り外す必要が
生じた場合には、締付けクランプ6を上記の逆方
向に回転させて、採血ホース3から締付けクラン
プ6を外した後、採血ホース3を螺条3aが緩む
方向に回転させながら把持パイプ1の軸方向に引
いて把持パイプ1の嵌着部1cから取り外すが、
採血ホース3が把持パイプ1に比較的強く嵌着し
ているのは、テーパ部1dを越えた部分だけであ
るので、把持パイプ1からの採血ホース3の引抜
きは容易である。
なお、本考案においては採血ナイフの構造は任
意であり、図のものに限られるものではない。ま
た突起の形状や個数、あるいは突設位置等も上記
同様に図のものに限定されるものではなく、種々
変形が可能である。また、上記突起8の形状は実
施例の円柱状のものに限定されるものではなく、
要は締付けクランプのネジ溝に入るものであれば
螺条など、どの様な形状でもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る動物用採血
ナイフは、把持パイプの一端に、刃体が該把持パ
イプの軸方向に突出して取り付けられ、把持パイ
プの他端に採血ホースの嵌着部が形成された動物
用採血ナイフにおいて、上記採血ホースの外周面
に形成された螺条を螺着するネジ溝を内周面に形
成した締付けクランプが、上記把持パイプの外周
に周方向に回転自在に嵌合され、また上記把持パ
イプの嵌着部の適所には、嵌着部に嵌着された採
血ホースの螺条と一緒に上記締付けクランプのネ
ジ溝に螺着される突起が設けられ、締付けクラン
プを回転させて、把持パイプに突設された突起と
採血ホースの外周に設けられた螺条とを締付けク
ランプのネジ溝に一緒に螺入させ、突起により締
付けクランプを把持パイプに固定するとともに、
その締付けクランプによつて採血ホースを把持パ
イプに止着する構成とされているので、締付けク
ランプを回転させるだけで、容易に、しかも強い
結合力で採血ホースを採血ナイフに取り付けるこ
とができる。したがつて、採血作業中に採血ナイ
フから採血ホースがみだりに外れて作業の中断を
招くようなことはない。また、締付けクランプに
よる採血ホースの固定が完全になされるので、把
持パイプの太さを細くして、採血ホースの着脱を
危険なく安全かつ迅速に行い得るようにすること
ができる。しかも締付けクランプは、ホースバン
ドのように部分的に大きく突出して作業員の衣服
等に引つ掛かるようなことがないので、採血作業
の障害となることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る動物用採血ナイフの側面
図、第2図は同正面図、第3図は採血ナイフに取
り付けられる採血ホースの側面図、第4図は把持
パイプに対する採血ホースの取り付け状態を示す
半断面図、第5図は締付けクランプに対する締付
け具の装着状態を示す正面図である。 1……把持パイプ、1c……嵌着部、2……刃
体、3……採血ホース、3a……螺条、6……締
付けクランプ、6a……ネジ溝、8……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 把持パイプの一端に、刃体が該把持パイプの軸
    方向に突出して取り付けられ、把持パイプの他端
    に採血ホースの嵌着部が形成された動物用採血ナ
    イフにおいて、上記採血ホースの外周面に形成さ
    れた螺条を螺着するネジ溝を内周面に形成した締
    付けクランプが、上記把持パイプの外周に周方向
    に回転自在に嵌合され、また上記把持パイプの嵌
    着部の適所には、嵌着部に嵌着された採血ホース
    の螺条と一緒に上記締付けクランプのネジ溝に螺
    着される突起が設けられたことを特徴とする動物
    用採血ナイフ。
JP7802687U 1987-05-23 1987-05-23 Expired JPH0246311Y2 (ja)

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