JPH0246289A - 4g12モノクローナル抗体をコードするdna塩基配列 - Google Patents

4g12モノクローナル抗体をコードするdna塩基配列

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JPH0246289A
JPH0246289A JP19664788A JP19664788A JPH0246289A JP H0246289 A JPH0246289 A JP H0246289A JP 19664788 A JP19664788 A JP 19664788A JP 19664788 A JP19664788 A JP 19664788A JP H0246289 A JPH0246289 A JP H0246289A
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JP
Japan
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monoclonal antibody
dna
chain
cdna
base sequence
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JP19664788A
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Katsu Taniguchi
克 谷口
Toshimitsu Kishimoto
岸本 利光
Takeki Okumoto
奥本 武城
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Original Assignee
Welfide Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は新規なりNA塩基配列に関する。更に詳しくは
、ヒト肺癌および食道癌に特異性高く反応する4G12
モノクローナル抗体をコードするDNA塩基配列に関す
る。
〔従来の技術〕
現在、悪性腫瘍細胞に対するモノクローナル抗体は、腫
瘍抗原の解析などの基礎研究への利用の他に、血清診断
、標識化抗体による腫瘍の画像診断および抗it瘍効果
を有する抗体の生体への投与など臨床応用も徐々にでは
あるが試みられている。
このような状況の中で本発明者らは、特開昭63−12
294号公報により、ヒト肺癌に高い反応性を有するヒ
ト肺癌モノクローナル抗体(4G12)産生細胞株を樹
立した。この4G12モノクローナル抗体は、抗体クラ
スがIgM、サブクラスがλ型であり、免疫組織化学的
に肺扁平上皮癌および食道癌に特異性高く反応するとい
う興味ある知見が得られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、該4G12モノクローナル抗体を構成す
るLHとH鎖、さらには抗原と特異的に結合する機能を
有する■領域の遺伝子構造については全く知られていな
い。
また、モノクローナル抗体産生細胞株は、一般に継代と
ともにその抗体産生能の低下することが知られており、
この問題を解決するために抗体産生細胞の細胞クローニ
ングや抗体遺伝子をクローニングした後、遺伝子導入す
ることによって大量発現させることなどが行なわれてい
る。このように、遺伝子工学的手法により生産するため
にはその遺伝子の分離さらに構造の解明が重要である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の点に鑑み鋭意研究した結果、4G
12モノクローナル抗体のLfAおよびH鎖をコードす
るcDNAを分離し、B D N A塩基配列を解明し
本発明を完成した。
すなわち、本発明は下記(1)の塩基配列を有する4G
12モノクローナル抗体のL鎖■領域をコードするDN
A塩基配列と下記(2)の塩基配列を有する4G12モ
ノクローナル抗体H鎖■領域をコードするDNA塩基配
列に関する。
GCG、GCC,CCA、GGA、CAG、^AG、G
TC,ACC,八TC,TCC。
TGCへTCT、GGA、AGC,AGC,TCG、A
MC,ATT、GGG、AAT。
八^T、TAT、GTA、TCC,TGG、TAC,C
AG、CAG、CTC,CCA。
CGA、^CA、GCC,CCC,AAA、CTC,C
TC,ATT、TAT、GAC。
^A?、^AT、AAG、CGA、CCC,TCA、G
GG、ATT、CCT、GA(:。
CGA、TTC,TCT、GGC,TCC,AAG、T
CT、GGC,ACG、TCA。
GCC,^CC,CTG、GGC,八TC,ACC,G
GAへCTC,CAG、AGT。
GGG、 GAC,GAG、 GCC,GAT、 TA
T、 TAC,TGC,GGA、 ACA。
TGG、GAT、AGC,八GC,CTG、^GT、G
CT、GGG、GTA、TTC。
GGC,GGA、GGG、ACC,^^G、CTG、A
CC,GTC,CTA、GGT。
・ ・ ・ ・ ・(1) GAG、GTG、CAG、CTG、TTG、GAG、T
CT、GGG、CGA、GGC。
TTG、GTA、CAG、CCT、GGG、GGG、T
CC,CTG、AG^、CTC。
TCC,TGT、GCA、GCC,TCT、CGA、T
TC,ACC,TTT、ACC。
ACC,TAT、GCC,ATG、^GC,TGG、G
TC,CGC,CAG、GCT。
CCA、GGG、AAG、GGG、CTG、GAG、T
GG、GTC,TCA、GCT。
ATT、AGT、GGT、^GT、GGT、GGT、A
GC,AC^、TAC,TAC。
GCA、GAC,丁CC,GTG、AAG、GGC,C
GG、TTC,ACC,ATC。
TCC,AGA、GAC,AAT、TCC,^^G、^
AC,^CG、CTG、TAT。
CTG、CAA、^TG、AAC,AGC,CTG、^
G^、GCC,GAG、GAC。
ACG、GCC,GTA、TAT、TAC,TGT、G
CG、^A八へGCC,,GTG。
GTT、CGG、CGA、GTT、^TC,TCC,T
AC,TAC,TAC,TAC。
GGT、ATG、GAC,GTC,TGG、GGC,C
A^、GGG、ACC,ACC。
GTC,ACC,GTC,TCC,TCA、  ・・・
・・(2)従って上記のDNA塩基配列により、本発明
の4012モノクローナル抗体り鎖y %l域はサブク
ラスλ1であり、4G12モノクローナル抗体H鎖■領
域はサブクラスVHWであることが判明した。
〔作 用〕
本発明によれば、4G12モノクローナル抗体L ui
V領域およびH鎖vtII域のDNA塩基配列は、ヒト
抗体LSIおよびHaのC領域の合成りNAあるいはR
NAをプローブとして4G12モノクローナル抗体り鎖
およびHuiのcDNAをクローニングし、そのDNA
塩基配列を解析することによって決定した。
以下、これらの工程についてさらに詳細に説明する。
(1)RNAおよびDNAの単離精製 本発明において使用される細胞株はヒト肺癌患者リンパ
球細胞とマウス骨IIIa!lai細胞を融合させたハ
イブリドーマであり、具体的には特開昭63−1229
4号公報に記載され、ヒト肺癌および食道癌に特異的に
反応するヒト型モノクローナル抗体を産生ずる4G12
ハイプリドーマである。この4G12ハイプリドーマは
IFO50090として財団法人発酵研究所に寄託され
ている。
これら所望の抗体を産生ずる細胞を適当な条件下、たと
えば37°C炭酸ガス濃度5%で培養増殖させ、得られ
た細胞を遠心分離によって集めた後、細胞から常法、た
とえばFavaloroらの方法(Methods i
n Enzymology、 65巻、718頁(19
80))により全RNAを抽出し、次いでこれを常法、
たとえばオリゴdTセルロースまたはポリUセファロー
スなどを用いる吸着カラムクロマトグラフィーまたはバ
ッチ法によりポリ(A)”mRNA画分を分離すること
ができる。
また、同様にして得られた細胞を、たとえばドデシル硫
酸ナトリウム(SDS)のような界面活性剤存在下で、
たとえばプロテアーゼにのような蛋白質分解酵素を用い
て溶解させ、さらにフェノールによる抽出によって除蛋
白を行なって染色体DNAを得ることができる。
これらによって得られたRNAおよびDNAは共に以下
のc DNAライブラリーまたは遺伝子ライブラリーの
作製に供することができる。
本発明においては4G12ハイブリドーマ細胞から全R
NAを抽出し、この抽出物をオリゴdTセルロースカラ
ムで処理することによりポリ(A)4mRNAを作製し
以下のcDNAライブラリーの作製に供した。
(II)cDNAライブラリーまたは遺伝子ライブラリ
ーの作製 (+)の工程で得られたRNAを用いる場合にはポリ(
A)”mRNAを鋳型とし、オリゴdTまたは抗体C9
I域の塩基配列に対応すると考えられる塩基配列を有す
る合成オリゴヌクレオチドをブライマーとして、dAT
P、dGTP、dTTP。
dCTPの存在下で逆転写酵素により、mRNAと相補
的な単鎖cDNAを合成する0次いでこの単鎖cDNA
を鋳型として、逆転写酵素あるいは大腸菌DNAポリメ
ラーゼlを用いて二重鎖cDNAを合成する。こうして
得られたcDNAを、たとえばEcoRTメチレース処
理した後Ec。
[1リンカ−を接続し、さらにEC0RT消化すること
によって粘着末端を導入することができる。
得られた断片を適当なファージベクター、たとえばλg
L10ベクター、λgtllベクター(T。
It u y n h らIn ONA Clonin
g Techniques、  IRL Press(
1985) )などに連結した後、イン・ビトロ・パッ
ケージング(S、 M、 Rosenberg、 Ge
ne、 39巻、313頁(1985))を行ない、c
DNAライブラリーを作製することができる。
また、(+)の工程で得られたDNAを用いる場合には
、例えばEcoRIのような制限酵素で切断し、適当な
ファージ・ベクター、たとえばシャロン4Aベクター(
F、RoBlattnerら、 5cience+19
6巻、161頁(1977) )と連結した後、イン・
ビトロ・パッケージングを行ない、遺伝子ライブラリー
を得ることができる。EcoRI以外の制限酵素を用い
る場合や、クローニングサイトとしてEcoRIをもた
ないような他のファージ・ベクターを使用する場合には
、適当なリンカ−DNAを用いれば遺伝子ライブラリー
の作製が可能になる。
本発明においては(1)の工程で得られたポリ(A)”
mRNAを用いcDNAを合成し、このCDNAをλg
tloベクターと連結し、イン・ビトロ・パッケージン
グを行ない4G12cDNAライブラリーI X 10
’ pfu/pgDNAを作製した。
(I[I)プローブの作製 プローブとしては、たとえばニックトランスレーション
法(P、 W、 J、 Rigbyら+ J、 Mo1
− Biol、+113巻、237頁(1977))に
よりxzp標識を行なったヒト免疫グロブリンLt1ま
たはHlXのCwi域の遺伝子やあるいはその部分のア
ミノ酸配列に対応する塩基配列を有するオリゴヌクレオ
チドを化学合成し、3!pilllllを行なったもの
や合成オリゴヌクレオチドを組合わせて定常領域あるい
はその一部に相当する遺伝子の合成を行ない、これをR
NAポリメラーゼプロモーターの下流に再クローン化し
た後、RNAポリメラーゼを用いて作製した” P t
Ji高比活性RNAなどを用いることができる。
本発明においては4G12LtjtCDNAクローニン
グ用プローブとしてヒトλ鎖定常領域の一部に相当する
相補的塩基配列を有する合成オリゴヌクレオチドを組み
合わせて遺伝子断片を樽築し、5P6RNAポリメラー
ゼプロモーターの下流に再クローン化した後S P 6
 RNAポリメラーゼを用いてコzP標識化したRNA
プローブを作製した。
また、4G12H1j[cDNAクローニング用プロー
ブとしては、ヒトH1m定常領域の一部に相当する合成
オリゴヌクレオチド、HO2およびHO4を常法により
5°−末端ラベルしたプローブを作製して用いた。
(IV)CDNAまたは遺伝子のクローニング(II)
の工程で得られたcDNAライブラリーまたは遺伝子ラ
イブラリーに(III)の工程で得られたプローブを用
いることによって目的とするクローンの選択を行なう、
たとえば、(II)の工程で得られたcDNAライブラ
リーまたは遺伝子う、イブラリ−のファージを大腸菌株
(C600Hf ff1−)に感染させプラーク形成さ
せて、プラークハイブリダイゼーション(W、 D、 
Bentonら、 5cience+196巻、180
頁(1977))によってポジティブクローンを選択す
る。
さらに、このクローン化DNA断片を適当な制限酵素で
切り出し、″tP標識したものをプローブとして用い前
述のcDNAライブラリーを再スクリーニングすること
によって、より大きなサイズのDNAを選択することも
できる。
本発明においては4G12モノクローナル抗体り鎖c 
DNAクローンとしてファージφ4G12L6を有する
クローン6が、また、4G12モノクローナル抗体H鎖
cDNAクローンとしてファージφ4G12H31を有
するクローン31が選択され次の塩基配列決定に用いら
れた。
(V)塩基配列の決定 (IV)の工程で得られたcDNAまたは遺伝子クロー
ンから得られるクローン化DNA断片はたとえば、pB
R322のようなプラスミドベクターやM13ファージ
などのファージベクターに再クローン化し、得られたサ
ブクローンの挿入部分のDNA塩基配列をマキサム・ギ
ルバート法(^。
M、 Maxamと−、G11bert、 Proc、
 Natl、 Acad、 Sci。
[ISA、 74巻、560頁(1977) ’P4+
7カー法(F。
Sangerら+ Proc、 Natl、 Acad
、 Sci、 US^、74巻。
5463頁(1977) )を用いて塩基配列決定する
ことができる。
本発明においては(rV)の工程で得られたファージφ
4G12L6のEcoRI断片を4012モノクローナ
ル抗体Ltj[cDNAとしてM13ファージベクター
mploおよびmpHに再クローン化後、−末鎖DNA
を調製し、またファージφ4G12H31のEcoRI
断片は4G12モノクローナル抗体H鎖cDNAとして
同様に処理してそれぞれサンガー法により塩基配列を決
定した(第1表および第2表)。
〔以下余白〕
こうして得られた目的の抗体をコードしたDNAが特に
ヒト染色体のものである場合、実際にアミノ酸をコード
しないイントロン(intron)を含んでおり、この
ままでは微生物中で発現させることはできない。そこで
この遺伝子を適当な制限酵素で切断し、イントロンの部
分を完全に除去する。
この制限酵素切断の際に、実際にアミノ酸をコードする
エクソン(exon)の部分も削られてしまうことがあ
りうるが、その場合には化学合成したオリゴヌクレオチ
ドを用いて削られた部分を修復させると共に、隣り合っ
たエクソン同志を連結させ発現可能な形に変更すること
ができる。
これらの方法によって得られた4G12モノクローナル
抗体をコードするDNA塩基配列は、位置指定突然変異
導入法により変異を導入させることができる(岸本ら 
続生化学実験講座1.遺伝子研究法■(東京化学同人”
) 335. (1985))。
このようにして得られた4G12モノクローナル抗体を
コードするDNAあるいはその変異体DNAは遺伝子工
学的な手法により発現可能な配列、たとえばプロモータ
ー、SD配列、翻訳開始コドン、翻訳終止コドンなどと
連結させプラスミドベクター、ファージベクターなどの
適当なベクターに組み込み、さらに適当な宿主、たとえ
ば大腸菌(E、 coli) 、酵母などの微生物や動
物細胞に導入し、該宿主細胞中で発現させることもでき
る。
また、本発明の4012モノクローナル抗体CDNAを
プローブとして遺伝子ライブラリーから新たに抗体遺伝
子をクローニングすることに用いることもできる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらにより何ら限定されるものではない。
実施例1:4G12ハイブリドーマ細胞からのmRNA
分画の単離精製 特開昭63−12294号公報により開示された方法に
よって得られた抗肺癌ヒト型モソクローナル抗体産生株
4G12ハイプリドーマ細胞4×107個を、0.14
 M塩化ナトリウム、1.5mM塩化マグネシウム、0
.5%nonidet P−40(シグマ社製)および
10mMバナジル−リボヌクレオチド複合体(シana
dyl−ribonucleotide comple
x :BRL社製)を含む10mM)リス−塩酸緩衝液
(pl+8.6)に懸濁後、24%ショ糖を含有した上
記緩衝液に重層し、遠心分離後上層を回収した。
これに等量の25mMエチレンジアミン四酢酸、0.3
M塩化ナトリウムおよび2%ドデシル硫酸リチウム(L
DS)を含む0.2 M トリス−塩酸緩衝?FLi 
(pH7、5)を加えプロテアーゼK(ペーリンガー社
製)200pg/l117で37°C130分間処理し
た。その後、フェノール−クロロホルム処理、エタノー
ル沈澱により全RNA1.2mgを回収した。
この全RNAを1−の水に溶解し、65゛cで5分間加
熱し、次いで塩化リチウム溶液を0.5 Mとなるよう
に加えた。この溶液を、あらかじめ0.5 M塩化リチ
ウムおよび1mMエチレンジアミン四酢酸を含む10m
M)リス−塩酸緩衝液(pH7,6)で平衡化したオリ
ゴdTセルロースカラム(ファルマシア社製)に付し、
吸着したポリ(A)”mRNAを1mMエチレンジアミ
ン四酢酸を含む10mM)リス−塩酸緩衝液で溶出させ
ることによりポリ(A)”m RN A 30 pgを
得た。
実施例2ニブロープの作製法 (1)  4 G、12 Llc DNAクローニング
用の高比活性RNAプローブは以下の方法で調製した。
ヒトλ鎖定常領域の一部に相当する相補的塩基配列を有
する下記合成りNAIおよび2をアニール後、pGEM
3ベクター(プロメガ社製)のEcoRI オヨヒHi
 n d DI認識部位の間にカセット変異法(岸本、
実験医学(羊上社)5巻、1000頁(1987))を
用いて組込んだ。
合成りNAI (831t体) 5″−^^TTCTGAGCCTGACGCCTGAG
CAGTGGAAGTCCCACAGAAGCTACA
GCTGCCAGGTCACGCATGAAGGGAG
CACCGTGGAG^−3′合成りNA2 (83量
体) 5’ −AGCTTCTCCACGGTGCTCCCT
TCATGCGTGACCTGGCAGCTGTAGC
TTCTGTGGGACTTCCACTGCTCAGG
CGTCAGGCTCAG −3”次に、このプローブ
作製用組換え体DNAをPvuIl消化後、5P6RN
Aポリメラーゼ(東洋紡社製)と(α−”P) GTP
 (3000Ci/mmol、第一化学社製)を用い、
プロメガ社のプロトコールに従い、高比活性のRNAプ
ローブを作製した。
(2)  4 G 12 Hlfic DNAクローニ
ング用のプローブとしては、ヒ)μ鎖定常領域の一部に
相当する2本の合成りNA  HC3およびHC4(ア
ブライドバイオシステムズジャパン社製)を、常法によ
り5°−末端ラベルしたものを用いた。
合成りNA  HC3(18量体) 5’−GGCCGGGAGATGGTCTGC−3合成
りNA  HC4(1B量体) 5’ −CACGAAGACGTCCGCGGG−3実
施例3:ノーザンプロット解析 (1)実施例1により得られた全RNAおよびポリ(A
)’mRNAを4G12LllcDNAクローニング用
RNAプローブを用いてノーザンプロット解析した。そ
の結果を第1図に示す。図中、約1.5kbのバンドが
検出され、4G12L鎖のmRNAの全長は約1.5 
k bと結論された。
(2)同様にして4G12H鎖cDNAクローニング用
プローブHC3およびHC4を用いてノーザンプロット
解析した。その結果を第2図に示す。
図中に示されるようにHC3およびHC4プローブ共に
約2.3 k bにバンドが検出され、4G12H鎖の
mRNAの全長は約2.3 k bと結論された。
実施例4:4G12cDNAライブラリーの作製実施例
1で得られたポリ(A)”m RN A 5 pgを用
いアマジャム社のcDNADNA合成キン口トコールに
従いcDNAを合成し1.7Pgを回収した。
このDNA断片をEcoRIメチラーゼ処理後、3!p
l識EcoR1リンカ−をT4DNAリガーゼで連結し
た。EcoRI消化後、G50カラムに付しEcoRI
末端を有するcDNA分画を回収した。このcDNA7
5ngをλgtloベクター(ストラータジーン社製)
1イと連結後、イン・ビトロ・パッケージングを行ない
4G12cDNAライブラリーI X 10” pfu
/PIrDNAを作製した。
実施例5 : cDNAのクローニング(114G12
L鎖cDNAのクローニング前記実施例4で得られた4
G12cDNAライブラリ′−に対して実施例20)で
作製されたRNAプローブを用いてプラークハイブリダ
イゼーションを行ない23個のポジティブクローンを得
た。
この中のクローン6のEcoRI断片は約900塩基対
でありコード領域全長を含むこのファージをφ4C12
L6と命名した。
(2)4G12H鎖cDNAのクローニング前記実施例
4で得られた4G12cDNAライブラリーに対して、
実施例2(2)のプローブHC3およびHC4を用いて
プラークハイブリダイゼーションを行ない両プローブに
ハイブリダイズする10個のポジティブクローンを得た
。この中のクローン3はEcoRI断片として830塩
基対および610塩基対の挿入DNAを有しており塩基
配列の決定により抗体のμ鎖定常領域に相当することが
明らかとなった。
次に、上記EcoRI断片のうち830塩基対をpG已
M3に再クローン化後、前述のようにRNAプローブを
作製しこれを用いて新たに4G12cDNAライブラリ
ーをプラークハイブリダイゼーションによりスクリーニ
ングした。その結果クローン31はEeoRI断片とし
て830塩基対、610塩基対および510塩基対から
なる最も長い挿入DNAを有しており、このファージは
φ4G12H31と命名された。
実施例6:塩基配列の決定 (1)4G12L鎖cDNAの塩基配列の決定実施例5
(1)によりクローン化したφ4C;12L6のEc 
oRI断片をM13ファージベクターmploおよびm
pHに再クローン化した。
そして、この再クローン化により得られる挿入部位をM
13シークエンスキット(宝酒造社製)を用いてサンガ
ー法により塩基配列の決定を行なった。この時、プライ
マーとしてはユニバーサルプライマーあるいは解読した
塩基配列をもとにして作製した合成オリゴヌクレオチド
を用いた。その結果得られた4 G 12 Ll(c 
DNAの塩基配列を第1表に示す。
この4G12L鎖cDNAクローンは、885塩基長で
あり、その推定されるアミノ酸配列を下欄に示した。ト
リブレットコドンの一20番目のATC(Me t)か
ら翻訳開始され、+1のTCT(Set)が成熟型蛋白
の最初のアミノ酸になると予測される。−20から−1
までは、膜蛋白に共通な疎水性のシグナルペプチド領域
であり、+1から+97までは変異領域、+98から+
110まではJ断片、+111から+215まではλ鎖
定常領域であると考えられる。二重線を引いた塩基配列
AATAAAは、ポリA付加シグナルの共通配列である
。また、プローブとして用いた領域の塩基配列の位置を
下線で示した。
以上のように、このLIicDNAクローンは、遺伝子
発現に必要な情報をもっていることから、活性型のλ鎖
cDNAであると考えられる。
(2)4012H鎖cDNAの塩基配列の決定実施例5
(2)によりクローン化したファージφ4Gl 2H3
1のEc oRT断片を前述と同様の処理を行なうこと
により塩基配列の決定を行なった。
その結果を第2表に示し、H鎖変異領域の塩基配列およ
びそれから予測されるアミノ酸配列をその下欄に示した
。トリプレットコドンの一19番目のATG(Met)
から翻訳開始し、+1のGAG(Glu)が成熟型蛋白
の1番目のアミノ酸になると推測される。−19から−
1までは、膜蛋白に共通な疎水性のシグナルペプチド領
域であり、+1から+98までは変異領域(V)、+9
9から+125まではDおよびJiJ域であると考えら
れる。
また、本発明の4G12Lt3MおよびH鎖変異領域の
サブタイプを決定するためコンピュータ検索を行ない相
同性の高い遺伝子を調べた結果、4G12L鎖変異領域
はサブタイプλ1であることが判明し、4G12H鎖変
異領域はサブタイプVMliであることが判明した。
【図面の簡単な説明】
第1図は4G12ハイブリドーマ由来RNAの4G12
L鎖cDNAクローニング用RNAプローブによるノー
ザンプロット解析図(図中、1;全RNA4.5Pg、
 2 :ポリ(A)”m RN A 1.5 pg。 3:ポリ(A)”m RN A 4.5 pg)を示す
。 第2図は4G12ハイブリドーマポリ(A)’mRNA
の4G12H鎖c DNAクローニング用プローブHC
3およびHC4によるノーザンプロ。 ト解析図(ポリ(A)”mRNA4.5pg)を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の塩基配列を有する4G12モノクローナル
    抗体L鎖V領域をコードするDNA塩基配列。 【遺伝子配列があります】
  2. (2)下記の塩基配列を有する4G12モノクローナル
    抗体H鎖V領域をコードするDNA塩基配列。 【遺伝子配列があります】
JP19664788A 1988-08-05 1988-08-05 4g12モノクローナル抗体をコードするdna塩基配列 Pending JPH0246289A (ja)

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JP (1) JPH0246289A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10007397B2 (en) 2012-04-24 2018-06-26 Nestec S. A. User-interface for beverage preparation machines
US10470606B2 (en) 2011-03-14 2019-11-12 Societe Des Produits Nestle S.A. Automatic beverage machine

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