JPH0246012Y2 - - Google Patents

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JPH0246012Y2
JPH0246012Y2 JP1984144518U JP14451884U JPH0246012Y2 JP H0246012 Y2 JPH0246012 Y2 JP H0246012Y2 JP 1984144518 U JP1984144518 U JP 1984144518U JP 14451884 U JP14451884 U JP 14451884U JP H0246012 Y2 JPH0246012 Y2 JP H0246012Y2
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armature
coil
yoke
permanent magnet
coil bobbin
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、電磁接触器等に適用される電磁石
に関するものである。
〔背景技術〕
従来のこの種の電磁接触器において、コイルに
通電しアーマチユアが動作した状態にあるとき、
コイルの発熱温度が異常に上昇し、そのためコイ
ルボビンが変形を起し、電流を切つてもコイルボ
ビンの変形のためアーマチユアが復帰ばねによつ
て復帰しなくなるという問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、異常温度上昇したときコイ
ルボビンが変形する前にアーマチユアが復帰でき
るようにした電磁石を提供することである。
〔考案の開示〕
この考案の電磁石は、コイルを巻装したコイル
ボビンと、このコイルボビンに摺動自在に貫通す
るとともに両端に接極片を設けたアーマチユア
と、前記コイルの外側に配置されて両端が前記接
極片の前記コイルと反対側に対向する断面コ字形
の第1ヨークと、前記コイルの外側に配置されて
両端が前記接極片の前記コイル側に対向する第2
ヨークと、前記第1ヨークの中間部と前記第2ヨ
ークの中間部との間に介在されてそれぞれに異な
る磁極を向けた永久磁石と、前記アーマチユアを
復帰付勢する復帰ばねとを備え、前記コイルボビ
ンの変形温度以上において励磁動作状態の前記ア
ーマチユアの吸引力と前記永久磁石のアーマチユ
ア保持力との総和が前記復帰ばねよりも小さくな
るように、温度上昇に対して透磁率が低下する特
性をもつ磁性体により、前記アーマチユア、前記
第1ヨークおよび前記第2ヨークを構成したもの
である。
この考案の構成によれば、コイルを励磁する
と、永久磁石の復帰位置保持力および復帰ばねに
抗してアーマチユアが動作する。コイルの励磁を
解除すると、アーマチユアが永久磁石の動作位置
保持力に抗して復帰ばねにより復帰する。またコ
イルの励磁状態でコイルが温度上昇してコイルボ
ビンの変形温度に近づくとアーマチユア、第1ヨ
ークおよび第2ヨークの透磁率が低下し磁束が減
少してアーマチユアの吸引力と永久磁石の動作位
置保持力との総和が復帰ばねよりも小さくなるの
で、コイルボビンが変形する前にアーマチユアが
復帰する。
このように、アーマチユア、第1ヨークおよび
第2ヨークを温度上昇に対して透磁率が低下する
特性をもつ磁性体により形成したため、コイルボ
ビンの変形温度において、励磁時のアーマチユア
の吸引力と永久磁石の動作位置保持力の総和が復
帰ばねの復帰力よりも小さくなるように設定する
ことにより、アーマチユアの復帰動作を確保する
ことができる。しかも、コイルの熱を感知するア
ーマチユア、第1ヨークおよび第2ヨークがコイ
ルの内外に配置されているため、熱感度が良好に
なりコイルボビンの変形防止が確実にできる。
実施例 この考案の一実施例を適用した電磁接触器を第
1図ないし第6図に基づいて説明する。第1図は
基本原理を示す説明図である。同図において、第
1ヨーク1は左右側片2,3と、この左右側片
2,3を連らねる水平片4とで断面コ字形に形成
されており、かつ左右側片2,3は互いの内側面
を接極面2a,3aとしている。第2ヨーク5は
第1ヨーク1の左右側片2,3間より短い長さ
で、水平片4と対面する。この第2ヨーク5の左
右外側面を接極面5a,5bとしている。永久磁
石6は第1ヨーク1と第2ヨーク5との間に介在
し、その磁化軸方向が垂直となる。この第1、第
2ヨーク1,5、永久磁石6を1ブロツクとして
上下に配置する。磁性棒からなるアーマチユア7
は水平移行型となり、磁性板からなる接極片8,
9と、この接極片8,9を連らねる水平棒10と
でH型に形成されており、かつその接極片8,9
の内外両側面を接極面8a,8b,9a,9bと
している。この接極片8,9の内外接極面8a,
8b,9a,9bが前記第1、第2ヨーク1,5
の内外接極面2a,3a,5a,5bに対峙し、
エヤーギヤツプa,b,c,dを各々なす。コイ
ル11にはアーマチユア7の水平棒10が貫通し
ている。第1図において、実線Xは永久磁石6の
磁束であり点線Yはコイル11の起磁束である。
ここで第1ヨーク1、第2ヨーク5およびアーマ
チユア7は感温フエライトで形成され、この感温
フエライトは第6図のように温度上昇に対して透
磁率が低下する特性を有している。もちろん同じ
特性を有するものであれば他の材料を用いてもよ
い。そして、その特性は後述のコイルボビン15
の変形温度でのアーマチユア7の吸引力が後述の
復帰ばね48よりも小さくなるように、磁気抵抗
−透磁率の関係を設定している。
第2図から第5図までは第1図の基本原理を具
体化したものである。上下の第1ヨーク1は上部
が開口した合成樹脂にて作られたボツクス12に
収納される。この場合、上下の第1ヨーク1は第
1図から90度回転した状態で、ボツクス12の底
壁13に座わり、かつ側壁14に左側片2、水平
片4が接する。
コイル11のコイルボビン15はつぎの構造と
なる。コイル11は巻胴部16に巻かれており、
巻胴部16にはアーマチユア7が貫通する孔17
を有し、左右には巻胴部16と一体に側壁18,
19を形成し、この左右側壁18,19間にわた
つてコイル11と平行して上下の第2ヨーク5が
第1図から90度回転した状態で固定される。この
左右側壁18,19には第2ヨーク5の嵌め込み
固定が容易となるための切欠部20を設けてい
る。また、右側壁19にはコイル11が接続され
た受刃端子金具22を差込して装備するための溝
21を設けている。
ボツクス12の上開口には合成樹脂にて作られ
たカバー23が被せられて固定される。このカバ
ー23とボツクス12との間には絶縁板24を介
在させる。
このカバー23はつぎの構造となる。カバー2
3は上壁25と、低くなつた両側壁を含む側壁2
6とこの上壁25と低い両側壁26とを連らねる
とともに、複数に区分する外部のセパレート27
と、この外部セパレート27と同位置の内部セパ
レート28と、この内部セパレート28をクロス
する下開口空洞29とでなつている。
上記カバー23の両側壁26と外部セパレート
27とで区分された両側外室には外部端子金具3
0を固定している。この端子金具30は最右端の
両側のものは一体に形成した垂直の差込栓刃31
を有し、カバー23とボツクス12とを組合せた
とき、コイル巻枠15の受刃端子金具22に差込
まれ、コイル11と電気的接続を完了する。他の
端子金具30には固定接点32を設けており、内
部セパレート28にて区分された両側内室23に
位置する。
また、カバー23の下開口の空洞29には合成
樹脂にて作られたアーマチユア7に平行して移行
する可動台34が位置する。
この可動台34は前記カバー23の内室33に
対応した位置に貫通横孔35を形成しており、こ
こには両側に喰み出した可動接点37を設けた接
点板36と、接触圧用のコイルばね38とを備え
ている。この可動台34の接点37とカバー23
の接点32とが内室33にて対峙し、可動台34
の移行にて離合する。
この可動台34の落下は前記した絶縁板24に
より阻止される。
この可動台34とアーマチユア7との結合は反
転レバー39により行なわれる。
反転レバー39は中央に軸40を通し、この軸
40を前記コイルボビン15の右側壁19の軸孔
41により支持する。
反転レバー39とアーマチユア7との関係にお
いて、その下端に軸42を通し、この軸42を合
成樹脂性の連結体43の溝44に上方向より嵌め
込み、かつアーマチユア7の右端をその連結体4
3に挿入して加圧変形し、締付固定部7bとして
いる。
アーマチユア7は左端も同様に左側片8に挿入
して加圧変形し、抜け止め部7aとしている。こ
の抜け止めと同時に非磁性のレジユアルプレート
45を介在させる。このプレート45は永久磁石
6の磁気特性カーブの両端をカツトし、最も安定
した範囲を使用するためにある。
反転レバー39と可動台34との関係におい
て、その上端39aを下開口の切欠部46に引掛
けている。
したがつて、アーマチユア7が第2図におい
て、矢印Zで示す右方向に水平移行すれば反転レ
バー39は中央軸40を中心に反時計方向に回転
し、可動台34はアーマチユア7とは反対の矢印
Vで示す左方向に水平移行し、各室の接点32,
37が接合する。
アーマチユア7は動作ばねである山型平板ばね
47により矢印Z方向に弾圧されて、アーマチユ
ア7が動作を開始しようとするときの永久磁石6
による復帰位置保持力からの引き離しを容易にし
ている。この山型平板ばね47は頂部47aをア
ーマチユア7の左側抜け止め部7aに当て両端4
7bをボツクス12の左側壁14に当てている。
可動台34は復帰ばね48により矢印V方向と
反対方向に弾圧されている。この復帰ばね48は
可動台34の表示柱49とカバー23の左側壁2
6との間に位置する。
可動台34の表示突起49はカバー23の上壁
25の小孔50から突き出ており、その位置で外
部から内部の動作を確認できる。
カバー23の上壁25にはさらに端子カバー5
1が被さる。この端子カバー51には両側に端子
金具30対応した数の端子ねじ52のドライバー
操作孔53が存在する。
また、その取付けは引掛足54を両側に出し、
カバー23の上壁25の小孔55に差込んでな
す。さらに端子カバー51の両側にはカバー23
の外部セパレータ27間に位置して端子金具30
の露出を極力少なくするスカート56を垂下して
いる。
このように構成したため、オン状態においてコ
イル11に通電された電流により発熱し、コイル
ボビン15の温度がその変形温度に近づくと、磁
路が感温フエライトで構成されているため透磁率
が低下して磁路の磁気抵抗が増し、アーマチユア
7の吸引力が低下してコイルボビン15が変形す
る前に復帰ばね48のばね力が吸引力と永久磁石
6のアーマチユア保持力との総和に勝つてアーマ
チユア7が復帰する。また、このコイル11を自
己保持回路で使用するとコイル11の通電も断つ
ことができるとともに温度が下がつても自動投入
されず安全性を確保できる。その結果、コイル1
1による異常加熱時に復帰するため安全性が増
し、コイルボビン15の温度保障を確保すること
ができる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、アーマチユア、第1ヨーク
および第2ヨークを温度上昇に対して透磁率が低
下する特性をもつ磁性体ににより形成したため、
コイルボビンの変形温度において、励磁時のアー
マチユアの吸引力と永久磁石の動作位置保持力の
総和が復帰ばねの復帰力よりも小さくなるように
設定することにより、アーマチユアの復帰動作を
確保することができる。しかも、コイルの熱を感
知するアーマチユア、第1ヨークおよび第2ヨー
クがコイルの内外に配置されているため、熱感度
が良好になりコイルボビンの変形防止が確実にで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の有極型電磁継電
器の基本原理図、第2図はその具体的構造を示す
断面図、第3図は第2図の断面側面図、第4図は
同じく断面平面図、第5図は同じく分解斜視図、
第6図は感温フエライトの温度−透磁率特性図で
ある。 1……第1ヨーク、5……第2ヨーク、6……
永久磁石、7……アーマチユア、8,9……接極
片、11……コイル、15……コイルボビン、4
8……復帰ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルを巻装したコイルボビンと、このコイル
    ボビンに摺動自在に貫通するとともに両端に接極
    片を設けたアーマチユアと、前記コイルの外側に
    配置されて両端が前記接極片の前記コイルと反対
    側に対向する断面コ字形の第1ヨークと、前記コ
    イルの外側に配置されて両端が前記接極片の前記
    コイル側に対向する第2ヨークと、前記第1ヨー
    クの中間部と前記第2ヨークの中間部との間に介
    在されてそれぞれに異なる磁極を向けた永久磁石
    と、前記アーマチユアを復帰付勢する復帰ばねと
    を備え、前記コイルボビンの変形温度以上におい
    て励磁動作状態の前記アーマチユアの吸引力と前
    記永久磁石のアーマチユア保持力との総和が前記
    復帰ばねよりも小さくなるように、温度上昇に対
    して透磁率が低下する特性をもつ磁性体により、
    前記アーマチユア、前記第1ヨークおよび前記第
    2ヨークを構成した電磁石。
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