JPH024600B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH024600B2
JPH024600B2 JP4426981A JP4426981A JPH024600B2 JP H024600 B2 JPH024600 B2 JP H024600B2 JP 4426981 A JP4426981 A JP 4426981A JP 4426981 A JP4426981 A JP 4426981A JP H024600 B2 JPH024600 B2 JP H024600B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substance
water
acid
value
reactions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4426981A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57158797A (en
Inventor
Yasumitsu Kondo
Masaji Sezaki
Takashi Shomura
Tomizo Niwa
Tetsuo Watanabe
Tatsuo Ito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiji Seika Kaisha Ltd filed Critical Meiji Seika Kaisha Ltd
Priority to JP4426981A priority Critical patent/JPS57158797A/ja
Publication of JPS57158797A publication Critical patent/JPS57158797A/ja
Publication of JPH024600B2 publication Critical patent/JPH024600B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔〕 発明の背景 本発明は、新抗生物質、その製造法およびこの
物質を有効成分とする農園芸用殺菌剤、特にイネ
紋枯病防除剤、に関する。 〔〕 発明の概要 本発明者らは、ストレプトマイセス属に属する
ある菌株の培養物中にイネ紋枯病菌ならびにグラ
ム陽性菌およびグラム陰性菌に抗菌活性を有する
物質が生産されていることを見出し、その有効物
質を培養物から純粋に単離して、その理化学的性
質を確定して、これをSF―2111B物質と命名し
た。そして、この物質およびその酸付加塩が農園
芸用殺菌剤として有効であることを確認した。 従つて、本発明による新抗生物質SF―2111B
物質およびその酸付加塩は、その塩酸塩が下記の
理化学的性質を有する水溶性塩基性の抗カビおよ
び抗菌性物質であること、を特徴とするものであ
る。 (1) 外観 凍結乾燥により白色粉末として得られる。 (2) 融点 明確な融点を示さず、181〜184℃で褐変分解
する。 (3) 元素分析 (重量%) C27H43N9O14・1/2HCl・2H2Oとして下記
の通りである。 計算値 実測値 C 40.11 40.44 H 6.00 5.85 N 15.60 15.49 Cl 6.59 6.63 (4) 紫外部吸収スペクトル 水溶液中で220nm〜370nmに特徴的な紫外部
吸収極大がない。 (5) 赤外部吸収スペクトル 臭化カリウム錠剤中で測定して、下記の赤外
部波数(cm-1)において吸収を示す。 3400,2950,1720,1650,1600sh、1550sh、
1450,1400,1300,1190,1140,1080,1050、
および950。 (6) 溶解性 水に易溶、メタノール、エタノール、n―ブ
タノール、アセトン、酢酸エチル、クロロホル
ム、ベンゼンおよびエーテルに難溶または不
溶。 (7) 安定性 酸性から中性にかけて安定であるが、アルカ
リ性において不安定。 (8) 呈色反応 ニンヒドリン、グレイグ―レアバツク
(Greig―Leaback)、レミユー、トレンス、お
よび硫酸各反応は陽性、塩化第二鉄、硝酸銀お
よびビユーレツト反応は陰性。 (9) シリカゲル薄層クロマトグラムのRf値 展開溶媒 Rf値 n―ブタノール・酢酸・水 0.12 (2:1:1) n―プロパノール・ピリジン・酢酸・水 0.42 (15:10:3:12) (10) 比旋光度(水溶液中) 〔α〕23 D―66.4゜(cl.H2O) また、本発明による抗生物質SF―2111B物質
の製造法は、ストレプトマイセス属に属するSF
―2111B物質生産菌を培養し、得られた培養物か
らSF―2111B物質を採取すること、を特徴とす
るものである。 さらにまた、本発明による農園芸用殺菌剤は、
SF―2111B物質ないしその酸付加塩を有効成分
とすること、を特徴とするものである。 〔〕 発明の具体的説明 1 抗生物質SF―2111B物質の製造 1 SF―2111B物質生産菌 SF―2111B物質は、ストレプトマイセス属に
属するSF―2111B物質生産菌の培養によつて得
られる。 本発明の方法で使用されるSF―2111B物質生
産菌としては、その培養物中に採取するに充分な
量のSF―2111B物質の生産能を有するものが用
いられる。このような菌株としては、例えば、本
発明者らによつて新たに土壌より分離されたSF
―2111株がある。SF―2111株は、昭和53年5月
に秋田県南秋田郡五城目町の池の水際の土壌によ
り分離されたものである。本菌株は、SF―
2111B物質以外にSF―2111物質(特願昭55―
21140号(特開昭56―118094号))を同時生産す
る。 SF―2111株の菌学的性状は、次に示す通りで
ある。 形態 気菌糸の着生は一般に貧弱であるが、スターチ
寒天では豊富に着生し、胞子形成も良好である。
分枝は単純分枝で車軸分枝はみられない。基生菌
糸は通常分断しない。気菌糸の先端は直状ないし
やや波状となる。 電子顕微鏡で観察すると胞子の表面構造は平滑
型である。胞子は楕円ないし円筒型、大きさは
0.4〜0.6×0.9〜1.2ミクロンで通常10胞子以上連
鎖する。 各種培地上の生育状態 各種培地上に28℃、14〜21日培養したときの
SF―2111株の生育状態は、第1表に示す通りで
ある。表中の〔 〕内に示した色の標準はColor
Harmony Manual(Container Corporation of
America社製)による色の分類に従つたもので
ある。
【表】 生理的性質 (1) 生育温度範囲:スターチ寒天において15〜40
℃の温度範囲で生育し、25〜37℃で良好に生育
する。 (2) ゼラチンの液化:陽性(20℃、14日培養) (3) スターチの加水分解:陽性(28℃、14日培
養) (4) 脱脂乳のペプトン化:陽性(28℃、14日培
養) 脱脂乳の凝固:ペプトン化が強く、凝固は不
明 (5) 硝酸塩の還元:陰性(28℃、14日培養) (6) 耐塩性:4.0%では生育するが、5.0%では生
育しない。 (7) メラニン様色素の生成:陰性 炭素源の利用性(プリードハム・ゴツトリー
ブ寒天使用) D―グルコース、D―フラクトース、D―キシ
ロース、D―マンニトール、L―アラビノース、
L―ラムノース、i―イノシトール、ラフイノー
ル及びシユークロースを全てよく利用する。 細胞壁組成 ベツカー(Becker)らの方法〔Appl.
Microbiol.13:236(1965)参照〕により分析した
結果、細胞壁組成成分中のジアミノピメリン酸は
LL型であつた。 以上の性状を要約すると、SF―2111株はスト
レプトマイセス属に属し、気菌糸先端は直状〜波
状で、胞子表面構造は平滑型の形態を有する。気
菌糸色調は主に灰桃色で、時に黄色系の色調もみ
られる。裏面は淡黄色〜淡褐色で、可溶性色素は
いずれの培地においても生成しない。 本発明者らは、SF―2111株をストレプトマイ
セス・エスビー.SF―2111(Streptomyces sp.
SF―2111)と称することにした。本菌株は工業
技術院微生物工業技術研究所(微工所)に寄託さ
れており、その微生物受託番号は第5350号であ
る。 2 培養 本発明の方法では、前記菌株のようなストレプ
トマイセス属のSF―2111物質生産菌を通常の微
生物が利用しうる栄養物を含有する培地で培養す
る。栄養源としては、従来ストレプトマイセス属
の菌の培養に利用されている公知のものが使用で
きる。例えば、炭素源としてグルコース、グリセ
ロール、殿粉、水あめ、糖みつ、シユクロース、
デキストリン、大豆油等を使用することができ
る。窒素源としては、大豆粉、小麦胚芽、綿実か
す、肉エキス、ペプトン、コーンステイープリカ
ー、酵母エキス、尿素、硫酸アンモニウム、硝酸
ナトリウム等を使用することができる。その他、
必要に応じて炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、
燐酸塩等の無機塩類を添加するほか、菌の発育を
助けてSF―2111B物質の生産を促進することが
できる各種の有機及び無機物を適当に添加するこ
とができる。 培養法としては、一般抗生物質生産の方法と同
じく好気的条件下での深部培養法が最も適してい
る。培養に適当な温度は25〜37℃であるが、28℃
付近で培養することが多い。SF―2111B物質の
生産は、振盪培養、タンク培養共に2〜7日で蓄
積が最高に達する。 3 検定 SF―2111B物質の検定に当つては、次の方法
が用いられる。検定培地としてグルコース2.5%、
硝酸ソーダ0.2%、リン酸―カリ0.1%、硫酸マグ
ネシウム0.05%、塩化カリ0.05%、硫酸第一鉄
0.01%、寒天1.5%の組成からなる培地を用いる。
検定菌としてはペリクラリア・ササキを用いる。 SF―2111B物質はこれを用いた検定において
125mg/ml〜16mg/mlにおいて濃度の対数と阻止
円径との関係は直線関係を示し、それぞれ36.5〜
16.8mmの阻止円径を与える(ペーパーデイスク平
板法)。 4 採取 本発明により得られるSF―2111B物質は、水
溶性の塩基性抗生物質である。これを培養物より
採収するに当つてその抽出精製には、活性炭末及
び「アンバーライトXAD―2」(米国ローム・ア
ンド・ハース社)や「ダイヤイオンHP―20」
(三菱化成社)等の非イオン性の交叉ポリスチレ
ン重合体の吸着樹脂による吸着、「アンバーライ
ト IRC―50」(米国ローム・アンド・ハース
社)、「アンバーライトCG―50」(米国ローム・ア
ンド・ハース社)等の陽イオン交換樹脂及び「セ
フアデツクスLH―20」、「セフアデツクスG―
10」(フアルマシア・フアイン・ケミカル社)、
「バイオゲルP―2」(ビオ・ラツド社)等のゲル
過樹脂等およびダイヤイオンHP―20AG(三菱
化成社)によるクロマトグラフイーが使用され
る。 具体的には、下記の採取方法が効率的である。
すなわち、培養液中に蓄積された有効成分を
「ダイヤイオンHP―20」に吸着させ、50%アセ
トン水溶液で溶出させる。この溶出液を減圧濃縮
して、アセトンを除去する。これをさらに「CM
―セフアデツクス」(Na+型)、活性炭吸着、「セ
フアデツクスLH20」、「セフアデツクスG―10」、
「ダイヤイオンHP20AG」カラムクロマトグラフ
イー等を適宜組み合わせることにより、高純度の
SF―2111B物質を得ることができる。 以上の方法で得られるSF―2111B物質は、凍
結乾燥することにより、白色無定形粉末状の塩酸
塩として得られる。 2 SF―2111B物質 1 遊離塩基および酸付加塩 前記のように、SF―2111B物質は水溶性の塩
基性抗生物質である。 従つて、SF―2111B物質は酸付加塩を形成す
ることができる。酸付加塩の例としては、上記の
塩酸塩の外に、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸
のような薬学的に許容できる無機酸との塩、並び
に酢酸、クエン酸、安息香酸、アスコルビン酸の
ような薬学的に許容できる有機酸との塩がある。 2 理化学的性状 SF―2111B物質は、その塩酸塩として下記の
理化学的性状を有する。 (1) 外 観:白色無定形粉末 (2) 融 点:181〜184℃で褐変分解する。 (3) 元素分析:C27H43N9O14・11/2HCl・
2H2Oとして下記の通りである。 計算値(%) 実測値(%) C 40.11 40.44 H 6.00 5.85 N 15.60 15.49 Cl 6.59 6.63 (4) 紫外部吸収スペクトル:水溶液中で220nm
〜370nmに特徴的な紫外部吸収極大がな
い。 (5) 赤外部吸収スペクトル:臭化カリウム錠剤
中で測定したSF―2111B物質(塩酸塩)
の赤外部吸収スペクトルを第1図に示す。 (6) 溶解性:水に易溶、メタノール、エタノー
ル、n―ブタノール、アセトン、酢酸エチ
ル、クロロホルム、ベンゼンおよびエーテ
ルには難溶または不溶である。 (7) 安定性:酸性から中性にかけて安定である
が、アルカリ性において不安定である。 (8) 呈色反応:ニンヒドリン、グレイグ―レア
バツク(Greig―Leaback)、レミユー、
トレンスおよび硫酸各反応が陽性で、塩化
第二鉄、硝酸銀およびビユーレツト各反応
が陰性である。 (9) シリカゲル薄層クロマトグラフイーのRf
値(メルク社「シリカゲル60F―254」): 展開溶媒 Rf値 n―ブタノール・酢酸・水 0.12 (2:1:1) n―プロパノール・ピリジン・酢酸・水
0.42 (15:10:3:12) n―プロパノール・酢酸・水 0.06 (4:1:1) (10) 比旋光度:〔α〕23 D―66.4゜ (cl.H2O) (11) 高圧紙電気泳動:東洋紙No.51を用い、
PH6.4のピリジン―酢酸緩衝液(ピリジン
200mlと酢酸8mlとを水3リツトルに溶解
した液)緩衝液で3000V/15分間電気泳動
を行なうと、陰極側にSF―2111B物質は
3.2cm移動し、DL―アラニンは1.3cm、L―
リジンは6.4cm各々移動した。 (12) 重水中で測定した水素核磁気共鳴スペクト
ル(1H―NMR)(100MHz、TMS外部標
準):第2図に示す通りである。 (13)重水中で測定した炭素核磁気共鳴スペクト
ル(13C―NMR)(25MHz、ジオキサン内部
標準):第3図a,bに示す通りである。 (14) アミノ酸組成:SF―2111B物質を封管
中、5規定塩酸で110℃、15時間水解して
アミノ酸自動分析機で分析すると、アラニ
ン、セリンおよびザルコシンが検出され
た。 (15) 化学構造 以上の物理化学的性状より、本物質は下記
の構造式を有すると推定された。 このような構造を有するスライシン系抗生物質
は従来未知と信じられる。このSF―2111B物質
と最も類似するものはSF―2111物質であるが
(特願昭55―21140号)、その物理化学的性状より
R基は
【式】 と推定されるので、SF―2111B物質はSF―2111
物質と異なる新規なスライシン系抗生物質であ
る。 3 抗菌活性 SF―2111B物質の各種微生物に対する抗菌活
性をペーパーデイスク法で測定した結果は、下記
の通りである。
【表】
【表】 ツアペツク培地を用いた寒天希釈法による抗カ
ビスペクトル(最小発育阻止濃度を示す)はつぎ
のとおりである。 第3表 SF―2111B物質の抗カビスペクトル
【表】 4 抗生物質としての利用 以上のように、SF―2111B物質またはその酸
付加塩はグラム陽性菌およびグラム陰性菌に抗菌
活性を有するので、これらの微生物によつておこ
る感染症の予防および治療に医薬品あるいは動物
薬として用いることが可能である。 本発明抗生物質SF―2111B物質を医薬として
感染症の予防および治療に使用する場合の投与量
および投与経路は、上記の抗菌性および毒性を考
慮して、また患者の病状に応じて、他のストレプ
トマイセス属菌による抗生物質の場合に準じて適
宜決定することができる。 3 植物病害防除剤 本発明による抗生物質SF―2111Bは植物病原
菌に強い抗菌力の有するので、SF―2111B物質
またはその酸付加塩を農園芸用殺菌剤、特にイネ
紋枯病防除剤、として使用することが可能であ
る。 本発明による農園芸用殺菌剤は、活性成分が前
記のSF―2111B物質ないしその酸付加塩である
ことに留意すべきことを除けば、農園芸用薬剤、
特に殺菌剤として採用しうる任意の形態ないし使
用態様をとることができる。 具体的には、たとえば本発明のSF―2111B物
質ないしその酸付加塩をそのまま、または水、固
体粉末、その他の適当な担体を用いて希釈し、必
要に応じて展着剤等の補助剤を加えて使用する
か、あるいは農薬製造に一般的に使用されている
方法によつて各種の液体または固体担体を混合
し、必要ならば湿展剤、展着剤、分散剤、乳化
剤、固着剤、滑沢剤等の補助剤を加えて、水和
剤、液剤、乳剤、粉剤、粒剤、微粒剤等の種々の
製剤形態にして使用することができる。 これらの製剤を製造するに当つて、液体担体と
しては、本発明のSF―2111B物質ないしその酸
付加塩に対して溶剤となるものまたは補助剤によ
つて分散もしくは溶解させ得るものが用いられ
る。たとえば、水、芳香族炭化水素類、脂胞族炭
化水素類、アルコール類、エステル類、ケトン
類、極性の大きなジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシドなど、固体担体としては、粘土、
カオリン、タルク、硅藻土、ベントナイト、炭酸
カルシウム、シリカ等の鉱物質粉末類、砂礫類、
木粉その他の有機質粉末および粒状物を用いるこ
とができる。補助剤としては、非イオン、陰イオ
ン、陽イオン、両性各界面活性剤、リグニンスル
ホン酸あるいはその塩、ガム類、脂肪酸塩類、メ
チルセルロース等の糊料があげられる。 本発明による農園芸用殺菌剤は、作物の莖葉に
散布して用いることができるほか、水面や水中あ
るいは土壌表面や土壌中に施用して用いることも
できる。その場合に両立性の農園芸用薬剤ないし
肥料を混用することができる。そのような農園芸
用薬剤にはたとえば、殺菌剤、殺虫剤、除草剤、
植物生長調整剤などがある。 本発明の農園芸用殺菌剤を液剤として使用する
場合には通常散布液中に本発明の化合物が10ない
し1000ppmの濃度で含まれるようにするのが望ま
しく(濃厚少量散布、航空機散布等の場合には必
要に応じてより濃厚な散布液として使用すること
ができる)、粉剤、粒剤、微粒剤等として用いる
場合には0.1ないし30%含まれるようにすること
が望ましい。 施用量は対象病害の種類および程度、対象作物
の種類、施用態様その他によつて変化するが、土
壌に施す場合の例を挙げれば10アール当り水和剤
(有効成分20%)ならばたとえば50〜200リツト
ル、水溶剤(有効成分10%)ならばたとえば50〜
200リツトル、粒剤(有効成分5%)ならばたと
えば2〜6Kg、粉剤(有効成分2%)ならばたと
えば2〜6Kg程度の施用量が一般に適当である。 4 実験例 本発明は下記の諸例に限定されるものではな
く、ここに例示しない多くの変形あるいは修飾手
段を採用しうることはいうまでもない。 1 SF―2111B物質の製造 (1) 培 養 ストレプトマイセス・エスビー・SF―2111株
(微工研寄託受理番号第5350号)の胞子をスター
チ1%、大豆粉3%(PH7)の液体培地1200ml
(500mlエルレンマイヤーフラスコ12本使用)に接
種し、28℃で40時間振盪培養したものを種母とす
る。グルコース1.0%、水あめ4.0%、「サングレ
イン」0.5%、大豆粉2.5%、酵母エキス0.2%、大
豆油0.2%、塩化コバルト0.0001%、硫酸第一鉄
0.001%(PH7)の組成から成る液体培地35リツ
トルに前記種母を接種し、28℃で90時間通気撹拌
培養した。 (2) 抽出 培養終了後、この培養物に過助剤「ハイフロ
スーパーセル」を加えて過し、水洗液を加え
て、液40リツトルを得た。この液を「ダイヤ
イオンHP―20」6リツトルのカラムを通過させ
ると、SF―2111物質およびSF―2111B物質は樹
脂に吸着される。 30リツトルの水で水洗後、50%アセトン水20リ
ツトルで溶出し、5リツトルずつ分画すると、2
番目の5リツトルに活性区分が得られた。これを
減圧濃縮して、2リツトルの水溶液が得られた。 SF―2111物質およびSF―2111B物質を含む水
溶液2リツトルを陽イオン交換樹脂「CMセフア
デツクスC―25」(Na+型)500mlのカラムに吸着
させ、2.5リツトルの水で洗滌後、0.2M食塩水1.5
リツトルで溶離し、この溶液を活性炭50mlのカラ
ムに吸着させ、250mlの水で洗滌後、50%アセト
ン水500mlで溶出し、減圧下で50mlまで濃縮し、
凍結乾燥して、SF―2111物質およびSF―2111B
物質を含む淡黄白色粉末1.4gを得た。 (3) 精 製 SF―2111物質およびSF―2111B物質を含む粗
粉末1.3gを少量の水に溶解し、「CMセフアデツ
クスC―25」(Na+型)100mlのカラムの上部にの
せ、500mlの水で洗滌後0.01M食塩水で展開溶離
すると、10ml分画で画分160〜360番に活性区分が
得られた。活性区分2リツトルを活性炭60mlのカ
ラムに吸着させ、300mlの水で洗滌後、50%アセ
トン水600mlにて溶出し、減圧下で濃縮後凍結乾
燥して、789mgの白色粉末を得た。 この白色粉末700mgを少量の水に溶解し、「ダイ
ヤイオンHP20AG(100〜200メツシユ)」カラム
(200ml)の上端にのせ、水で展開すると、10ml分
画で活性画分35〜48番にSF―2111物質が展開さ
れ(SF―2111物質258mgが得られた)活性画分21
〜26にはSF―2111B物質が展開された。この溶
液を凍結乾燥して、SF―2111B物質の白色粉末
106mgを得た。 この白色粉末100mgを少量の水に溶解し、「セフ
アデツクスG―10」カラム(350ml)の上端にの
せ、水で展開すると、4.5ml分画で活性画分15〜
17は各種溶媒でのシリカゲル薄層クロマトグラフ
イーで単一スポツトを示した。この溶液を凍結乾
燥して、SF―2111B物質の白色粉末85mgを得た。 2 イネ紋枯病の防除効果試験 1/50000アールのワグネルポツトで栽培した穂
ばらみ期の水稲(品種「十石」)に、SF―2111B
物質10重量部、ポリオキシエチレンアルキルアリ
ルエーテル2重量部および水88重量部を混合溶解
させた有効成分10%を含む水和剤を所定の濃度の
散布液に調整したものを、薬剤散布装置スプレー
ガン(2Kg/cm2)を使用して、70ml/3ポツトの
割合で散布した。風乾後ただちに、ペプトン加用
馬鈴薯煎汁寒天培地に48時間平板培養して得た紋
枯病菌を、径0.5cmのコルクボーラーで打ち抜い
た含菌糸寒天片を株の中心、地表面から15cmのと
ころへ挿入して、接種を行なつた。 接種後は、紋枯病菌の侵入進展を助長するた
め、ポツト毎にビニール円筒で覆い、日中30℃お
よび夜間24℃のガラス温室に静置して発病させ、
操種処理10日後に発病莖の病斑長を測定し、次式
に従つて防除価を算出した。また薬害の発生状況
は、同時に肉眼観察によつて行なつた。 防除価(%)=(1−処理区の平均病斑長/無処理区
の平均病斑長) ×100 結果は、第4表に示した通りであつた。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は、SF―2111B物質塩酸塩の臭化カリ
ウム錠剤法での赤外部吸収曲線である。第2図
は、重水中で測定したSF―2111B物質塩酸塩の
水素核磁気共鳴スペクトル(100MHz)である。
第3図a,bは、重水中で測定したSF―2111B
物質塩酸塩の炭素核磁気共鳴スペクトル(25M
Hz)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 その塩酸塩が下記の理化学的性質を有する水
    溶性の抗カビおよび抗細菌性物質であることを特
    徴とする、SF―2111B物質およびその製薬上許
    容される塩。 (1) 外 観 凍結乾燥により白色粉末として得られる。 (2) 融 点 明確な融点を示さず、181〜184℃で褐変分解
    する。 (3) 元素分析 C27H43N9O14・11/2HCl・2H2Oとして下記
    の通りである。 計算値(%) 実測値(%) C 40.11 40.44 H 6.00 5.85 N 15.60 15.49 Cl 6.59 6.63 (4) 紫外部吸収スペクトル 水溶液中で220nm〜370nmに特徴的な紫外部
    吸収極大がない。 (5) 赤外部吸収スペクトル 臭化カリウム錠剤中で測定して、下記の赤外
    部波数(cm-1)において吸収を示す。 3400,2950,1720,1650,1600sh、1550sh、
    1450,1400,1300,1190,1140,1080,1050、
    および950。 (6) 溶解性 水に易溶、メタノール、エタノール、n―ブ
    タノール、アセトン、酢酸エチル、クロロホル
    ム、ベンゼンおよびエーテルに難溶または不
    溶。 (7) 安定性 酸性から中性にかけて安定であるが、アルカ
    リ性において不安定。 (8) 呈色反応 ニンビドリン、グレイグ―レアバツク
    (Greig―Leaback)、レミユー、トレンス、お
    よび硫酸各反応は陽性、塩化第二鉄、硝酸銀お
    よびビユーレツト反応は陰性。 (9) シリカゲル薄層クロマトグラムのRf値(メ
    ルク社製、シリカゲル60F 254) 展開溶媒 Rf値 n―ブタノール・酢酸・水 0.12 (2:1:1) n―プロパノール・ピリジン・酢酸・水 0.42 (15:10:3:12) (10) 比旋光度 〔α〕23 D―66.4゜(cl.水) 2 ストレプトマイセス属に属するSF―2111B
    物質生産菌を培養し、得られた培養物からSF―
    2111B物質を採取することを特徴とする、抗生物
    質SF―2111B物質の製造法。 3 SF―2111B物質ないしその酸付加塩を有効
    成分とすることを特徴とする、農園芸用殺菌剤。
JP4426981A 1981-03-26 1981-03-26 Novel antibiotic sf-2111 b substance and its preparation and its use Granted JPS57158797A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4426981A JPS57158797A (en) 1981-03-26 1981-03-26 Novel antibiotic sf-2111 b substance and its preparation and its use

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4426981A JPS57158797A (en) 1981-03-26 1981-03-26 Novel antibiotic sf-2111 b substance and its preparation and its use

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57158797A JPS57158797A (en) 1982-09-30
JPH024600B2 true JPH024600B2 (ja) 1990-01-29

Family

ID=12686791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4426981A Granted JPS57158797A (en) 1981-03-26 1981-03-26 Novel antibiotic sf-2111 b substance and its preparation and its use

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57158797A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57158797A (en) 1982-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4933180A (en) Novel antibiotic vermisporin, process for the production thereof and pharmaceutical composition comprising it as an active antibacterial agent
WO1999011127A1 (fr) Agent de lutte contre la piriculariose du riz et agent de lutte contre la tavelure du ble
AU729659B2 (en) Sordarin and derivatives thereof for use as crop antifungal agents
JPH024600B2 (ja)
JPH01231892A (ja) F−0368物質
CN1364414A (zh) 长川霉素农用杀菌剂及其制备方法和应用
US5516686A (en) Fungicidal antibiotic producing Streptomyces sp. NCIMB 40212
JPH01110653A (ja) 抗真菌性発酵産生物及びその組成物
JPS6242917B2 (ja)
JP3500670B2 (ja) Mk8383物質、その製造法および農園芸用殺菌剤
JPH08333297A (ja) 新規アントラキノン誘導体及びその用途
JPH1112280A (ja) 新規抗生物質ab5529、その製造法および殺虫剤
JPH09241167A (ja) 抗生物質アフラスタチンa又はその塩、それを有効成分とするアフラトキシン汚染防止剤、抗菌剤、抗真菌剤、抗腫瘍剤、及びその製造法
KR930000525B1 (ko) 제초제와 식물성장억제제의 제조방법 및 그 조성물
US3555075A (en) Novel antifungal agents
JP2950655B2 (ja) 農園芸用殺菌剤
US5196327A (en) Process for producing antifungal fermentation products and compositions thereof
JPH09194499A (ja) 新規抗生物質レゾルマイシンとその製造法および用途
JPH01199988A (ja) 新規抗生物質imc29とその製造法,ならびに殺ダニ剤,除草剤および植物ウイルス病防除剤
JP4619570B2 (ja) Mb5747物質及びその塩、その製造法、並びにmb5747物質又はその塩を有効成分とする農園芸用殺菌剤
JP2827417B2 (ja) デメチルアロサミジン及びその製造法
JPH06277084A (ja) 新規抗生物質ab4063−aおよび−b、ならびにその製造法およびその用途
JP2990628B2 (ja) 新規植物生長調節物質aji−302及びその製造法
JPH0316115B2 (ja)
JPS62138196A (ja) アンスラサイクリン化合物およびその製造法