JPH0245701Y2 - - Google Patents
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- JPH0245701Y2 JPH0245701Y2 JP1341186U JP1341186U JPH0245701Y2 JP H0245701 Y2 JPH0245701 Y2 JP H0245701Y2 JP 1341186 U JP1341186 U JP 1341186U JP 1341186 U JP1341186 U JP 1341186U JP H0245701 Y2 JPH0245701 Y2 JP H0245701Y2
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- Japan
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- wall
- roof panel
- vertical wall
- air passage
- fitting recess
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Landscapes
- Ventilation (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、たとえばサンルームのような組立
建物の換気装置に関する。
建物の換気装置に関する。
従来の技術とその問題点
上述のような組立建物では、室内上部に熱気が
こもり易いために、換気装置が必要である。この
ような換気装置としては、換気扇や排気フアンに
よるもの、開閉自在な天窓によるものなどが知ら
れているが、前者は電気機器および工事が必要で
あり、後者は開閉機構および雨仕舞構造が複雑で
あり、いずれも高価である。
こもり易いために、換気装置が必要である。この
ような換気装置としては、換気扇や排気フアンに
よるもの、開閉自在な天窓によるものなどが知ら
れているが、前者は電気機器および工事が必要で
あり、後者は開閉機構および雨仕舞構造が複雑で
あり、いずれも高価である。
そこで、安価な換気装置としては、建物の一番
高いところ、すなわち棟木に排気口を設けること
が考えられる。ところが、棟木は屋根パネルを支
えて雨水が室内に侵入するのを防ぐ本来の機能を
果たすために、それ自体複雑な構造をしており、
それに排気口を設けようとすれば、構造がますま
す複雑なものになつてしまう。とくに、棟木を型
材によつてつくる場合は、型費が嵩ばることにな
り、経済的でない。
高いところ、すなわち棟木に排気口を設けること
が考えられる。ところが、棟木は屋根パネルを支
えて雨水が室内に侵入するのを防ぐ本来の機能を
果たすために、それ自体複雑な構造をしており、
それに排気口を設けようとすれば、構造がますま
す複雑なものになつてしまう。とくに、棟木を型
材によつてつくる場合は、型費が嵩ばることにな
り、経済的でない。
この考案の目的は、安価で、しかも効率よく換
気を行なうことのできる建物の換気装置を提供す
ることにある。
気を行なうことのできる建物の換気装置を提供す
ることにある。
問題点を解決するための手段
この考案による建物の換気装置は、棟木が、屋
根パネル受け部材と、屋根パネル押え部材28に
よつて形成され、受け部材が、既存家屋の外壁面
に固定される垂直壁と、垂直壁の下端より前向き
にのびかつ屋根パネルの後縁部を屋根パネル後端
面と垂直壁前面の間に空気通過間隙が生じるよう
に前部において受ける下壁と、垂直壁の上端より
前向きにのびかつ屋根パネルの後縁部をこれの上
方に空気通過間隙が生じるように前部において被
覆している上壁とを有し、垂直壁前面に第1嵌合
凹部が設けられるとともに、上壁下面に第2嵌合
凹部が設けられ、押え部材が、屋根パネルの後縁
部を押える押え部38と、押え部より後向きにの
びかつ先端に第1嵌合凹部にはめ合わされる第1
嵌合突部を有する第1仕切壁と、押え部より上方
にのびかつ先端に第2嵌合凹部にはめ合わされる
第2嵌合凸部を有する第2仕切壁とを有し、第1
および第2仕切壁にそれぞれ排気口が設けられ、
屋根パネルに排気口と屋内を連通させる空気通路
91が設けられているものである。
根パネル受け部材と、屋根パネル押え部材28に
よつて形成され、受け部材が、既存家屋の外壁面
に固定される垂直壁と、垂直壁の下端より前向き
にのびかつ屋根パネルの後縁部を屋根パネル後端
面と垂直壁前面の間に空気通過間隙が生じるよう
に前部において受ける下壁と、垂直壁の上端より
前向きにのびかつ屋根パネルの後縁部をこれの上
方に空気通過間隙が生じるように前部において被
覆している上壁とを有し、垂直壁前面に第1嵌合
凹部が設けられるとともに、上壁下面に第2嵌合
凹部が設けられ、押え部材が、屋根パネルの後縁
部を押える押え部38と、押え部より後向きにの
びかつ先端に第1嵌合凹部にはめ合わされる第1
嵌合突部を有する第1仕切壁と、押え部より上方
にのびかつ先端に第2嵌合凹部にはめ合わされる
第2嵌合凸部を有する第2仕切壁とを有し、第1
および第2仕切壁にそれぞれ排気口が設けられ、
屋根パネルに排気口と屋内を連通させる空気通路
91が設けられているものである。
実施例
以下、この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
第1図から第3図は、組立建物の外観を示して
いる。
いる。
組立建物は、既存家屋の外壁面Wに設けられて
いるものであつて、屋外に面している前壁11お
よび左右の側壁12,13と、屋根14と、床1
5とを備えている。これらの部分のうち、屋根1
4以外はこの考案と関係ないので、それらについ
てここでは説明しない。
いるものであつて、屋外に面している前壁11お
よび左右の側壁12,13と、屋根14と、床1
5とを備えている。これらの部分のうち、屋根1
4以外はこの考案と関係ないので、それらについ
てここでは説明しない。
外壁面Wには棟木16が固定されている。外壁
面Wの前方には棟木16の高さよりも低い高さの
左右一対の支柱17,18が棟木16の長さより
狭い間隔で立てられ、これらの支柱17,18の
上端間に棟木16の長さよりも短い軒桁19が渡
し止められている。棟木16と軒桁19には互い
に平行に並べられた5つの垂木20が渡されてい
る。各垂木20は、その後端部において棟木16
で、その前端寄りの部分において軒桁19でそれ
ぞれ受けられており、各垂木20の前部は軒桁1
9より前方に突き出ている。各垂木19の隣り合
うもの同士の間には左から右にかけて順次断熱遮
光屋根パネル21、2つの遮光屋根パネル22お
よび断熱遮光屋根パネル21がはめられている。
各屋根パネル21,22の左右両縁部はいずれも
それぞれの両側に位置する垂木20で受けられて
いる。各垂木20の前端部には軒樋23が渡し止
められている。軒樋23の長さは棟木16の長さ
に等しく、その両端は左右の支柱17,18の側
方に突出している。棟木16と軒樋23の同じ側
の端部同士の間には左右のけらば部材24,25
がそれぞれ渡し止められ、これらの両けらば部材
24,25とそれぞれの内側に位置する2つの垂
木20の間にも2つの断熱遮光屋根パネル26が
それぞれはめられている。これらの断熱遮光屋根
パネル26は上述のものと同じ構造であるが、幅
だけが狭い。棟木16、両支柱17,18、軒桁
19、各垂木20および両けらば部材24,25
はいずれもアルミニウム押出型材製である。
面Wの前方には棟木16の高さよりも低い高さの
左右一対の支柱17,18が棟木16の長さより
狭い間隔で立てられ、これらの支柱17,18の
上端間に棟木16の長さよりも短い軒桁19が渡
し止められている。棟木16と軒桁19には互い
に平行に並べられた5つの垂木20が渡されてい
る。各垂木20は、その後端部において棟木16
で、その前端寄りの部分において軒桁19でそれ
ぞれ受けられており、各垂木20の前部は軒桁1
9より前方に突き出ている。各垂木19の隣り合
うもの同士の間には左から右にかけて順次断熱遮
光屋根パネル21、2つの遮光屋根パネル22お
よび断熱遮光屋根パネル21がはめられている。
各屋根パネル21,22の左右両縁部はいずれも
それぞれの両側に位置する垂木20で受けられて
いる。各垂木20の前端部には軒樋23が渡し止
められている。軒樋23の長さは棟木16の長さ
に等しく、その両端は左右の支柱17,18の側
方に突出している。棟木16と軒樋23の同じ側
の端部同士の間には左右のけらば部材24,25
がそれぞれ渡し止められ、これらの両けらば部材
24,25とそれぞれの内側に位置する2つの垂
木20の間にも2つの断熱遮光屋根パネル26が
それぞれはめられている。これらの断熱遮光屋根
パネル26は上述のものと同じ構造であるが、幅
だけが狭い。棟木16、両支柱17,18、軒桁
19、各垂木20および両けらば部材24,25
はいずれもアルミニウム押出型材製である。
棟木16は、第4図および第5図のいずれにも
詳しく示すように、2つの部材によつて構成され
ており、その1つはコの字形の受け部材27であ
り、いま1つはL字形の押え部材28である。受
け部材27は、外壁面Wにボルト止められている
垂直壁29と、垂直壁29の下端より前向きにの
びかつ各垂木20の後端部がビス止められている
若干前下りの下壁30と、垂直壁20の上端より
前向きにのびかつ各屋根パネル21,22,26
の後縁部を被覆している下壁30と概ね平行な上
壁31とからなる。屋根パネル21,22,26
後端面と垂直壁29前面の間には第1空気通過間
隙101が、屋根パネル21,22,26上面と
上壁31下面の間には第2空気通過間隙102が
それぞれ生じている。垂直壁29前面の高さ方向
中央部に第1嵌合凹部32が前向きに設けられ、
上壁31下面の幅方向中央部に第2嵌合凹部33
が下向きに設けられている。押え部材28は、屋
根パネル21,22,26の後縁部を押える横断
面後向きのコの字形の押え部38と、押え部38
より後向きにのびかつ先端に第1嵌合凹部32に
はめ合わされている第1嵌合突部36を有する第
1仕切壁37と、押え部38より上方にのびかつ
先端に第2嵌合凹部33にはめ合わされている第
2嵌合突部34を有する第2仕切壁35とからな
る。押え部38と各屋根パネル21,22,26
後縁部上面との間にパツキン39が介在されると
ともに、各屋根パネル21,22,26後縁部下
面と受け部材27の下壁30の間にもパツキン4
0が介在され、さらにその垂直壁20上端と外壁
面Wの間にコーキング41が施されることによ
り、棟木16に雨水侵入防止機能が付与されてい
る。そして、押え部材28の第1および第2仕切
壁35,37の第5図で示す部分には、排気口4
2,43がそれぞれ設けられており、これらの排
気口42,43を通じて屋内と屋外が連通してい
る。
詳しく示すように、2つの部材によつて構成され
ており、その1つはコの字形の受け部材27であ
り、いま1つはL字形の押え部材28である。受
け部材27は、外壁面Wにボルト止められている
垂直壁29と、垂直壁29の下端より前向きにの
びかつ各垂木20の後端部がビス止められている
若干前下りの下壁30と、垂直壁20の上端より
前向きにのびかつ各屋根パネル21,22,26
の後縁部を被覆している下壁30と概ね平行な上
壁31とからなる。屋根パネル21,22,26
後端面と垂直壁29前面の間には第1空気通過間
隙101が、屋根パネル21,22,26上面と
上壁31下面の間には第2空気通過間隙102が
それぞれ生じている。垂直壁29前面の高さ方向
中央部に第1嵌合凹部32が前向きに設けられ、
上壁31下面の幅方向中央部に第2嵌合凹部33
が下向きに設けられている。押え部材28は、屋
根パネル21,22,26の後縁部を押える横断
面後向きのコの字形の押え部38と、押え部38
より後向きにのびかつ先端に第1嵌合凹部32に
はめ合わされている第1嵌合突部36を有する第
1仕切壁37と、押え部38より上方にのびかつ
先端に第2嵌合凹部33にはめ合わされている第
2嵌合突部34を有する第2仕切壁35とからな
る。押え部38と各屋根パネル21,22,26
後縁部上面との間にパツキン39が介在されると
ともに、各屋根パネル21,22,26後縁部下
面と受け部材27の下壁30の間にもパツキン4
0が介在され、さらにその垂直壁20上端と外壁
面Wの間にコーキング41が施されることによ
り、棟木16に雨水侵入防止機能が付与されてい
る。そして、押え部材28の第1および第2仕切
壁35,37の第5図で示す部分には、排気口4
2,43がそれぞれ設けられており、これらの排
気口42,43を通じて屋内と屋外が連通してい
る。
5つの垂木20のうち、両外側に位置する2つ
のものと、それらの内側に位置する3つのものと
では両者は互いに構造が若干異なつているが機能
は同じであり、両者を代表するものとして、第6
図に示す後者の垂木20について説明する。垂木
20はこれもまた2つの部材よりなり、その1つ
は各屋根パネル21,22,26の隣り合うもの
同士の左右縁部を受ける受け部材44であり、い
ま1つは同縁部を押えている押え部材45であ
る。受け部材45は横断面概ね逆T形をなし、底
壁46と、これの幅方向中央部につらなる立上が
り壁47とからなる。立ち上り壁47の上端部は
その下方より厚肉に形成されて嵌合突部48とさ
れ、嵌合突部48には所定間隔をおいて上向きの
ねじ孔49があけられている。押え部材45は下
向きコの字状の嵌入部50と、その上端より互い
に反対方向にのびている翼部51とからなる。嵌
入部50がパツキン52を介して嵌合突部48に
はめられ、嵌入部50の頂壁を貫通してビス53
がねじ孔49にねじはめられることにより、受け
部材44と押え部材45が一体化されている。両
翼部51と各屋根パネル21,22,26の縁部
の間にはパツキン54がそれぞれ介在されてい
る。
のものと、それらの内側に位置する3つのものと
では両者は互いに構造が若干異なつているが機能
は同じであり、両者を代表するものとして、第6
図に示す後者の垂木20について説明する。垂木
20はこれもまた2つの部材よりなり、その1つ
は各屋根パネル21,22,26の隣り合うもの
同士の左右縁部を受ける受け部材44であり、い
ま1つは同縁部を押えている押え部材45であ
る。受け部材45は横断面概ね逆T形をなし、底
壁46と、これの幅方向中央部につらなる立上が
り壁47とからなる。立ち上り壁47の上端部は
その下方より厚肉に形成されて嵌合突部48とさ
れ、嵌合突部48には所定間隔をおいて上向きの
ねじ孔49があけられている。押え部材45は下
向きコの字状の嵌入部50と、その上端より互い
に反対方向にのびている翼部51とからなる。嵌
入部50がパツキン52を介して嵌合突部48に
はめられ、嵌入部50の頂壁を貫通してビス53
がねじ孔49にねじはめられることにより、受け
部材44と押え部材45が一体化されている。両
翼部51と各屋根パネル21,22,26の縁部
の間にはパツキン54がそれぞれ介在されてい
る。
断熱遮光屋根パネル21は、第4図および第6
図に示すように、板状断熱材55と、これの上下
両面を被覆している上下金属板56,57とから
なる。
図に示すように、板状断熱材55と、これの上下
両面を被覆している上下金属板56,57とから
なる。
遮光屋根パネル22は、第5図および第6図に
示すように、枠組構造をなすものであつて、左右
の枠部材58,59と、これらの前後の端部間に
それぞれ渡されている前後の枠部材60,61
と、軒桁19の上方やや後寄りの位置において左
右の枠部材58,59に渡されている中間枠部材
62とを備えており、これらの枠部材58〜62
はいずれもアルミニウム押出型材製である。左右
の枠部材58,59の前部、前枠部材60および
中間枠部材62の前部の上面には金属板63の周
縁部がパツキン64,65を介してのせられてい
る。左右の枠部材58,59の後部、中間枠部材
62の後部および後枠部材61の上面には透明板
66の周縁部がパツキン65,67を介してのせ
られている。前枠部材60と中間枠部材62のそ
れぞれの下端には金属板製軒天井68の前後両縁
部がそれぞれ受けられている。左右の枠部材5
8,59はともに横断面コの字状をなしている
が、それぞれの開口部を外に向けるように互いに
異なる向きに並べられている。前枠部材60もま
た横断面コの字状をなす。後枠部材61および中
間枠部材62もまたともに同じ横断面コの字状を
なし、かつ互いに異なる向きに並べられている。
後枠部材61の開口部は後を向き、中間枠部材6
2の開口部は前を向いている。後枠部材61には
上通気口69および通気調節板70が設けられ、
中間枠部材62には下通気口71および通気調節
板72が設けられている。上下通気口69,71
および通気調節板70,72は同一の構造のもの
であるから、第6図に示す上通気口69および通
気調節板70について説明する。通気口69は複
数個あり、各通気口69はいずれも縦長の長方形
をなしかつ後枠部材61の側壁の長さ方向に互い
に間隔をおいて並んでいる。通気調節板70は後
枠部材61にこれの長さ方向に移動自在に取付け
られている。通気調節板70には上述の通気口6
9と同形状で同間隔の複数の連通口73が設けら
れ、これにはルーバー74が設けられている。通
気調節板70を移動させることにより、通気口6
9が開閉される。軒天井68の前半部は軒桁19
の前方に突き出しており、その突出部に複数の外
気取入口75が設けられている。外気取入口75
より流入した空気は左右の枠部材58,59の対
向面、前部金属板63下面および軒天井68上面
によつて囲まれた空間を通つて屋内に導かれるこ
とになり、同空間が第1空気通路76を形成す
る。
示すように、枠組構造をなすものであつて、左右
の枠部材58,59と、これらの前後の端部間に
それぞれ渡されている前後の枠部材60,61
と、軒桁19の上方やや後寄りの位置において左
右の枠部材58,59に渡されている中間枠部材
62とを備えており、これらの枠部材58〜62
はいずれもアルミニウム押出型材製である。左右
の枠部材58,59の前部、前枠部材60および
中間枠部材62の前部の上面には金属板63の周
縁部がパツキン64,65を介してのせられてい
る。左右の枠部材58,59の後部、中間枠部材
62の後部および後枠部材61の上面には透明板
66の周縁部がパツキン65,67を介してのせ
られている。前枠部材60と中間枠部材62のそ
れぞれの下端には金属板製軒天井68の前後両縁
部がそれぞれ受けられている。左右の枠部材5
8,59はともに横断面コの字状をなしている
が、それぞれの開口部を外に向けるように互いに
異なる向きに並べられている。前枠部材60もま
た横断面コの字状をなす。後枠部材61および中
間枠部材62もまたともに同じ横断面コの字状を
なし、かつ互いに異なる向きに並べられている。
後枠部材61の開口部は後を向き、中間枠部材6
2の開口部は前を向いている。後枠部材61には
上通気口69および通気調節板70が設けられ、
中間枠部材62には下通気口71および通気調節
板72が設けられている。上下通気口69,71
および通気調節板70,72は同一の構造のもの
であるから、第6図に示す上通気口69および通
気調節板70について説明する。通気口69は複
数個あり、各通気口69はいずれも縦長の長方形
をなしかつ後枠部材61の側壁の長さ方向に互い
に間隔をおいて並んでいる。通気調節板70は後
枠部材61にこれの長さ方向に移動自在に取付け
られている。通気調節板70には上述の通気口6
9と同形状で同間隔の複数の連通口73が設けら
れ、これにはルーバー74が設けられている。通
気調節板70を移動させることにより、通気口6
9が開閉される。軒天井68の前半部は軒桁19
の前方に突き出しており、その突出部に複数の外
気取入口75が設けられている。外気取入口75
より流入した空気は左右の枠部材58,59の対
向面、前部金属板63下面および軒天井68上面
によつて囲まれた空間を通つて屋内に導かれるこ
とになり、同空間が第1空気通路76を形成す
る。
各屋根パネル21,22,26の下方には透明
板66前後両縁部の直下を通つて左右方向に水平
にのびている前後一対のガイドレール77,78
と、開閉自在な2枚の障子79とが配置されてい
る。両ガイドレール77,78はいずれも各垂木
20の下面に渡されかつビス止めされている。前
ガイドレール77には後向き開口案内溝80が、
後ガイドレール78には前向き開口案内溝81が
互いに向きあうように設けられている。各障子7
9は枠82と、枠82にはめ止められた乳白色の
プラスチツク製半透明板83とを備えている。枠
82の前後の枠部材84,85には案内溝80,
81にはめ入れられた水平および垂直の戸車8
6,87が取付けられている。また枠82の左右
の枠部材88,89にはパツキン90がそれぞれ
取付けられている。
板66前後両縁部の直下を通つて左右方向に水平
にのびている前後一対のガイドレール77,78
と、開閉自在な2枚の障子79とが配置されてい
る。両ガイドレール77,78はいずれも各垂木
20の下面に渡されかつビス止めされている。前
ガイドレール77には後向き開口案内溝80が、
後ガイドレール78には前向き開口案内溝81が
互いに向きあうように設けられている。各障子7
9は枠82と、枠82にはめ止められた乳白色の
プラスチツク製半透明板83とを備えている。枠
82の前後の枠部材84,85には案内溝80,
81にはめ入れられた水平および垂直の戸車8
6,87が取付けられている。また枠82の左右
の枠部材88,89にはパツキン90がそれぞれ
取付けられている。
2枚の障子79を閉めて透明板66を被覆する
と、屋根パネル22の左右の枠部材58,59の
対向面後部、透明板66下面および両障子79上
面によつて囲まれた空間である第2空気通路91
が形成される。第2空気通路91の前部は下通気
口71を介して第1空気通路76と連通し、その
後部は上通気口69を介して排出口42,43に
連通する。
と、屋根パネル22の左右の枠部材58,59の
対向面後部、透明板66下面および両障子79上
面によつて囲まれた空間である第2空気通路91
が形成される。第2空気通路91の前部は下通気
口71を介して第1空気通路76と連通し、その
後部は上通気口69を介して排出口42,43に
連通する。
夏の日のように暑いときには、障子79を閉
め、かつ上下の通気口69,71をともに開けて
おく。そうすると、透明板66からの日射は障子
79にさえぎられて室内に入らないし、外気取入
口75から流入した空気は第1および第2空気通
路76,91を通つて流れ、排出口42,43か
ら排出されるために、障子79の上方には常につ
めたい外気が供給されるから、室内の温度があま
り上昇しない。
め、かつ上下の通気口69,71をともに開けて
おく。そうすると、透明板66からの日射は障子
79にさえぎられて室内に入らないし、外気取入
口75から流入した空気は第1および第2空気通
路76,91を通つて流れ、排出口42,43か
ら排出されるために、障子79の上方には常につ
めたい外気が供給されるから、室内の温度があま
り上昇しない。
一方、冬の日のように寒いときには、障子79
を開け、かつ上下の通気口69,71をともに閉
じておく。そうすると、透明板66を通して室内
に日射が入るし、外気取入口75から外気が室内
に流入することなく、かつ室内の熱気が排出口4
2,43から排出されることもない。
を開け、かつ上下の通気口69,71をともに閉
じておく。そうすると、透明板66を通して室内
に日射が入るし、外気取入口75から外気が室内
に流入することなく、かつ室内の熱気が排出口4
2,43から排出されることもない。
軒樋23は、アルミニウム押出型材製であつ
て、横断面略U形の樋本体92と、樋本体92の
下方に突き出た横断面L形アーム部93とからな
る。樋本体92は、各垂木20の受け部材44の
前端面に当接しかつ上下両端に上下後向き突縁9
4,95をそれぞれ有している後壁96と、下後
向き突縁95の下面幅方向前端よりの部分より概
ね半円を描いて前方に突出した円弧壁97とな
る。上下後向き突縁94,95は受け部材44前
端の上下面にそれぞれそわされてビス止められて
いる。アーム部93の上端は下後向き突縁95の
先端につらなつている。アーム部93の水平部先
端より若干手前の部分に上方突出状逆L形部98
が形成されており、この逆L形部98とアーム部
93の先端部とによつて内部拡大溝を有する吊り
具案内レール99が後向きに形成されている。図
示しないが、逆L形部98の両端部は切り欠かれ
ており、その切り欠き部分からレール99に吊り
具100をはめ込むことができる。レール99に
はめ込まれる吊り具100は、レール99内を摺
動する部材、レール99を転動する部材、レール
99にゆるくはまる頭をもつボルトのようなもの
でよい。吊り具100には図示しないすだれおよ
びカーテンのようなひよけ、吊り鉢などが吊り下
げられる。吊り具100にカーテンを吊り下げた
場合にはカーテンを開閉することができるし、吊
り具100に吊り鉢などを吊り下げた場合には吊
り鉢を任意の位置に移動させることができる。
て、横断面略U形の樋本体92と、樋本体92の
下方に突き出た横断面L形アーム部93とからな
る。樋本体92は、各垂木20の受け部材44の
前端面に当接しかつ上下両端に上下後向き突縁9
4,95をそれぞれ有している後壁96と、下後
向き突縁95の下面幅方向前端よりの部分より概
ね半円を描いて前方に突出した円弧壁97とな
る。上下後向き突縁94,95は受け部材44前
端の上下面にそれぞれそわされてビス止められて
いる。アーム部93の上端は下後向き突縁95の
先端につらなつている。アーム部93の水平部先
端より若干手前の部分に上方突出状逆L形部98
が形成されており、この逆L形部98とアーム部
93の先端部とによつて内部拡大溝を有する吊り
具案内レール99が後向きに形成されている。図
示しないが、逆L形部98の両端部は切り欠かれ
ており、その切り欠き部分からレール99に吊り
具100をはめ込むことができる。レール99に
はめ込まれる吊り具100は、レール99内を摺
動する部材、レール99を転動する部材、レール
99にゆるくはまる頭をもつボルトのようなもの
でよい。吊り具100には図示しないすだれおよ
びカーテンのようなひよけ、吊り鉢などが吊り下
げられる。吊り具100にカーテンを吊り下げた
場合にはカーテンを開閉することができるし、吊
り具100に吊り鉢などを吊り下げた場合には吊
り鉢を任意の位置に移動させることができる。
考案の効果
この考案によれば、棟木に排気口が設けられる
とともに、屋根パネルに空気通路が設けられてい
るから、排気口および空気通路から屋内の熱気を
効率よく排出することができる。
とともに、屋根パネルに空気通路が設けられてい
るから、排気口および空気通路から屋内の熱気を
効率よく排出することができる。
また、棟木が、互いにはめ合わされている受け
部材と押え部材によつて形成されており、2つの
部材を別々につくることができから、棟木に排気
口を設けたもにかかわらず、棟木を簡単につくる
ことができる。
部材と押え部材によつて形成されており、2つの
部材を別々につくることができから、棟木に排気
口を設けたもにかかわらず、棟木を簡単につくる
ことができる。
さらに、受け部材が上下壁を有し、かつ押え部
材が押え部を有しているから、棟木の本来の機能
である雨仕舞の機能を損うこともない。
材が押え部を有しているから、棟木の本来の機能
である雨仕舞の機能を損うこともない。
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は正面
図、第2図は平面図、第3図は右側面図、第4図
から第6図はそれぞれ第2図の−線、−
線、−線に沿う断面図である。 16……棟木、19……軒桁、21,22,2
6……屋根パネル、27……受け部材、28……
押え部材、29……垂直壁、30……下壁、31
……上壁、32,33……嵌合凹部、34,36
……嵌合突部、35,37……仕切壁、38……
押え部、42,43……排気口、75……外気取
入口、76,91……空気通路、79……障子、
99……レール、101,102……空気通過間
隙。
図、第2図は平面図、第3図は右側面図、第4図
から第6図はそれぞれ第2図の−線、−
線、−線に沿う断面図である。 16……棟木、19……軒桁、21,22,2
6……屋根パネル、27……受け部材、28……
押え部材、29……垂直壁、30……下壁、31
……上壁、32,33……嵌合凹部、34,36
……嵌合突部、35,37……仕切壁、38……
押え部、42,43……排気口、75……外気取
入口、76,91……空気通路、79……障子、
99……レール、101,102……空気通過間
隙。
Claims (1)
- 棟木16が、屋根パネル受け部材27と、屋根
パネル押え部材28によつて形成され、受け部材
27が、既存家屋の外壁面Wに固定される垂直壁
29と、垂直壁29の下端より前向きにのびかつ
屋根パネル22の後縁部を屋根パネル22後端面
と垂直壁29前面の間に空気通過間隙101が生
じるように前部において受ける下壁30と、垂直
壁29の上端より前向きにのびかつ屋根パネル2
2の後縁部をこれの上方に空気通過間隙102が
生じるように前部において被覆している上壁31
とを有し、垂直壁29前面に第1嵌合凹部32が
設けられるとともに、上壁31下面に第2嵌合凹
部33が設けられ、押え部材28が、屋根パネル
22の後縁部を押える押え部38と、押え部38
より後向きにのびかつ先端に第1嵌合凹部32に
はめ合わされる第1嵌合突部36を有する第1仕
切壁37と、押え部38より上方にのびかつ先端
に第2嵌合凹部33にはめ合わされる第2嵌合凸
部34を有する第2仕切壁35とを有し、第1お
よび第2仕切壁37,35にそれぞれ排気口4
2,43が設けられ、屋根パネル22に排気口4
2,43と屋内を連通させる空気通路91が設け
られている建物の換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1341186U JPH0245701Y2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1341186U JPH0245701Y2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62124427U JPS62124427U (ja) | 1987-08-07 |
JPH0245701Y2 true JPH0245701Y2 (ja) | 1990-12-04 |
Family
ID=30802450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1341186U Expired JPH0245701Y2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0245701Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6884641B2 (ja) * | 2017-05-29 | 2021-06-09 | 三協立山株式会社 | 簡易建物 |
-
1986
- 1986-01-31 JP JP1341186U patent/JPH0245701Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62124427U (ja) | 1987-08-07 |
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