JPH0224803Y2 - - Google Patents

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JPH0224803Y2
JPH0224803Y2 JP1984125753U JP12575384U JPH0224803Y2 JP H0224803 Y2 JPH0224803 Y2 JP H0224803Y2 JP 1984125753 U JP1984125753 U JP 1984125753U JP 12575384 U JP12575384 U JP 12575384U JP H0224803 Y2 JPH0224803 Y2 JP H0224803Y2
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JP
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roof
wall
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eaves gutter
pillars
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JP1984125753U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえば既存家屋の横に存在する
空間を利用した補助組立建物に関する。
従来技術とその問題点 この種補助組立建物として、後端部が既存家屋
の垂直壁に固定され、屋根前縁部の両端が他面に
立設された支柱で支持され、屋根前縁部に沿つて
軒樋が設けられたものがある。このような補助組
立建物では屋根から軒樋内に流入した雨水を地上
に流下させる必要がある。そこで、従来は、補助
組立建物として次の3つのものが利用されてい
る。
支柱の前面または側面に沿つて別個に用意さ
れた縦樋を設けておき、軒樋内の雨水を縦樋を
通して流下させるようにした補助組立建物。
支柱を横断面方形の中空状とし、軒樋内の雨
水を支柱内部を通して流下させるようにした補
助組立建物。
支柱に沿つて鎖を設け、この鎖の上端を軒樋
内にのぞませた補助組立建物。
しかしながら、上記〜の補助組立建物には
それぞれ次のような問題点があつた。
縦樋を別個に用意する必要があるのでコスト
アツプにつながるとともに、縦樋が支柱から突
出するので狭い場所では不都合である。
支柱の地面への埋込み部において、支柱内部
に水がたまり、支柱の腐食の原因となる。
風が吹いた場合に鎖を伝わつて流下する雨水
が飛散するとともに、鎖が支柱に衝突して騒音
が発生する。
この考案の目的は上記の問題点を一挙に解決し
た補助組立建物を提供することにある。
この明細書において、前後は第3図を基準に
し、前とは第3図左側を指し、後とは同図右側を
指すものとする。また左右とは、後方に向つてい
うものとする。
問題点を解決するための手段 この考案による補助組立建物は、屋根前縁部の
両端が支柱で支持され、かつ屋根前縁部に沿つて
軒樋が設けられる補助組立建物において、屋根前
縁部両端を支持する左右2本の支柱のうち少なく
ともいずれか一方の支柱に、通気用開放部がその
全長にわたつて形成され、軒樋の端部に軒樋内の
水を通気用開放部を備えた支柱内に導く導水部材
が設けられ、導水部材の先端が該支柱の内面に近
接せしめられるものである。
実施例と作用 補助組立建物1は、屋根2と、前壁3と、左右
の側壁4とよりなり、屋根2および側壁4の後端
がそれぞれ既存家屋の垂直壁Wに固定されてい
る。そして、屋根2前縁部の左右両端が地面に立
設されたアルミニウム押出型材製支柱5で支持さ
れ、屋根2前縁部に沿つて軒樋6が設けられてい
る。屋根2の前縁部の左右の中央部は地面に立設
されたアルミニウム押出型材製前部補助支柱7で
支持されている。また、屋根2の側縁部は、後端
において地面に立設されるとともに垂直壁Wに固
定されたアルミニウム押出型材製後支柱8および
その前端よりも若干後方の部分において地面に立
設されたアルミニウム押出型材製側部補助支柱9
によつて支持されている。
屋根2は、アルミニウム押出型材製屋根枠11
に乳白色塩化ビニル製波板からなる屋根板12が
張られたものである。屋根板12は、屋根桟13
に固定フツク(図示略)により固定されている。
屋根枠11の前枠部材16は、水平壁16aと、
水平壁16aの後縁に設けられた垂直立上り壁1
6bとよりなる。そして、水平壁16aの前縁に
横断面略U形の軒樋6が一体的に設けられてい
る。また、前枠部材16の水平壁16aの左右両
端部が支柱5上に載せられてビス17により支柱
5に固定されている。軒樋6の底壁6aの左右両
端部でかつ支柱5と対応する位置には孔18があ
けられている。屋根枠11の側枠部材21は、垂
直壁21aと、垂直壁21aの下縁に設けられた
水平壁21bとよりなり、垂直壁21a上縁に屋
根枠11内に開口した屋根板嵌入溝22が設けら
れ、水平壁21bの外縁に下方に開口した側壁構
成部材嵌入溝23が設けられたものである。
左右の支柱5は横断面略コ字形で、その全長に
わたつて通気用開放部50を備えており、その開
放部50を前方に向けて配置されている。支柱5
の相対向する左右の壁5aのうちいずれか一方の
壁5aの前縁に、他方の壁5aの方に突出しかつ
先端が後方に曲げられたL形雨水飛散防止部材2
4が一体的に設けられている。
屋根枠11の前枠部材16と側枠部材21とは
コーナ連結部材26によつて連結されている。コ
ーナ連結部材26は、軒樋6の前側面に沿う前面
部26aと、軒樋6の端部開口を閉塞するととも
に側枠部材21の外側面に沿う側面部26bと、
軒樋6の底壁6a下面に沿う部分および側枠部材
21の側壁構成部材嵌入溝23の下方への開口を
覆う部分よりなる下面部26cと、前面部26a
の上縁に連なつた後方突出部26dと、側面部2
6bの上縁に連なつた軒樋方向突出部26eとよ
りなる。そして、軒樋6が、前面部26aおよび
下面部26cに沿い、側枠部材21が側面部26
bおよび下面部26cに沿うように、コーナ連結
部材26と軒樋6および側枠部材21とを嵌め合
せ、前面部26aと軒樋6の前側壁6bとをねじ
27で固定するとともに、側面部26bと側枠部
材21の垂直壁21aとをねじ28で固定する。
コーナ連結部材26の下面部26cにおける軒樋
6の底壁6aに沿つている部分でかつ支柱5と対
応する位置に連なつて、軒樋6内の雨水を支柱5
内に導く横断面略U形の導水部材30が一体的に
設けられている。導水部材30とコーナ連結部材
26の下面部26cとの連接部分において、下面
部26cにはその後縁から切欠き31が設けられ
ている。この切欠き31は軒樋6の底壁6aにあ
けられた孔18と合致している。また、導水部材
30は下面部26cから後斜め下方にのびてお
り、その先端は、支柱5の対向壁5aを連結する
連結壁5b前面に近接せしめられており、両者間
には若干の間隙が存在するだけであつて、導水部
材30によつて支柱5内に導かれた雨水は、通気
用開放部50から外部に飛散することなく、連結
壁5b内面を伝つて流下するようになつている。
前壁3は、左側の支柱5と前部補助支柱7との
間および右側の支柱5と補助支柱7との間にそれ
ぞれ乳白色塩化ビニル製波板からなる前壁構成部
材32が張られたものであり、その上端部に有色
または無色透明の障子33を備えた引違い窓34
が設けられている。前壁構成部材32は、左右の
支柱5と前部補助支柱7との間に上下に所定間隔
をおいて渡し止められた複数の胴縁35に固定フ
ツク(図示略)を用いて固定されている。
引違い窓34の窓下枠部材36上面の前縁部に
は、上方に開口しかつ左右方向にのびる前後2つ
の案内溝37が設けられている。前側の案内溝3
7の前側壁は、透明障子33の前方への脱落を防
止するために他の壁よりも若干高くなつている。
引違い窓34の窓上枠部材には、屋根枠11の前
枠部材16が兼用されている。そして、前枠部材
16下面の前縁部に、下方に開口しかつ左右方向
にのびる前後2つの案内溝38が設けられてい
る。引違い窓34の窓側枠部材は支柱5および前
部補助支柱7が兼用せしめられている。透明障子
33としては、透明アクリル板などの透明プラス
チツク板や透明ガラス板が用いられる。但し、無
色透明であつてもよいし、有色透明であつてもよ
い。透明障子33は、窓下枠部材34および前枠
部材16の前後の案内溝37,38にそれぞれ1
枚ずつ摺動自在に嵌められている。透明障子33
を閉じたさいに、2枚の障子33の互いに重なつ
た部分においては振動防止のために両者間にクツ
シヨン部材(図示略)を入れておくことが好まし
い。また、透明障子33は交換自在である。
側壁4における側部補助支柱9と支柱5との間
には、上端部付近で水平中桟40が渡し止められ
ている。そして、水平中桟40よりも上方の部分
に、透明障子33と同色の、すなわち透明障子3
3が有色であればそれと同色で、無色であれば無
色である透明板からなる側壁構成部材41が嵌め
止められている。また、水平中桟40よりも下方
における側部補助支柱9と支柱5との間、および
側部補助支柱9と後支柱8との間にはそれぞれ乳
白色塩化ビニル製波板からなる側壁構成部材42
が張られている。水平中桟40よりも上方の側壁
構成部材41および側部補助支柱9と後支柱8と
の間の側壁構成部材42の上端は、屋根枠11の
側枠部材21の側壁構成部材嵌入溝23に嵌め入
れられている。図示しない側、すなわち右側の側
壁4にはドア(図示略)が設けられている。
このような構成において、屋根2から軒樋6内
に流れ落ちた雨水は、軒樋6端部の孔18を通
り、切欠き31から導水部材30に導かれ、これ
に沿つて流下する。そして、支柱5の連結壁5b
内面を伝わつて地上に流下する。このさい、雨水
が支柱5の連結壁5b内面を伝わつて流れること
によつて、L形雨水飛散防止部材24の作用と相
俟つて、雨水が、通気用開放部50を通つて外部
に飛散するのが防がれる。また、支柱5は前方に
開放しているので、雨がやんだ後には、支柱5内
は速やかに乾燥させられ、支柱5の腐食が防止さ
れる。
上記実施例においては、屋根板12および壁構
成部材32,42として乳白色塩化ビニル製波板
からなるものが用いられているが、、波板の材質
は、塩化ビニルに限らず他の合成樹脂でもよい。
また、平らな板を用いてもよい。また上記実施例
においては屋根2前縁部の左右両端を支持する支
柱5がいずれも通気用開放部を備えており、その
開放部を前方に向けて配置されているが、少なく
ともいずれか一方の支柱だけが通気用開放部を備
えていればよく、しかも通気用開放部を側方に向
けて配置されていてもよい。この場合、通気用開
放部を備えた支柱の側に導水部材を設けておく。
また、支柱の横断面形状は略コ字形に限るもので
はない。また、上記実施例においては、導水部材
がコーナ連結部材と一体的に設けられているが、
これに限るものではない。
考案の効果 この考案による補助組立建物は、屋根前縁両端
を支持する左右2本の支柱のうち少なくともいず
れか一方の支柱に、通気用開放部がその全長にわ
たつて形成されているので、雨がやんだ後には、
支柱内は速やかに乾燥させられ、支柱の腐食が防
止される。しかも、導水部材の先端が該支柱の内
面に近接せしめられるので、導水部材により支柱
内に導かれた雨水は、支柱内面に沿つて流下し、
通気用開放部を通つて外方に飛散するのが防止さ
れる。また、別個に用意した縦樋を設ける必要が
ないのでコストダウンを図ることができるととも
に、狭い場所に設置する場合にも好都合である。
また、支柱が通気用開放部を備えているので、通
気性が良くなつて内部が乾燥しやすくなり、支柱
の地面への埋込部において、支柱内部に水がたま
るのが防止される。したがつて、支柱の耐食性が
向上する。さらに、水流下用鎖を用いた場合のよ
うに、風が吹いて雨水等が飛散したり、鎖が支柱
に衝突して騒音が発生したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は屋根
枠の前枠部材および側枠部材と支柱との連結部分
を示す分解斜視図、第2図は補助組立建物全体の
斜視図、第3図は第2図の−線にそう拡大断
面図、第4図は第3図の−線にそう断面図、
第5図は第3図の−線にそう矢視図である。 1……補助組立建物、2……屋根、5……支
柱、6……軒樋、30……導水部材、50……通
気用開放部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根前縁部の両端が支柱で支持され、かつ屋根
    前縁部に沿つて軒樋が設けられる補助組立建物に
    おいて、屋根前縁部両端を支持する左右2本の支
    柱のうち少なくともいずれか一方の支柱に、通気
    用開放部がその全長にわたつて形成され、軒樋の
    端部に軒樋内の水を通気用開放部を備えた支柱内
    に導く導水部材が設けられ、導水部材の先端が該
    支柱の内面に近接せしめられる補助組立建物。
JP12575384U 1984-08-17 1984-08-17 補助組立建物 Granted JPS6139704U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12575384U JPS6139704U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 補助組立建物

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JP12575384U JPS6139704U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 補助組立建物

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Publication Number Publication Date
JPS6139704U JPS6139704U (ja) 1986-03-13
JPH0224803Y2 true JPH0224803Y2 (ja) 1990-07-09

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JP12575384U Granted JPS6139704U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 補助組立建物

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0748837Y2 (ja) * 1991-07-25 1995-11-08 株式会社淀川製鋼所 組立家屋の樋構造
EP3604704B1 (de) * 2018-08-03 2024-02-28 Weinor GmbH & Co. KG Überdachung mit optimierter regenwasserführung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52108022U (ja) * 1976-02-12 1977-08-17

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JPS6139704U (ja) 1986-03-13

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