JPH0245448B2 - - Google Patents

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JPH0245448B2
JPH0245448B2 JP59007707A JP770784A JPH0245448B2 JP H0245448 B2 JPH0245448 B2 JP H0245448B2 JP 59007707 A JP59007707 A JP 59007707A JP 770784 A JP770784 A JP 770784A JP H0245448 B2 JPH0245448 B2 JP H0245448B2
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pulse
magnetic field
gradient magnetic
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magnetic resonance
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JP59007707A
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JPS60151548A (ja
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Hideto Iwaoka
Hiroyuki Matsura
Sunao Sugyama
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Priority to US06/659,409 priority patent/US4651097A/en
Priority to DE3437509A priority patent/DE3437509A1/de
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Publication of JPH0245448B2 publication Critical patent/JPH0245448B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N24/00Investigating or analyzing materials by the use of nuclear magnetic resonance, electron paramagnetic resonance or other spin effects
    • G01N24/08Investigating or analyzing materials by the use of nuclear magnetic resonance, electron paramagnetic resonance or other spin effects by using nuclear magnetic resonance

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  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、核磁気共鳴(nuclear magnetic
res onance)(以下これを「NMR」と略称する)
現象を利用して、被検体内における特定原子核分
布等を被検体外部より知るようにしたNMRによ
る検査方法およびその装置に関するものであり、
特に医療用装置に適するNMR画像装置の改良に
関する。
(従来の技術) NMR画像装置は、生体(通常は患者)をある
磁場中におく。そして、生体に所定のパルス状の
電磁波を印加し、生体を構成している各種の原子
の中で、対象とする特定の原子核のみを励起す
る。いつたん励起された原子核は、再びもとのエ
ネルギー状態に復帰するが、このとき、外部に、
吸収したエネルギーを電磁波として放出する。
NMR画像装置では、この放出される磁界をコイ
ルで検出する。この検出信号が核磁気共鳴信号
(NMR信号…エコー信号とFID(free induction
decay)とがある)と言われ、対象とする原子核
について種々の情報を含んでいる。NMR画像装
置は、これを解析し、生体の一部を断層画像とし
て映像化し、生体の診察、治療等に役立てる装置
である。
初めにNMRの原理について概略を説明する。
原子核は、陽子と中性子とからなつており、こ
れらは全体として、核スピン角運動量→で回転
(自転)していると見なされる。
第1図は、水素の原子核(1H)を示したもの
で、(イ)に示すように1個の陽子Pからなり、スピ
ン量子数1/2で表わされる回転をしている。陽子
Pは(ロ)に示すように正の電荷e+を持つているの
で、原子核の回転に従い磁気モーメントμ→が生ず
る。すなわち、一つ一つの水素の原子核は、それ
ぞれ一つ一つの小さな磁石と見なせる。
第2図は、この点を模式的に示した説明図で、
鉄のような強磁性体では、この微小磁石の方向が
(イ)に示すように揃つており、全体として磁化が観
測される。これに対して、水素等の場合は、微小
磁石の方向(磁気モーメントの向き)は(ロ)に示す
ようにランダムであつて、全体として磁化は見ら
れない。
ここで、このような物質にZ方向の静磁場H0
を印加すると、各原子核がH0の方向に揃う。
第3図(イ)は水素原子核について、この様子を示
したものである。水素原子核のスピン量子数は1/
2であるから、第3図(ロ)に示すように、−1/2と+
1/2の2つのエネルギー準位に分かれる。2つの
エネルギー準位間のエネルギー差△Eは、(1)式で
表わされる。
△E=γ〓H0 (1) ただし、 γは磁気回転比(原子核種ごとに固有の定数) 〓=h/2π hはプランク定数 ここで、各原子核には、静磁場H0によつて、 μ→×H0 なる力が加わるので、原子核はZ軸の回りを(2)式
で示すように角速度ωで歳差運動をする。
ω=γH0(ラーモア角速度) (2) 即ち原子核の種類ごとに、それぞれ異なつたラ
ーモア角速度ωnで歳差運動をしている。
このように静磁場H0中におかれた生体に、例
えばラーモア角速度ω1に対応した周波数(1
ω1/2π)の電磁波(通常ラジオ波)を印加する
と、この周波数1に相当した歳差運動をしている
原子核に共鳴が起り、原子核は(1)式で示されるエ
ネルギー差△Eに相当するエネルギーを吸収し
て、高い方のエネルギー準位に遷移する。
ここで、通常、生体は複数種類の原子核で構成
されているが、静磁場H0の環境下で、印加され
た周波数1の電磁波と共鳴する原子核は、1種類
のみである。従つて、生体に印加する静磁場H0
の強さと、印加する周波数とを選択することに
より、特定の種類の原子核の共鳴のみを取出すこ
とができる。
そして共鳴の強さを測定すれば、原子核の存在
量を知ることができる。また、高い準位へ励起さ
れた原子核は、共鳴後、緩和時間と呼ばれる時定
数で定まる時間の後に、低い準位へ戻る。このと
き、吸収したエネルギーを外部へ放出するので、。
共鳴の強さを時間的変化を測定すれば、以下に述
べる時間を知ることができる。
緩和時間は、スピン−格子緩和時間(縦緩和時
間)T1と、スピン−スピン緩和時間(横緩和時
間)T2とに分類される。この緩和時間を観測す
ることにより物質分布のデータを得ることができ
る。一般に固体では、横緩和時間T2は短く、核
磁気共鳴で得たエネルギーはまずスピン系に行き
わたつてから格子系に移つて行く。従つて、縦緩
和時間T1は、T2に比べて著しく大きい。これに
対して、液体では分子が自由に運動しているの
で、スピン同士と、スピンと分子系(格子)との
エネルギー交換の起りやすさは同程度である。従
つて時間T1とT2はほぼ等しい値になる。
ここでは、水素原子核(1H)について説明し
たが、この他にも核スピン角運動量をもつ原子核
で同様の測定を行なうことが可能であり、リン原
子核(31P)、炭素原子核(13C)、ナトリウム原子
核(23Na)等に適用可能である。
このように、NMRによつて、特定原子核の存
在量及びその緩和時間を測定することができるの
で、物質内の特定原子核について種々の化学的情
報を得ることにより、被検体内に種々の検査を行
なうことができる。
従来より、このようなNMR現象を利用して被
検体の組織に関する画像を得る方法として、PR
法(Projection reconstruction method…投影復
元法とも言う)がある。
このPR法による像再構成の原理は、X線CT装
置とほぼ同様の原理である。まず被検体の体軸方
向(z軸方向)に勾配磁場をかけて、仮想輪切り
部分(z軸に垂直な面)のプロトンを励起する。
なお、断層面としては被検体の体軸に直交する面
をとる場合について説明するが、勾配磁場を変え
ることにより任意の面を選択することが出来る。
次に、x,y方向にそれぞれ勾配磁場をかけ、こ
の状態でNMR信号を検出し、x,yの合成勾配
磁場と直角方向へのプロジエクシヨンを得る。そ
して、x,yの合成勾配磁場の値を変える動作を
繰り返し、これに対応するNMR信号を得て、
各々をフーリエ変換することにより被検体の数多
くの方向についてプロジエクシヨンを求める。こ
のプロジエクシヨンを用いて、CT手法によつて、
被検体の像を再構成する手法がPR法である。
第4図は、このPR法による従来装置の検査手
法の一例を説明するための動作波形図である。
初めに、静磁場H0中の被検体に第4図ロに示
すようなZ勾配磁場Gz +と、イに示すような狭い
周波数スペクトルjの高周波パルス、即ち、RF
パルス(90゜パルス)を印加する。生体のZ軸方
向(体軸方向)には、勾配磁界Gzが印加されて
おり、プロトンは、磁界の強さに比例した周期で
歳差運動をしている。ここでZ軸の或る位置
(H0+△Gz)における断面部だけは、印加された
RFパルスの周波数(ωj=2πj)と同一のラーモ
ア角速度 ωj=γ(H0+△Gz) でプロトンが歳差運動をしている。従つて、この
周波数を中心周波数とする近傍の角速度で歳差運
動をしているプロトンだけが励起される。即ち、
Z軸方向の勾配磁場Gzは、生体のスライス面位
置決定のために作用する。そして励起されたプロ
トンの磁化Mは、第5図イに示すような角速度
ωjで回転する回転座標系上に示せば、y′軸方向に
90゜向きを変えたものとなる。
続いて、第4図ハ,ニに示すようにx勾配磁場
Gxとy勾配磁場Gyを同時に加える。この2つの
勾配磁場により合成の2次元勾配磁場を作り、こ
の環境下でホに示すようなNMR信号を検出す
る。ここで、磁化Mは、第5図ロに示すように、
磁場の不均一性やT2緩和によつて、x′−y′面内で
矢印方向に次第に分散しているので、やがて
NMR信号は減少し、第4図ホに示すように時間
Tsを経過して無くなる。このようにして得られ
たNMR信号をフーリエ変換すれば、 X勾配磁場Gx,y勾配磁場Gyにより合成され
た勾配磁場と直角な方向へのプロジエクシヨンと
なる。
その後、所定の時間Tdだけ待つて、上述と同
様の動作にて、次のシーケンスを繰返す。各シー
ケンスにおいては、Gx,Gyの値を少しずつ変え、
合成勾配磁界の向きをいろいろにとる。これによ
つて、各プロジエクシヨンに対応するNMR信号
を被検体の数多くの方向について求めることがで
きる。
(発明が解決しようとする問題点) このような動作をなす従来装置においては、第
4図に示すように、NMR信号が無くなるまでの
時間Tsは、10〜20msであるが、次のシーケンス
に移るまでの所定時間Tdは、縦緩和時間T1のた
め1sec程度は必要となる。それゆえに、一つの被
検体断面を、例えば128プロジエクシヨンで再構
成するものとすれば、その測定には少なくとも2
分以上の長い時間を必要とし、高速化を実現する
際の大きな障害の一つとなつている。
また、勾配磁場の印加を順次切換えるように
し、かつその勾配磁場の印加時間あるいは振幅を
変えてNMR信号を得、これを2次元フーリエ変
換してスライス面の画像を得るようにした2次元
フーリエ法による従来のNMR画像装置において
も、Tdは同様に1sec程度であり、全測定時間が
長いという欠点がある。
このような障害を解決すべく、NMR分析計用
に提案されているDEFT法(drivcn equilibrium
fourier transform)を仮にNMR画像装置に適用
した場合について考査すると、次のような次点が
ある。結論としては、NMR画像装置にDEFT法
を用いることは不適切であり、NMR画像装置に
DEFT法を使用するとした公知技術例もない。
このNMR分析計用に提案されているDEFT法
は、{「パルス及びフーリエ変換NMR」フアラ
ー、ベツカー著:吉岡書店}に記載されている。
このDEFT法は高速化のためのパルスシーケンス
であり、(90゜x…τ…180゜y…τ…90゜−x…Tdn
で構成されるものである。このDEFT法で2次元
のイメージングを行なう場合、90゜パルスは、選
択励起法(勾配磁場を同時に印加)を用いて特定
のスライス面内だけを励起するようになつてお
り、この点については問題はない。
しかし、180゜パルスについては選択と非選択励
起の両方が考えられる。
第27図は、第1の90゜パルスの直前のz軸上
の磁化Mzの動的平衡状態におけるスライスの厚
さ方向の分布をBlochの方程式を用いて、計算機
でシミユレーシヨンした結果を示したものであ
る。第27図の横軸は、z方向すなわちスライス
厚さ方向であり、スライス厚を±1の区間にする
ように規格化してある。第27図では、DEFT法
における180゜パルスの選択励起と非選択励起の場
合及び本発明の場合の3つのシミユレーシヨン結
果を示した。ここでは、選択励起とするために
90゜パルスはガウシアン変調してある。これは、
生体の平均的T1,T2及びTr=100ms(繰り返し時
間)を用いて計算したものである。Mzはパルス
シーケンスを実行する前のMzを1とし、その大
きさはNMR信号強度に対応している。
(a) DEFT法の非選択励起180゜パルスの場合、第
27図の鎖線Aで示すように、スライス面外で
Mzが非常に小さくなつてしまう。
一般に、パルスシーケンスの待ち時間Td
間には他の複数のスライス面に対して同一なパ
ルスシーケンスを順次ほどこすようにしてお
き、元のパルスシーケンスについては、十分に
長いTdによりMzがT1縦緩和して大きくなつた
後に元のスライス面の次のビユー(view)に
ついてNMR撮像を行なうというマルチスライ
ス法が行なわれている。これはNMR信号(Mz
の大きさ)の減少をなくして、同時に複数面の
データが得られるため、疑似高速法として効果
的である。しかし、マルチスライス法はスライ
ス面外のMzが、他のスライス面励起の影響を
受けずに大きいことが条件となる。
このような条件から見ると、非選択励起の
180゜パルスを用いたDEFT法は、スライス面外
のMzが小さくなつてしまうためマルチスライ
ス法を併用できない欠点がある。実際のスライ
ス形状は、第27図のMzにスライス形状の関
数(ここではガウシアン形)を乗じたものとな
り、それを第28図に示す。第28図の横軸は
第27図と同じである。
(b) 次に、DEFT法の選択励起の180゜パルスの場
合を考査してみると、第27図および第28図
の鎖線Bで示すようになる。この場合Mzは第
27図に示すようにスライス面外では大きく問
題はないが、スライス形状は第28図に示すよ
うに3つの山状となり、問題である。3つの山
状となる原因は、スライス境界の磁化Mが選択
励起の180゜パルスの際複雑な動作をするため各
Mzのベクトル方向がばらばらになり結果とし
て信号が減少するためである。
以上のように公知の技術であるDEFT法をその
ままNMR画像装置に使用することは、不適切で
ある。
本発明の目的は、この様な点に鑑み、得られる
画像の質を落さずにスキヤンタイムを短縮した核
磁気共鳴による検査方法およびその装置を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) この様な目的を達成するために本発明では、
RFパルスによる多数のNMR信号を観測した後
磁化を強制的に熱平衡状態に戻すようにし、これ
により短い待ち時間で次のパルスシーケンスに移
行でき、全体としてのスキヤン時間を高速にした
ことを特徴とする。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明を説明する。第6図
は、本発明に係る装置の一実施例の構成を示すブ
ロツク図である。同図において、1は一様な静磁
場H0(この場合の方向をZ方向とする)を発生さ
せるための静磁場用コイル、2はこの静磁場用コ
イル1の制御回路で、例えば直流安定化電源を含
んでいる。静磁場用コイル1によつて発生する磁
束の密度H0は0.1T程度であり、また均一度は
10-4以上であることが望ましい。
3は勾配磁場用コイルを総括的に示したもの、
4はこの勾配磁場用コイル3の制御回路である。
本発明の装置においては、第1、第2の勾配磁
場を発生させるが、単に第1、第2の勾配磁場と
記載して説明すると抽象的であり、発明が分りに
くい。そこで、本明細書では、第1の勾配磁場を
z勾配磁場とし、第2の勾配磁場をx勾配磁場と
y勾配磁場との合成の磁場として説明を行なう。
ただし、この組合せはどんなものでもよく、第1
と第2の勾配磁場が異なつた方向の勾配磁場であ
ればよい。また、前記x,y,z勾配磁場以外の
他方向の勾配磁場を組合せてもよい。
また、本明細書では、第1、第2の勾配磁場を
発生させる手段として、それぞれ専用のコイル手
段(z勾配磁場用コイル、x勾配磁場用コイル、
y勾配磁場用コイル)が設けられている例で説明
するが、これに限定するわけではない。即ち、第
1、第2の勾配磁場を発生させるのに、例えば、
1つの手段で第1、第2の勾配磁場の両方を発生
させるようにしてもよい。
第7図イは勾配磁場用コイル3の一例を示す構
成図である。同図イに示すコイルは、z勾配磁場
用コイル31と、y勾配磁場用コイル32,33
とを含んでいる。更に、図示していないがy勾配
磁場用コイル32,33と同じ形であつて、90゜
回転して設置されるx勾配磁場用コイルも含んで
いる。この勾配磁場用コイル3は、一様な静磁場
H0と同一方向で、x,y,z軸方向にそれぞれ
直線勾配をもつ磁場を発生する。制御回路4はコ
ントローラ20によつて制御される。
5は被検体に狭い周波数スペクトルの高周波
パルスを電磁波として与える励磁コイルで、その
の構成を第7図ロに示す。
6は測定しようとする原子核のNMR条件に対
応する周波数(例えばプロトンでは、42.6MHz/
T)の信号を発生する発振器で、その出力は、コ
ントローラ20からの信号によつて開閉が制御さ
れるゲート回路30と、パワーアンプ7を介して
励磁コイル5に印加されている。8は被検体にお
けるNMR信号を検出するための検出コイルで、
その構成は第7図ロに示す励磁コイルと同じで、
励磁コイル5に対して90゜回転して設置されてい
る。なお、この検出コイル8は、被検体にできる
だけ近接して設置されることが望ましいが、必要
に応じて、励磁コイル5と兼用させてもよい。
9は検出コイル8から得られるNMR信号
(FID信号あるいはエコー信号)を増幅する増幅
器、10は位相検波回路、11は位相検波された
増幅器9からの波形信号を記憶するウエーブメモ
リ回路で、A/D変換器を含んでいる。13はウ
エーブメモリ回路11からの信号を例えば光フア
イバで構成される等の伝送路12を介して入力
し、所定の信号処理を施して断層像を得るコンピ
ユータ、14は得られた断層像を表示するテレビ
ジヨンモニタのような表示器である。また、コン
トローラ20からコンピユータ13へは、信号線
21により、必要な情報が伝送される。
コントローラ20は、第1と第2の勾配磁場
(勾配磁場Gz,Gx,Gy)、RFパルスの振幅を制御
するために必要な信号(アナログ信号)、及びRF
パルスの送信やNMR信号の受信に必要な制御信
号(デジタル信号)を出力することができるよう
に構成されたものである。このコントローラ20
は、本発明に係る装置の特徴とするシーケンス機
能、即ち、RFパルスの動作タイミングや第1と
第2の勾配磁場の動作タイミングを制御する機能
を有している。ただし、このシーケンス機能を果
す素子は、コントローラ20に限定するものでな
く、他の素子、例えばコンピユータ13にこの機
能をもたせても本発明は成立する。
第8図はその様なコントローラの特に高速制御
が可能で制御シーケンスやアナログ波形の変更等
が容易なコントローラの一例を示す構成図であ
る。同図において、221は操作卓210または
操作卓を介してコンピユータ13から送られてく
るデータを各メモリに書込む書込み制御回路、2
22,225,228,231はこの書込み制御
回路から与えられるx,y,z勾配信号および変
調信号の波形データがそれぞれ書込まれる波形記
憶メモリ、223,226,229,232はそ
の波形記憶メモリ、222,225,228,2
31からの波形データ出力をそれぞれ一時保持す
るラツチ回路、224,227,230,233
はこのラツチ回路223,226,229,23
2からの出力をそれぞれDA変換するDA変換回
路である。x2,y2,z2,M2は前記DA変換回路か
ら出力されるそれぞれx,y,z勾配信号出力お
よび変調信号出力である。234,236,23
8,240は波形記憶メモリで、書込み制御回路
221を介して与えられる送受信回路制御信号す
なわちAD変換制御信号、送信ゲート制御信号、
受信ゲート制御信号、位相選択信号(互いに位相
の異なる4種のRFパルスの中からいずれか1種
のパルスを選択するための信号である。)のデー
タが書込まれる。
235,237,239,241はこの波形記
憶メモリからのデータ出力を一時保持するラツチ
回路、T2,S2,R2,PSはラツチ回路235,2
37,239,241から出力されるAD変換制
御信号、送信ゲート制御信号出力、受信ゲート制
御信号出力、位相選択信号である。
243は前記各波形記憶メモリの内容を前記ラ
ツチ回路へ読出す読出し制御回路、242は前記
操作卓またはコンピユータから(以下単にコンピ
ユータと言う)の書込み/読出し開始アドレスの
値をセツトすると共に、そのアドレスの値に書込
み/読出し制御回路から与えられる値+1を順次
加算し、これを書込み/読出しアドレスとして出
力するメモリアドレストジスタ、244は前記コ
ンピユータから与えられる出力ステツプ数がセツ
トされ出力終了を前記読出し制御回路243に知
らせる出力カウントレジスタ、245は前記コン
ピユータから与えられる1ステツプの時間長さ
(1ステツプ)がセツトされて1ステツプ長のパ
ルスを発生する1ステツプ長パルス発生回路であ
る。
この様な構成のコントローラの動作は次の通り
である。
(イ) 書込み動作 コンピユータから送られて来る波形データをコ
ンピユータが指定する波形記憶メモリの指定番地
に書込む。すなわち、まずメモリアドレスレジス
タ242に書込み開始アドレスがセツトされる。
書込み指令と共にコンピユータから送られて来た
データは、書込み制御回路221により選択され
た波形記憶メモリ内の、メモリアドレスレジスタ
により指定された番地に書込まれる。この後書込
み制御回路221は自動的にメモリアドレスレジ
スタ242に1を加算して次の書込みのメモリア
ドレスにしておく。他の波形記憶メモリに対して
も上述と同様な動作により順次書込んで行く。
(ロ) 読出し動作 各メモリの内容を並列に読出す。第9図に、読
出した信号波形のタイムチヤートの一例を示す。
コンピユータは、まず波形記憶メモリの読出し開
始番地をメモリアドレスレジスタ242にセツト
する。次に読出しステツプ数を出力カウントレジ
スタ244にセツトする。また1ステツプ長(読
出し時の1ステツプ当たりの時間)を1ステツプ
長パルス発生回路245にセツトする。次にコン
ピユータからの読出し開始指令でメモリアドレス
レジスタ242が示す番地における波形記憶メモ
リ222,225,228,231,234,2
36,238,240の各内容を同時に読出し、
データが出揃つたところで読出し制御回路243
からラツチ回路223,226,229,23
2,235,237,239,241にラツチパ
ルスを出力しデータをラツチする。次にメモリア
ドレスレジスタ244が終了を示していれば、読
出し制御回路243からラツチ回路223,22
6,229,232,235,237,239,
241にクリアパルスを出力し読出し動作を終了
する。出力カウントレジスタ244が終了してい
ない時は、出力カウントレジスタ244から1だ
け減算し、1ステツプ長パルス発生回路245か
らの出力によつて1ステツプの時間長だけ待つた
後次の読出しステツプに移る。以下同様に繰返
し、例えば第9図のような波形を読出すことがで
きる。x,y,z勾配信号および変調信号は、ラ
ツチ回路出力を更にDA変換器224,227,
230,233においてDA変換して得たアナロ
グ信号であり、変調信号M2はゲート回路30に、
またx,y,z勾配信号は勾配磁場用の制御回路
4にそれぞれ導かれる。
このようなコントローラによれば、波形記憶メ
モリ等の専用ハードウエアを備えているので多数
のデータを高速に読出し出力することができる。
また、波形記憶メモリの内容は必要に応じて書換
えができるので、任意のアナログ・デイジタル信
号波形を出力することができる。更に読出し開始
番地や読出しステツプ数を適当に与えることによ
り、信号波形の一部使用(実際に使われることが
多い)をすることも容易である。
ゲート回路30は、発振器6からのRF信号を
受け、これに対して90゜ずつ位相の異なる4種の
信号を作り、コントローラ20の指示に基づき4
種の信号の内の1つを選択し、これを更にRF変
調信号で変調して励磁コイル5用の駆動信号を得
るもので、第10図にその詳細な構成を示す。同
図において、311は入力されるRF信号に対し
て位相のずれが0゜と90゜の2つの信号が同時に得
られる90゜位相器、312,313は入力信号に
対して位相のずれが0゜と180゜の2つの信号が同時
に得られる180゜位相器である。
図示のように90゜位相器311の各出力を180゜
位相器の各々に与えることにより、RF信号に対
して0゜,180゜,90゜,270゜の位相差を有する信号が
得られる。これらの信号はそれぞれ高周波スイツ
チ(例えばダブルバランスドミキサー:DBMを
使用することができる。)314〜317を通つ
て結合器321とに導かれ、加え合わされる。こ
の場合、高周波スイツチはデコーダドライバ32
0の出力によつて個別に付勢されるようになつて
おり、コントローラ20から与えられる位相選択
信号PSをデコードしてなるデコーダドライバ3
20の4つの出力(X,Y,−X,−Y)はいずれ
か1つがアクテイブとなる。これにより、その対
応するスイツチのみが導通状態となる(他の3個
のスイツチは非導通)。従つて、結合器321に
は1つの信号のみ入力されたこととなる。
結合器321の出力は増幅器322を経過した
後変調器323に入力され、ここで、コントロー
ラ20より与えられるRF変調信号(パルス信号
であり、そのパルス幅およびピーク値で磁化Mの
回転が決まる。)により変調され、例えば第4図
のイに示すガウシアン波形に変調されて出力され
る。
この様な構成のゲート回路によれば、1つの
RF信号をもとに0゜,90゜,180゜,270゜の位相差を
呈するRF信号を得、これらの信号の中から所望
のものを択一的に択し、更に適宜のタイミングに
所望の波形でその信号を変調することが極めて容
易にできる利点がある。
この様に構成された本発明の装置の動作を、第
11図の2次元PR法における場合のタイムチヤ
ートを参照して次に説明する。
1 制御回路2から静磁場用コイル1に電流を流
し、被検体(被検体は各コイルの円筒内に設
置)に静磁場H0を与えた状態において、コン
トローラ20より制御回路4を介してz勾配磁
場用コイル31に電流を流し、第11図ロに示
すように、第1の勾配磁場(z勾配磁場Gz +
を与えると共に、第11図イに示すように第1
の90゜xパルスを与えて、被検体を選択励起す
る。この時点をt0とする。
2 前記のGz +印加に続いてGz -を印加する。こ
れは、被検体の異なる部分からのNMR共鳴信
号の位相を一致させるためのものであつて、こ
のような技術は公知の技術である。このGz -
加の終了時点をt2とする。
3 その後、tn1の時間Gx,Gyをそれぞれgx1
gy1の大きさで印加する。
4 前記第1の90゜xパルス印加よりTs1時間後に、
ゲート回路30において選択し出力される位相
差90゜の矩形波状に変調されたRF信号である
180゜パルスで被検体を励起し磁化を反転する。
この180゜yパルスの前後において、第11図
のロ〜ニのようにGx,GyおよびGzでホモジニ
テイ・スポイル・パルスを加える。このホモジ
ニテイ・スポイル・パルスにより180゜パルスの
不正確さに起因して生じるノイズ発生を抑える
ことができる。
ここで、90゜や180゜の添字x,yはRFパルス
の位相を示し、xとyは90゜異なる位相である。
5 次に、GxとGyを同図ハ,ニに示すように
g′x1,g′y1とすると、同図ホに示すようにスピ
ンエコー信号が発生する。そして、 gx1×tn1=g′x1×t′n1 gy1×tn1=g′y1×t′n1 のときにエコー信号は最大となる。
6 次に、GxとGyの大きさをgx2,gy2に変え、前
記2〜5と同様の動作を繰返す。このとき、次
式を満足する必要がある。
gxp×tnp=g′xp×t′np gyp×tnp=g′yp×t′np ここに、添字pは1,2,…,nで、nは第
1の90゜パルスと第2の90゜パルス(詳細は後
述)との間の180゜パルスの数である。
7 所定の回数nだけ180°パルスを与えて後、エ
コー信号が最大となるタイミング(t′noの終了
時)で磁化を90゜パルスとGzによつて選択的に、
nが奇数の時はz軸負方向(下向き)に向け
る。またnが偶数の時はz軸方向(上向き)に
向ける(nが偶数の時について第19図に示
す)。
8 前記nが奇数の時のみ、続いて180゜-xパルス
で全磁化を上に向ける。
9 これらの後にGx,GyおよびGzでホモジニテ
イ・スポイル・パルスを与える。このパルス印
加により次のシーケンスとの相関を無くすこと
ができる。
10 Td時間だけ待つて同様のシーケンスを繰返
す。
この様なシーケンスにおいて各時間パラメー
タTsp,T′sp,Td並びにnは、それぞれの使用
状態に合せて適宜選ばれる。
以上述べたようなシーケンスにおける磁化Mの
動きを、スライス面中央(90゜パルス印加により
磁化Mが正しく90゜回転する部分)、スライス面境
界(90゜パルス印加時磁化Mがθ゜回転し、また180゜
パルス印加時にはGz=0となつているため180゜回
転する部分)、スライス面外(90゜パルス印加では
影響を受けず、180゜パルスによつて磁化Mの方向
が反転する部分)の各部分についてそれぞれ第1
2図と第13図に示す。
第12図はnが奇数の時であり、最後の90゜xパ
ルスで全磁化を下に向けた後続いて180゜xで上に
向ける。スライス境界(同図ハ)は90゜パルスで
θ゜(0゜<θ<90゜)しか回転しないが、第2の90゜

ルスの直前ではz軸負方向からθ゜になつているた
め、180゜-xで上に向けるようにしている。
第13図はnが偶数の時であり、第2の90゜パ
ルス直前ではz軸正方向からθである故、90゜-x
で上に向ければよい。
この様なシーケンスにおいて得られるNMR信
号(第11図のホ)はウエーブメモリによりサン
プリングされかつそのデータはコンピユータ13
にて2次元像に再構成処理されて、被検体の断面
像を表示器14に表示する。
なお、本発明は前記実施例に限らず、次のよう
な各種の方法ないし方式とすることもできる。
1 第14図に示すように、n=2,gx1≫g′x1
gy1≫g′y1,gx2≪g′x2,gy2≪g′y2とする。この場
合、期間Ts1とT′s2の信号はRFパルスやGx
Gy,Gzからのノイズ等の影響を受けるので使
用せず、期間T′s1とTs2の信号を使用する。
この方法によれば、上記の条件よりtn1≪t′n1
およびtn2≫t′n2であるため、t′n1とtn2との時間
は十分に長く、良いS/Nで信号を収集できる
という利点がある。
更に第14図でTs1=T′s1,Ts2=T′s2となる
ようにtn1,t′n1,tn2,t′n2を選び、g′x1=gx2
g′y1=gy2という勾配磁場にしたとき、エコー信
号はRFパルスやGx,Gy,Gzからのノイズの影
響を全く受けないので、S/Nの良い信号を得
ることができる。
2 エコープレーナー法に応用した場合であつ
て、第16図(nが奇数の場合の図)に示すよ
うな方式とする。通常のエコープレーナー法は
磁場の反転(例えばGyの反転)で行うが、本
発明においては180゜パルスの印加で行う。更に
最後に磁化Mを強制的に上に向ける(nが奇数
の時は90゜パルスと180゜パルスで、nが偶数の
時は90゜パルスで行う)。
3 セレクテイブ・エクサイテーシヨン・ライン
法に応用した場合であつて、第17図(nが奇
数の場合の図)に示すような方式とする。
4 インバージヨン・リカバリ法を適用した場
合、すなわち、第18図のように、一連のパル
スシーケンス(鎖線Dで囲つた部分)の前に
180゜パルスを付加する方式であり、更にここで
は180゜パルスの不正確さによつて生じる横方向
への悪影響を防止するためのホモジニテイ・ス
ポイル・パルスをGx,Gy,Gzに共通して加え
ている。ただし、このホモジニテイ・スポイ
ル・パルス印加は必ずしも必要とするものでは
なく前記横方向の悪影響がでないかまたは無視
できる場合には省略することができる。
このインバージヨン・リカバリ法は前記総べ
ての方式に適用することができ、T1(縦緩和時
間)を強調した画像を得るのに適した方法であ
る。
5 以上列挙した各方式において、ノンセレクテ
イブの180゜パルスを複数のパルスとする。例え
ば、180゜yの代りに、90゜x,180゜y,90゜xのパル
ス列を使用する。これにより、パルス強度の不
正確さ等を打消すことができる。
6 画像間演算にて、T1像、T2像、スピン密度
像あるいはこれらの任意の組合せ画像を得るよ
うにすることもできる。
例えば、n=1のとき第11図のシーケンス
で信号強度Vは V∝M・1−exp(−Td/T1)/1−exp(−Td/T1
Ts1+Ts′1/T2) ただし、Mはスピン密度 となる関係を利用して、Ts1,T′s1,Tdを変えた
ときの複数画像から演算する。
7 マルチスライス法を適用する。すなわち、
Tdの待時間を利用して、他の面を励起しその
NMR信号を得るようにする。
8 前記各方式におけるパルスの位相関係は、 90゜x−180゜y−180゜y−…−90゜−x(n:偶数) 90゜x−180゜y−180゜y−…−90゜x180゜−x(n:
奇数) に限らず、 90゜x−(180゜−x−180゜x−)k−…−90゜−x
(n=2k:偶数) 90゜x−(180゜−x−180゜x−)k−…−180゜−x
−90゜−x180゜x (n=2k+1:奇数) 等とすることもできる。
10 2次元フーリエ法に適用することも可能であ
り、その動作は次の通りである。なお第20図
はそのシーケンスにおける各部の波形を示す
図、第12図はシーケンス中の磁化Mの動きを
示す図である。
(1) 同図イ,ロに示すように、90゜xパルスと磁場
Gz +で選択励起する。
(2) 図のロのように磁場Gz -を印加し、励起され
たスピンの位相をz座標方向について揃える。
同時にgxを印加し、x方向に位相を変化させ
る。この場合gxの量によつて位相のx方向への
変化量が決まる(これを位相・エンコード:
phase en codeという)。
(3) その後同図ニに示すようにTs1の期間にプロ
ジエクシヨンのための勾配磁場gyを印加しなが
らFID信号(図ホ)を観測する。
(4) 180゜yパルスを印加する。この場合そのパル
スの前後においてロ〜ニのようにGx,Gy,Gz
でホモジニテイ・スポイル・パルスを加える。
(5) 再びgyを印加しながらスピンエコー信号を観
測する。
(6) 前記(4),(5)を繰返す。
(7) 所定の回数n(奇数回)だけ180゜パルスを印
加した後、Ts1の区間に加えたのと同じgxとGz
を印加し、90゜パルスとGz +で選択的にスピン
をz軸負方向(下)に向け、続いて180゜パルス
を印加して全磁化をz軸正方向に向ける。
(8) その後Gx,Gy,Gzでスポイル・パルスを印
加し、ビユー間の相関を除く。
(9) Td時間だけ待つて同様のシーケンスを繰返
す。ただし、gxの大きさまたは印加時間tは順
次変化させて行う。
(10) 全シーケンスを終わつてから、またはシーケ
ンスを行いながら、再構成演算を行う。
例えば、第1のエコー信号だけを集めて、横
を時間、縦をgxの大きさとした2次元マトリツ
クスとし、そのマトリツクスを2次元フーリエ
変換する。コンピユータで演算するには高速フ
ーリエ変換(FFT)を用いるとよい。その結
果が被検体の2次元断層像となつており、これ
を適宜に読み出して表示器に表示させる。
なお、繰返し回数nが偶数の場合には、第21
に示すシーケンスで動作し、磁化Mの動きは第1
3図に示すようなる。動作順序は前記繰返し回数
nが奇数回のときの動作と同様に行われる。ただ
し前記(7)項目のみ次のようになる。
(7) 所定の回数(偶数回)だけ180゜パルスを印加
した後、Ts1の区間に加えたのと逆極性のGx
Gzを印加し、90゜パルスとGzで全スピンをz軸
正方向に向ける。
このようにして高速に画像を得ることができ
る。なお、第2のエコー信号、第3のエコー信号
などの各エコー信号についても同様にそれぞれ画
像を得ることができる。これらの画像は平均して
S/Nを上げることもできるし、後述する画像演
算にも用いることができる。なお、平均は画像に
される前の時系列のデータの状態で行つてもよ
い。
なお、2次元フーリエ法においては上記実施例
に限定されることなく各種の変形が可能である。
例えば、 第26図に示すように、n=2,gx1≫g′x1
gx2≪g′x2とする。この場合、期間Ts1とt′s2の信
号はRFパルスやGx,Gy,Gzからのノイズ等の
影響を受けるので使用せず、期間T′s1とTs2
信号を使用する。
この方式によれば、上記の条件より、tn1≪t′n1
およびtn2≫t′n2であるため、t′n1とtn2との時間は
十分に長く、良いS/Nで信号を収集できるとい
う利点がある。
更に第26図でTs1=T′s1,Ts2=T′s2となるよ
うにtn1,t′n1,tn2,t゜n2を選び、g′x1=gx2,g′y
1

=gy2という勾配磁場にしたとき、エコー信号は
RFパルスやGx,Gy,Gzからのノイズの影響を全
く受けないので、S/Nの良い信号を得ることが
できる。
位相エンコード量を一定とせず第22図(繰
返し回数nが奇数のとき)、第23図(繰返し
回数nが偶数のとき)に示すように180゜パルス
を印加するごとに順次変えるようにしてもよ
い。この場合、FIDの位相エンコード量はA、
第1のエコーの位相エンコード量はB(Aより
g′x分へつている)、第2のエコーの位相エンコ
ード量はC(Bよりg″x分へつている)というよ
うに、位相エンコード量を単調減少あるいは単
調増加とする。このときGxは奇数番目と偶数
番目で極性を変える。そして、第2の90゜パル
スの直前のGx勾配磁場gxは最後の位相エンコ
ード量を戻すために印加されるものである。
上記方法にてg′x,g″x,…はそれぞれ180゜パ
ルスの直後のスポイル・パルスと同時すなわち
両者を加算して印加するようにしてもよい。
上記g′x,g″x,…はそれぞれの180゜パルスの
直前としてもよい。
第24図(繰返し回数が奇数のとき)、第2
5図(繰返し回数が偶数のとき)のように、プ
ロジエクシヨン勾配磁場Gyを反転することに
よつてエコー信号を作るようにしてもよい。こ
の場合、90゜パルス直後のFID信号を使うこと
ができる。図では位相エンコード量はgx ×tn
(k=1〜n)によつて決まり、第1と第2の
エコー信号が同じ大きさ、第3と第4のエコー
信号が同じ大きさ、と以下同様な関係になつて
いる。各シーケンスの前に第18図に示した
ようなインバージヨン・リカバリのための180゜
パルスを前置し、T1強調画像を求めるように
することもできる。
n回の180゜パルスの各々をコンポジツト180゜
パルスとしてもよい。
画像間演算でT1像、T2像、スピン密度像あ
るいはこれらの適宜の組合せ像を得るようにし
てもよい。この場合信号強度Vは FIDでは V∝M・1−exp(−Td/T1)/1−exp(−Td/T1
Ts/T2) 第n番目エコーでは V∝M・1−exp(−Td/T1)/1−exp(−Td/T1
Ts/T2) ×exp(−T/T2) ただし、 Ts=2N+1K=1 (Tsk+T′sk) T=oK=1 (Tsk+T′sk) マルチスライス法を適用することも可能であ
る。
RFパルスの位相を次のようにしてもよい。
90゜x180゜y−180゜y−…−90゜−x(n:偶数) 90゜x−180゜y−180゜y−…−90゜x180゜−x(n:
奇数) の外に 90゜x−(180゜−x−180゜x−)k−…−90゜−x
(n=2k:偶数) 90゜x−(180゜−x−180゜x−)k−…−180゜−x
−90゜−x180゜x(n=2k+1:奇数) 等とすることもできる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、多数の
スピンエコーを観測した後、磁化を強制的に熱平
衡状態に戻し、全磁化を総べて上(z軸正方向)
に向けるので、僅かな待ち時間Tdで次の動作に
移ることができ、全体としてのスキヤンタイムを
短縮化できる。
また、画質向上のために同様のデータを多数採
取し、時系列のデータとして平均したり、画像に
直してから平均したりすることが、従来のものに
比べて非常に短い時間でできるという効果を奏す
る。
また、スライス形状は第27図、第28図の実
線Cで示したように、DEFT法A,Bより良い形
である。すなわち、第27図ではスライス面外の
磁化がAより大きいことを示し、また第28図よ
り、得られる信号の分布が他のものより矩形に近
いことが分る。
更に次のような効果も発揮される。
非選択励起の180゜パルスの前後で磁化の「xy
面より上」と「xy面より下」とが交代するの
で、T1緩和の影響が少ない。例えば、第13
図において、t1〜t2ではT1により磁化ベクトル
は上に引張られ、同図ハの円錐がすぼまる方向
になり、t3〜t4ではT1により磁化は上に引張ら
れ、同図ハの円錐は広がる方向になり、互いに
打消しあうこととなる。
ホモジニテイ・スポイル・パルスにより磁化
の横成分がなくなり、スキヤン間の相関がなく
なるため、磁化が正しく動き、ノイズが少な
い。
n=2でTs1,T′s2を共に(T′s1+Ts2)に比
べて十分に小さくすることにより、印加する信
号にノイズ等の影響をなくすことができ、同時
にTs1,T′s2が短いことにより、大きなレベル
のNMR信号が得られる。
180゜パルスに複数パルスを用いることによ
り、強度等の誤差がキヤンセルされるので、磁
化が正しい回転をする。
画像間演算で目的にあつた画像を容易に得る
ことができる。
マルチスライスで見掛け上更に高速化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は水素原子のスピンを説明する図、第2
図は水素原子の磁気モーメントを模式化した図、
第3図は水素原子の原子核が磁場の方向に揃う状
態を説明する図、第4図はNMRによる検査パル
ス波形の一例を示す図、第5図は磁化Mを回転座
標系に表示した図、第6図は本発明の実施例装置
の構成図、第7図は磁場用コイルの一例を示す構
造図、第8図はコントローラ20の詳細な構成
図、第9図はコントローラ20の動作を説明する
ための図、第10図はゲート回路30の構成図、
第11図は本発明に係るシーケンスを説明するた
めの動作波形図、第12図および第13図は第1
1図に示す動作における磁化の方向を示す模式
図、第14図〜第26図は本発明の他の実施例に
おけるシーケンスを説明するための動作波形図、
第27図は第11図のシーケンスを連続的に実行
し動的平衡状態に達した状態の磁化Mzの分布を
コンピユータシミユレーシヨンにより得た結果を
示す図、第28図は第27図のMzの状態に第1
の90゜パルスとz勾配磁場Gzを印加して選択励起
した後のNMR信号強度を表わした図である。 1……静磁場用コイル、2……静磁場用コイル
の制御回路、3……勾配磁場用コイル、4……勾
配磁場用コイルの制御回路、5……励磁コイル、
6……RF発振器、7……パワーアンプ、8……
検出コイル、9……増幅器、10……位相検波回
路、11……ウエーブメモリ回路、13……コン
ピユータ、14……表示器、20……コントロー
ラ、30……ゲート回路、31……z勾配磁場用
コイル、32,33……y勾配磁場用コイル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被検体の組織を構成する原子の原子核に核磁
    気共鳴を与えるために磁場および高周波パルスを
    与え、得られる核磁気共鳴信号をもとに被検体の
    組織に関する画像を再構成する核磁気共鳴による
    検査方法において、 前記高周波パルスとしては第1の90゜パルス、
    n回の180゜パルスであつてこれらのパルスを順次
    印加する工程と、 前記n回の180゜パルス印加に関連して勾配磁場
    を印加する工程と、 前記180゜パルスの繰返しの工程の後、前記nが
    偶数のときは第2の90゜パルスを印加し、nが奇
    数のときは第2の90°パルスとこれに続く180゜パ
    ルスとを印加する工程と、 以上の工程の後に所定の待ち時間をおいて次の
    工程に移行する工程と、 前記印加磁場のもとに生じる核磁気共鳴信号を
    測定する工程と、 得られた核磁気共鳴信号に基づき被検体の組織
    に関連する画像を再構成する工程とからなる核磁
    気共鳴による検査方法。 2 前記勾配磁場を印加する工程においては前記
    繰返しの180゜パルスの前後に印加する勾配磁場の
    一部を強めその印加時間を他の勾配磁場印加時間
    よりも短くなるようにし、これとともに、前記印
    加磁場のもとに生じる核磁気共鳴信号を測定し、
    得られた信号に基づき被検体の組織に関連する画
    像を再構成する工程においては、前記短い勾配磁
    場印加期間に比べてより長い他の勾配磁場印加時
    間においてエコー信号のみ観測するようにしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の核磁
    気共鳴による検査方法。 3 前記第1の90゜パルスおよび第2の90゜パルス
    印加は同時に勾配磁場を印加する選択励起とし
    180゜パルス印加は勾配磁場を印加しない非選択励
    起とし、前記匂配磁場を印加する工程においては
    前記繰返しの180゜パルスの各印加の前後において
    下記の関係が成立するように構成してなり、PR
    法に基づき被検体の組織に関連する画像を再構成
    することができるようにしたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の核磁気共鳴による検査
    方法。 gxp×tnp=g′xp×t′np gyp×tnp=g′yp×t′np ここに、 添字p=1,2,…,n tnpは180゜パルス印加前のTso時間における勾配
    磁場印加時間 t′npは180゜パルス印加後のT′so時間における勾
    配磁場印加時間 gxpはtnpにおけるx軸勾配磁場の大きさ。 gypはtnpにおけるy軸勾配磁場の大きさ。 g′xpはt′npにおけるx軸勾配磁場の大きさ。 g′ypはt′npにおけるy軸勾配磁場の大きさ。 4 前記n回の180゜パルス印加に関連して勾配磁
    場を印加する工程においては下記の順序に従つて
    勾配磁場を印加すると共に、180゜パルスの繰返し
    印加の工程の後に90゜パルスまたは90゜パルスと
    180゜パルスの印加の工程において、前記nが奇数
    のときにはTs1の区間に加えたのと同じx軸勾配
    磁場gxとz軸磁場Gz -を印加し、次に90°パルスと
    z軸磁場Gz+を印加し、続いて180゜パルスを印加
    するようにし、前記nが偶数のときにはTs1の区
    間に加えたのと逆極性のgxとGzを印加し、次に
    90゜パルスとGzを印加するようにし、これらを更
    に繰返して位相エンコードgxを変化させて得られ
    るNMR信号から2次元フーリエ法により再構成
    画像が得られるようにしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の核磁気共鳴による検査方
    法。 第1の90゜パルス印加のときにスライスのた
    めの勾配磁場Gz +を与えて選択励起とする。 Gz -と同時に位相エンコードの勾配磁場gx
    印加する。 その後Ts1の期間にFID信号を観測するため
    勾配磁場gyを印加する。 180゜パルスを印加する。 スピンエコー信号を得るために再びgyを印加
    する。 gxを印加する。 上記,,を繰返す。 5 前記勾配磁場を与える工程と、核磁気共鳴信
    号を測定する工程と、画像を再構成する工程とに
    おいて、適宜な制御により、エコープレーナー法
    またはセレクテイブ・エクサイテーシヨン・ライ
    ン法の内のいずれかを用いるようにしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の核磁気共鳴
    による検査方法。 6 前記第1の90゜パルスを印加する工程は、そ
    の90゜パルス印加に先だつてインバージヨン・リ
    カバリ用の180゜パルスの印加を含むことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の核磁気共鳴によ
    る検査方法。 7 前記180゜パルスとして、180゜パルスの前後に
    これとは互いに位相が90゜異なるがそれぞれは同
    位相である2つの90゜パルスを付加してなる3発
    パルスを使用することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の核磁気共鳴による検査方法。 8 前記n回の180゜パルスの前後にはホモジニテ
    イ・スポイル・パルスを加えるようにしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の核磁気共
    鳴による検査方法。 9 前記繰返し180゜パルス印加の後に90゜パルス
    または90゜,180゜パルスを印加する工程において、
    その最後のパルス印加の後に勾配磁場でホモジテ
    イ・スポイル・パルスを与えるようにしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の核磁気共
    鳴による検査方法。 10 前記勾配磁場印加の工程においてはその印
    加時間を繰返しごとに変化させ、また前記画像を
    再構成する工程においては時間パラメータを変え
    て得られる複数の画像から画像間演算にてT1像、
    T2像、スピン密度像、これらの組合せ像の内の
    少なくとも1種の像を得るようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の核磁気共鳴に
    よる検査方法。 11 前記待ち時間の工程において、別のスライ
    ス面を選択励起するようにしたマルチスライスを
    行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の核磁気共鳴による検査方法。 12 被検体に静磁場(H0)を与える手段と、
    被検体に勾配磁場を与える手段と、被検体の組織
    を構成する原子の原子核に核磁気共鳴を与えるた
    めに高周波パルスを印加する手段と、核磁気共鳴
    信号を検出するための核磁気信号検出手段を備
    え、検出した核磁気共鳴信号を使つて被検体の組
    織に関する画像を得る画像再構成手段を備えた装
    置において、 下記ないしよりなるシーケンス機能を有し
    た制御手段を具備したことを特徴とする核磁気共
    鳴による検査装置。 前記高周波パルスとしては、第1の90゜パル
    ス、n回の180゜パルスであつて、この順に印加
    する。 前記第1の90゜パルス印加は同時に勾配磁場
    を与える手段を付勢して第1の勾配磁場も印加
    し特定のスライス面のみを励起する選択励起と
    し、前記n回の180゜パルス印加は勾配磁場を印
    加しない非選択励起とする。 前記n回の180゜パルス印加の後、前記nが偶
    数のときは第2の90゜パルスを、前記nが奇数
    のときは第2の90゜パルスと180゜パルスを印加
    する。この場合、これら第2の90゜パルスは第
    1の90゜パルスと同一のスライス面のみを励起
    する選択励起とする。また、前記nが奇数の時
    の第2の90゜パルスに続いて印加する180゜パル
    スは非選択励起とする。 前記第1の90゜パルス印加から前記n回の
    180゜パルスが終わるまでの期間に生じた核磁気
    共鳴信号の内必要なものを検出して被検体の組
    織に関する画像の再構成に使用する。
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