JPH024543A

JPH024543A - 印刷装置及び方法

Info

Publication number: JPH024543A
Application number: JP1040137A
Authority: JP
Inventors: David Gabbe; ディヴィッド　ガッベ; Ned Batchelder; ネッド　バチェルダー
Original assignee: Digital Equipment Corp
Current assignee: Digital Equipment Corp
Priority date: 1988-02-24
Filing date: 1989-02-20
Publication date: 1990-01-09
Also published as: EP0330343A3; EP0330343A2; EP0330343B1; KR890013583A; CA1310541C; US4928252A; DE68926825D1; KR930003419B1; DE68926825T2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、一般に、プリンタ制御装置の分野に係り、よ
り詳細には、１枚のシート上に多数のページを印刷する
プリンタ制御器に係る。

従来の技術レーザプリンタが導入される前には、コンピュータによ
って発生された文書ファイルの印刷が接触式のプリンタ
を用いて比較的簡単に行なわれていた。接触式のプリン
タは、一定数の文字を有する文字セットを支持している
。従来のドツトマトリクス式即ち接触式のプリンタは、
情報を出力する速度が遅いので、プリンタとの高速通信
が不要である。

これに対して、高速度のレーザプリンタは、ラスク走査
のごとき方法によりピットマツピングとして知られてい
る高解像度の印刷技術を使用することによって写真品質
の像を印刷することができる。グラフィック像に対する
ビットマツプは、像を構成する画素即ちビクセルとして
知られているデータの二次元アレイより成る。像を印刷
するためには、レーザプリンタのプリントエンジンが形
成される像ごとにビットマツプに対応する多量のデータ
を受は取らねばならない。

レーザプリンタは、印刷情報を出力する他の低速度の方
法に比して多数の欠点をもたらす。即ち、印刷されるべ
き文書又はファイルを出力するプログラムは、これまで
、プリントエンジンが像を印刷するに必要な全ての情報
を発生する。これには、その像のビットマツプにおける
各ピクセルを送信するために多量のデータを発生しなけ
ればならない。多量の情報を転送するためには、小さな
コンピュータシステムの場合、そのリソースの大部分を
使うことになり、コンピュータとターミナルとの間に大
容量の通信リンクが必要となる。

レーザプリンタは、これらの特徴があるために、その潜
在的な出力容量が充分に活用されていない。

典型的なページ記述言語は、レーザプリンタにおいて出
力される像を発生するための問題を軽減すると共に、レ
ーザプリンタを用いたコンピュータシステム及び通信ネ
ットワークの過負荷を防止する。ページ記述言語により
、コンピュータシステムは、１ページの情報像を最小の
記憶空間に表わすことができる。

ページ記述を発生するアプリケーションプログラムは、
例えば、ワードプロセッサや、イラストレータや、コン
ピュータ助成式のデザインシステムである。このような
アプリケーションプログラムは、印刷されるべき像の完
全なビットマツプを構成する出力を発生するのではなく
て、プリンタへ送られるべきページ記述言語の命令を構
成する実行可能なプログラムを発生する。これらの命令
はプリンタにおいて実行されてページ像を発生する。

ページ記述言語で書かれた実行可能なプログラムは、プ
リントエンジンが像を発生するのに使用できるラスク走
査又は他のビットマツプ情報を発生するためにプリンタ
によって解読される命令より成る。例えば、１つのペー
ジにテキスト情報の一部分を印刷するためには、アプリ
ケーションプログラムが文字の形状（即ち、フォント）
、サイズ、位置及び個々の文字呼称を指定するページ記
述言語の命令を発生する。レーザプリンタは、これらの
テキストパラメータを用いて、その指定されたテキスト
のラスク走査像を発生する。

グラフィック情報を印刷する場合には、アプリケーショ
ンプログラムがページ記述言語に各像の境界を指定し、
そしてレーザプリンタによって発生されるべき各個々の
ピクセルを指定するのではなくてそれらの境界をいかに
満たすべきかを指定する。

これまで、種々のページ記述言語が使用されており、こ
れには、例えば、アドベシステムズ社により発行された
ポストスクリプト（ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ）（登録商標
）及びゼロックス社によって発行されたインタープレス
が含まれる。

ページ記述言語の主たる利点は、小規模のシステムがア
プリケーションプログラムを走らせるために操作もしく
は発生することが困難な取扱い難いピクセルアレイを排
除することである。

更に、ピクセルアレイは通常特定のプリンタ装置に対し
て発生されるものであるから、装置に依存するものであ
る。ページ記述言語を使用することにより、アプリケー
ションプログラムは、出力として与えられるデータのフ
ォーマットを変更せずに種々のレーザプリンタへ出力を
与えることができる。アプリケーションプログラムは、
コンピュータシステムに含まれたプリンタに拘りなく単
に同じページ記述プログラムを発生するだけである。

ページ記述言語を用いるように装備されたレーザプリン
タは、インタープリデータ及びプリントエンジンを備え
ている。インタープリデータは、アプリケーションプロ
グラムによって発生されたページ記述言語を受は取りそ
して高レベルのページ記述言語を、特定のプリントエン
ジンによって入力として使用できる低レベルのラスタデ
ータフォーマットに減少するソフトウェアである。イン
タープリデータは、ページ記述言語で書かれたプログラ
ムを、プリントエンジン又は出力装置によっで処理され
る出力データに変換するように設計されている。

デスクトップパブリッシングは、小型のコンピュータシ
ステムを用いてタイプ活字の見掛けをした高品質の文書
を形成することである。デスクトップパブリッシングに
おいては、接触式印刷によって像を形成する通常のオフ
ィスプリンタによるのではなくてレーザプリンタによっ
て印刷が行なわれる。デスクトップパブリッシングシス
テムは、ページ記述言語の利点を採り入れたアプリケー
ションプログラムの一例である。デスクトップパブリッ
シングにおいては、テキスト資料及びグラフを同じペー
ジ上の同じ文書に合成することができる。然し乍ら、各
々のページが定められると、はとんどのデスクトップパ
ブリッシングシステムは、異なった形式の文書を受は入
れるように変形フォーマットでページを印刷することに
より変更を行なうことができない。例えば、１ページが
１枚のシートに印刷されるように文書がフォーマットさ
れると、ページを節約すると共に結合を容易にするため
に１枚のシートに２ページを印刷するシステムに変更す
ることは通常容易ではない。

アルダス社のページメーカー（ＰａｇｅＭａｋｅｒ）の
ようなデスクトップパブリッシングシステムでは、１枚
のシートに２ペ一ジ以上を印刷するようにユーザが印刷
されるべきシートを構成できる。然し乍ら、このフォー
マットは、文書を作成しながら行なわねばならない。い
ったん文書がこのようにフォーマットされると、出力フ
ォーマットを変更する手段はない。

発明が解決しようとする課題これまで、ページ記述言語で書かれた簡単なプログラム
であって、ユーザが文書全体を変更することなく１枚の
シートに２ペ一ジ以上を印刷できるようにするプログラ
ムがある。これらのプログラムは、ユーザが所定数のペ
ージを１枚のシート上に印刷できるようにする。１枚の
シート上に多数のページを印刷できるこの能力をページ
の「ナンバーアップ」と称する。この「ナンバーアップ
」能力を発揮するページ記述プログラムは、一般に、１
枚のシート上に２ページ、４ページ又は８ページといっ
たページの成る組み合わせを印刷する選択しか与えない
。更に、このようなプログラムは、ランダムに選択した
サイズのページ及びシートにプログラムを適用させるフ
レキシビリティに欠けるものである。

それ故、ユーザが１枚のシート上にページを所望の組み
合わせで印刷することのできる方法及び装置を提供する
ことが所望される。

課題を解決するための手段本発明の目的及び効果は、以下の説明に部分的に述べそ
して以下の説明から部分的に明らかとなろうし、或いは
本発明を実施することによって学び取ることができよ、
う。本発明の目的及び効果は、特許請求の範囲に特に指
摘した手段及びその組み合わせによって実現及び達成す
ることができよう。これらの目的を達成するためにそし
てここで実施して広く説明する本発明の目的によれば、
印刷されるべきページの構成を指定するページ記述によ
って各々表わされた所定数のページを１枚のシート上に
印刷するための方法は、印刷に使用できるシート上の面
積を計算し、上記所定数のページに等しいテストページ
数を選択し、複数のグリッド構成を決定し、各グリッド
構成はページを印刷するためのグリッド領域の所与の数
を定めるものであり、この所与の数のグリッド領域は上
記テストページ数に等しい値を有し、上記ページ記述の
１つから印刷すべきページのサイズを確立するための倍
率係数を上記複数のグリッド構成の各々におけるグリッ
ド領域の１つのサイズとして計算し、最も大きい倍率係
数を有するグリッド構成を決定し、最も大きい倍率係数
を有するグリッド構成を用いて、上記テストページ数に
等しい数のグリッド領域によってカバーされるシートの
パーセント表面積を計算し、このパーセント表面積を所
定のパーセンテージと比較し、テストページ数を増加し
、そして複数のグリッド構成を決定する段階、倍率係数
を計算する段階、最も大きい倍率係数を有するグリッド
構成を決定する段階、パーセント表面積を計算する段階
、及びこのカバーされるパーセント表面積を所定のパー
センテージと比較する段階を繰り返し、上記増加段階及
びこの繰り返し段階を、上記所定のパーセンテージより
小さい値を有するパーセント表面積に対して調整し、そ
して上記所定のパーセンテージに等しいか又はそれより
大きい値を有するパーセント表面積に応答して、最も大
きい倍率係数を用いてシート上に所定数のページを印刷
することを特徴とする。

本発明の別の特徴において、上記目的を達成するために
そしてここで実施して広く説明する本発明の目的によれ
ば、１枚のシートに複数のページを印刷する装置は、ペ
ージ記述フォーマットでページを発生する手段と、印刷
要求を送信する手段と、印刷要求に応答してシートにペ
ージを印刷する手段と、送信された印刷要求のスケジュ
ールを決める手段と、上記発生手段に応答してページを
記憶する手段と、ページを印刷するための複数のグリッ
ド領域を各々定める複数のグリッド構成を決定し、上記
グリッド領域の１つと複数のグリッド構成の各々とに適
合するようにページ記述の１つから印刷されるべきペー
ジのサイズを確立するための倍率係数を計算し、そして
所定パーセンテージより大きなパーセント範囲のシート
表面積を有する上記複数のグリッド構成の１つを決定す
るための手段と、所定のパーセンテージより大きなパー
セント範囲のシート表面積を有する上記グリッド構成の
対応するグリッド領域に複数のページを印刷するための
命令を発生する手段と、該命令を解読する手段及び該解
読手段に応答して１枚のシートに複数のページを印刷す
る手段を含んだ印刷手段とを具備している。

本明細書に組み込まれてその一部分を構成する添付図面
は、本発明の一実施例を示すもので、これを参照して、
本発明の詳細な説明する。

実施例添付図面に一例として示された本発明の好ましい実施例
を以下に詳細に説明する。添付図面には、同様の要素が
同じ参照番号で示されている。

第１図は、本発明の好ましい実施例の一般的な作動環境
を示している。コンピュータシステム１０はプリンタ１
２・に接続されており、このプリンタはインタープリデ
ータ１４及びプリントエンジン１６を備えている。コン
ピュータシステム１０とプリンタ１２との間のリンクは
、同様のコンピュータシステムと共有された通信ネット
ワーク１８の介在によって達成される。

本発明の装置は、ページ記述フォーマットでページを発
生する手段を備えている。好ましい実施例においては、
ページ発生手段は、コンピュータシステムｌＯの要素、
即ち、アプリケーションプログラム２ｏ、印刷データ記
憶ユニット２２、印刷コマンドレセプタ２４、ジョブコ
ントローラ２６、印刷シンビオント２８、装置制御ライ
ブラリ３０及びトランスレータ３２を備えている。

アプリケーションプログラム２０は、１ペ一ジ以上より
成る印刷されるべきデータファイルを発生する。好まし
い実施例においては、このようなページは、ＡＮＳＩフ
ァイル、ＲｅＧＩＳグラフィックといった従来の出カフ
オーマット或いはＴｅｋｔｒｏｎｉｘ型式４０１０／４
０１４デバイスのようなグラフィックターミナルの出力
で構成される。

プリンタ１２の機能を充分に活用するためには、アプリ
ケーションプログラム２０がデータファイルを良く知ら
れたページ記述言語で出力しなければならない。好まし
い実施例においては、アプリケーションプログラム２０
によって出力されるページ記述言語は、プリンタ１２に
よって使用されるものと同じページ記述言語であるから
、変換は不要である。

ページ記述言語は、ページ記述を発生し、これはプリン
タによって受は取られると、ビットマツプグラフィック
像に変換される。ページ記述は、使用されるページ記述
言語で書かれた実行可能なプログラムである。ページ記
述の実行によりビットマツプグラフィック像が形成され
、これは、シート上に印刷するのに適した形態でプリン
トエンジンに送られる。インタープリデータ１４は、プ
リンタ１２に送られるページ記述を実行する。好ましく
は、プリントエンジン１６は、ラスク走査式のレーザプ
リンタである。それ故、インターブリデータ１４の出力
はラスク走査フォーマットである。

印刷コマンドレセプタ２４は、印刷要求をジョブコント
ローラ２６へ送信するためのターミナル又は他の割込み
装置より成る。印刷コマンドレセプタ２４は、印刷要求
をジョブコントローラ２６へ送信する。ユーザは印刷要
求をターミナルに入力してもよいし、印刷要求と共にア
プリケーションプログラム２０を介して自動的に劃込み
をかけることもできる。印刷要求は、指定のファイルを
印刷するための命令と、印刷プロセスの幾つかの機能を
制御すると共に好ましい実施例では情報を記憶するため
の変数として働くパラメータとで構成される。

ジョブコントローラ２６は、印刷シンビオント２８に対
し印刷要求のスケジュールをたてて処理する。印刷シン
ビオント２８は、印刷ファイル、トランスレータ及び装
置制御モジュールを操作してプリンタ１２へ送信を行な
う役目を果たすコンピュータシステム１０の要素である
。好ましい実施例では、印刷シンビオントは、アドベ社
によるポストスクリプト（ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ）のよ
うなページ記述言語で書かれた印刷ファイルを送信する
。これらのファイルは、プリンタ１２によって用いられ
るページ記述言語で書かれたページ記述で構成されるべ
きである。

好ましい実施例に用いられるページ記述言語を詳細に理
解するための参考として、アドベシステムズ社により１
９８６年に版権を取得したＰｏ５ｔＳｃｒｉｐｔ（登録
商標）ランゲッジレファレンスマニュアル、及びアドベ
システムズ社により１９８６年に版権を取得したＰｏ５
ｔＳｃｒｉｐｔ　（登録商標）ランゲラジットリアルア
ンドフックブックを取り上げる。

印刷されるべきファイルがページ記述言語で書かれたペ
ージ記述以外のフォーマットで印刷データ記憶ユニット
２２に記憶されたときには、適当なトランスレータモジ
ュールがトランスレータ記憶装置３２から印刷シンビオ
シト２８ヘダウンロードされる。次いで、印刷シンビオ
ント２８はトランスレータモジュールをインタープリデ
ータ１４に送信して、印刷データファイルをページ記述
言語のページ記述に変換する。

インタープリデータ１４がデータファイルをページ記述
言語で書かれた一連のページ記述に変換したときには、
印刷シンビオント２８が印刷コマンドレセプタ２４によ
って送信された印刷要求により指定された機能を実行す
る。即ち、印刷シンビオント２８は、プリンタ１２へ送
られるべき印刷ファイル及び装置制御モジュールを準備
し、印刷要求によって指定された出力がプリンタ１２に
よって形成されるようにする。例えば、印刷要求は、ペ
ージを印刷すべき用紙の特定サイズを選択する。印刷要
求によって指定された機能を実行するために、印刷シン
ビオント２８は装置制御ライブラリ３０からモジュール
をダウンロードし、それらをインタープリデータ１４へ
送信する。これらのモジュールは、プリンタ１２が用紙
サイズを選択するに必要なコマンドを含んでいる。

最初、ユーザは、印刷データ記憶ユニット２２に記憶さ
れた多数のページを１枚の紙シート上に印刷する命令を
含む印刷要求を送信する。通常は、１ページのみがプリ
ンタによる出力として発生されて１枚のシートに印刷さ
れる。多数のページを印刷する命令は、「ナンバーアッ
プ」と称するパラメータ即ち変数を指定することによっ
て印刷要求に入力される。

印刷要求にセットされたパラメータは、プリンタ１２に
よって発生される出力を定める。「ナンバーアップ」パ
ラメータを指定するときには、ユーザは、「ナンバーア
ップ」パラメータの処理を変更する他のパラメータを含
ませることもできる。「ナンバーアップ」を変更する追
加パラメータをもたずに「ナンバーアップ」が指定され
た場合には、印刷シンビオント２８が［ナンバーアップ
」パラメータによって指定されたページ数を１枚のシー
ト上に動的に適合させる。本発明の好ましい実施例は、
シートの有効範囲の成るスレッシュホールドパーセント
値が動的なページ適合アルゴリズムによって得られるよ
うに確保する。次々のシートに対しシート表面域の対向
する縁間で余白を交互に変えられるような付加的なパラ
メータを指定できるのが好ましい。これは、例えば、各
シートが互いに対向するように各シートを綴じる余裕を
ユーザにもたせることができる。

シートに印刷されるページ数は、ユーザが１枚のシート
に印刷されるべき最後のページを指定しない限りユーザ
によって指定された「ナンバーアップ」に等しくなる。

最後のページ又は最初のページが指定された場合には、
「ナンバーアップｊパラメータより少ないページ数が印
刷されることになる。この場合には、ページを配置する
ことのできるブランクがシート上に残される。

ページとは、文書の一部分のそれ以上分割できない像を
いう。文書を作成するときには、各ページが個々の紙片
に印刷されるものとする。ここで使用する「ページ」と
いう用語は、１枚の紙シート上に印刷されるものとして
アプリケーションプログラムによって指定されたデータ
の量を意味する。

又、ここで使用する「シート」という用語は、プリント
エンジン１６が１つ又は複数の像を印刷するところの紙
片又は印刷面を意味する。ｒシート」は、通常、プリン
タ１２によって出力される、１枚の紙であると考えられ
る。

本発明においては、ユーザは、１枚のシートに１ページ
を印刷するという欠乏設定を拒絶し、それに代わって多
数の既存のページを１枚のシートに印刷することができ
る。この機能についてのこれまでの使い方としては、文
書からの互いに対向するページである２つのページを１
枚のシートに印刷することが含まれる。従って、ページ
数に等しい枚数のシートを占有するようにアプリケーシ
ョンプログラムによって最初に作成された文書は、本発
明によれば、１枚のシートに２ページを印刷することに
よって半分程度の用紙に印刷することができる。この機
能では、文書の変更を何等必要としない。

本発明は、１シート当たりのページ数及び／又はページ
及びシートの各サイズについての一定の組合せに限定さ
れるものではない。即ち、本発明では、ユーザが１シー
ト当たりのページ数を指定するだけでよく、その後は、
本発明の方法及び装置により、シート上の有効面積及び
シートに印刷されるページ数を最大にするページレイア
ウトが指定され、即ちデータファイルからシート上にペ
ージを印刷するのに用いる倍率係数が最大にされる。本
発明では、ページの縦横比を変更しないのが好ましい。

第２Ａ図、第２Ｂ図及び第２Ｃ図は、本発明の好ましい
実施例の次々の動作段階を示している。

この例において、ユーザは、「ナンバーアップ」パラメ
ータが１３に等しいことを印刷要求に指定している。こ
の例では、その他のことは印刷要求に指定されていない
。

第２Ａ図、第２Ｂ図及び第２Ｃ図においては、シート３
４．３６及び３８は、各々、サンプルグリッド構成４０
．４２及び４４を有するように示されている。これらグ
リッド構成４０．４２及び４４は、その各々のグリッド
構成内に同じサイズのグリッド領域４６を定めるが、各
グリッド構成４０．４２及び４４は、互いに他のグリッ
ド構成とはサイズの異なるグリッド領域を有している。

グリッド領域４６の各々においてページの大きさが決め
られて印刷される。

シート３４は、１枚のシート上に１３ページを適合する
ための試みをなす状態を示している。

グリッド４０は、１３の因数である係数１及び１３のみ
によって定められている。これらの係数は、グリッツ領
域４６の水平線及び垂直線の本数を表わしている。

シート３４（第２Ａ図）は、印刷に利用できながら使用
されない多量の表面積を有しており、即ちレターサイズ
のページ及びシートの場合に、これによってカバーされ
る表面積の割合は１３゜３％に過ぎない。係数２及び７
によって定められたグリッド構成４２（第２Ｂ図）を用
いる場合には、第２Ｂ図のグリッド構成４２のグリッド
領域４６にページが印刷されるようなグリッド構成４２
が得られる。このグリッド構成４２のグリッド領域４６
に適合するようにページの大きさを決めるのに用いる倍
率は０．１６８に等しく、これは、第２Ａ図のグリッド
構成４０のグリッド領域４６にページを適合するのに必
要な倍率Ｏ１′０９０よりも大きい。更に、グリッド構
成４２では、第２Ａ図のシート３４のグリッド構成４０
の場合よりも実質的に大きな割合のシート３６の表面積
がカバーされる（４９．３％）。

第２Ｃ図に示すシート３８のグリッド構成４４のように
、シート表面積の更に大きな割合を、寸法３Ｘ５のグリ
ッド構成によってカバーすることができる。然し乍ら、
このグリッド構成４４は、更に大きな倍率係数０．２２
７を用いており、第２Ｂ図のグリッド構成４２よりも更
に多くのシート３８の表面積（９６，６％）をカバーし
ている。

それ故、この例において「ナンバーアップ」パラメータ
を指定する印刷要求があると、グリッド構成４４がシー
ト３８に印刷される結果となる。

その他のパラメータが指定されない場合には、本発明の
欠乏設定により、第２℃図の１５グリツド領域４６内に
１３ページを印刷することが好ましい。この例において
、ユーザが「シート当たりのページ数」又は「シート上
の第１ページ」パラメータを設定した場合には、「シー
ト当たりのページ数」パラメータに対応するより少数の
ページが印刷され、そしてグリッド領域の３つ以上がブ
ランクにされる。

第３図の流れ線図に示されたように、本発明の好ましい
実施例による第１段階は、印刷に利用できるシート上の
面積を計算することである（ステップ５０）。印刷に利
用できるシート上の面積を計算するためには、縁によっ
て占有される面積が全シート面積から差し引かれるのが
好ましい。

これらの縁は、シートの片方の縁に綴代やパンチ穴を受
は入れるべく一方が他方より大きくなるようにユーザに
よってセットすることができる。更に、プリンタ１２の
製造者が全シート面積をプリントエンジン１６によって
印刷しない方がよいと推奨する場合には、成る程度の縁
が必要となる。

又、ユーザは、シート間の交互の縁に綴代をとったり穴
をパンチしたりするために更に広い縁を指定することも
できるが、これが印刷に利用できるシート上の面積の計
算に影響するものではない。

複数のページが印刷された゛シートを形成するために次
に行なうべき広範なステップとしては、ページ構成を決
定することが含まれる（ステップ５２）。シート上のペ
ージ構成が決まると（ステップ５２）、それらのページ
がプリンタ１２へ送られる（ステップ５４）。次いで、
インタープリデータＩ４は、ページ記述をプリントエン
ジン１６のラスク走査データに変換する（ステップ５６
）。

本発明を利用するために、印刷要求は印刷コマンドレセ
プタ２４を経てジョブコントローラ２６に送られる。ジ
ョブコントローラ２６は、印刷シンビオント２８によっ
ていつ印刷要求が実行されるかのスケジュールを組む。

印刷要求は、１枚のシート上に印刷すべきページの「ナ
ンバーアップ」即ち数のごときパラメータを含む。或い
は又、ユーザは、シート上にページを印刷するために、
例えば、第２Ａ図、第２Ｂ図及び第２Ｃ図のグリッド構
成のいずれかのような特定のグリッド構成を指定するこ
とができる。

ページ構成を決定する（ステップ５２）際の第１の判断
レベルは、「ページ−グリッド」パラメータが印刷要求
に指定されたかどうかを判断すること（第４図のステッ
プ６０）を含む。ユーザがグリッド構成を指定した場合
には、第５図に詳細に示すグリッド適合手順が実施され
る（ステップ６８）。シート上にページをいかに印刷す
るかを定めるグリッド構成をユーザが供給しない場合に
は、第６Ａ図及び第６Ｂ図に詳細に示すようにページ適
合手順が実施される（ステップ６４）。

グリッド適合手順（ステップ６８）を実施する前に、プ
ール変数「イズ・ポートレート（ｉｓ−ｐｏｒｔｒａｉ
ｔ）Ｊをチエツクして、それが真であるか又は偽である
かを調べる。ポートレートの方向は、ページ座標系のＸ
座標即ち大きさがそのページの短い辺に平行にされ、Ｙ
座標がそのページの長い辺に平行にされ、そして原点が
そのページの左下の隅にもっていかれるように定められ
る。ランドスケ−プの向きは、ページのＹ座標がページ
の短い辺に平行にされ、Ｘ座標が長い辺に平行にされ、
そして原点が左下の隅にくるように定められる。ページ
がポートレート形態で印刷されずにランドスケープ゛形
態で印刷される場合には、印刷要求によって指定された
グリッド寸法が切り換えられる（ステップ６６）。

本発明によるグリッド適合手順の基本的な目的は、グリ
ッド形態におけるグリッド領域の１つのサイズとしてペ
ージ記述の１つから印刷されるべきページのサイズを確
立するために倍率係数を計算することである。グリッド
適合手順では、シートと同様に方向付けされた全サイズ
のグリッド形態に対する倍率係数を計算するのが好まし
い。

第５図に示すように、グリッド適合手順の第１段階は、
記憶されたページ記述のページ寸法に、それに対応する
グリッド構成寸ぽを乗算することである（ステップ７０
）。これらの手順（ステップ７０）は、全サイズのペー
ジがのせられたグリッド領域を有する適合グリッドによ
って考えられるグリッド構成の寸法に等しい。

それにより得られたグリッド構成及び使用可能なシート
領域の方向が比較されて、それらが同じであるかどうか
決定される（ステップ７２）。

ステップ７２は、縦横比を比較することより成る。

即ち、全サイズのページを有するグリッド構成の長さと
巾の縦横比がシートの使用可能な領域の縦横比と比較さ
れる。全サイズのページを有するグリッド構成の最も長
い寸法がシートの最も長い寸法と平行にされた場合、即
ち、それらの長さが平行な場合には、全サイズのページ
を有するグリッド構成及びシートの使用可能な領域が同
じ向きにされる。グリッド構成の寸法とページ記述のペ
ージ寸法との乗算結果のＸ座標寸法がステップ７０から
の対応するＹ座標績よりも大きくそして使用可能なシー
ト領域のＸ座標寸法及び使用可能なシート領域のＹ座標
寸法が同じ関係を共有する場合には（ステップ７２）、
それらの向きが同じである。もし向きが同じでない場合
には、即ち、縦横比が等しくない場合には、グリッドの
向きを切り換えて、その最も長い寸法が使用可能なシー
ト面域の最も長い寸法に対応するようにしなければなら
ない（ステップ７４）。グリッドの向きを切り換えると
きには、プール変数「スイッチした（ｓｗｉｔｃｈｅｄ
）　Ｊ　をセットしなければならない。

全サイズのページを有するグリッド構成と、使用可能な
シート面域との方向が縦横比の比較によって合致した後
に、ステップ７０で計算された拡大されたページの対応
する寸法に対する倍率がステップ７６及び７８において
決定される。これは、シート領域の対応する寸法を、ス
テップ７゜からの又はもしスイッチした場合にはステッ
プ７４からの拡大されたグリッド構成の対応する寸法で
分割することを必要とする。それ故、Ｘ方向の寸法及び
Ｙ方向の寸法に対して倍率係数が計算される。

ステップ７６及び７８からのＸ及びＹ倍率係数の最小値
が保持されて比較される（ステップ８０）。この比較は
、そのときに指定されたグリッド構成に適合されるべき
ページに対する最も太きな使用可能な倍率係数を与える
。

最も小さな倍率係数は、指定のグリッド構成の寸法に対
して考えられる最も大きな倍率係数を指示する（ステッ
プ８２）。この倍率係数はグリッド適合手順の結果とし
て保持される。１つの寸法に対して最小倍率係数より大
きな倍率係数を用いると、その最小倍率係数を有する寸
法がシートの使用可能な領域から外に出ることになる。

即ち、最小の倍率係数を有する寸法は、指定のグリッド
構成におけるページに適した倍率係数として、グリッド
適合手順段階７０ないし７８で計算された大きさを越え
て拡大される。

第３図を説明すれば、ユーザがグリッド構成を指定する
場合には、グリッド適合手順が完了した後にページ構成
を決定する段階（ステップ５２）が行なわれる。

第４図に示すように、ユーザがグリッド構成を送らなか
った場合には（ステップ６ｏ）、ページ適合手順が実施
される（ステップ６４）。ページ適合手順が第６図及び
第６Ｂ図に示されている。

ページ適合手順とは、グリッド適合手順を用いてページ
適合手順内の倍率係数を決定するための動的なページ適
合手順である。

本発明によれば、変数「ナンバーアップ」は、ユーザが
シート上に印刷しようとするページ数を指示するために
ユーザにより印刷要求内にセットされる。印刷要求にお
いて、ユーザは、この［ナンバーアップＪベージ数より
少ないページをシート上に印刷するように指定すること
もできる。即ち、印刷要求において、ユーザは、少なく
とも「ナンバーアップ」まで残りのグリッド領域がブラ
ンクのま、）にされるようにシート当たりのページ数を
指定することができる。又、最初のグリッド領域以外の
グリッド領域において印刷をスタートしてそれ以前のグ
リッド領域をブランクのま）にするように印刷要求内の
パラメータをセットすることができる。好ましい実施例
においては、シート当たりのページ及び最初に印刷する
ページの両方のパラメータを指定のグリッド構成と共に
作用させることができる。

変数「ナンバーアップ」は、本発明の好ましい実施例で
は、１枚のシート上に印刷されるべき所定のページ数に
等しいテストページ数として用いられる。動的なページ
適合プロセス中に「ナンバーアップ」が増加されてシー
ト上での良好なページ適合が達成されるが、最初に指定
されたページ数のみが印刷される。

本発明の好ましい実施例によるページ適合手順の第１段
階は、複数のグリッド構成を決定することであり、各グ
リッド構成はページを印刷するための所与の数のグリッ
ド領域を定めそして所与の数のグリッド領域はテストペ
ージ数に等しい値を有している。変数Ｆナンバーアップ
Ｊに保持されたテスト数に対する負でない全数係数の対
が複数のグリッド構成を定めるのが好ましい。即ち、こ
れらの係数対は、一方の係数がグリッド構成の１つの縁
に沿ったグリッド領域の数を指定しそして他方の係数が
それに隣接する縁に沿ったグリッドグリッド領域の数を
指定するようにグリッド構成の大きさを指定する。

グリッド構成を定める係数がいったん計算されると（ス
テップ１００）、グリッド適合手順が本発明に基づいて
実施されて、複数のグリッド構成の各々におけるグリッ
ド領域の１つのサイズとしてページ記述の１つから印刷
されるべきページのサイズを確立するための倍率係数を
計算する。

本発明の好ましい実施例においては、倍率係数の計算は
、各係数対ごとにグリッド適合手順を実施し、そしてそ
のグリッド適合手順から最も最新に得た倍率係数を、ペ
ージ適合手順においてそのときの最も大きな倍率係数と
して保持された倍率係数と比較することを必要とする（
ステップ１０４及び１０６）。「ナンバーアップ」パラ
メータによって定められたその時のテストページ数を因
数分解するためにグリッド適合手順を実施するプロセス
は、そのときのテストページ数について最後の因数分解
が達せられるまで続けられる（ステップ１０８および１
０９）。

本発明の好ましい実施例によれば、その次の段階は、最
も大きな倍率係数を有するグリッド構成を用いて、テス
トページ数に等しい数のグリッド領域によってカバーさ
れるシートのパーセント表面積を計算することである。

最も大きな倍率係数を有するグリッド構成は、カバーさ
れるパーセント表面積を計算する段階１０２−１０９か
ら保持されるのが好ましい。

次いで、本発明によれば、このカバーされるパーセント
表面積を用いて、このパーセント表面積が所定のパーセ
ンテージと比較される。好ましい実施例では、そのとき
のテストページ数に対し最も大きな倍率係数を有するグ
リッド構成によってカバーされる使用可能なシート面積
の割合は、シートの表面積を有効に使用するには７５％
を越えるものでなければならない（ステップ１１２）。

この７５％のカットオフは、種々のサイズのグリッドに
対して最良の適合を調査することにより決定された経験
的な値である。これは、絶対的に最良の適合についての
希望と、高速で実行する必要性との間でうまく兼ね合い
をとったものであると考えられる。この値をもっと小さ
くすると、適合を速く見つけられるようになるが、良好
な適合ではなくなる。この値を更に大きくすると、適合
は良好になるが、その適合を見つけるのに時間がか）る
ようになる。

従って、パーセント表面積の値が所定のパーセンテージ
より小さいという条件において、テストページ数を増加
する段階が実行され、そして複数のグリッド構成を決定
し、倍率係数を計算し、より大きな倍率係数を有するグ
リッド構成を決定し、パーセント表面積を計算しそして
カバーされたパーセント表面積を所定のパーセンテージ
と比較するという段階が繰り返される。好ましい実施例
においては、「ナンバーアップ」に記憶されたそのとき
のテスト数に対して最も大きい倍率係数を有するグリッ
ド構成によってカバーされた使用可能なパーセントシー
ト面積が所定のパーセンテージ（好ましくは７５％）に
等しいか又はそれより大きくなるまで（ステップ１１２
）、上記ステップ１００−１１４が実行される。

前記したように、ユーザは、印刷要求に最初に指定した
ページ数よりも少ない単一シート上に印刷されるページ
数を任意に指定することができる。第６図に示されたよ
うに、ユーザは、印刷要求におけるｒシート当たりのペ
ージ数Ｊパラメータをシート当たりの所望のページ数に
設定することにより（ステップ１２０）、この機能を指
定する。このパラメータが印刷要求において指定されな
い場合には、欠乏設定において変数［最後のページ」を
印刷要求からの「ナンバーアップ」パラメータより１つ
小さい値にセットする（ステップＩ２２）。従って、パ
ラメータ［シート当たりのページ数」に等しいページ数
がそれに対応するグリッド領域に（ｌグリッド領域当た
り１ページづつ）印刷され、これらのグリッド領域は、
最も大きな倍率係数を有するグリッド構成によって定め
られる（ステップ１２４）（変数「最後のページ」はゼ
ロ基準の変数であるために増加される）。

第７Ａ図ないし第７Ｐ図を参照すれば、好ましい実施例
において、指定することのできる各方向（ポートレート
或いはランドスケープ）ごとに８つの種々のページシー
ケンス即ち順序がある。

その各々は、実線矢印により指示された一次走査方向と
、点線矢印により指示された二次走査方向とを有してい
る。各方向は、上、下、右又は左そして互いに垂直であ
る。

本発明の好ましい実施例におけるページシーケンス即ち
順序操作は、２つの走査方向の一方が水平（左又は右）
でありそして他方が垂直（上又は下）でなければならな
いことを順守することに基づいている。これにより生じ
る８通りの種々のページ順序は、個々の変数に指定され
る３つのプール値によって特徴付けられる。第１の変数
「下方向があるか？」は、垂直方向が上ではなくて下で
あるときに真となる。第２変数「右方向があるか？」は
、水平方向が左ではなくて右である場合に真となる。第
３変数ｒｒｌ−第１か？」は、次即ち第１の走査方向が
水平方向の場合に真となる。

最初に、Ｏと７との間の整数が各ページ順序に指定され
る。その選択された整数は、−緒にパックされた３つの
プール代数の値であり、１のビットは「下方向があるか
？Ｊを表わし、２のビットは「右方向があるか？」を表
わしそして４のビットはｒｒｌ−第１か？」を表わすよ
うになっている。２文字の組合せがページ順序設定手順
に通され、テーブルとして使用されるストリングにおい
てそれがサーチされる。このストリングは、ある値が各
々後に続く８つのページ順序即ちシーケンスに対応する
８つの２文字組合せを含んでいる。

この２文字組合せの直後のストリングの鎖部分は、ペー
ジ順序を指定するために所望される値である。

この値は、探索され、読み取られ、そして３つのプール
値より成る変数「ページ順序ビット」に指定される。

シート座標系は、用紙に対する欠乏ページ記述言語座標
系であり、即ちレイアップに依存する座標系である。そ
の原点は用紙の左下の隅にあり、その単位は点（１／７
２インチ）である。この座標系は、用紙に関連したこと
、例えば、シートの縁、縁を交互にすること、等々につ
いて記述される。

ページ座標系は、ページ処理が実行し始めるときに作用
する座標系である。これは、シート座標系とは異なった
方向にされ、はず確実に異なった単位をもつことになる
。この座標系は、文書処理が実行される系であり、これ
を用いてページに関連したものが記述される。

読み取り装置の座標系は、上及び下といった方向を指定
するのに用いられるものであってその座標系において距
離が測定されないので原点も単位ももたないという点で
実際には全く数学的な座標系ではない。印刷される資料
が右側が上になるように用紙を保持する場合には、読み
取り装置の座標系の上方向が上を指しそして右方向が右
を指すようにされる。この座標系は、ユーザが上及び下
と感じること、例えば、ページの順序付けに関連したも
のを記述するのに用いられる。読み取り装置の座標系は
、ランドスケープ印刷が使用されるときにページ座標系
から変えることができる。

ページ順序即ちシーケンスについて指定された方向は、
読み取り装置の座標系に対するものである。ある環境に
おいては、読み取り装置の座標がシートから９０″回転
され、即ち読み取り装置はシートの左縁を上に保持する
。指定されたページシーケンスの方向を適切に解釈する
ためには、これらをシートの座標系に対して変換しなけ
ればならない。というのは、本発明の好ましい実施例は
シートの系をベースとするものだからである。

ページがランドスケープであるか又はページの座標がシ
ートから回転されるかのいずれかである場合にはシート
の座標系が読み取り装置の座標系と異なるが、その両方
である場合にはそのようにならない（もしその両方であ
る場合にはそれらが互いに打ち消し合う）。この状態が
保たれるかどうか判断され（グリッド適合手順からの「
スイッチしたか？」と、「ポートレートか？」とを検討
することにより）そしてもしそうであれば、小さなアレ
イをテーブルとして用いて、そのときの「ページ順序ビ
ット」を回転された値に変換する。

これで方向がシートの座標系に対するものとなる。

ページ順序に対して適切な方向がいったん決定されると
、各ビットを順次にマスクすることによりビットが個々
のプール値に分謂される。これらの値は、各グリッド領
域に対して変換が決定されたときに後で用いられる。

この点において、第６図について述べた動的なページ適
合プロセスは、選択されたグリッド構成におけるページ
の方向と倍率係数とを決定することによりシート上にお
けるページのレイアウトを指定している。従って、次の
段階は、所定のパーセンテージに等しいか又はそれより
大きい値を有するパーセント表面積に応答して、最も大
きな倍率を用いて、シート上に所定数のページを印刷す
ることである。プリンタ１２のインタープリデータ１４
は、ページ記述言語によって定められたユーザの座標系
を、プリントエンジン１６に特定の座標系に変換する変
換マトリクスを有しているのが好ましい。

この変換マトリクスは、ページ座標系を装置又はプリン
タ座標系に変換する。従って、シート上のページの位置
は、プリンタに記憶された変換マトリクスを、それに対
応するページを印刷する前に、各ページに特定の変換マ
トリクスと取り換えることにより制御できる。それ故、
各々のページ記述がプリンタに送られる前に、グリッド
領域に適合するようにページを大きさ決めし、その時の
グリッド領域の位置に変換しそしてグリッド領域におけ
る適当な向きに対応するように回転させるための成分を
有する対応ページマトリクスがプリンタ１２に組み込ま
れる。

各ページに特定の変換マトリクスの成分は、１枚のシー
ト上に印刷される多数のページの各ページごとに同じで
あるが、ページを位置設定する変換成分は、グリッド構
成の対応するグリッド領域における各ページの位置に対
応するように変化する。それにより、マトリクスは、シ
ート上のどこにページ像を印刷するかをプリントエンジ
ンに指令する。そのページ像が印刷されると、同じシー
ト上に次のページを位置設定するために別の変換マトリ
クスが組み込まれる。これらの交換変換マトリクスは、
シートに対するページ順序セットに基づいてプリンタ１
２に組み込まれるように１つのアレイに配列される。

印刷データファイルの終了までこのようにしてシート上
にページが印刷される。このときには、シンυオント２
８がプリンタ１２の装置制御ライブラリ３０から装置制
御ライブラリモジュールを下流に送り、シートを放出さ
せる。

本発明の精神又は範囲から逸脱せずに、１枚のシート上
に所定数のページを印刷する装置及び方法に対して種々
の変更や修正がなされ得ることが当業者に明らかであろ
う。例えば、プリントエンジン１６として、写植機や、
ＬＥＤプリンタや、インクジェットプリンタを使用する
ことができる。

従って、本発明は、特許請求の範囲内に包含されるか又
はその等動物である本発明の変更や修正を網羅するもの
とする。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の好ましい実施例の一般的な動作環境
を示すシステム図、第２Ａ図、第２Ｂ図及び第２Ｃ図は、好ましい実施例の
動作によりグリッド構成を決定する次々の段階を示す図
、第３図は、好ましい実施例の全体的な動作を示す論理流
れ線図、第４図は、好ましい実施例においてページ構成を決定す
る段階の一般的な流れ線図、第５図は、第４図のグリッ
ド適合手順の詳細たときに、第４図のページ適合手順ブ
ロックを示す流れ線図、そして第７Ａ図ないし第７Ｐ図は、本発明の好ましい実施例に
おいてシート上のポートレート及びランドスケープ方向
における種々のページシーケンスを示す図である。１０・・・コンピュータシステム１２・・・プリンタ１４・・・インタープリデータ１６・・・プリントエンジン２゜３゜通信ネットワークアプリケーションネットワーク印刷データ記憶ユニット印刷コマンドレセプタジョブコントローラ印刷シンビオント装置制御ライブラリトランスレータ図面の浄書（内容に変更なし）第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）印刷されるべきページの構成を指定するページ記
述によって各々表わされた所定数のページを１枚のシー
ト上に印刷する方法において、印刷に利用できる上記シ
ートの面積を計算し、上記所定のページ数に等しいテス
トページ数を選択し、複数のグリッド構成を決定し、その各々の構成はページ
を印刷するための所与の数のグリッド領域を定め、この
所与の数のグリッド領域は上記テストページ数に等しい
値を有し、上記複数のグリッド構成の各々における上記
グリッド領域の１つのサイズとして上記ページ記述の１
つから印刷されるべきページのサイズを確立するように
倍率係数を計算し、最も大きい倍率係数を有するグリッド構成を決定し、最も大きい倍率係数を有するグリッド構成を用いて、上
記テストページ数に等しい数のグリッド領域によってカ
バーされるシートのパーセント表面積を計算し、上記パーセント表面積を所定のパーセンテージと比較し
、上記テストページ数を増加し、そして上記のように、複
数のグリッド構成を決定し、倍率係数を計算し、最も大
きな倍率係数を有するグリッド構成を決定し、パーセン
ト表面積を計算しそしてそのカバーされるパーセント表
面積を所定のパーセンテージと比較するという前記の段
階を繰り返し、これらの増加段階及び繰り返し段階は、
上記所定のパーセンテージより小さい値を有する上記パ
ーセント表面積に対して調整され、そして上記所定のパ
ーセンテージに等しいか又はそれより大きい値を有する
上記パーセント表面積に応答して、上記最も大きい倍率
係数を用いて上記所定数のページを上記シートに印刷す
るという段階を具備することを特徴とする方法。
（２）上記印刷段階は、更に、プリンタの変換マトリク
スを用いて上記ページ記述の座標系をプリンタに基づく
座標系に変換し、そして上記シートに印刷されるべきペ
ージごとに上記プリンタに新たな変換マトリクスを組み
込み、このマトリクスは各ページに対応する成分を有し
、これらの成分は、印刷時にグリッド領域に適合させる
ように対応するページを回転させ、上記最も大きな倍率
係数によって対応するページの大きさを定め、そして対
応するページを、上記シート上の各ページの位置に対応
するグリッド領域に変換するというサブステップを生じ
させる請求項１に記載の方法。
（３）上記印刷段階は、更に、シートの一方の縁から該
シートの表面の反対の縁へと交互に縁をおくサブステッ
プを含む請求項２に記載の方法。
（４）使用できる表面積を計算する上記段階は、シート
上の使用できる全表面積から縁の面積を差し引くサブス
テップを含む請求項１に記載の方法。
（５）複数のグリッド構成を決定する上記段階は、上記
テスト数を因数分解して一対の係数を生じさせそしてグ
リッド構成の隣接辺に対するグリッド領域の数の指示と
して正の全数係数を使用するサブステップを含む請求項
１に記載の方法。
（６）複数のグリッド構成を決定する上記段階は、等し
い面積のグリッド領域を有する各々のグリッド構成を確
立するサブステップを含む請求項１に記載の方法。
（７）所定数のページを印刷する上記段階は、上記所定
数より少ないページ数を印刷するサブステップを含む請
求項１に記載の方法。
（８）１枚のシート上に複数のページを印刷する装置に
おいて、ページをページ記述フォーマットで形成する手段と、印刷要求を送信する手段と、上記印刷要求に応答してシート上に上記ページを印刷す
る手段と、上記送信された印刷要求のスケジュールをたてる手段と
、上記形成手段に応答して上記ページを記憶する手段と、ページを印刷するための複数のグリッド領域を各々定め
る複数のグリッド構成を決定し、上記複数のグリッド構
成の各々における上記グリッド領域の１つに適合するよ
うに上記ページ記述の１つから印刷されるべきページの
サイズを確立するための倍率係数を計算し、そして所定
のパーセンテージより大きなパーセント範囲のシート表
面積を有する上記複数のグリッド構成の１つを決定する
ための手段と、所定のパーセンテージより大きなパーセント範囲の上記
シート表面積を有する上記グリッド構成の対応グリッド
領域に複数のページを印刷するための命令を発生する手
段とを具備し、上記印刷手段は、上記命令を解釈する手段と、この解釈
手段に応答して１枚のシート上に上記複数のページを印
刷する手段とを含んでいることを特徴とする装置。