JP2008124851A - 出力処理装置及びその処理を実行するためのデータ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、Nページのデータを1ページに割り付けたデータをメモリに展開することなくNイン1の記録を高速に行える出力処理装置及びその処理を実行するためのデータ構造を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の出力処理装置とデータ構造は、画像データをブロック単位で記憶するデータ部11,・・、1M、21,・・、2Mと、ブロック単位で記憶した各画像データの先頭アドレスを記憶するヘッダー部11,・・、1M、21,・・、2Mと、ヘッダー部11,・・、1M、21,・・、2Mに記憶した先頭アドレスに基づいて、データ部11,・・、1M、21,・・、2Mから連続する複数ブロックの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】本発明の出力処理装置とデータ構造は、画像データをブロック単位で記憶するデータ部11,・・、1M、21,・・、2Mと、ブロック単位で記憶した各画像データの先頭アドレスを記憶するヘッダー部11,・・、1M、21,・・、2Mと、ヘッダー部11,・・、1M、21,・・、2Mに記憶した先頭アドレスに基づいて、データ部11,・・、1M、21,・・、2Mから連続する複数ブロックの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、デジタル複合機などでNイン1印刷(Nページを1ページに割付ける印刷)等の記録を行うときにこの記録のための出力を制御する出力処理装置と、その処理を行うためのデータ構造に関する。
近年、複写機、FAX、プリンタ等の機能を備えたデジタル複合機が普及している。こうしたデジタル複合機は、スキャナやプリンタによる入出力機能、ネットワークや通信回線との接続機能、また、画像データに対する画像処理機能等を備えている。そして、この画像処理機能には、例えば、入力された画像データの解像度を変更する縮小処理、画像の向きを変更するための回転処理等などがある。そして、最近では高速な処理が求められ、また、印刷しながら同時にFAXも行うといった並行動作が行えるデジタル複合機が求められるようになっている。
このようなデジタル複合機では、Nイン1印刷のための処理を開始すると、CPUはまず画像処理の設定を行う。設定される内容には、例えば操作パネルから入力されたNイン1のレイアウトや用紙のサイズなどがある。これらが設定された後、スキャナやFAX、コンピュータ等から入力された画像データがこれを一時的に格納したメモリから画像処理部に転送され、画像処理が施される。Nイン1印刷の処理であるからNページを1ページに割付けて1ページとし、この割付けによって画像処理された1ページを印刷のために出力する。
従って、従来のデジタル複合機での画像処理は、その処理がページ単位で行われ、ページ単位でメモリを確保し、画像データはページ単位でメモリに展開して処理されていた。従って、Nページの画像データを1ページに割付けて出力するNイン1の印刷においては、Nページ分のメモリと処理のためのメモリ、すなわち少なくとも(N+1)ページ分以上のメモリを必要としていた。このためメモリの大きさが増し、その利用効率が低下すると同時に、CPUがこれらすべての処理を行うため処理速度が低下し、上記並行動作などを行った場合など処理が遅くなっていた。図15は従来の4イン1の印刷を行うときの処理の方式を概念的に示す説明図である。
そこで、デコーダから転送された2ページ以上の画像データについて同一ラインのデータを各領域に格納するイメージメモリと、先頭アドレスTAが設定された各ページ毎に、1ラインのデータを指定アドレスを先頭として前記領域に転送する処理を、先頭アドレスTAを最初の指定アドレスとして行う処理と、これにより前記領域に格納されたデータの後端のアドレスにその領域に格納される他のページの1ライン分のデータサイズを含むスキップサイズSSを加えて次の指定アドレスを指定する処理と、を交互に繰り返して複数ページの画像データをデコーダからイメージメモリに転送するDMACと、イメージメモリに格納された画像データの画像を1枚の用紙に記録する記録部とを備えた画像処理装置が提案された(特許文献1参照)。
しかし、(特許文献1)の画像処理装置も、イメージメモリにNページの同一ラインのデータを展開する必要があり、デコーダで復号処理された画像データがDMACによってイメージメモリに転送される。しかし、イメージメモリにNページのデータを一ページ分の画像データとして展開し、このイメージメモリに展開された画像データを改めてCPUやDMACなどによって記録部に出力して印刷しなければならない。従って、この技術は同一ラインをライン単位で処理するが、画像データをイメージメモリにページ単位で展開し、イメージメモリを使ってデータ処理するという点では従来と変わりがない。(特許文献1)のほかにもこのような技術として、他のNイン1の印刷装置も従来提案されている(特許文献2参照)。
なお、CPUに大きな負荷を与えることなく画像処理の管理を容易に行う必要から、ページ単位の画像データを複数の領域画像データ(タイル)に分割し、画像処理情報を記載したヘッダーをタイル単位の画像データに付加してパケットデータを生成し、生成したパケットデータを各画像処理機能部の間でクロスバ・スイッチを介して転送し、各画像処理部において、ヘッダーに記載された画像処理情報に基づき領域画像データの画像処理を行い、処理後の画像データに画像処理情報を書き換えたヘッダーを付加したパケットデータを生成して出力するものが提案されている(特許文献3参照)。
特開2005−348046号公報
特開平6−183095号公報
特開平10−293741号公報
(特許文献1)の画像処理装置は、メモリをページ単位で確保し、ページ単位で画像データを処理する従来の画像処理装置と比較すると、ライン単位であるためNイン1の印刷において使用するメモリが小さくなる可能性はある。しかし、印刷用の画像データを生成するために、各ラインのデータをページ間で繋げてイメージメモリに展開する必要があり、少なくとも展開用のメモリが必要になるものであった。そして、この処理を行うために、高速印刷を行ったり、高速印刷しながら並行動作をしたりするには課題を残すものであった。これは(特許文献2)の印刷装置も基本的に同様である。
また、(特許文献3)の画像処理装置は、画像データをタイル単位で分割し、ヘッダーを付加して解像度変換、回転機能、色空間変換機能、2値化機能などの機能ごとに分離して画像処理する。しかし、タイル単位の画像は再構成される必要があり、このとき複数のタイルで再構成されるのは各ページ単位の画像データであり、Nイン1のようにページを越えてNページを1ページに割付けるものではない。
そこで、本発明は、Nページのデータを1ページに割り付けたデータをメモリに展開することなくNイン1の記録を高速に行える出力処理装置と、その処理を実行するためのデータ構造を提供することを目的とする。
本発明の出力処理装置は、画像データをページ単位で記憶する第1記憶手段と、ページ単位で記憶した各画像データの先頭アドレスを記憶する第2記憶手段と、第2記憶手段に記憶した先頭アドレスに基づいて、第1記憶手段から複数ページの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のデータ構造は、画像データを第1領域にブロック単位で記憶すると共に、ブロック単位で記憶した各画像データの先頭アドレスを第2領域に記憶し、第2領域に記憶した先頭アドレスに基づいて、複数ブロックからそれぞれ1ライン分の画像データを取り出して連続する1ライン分の画像データとして出力するためのデータ構造であって、第2領域には、先頭アドレスのほかに連続して配置される次のブロックに属する第1領域の先頭アドレスが記憶されていることを特徴とする。
本発明の出力処理装置とデータ構造によれば、Nイン1の記録を行うとき、Nページのデータを1ページに割り付けたデータをメモリに展開することなく高速で行うことができる。Nイン1の記録形式に合わせて画像データを再配置するため、このためのメモリを別途設ける必要がなく、簡素な構成でNページの画像を記録することができる。さらに、画像データを再配置するためのメモリを介さずに、取得した画像データを直接記録装置へ出力するので、画像処理の際にデータ処理にかかる時間を短縮することができる。
また、ブロック単位またはページ単位で入力した各ラインのデータの長さ情報で画像データの出力量を判断しながら、メモリのデータ部から連続して複数ページ分の同一ラインを読み出すので、データ処理のためにページ単位で展開するバッファが不要となり、データ処理にかかる時間を短縮しながら指示されたNイン1記録機能のNページの大きさに応じて複数の画像を1枚の記録用紙などに記録することができる。
さらに、連続する複数ページの画像データの同一ラインを読出し、読出した1ライン分の画像データ末尾の記録不要領域を出力ラインバッファに読み出すことなく、記録不要領域を除いた状態で連続した1ライン分の画像データとして連続的に記録装置に出力するため、記録出力要求に対して画像データを安定的且つ高速に出力ラインバッファに格納することができ、出力ラインバッファのサイズを小さくすることができ、メモリを有効利用することができる。
本発明の請求項1の発明は、画像データをページ単位で記憶する第1記憶手段と、ページ単位で記憶した各画像データの先頭アドレスを記憶する第2記憶手段と、第2記憶手段に記憶した先頭アドレスに基づいて、第1記憶手段から複数ページの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備えることを特徴とする出力処理装置である。
この構成によれば、画像データを記録するために直接画像データを記録手段へ送ることができ、ページ単位で取得した複数の画像データを出力するときに、この複数の画像データを1つにまとめて再配置するためのメモリを別途設ける必要がなく、簡素な構成で複数の画像データをラインごとに出力することができ、画像データを直接記録手段へ出力するのでデータ処理にかかる時間を短縮することができる。
本発明の請求項2の発明は、画像データを所定のブロック単位で記憶する第1記憶手段と、ブロック単位で記憶した各画像データの先頭アドレスを記憶する第2記憶手段と、第2記憶手段に記憶した先頭アドレスに基づいて、第1記憶手段から連続する複数ブロックの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備えることを特徴とする出力処理装置である。
この構成によれば、画像データを1枚の記録媒体に記録する場合、ブロック単位で得た画像データを第2の記憶手段から直接記録手段へ出力するので、この複数の画像データを1つにまとめて再配置するためのメモリを別途設ける必要がなく、簡素な構成で複数の画像データをラインごとに出力することができ、画像データを直接記録手段へ出力するのでデータ処理にかかる時間を短縮することができる。
本発明の請求項3の発明は、複数の画像データを一枚の記録媒体の同一段に配置しこの段を所定数設けて複数の画像データを一枚の記録媒体に記録するNイン1記録機能を指示する指示手段と、入力した画像データを所定のブロック単位で記憶する第1記憶手段と、ブロック単位で記憶した各画像データの先頭アドレスと各画像データの長さ情報とを記憶する第2記憶手段と、第1記憶手段から連続する複数ブロックの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備え、制御手段は、Nイン1記録機能の指示に基づいて第2記憶手段に記憶した各画像データの長さ情報を満たす分の画像データを記録手段へ出力したとき、同一段内における複数ブロックの画像のデータ出力が完了したと判断し、記録手段へ出力する画像データが構成する段数が所定数に満たない場合には、第1記憶手段から次の連続する複数ブロックの同一ラインを1ラインずつ読出して、次の段に出力することを特徴とする出力処理装置である。
この構成によれば、指示手段によってNイン1記録機能を指示することができ、画像データを1枚の記録媒体にNイン1の記録形式で記録する場合、ブロック単位で得た画像データを第2の記憶手段から直接記録手段へ出力するので、このNページの画像データをNイン1の記録形式に合わせて再配置するためのメモリを別途設ける必要がなく、簡素な構成で複数の画像データをラインごとに出力することができる。また、記録手段へ出力する画像データが構成するNイン1の記録形式の段数が所定数に満たない場合には、第1記憶手段から連続する2つのブロックの同一ラインを1ラインずつ読出すので、データ処理にかかる時間を短縮しながら、指示されたNイン1記録機能のNページの枚数に応じて複数の画像を1枚の記録媒体に安定的且つ高速に記録することができる。
本発明の請求項4の発明は、複数の画像データを一枚の記録媒体の同一段に配置しこの段を所定数設けて複数の画像データを一枚の記録媒体に記録するNイン1記録機能を指示する指示手段と、入力した画像データを所定のブロック単位で記憶する第1記憶手段と、ブロック単位で記憶した各画像データの先頭アドレスと各画像データの長さ情報とを記憶する第2記憶手段と、第1記憶手段から連続する複数ブロックの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備え、制御手段は、Nイン1記録機能の指示に基づいて第2記憶手段に記憶した各画像データの長さ情報を満たす分の画像データを記録手段へ出力したとき、同一段内における複数ブロックの画像のデータ出力が完了したと判断し、記録手段へ出力する画像データが構成する段数が所定数に満たない場合には、第1の記憶手段から次ページに対応する複数ブロックの同一ラインを1ラインずつ読出すことを特徴とする出力処理装置である。
この構成によれば、指示手段によってNイン1記録機能を指示することができ、画像データを1枚の記録媒体にNイン1の記録形式で記録する場合、ブロック単位で得た画像データを第2の記憶手段から直接記録手段へ出力するので、このNページの画像データをNイン1の記録形式に合わせて再配置するためのメモリを別途設ける必要がなく、簡素な構成で複数の画像データをラインごとに出力することができる。また、記録手段へ出力する画像データが構成するNイン1の記録形式の段数が所定数に満たない場合には、第1記憶手段から対応する2つのブロックの同一ラインを1ラインずつ読出すので、データ処理にかかる時間を短縮しながら、指示されたNイン1記録機能のNページの枚数に応じて複数の画像を1枚の記録媒体に安定的且つ高速に記録することができる。
本発明の請求項5の発明は、複数の画像データを一枚の記録媒体の同一段に配置しこの段を所定数設けて複数の画像データを一枚の記録媒体に記録するNイン1記録機能を指示する指示手段と、入力した画像データを所定のブロック単位で記憶する第1記憶手段と、ブロック単位で記憶した各画像データの先頭アドレスと各画像データの長さ情報とを記憶する第2記憶手段と、第1記憶手段から連続する複数ブロックの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備え、第1記憶手段から連続する複数ブロックの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備え、制御手段は、Nイン1記録機能の指示に基づいて第2記憶手段に記憶した各画像データの長さ情報を満たす分の画像データを記録手段へ出力したとき、同一段内における複数ブロックの画像のデータ出力が完了したと判断し、さらに、記録手段へ出力する画像データが構成する段数が所定数に達したとき、記録媒体の一枚分の画像データの出力が完了したと判断することを特徴とする出力処理装置である。
この構成によれば、指示手段によってNイン1記録機能を指示することができ、画像データを1枚の記録媒体にNイン1の記録形式で記録する場合、ブロック単位で得た画像データを第2の記憶手段から直接記録手段へ出力するので、このNページの画像データをNイン1の記録形式に合わせて再配置するためのメモリを別途設ける必要がなく、簡素な構成で複数の画像データをラインごとに出力することができる。また、ブロック単位で入力した各画像データが構成する段数で画像データの出力量を判断しながら、連続して複数ページ分の画像データの同一ラインを読出すので、データ処理にかかる時間を短縮しながら、指示されたNイン1記録機能のNページの枚数に応じて複数の画像を1枚の記録媒体に安定的且つ高速に記録することができる。
本発明の請求項6の発明は、第1乃至第5の発明において、連続する1ライン分の画像データを格納する第3記憶手段を有し、制御手段は連続する1ライン分の画像データを記録手段に出力する前に連続する1ライン分の画像データを第3記憶手段に一時的に格納することを特徴とする出力処理装置である。この構成によれば、連続する1ライン分の画像データを記録手段に出力する前に、連続する1ライン分だけ一時的に第3の記憶手段に記憶して、1ラインとしてライン毎に画像データを読出すので、読取った画像データを新たに別のデータ処理のためのページ単位で展開するバッファに再配置する必要がなく、簡易な構成で複数の画像の記録にかかる処理時間を短縮することができる。
本発明の請求項7の発明は、第2乃至第5の発明において、所定のブロック単位は入力した画像データのページ単位で構成されることを特徴とする出力処理装置である。この構成によれば、ページ単位で得た複数の画像データを記録するとき、画像データを新たに別のデータ処理のためのページ単位で展開するバッファに再配置する必要がなく、簡易な構成で複数の画像を記録するデータ処理にかかる時間を短縮することができる。
本発明の請求項8の発明は、第1乃至第5の発明において、画像データが読取手段によって取得された画像データであることを特徴とする出力処理装置である。この構成によれば、読取り手段にて読取った画像データを記録手段に出力することにより、読取った複数の画像を出力処理装置によって直接記録手段へ送るので、ページ単位で得た複数の画像データを記録するとき、画像データを新たに別のデータ処理のためのページ単位で展開するバッファに再配置する必要がなく、簡易な構成で複数の画像を記録するデータ処理にかかる時間を短縮することができ、高速の画像複写装置を提供することができる。
本発明の請求項9の発明は、第1乃至第5の発明において、画像データがメモリカードに格納された画像データであることを特徴とする出力処理装置である。この構成によれば、メモリカードに記憶させている画像データであってもこの出力処理装置によって直接記録手段へ送るので、画像データを新たに別のデータ処理のためのページ単位で展開するバッファに再配置する必要がなく、簡易な構成で複数の画像を記録するデータ処理にかかる時間を短縮することができる。
本発明の請求項10の発明は、第1乃至第9の発明において、第1の記憶手段から複数ページの同一ラインのデータを読み出すときに、読出しアドレスを連続的に形成して記録手段に転送させるDMAコントローラを備え、DMAコントローラが第2の記憶手段に格納された先頭アドレスに基づいて複数ページの同一ラインのデータを1ライン分の画像データとして記録手段に連続的に転送させ、制御手段がこの転送された画像データを第3の記憶手段へ格納することを特徴とする出力処理装置である。この構成によれば、DMAコントローラが画像データとして記録手段に連続的に転送させるので、記録出力要求に対して安定的且つ高速に第3の記憶手段に画像データを格納することができる。
本発明の請求項11の発明は、第1乃至第9の発明において、第1の記憶手段から複数ページの同一ラインのデータを読み出すとき、該複数ページの画像データを回転させた画像データの同一ラインを1ラインとして読み出す場合に、DMAコントローラが、第1の記憶手段に対して回転させた画像データと対応するアドレスで連続的に画像データを転送するように要求することを特徴とする出力処理装置である。この構成によれば、Nイン1記録機能で向きが回転する画像があっても、回転した画像データをメモリ上に展開することなく、DMAコントローラが直接回転させた画像を第3の記憶手段に安定的且つ高速に格納することができる。
本発明の請求項12の発明は、第1乃至第9の発明において、1ラインの画像データの末尾に有効記録範囲との差となる記録不要領域を設定し、制御手段が複数ページの同一ラインのデータを1ライン分の画像データとして連続的に第3の記憶手段へ格納するとき、複数ページの中で前に読み出したページの各ラインの記録不要領域を除いた状態で次ページの各ラインの画像データを書き込むことを特徴とする出力処理装置である。この構成によれば、記録不要領域を除いた状態で連続した1ライン分の画像データとして記録装置に出力するため、記録出力要求に対して画像データを高速に出力ラインバッファに格納することができ、複数ページの画像データを一度メモリに展開して取得したと同じ画像データが出力ラインバッファを利用するだけで出力できる。
本発明の請求項13の発明は、第12の発明において、制御手段が、読み出したページの各ラインの記録不要領域を除いた状態で次ページの各ラインの画像データを書き込み、次ページが同一段最終ページになった場合に各ラインの画像データの記録不要領域をゼロフィルすることを特徴とする出力処理装置である。この構成によれば、読み出したページの画像データの不要領域が除かれ、高速処理が可能になると共に、複数ページの画像データを一度メモリに展開して取得したと同じ画像データが出力ラインバッファを利用するだけで出力できる。
本発明の請求項14の発明は、Nイン1の記録を行うため画像データを縮小して第1領域にブロック単位で記憶すると共に、ブロック単位で記憶した各画像データの先頭アドレスを第2領域に記憶し、第2領域に記憶した先頭アドレスに基づいて、複数ブロックからそれぞれ各ページの1ライン分の画像データを取り出して、Nイン1の一ページの連続する1ライン分の画像データとしてライン単位で出力するためのデータ構造であって、第2領域には、先頭アドレスのほかに連続して配置される次のブロックに属する第1領域の先頭アドレスが記憶されていることを特徴とするデータ構造である。この構成によれば、プロセッサ(CPU)を利用して、第1領域と第2領域がどこに配置されても容易にブロック単位で記憶した各画像データを連続してライン単位で読み出すことができる。ブロック単位で記憶するため、1ページ分のデータ領域を必要とせず、メモリを有効に活用できる。
本発明の請求項15の発明は、第14の発明において、第2領域には、ブロック単位で記憶した各画像データのデータの長さ情報が格納されていることを特徴とするデータ構造である。この構成によれば、各画像データの長さ情報を判断しながら1ラインずつ読出すことができ、安定的且つ高速に画像データを読み出すことができる。
本発明の請求項16の発明は、第14又は第15の発明において、ブロック単位がページ単位であることを特徴とするデータ構造である。この構成によれば、ページ単位で画像データを簡単且つ安定的、高速に格納することができる。
本発明の請求項17の発明は、第14又は第15の発明において、ブロックのそれぞれに第1領域と対応付けて第2領域が設けられ、複数のブロックが配置されてページ単位の構造を形成し、さらに該ページ単位の構造がN個配置されてNイン1記録機能を実行させることができるデータ構造である。この構成によれば、ブロック構造がコンパクトになり、ブロック単位で画像データを安定的且つ高速にデータ処理し、ページ単位で記録手段に出力することができる。
(実施の形態1)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態1における出力処理装置と、その処理を実行するためにメモリに設けられるデータ構造について説明する。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態1における出力処理装置と、その処理を実行するためにメモリに設けられるデータ構造について説明する。
図1は本発明の実施の形態1における出力処理装置が設けられたデジタル複合機の全体構成図であり、図2は本発明の実施の形態1における出力処理装置の画像データの処理を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1は実施の形態1における出力処理装置がデジタル複合機の記録出力処理装置、若しくは印刷出力処理装置の場合の出力処理装置である。図1において、1は複写機,FAX,プリンタ等の機能を兼備えたデジタル複合機である。2は画像をCCD等で読み込むスキャナ部、3はプロトコルG3、G4で電話回線やデジタル回線に接続されて通信するFAX通信制御部である。そして、4はホストコンピュータにケーブル等で接続されて画像記録時(実施の形態1では印刷時)にホストコンピュータのプリンタドライバとの間でデータや命令を伝送するためのI/Oインターフェースである。なお、スキャナ部2は画像データを読取ることで取得し、FAX,ホストコンピュータもFAX通信制御部3、I/Oインターフェース4を介して画像データを取得するため、何れもデジタル複合機1に対する画像データの入力手段ということができる。
図1に示す5はデジタル複合機1のシステムの制御を行うCPUであり、6は書き換え可能なFlashROM、7はRAM、8は内部バスである。CPU5は図示しないROMやFlashROM6からプログラムを読み込んで制御部として各種機能を実行する。
次に、図1において、9は画像データを解析して縮小処理や回転処理を行う画像処理部、10は後述するようにDMA(Direct Memory Access)機能を使って高速にNイン1で印刷させることができる印刷出力処理部である。なお、本発明における記録とは、実施の形態1では印刷を意味するが、そのほか画像形成して記録するものであればこれも含まれる。また、11は印刷出力処理部10からの出力を画像形成のために入力する印刷装置部(本発明の記録手段)である。この印刷装置部11は実施の形態1ではレーザープリンタであって、後述するようにレーザーダイオードが設けられ、このレーザーダイオードでレーザー光を出射し、帯電した感光体ドラムを走査して、表面に静電映像を形成し、現像した後にこれを記録用紙(本発明の記録媒体)に転写し、定着して印刷する。
また、図1において12は操作パネル(図示しない)から各種の設定を行うための操作パネル制御部(本発明の指示手段)、13は液晶等のディスプレイ(図示しない)を制御する表示制御部である。そして、14は画像データを格納したメモリカードを装着して印刷させるためのメモリカードインターフェースである。15はテスト用印字パターンなどを格納しこれらを基に印字データを生成するソフトウェアロジックの内部データ生成部である。上記したメモリカードには画像データが格納されており、読み出し要求に対してデータを読み出すことができ、内部データ生成部15もテスト印刷用パターンの画像データを生成するため、これらは、スキャナ部2、FAX通信制御部3、ホストコンピュータと同様、デジタル複合機1に画像データを入力する入力手段ということができる。そして、本発明の出力処理装置は、こうした入力手段によってメモリ(RAM)に格納された画像データをNイン1の処理を行って印刷装置部11(記録手段)に出力することが可能な装置であればすべて包含される。
続いて、デジタル複合機1に取り込まれた画像情報がどのように処理されるのか、図2に基づいて全体的な流れを説明する。実施の形態1の場合、デジタル複合機1は複写機能、FAX機能、プリンタ機能等を備えているが、まず複写機能について説明する。スキャナ部2は図2の上段に示すようなブロック構成を有している。2aは原稿を読取るためのCCD(撮像部)、2bはCCD2aで読み込んだアナログの画像信号を増幅する増幅部、2cは増幅部2bで増幅された画像信号をデジタル信号に変換してこれを画像データとして出力する画像データ出力部である。
このスキャナ部2から出力された画像データは画像処理部9に入力される。画像処理部9では、操作パネルから用紙のサイズや向きなどの指示があったときに縮小処理、回転処理などの制御を行う。9aは画像サイズを縮小するため解像度を変更する縮小処理部、9bは画像の向きを90°回転させる回転処理部である。画像処理部9で処理された画像データは所定のデータ構造7aとなって格納され、印刷出力処理部10で後述のデータ処理され、印刷装置部11に出力される。
FAXやホストコンピュータで受信した画像データなどは、一旦RAM7に格納され、必要あれば回転や縮小して画像処理することが可能であり、処理後再びRAM7に格納される。ここで、縮小は解像度を下げることで行われ、向きを変えるための回転は画像データをスキップして読み出すことで行われる。何れもソフトウェア的に行われる。画像処理部9の構成や、それ以降の処理を行う構成は上記複写の場合と、FAXやホストコンピュータとで変わるところはない。
なお、RAM7に格納されている画像データに対してNイン1の印刷を行うときに90°の回転(Nイン1の形式で横向きにする必要がある場合のみ)が行われるが、この場合は図7の印刷出力コントローラ20がRAM7から画像データを読み出し要求するときに、RAM7のインターフェースがRAM7の中に格納されている画像データを所定のアドレスで読み出して(所定スキップ幅の飛ばし読み)、印刷出力処理部10にデータを転送する。この転送はDMA転送によって実現される。
例えば、CCD2aで取得された600dpiの画像データは、2イン1の場合には画像処理部9で300dpiに縮小されて格納され、横向きにするため読み出し時、後述する各ブロックで起点のアドレスを変更し、1ラインごとにスキップして読み出すことにより回転される。なお、回転は左向きとなる90°に限られず、起点とスキップする幅を変化させれば他の角度も可能である。このような読み出し方を行って、Nページ分の画像を1ページに割付けすると、図6(a),(b),(c)のようになる。図6(a)は2イン1の説明図であり、図6(b)は4イン1の説明図、図6(c)は8イン1の説明図である。
16イン1などもサイズは小さくなるが同様に可能である。そして、以下、このようにNが2の倍数のページを1ページに割り付ける説明を行うが、Nが3,5,・・の倍数のページであっても、後述の2個のRAM25,26(図7参照)を3個,5個,・・N個設けて処理するだけで基本的には同様である。このように実施の形態1の出力処理装置によれば、記録用紙の横方向に複数ページ、さらに縦方向にもこのレイアウトを複数段配置し、一枚の記録用紙に全体でNページを割付けることが可能になる。
なお、RAM7のインターフェースが上述したように格納されている画像データを所定のスキップ幅で飛ばし読みを行って印刷出力処理部10にデータ転送するのではなく、一旦回転処理部9bを経由して画像データを回転させてから出力することもできる。Nイン1の縮小はNイン1の設定があれば必ず必要なため画像を読取った時点に縮小処理部9aで行えるが、Nイン1での回転は画像の向きや印刷位置調整があるため、印刷時に行うのが好適になる。
ところで、アドレス制御とデータ処理によってNイン1の印刷を行う実施の形態1におけるデータ構造は、画像データをN個のブロックに分割した複数ブロックの集合体として構成される。画像データはN個の分割画像データに分割され、N個のブロックにそれぞれ収められて、集合体としてRAM7に記憶される。図2において、7aはこのデータ構造を示す。この各ブロックは実施の形態1では同一サイズであり、この分割画像データと、この前にそれぞれ配置される各ブロックのヘッダーとの組み合わせとして構成される。ブロック単位に分割するのはページ単位より1ページ分のデータ領域を必要とせず、メモリを有効に活用できるからであり、ブロック単位で印刷を行いながら直ぐ次のブロックの読取りなども可能になり、高速化できる。
例えば4イン1の場合には、スキャナ部2で1ページと2ページを1/2の高さごとに交互に読み込み、各1/2高さのデータの前にヘッダーを配置したデータ構造をそれぞれのページのために生成し、これが終了したら更に3ページと4ページについてもそれぞれ1/2の高さで交互に読み込み、各1/2高さのデータの前にヘッダーを配置したデータ構造を生成して格納する。複写の場合にこのブロックが生成されると、その1ラインごと直ちに読み出しが可能で、以下説明するようにライン単位で印刷される。
図4(a)は本発明の実施の形態1における4イン1の読み出しの説明図、図4(b)は本発明の実施の形態1におけるデータ構造の説明図を示す。
さて、このデータ構造の詳細を更に説明すると、図4(b)が示すように、このデータ構造には各ページの複数のブロックにヘッダー部と分割画像データを格納したデータ部が配置されている。4イン1の場合、4ブロックで1ページを構成し、全16ブロックで4ページ分のデータ設定空間(コンフィグレーション空間)を構成する。
1ページ目の画像データは、最初に読み出す分割画像データがデータ部11に格納されてヘッダー部11とデータ部11とからブロック1とされ、次に読み出す分割画像データがヘッダー部12に格納されてヘッダー部12とデータ部12とからブロック2とされ、このようなブロックが以下繰り返されて配置される。そして、最後の分割画像データがデータ部1Mに格納されてヘッダー部1Mとデータ部1Mとから構成されたブロックMとされて、1ページ目の画像データは全体でM個のブロックに格納される。このデータ部11,12,・・・,1Mの分割画像データは、図4(a)に示す各画像データ11,12,・・・,1Mに対応する。
同様に、2ページ目の画像データは1ページ目のデータ構造の後ろに配置され、図4(b)に示すようにヘッダー部21とデータ部21とから構成されたブロック21、ヘッダー部22とデータ部22とから構成されたブロック22、・・・、ヘッダー部2Mとデータ部2Mとから構成されたブロック2M、のM個のブロックとして格納される。このデータ部21,22,・・・,2Mは図4(a)の各画像データ21,22,・・・,2Mに対応するものである。
さらに、3ページと4ページの場合もまったく同様である。これらのデータ構造は図4(b)の2ページ目のデータ構造の下にまったく同様に配置され、3ページと4ページの画像データのデータ構造は、ブロック1n(n=1〜M)がブロック3n(n=1〜M)に、ブロック2n(n=1〜M)がブロック4n(n=1〜M)に代わっただけの違いになる。なお、実施の形態1におけるNイン1の印刷ではM個のブロックがNページ分でM×N個配置され、これがNイン1のデータ構造を構成し、Nブロックのデータ設定空間(コンフィグレーション空間)を構成する。読取りも印刷もM個のブロック単位で行われる。ただし、このように各ページを複数のブロックに分割する必要性は必ずしもなく、ブロック単位をページ単位とすることもできる。すなわち、1ページを1ブロックとし、NページがM(=N)ブロックであって差し支えない。これは実施の形態2で説明する。
さて、データ構造の各ブロックの詳細な構成を説明する。
図3は本発明の実施の形態1における出力処理装置のブロック構成図である。各ブロックは図3(a),(b)のような構成を有しており、先頭の領域がヘッダー部(本発明の第1領域)となっており、残りの領域(本発明の第2領域)に分割画像データが格納されている。図3(b)はさらにこのヘッダー部の詳細構成を示し、ここには以下の第1〜第4フィールドが設けられた構成となっている。図3(b)に示す第1フィールドには、このブロックに格納された分割画像データの先頭アドレスが格納され、第2フィールドには、次に読み出すべきブロックのヘッダー部の先頭アドレスが格納されている。また、第3フィールドにはその分割画像データの1ラインのデータ幅が書き込まれており、第4フィールドには分割画像データの総ライン数を表わすデータ高さが書き込まれている。
これにより、印刷出力処理部10を制御する印刷出力コントローラ20は、分割画像データを読み出すために、データ構造に対する最初のトランザクションで取得した第1フィールドの先頭アドレスを設定レジスタ21の第1アドレスポインタ21a(後述する)に格納することができる。また、この第2フィールドに格納された次のブロック(第2ページ目のブロック)のヘッダー部の先頭アドレスを基にして、印刷出力コントローラ20は2回目のデータ構造に対する読み出しを行い、次のブロックの第1フィールドに書き込まれたそのブロックの分割画像データの先頭アドレスを読み出す。そして、これを設定レジスタ21の第2アドレスポインタ21bに格納することができる。
同様に、最初の読み出しによって得られた第3フィールドのデータ幅、第4フィールドのデータ高さをそれぞれ第1データ幅レジスタ21c、第1データ高さレジスタ21eに格納し、2回目の読み出しによって得られた第3フィールドのデータ幅、第4フィールドのデータ高さをそれぞれ第2データ幅レジスタ21d、第2データ高さレジスタ21fに格納することができる(第1アドレスポインタ21a、第2アドレスポインタ21b、第1データ幅レジスタ21c、第2データ幅レジスタ21d、第1データ高さレジスタ21e、第2データ高さレジスタ21fについては図7参照)。
従って、4イン1の1ページ目の1ライン目を印刷する場合、第1アドレスポインタ21aの先頭アドレスを読み出して、これを基に1ページ目の1ライン目となる画像データを読み出せばよい。次に、第2アドレスポインタ21bの先頭アドレスを読み出して、これを基に2ページ目の1ライン目となる画像データを読み出すことができる。なお、画像を回転させる必要があれば(2イン1、8イン1の場合など)、RAM7から所定のスキップ幅(1ラインのデータ幅)でスキップしてデータを読み出す。こうして読み出されたデータは印刷出力処理部10で4イン1の1ラインとして再構成することができる。ここで図5は本発明の実施の形態1における出力処理装置の4イン1の印刷を行うときの処理の方式を概念的に示す説明図である。図5によれば、RAM7に格納されているNページの画像データがバッファに展開されることなく、ライン単位で印刷出力処理部10に転送されて、連続的に1ラインとして再構成されていることが分かる。
次に2ライン目の出力を行うため、1ページの2ライン目となる画像データを読み出し、2ページ目の2ライン目となる画像データを読み出す。その後、上述した1ライン目と同様の動作を繰り返して、第1データ高さレジスタ21e、第2データ高さレジスタ21fのデータ高さ(総ライン数)になるまで1ページと2ページの各ラインのデータを交互に読み出す。この読み出しの手順を概念的に示したものが図4(a)である。なお、図4(a)は4イン1の場合を示している。
以上は1ページと2ページの分割画像データを読み出す手順であるが、1ページと2ページが終了すると、4イン1印刷では3ページと4ページを読み出す。その読み出し手順は図4(a)の1ページを3ページ目、2ページを4ページ目に置き換えることで、まったく同様に行われる。これにより、1ページから4ページまでを1ページに割付けた4イン1の印刷が終了する。Nイン1(N=4以上)の場合は、この手順を4ページではなくNページ繰り返すことでNイン1のレイアウトにする。要するに、複数ページの同一段を構成する各ブロックを1ラインごと順に読み出して、これを繰り返し、同一段ごとに各ページの1ラインのデータを接続する。
なお、2イン1の場合は図6(a)のように画像を90°回転し、縦向きのページに横向きで縮小したサイズの2ページを上下に2段レイアウトすればよく、8イン1の場合も横向きで縮小した2ページを1段として、図6(c)のように縦向きのページにこの段を上下に4段並べたレイアウトにすればよい。
ここで、上述した画像データの転送について更に具体的に説明すると、印刷出力コントローラ20は、DMAアドレスコントローラ23によってRAM7に対して、第1アドレスレジスタ21aにセットされたアドレスから第1データ幅レジスタ21dに格納されたビット数のデータを読み出すように転送要求を伝送する。このとき画像の向きを変える(回転する)必要がある場合は、回転した画像データに対応したどのアドレスのデータを読み出すのか指定して転送要求する。これによりRAM7のインターフェースは読み出したブロック11内の分割画像データを転送先である印刷出力処理部10に転送する。
また、この転送が終了するとこれと同様に、印刷出力コントローラ20は、DMAアドレスコントローラ23によって第2アドレスポインタ21bにセットされたアドレスから第2データ幅レジスタ21fに格納されたビット数のデータを印刷出力処理部10に転送要求を行い、RAM7は最初の転送と同様に、読み出したデータを転送先の印刷出力処理部10に対して転送先である印刷出力処理部10に対して転送する。なお、このアドレスはDMAアドレスコントローラ23によって順次切り換えられて要求される。
この後も同様の手順が繰り返され、図4(a)に示すように、DMAアドレスコントローラ23によって転送元が2ページのデータ部21から1ページのデータ部12に切り換えられ、さらに1ページのデータ部12から2ページのデータ部22へ転送元が切り換えられ、この繰り返しの後、最後に1ページのデータ部1Nから2ページのデータ部2Nにアドレスが切り換えられて転送が終了する。
さて、再び図2に戻って、さらに図7も参照し、印刷出力処理部10での図5のようなデータ処理を行うための構成について具体的に説明する。
図7は本発明の実施の形態1における出力処理装置の印刷出力処理部のブロック構成図である。図7において、20は既に説明したように印刷出力処理部10の制御を行う印刷出力コントローラ(本発明の制御手段)、20aはカウンタである。カウンタ20aではトランザクションの回数若しくはライン数をカウントする。すなわち1ライン分のデータ転送が終わると、カウンタ20aはインクリメントされる。カウンタ20aの値が第1データ高さレジスタ21e、第2データ高さレジスタ21fの共通のライン数と一致した場合に、このブロックの分割画像データの転送は終了する。
図7において、21は印刷出力処理部10に設けられた設定レジスタである。これは上記のとおりであって、複数のレジスタを備えている。21aは第1アドレスポインタ、21bは第2アドレスポインタ、21cは最初に転送を行う1ラインのデータ幅を格納する第1データ幅レジスタ、21dは次に転送を行う1ラインのデータ幅を格納する第2データ幅レジスタ、さらに21eは最初に転送を行うブロックの総ライン数を格納する第1データ高さレジスタ、21fは次に転送を行うブロックの総ライン数を格納する第2データ高さレジスタである。さらに、21gは操作パネルから入力されたNイン1のレイアウトの指示をセットする印刷設定レジスタである。このほかに記録用紙のサイズを設定するレジスタ(図示はしない)も設けられている。
なお、4イン1の割付けを行うレイアウトが右上から左上、右下、左下の順番で割付けるのか、あるいは左上から右上、左下、右下の順番で割付けるのか、また、8イン1の割付けを行う場合に、右上段、左上段、右二段、左二段、右三段、左三段、右下段、左下段の順番で割付けるのか、あるいは左上段、右上段、左二段、右二段、左三段、右三段、左下段、右下段の順番で割付けるのかを指定するフラグレジスタ(図示しない)を設けるのがよい。操作パネルから印刷のレイアウトを指示することによってこれを設定することができる。設けられていなければ一定の順で割付けられる。このフラグがセットされている場合、印刷出力コントローラ20によって出力ラインバッファ27に対して印刷位置調整を行うための制御データが出力される。
さらに図2、図7において、22は64ビット転送が行える内部バス8と印刷装置部11が接続されたローカルバスを接続するブリッジである。また、23は既に説明したDMAアドレスコントローラ(本発明のDMAコントローラ)を示し、印刷出力コントローラ20がRAM7に画像データの転送を要求するとき、そのデータの転送元となるアドレスを第1アドレスレジスタ21aのアドレスと第2アドレスポインタ21bのアドレスとで順次切り換えて要求する。なお、実施の形態1の転送は64ビット単位のDMA転送で行われる。また、DMAアドレスコントローラ23では、画像の向きを変える必要がある場合アドレスを変換して転送要求する。
24は転送されたデータを順に格納するデータバッファであり、25,26はデータバッファ24に格納されたデータを第1データ幅レジスタ21cのデータ幅、第2データ幅レジスタ21dのデータ幅で順にそれぞれ読み出して書き込まれるRAMである。従って、転送元が1ページ目のブロック11、2ページ目のブロック21の場合は、DMA転送されたブロック11の1ライン目から第1データ高さレジスタ21eのnラインまでのデータが連続して書き込まれ、同様に、DMA転送されたブロック21の1ライン目から第2データ高さレジスタ21eのnラインまでのデータが連続して書き込まれる。
このRAM25,26のデータは、印刷出力コントローラ20によって出力ラインバッファ27にそれぞれ1ライン分のデータずつ出力される。まず、RAM25に格納された1ページ目のブロック11の1ライン目に相当するデータが出力ラインバッファ27に出力され、続いて、RAM26に格納された2ページ目のブロック21の1ライン目に相当するデータが出力ラインバッファ27に出力される。割付け順など印刷位置調整が必要な場合は、この順に出力される。
RAM25,26から1ページ目と2ページ目の縮小された各1ラインのデータがつながったNイン1の1ライン目が出力されると、RAM25,26に格納された2ライン目のデータを使ってNイン1の2ライン目を出力する。さらに、これをデータ部1M、データ部2Mまで繰り返すことによりNイン1の1ページ目と2ページ目を割付けた画像が得られる。図4はこの画像形成を示すものである。4イン1の場合、図4のように1ページから4ページまでが割付けられる。
続けて、図2、図7において、28は出力ラインバッファ27で画像形成された画像データを出力するための印刷データ出力部、29は印刷データ出力部28に対してビデオデータ信号生成のクロック入力を行うクロック生成部、30は印刷データ出力部28から出力されたビデオデータ信号に基づいて画像形成するためのレーザー光を発振させるためのレーザー制御部である。クロック生成部29は、先頭のラインのため印刷出力先頭基準信号(NTOP)から所定の印刷出力開始マージン(上端からのマージンのETM)をカウントし、さらに各ラインの印刷出力基準信号(NHSYNC)から所定の印刷出力開始マージン(左端からのマージンであるELM)をカウントしてビデオデータ信号生成のためのクロック入力を行う。
図8は印刷装置部の画像形成のための要部説明図である。図8において、31はレーザー制御部30によってビデオデータ信号に基づいて制御されたレーザー光を発振するレーザーダイオードであり、32はレーザーダイオード31で発振されたレーザー光を走査するためのポリゴンミラーである。このポリゴンミラー32は1ラインの走査速度と同期して回転される。33はこのポリゴンミラー32を回転させるためのモータ、34はモータ33の回転を制御するためのモータ制御部である。この走査と同期して印刷出力基準信号が生成される。
また、35は表面に有機感光体(OPC)などの感光層が形成され回転し、静電潜像を形成してトナーによって可視画像化する感光体ドラムである。感光体ドラム35は図示しない帯電器によって一様に帯電され、ポリゴンミラー32からのレーザー光によって表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム35上に形成されたトナー画像は転写装置(図示しない)で記録用紙に転写される。その後、定着装置によって定着されて排紙される。36は感光体ドラム35を駆動するモータである。モータ36とモータ33は同期して駆動される。1台のモータを使って駆動することもできる。転写のタイミングに上述した印刷出力先頭基準信号が生成される。
なお、印刷出力コントローラ20は、カウンタ(図示しない)によってカウントされた印刷出力開始マージンにより、クロック生成部29から出力するクロックを制御し、レーザー光の出射タイミングとポリゴンミラー32のタイミングを同期させる。また、図示はしないが、上記マージンを設定するためのレジスタが設定レジスタ21設けられている。
そこで、以上説明したデジタル複合機1における出力処理装置の機能をシーケンスチャートによって説明する。
図9は本発明の実施の形態1における出力処理装置のシーケンスチャートを示す。図9に示すように、操作パネルから複写を行う旨の指示とNイン1の指示などを行い(sq1)、操作パネルのスタートボタンを押すと、ROMからCPU5に複写機能を実行するプログラムが読み出され(sq2)、スキャナ部2が原稿の画像読取を開始し(sq3)、RAM7にNイン1の設定に応じた画像データとヘッダーとからなる複数のブロックで構成されたデータ構造を生成する(sq4)。
その後、CPU5は印刷出力コントローラ20にデータ転送を要求する(sq5)。これによって印刷出力コントローラ20が起動され(sq6)、印刷出力コントローラ20はDMA転送するため内部バス8にバス権を要求し(sq7)、RAM7に対して1,2ページの各ブロック1に含まれたヘッダー部の読出を要求する(sq8)。これに対してRAM7はこの各ブロック1のヘッダー部を読出し(sq9)、これを取得した印刷出力コントローラ20は設定レジスタ21の各レジスタに各種設定を行い(sq10)、出力ラインバッファ27内に少なくとも1ライン分のメモリを確保する。
次いで、印刷出力コントローラ20はRAM7に対して1,2ページの各ブロック1に設けられたデータ部の画像データの転送を要求する(sq11)。DMAアドレスコントローラ23bによってDMAアドレス制御を行って転送の要求が行われ(sq12)、RAM7は1,2ページの各ブロック1に含まれた画像データを交互にNイン1に対応した形で読出し(sq13)、読み出した画像データをライン単位で交互に転送する。この転送によってブロック1の画像データは印刷出力処理部10のデータバッファ24に次々と格納される(sq14)。
その後、出力ラインバッファ27において1,2ページの各1ラインが順次取り出され、連続して配置されて1ラインを構成し、これが繰り返されてブロック1の画像データは1,2ページ分がNイン1形式に割付けられたデータとなり、印刷データ出力部28から印刷装置部11に出力される(sq15)。なお、印刷データ出力部28からは、1ラインが構成されると、ライン単位で印刷装置部11へ出力され、1,2ページのブロック1の印刷が行われる(sq16)。
ブロック1の後、ブロック2、・・・、ブロックMまでこの手順を繰り返す。ブロックMにおいても、印刷出力コントローラ20が1,2ページの各ブロックMのヘッダー部を読出すように要求し(sq17)、ブロックMのヘッダー部を読出し(sq18)、各レジスタの設定を行い(sq19)、少なくとも1ライン分のメモリを確保して、各ブロックMのデータ部1M,2Mの画像データを転送するように要求し(sq20)、DMAアドレス制御を行って(sq21)、各ブロックMに含まれた画像データを読出し(sq22)、転送する。これはデータバッファ24に格納され(sq23)、その後、出力ラインバッファ27において1,2ページの各1ラインが順次取り出され、連続して配置され、これが繰り返されてブロックMの画像データはNイン1の形で割付けられて、印刷データ出力部28からライン単位で印刷装置部11に出力され(sq24)、各ブロックMの印刷が行われる(sq25)。
ブロックMになると、カウント20aがn=Mとカウントし、1,2ページの割付けが終了したと印刷出力コントローラ20は判断し、3,4ページ、あるいはその他のページの割付けがあるか否かを判定する(sq26)。更なる割付けがある場合は読み出しと出力を繰り返し、割付けがない場合はバス権を開放して(sq27)、転送によるデータ処理を終了し(sq28)、CPU5は複写機能の実行を終了する(sq29)。
続いて、実施の形態1のデジタル複合機1でNイン1印刷の割付け用の出力処理を行う手順を図10、図11、図12のフローチャートに基づいて説明する。
図10は2イン1の割付けを行う場合のフローチャート、図11は4イン1の割付けを行う場合の上段の割付けを行う場合のフローチャート、図12は4イン1の割付けを行う場合の下段の割付けを行う場合のフローチャートである。
そこで、まず2イン1の印刷用のデータ処理についてその手順を説明する。画像処理部9はスキャナ部2から読取データを取得すると(step1)、印刷設定レジスタ21gを参照してページレイアウト情報を取得する(step2)。なお、入力データとしては、スキャナ部2からの読取データのほか、メモリカードに格納されたデータやホストコンピュータからの印刷データ、FAXの画像データなどでも同様である。これらはヘッダー部とデータ部を備えたブロックからなるデータ構造のデータ部に格納される。ブロック数は1個〜M個の何れでもよい。2イン1の割付けを行うページレイアウト情報が設定されている場合縮小処理が行われる(step3)。
次に、1ページ(左ページ)と2ページ(右ページ)にそれぞれ対応したヘッダー部からそれぞれの画像データの先頭アドレスを第1,第2アドレスポインタ21a,21bに設定する(step4)。また、それぞれのデータ幅、データ高さを第1,第2データ幅レジスタ21c,21d、第1,第2データ高さレジスタ21e,21fに設定する(step5)。この後、データ処理を開始する(step6)。データ処理は画像の向きを変えるように読み出されたたものに対して行われる。
1ページ(左ページ)と2ページ(右ページ)の共通ブロックにおける1ライン分のデータ処理を行って(step7)、これらを同一ブロックにおける1ラインとして割付け、このブロック内の全ラインの処理が終わったか否か判断する(step8)。ブロック内の全ラインのデータ処理が終わっていなければstep7に戻り、処理が終わっていれば1ページ(左ページ)と2ページ(右ページ)の全ブロックの処理が終了したか否かを判断する(step9)。
step9において、全ブロック内の全ラインのデータ処理が終わっていなければ、再処理するためにstep4に戻り、処理が終わっていれば2イン1の1ページへの割付けが終了したため印刷出力処理を終了する。
次に、4イン1の印刷用のデータ処理についてその手順を説明する。スキャナ部2から読取データを取得すると、印刷設定レジスタ21hを参照してページレイアウト情報を取得する(step11)。次いで4イン1の割付けを行うのか否かが判定され(step12)、4イン1の割付けでなければそのまま終了し、4イン1の場合、4ページ分の入力データを縮小処理する(step13)。
次に、各ページの割付けのレイアウト(出力形式)として、左上から右上、左下、右下の順番で割付けるのでよいのか否かを判断する(step14)。操作パネルからその旨の設定が行われるとこれを表わすフラグがセットされており、1ページが左上、2ページが右上、3ページが左下、4ページが右下として登録される(step15)。step14において、左上、右上、左下、右下の順番で割付けない場合は、1ページが右上、2ページが左上、3ページが右下、4ページが左下として登録される(step16)。
この後、左上ページと右上ページの先頭ブロックと対応した各ヘッダー部からそれぞれの画像データの先頭アドレスを第1,第2アドレスポインタ21a,21bに設定する(step17)。また、それぞれのデータ幅、データ高さを第1,第2データ幅レジスタ21c,21d、第1,第2データ高さレジスタ21e,21fに設定する(step18)。なお、このデータ幅、データ高さは左右のページで共通である。
続いて、出力ラインバッファ27内に4イン1の1ライン分のデータ領域を確保し、左上ページの1ライン分の領域と右上ページの1ライン分の領域を加えた領域がこのデータ領域の大きさより大きな領域となるようにする(step19)。この状態でデータ処理を開始する(step20)。
データ処理は印刷出力コントローラ20が左右ページの1ラインのデータを転送させて、RAM25に左上ページの1ライン分の画像データを格納すると共に、RAM26に右上ページの1ライン分の画像データを格納することで行われ、その後、出力ラインバッファ27内に1ライン分のデータ領域にRAM25から左上ページの1ライン分の画像データを取り出してコピーし(step21)、さらにRAM26から右上ページの1ライン分の画像データを取り出して、左上ページの最終データの後に続けてコピーする(step22)。なお、割付け順の印刷位置調整があった場合は左右が逆に出力される。これによって、1ライン分のデータ処理が終了し、印刷データ出力部28から印刷装置部11に対して印字出力が開始される(step23)。
この後、ブロックの全ラインの処理が終了したか否かが判断され(step24)、カウンタ20aでカウントされたライン数が第1,第2データ高さレジスタ21e,21fに設定されたデータ高さに達していなければstep21に戻って処理を継続し、達している場合は左下ページ、右下ページの処理を行う。
左下ページ、右下ページの処理について、図12の下段の割付けを行う場合のフローチャートに基づいて説明する。左下ページと右下ページの先頭ブロックと対応した各ヘッダー部からそれぞれの画像データの先頭アドレスを第1,第2アドレスポインタ21a,21bに設定する(step25)。また、それぞれのデータ幅、データ高さを第1,第2データ幅レジスタ21c,21d、第1,第2データ高さレジスタ21e,21fに設定する(step26)。なお、データ幅、データ高さは左右のページで共通である。
続いて、出力ラインバッファ27内に1ライン分のデータ領域確保し、左下ページの1ライン分の領域と右下ページの1ライン分の領域を加えた領域がこのデータ領域の大きさより大きな領域となるようにする(step27)。この状態でデータ処理を開始する(step28)。データ処理は印刷出力コントローラ20が左右ページの1ブロック分のデータを転送させて、RAM25に左下ページの1ブロック分の画像データを格納すると共に、RAM26に右下ページの1ブロック分の画像データを格納することで行う。
その後、出力ラインバッファ27内に1ライン分のデータ領域にRAM25から左下ページの1ライン分の画像データを取り出してコピーし(step29)、さらにRAM26から右下ページの1ライン分の画像データを取り出して、左下ページの最終データの後に続けてコピーする(step30)。割付け順の印刷位置調整があった場合は左右が逆に出力される。これによって、1ライン分のデータ処理が終了し、印刷データ出力部28から印刷装置部11に対して印字出力が開始される(step31)。この後、ブロックの全ラインの処理が終了したか否かが判断され(step32)、カウンタ20aでカウントされたライン数が第1,第2データ高さレジスタ21e,21fに設定されたデータ高さに達していなければstep29に戻って処理を継続し、達している場合は出力形式のチェックを行う。
step14で設定された出力形式、すなわち例えば割付け順が左上から右上、左下、右下の順番で全ブロックの全ラインが処理されているか否かがチェックされ(step33)、処理されていない場合はライン数不足でエラーが発生したとして判断し(step34)、処理されている場合は正常に印刷出力処理を終了する。
このように本発明の実施の形態1におけるデジタル複合機の出力処理装置は、Nイン1の印刷をメモリにNページのデータを展開することなく高速に行うことができ、Nイン1の形式に合わせて画像データを再配置するためのメモリを別途設ける必要がなく、簡素な構成でNページの画像を印刷することができる。さらに、画像データを再配置するためのメモリを介すことなく取得した画像データを直接、印刷装置部へ出力するので、画像処理の際にデータ処理にかかる時間を短縮することができる。
また、ブロック単位で入力した各画像データのデータ幅で画像データの出力量を判断しながら、データ部から連続して複数の画像データの同一ラインを順次読出すので、Nページ分の画像データを一度メモリに展開して取得したと同じ画像データを、出力ラインバッファを利用するだけで出力でき、データ処理にかかる時間を短縮しながら指示されたNイン1記録機能のNの大きさに応じて複数の画像を1枚の記録用紙に印刷を行うことができる。
(実施の形態2)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態2における出力処理装置について説明する。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態2における出力処理装置について説明する。
図13は本発明の実施の形態2における出力処理装置で読取ったデータを印刷するときのメモリ構成と印刷データの関係図であり、図14は本発明の実施の形態2における出力処理装置の読取データと印刷データの関係図である。実施の形態1と実施の形態2とでデジタル複合機の出力処理装置の構成は基本的に共通であるため、実施の形態2の説明においても図1〜図12を参照する。実施の形態1と同一符号の構成は実施の形態2においてもとくに説明しない限り同一の構成を示すため、ここでの説明は省略する。
実施の形態2の出力処理装置は、実施の形態1のように1ページを複数ブロックに分割して画像データを記憶するのではなく、これをページ単位で記憶すると共に、Nイン1の印刷のための処理量を実施の形態1の場合より更に減らすものである。
図13は読取ったRAM7上に展開された4イン1の印刷形式でデータを印刷するときの実施の形態2におけるメモリ構成と印刷データの関係を示している。実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、1ページ目の画像データ先頭の読出しアドレス1と2ページ目の画像データ先頭の読出しアドレス2からそれぞれ1ラインを読み出して、1,2ページの両ラインから4イン1の場合の1ラインを構成する。1,2ページの割付けが終わったら、3ページ目の画像データ先頭の読出しアドレス1と4ページ目の画像データ先頭の読出しアドレス2からそれぞれ1ラインを読み出して、3,4ページの両ラインから1ラインを構成して印刷する。従って、実施の形態2は実施の形態1の説明でブロック数MをM=1とした場合に相当する。データ部とヘッダー部の構成は図3(a),(b)と同様である。このためこれらの説明は実施の形態1に譲って省略する。
さて、図13の左図に示すように、印刷するために必要な印刷有効範囲はスキャナ部2で読取られた画像データ範囲より少し狭く、1ラインを構成する最後の64ビットのデータには印刷不要データが含まれている。図14の上段には、1ページ目の読取画像データが内部バス8を64ビット単位(32ビット×2)でDMA転送され、最後の64ビットに印刷不要データが存在しているのを示しており、2ページ目の読取画像データも同様に最後の64ビットに印刷不要データが存在しているのを示している。
従ってこの1ページ目と2ページ目の実質的な読取画像データは、1ページ目の末尾の印刷不要データを介してライン単位で出力されることになる。しかし、この印刷不要データは読取データと印刷(転送)データのデータ量が相違することによりパディングされたデータであって、画像的には意味がない。これが他の有効な画像データと同様に処理されて出力されるのでは、これらに対する処理が無駄となり、また、データ処理に要する時間も増大する。
そこで、実施の形態2においては、RAM25に格納された読取画像データを出力ラインバッファ27に出力するとき、図14の下段に示すように、印刷出力コントローラ20によって1ページと3ページ(左右2ページにおける右ページ以外の複数ページを含めて複数ページの同一段最終ページ前までのページ)目のライン末尾では印刷不要データを除いて出力し、その後にRAM26から読出された2ページと4ページ(同一段最終ページ)目のライン末尾でも同様に読取画像データを出力して、印刷不要データが存在しない状態でつないで1ラインを構成する。
この削除する印刷不要データのフィル(FILL)幅は設定レジスタ21に予め設定しておく。なお、印刷出力コントローラ20が左ページで印刷不要データを除いて出力するのではなく、左ページ目の読取画像データをそのまま出力ラインバッファ27に出力し、印刷出力コントローラ20によって末尾の印刷不要データのフィル幅だけ右ページ目のデータを上書きするように制御して、Nイン1の1ラインを構成するのでもよい。
これによって、印刷装置部11で印刷される印刷データは図13の右図に示すようになり、左ページ(1,2ページ)と右ページ(3,4ページ)間に印刷不要データを含まないコンパクトな画像として印刷される。この構成によれば、記録不要領域を除いた状態で連続した1ライン分の画像データとして記録装置に出力するため、記録出力要求に対して画像データを高速に出力ラインバッファ27に格納することができ、出力ラインバッファ27の容量を小さくすることができ、複数ページの画像データを一度メモリに展開して取得したと同じ画像データが出力ラインバッファ27を利用するだけで出力できる。
さらに、2,4ページ(同一段最終ページ)の末尾の印刷不要データに、印刷出力用のマスクを施して出力するのもよい。このために、印刷出力コントローラ20がこの2,4ページの末尾に含まれる印刷不要データのフィル幅をゼロ(空白)フィルして、フィル幅のデータを消去する。この構成により不要領域が除かれ、処理も容易となって高速化する。
印刷に当っては、ラインごとに印刷出力基準信号(NHSYNC)と印刷出力先頭基準信号(NTOP)から所定の印刷出力開始マージン(左端からのマージンであるELM,上端からのマージンのETM)をカウントし、ビデオデータ信号生成のためのクロック入力がレーザー制御部30に対して行われる。これによって、4イン1の画像は4ページが全体的に左側に片寄ってレイアウトされ、所定のマージンは確保されながら全体的にコンパクトな印刷となる。
このように本発明の実施の形態1におけるデジタル複合機の出力処理装置は、連続する複数ページの画像データの同一ラインを読出し、読出した1ライン分の画像データの末尾に生じる印刷不要領域を印刷データ出力部に出力することなく、連続する1ライン分の画像データとして印刷装置部に出力することにより、画像データを印刷出力要求に対して安定的かつ高速に出力ラインバッファに画像データを出力することができ、出力ラインバッファを有効利用することができる。
本発明は、デジタル複合機などの出力処理装置に適用できる。
1 デジタル複合機
2 スキャナ部
2a CCD
2b 増幅部
2c 画像データ出力部
3 FAX通信制御部
4 I/Oインターフェース
5 CPU
6 FlashROM
7 RAM
7a データ構造
8 内部バス
9 画像処理部
9a 縮小処理部
9b 回転処理部
10 印刷出力処理部
11 印刷装置部
12 操作パネル制御部
13 表示制御部
14 メモリカードインターフェース
15 内部データ生成部
20 印刷出力コントローラ
20a カウンタ
21 設定レジスタ
21a 第1アドレスポインタ
21b 第2アドレスポインタ
21c 第1データ幅レジスタ
21d 第2データ幅レジスタ
21e 第1データ高さレジスタ
21f 第2データ高さレジスタ
21g 印刷設定レジスタ
22 ブリッジ
23 DMAアドレスコントローラ
24 データバッファ
25,26 RAM
27 出力ラインバッファ
28 印刷データ出力部
29 クロック生成部
30 レーザー制御部
31 レーザーダイオード
32 ポリゴンミラー
33 モータ
34 モータ制御部
35 感光体ドラム
36 モータ
2 スキャナ部
2a CCD
2b 増幅部
2c 画像データ出力部
3 FAX通信制御部
4 I/Oインターフェース
5 CPU
6 FlashROM
7 RAM
7a データ構造
8 内部バス
9 画像処理部
9a 縮小処理部
9b 回転処理部
10 印刷出力処理部
11 印刷装置部
12 操作パネル制御部
13 表示制御部
14 メモリカードインターフェース
15 内部データ生成部
20 印刷出力コントローラ
20a カウンタ
21 設定レジスタ
21a 第1アドレスポインタ
21b 第2アドレスポインタ
21c 第1データ幅レジスタ
21d 第2データ幅レジスタ
21e 第1データ高さレジスタ
21f 第2データ高さレジスタ
21g 印刷設定レジスタ
22 ブリッジ
23 DMAアドレスコントローラ
24 データバッファ
25,26 RAM
27 出力ラインバッファ
28 印刷データ出力部
29 クロック生成部
30 レーザー制御部
31 レーザーダイオード
32 ポリゴンミラー
33 モータ
34 モータ制御部
35 感光体ドラム
36 モータ
Claims (17)
- 画像データをページ単位で記憶する第1記憶手段と、
前記ページ単位で記憶した各画像データの先頭アドレスを記憶する第2記憶手段と、
前記第2記憶手段に記憶した先頭アドレスに基づいて、
前記第1記憶手段から複数ページの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、前記読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備えることを特徴とする出力処理装置。 - 画像データを所定のブロック単位で記憶する第1記憶手段と、
前記ブロック単位で記憶した各画像データの先頭アドレスを記憶する第2記憶手段と、
前記第2記憶手段に記憶した先頭アドレスに基づいて、
前記第1記憶手段から連続する複数ブロックの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、前記読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備えることを特徴とする出力処理装置。 - 複数の画像データを一枚の記録媒体の同一段に配置しこの段を所定数設けて前記複数の画像データを一枚の記録媒体に記録するNイン1記録機能を指示する指示手段と、
前記入力した画像データを所定のブロック単位で記憶する第1記憶手段と、
前記ブロック単位で記憶した各画像データの先頭アドレスと各画像データの長さ情報とを記憶する第2記憶手段と、
前記第1記憶手段から連続する複数ブロックの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、前記読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記Nイン1記録機能の指示に基づいて前記第2記憶手段に記憶した各画像データの長さ情報を満たす分の画像データを前記記録手段へ出力したとき、同一段内における前記複数ブロックの画像のデータ出力が完了したと判断し、
前記記録手段へ出力する画像データが構成する段数が前記所定数に満たない場合には、
前記第1記憶手段から次の連続する複数ブロックの同一ラインを1ラインずつ読出して、次の段に出力することを特徴とする出力処理装置。 - 複数の画像データを一枚の記録媒体の同一段に配置しこの段を所定数設けて前記複数の画像データを一枚の記録媒体に記録するNイン1記録機能を指示する指示手段と、
前記入力した画像データを所定のブロック単位で記憶する第1記憶手段と、
前記ブロック単位で記憶した各画像データの先頭アドレスと各画像データの長さ情報とを記憶する第2記憶手段と、
前記第1記憶手段から連続する複数ブロックの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、前記読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記Nイン1記録機能の指示に基づいて前記第2記憶手段に記憶した各画像データの長さ情報を満たす分の画像データを前記記録手段へ出力したとき、同一段内における前記複数ブロックの画像のデータ出力が完了したと判断し、
前記記録手段へ出力する画像データが構成する段数が前記所定数に満たない場合には、
前記第1の記憶手段から次ページに対応する複数ブロックの同一ラインを1ラインずつ読出すことを特徴とする出力処理装置。 - 複数の画像データを一枚の記録媒体の同一段に配置しこの段を所定数設けて前記複数の画像データを一枚の記録媒体に記録するNイン1記録機能を指示する指示手段と、
前記入力した画像データを所定のブロック単位で記憶する第1記憶手段と、
前記ブロック単位で記憶した各画像データの先頭アドレスと各画像データの長さ情報とを記憶する第2記憶手段と、
前記第1記憶手段から連続する複数ブロックの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、前記読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備え、
前記第1記憶手段から連続する複数ブロックの画像データの同一ラインを1ラインずつ読出し、前記読出した複数ライン分の画像データを連続する1ライン分の画像データとして記録手段に出力する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記Nイン1記録機能の指示に基づいて前記第2記憶手段に記憶した各画像データの長さ情報を満たす分の画像データを前記記録手段へ出力したとき、同一段内における前記複数ブロックの画像のデータ出力が完了したと判断し、
さらに、前記記録手段へ出力する画像データが構成する段数が前記所定数に達したとき、
前記記録媒体の一枚分の画像データの出力が完了したと判断することを特徴とする出力処理装置。 - 前記連続する1ライン分の画像データを格納する第3記憶手段を有し、前記制御手段は前記連続する1ライン分の画像データを記録手段に出力する前に前記連続する1ライン分の画像データを前記第3記憶手段に一時的に格納することを特徴とする請求項1乃至5記載の出力処理装置。
- 前記所定のブロック単位は前記入力した画像データのページ単位で構成されることを特徴とする請求項2乃至請求項5記載の出力処理装置。
- 前記画像データが読取手段によって取得された画像データであることを特徴とする請求項1乃至請求項6記載の出力処理装置。
- 前記画像データがメモリカードに格納された画像データであることを特徴とする請求項1乃至請求項6記載の出力処理装置。
- 前記第1の記憶手段から複数ページの同一ラインのデータを読み出すときに、読出しアドレスを連続的に形成して前記記録手段に転送させるDMAコントローラを備え、前記DMAコントローラが第2の記憶手段に格納された先頭アドレスに基づいて前記複数ページの同一ラインのデータを1ライン分の画像データとして前記記録手段に連続的に転送させ、前記制御手段がこの転送された画像データを前記第3の記憶手段へ格納することを特徴とする請求項6記載の出力処理装置。
- 前記第1の記憶手段から複数ページの同一ラインのデータを読み出すとき、該複数ページの画像データを回転させた画像データの同一ラインを1ラインとして読み出す場合に、
前記DMAコントローラが、前記第1の記憶手段に対して前記回転させた画像データと対応するアドレスで連続的に画像データを転送するように要求することを特徴とする請求項10記載の出力処理装置。 - 1ラインの画像データの末尾に有効記録範囲との差となる記録不要領域を設定し、前記制御手段が前記複数ページの同一ラインのデータを1ライン分の画像データとして連続的に前記第3の記憶手段へ格納するとき、前記複数ページの中で前に読み出したページの各ラインの記録不要領域を除いた状態で次ページの各ラインの画像データを書き込むことを特徴とする請求項6乃至請求項11記載の出力処理装置。
- 前記制御手段が、前記読み出したページの各ラインの記録不要領域を除いた状態で前記次ページの各ラインの画像データを書き込んだ後、前記次ページが同一段最終ページになった場合に各ラインの画像データの記録不要領域をゼロフィルすることを特徴とする請求項12記載の出力処理装置。
- Nイン1の記録を行うため画像データを縮小して第1領域にブロック単位で記憶すると共に、前記ブロック単位で記憶した各画像データの先頭アドレスを第2領域に記憶し、
前記第2領域に記憶した先頭アドレスに基づいて、複数ブロックからそれぞれ各ページの1ライン分の画像データを取り出して、Nイン1の一ページの連続する1ライン分の画像データとしてライン単位で出力するためのデータ構造であって、
前記第2領域には、前記先頭アドレスのほかに連続して配置される次のブロックに属する第1領域の先頭アドレスが記憶されていることを特徴とするデータ構造。 - 前記前記第2領域には、前記ブロック単位で記憶した各画像データのデータの長さ情報が格納されていることを特徴とする請求項14記載のデータ構造。
- 前記ブロック単位がページ単位であることを特徴とする請求項14又は請求項15記載のデータ構造。
- 前記ブロックのそれぞれに前記第1領域と対応付けて前記第2領域が設けられ、複数のブロックが配置されてページ単位の構造を形成し、さらに該ページ単位の構造がN個配置されてNイン1記録機能を実行させることができる請求項14又は請求項15記載のデータ構造。
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JP2006307452A Pending JP2008124851A (ja) | 2006-11-14 | 2006-11-14 | 出力処理装置及びその処理を実行するためのデータ構造 |
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CN108712236B (zh) * | 2018-07-06 | 2023-08-22 | 北京比特大陆科技有限公司 | 一种信息处理方法、装置以及电子设备 |
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US4928252A (en) * | 1988-02-24 | 1990-05-22 | Digital Equipment Corporation | Printing apparatus and method for printing a plurality of pages onto a single sheet |
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JP4723313B2 (ja) * | 2005-08-24 | 2011-07-13 | パナソニック株式会社 | 画像処理装置 |
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- 2007-11-09 US US11/937,707 patent/US20080112011A1/en not_active Abandoned
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