JPH0245401A - 不快害虫防除法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、ｌ−メントンを有効成分とする安全性及び作
業性の改良された不快害虫防除法に関する。

（ロ）従来の技術 不快害虫は多種あるが、その中でもチャタテムシ、ケア
リ、アリガタバチの３種は室内において最も被害届の多
い不快害虫であり、これらをまず防除することが重要で
ある。従来、Ｑ−メントンはイガ、ゴキブリなどの不快
害虫に対して殺虫効力又は忌避作用のあるこ七は文献等
で公知である。

一般に節足動物は、その分類上の綱、目が異なれば薬剤
に対する感受性は全く異なり、従って謂、目を超えて薬
剤の効果を類推することは全く不可能といえる。

ゴキブリは輩蝿亜目、イガは鱗翅目であるがチャタテム
シは噛蟲目、ケアリは膜翅目、アリ科、アリガタバチは
膜翅目、アリガタバチ科である。

不快害虫の防除剤としては従来上としてスミチオン乳剤
、ＤＤＶＰ　（有機リン系）乳剤等の農薬が使用された
り、殺虫剤では高濃度のピレスロイド乳剤を使用して防
除していた。

（ハ）発明が解決しようとする課題 農薬による処理の場合、例えばＤＤＶＰなどの有機リン
系の薬剤を使用する場合には血液の血清中及び赤血球中
のコリンエステラーゼ活性値の大幅な低下を引き起こす
など、作業者の健康を害する恐れがあり安全性の面から
大きな問題となっていた。又高濃度ピレスロイド乳剤を
散布して処理する場合はピレスロイド原体自身に蒸散性
がないためａｍ的な散布か必須であり、その設備を必要
としていた。乳剤を散布すると湿気を室内に含ま仕るた
め、カビの発生等を二次的に引き起こすことがあった。

このような状況の下、安全性が高く、作業性のよい安心
して使用できる不快害虫防除剤が望まれていた。

本発明者らはイガ、ゴキブリに対しては効果のあること
が知られているか不快害虫のうちチャタテムシ、ケアリ
、アリガタバチの３種には防除剤としてこれまで全く知
られていないＱ−メントンが浸れた殺虫力を有すること
を見出し、これを不快害虫防除法に応用すべく鋭意検討
した結果本発明を完成した。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、Ｑ−メントンによってチャタテムシ、ケアリ
、アリガタバチを防除する方法を提供するものである。

本発明に用いるクーメントンは、ハツカ油（ハツカ　（
Ｍｅｎｔｈａ　　ａｒｖｅｎｓｉｓ　　Ｌ、ｖａｒ、ｐ
ｉｐｅｒａｓｃｅｎｓ　　Ｈｏｌｍｅｓ）およびセイヨ
ウハッカ（Ｍｅｎｔｈａ　Ｐｉｐｅｒｉｔａ　Ｌ、）か
ら得られるものを含む）、ベニローヤル油などの中に通
常約３０％含有されており、メントンの４つの光学活性
体の内、天然に最も多く存在する異性体であり、常温で
は揮発性の液体（ｂｐ２Ｇ９〜２１０℃）である。

本発明の有効成分は、ｇ−メントンを実質的に含有して
いればよい。実質的に含有するとは、少なくとも約ｌθ
％（重量）以上、好ましくは約２５％以上、より好まし
くは３２％以上を含有することをいう。従って、Ｑ−メ
ントン以外に池のメントンの異性体が含まれていてもよ
く、ノ＼、、力油を脱メントール処理した脱脳油［別名
メントン油（ｅ−メントン金型駒７０％）又はハツカ白
油（Ｑメントン含量約３０％コなどの形で用いることが
できろ。

また、ｅ−メントンの安全性については、Ｑ−メントン
が食品添加物の着香料として許可されている他、古くか
ら芳香健胃薬、パップ剤の製造原料として使用されてい
る局方ハツカ油に含まれており、長時間に亘り使用され
てきた実績により経験的に実証されている。

安全性の高いことにおいて、従来の農薬、殺虫剤に比べ
て著しくすぐれている。

ａ−メントンの有効使用量は、例えば畳１ｍ’当りＱ−
メントンｌ　ｘＱｍ度である。

Ｑ−メントンを実際に施用する場合には、ｌ）他の成分
を加えず単独の形でも使用できる。

上記のようにＱ−メントンは揮発性液体であるから、Ｑ
−メントンそのものを静置するだけでら蒸散するが、わ
ずかの加熱（３０〜７０℃）という簡便な手段で蒸散ス
ピードのコントロールが可能である。

従ってピレスロイドの乳剤の散布には特殊な設備（Ｌｉ
ＬＶ）が必要であるのに比べ、クーメントンによる方法
は専門の処理業者によらず素人でら容易に行ないうる点
に於いて優れた不快害虫防除方法である。

２）次に、ｌ−メントンは、防除薬剤として使いやすく
するため担体を配合して製剤とし、これを必要に応じて
希釈するなどしても適用されろ。

例えばエアゾール、油剤、加熱くん蒸剤、シート、粉剤
、粒剤、微粒剤、マイクロカプセル剤、水和剤等の任意
の剤形に調製できろ。その調製法は、Ｑ−メントンが、
液状で各種の有機溶媒に可溶である性質を考慮して、当
該分野で公知の技術を利用すればよい。その−例として
、マイクロカプセル剤とするには、シクロデキストリン
その他の包接化合物形成剤の溶液に、ｅ−メントンを添
゛加し、溶媒を除去すればよい。また噴霧剤は、クーメ
ントンを必要に応じ少量の有機溶媒で希釈し、これにジ
クロロフルオロメタンのような液化ガス噴射剤を用いて
作ることができろ。

これらの製剤は、使用場所、目的に応じて選択利用され
ろ。

このようにして、Ｑ−メントンを家庭内のタタミ、カー
ペット、障子および人体に適用することによって、又、
床下の材木に適用することによって、これらの場所で棲
息又は寄生しているチャタテムシ、ケアリ、アリガタバ
チの不快害虫に対して確実な殺虫効果を発揮し、ひいて
は上記不快害虫による刺咬も的確に回避でき、快適な住
居を提供するものである。

（ホ）実施例 つぎに本発明の実施例として、優れた不快害虫防除法と
しての効果を例証する試験飼および製剤例について説明
するが、本発明は下記の諸例に限定されるものではなく
、ここに例示しない多くの変形あるいは修飾手段を採用
しうろことはいうまでもない。

実施例！（試験方法） ろ紙接触法 内径３ｃＩｍのシャーレを用い、底面積に合わせたろ紙
（東洋ろ紙Ｎｏ、２）を底に敷く。ろ紙に試験物をしみ
こませて、一定時間後に供試害虫を投入する。

Ｑ−メントン ジクロロフルオロメタン ！　０部 ９０部 製剤例２　可溶化剤 ハツカ油 ペネロールＭＰ−１０ ４０部 ６０部（松本油脂社製） 製剤例３ 局方ハツカ油 素焼板 （細孔容積０．５３ｃｃ／９吸水率約２０％）１０部 ９０部 前者をｌθ倍容のアルコールで希釈し、この液中に後者
を１０分間浸漬した後、取出し、可及的に乾燥させろ。

試験結果 効果の判定 ｌＯμσで効力を有するらの　０印 １０００μｅで効力のない乙の　×印 供試虫 Ｅラタｆ！タテムシ トビ旬ケ１リ シバンムノー７リガタバｆ しメ　カ７オブシムシ コメノゴミムシダ７シ Ｅラタゴクスストモドキ タバ］　シバンムシ ジンサンシバンムン 」イガ 分 類 目 噛蟲目 膜翅目 甲虫目 鱗翅目 科 ｆ會タテムシ科 アリ　　　　科 ７リガタバチ科 カフ寸１ノムシ科 ゴミムノダ７ノ科 ゴミムゾダ７ン科 シバンムシ　　科 シバンムシ　　科 Ｅａズコガ　　も＋ 上記、試験結果より、本発明の有効成分Ｑ−メントンは
チャタテムシ、ケアリ、アリガタバチに対し顕著な殺虫
効力を示すことが分かる。

製剤例１ エアゾール剤 ！、小事件表示 昭和６３年特許願第１９３７７０号 ２、発明の名称 不快害虫防除法 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　　神戸市中央区脇浜町−丁目四番十号４、代理
人 住所 代表者 松 野 良 〒５３０ 大阪市北区西天満５丁目ｌ 助 ３クオーター・ワンビル ５、補正命令の日付 自 発

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、チャタテムシ、ケアリ、アリガタバチから選ばれた
   不快害虫をｌ−メントンで防除することを特徴とする不
   快害虫防除法。