JPH0244895Y2 - - Google Patents

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JPH0244895Y2
JPH0244895Y2 JP8631586U JP8631586U JPH0244895Y2 JP H0244895 Y2 JPH0244895 Y2 JP H0244895Y2 JP 8631586 U JP8631586 U JP 8631586U JP 8631586 U JP8631586 U JP 8631586U JP H0244895 Y2 JPH0244895 Y2 JP H0244895Y2
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JP
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oil
moving bolster
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oil pan
bed
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JP8631586U
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JPS62199220U (ja
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はムービングボルスタの回転式油受装置
に係り、ムービングボルスタを備えたプレス装置
に利用できる。
〔背景技術とその問題点〕
近年、金型交換作業の省力化と運転効率の向上
を図るため、運転と並行して金型交換が行なえる
ムービングボルスタを備えたプレス装置が利用さ
れている。このようなムービングボルスタは通常
一対を一組とされ、それぞれプレス装置のプレス
部分から両側に延長されたガイドレール等に案内
されて側方に取り出されるように設けられるとと
もに、交互にプレス部分に送られてプレス部分下
方のベツド上に取り付けられてプレス作業に使用
されるものである。ところが、これらのムービン
グボルスタを側方に取り出した際には、プレス作
業に用いられる金型冷却用の油等がボルスタから
落下して周辺の床面を汚染し、床面が滑り易くな
るため、金型交換作業に携わる作業者が転倒する
可能性があり、特に重い金型等を取り扱う場合な
ど危険であるという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、プレス装置から取り出したム
ービングボルスタから床面への油滴の落下を防止
し得るムービングボルスタの回転式油受装置を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本考案は、ムービングボルスタの側面下方に油
受を設けて落下する油滴を受けるとともに、受け
た油を所定位置に排出して床面へ溢れ出すことを
防止するものである。
このために本考案は、ムービングボルスタの下
方に回動自在に支持された油受と、ムービングボ
ルスタの側板から落下する油滴を受け得る側板の
直下の位置に向かつて前記油受を付勢する付勢手
段と、ムービングボルスタをプレス装置に取り付
ける際のムービングボルスタの下降方向の移動を
利用して前記油受を転倒させる作動部材とを備え
たムービングボルスタの回転式油受装置を構成す
る。
本考案はこのような構成により、ムービングボ
ルスタをプレス装置から取り出した際には、油受
を側板の直下位置方向に付勢する付勢手段によつ
て油受を回動させ、油滴が落下する側板の直下に
位置させて床面に油滴が落下することを防止す
る。一方、ムービングボルスタがプレス装置に取
り付けられる際には、ムービングボルスタの下降
に伴うムービングボルスタとプレス装置との相対
移動を作動部材を介して油受に伝達し、油受を回
動させて転倒させ、油受に受けられた油をプレス
装置の所定の油溜め等に自動的に排出させ、油受
に溜まつた油が油受から前記床面に溢れ出すこと
を防止する。本考案はこのように床面の汚染を防
ぎ、前記目的を達成しようとするものである。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図において、ムービングボルスタ1は図示
しないプレス装置のベツド2上に取り付けられて
いるとともに、第1図中に2点鎖線で示されるよ
うに所定のリフトストローク持ち上げられて図示
しないガイドレール等により側方に移動可能とさ
れており、その側面には固定油受3を介してムー
ビングボルスタカバー用の側板4が取り付けら
れ、この側板4の下方には回転式油受装置10が
設けられている。
この回転式油受装置10は、細部を第2図に示
すようなものであり、側板4の内側の下端縁には
複数のブラケツト11が取り付けられ、これらの
ブラケツト11にはアーム12が各々同一の回動
軸線で回動自在に支持されている。このアーム1
2の一端には油受13が側板4の直下に位置する
ように取り付けられ、他端にはウエイト14が取
り付けられており、さらにアーム12の回転支点
とウエイト14との間には作動部材としての吊下
げロツド15が回動自在に吊下げ支持されてい
る。ここで、アーム12はウエイト14によつて
回動支点に対して油受13側よりウエイト14側
がやや重くなるように調整されており、油受13
は上向きに付勢されているが、油受13内には側
板4に当接するストツパ16が設けられており、
このストツパ16により油受13は側板4の直下
に位置規制されて側板4から落下する油滴を受け
得るように構成されている。
一方、第1図に示すようにベツド2の側面には
油溜め5が設けられており、この油溜め5にはベ
ツド2上に取り付けられた状態のムービングボル
スタ1から吊下げられた吊下げロツド15の先端
が当接可能な当接部材6が設けられている。この
当接部材6は、上面を油溜め5の側壁より高くさ
れ、吊下げロツド15に油溜め5内の油が付着す
ることを防止するとともに、吊下げロツド15は
当接部材6により上向きに移動されてアーム12
のウエイト14側を上昇させてアーム12を第1
図中反時計方向に回動させ、油受13を油溜め5
の上方で転倒させるように構成されている。
このように構成された本実施例においては、次
に示すような動作を行う。
すなわち、ムービングボルスタ1をベツド2上
でプレス作業に用いる際には、油受13は吊下げ
ロツド15により転倒されて側板4の内側に収め
られており、ムービングボルスタ1の上面で使用
される金型冷却用の油等は固定油受3で受けら
れ、さらに固定油受3から溢れた油は側板4を伝
わつて下方の油溜め5に落下する。
一方、ムービングボルスタ1を金型交換等のた
めに取り出した際には、第1図中に2点鎖線で示
すようにムービングボルスタ1は所定リフトスト
ローク上昇されて側方に移動される。このため吊
下げロツド15は当接部材6との当接を解除さ
れ、油受13はウエイト14の作用により側板4
の直下に回動して側板4から落下する油滴を受
け、油滴が床面へ落下することを防止する。な
お、油受13に受けらた油は、ムービングボルス
タ1が再びベツド2上に取り付けられた際に吊下
げロツド15で油受13が転倒されることで自動
的に油溜め5内に流し出される。なお、油溜め5
内の油は、図示しないポンプ等で外部に排出され
たり、同じく図示しないドレンパイプ等を介して
ドレンタンクに排出されたりする。
このような本実施例によれば、次に示すような
効果がある。
すなわち、プレス装置のベツド2から取り外さ
れたムービングボルスタ1の側板4から落下する
油滴は油受13に確実に受けられるため、側板4
から床面に落下する油により床面が汚染されるこ
とは防止できる。
また、油受13に受けられた油は、ムービング
ボルスタ1をベツド2に取り付けた際に自動的に
油受13から油溜め5に流し出されるため、油が
油受13に多量に溜まつて溢れ出して床面が汚染
されることも防止でき、かつ油受13からの油の
特別な排出作業等も不要である。
さらに、油受13はムービングボルスタ1をベ
ツド2に取り付けた際には側板4の内側に収納さ
れるため、プレス作業時の他の装置との干渉等を
防止できるとともに、作業者の衣服等を引つ掛け
る等の危険も回避できる。
また、油受13の転倒はムービングボルスタ1
をベツド2に取り付ける際の所定リフトストロー
クの昇降を利用して、吊下げロツド15と当接部
材6とを当接させることによつて行われるため、
他の駆動源等を必要とせず、構造を極めて簡単に
することができる。
さらに、吊下げロツド15は当接部材6に当接
されるため、油溜め5内の油が付着することが防
止されており、再びムービングボルスタ1がベツ
ド2から取り外された際に吊下げロツド15から
付着した油が落下して床面を汚すことはない。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はない。
すなわち、前記実施例においては付勢手段とし
て、アーム12の両端にそれぞれ油受13とウエ
イト14とを設けてウエイト14の重さにより油
受13を側板4の直下に位置するように回動力を
付与したが、付勢手段は側板4と油受13とを結
ぶ引張りばねあるいはアーム12の回動軸に巻か
れたねじりばね等としてもよく、要するに油受1
3を側板4の直下に位置させ得るものであればよ
い。
また、アーム12の支持は、前記実施例のよう
にブラケツト11を介して側板4に取り付けるも
のに限らず、ムービングボルスタ1の本体にブラ
ケツト11を介して支持するものでもよい。
さらに、前記実施例においては作動部材とし
て、アーム12に吊下げ支持されて当接部材6に
当接する吊下げロツド15を用いたが、油溜め5
あるいはベツド2の一部に取り付けられてアーム
12ないしウエイト14等に当接可能な部材でも
よく、要するにムービングボルスタ1をベツド2
に取り付けた際に、ムービングボルスタ1の動き
を利用して油受13を転倒させ得るものであれば
よい。
また、当接部材6に関しては、当接部材6の吊
下げロツド15に当接される部分に凹部を設ける
等して吊下げロツド15が側方にずれるのを防止
する等してもよく、あるいは吊下げロツド15を
油溜め5以外のベツド2などに当接させるように
して、特に当接部材6を設けなくともよい。
このように、前記実施例における回転式油受装
置10の細部の形状等は適宜変更してよく、ブラ
ケツト11、アーム12およびストツパ16の形
状や設置数も前記実施例に限られるものではな
い。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案のムービングボルスタの
回転式油受装置によれば、プレス装置から取り出
したムービングボルスタから床面に油滴が落下す
ることを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は前記実施例の要部を示す斜視図である。 1……ムービングボルスタ、2……プレス装置
の一部であるベツド、13……油受、14……付
勢手段であるウエイト、15……作動部材である
吊下げロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ムービングボルスタの下方に回動自在に支持さ
    れた油受と、ムービングボルスタの側板から落下
    する油滴を受け得る側板の直下の位置に向かつて
    前記油受を付勢する付勢手段と、ムービングボル
    スタをプレス装置に取り付ける際のムービングボ
    ルスタの下降方向の移動を利用して前記油受を転
    倒させる作動部材とを備えたことを特徴とするム
    ービングボルスタの回転式油受装置。
JP8631586U 1986-06-05 1986-06-05 Expired JPH0244895Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8631586U JPH0244895Y2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8631586U JPH0244895Y2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62199220U JPS62199220U (ja) 1987-12-18
JPH0244895Y2 true JPH0244895Y2 (ja) 1990-11-28

Family

ID=30942507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8631586U Expired JPH0244895Y2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05

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JP (1) JPH0244895Y2 (ja)

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JPS62199220U (ja) 1987-12-18

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