JPH0242671Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0242671Y2
JPH0242671Y2 JP3685486U JP3685486U JPH0242671Y2 JP H0242671 Y2 JPH0242671 Y2 JP H0242671Y2 JP 3685486 U JP3685486 U JP 3685486U JP 3685486 U JP3685486 U JP 3685486U JP H0242671 Y2 JPH0242671 Y2 JP H0242671Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
shaped cover
carrier
hanger
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3685486U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62147621U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3685486U priority Critical patent/JPH0242671Y2/ja
Publication of JPS62147621U publication Critical patent/JPS62147621U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0242671Y2 publication Critical patent/JPH0242671Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemically Coating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、昇降支持体を備え、該昇降支持体で
被処理物を吊持したハンガーを、処理液槽に沿つ
て移動する表面処理装置のキヤリアーに関する。
〈従来の技術〉 この種のキヤリアーにあつて、被処理物を処理
液槽から出没するに際して、または被処理物に付
着した処理液の蒸発によつて、処理雰囲気中にミ
ストや蒸気が発生し、作業環境に悪影響を及ぼし
ていた。特に、磁気デイスクの無電解ニツケルメ
ツキは処理液が80〜90℃と高温であり、化学反応
により金属の析出と同時に水素ガスが発生するの
で、作業環境の悪化が著しい。このため、この種
のメツキに適用する表面処理装置は、クリーンル
ームに設置することはできなかつた。
そこで、実公昭56−38039号に示すように、キ
ヤリアーの昇降装置を、カバー部材で覆い、ミス
トや蒸気が拡散しないようにした装置が提案され
た。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、かかる構成であると、カバー部材の
内面に蒸気が結露して液滴となり、次の処理液槽
内に落下し、該処理液槽を汚染させたり、また
は、液槽周囲を汚すという欠点があつた。
本考案は、前記欠点を除去することを目的とす
るものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、被処理物を吊持するハンガーを支持
する昇降支持体を備え、処理液槽列に沿つて移動
するキヤリアーにおいて、 天井面を上限位置にある昇降支持体よりも上方
に位置し、下縁を下限位置にある昇降支持体より
も下方に位置して、昇降支持体の昇降通路を覆
い、さらに昇降支持体に吊持されたハンガーが垂
下する開口を下面に備えた箱型カバーと、 前記箱型カバーの下縁内面に一周して設けら
れ、かつ排出管が接続された、上方に開口する集
水樋と、 一端が箱型カバー内に連通し、他端がタンクと
接続し、かつキヤリアーの移動に追従して伸縮屈
曲する材料からなる可撓性排気管と を備えたことを特徴とする表面処理装置のキヤリ
アーに関する。
〈作用〉 処理液槽から発生するミストや蒸気は、箱型カ
バー内に捕集されて、可撓性排気管からタンクへ
回収されると共に、前記箱型カバー内面に結露し
た液滴は、該箱型カバー内面を伝つて集水樋内に
回収され、排出管から放出される。
〈実施例〉 添付図面について本考案の一実施例を説明す
る。
1は上下に長い門形枠2を機枠とするキヤリア
ーであつて、その下部には走行モータ3が設けら
れている。キヤリアー1は、このモータ3で、処
理液槽yの列設方向に沿つて設けられたラツク6
に噛み合うピニオン4を駆動させて、上下の案内
レール5,5に沿つて自走する。またキヤリアー
1の門形枠2の上下部には、無端ベルト9が掛渡
されたプーリ7,8が支持され、下部のプーリ8
と同軸状のプーリ10をサーボモータ11で駆動
することにより、無端ベルト9をタイミング制御
を施しながら走行するようにしている。
前記無端ベルト9には、昇降支持体13が設け
られている。該支持体13は、無端ベルト9に固
着する取付け基板14から、二枚の横桟15,1
5を処理液槽y上に水平に突設し、その先端部を
連結してなり、横桟15,15間に形成された装
着間隙16内で軸17,17により左右一対のレ
バー18a,18bを垂設している。前記レバー
18a,18bは、下端にロール状の係止片20
を有するものであつて、門形枠2に左右方向位置
で設けられているエアーシリンダ21の駆動によ
り、垂直位置と、外方拡開位置とに変換制御さ
れ、前記垂直位置でハンガー22を支持する。
ハンガー22は、その下方に垂下した桟23に
より被処理物xを挟持している。前記ハンガー2
2の左右端には、上下方向に突出する縁片24,
24が設けられ、該縁片24,24の略中間部の
外側面には前記係止片20が嵌入可能な嵌合溝2
5が形成されている。
また前記門形枠2には、本考案の要部に係る箱
型カバー30が固定されている。この箱型カバー
30は、門形枠2に固定され、無端ベルト9の走
行を可能とするように、上部に挿通孔31が形成
されており、昇降支持体13及びハンガー22
を、該昇降支持体13の昇降に支障がないよう
に、天井面を上限位置にある昇降支持体よりも上
方に位置し、下縁を下限位置にある昇降支持体よ
りも下方に位置して、その昇降通路pを覆う。前
記箱型カバー30の下縁内面には、該内面を一周
して液溜部33を備えた集水樋32が屈曲形成さ
れており、該液溜部33には、開閉弁34により
開閉制御がなされる排出管35が設けられてい
る。前記排出管35の口端は、処理液槽yの列設
方向に沿つて適宜位置に設けられた液受部36に
上下で一致し、該液受部36にはタンク38に連
通する流下樋37が形成されている。
前記開閉弁34は、液溜部33に溜つた処理液
を液受部36、流下樋37を介してタンク38に
排出するものであつて、手動弁のほか、電磁弁等
の自動開閉弁が適用される。
また前記箱型カバー30の壁部には可撓性排気
管40の口端が挿通され、該箱型カバー30内と
連通している。前記可撓性排気管40は、蛇腹等
の伸縮屈曲する材料によつて形成され、門形枠2
が走行しても、前記可撓性排気管40が連通する
タンク41との接続に支障を生じないようにして
いる。前記可撓性排気管40は、吸引ポンプと接
続するか、可撓性排気管40の口端にフアンを配
設する等して、箱型カバー30内の空気を吸引す
るようにしてもよい。
前記実施例のキヤリアー1の作動を説明する。
前記ハンガー22は、所定の処理液槽y上に設
けられたV形乗載片43に、前記縁片24,24
の下端を支持されて、被処理物xを処理液槽y内
に浸漬する位置に保持される。このハンガー22
を次槽に移送する場合は、前記キヤリアー1の昇
降支持体13を下降位置にし、エアーシリンダ2
1を伸出駆動して、レバー18a,18bを拡開
傾斜させ、その係止片20を夫々外方位置に保持
した解除位置とする。この解除位置を保持したま
ま、キヤリアー1を移動し、前記昇降支持体13
がハンガー22の直上となるようにし、前記エア
ーシリンダ21の伸出を解除する。これにより、
前記レバー18a,18bは復動し、前記係止片
20はハンガー22の嵌合溝25に嵌入した係合
位置となる。而て、ハンガー22は昇降支持体1
3に連結され、サーボモータ11の駆動により無
端ベルト9が走行し、前記昇降支持体13が昇降
通路p内で第2図二点鎖線の位置に上昇すると、
これに追動する。その上昇位置でキヤリアー1を
走行モータ3の駆動により案内レール5,5に沿
つて移動し、次の処理液槽yの直上に昇降支持体
13を位置させ、再び前記サーボモータ11を駆
動して、昇降支持体13を下降し、ハンガー22
の縁片24,24下端が乗載片43に支持される
位置に停止する。該停止位置で前記エアーシリン
ダ21のエアー供給方向を換えて再びエアーシリ
ンダ21を伸出して傾動杆26を押圧するとレバ
ー18a,18bが開放されて、係止片20と、
嵌合溝25の係合が解除される。かかる係合解除
により、昇降支持体13とハンガー22の連結が
解かれ、昇降支持体13を上昇すると、前記ハン
ガー22は処理液槽y上に支持される。このあと
ハンガー22は乗載片43から、メツキ処理等の
場合においては給電され、被処理物xが陰極とな
つて表面処理が施される。
かかる工程にあつて、被処理物xは、処理液槽
yに出入りし、その度に、処理液のミストや蒸気
が排出される。また、ハンガー22に支持された
被処理物xの表面には、前槽の処理液が付着し、
該処理液が蒸発したり、または、その空中走行時
により、飛沫として飛び散つたりする。しかる
に、ハンガー22は、箱型カバー30によつて覆
はれ、排気管40で吸引されるているから該ミス
トや蒸気が、外気中に放散されることはない。ま
た、箱型カバー30の内面で、ミストや蒸気が結
露して、液滴となるが、該液滴は、箱型カバー3
0内面を伝つて、集水樋32に回収され、液溜部
33に貯溜される。前記液溜部33に溜つた液
は、開閉弁34の開放により、排出管35から液
受部36、流下樋37を経てタンク38に回収さ
れる。
〈効果〉 本考案は、上述のように、処理液槽yへの被処
理物xの出入り等によつて生ずるミスト、蒸気を
箱型カバー30で遮断し、かつ集水樋32及び可
撓性排気管40で回収するようにしたから、表面
処理装置の周囲雰囲気を清浄に保つことができ、
クリーンルームへの設置が可能となるとともに、
前の液槽の処理液により、次の処理液が汚染され
ない等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例を示し、第1図は
第2図A−A線断面図、第2図は下部を省略して
示す第1図B−B線断面図である。 1……キヤリアー、9……無端ベルト、11…
…サーボモータ、13……昇降支持体、22……
ハンガー、30……箱型カバー、32……集水
樋、34……開閉弁、35……排出管、38……
タンク、40……可撓性排気管、41……タン
ク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被処理物を吊持するハンガーを支持する昇降支
    持体を備え、処理液槽列に沿つて移動するキヤリ
    アーにおいて、 天井面を上限位置にある昇降支持体よりも上方
    に位置し、下縁を下限位置にある昇降支持体より
    も下方に位置して、昇降支持体の昇降通路を覆
    い、さらに昇降支持体に吊持されたハンガーが垂
    下する開口を下面に備えた箱型カバーと、 前記箱型カバーの下縁内面に一周して設けら
    れ、かつ排出管が接続された、上方に開口する集
    水樋と、 一端が箱型カバー内に連通し、他端がタンクと
    接続し、かつキヤリアーの移動に追従して伸縮屈
    曲する材料からなる可撓性排気管と を備えたことを特徴とする表面処理装置のキヤリ
    アー。
JP3685486U 1986-03-12 1986-03-12 Expired JPH0242671Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3685486U JPH0242671Y2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3685486U JPH0242671Y2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62147621U JPS62147621U (ja) 1987-09-18
JPH0242671Y2 true JPH0242671Y2 (ja) 1990-11-14

Family

ID=30847647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3685486U Expired JPH0242671Y2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0242671Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62147621U (ja) 1987-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0219528A1 (en) Industrial exhaust ventilation system
CN107413746A (zh) 全自动led硅片清洗设备
JPH0242671Y2 (ja)
CN109382365A (zh) 一种用于金属掩膜板的清洗系统
EA015069B1 (ru) Автоматическая линия для химических и гальванических покрытий
EA004448B1 (ru) Способ нанесения покрытия на металлическую ленту погружением и установка для его осуществления
CN115458449A (zh) 一种机械摆臂与槽体紧凑配合的晶圆槽式清洗机
KR102122291B1 (ko) 피가공물 산세장치
KR101642767B1 (ko) 금속 부재 세정 장치
CN210079856U (zh) 一种保温罩的喷粉装置
CN215236276U (zh) 电机壳清洗机
JP2959409B2 (ja) めっき浴のドロス除去装置
JP2820324B2 (ja) ワークの乾燥装置
CN212925179U (zh) 一种镀锌用的酸洗池
EP0392758A1 (en) Solvent recovering system for a cleaning machine
CN218610044U (zh) 一种喷涂颗粒防飞溅降尘装置
CN105543771B (zh) 清洁型连续式氮碳氧复合处理系统
KR100863685B1 (ko) 도금욕조용 스나우트 장치
CN211668227U (zh) 清洗风干机构
CA1048714A (en) Textile machine cleaning apparatus
KR200174709Y1 (ko) 아연도금강판 생산설비의 더스트 제거장치
KR20020002791A (ko) 스컴/협잡물제거장치
JPH11304213A (ja) 洗浄装置付きレンジフード
JPS6126374Y2 (ja)
CN111501051A (zh) 一种便于清除废气的钢酸洗用酸洗槽