JPH024458A - 籾摺精米機の籾穀処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は籾摺精米機の籾殻処理装置に関する。

〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕籾摺機能
と精米機能とを併せ有する無人の籾摺精米機が近年普及
しつつあるが、利用者又は設置者は、籾摺機側から排出
される籾殻と精米機側から排出される糠とを別々に取り
出し、夫々各別に回収するものである。

ところで、これらの排出物を別々に搬送すべく吸引機構
を設置することはコストが嵩み、装置を大型化させるも
のである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、上記吸引機構の兼用化をはかり、上記の欠
点を解消しようとするもので、原料籾を脱ｆり処理する
籾摺機１０と、この籾摺機１０からの摺出米を精白処理
する精米機１２とを有し、精米機１２からの分離糠を吸
引して糠処理部１３に搬送すべき吸引機構３８を、上記
籾摺機１０から排出される堆積籾殻を吸引搬送すべく兼
用させる籾摺精米機の籾殻処理装置の構成とする。

〔発明の作用及び効果〕

原料の籾は先ず籾摺機１０に供給され、脱稈処理を受け
る。脱ｆ１処理された混合米は次の行程である精米機１
２に供給される一方膜分離風選された籾殻は、適宜籾殻
収容部に堆積されろ。精米機１２部では一部籾を含む玄
米が精白処理され、白米は適宜に機外に回収される。剥
雛した糠乃至微細化された籾殻は除糠網を抜けて吸引機
構の作用を受けて糠処理部に至り、これも適宜回収され
る。

作業が終了し、籾摺機１０から排出された上記の堆積籾
殻をトラックの籾殻タンク等に移し変えるには、籾殻堆
積位置と籾殻タンクとを搬送通路で接続し上記の吸引機
構を利用して籾殻搬送しうるものである。

従って、籾殻搬送にあたり各別の搬送用吸引機構を必要
とせず廉価に構成できる。

〔実施例〕

この発明の一実施例を図面に基づき説明する。

１は無人籾摺精米施設を設置する建家で、内部は仕切壁
２により操作室３と機械室４とに仕切られる。このうち
操作室３側には、原料籾投入部５゜操作盤６、白米取出
部７等を有し、機械室４側には投入ホッパ８、籾摺昇降
機９、籾摺機１０、精米昇降機１１、精米機１２、糠処
理部１３等を有する。

上記原料籾投入部５は該仕切壁の開口部１４の前後にお
いて上記操作室３側には原料置き台１５を上記機械室４
側には投入ホッパ８を夫々のぞませる構成とし、このホ
ッパ８下部には供給螺旋１６を内装する供給樋１７を設
け、該螺旋１６軸は一端側駆動モータ１８により回転連
動可能に設けられる。１９は篩い網である。

上記供給樋１７の移送終端側は籾摺昇降機９のホッパ部
にのぞませ、該籾摺昇降機９上部は籾摺機１０の籾タン
ク２０に連通させる。この籾タンク２０下部には切換シ
ャッタ２１を中央の横軸２２回りに左側傾斜姿勢イと右
側傾斜姿勢口とに切り替わる構成であり、傾斜姿勢イに
て連通口２３を介して精米昇降機１１に直接原料を供給
しうる。

又、傾斜姿勢口に切り替わるときは籾摺機１０の脱ｆｑ
ロール２４．２５部に原料を供給しうる構成である。こ
れら脱Ｆ’７０−ル２４．２５は異なる周速差で回転す
る。２６は摺出米を風選処理する風選部、２７は摺り出
される混合米から分離した軽い桃等を朶めて一側に移送
する移送螺旋、２８は混合米中の小米を漏下除去しなが
ら流下させる流下樋、２９は吸引ファン、３０は籾殻や
塵埃類を排出する排塵胴である。脱■ロール２４．２５
や移送螺旋２７等の回転部は駆動モータ３１によって回
転連動される。尚、上記移送螺旋２７の排出側端部は籾
摺昇降機９に連通しうる。又、流下樋２８からの混合米
は適宜搬送通路３２を介して精米昇降機１１のホッパ部
に連通しうる。

精米昇降機１１の上部のタンク近傍には精米機１２の玄
米タンク３３をのぞませる。

この精米機１２は、精白室３４内に精白ロール３５を内
装する公知の形態であり、この精白室３４の出口側は白
米取出部７としての白米タンク３６に通じ、一方除糠網
３７からの分離糠は、吸引機構としての搬送ファン３８
の吸引作用を受け、通路３９．４０を経て糠処理部１３
に搬送される構成である。

上記糠処理部１３は、通路４０に接続されるサイクロン
４１と、このサイクロン４１下部にのぞみ落下した糠を
水平移送する糠移送螺旋４２樋４３、及び鎖樋４３の途
中部と終端側とに開口せる排出部からの落下糠を受ける
糠袋４．４．４４からなる。

前記搬送ファン３８のケーシング４５は、その入口側及
び出口側が夫々二又状の接続パイプ４６゜４７に設けら
れ、このうち接続パイプ４６は、前記通路３９、及び前
記籾摺機１０の排塵胴３０から排出される籾殻を堆積収
容する籾殻庫４８の排出口に一端を接続した通路４９の
他端を接続するものであり、接続パイプ４７は前記通路
４０、及び車載の籾殻タンク５０への通路５１を接続す
る。

これら接続パイプ４６．４７の夫々分岐部には支軸５２
．５３回りに回動自在な切替弁５４．５５を配設してい
る。

前記操作室３側操作盤６は、その盤面に、原料投入可ラ
ンプ５６．コイン枚数表示灯５７、コインメック５８、
もみ・こめ選択ボタン５９，６０、白変選択（回倒では
、上白・標準・８分の３段階に選択できる）ボタン６１
，６２，６３、等を配設している。そして、この操作盤
６の内部には、各部駆動モータの駆動制御を投入コイン
枚数に応じた運転時間について行なわせるマイクロコン
ピュータを備える。

上側の作用について説明する。

原料が籾の場合について、その量に見合う運転時間を確
保できるだけのコインをコインメック５８の投入口に投
入し、次に「もみ」選択ボタン５９を押し、最後に白変
選択ボタンをいずれかに設定する。これらの設定準備を
完了して籾を投入ホッパ８に投入するものであるが、装
置各部はコイン投入と同時に運転開始し、投入ホッパ８
からの籾は供給螺旋１６によって移送され籾摺昇降機９
内に供給される。この昇降機９からの排出籾は、上記の
「もみ」設定に伴い予め傾斜姿勢口に設定される切換シ
ャッタ２１によって籾タンク２０から籾摺機１０の脱稈
ロール２４．２５上に供給される。原料籾は該脱ｆｑロ
ール２４．２５の回転によって脱１１処理され、下方の
風選部２９を通過するうち軽い籾殻や机が除去され、混
合米は流下樋３１から精米昇降機１１を経て精米機１２
内に供給される。尚、上記籾殻や塵埃類は排塵胴３０出
口から適宜手段によって籾殻庫４８に堆積収容されるも
のである。

精米機１２内では１図外の精白ロールが回転して順次供
給される一部未脱ｆ１粒を含む玄米粒を除糠スクリーン
との間で表面糠層乃至籾殻を剥離させ、白米とさせる。

この白米は白米取出部７を経て適宜操作室３内にて回収
されるものである。

ここで、精米８！１２の駆動モータ（図示せず）は、籾
摺運転が開始されることに起因して運転開始されること
が望ましい。例えば、前記切換シャッタ２１が原料籾を
脱稈ロール２４．２５上に供給すべく傾斜姿勢口になる
ことによって、精米機１２駆動モータは起動するものと
する。これによって、精白室３４の残留穀粒は、脱珪処
理されて後数秒で精白室３４に至り得・る新たな供給穀
粒と合流して精白処理を受は易く、未情白状態のまま取
り出されることが少ない。

）■転各部は投入金額にて設定された時間が経過すると
まず供給螺旋１６の駆動モータ１８が停止し、所定時間
遅れて籾摺機１０．精米機１２等は停止するものとし、
昇降機９，１１や精白室内の穀粒残留を少なくできる。

次いで、原料が玄米粒である場合には、「こめ」選択ボ
タン６ｏを押して作業開始するものであるが、籾タンク
２０内の切換シャッタ２１は傾斜姿勢イのように切り替
わり、原料玄米は直接精米昇降機１１を経て精米機１２
に供給される。このため、精白室３４において表面糠層
の剥離が行なわれる。

切替弁５４．５５を第２図実線に示す位置に予め設定し
ておくと、上記の原料籾乃至玄米の精白処理中、除糠網
３７を抜けて排出される糠乃至粉砕籾殻等は、搬送ファ
ン３８の吸引搬送作用によって、通路３９．４０を経て
糠処理部１３に至り、ここではサイクロン４１を経て移
送螺旋樋４３にて移送されつつ糠袋４４，４４に回収さ
れる。

籾摺・精白作業が終了して、籾殻庫４８の籾殻を運搬の
ために籾殻タンク５０に移す場合には、上記切替弁５４
．５５を第２図仮想線のように切替でおき、搬送ファン
３８を単独に運転させるとよい。籾殻庫４８の籾殻は、
通路４９．５１を介して籾殻タンク５０に搬送できる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は全体平
面図、第２図は装置概略のフロー図、第３図は精米機一
部の正断面図、第４図は操作盤の正面図を示す。 図中、３は操作室、４は機械室、５は原料投入部、６は
操作盤、７は白米取出部、１０は籾摺機、１２は精米機
、２１は切換シャッタ、２４．２５は脱■ロール、２６
は風選部、３０は排塵胴、３４は精白室、３５は精白ロ
ール、３７は除糠網、３８は（吸引機構としての）搬送
ファン、３９゜４０は通路、４８は籾殻庫、４９は通路
、５０は籾殻タンクを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原料籾を脱■処理する籾摺機１０と、この籾摺機１０か
   らの摺出米を精白処理する精米機１２とを有し、精米機
   １２からの分離糠を吸引して糠処理部１３に搬送すべき
   吸引機構３８を、上記籾摺機１０から排出される堆積籾
   殻を吸引搬送すべく兼用させる籾摺精米機の籾殻処理装
   置。