JP4318589B2 - コイン精米機 - Google Patents

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本発明は、利用客が持参した玄米を利用料金の投入に応じて精米処理するコイン精米機に関するものであり、さらに詳しくは、精米機の後工程に無洗米処理機を配設し、利用客の選択によって無洗米又は無洗米処理しない普通精米の両方に処理することができるコイン精米機に関するものである。
従来のコイン精米機は、精米機の出口に米の流路を白米タンク側と精米機内へ戻す側の二方向に切り換える流路切換装置を設けている。流路切換装置は、高低差によって自然流下する米の流路を切り換える構成をなしており、切り換えのタイミングは操作盤により自動制御されるものである。精米開始直後しばらくの間は、玄米や半搗米といった精米処理が不十分な未精白米が排出されることから、流路切換装置を精米機内に戻す側に切り換え、未精白米を精米機内に再度供給して精米処理を行う(循環精米)。また、精米終了時には、精米機への後続米の供給がなくなり、精米機内の圧力が低下することから、精米処理が十分に行われず未精白米が排出されたり、また、精米機内の残留米が完全に排出されずに精米機内に残ってしまうため、精米開始直前の場合と同様に、流路切換装置を精米機内に戻す側に切り換え、精米機内に米を再度供給して精米処理を行う(循環精米)。これ以外の精米処理中においては、流路切換装置は白米タンクに精米処理された白米を排出するように切り換わる。これにより、未精白米を白米タンクに排出して、白米タンク内で白米と未精白米とが混在してしまうことを防止すると共に、精米終了時に精米機内に残留米を残存させることを防止することができる。
ところで、近年、炊飯前に米を研ぐ必要が無く、そのまま炊飯可能な無洗米が使用されるようになってきた。しかし、無洗米はスーパーや米穀店でしか販売しておらず、一般消費者の利用が増加傾向にあるコイン精米機において、利用客の選択によって無洗米に仕上げることができるコイン精米機が望まれている。このため、特許文献1には、自家の玄米を無洗米に加工処理することを可能にしたコイン精米機の実施例が開示されている。これは、精米機の後工程に無洗米処理機を配設して、従来のコイン精米機と同様の操作方法で、容易に玄米を無洗米処理することを可能にしている。
特開2003−24804号公報
しかし、上述したコイン精米機においては、精米機の出口には、白米タンク又は無洗米処理機に白米を供給する分岐装置(流路切換装置)を備えるのみであり、精米開始直後や精米終了時に排出される未精白米を完全に精米したり、精米機内に残留米を残さないようにする循環精米を行うための流路を設けていない。そのため、白米と未精白米が無洗米処理機に供給されることとなり、完全に無洗米処理されていない白米が白米タンクに排出されることから、白米タンク内で無洗米と混ざってしまったり、また、精米機内の残留米と次の利用客が持参した米とが混ざってしまい、品質の良い均一な無洗米に仕上げることができない問題がある。
以上のことを考えると、精米機の出口に設けた流路切換装置の先に、循環精米を行うための流路と無洗米処理機に供給する流路に分岐する流路切換装置を、さらにもう一つ設けることが必要となる。しかし、従来の自然流下型の流路切換装置を上下方向に2つ配置する場合は、白米又は未精白米が自然流下するだけの十分な高さが必要であり、しかも、精米機と無洗米処理機は各機器のメンテナンスの都合上、ある程度距離を設けて配置してあることから、流路切換後の白米又は未精白米を各機器に搬送する搬送装置が別途必要となり、コイン精米機自体が大型化してしまう等の課題がある。
そこで本発明は、上記事情に基づいてなされたものであり、利用客が持参した玄米を利用客の選択により普通精米又は無洗米の両方に処理することができることに加えて、品質の良い均一な無洗米を提供すると共に、機械設備の省スペースを実現することができる無洗米処理機を内蔵したコイン精米機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、建屋を仕切壁で客室と機械室に区画し、機械室には、客室の玄米投入口より投入された玄米を機械室に取り込む搬送装置と、石抜き機と、昇降機と、精米機と、無洗米処理機と、を備え、前記精米機の出口側には、米の流路を客室の白米タンク側と機内戻し側とに切り換える切換弁を有し、該切換弁の白米タンク側には、白米タンクに通じる管路を有し、機内戻し側には、米の流路を無洗米処理機側と昇降機側とに切り換える流路切換装置を有し、該流路切換装置は、精米機の側方に設けられており、横向きのケース内に正逆回転可能に備えた回転軸と、該回転軸に設けられ、米を該回転軸の一端側又は他端側に搬送する搬送体と、を備え、前記回転軸の回転方向を変換することにより、米の搬送方向を変更して、米の流路を切り換えるものであり、前記管路は、前記回転軸に対して直交する向きに設けられており、前記無洗米処理機の出口側には無洗米処理された白米を白米タンクに排出する排出手段を備え、それら各部を客室に備えた操作盤により制御していることを特徴とする。
ここで、無洗米処理機とは、従来の無洗米の製造方法である加水精米仕上げ方式、特殊加工仕上げ方式、乾式研米仕上げ方式の三方法のうちのどの方法を採用したものであってもよいが、大量の水や特殊な有機物を使用しない乾式研米仕上げ方式を採用することが望ましい。これは、無洗米を製造する際に水や有機物を使用しないことで、それらを収容したりするための付帯設備が不要となり、その結果、機械設備が小型となり省スペース化が図られると共に、低コストで衛生的、さらにはメンテナンス上の負担を軽減させることができる。また、排出手段とは、無洗米処理機によって無洗米処理された白米を白米タンクに排出する手段を全て含める概念であり、例えば管路や、昇降機のような搬送機能を備えたもの等を挙げることができる。
また、流路切換装置に関しては、本発明のように、搬送体を備える構成にすることが望ましい。ここで、搬送体とは、回転軸の回転方向の変換によって米を回転軸の一端側又は他端側へ搬送することが可能なものであれば特に限定しないが、簡単な構成で米を確実に搬送するためにも螺旋体にすることが望ましい。
本発明によれば、精米機の出口に切換弁と流路切換装置を介して無洗米処理機を備えることにより、1つのコイン精米機において普通精米処理と無洗米処理の両方に利用することが可能となる。また、精米機から排出される米の流路を切換弁と流路切換装置の2段切り換え構成にすることにより、精米処理において米を精米機内に循環させる循環精米を行なうことが可能となり、完全に精米処理された白米を無洗米処理機に供給することができ、また、精米機内に残留米を残存させることを確実に防止することが可能となり、その結果、品質の良い均一な無洗米を提供することができる。
また、流路切換装置は、切換弁から供給される米の流路を無洗米処理機側と昇降機側とに切り換えるだけでなく、次の機器である無洗米処理機又は昇降機にそれぞれ米を搬送する搬送機能も兼ね備えている。そして、流路切換装置により、無洗米処理機側と昇降機側の流路が相対する方向に分岐しており、さらにこれらの流路に直交する向きに白米タンクに通じる管路が設けられているので、無洗米処理機側、昇降機側及び白米タンク側のそれぞれに通じる流路がT字状の三方向に分岐する構造となっている。よって、無洗米処理機、昇降機及び白米タンクを精米機の三方に配置することができ、各機器のメンテナンスが可能なスペースを残して、各機器間を最短距離で配置することが可能となり、機械設備のより一層の省スペース化を図ることができる。
以下、本発明の無洗米処理機を内蔵したコイン精米機の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、本発明のコイン精米機は、客室1と機械室2とに仕切壁3によって仕切った建屋4内に設置されるものであり、客室1には利用客が持参した玄米を投入する玄米投入口(玄米投入ホッパー)5と白米タンク6、操作盤7を有し、機械室2には玄米取り込みコンベヤ8と第1昇降機9、石抜き機10、第2昇降機11、精米機12、流路切換装置13、乾式の無洗米処理機(以下、無水洗米処理機と記す。)14と、精米機12及び無水洗米処理機14から発生する糠を蓄える集糠用サイクロン15とから構成されている。
玄米投入ホッパー5は、その底部に玄米取り込みコンベヤ8を横向きに配置してある。玄米取り込みコンベヤ8は、玄米投入ホッパー5に接続したケース16内でスクリュー軸17をモータで回転させるものである。ケース16は、上流側が断面U字状で下流側が筒状に形成してあり、上流側から取り込んだ玄米を、スクリュー軸17の回転で下流側に送り、高低差によって管路K1を経て第1昇降機9の下部の受入口に流し込む。
第1昇降機9は、玄米を引き上げるバケットコンベヤで、上下のプーリ18,18に掛け渡したベルト19に、玄米を汲み取る多数のバケット20を間隔をあけて取り付けてある。玄米を汲み取ったバケット20は、上昇から下降に転ずる際に上側のプーリ18に沿って回転することによって、玄米を管路K2に放り投げる。
石抜き機10は、その上部にホッパー21を有し、ホッパー21の下端側には、高さ方向に傾斜した選別板22が揺動可能に支持され、選別板22の下方にはファン23が配置してある。選別板22は全周面に亘って多数の孔(図示省略)を有する。選別板22が傾斜された状態で揺動しながら、選別板22の下から上に向かってファン23からの風が吹き抜けると、石くずと玄米との比重差によって石くずが沈み、選別板22の揺動によってその石くずが選別板22の上方に集まり、玄米投入ホッパー5の奥側に設けられた玄米検出センサ(図示省略)が投入された玄米がなくなることを検出し、一定時間の経過を待って、選別板22の上方に有する石抜きゲート24を開くと、石くずが落下し、第1切換弁25、管路K3を経て回収箱26に回収される。そして、石くず落下後に第1切換弁25を切り換えると、石くずが取り除かれた選別板22に残った少量の玄米(残留玄米)が、管路K4を経て第2昇降機11の受入口に送られる。一方、風によって玄米は選別板22上で僅かに浮き上がって、後から供給された玄米に押されて選別板22の傾斜に沿って下流に送られて落下する。落下した玄米は出口27に設けた管路K5を経て第2昇降機11の下部の受入口に送られる。
第2昇降機11は第1昇降機9とほぼ同じ構造となっており、石抜き機10から送られた玄米は、第2昇降機11の受入口に取り込まれ、第2昇降機11で引き上げられ、管路K6を経て精米機12のホッパー28に送られる。
精米機12は図3に示すように、上部にホッパー28を有し、ホッパー28の下に搗精室29を接続してある。搗精室29には搗精ロール30と除糠アミ31を内装しており、玄米は搗精室29内を回転する搗精ロール30で送られるうちに、搗精室29の出口32を抵抗板33が加圧しながら塞いである状態では、玄米同士の摩擦と除糠アミ31の網目に擦られることで白米と糠を分離する。搗精室29の下方には糠回収ダクト34の先部を接続し、糠回収ダクト34の途中の部屋には除糠ファン35が内されており、モータで除糠ファン35を回し、除糠ファン35の吸引作用によって糠は除糠アミ31の網目を通過し、糠回収ダクト34の末端に接続した集糠用サイクロン15に回収される。一方、残った白米は、搗精室29の出口32に向かうが、抵抗板33がバネ36の弾力性を利用して出口32を塞いであり、搗精ロール30によって送り込まれた白米が抵抗板33を弾性力に逆らって押し込んで出口32を開き、出口32を通過した白米がケース排出口37に送られる。ケース排出口37には第2切換弁38を設け、白米タンク6に通じる管路K7と、第2昇降機11の受入口に通じる管路K8と無水洗米処理機14に通じる管路K9とに流路を切り換える流路切換装置13とに分岐してある。流路切換装置13は、無水洗米処理機14に通じる管路K9を開く状態に切り換えて、精米された白米を無水洗米処理機14に送るために用いると共に、精米の開始段階や終了段階では精米が不十分になるので、第2昇降機11の受入口に通じる管路K8を開く状態に切り換えて、玄米を循環させるために用いる。なお、ホッパー28の下部には精米センサ39を設けて、精米センサ39が玄米を検出した場合には、搗精ロール30を回転させて精米し、検出しない場合は搗精ロール30の回転を停止する。また、ホッパー28の上部にはオーバーフローセンサ40を設けて、オーバーフローセンサ40が玄米を検出した場合には、操作盤7内の制御装置で玄米取り込みコンベヤ8の駆動を停止し、オーバーフローセンサ40が玄米を検出しない場合には、玄米取り込みコンベヤ8の回転を継続する。
上述した抵抗板33の開閉構造をさらに詳細に説明する。精白度の調整及び玄米を排出するために、搗精室29の出口32近傍にアーム41をその中央部を支点として揺動可能に支持し、アーム41の一端部を押圧手段42で押圧・解除可能に設け、アーム41の他端部に備わる抵抗板33がその押圧及び解除を利用して出口32を開閉可能に設けてある。
押圧手段42は、バネ36の圧縮度合を変更して出口32を開閉するもので、搗精室29の外側に抵抗モータ43を配し、抵抗モータ43にネジ軸44を直結し、ネジ軸44にナット45とアーム41の一端部を間隔をあけてねじ込み、ネジ軸44に通したバネ36をナット45とアーム41の一端部との間に介在し、ナット45をその周方向に回転不能に保持することによって、ネジ軸44の正転又は逆転に伴ってナット45を前進・後退可能に設けてある。従って、バネ36の圧縮度合いの変更は、操作盤7の操作信号に基づいて抵抗モータ43を回転し、ネジ軸44の回転に伴ってナット45を前進・後退することによって行われる。その制御の為に、ネジ軸44の端部に凸部46を設けると共に、凸部検出センサ47をその周囲に設け、そのセンサ47から得られる情報に基づいて抵抗モータ43の回転回数を制御する。また、バネ36の圧縮度合いの最小、最大を決定する為に、ナット45に被検出物48を突出し、リミットスイッチからなる前進限スイッチ49、後退限スイッチ50を前後に対向して被検出物48の移動範囲を規制してある。バネ36の圧縮度合いが最小の場合は、バネ36が全く伸縮しておらずナット45が後退限の位置にあり、バネ36の押圧力が解除されて抵抗板33を開いて、抵抗板33と出口32との間に隙間を形成し、隙間から玄米をそのまま排出する。そして、この後退限の位置を原点として、ナット45を前進させることによって、バネ36の圧縮度合い、ひいては抵抗板33が出口32を塞ぐ方向にかかる押圧力を増大し、その押圧力に応じて精白度合いが決定する。
流路切換装置13は、図4に示すように、横向きの円筒ケース51内に回転軸52を正逆回転可能に設けたものであり、回転軸52は円筒ケース51の外部に設けたモータ53で回転駆動させる。回転軸52には玄米又は白米を回転軸52の一端側又は他端側に搬送するリードを有する螺旋体54を設けてある。円筒ケース51の長手方向の中央部分には投入口55を有し、円筒ケース51の左右には落下口56a,56bをそれぞれ設け、第2昇降機11の受入口に通じる管路K8と無水洗米処理機14に通じる管路K9にそれぞれ接続してある。玄米又は白米は螺旋体54が回転することで生じる推力作用によって搬送されるもので、モータ53で回転軸52を正転させた場合には、第2昇降機11の受入口に通じる管路K8側に玄米を搬送して落下口56aから落下させ、モータ53を逆転させた場合には、無水洗米処理機14に通じる管路K9側に白米を搬送して落下口56bより落下させる。
無水洗米処理機14は、本発明者が以前に出願(特願2003−376509)した乾式無洗米製造装置をコイン精米機内に設置可能なように構成にしたものであり、図5に示すように、機体ケース57内の縦方向に回転軸58を回転自在に設け、その近傍にモータ59を設置し、回転軸58の下端に設けた伝導手段60を介して回転軸58を回転駆動させる。回転軸58の下方側には白米を上方へ移送する揚米螺旋61を設け、その上方には、白米を上方へ移送するリードを有する短いブラシ螺旋62と、樹脂製のブラシ(ブラシの直径:0.05mm〜0.5mm(好ましくは0.2mm〜0.3mm)、ブラシの長さ:3mm〜30mm(好ましくは11mm〜13mm))を高密度に植毛し、ほぼ円筒状に形成した研磨ブラシ63を交互に複数個装着してある。さらにその上方には白米を上方へ移送する排出螺旋64を設けてある。揚米螺旋61の外周には適宜隙間を隔てて円筒状の揚米円筒65を設け、その下端側には機体ケース57外側のホッパー66と通じる開口部67を有し、これと同様に排出螺旋64の外周にも円筒状の排出円筒68を設け、その上方に設けた出口69には白米タンク6に通じる管路K10を設けてある。また、揚米円筒65と排出円筒68の間には、研磨ブラシ63の外周と米粒の厚みより僅かに広い隙間を隔ててスリット状の多孔部材からなる円筒状の除糠金網70を設け、除糠金網70の内面には研磨ブラシ63の回転方向と直交するように凸状の抵抗体(図示省略)を複数本等間隔に設けてある。除糠金網70の外周部にあたる機体ケース57内部には、仕切壁で囲まれた除糠室71を形成し、除糠室71の下方には肌糠回収ダクト72の先部を接続し、肌糠回収ダクト72の末端は除糠ファン35の吸気側の精米機12に接続してある糠回収ダクト34(図1及び図3参照)に接続してあり、除糠ファン35の吸引作用によって、白米表面部から除去された粒子の細かい肌糠は除糠金網70の網目を通過し、精米機12からの糠と混合されながら糠回収ダクト34の末端に接続した集糠用サイクロン15に回収される。除糠室71の外周には外気を取り入れる空気穴(図示省略)を肌糠回収ダクト72の対向位置に形成してあり、除糠金網70の外周に沿って空気の流れを生じさせて、除糠金網70の外周に付着しやすい肌糠も完全に回収させる。
無水洗米処理機14のホッパー66に供給された白米は、揚米円筒65内に流れ込み、揚米螺旋61によりブラシ螺旋62、研磨ブラシ63の順で上方に送られる。研磨ブラシ63自体は、樹脂製のブラシが高密度に植毛されているため揚米機能はほとんどない。そのため、研磨ブラシ63の周囲では、揚米方向への移動速度が低下して白米の表面は研磨ブラシ63の研磨作用を受けやすくなる。そのため、高速で回転する研磨ブラシ63との速度差が大きく生ずることで、研磨ブラシ63によるブラッシング効果が上がることになる。また、研磨ブラシ63の周囲では白米の密度も高まり、そのため白米相互のぶつかり合いから白米自体が研磨ブラシ63の周囲に対する公転を繰り返し、白米表面の裏・表は万遍なく研磨ブラシ63による研磨作用を受けることになる。しかし、研磨ブラシ63の周囲では揚米方向の移動速度が低下しても、研磨ブラシ63の旋回につられ、白米も除糠金網70の内面を旋回してしまうと、研磨ブラシ63による研磨を充分に受けにくくなる。そこで、研磨ブラシ63の回転方向と直交するように除糠金網70の内面に凸状の抵抗体を設け、研磨ブラシ63による研磨を充分に受けにくくなることを防止している。つまり、ブラシ螺旋62及び研磨ブラシ63につられて旋回しながら揚米されようとする白米は、まず研磨ブラシ63により揚米方向への移動速度が減速されて、また、除糠金網70の抵抗体によって旋回方向の旋回速度も抑えられるので、研磨ブラシ63による研磨を充分に受けられることになる。また、研磨ブラシ63を回転軸58に複数個配列する構造が取られているため、上述したようなブラッシングが研磨ブラシ63の配列数分繰り返し行われることになり、その結果、最終段の研磨ブラシ63を通過するまでの間に白米表面の糠が完全に除去され、品質の良い無洗米に仕上がる。
操作盤7は、図6及び図7に示すように、前面に操作パネル73を、裏面に管理者パネル74をそれぞれ有し、内部にはマイクロコンピュータからなる制御装置(図示省略)を有し、操作パネル73や管理者パネル74の操作に基づいて制御装置が各部のモータ43,53,59や切換弁25,38、流路切換装置13等に制御信号を出力したり、各部の設定値を変更したりするものである。
操作パネル73は、図6に示すように、営業中表示灯75、故障中表示灯76、コイン投入口77、料金表示灯(100円硬貨投入枚数)78、無洗米スイッチ79、精白度を選択するための3つの白度スイッチ80、精米中表示灯81、料金不足表示灯82が設置してある。
管理者パネル74は、ヒンジ等で開閉可能に支持された操作盤7を開いて操作するもので、図7に示すように、精白度を設定するスイッチ(精白度設定スイッチ)83の他に、利用料金徴収スイッチ84、普通精米搬送量設定スイッチ85、無洗米搬送量設定スイッチ86、無洗米利用カウンタ87等が設置してある。
次に、本発明のコイン精米機の動作を説明する。このコイン精米機は、利用客が持参した玄米を利用客の選択により普通精米又は無洗米の両方に処理することができるものであり、まずは玄米を普通精米処理する動作について説明する。このコイン精米機には、2つの切換弁25,38と流路切換装置13、石抜きゲート24を備えており、初期状態では第1切換弁25が管路K3を開く側、第2切換弁38が流路切換装置13側、流路切換装置13が第2昇降機11側にそれぞれ米が流れるように設定してあり、石抜きゲート24は閉じられている。
営業中表示灯75が点灯している場合は、利用客が普通精米処理しようとする玄米量に応じてコインをコイン投入口77に投入すると、コイン枚数が料金表示灯78に表示され、同時に無洗米スイッチ79と3つの白度スイッチ80が点滅して受付可能状態となる。これを受けて利用者は玄米を玄米投入ホッパー5に投入すると共に、希望する白度スイッチ80を押す。すると精米中表示灯81が点灯し、玄米取り込みコンベヤ8、第1昇降機9、石抜き機10、第2昇降機11が駆動する。精米機12は白度スイッチ80に対応して抵抗モータ43を回転してバネ36の圧縮度合いを変更し、抵抗板33の閉鎖具合を決定すると共に、精米機12出口の第2切換弁38は流路切換装置13側が開く状態に保持し、また、流路切換装置13は第2昇降機11に向かう管路K8に搬送するようにモータ53を回転して、玄米や未精白米を第2昇降機11と精米機12の間で循環させるように運転が開始する。
玄米が精米機12のホッパー28に供給され、精米センサ39が玄米を検出したことを受けて、制御装置はタイマーカウントT1,T2を開始し、T1終了後、搗精ロール30及び除糠ファン35を駆動する。それに伴って精米処理が始まるが、精米初期の玄米や未精白米は、第2切換弁38及び流路切換装置13を経て第2昇降機11から再び精米機12のホッパー28に戻る。タイマーカウントT2が終了すると、精米機12出口の第2切換弁38が白米タンク6側を開くように切り換わり、管路K7を経て白米が白米タンク6に排出される。精米機12のホッパー28のオーバーフローセンサ40が満杯信号を出力した場合には、玄米取り込みコンベヤ8の駆動を停止し、オーバーフローセンサ40が非満杯信号を出力した場合には、玄米取り込みコンベヤ8の駆動を再開する。精米処理は玄米取り込みコンベヤ8が投入された玄米を全て取り込むまで継続する。
精米機12のホッパー28の玄米量が少なくなり、精米センサ39が玄米を検出しなくなった場合は、第2切換弁38が再び流路切換装置13側を開くように切り換わり、精米機12のホッパー28内や精米機12内の残留玄米を流路切換装置13及び管路K8を経て第2昇降機11へ戻し、再び精米機12のホッパー28へ供給して、第2昇降機11と精米機12の間での循環精米を開始する。これは、精米機12への後続米がなくなると、精米機12内の圧力が低下することから、精米処理終了時の玄米や未精白米が白米タンク6に排出されて、白米タンク6内の白米と混ざることを防ぐためであり、第2昇降機11と精米機12の間を一定時間循環することで残留玄米を白米に処理するものである。循環精米終了後、再び第2切換弁38を白米タンク6側が開くように切り換えて、白米を白米タンク6に排出すると同時に、抵抗モータ43が逆回転し、ナット45が0点(原点)方向に移動を始めてバネ36の圧縮を解除し、抵抗板33を開放する。ナット45の被検出物48が後退限スイッチ50を「ON」にすると、抵抗モータ43の回転が停止すると共に、除糠ファン35が停止する。除糠ファン35が停止すると吸引作用がなくなるため、除糠アミ31の網目に残留している白米が排出されやすくなり、さらに精米機12が全体的に前傾していることから、精米機12を一定時間空運転することで残留白米を完全に白米タンク6へ排出させることができる。精米機12内の残留白米を完全に白米タンク6に排出して精米機12の空運転を終了することで、コイン精米機の運転が終了する。
ここで、玄米取り込みコンベヤ8は投入料金分だけ回転するので、投入料金よりも多い玄米を玄米投入ホッパー5に入れた場合は、玄米投入ホッパー5に玄米が残る。これを玄米投入ホッパー5に付けた玄米センサ(図示省略)が検出して、料金不足表示灯82を点灯させる。
次に、玄米を無洗米処理する動作を説明する。ここでは、普通精米処理の場合と異なる動作についての説明に留める。コイン投入口77にコインを投入すると、無洗米スイッチ79と3つの白度スイッチ80が点滅して受付可能状態となる。これを受けて利用客は玄米を玄米投入ホッパー5に投入すると共に、無洗米スイッチ79を押す。すると、精米中表示灯81が点灯し、玄米取り込みコンベヤ8、第1昇降機9、石抜き機10、第2昇降機11、精米機12が駆動する。
ここで、管理者パネル74の利用料金徴収スイッチ84を「可」に設定している場合は、例えば普通精米処理に加えて無洗米処理1回当たりの利用料金を100円に設定したとすると、200円以上の投入を待ってから無洗米スイッチ79が点滅して受付可能状態となる。つまり、100円の投入だけでは白度スイッチ80のみが受付可能状態となり、無洗米スイッチ79は受付不可状態となっている。200円以上の投入を確認したら無洗米スイッチ79が点灯し、無洗米スイッチ79を押すと、投入料金から1回当たりの利用料金を差し引いた料金を料金表示灯78に表示し、その表示料金分の玄米を玄米取り込みコンベヤ8で機内に取り込み無洗米処理を行う。1回当たりの利用料金は予め設定しておいてもよいし、管理者パネル74に利用料金設定スイッチ、例えば搬送量設定スイッチ85,86と同等なデジタルスイッチ等を設けて管理者が任意に設定可能にしておいてもよい。
精米機12は無洗米スイッチ79の信号を受けて、普通精米処理の場合と同様に、予め設定してある抵抗値まで抵抗モータ43を回転させて、抵抗板33を所定の位置まで閉鎖すると共に、玄米や未精白米が第2昇降機11と精米機12の間を一定時間循環するように、第2切換弁38を切り換えると共に、流路切換装置13のモータ53が正転する。予め設定してある抵抗値は、普通精米の場合の上白又は標準の精白度と同等であり、抵抗値を精白度の標準以下に設定すると、精米処理後の白米表面に糠の残存が多くなり、その状態で無洗米処理を行っても白米表面から糠が完全に除去されず、品質の低下した無洗米に仕上がってしまうためである。このバネ36の圧縮度合いは予め設定してあるが、コイン精米機の管理者が任意に設定可能なように、管理者パネル74に無洗米処理専用の精白度設定スイッチを設けてもよい。
玄米が精米機12のホッパー28に供給され、精米センサ39が玄米を検出したことを受けて、制御装置はタイマーカウントT1,T2を開始し、T1終了後、搗精ロール30及び除糠ファン35を駆動すると同時に、無水洗米処理機14が運転を開始する。タイマーカウントT2が終了すると、流路切換装置13のモータ53の回転方向が逆転して、無水洗米処理機14に通じる管路K9側に白米を搬送する。そして、無水洗米処理機14によって無洗米処理された白米が管路K10を経て白米タンク6に排出される。ここで、無水洗米処理機14と白米タンク6を繋ぐ経路は、必ずしも管路K10に限定するものでなく、無水洗米処理機14と白米タンク6の間に昇降機のような搬送手段を設けてもよい。
精米処理は、玄米取り込みコンベヤ8が投入料金分の玄米を全て取り込み、精米機12のホッパー28の精米センサ39が玄米を検出しなくなるまで継続する。精米機12のホッパー28の玄米量が少なくなり、精米センサ39が玄米を検出しなくなった場合は、流路切換装置13のモータ53の回転方向を正転に戻して、精米機12内の残留玄米を管路K8を経て第2昇降機11へ戻し、第2昇降機11と精米機12の間での循環精米を開始する。これは普通精米処理と同様に、精米終了時の玄米や未精白米を無水洗米処理機14に供給することを防ぐための制御である。一定時間の循環精米が終了すると、再び流路切換装置13のモータ53の回転方向が逆転し、循環精米した白米を無水洗米処理機14に供給し、さらに無洗米処理された白米を白米タンク6に排出する。それと同時に、普通精米処理と同様に、抵抗モータ43が逆回転し、ナット45が0点(原点)方向に移動し始め、最終的には抵抗モータ43の回転が停止すると共に、除糠ファン35が停止する。そして、残留白米を精米機12から完全に排出して無水洗米処理機14に供給するために、一定時間精米機12の空運転を行い、その後精米機12の運転を停止する。精米機12の運転停止後、無水洗米処理機14の空運転を行い、無水洗米処理機14から完全に無洗米処理された白米を白米タンク6に排出して、無水洗米処理機14の空運転を終了することで、コイン精米機の運転が終了する。尚、無水洗米処理機14が空運転を開始すると同時に、精米機12の除糠アミ31及び無水洗米処理機14の除糠金網70周辺に付着した糠や肌糠をクリーニングする目的で、停止した除糠ファン35を再び運転させてもよい。
本発明は、従来のコイン精米機の限られたスペースの建屋内において、精米機の後工程に無洗米処理機をコンパクトに配設することができるコイン精米機として有用である。
本発明のコイン精米機の全体構造を示す正面図である。 本発明のコイン精米機の全体のレイアウトを示す平面図である。 精米機の詳細構造を示す断面図である。 精米機と無洗米処理機を接続する流路切換装置を示す断面図である。 無洗米処理機の全体構造を示す断面図である。 操作パネルを示す正面図である。 管理者パネルを示す正面図である。
符号の説明
1 客室
2 機械室
3 仕切壁
4 建屋
5 玄米投入ホッパー(玄米投入口)
6 白米タンク
7 操作盤
8 玄米取り込みコンベヤ(搬送装置)
9 第1昇降機(搬送装置)
10 石抜き機
11 第2昇降機(昇降機)
12 精米機
13 流路切換装置
14 無水洗米処理機(無洗米処理機)
38 第2切換弁(切換弁)
51 円筒ケース(ケース)
52 回転軸
54 螺旋体(搬送体)
K7 管路
K10 管路(排出手段)

Claims (1)

  1. 建屋(4)を仕切壁(3)で客室(1)と機械室(2)に区画し、
    機械室(2)には、客室(1)の玄米投入口(5)より投入された玄米を機械室(2)に取り込む搬送装置(8,9)と、石抜き機(10)と、昇降機(11)と、精米機(12)と、無洗米処理機(14)と、を備え、前記精米機(12)の出口側には、米の流路を客室(1)の白米タンク(6)側と機内戻し側とに切り換える切換弁(38)を有し、該切換弁(38)の白米タンク(6)側には、白米タンク(6)に通じる管路(K7)を有し、機内戻し側には、米の流路を無洗米処理機(14)側と昇降機(11)側とに切り換える流路切換装置(13)を有し、該流路切換装置(13)は、精米機(12)の側方に設けられており、横向きのケース(51)内に正逆回転可能に備えた回転軸(52)と、該回転軸(52)に設けられ、米を該回転軸(52)の一端側又は他端側に搬送する搬送体(54)と、を備え、前記回転軸(52)の回転方向を変換することにより、米の搬送方向を変更して、米の流路を切り換えるものであり、前記管路(K7)は、前記回転軸(52)に対して直交する向きに設けられており、前記無洗米処理機(14)の出口側には無洗米処理された白米を白米タンク(6)に排出する排出手段(K10)を備え、それら各部を客室(1)に備えた操作盤(7)により制御していることを特徴とするコイン精米機。
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