JPH024457A - 籾摺機における脱ふロール間隙制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、籾摺機における脱桴率制御方法に関する。

〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕一対の脱
桴ロールのうち、一方を固定ロールとし他方を可動ロー
ルに構成して両者の間隙を広狭に制御できる形態とし、
該広狭制御は駆動負荷乃至摺出米の脱稈率値によって行
なわせている。

ところで、従来脱桴率制御を行なうにあたっては、作業
開始時は脱桴率を得べき摺出米がなく、あるいは適当な
摺出米量を得られないため、適当間隙に初期設定したの
ち所定時間は所謂負荷制御を行ないつつ供試粒の脱稈率
値を検出して後、検出脱稈率値による脱桴ロール間隙制
御を行なっていた。

ところが、シャッタを開いて作業する直後は急激に負荷
が増大し、このためロール間隙は拡開される結果低脱■
状態に陥り易く脱珪率制御への移行が円滑でない。

又、元籾の供゛給を遮断しあるいは供給量調節するシャ
ッタを設けるが、供給漏斗は選別部からの還元籾を再度
脱桴処理するために作業開始後にはこの還元籾も脱桴ロ
ール部に供給されて一層上記の低脱Ｅｌ状態を促進させ
る。

〔課題を解決するための手段〕

このためこの発明は、脱桴ロール３，４への穀粒供給を
遮断して該一対の脱桴ロール３，４を接触せしめ、この
微接触状態から所定時間これらロールを拡開して一定の
脱桴ロール間隙を確保した後、穀粒の供給を開始し、所
定時間を当該ロール間隙を維持した後、摺出米の脱稈率
値に基づいて上記説稈ロール間隙を広狭に制御する籾摺
機における脱桴ロール間隙制御方法の構成とする。

〔発明の作用及び効果〕

脱桴作業開始にあたっては、先ず脱桴ロール部への穀粒
供給遮断状態となして、一対の上記脱桴ロールを微接触
させ、次いでその位置から予め設定する間隙に設定し、
その状態を所定時間確保しつつ穀粒供給を開始する。供
給された穀粒は脱ｆ１０−ル間を通過しながら脱ｆりさ
れ下方に流下するものであるが、当該所定時間の経過後
においては、脱桴ロール間隙は検出腕■率と設定脱桴率
との比較による所謂脱■率制御に移行して適正間隙に調
節設定されるものである。

このように、脱桴ロール間隙を初期設定すると、しばら
くの間当該間隙を維持して作業開始し、その後脱稈率制
御に移行するから、急激な負荷変動を生じても低脱■状
態に陥ることなく円滑に脱珪率制御に移行する。

〔実施例〕

この発明の一実施例を図面に基づき説明する。

１は脱ｆ１部で、上部に供給漏斗２を有し、この供給漏
斗２部からの籾を脱桴処理する対の脱■ロール３，４等
からなる。

これら脱桴ロール３．４の一方は、脱桴部１フレーム５
に直接支持される回転軸６に軸支される。

又、他方は、該フレーム５に支軸７を介して揺動自在に
設ける揺動部材８に支持する移動軸９をもって軸支され
ている。上記固定軸６は駆動力を入力する構成であり、
該固定軸６上のギア１０から中間ギア１１．１２を介し
て移動軸９上のギア１３に異なる回転数及び方向の回転
が伝達される構成である。

上記脱桴フレーム５の一側部には筒状部１４を形成し、
この筒状部１４に設定ダイヤル１５と一体回転可能の筒
状部材１６を嵌入位置させ、先端螺子部１７が前記揺動
部材８に螺合する連動アーム１８の基部を回転連動可能
に支持している。即ち、設定ダイヤル１５の正逆回転は
そのまま筒状部材１６．係止突条１９．係止ピン２０等
をもって連動アーム１８に伝えられ、揺動部材８を支軸
７回りに左右揺動自在に構成する。

２１は制御モータで、正逆転しうる構成であり、上記設
定ダイヤル１５に一体的に設けるギア２２と該制御モー
タ２１の出力軸に設けるモータギア２３とを噛合させて
、当該制御モータ２１の正転により対の脱桴ロール３，
４間隙を縮小し、逆回転すれば該間隔を拡大する構成で
ある（ロール間隙調節機構）。

上記供給漏斗２下方開口部には支軸回りに回動自在にシ
ャッタ２５を設け、図外の調節レバーによってその供給
口開度を調節設定可能となすと共に、ソレノイド２６の
励磁によって閉じ位置から全開位置に回動しうる構成と
している。

前記脱！ｌロール３，４の下部には選別風路２７が形成
され、該脱桴ロール３，４間を通過した摺す出し米中の
籾殻・塵埃や机は吸引ファン２８の作用で分離され該籾
殻・塵埃は排塵胴２９を経て機外に排出され、机は選別
風路２７途中から下方に集積される。

風選処理された摺り出し米、即ち籾と玄米との混合米は
受樋３０、移送螺旋３１、及び揚穀スロワ−３２を経て
回転選別部３３に至る構成である。

上記回転選別部３３は、選別筒３４、混合米移送樋３５
、仕上米樋３６等からなる。選別筒３４は、その内周面
に多数の壷穴３７，３７が形成され、略水平軸心で、か
つ回転連動可能に設けられる。これら混合米移送樋３５
、仕上米樋３６の夫々には、移送螺旋３８．３９を備え
、混合米移送４ｉｆｉ３５は混合米案内部４０から選別
■ｉ３４の始端部に混合米を供給すべく構成する。また
、仕上米樋３６は、上記壷穴で掬われて高位置に持ち上
げられる玄米を受けて移送する構成である。尚、低位置
で壷穴から脱落する穀粒一部は、上記混合米移送樋３５
で受けられて再度始端側に戻されるよう、受入口は、移
送始端側を除く略全長にわたり。

上部側が拡開すべく断面逆ハ字型に形成されている。

４１は、仕上米樋３６の混合米掻き上げ側に設けられる
仕上弁で、機外の任意調節レバー（図示せず）操作で角
度調節自在に構成している。

上記仕上米樋３６の終端部は玄米流下筒４２にのぞませ
、該流下玄米は受樋４３を経て玄米樋４４に至り、移送
螺旋４５を介して揚穀機４６に向けて移送され該揚穀機
４６出口から機外に取り出される構成としている。

選別筒３４の終端側内周面には、揚穀羽根４７゜４７を
配設し、選別筒３４の終端部に至る一部玄米を含んだ籾
を、受樋４８．還元通路４９を経て供給漏斗２に還元す
る構成としている。５ｏは繰込ロールである。

５１は脱桴率センサで、振動するシュート５２終端部に
上方には発光素子５３を又、下方には受光素子５４とを
設けてなり、前記混合米揚穀スロワ３２途中部からサン
プリング筒５５を介して供給される混合米を受けて一粒
毎に透過光量を検出して後記の演算制御部において籾が
玄米がを判別しうるものとしている。

５６は駆動モータで、前記脱桴部１の固定側ロール３を
支持する回転軸６をベルト等を介して回転連動し、且つ
適宜減速機構を介して選別選別部３３を回転連動する構
成である。

第４図はブロック図で、５７は制御プログラムやデータ
等を格納するメモリを有するマイクロコンピュータの演
算制御部（ＣＰ　Ｕ）であって、算術論理演算及び比較
演算を行なう。久方情報としては、前記脱桴率センサ５
１からの検出出力、駆動モータ５６の負荷電流検出器（
Ｃ，Ｔ）５８からの検出出力等があり、一方、出力情報
としては前記制御モータ２１の正転乃至逆転出力、前記
シャッタ２５を全開に連動するソレノイド２６の励磁出
力等がある。６０は上記正転信号を受けて制御モータ ２１を正転駆動する正転回路、６１は上記逆転信号によ
る制御モータ２１逆転回路、６２は前記シャッタソレノ
イド２６を励磁する励磁回路である。

尚、ＣＰＵ５７の主な機能は次のとおりである。

■操作盤面に配設する起動スイッチ５９の投入信号を受
けて駆動モータ５６に駆動指令信号を出力する。■当該
スイッチ５９の信号によって制御モータ２１に逆転信号
を間歇的に出力し、Ｃ，Ｔ５８の負荷電流情報が変化し
ないと判断すると、制御モータ２１に回転停止信号を出
力する。■当該停止時の負荷電流を記憶し、続いて制御
モータ２１正転信号を出力し、負荷電流変化が生ずると
（脱桴ロール３，４微接触状態）１回転停止信号を出力
する゛。■制御モータ２１に逆転指令信号を所定時間、
例えば脱桴ロール間隙が０．８ｍｍに見合うだけの時間
継続出力する（脱桴ロール間隙初期設定手段）。■■の
完了後乃至その途中、シャツタ２５ソレノイド２６励磁
信号を出力する。■脱ｆ４０−ル間隙初期設定動作完了
後、所定時間ｔこの間隙を維持継続すべくタイマ機構を
動作せしめ、当該時間し内に脱■率センサ５１通過のサ
ンプル穀粒について検出電圧Ｖ情報を読み込み（第５図
）、出現頻度の高いサンプル粒の平均値を求めて夫々籾
基ｌｔ＠電圧Ｖ　ｍ　、玄米粉基準電圧Ｖｇとし、これ
らの中間電圧を籾・未到別電圧Ｖとして演算算出する。

■■の判別電圧を基準にこれを越えるものを籾と判定し
、以下のものを玄米と判定しつつ所定粒数毎に脱■率（
玄米粒数／玄米粒数＋籾粒数）を算出する。■上記設定
時間を経過後は、■の検出脱桴率と予め設定する設定脱
桴率とを比較しつつ、制御モータ２１に正・逆転信号を
検出粒数等にて設定されるタイミング毎に出力する（脱
ぞ４率制御手段）。■停止スイッチ６０の入力信号を受
けて駆動モータ５６停止信号を出力する。

等である。

上側の作用に、ついて説明する。

予め希望の脱桴率を設定し起動スイッチ５８をＯＮする
（ステップ１０）。駆動モータ５６は起動しくステップ
２０）、脱■ロール３，４間隙初期設定動作が行なわれ
（ステップ３０）、これが完了しまたはその途中、ソレ
ノイド２６は励磁して（ステップ４０）シャッタ２５を
開く。

供給漏斗２からの籾は１間隙設定された脱稈口−ル３，
４間を通過するうち脱珪され、風選処理された混合米は
混合米案内筒１８．混合米移送樋３３等を経て選別筒３
２内に供給される。

上記の初期間隙は設定時間を継続しくステップ５０）、
その間、上記混合米は脱■率センサ５１に一部供給され
籾・未到別電圧の算出と共に、脱珪率が検出され、当該
時間ｔの経過をまって（ステップ６０）所謂脱珪率制御
に移行する（ステップ７０）。この検出脱ｆｑ率が前記
設定脱ｆｆ率との比較において適正範囲内にあるときは
（ステップ８０）脱稈ロール間隙はそのまま維持され、
この設定脱珪率よりも低いときは制御モータ２１正転出
力によってロール「閉」とされ、ロール間隙は縮小し脱
珪率を高める（ステップ９０）。又、検出脱ｆｔ率が高
過ぎるときは逆に制御モータ２１逆転出力によってロー
ル「開」とされロール間隙を拡開する（ステップ１００
）。籾摺選別作業中は定期的に脱珪率を検出して上記の
ような制御を繰り返す。このように脱珪ロール間隙初期
設定後所定時間ｔはこの間隙を維持して籾・未到別電圧
処理等に供するものであるから不測にロール間隙が拡開
するような恐れがなく適度な脱稈状態を維持できる。

殊に、本実施例におけるシャッタ２５は、元籾の供給状
態を制限しうるのみであり、還元機４９からの流通はフ
リーであるから、作業開始直後選別筒３３内残留の穀粒
が還元されると、従来の負荷制御形態では脱ｆクロール
初期設定中から脱■率制御に至る過程で不測に該ロール
間隙が拡開されてしまう恐れもあるが、一定時間を間隙
を固定状態におくことができる本件実施例の場合はこの
ような欠点を解消しうるものである。

尚、１没定脱■率と検出腕■率との比較に際し、１設定
説ｆ′７率の上下に一定の適正中ａを設定して所謂ハン
チング状態を回避する形態では、低脱■状態から適正脱
ｔｐ状態への移行が第６図（イ）のように推移して適正
範囲のうち最も低い状態で安定し易く、希望の脱■状態
を得難いものであるが、低脱ｆ１．状態から窩脱行状態
への移行にあたっては適正１１】ａの上限ラインよりも
やや高めの仮りの目標値すを設定すれば比較的高い脱珪
率値側に安定し易くなり上記の欠点を少なくできるもの
である（同図（ロ））。

選別部３３においては、選別筒３４は回転しながら壷穴
３７，３７で混合米を掬い上げ、玄米は仕上弁２３を越
えて仕上米樋３６に回収され、長粒の籾は重心が高く比
較的低位置で壷穴から脱落し混合米層に戻される。選別
筒３４始端側から終端側に亘り上記選別を繰り返し籾と
玄米に分離する。尚、玄米は受樋４３．玄米樋４４．揚
穀機４６等を経て機外に取り出される。

又、選別筒３４終端側に残る籾（一部玄米を含む）は、
揚穀羽根４７，４．７で掬われ、供給漏斗２部に還元さ
れ再度脱Ｐ％、風選処理を受けるものである。

作業場付設の電源に、本機の電源コード端を接続するも
のであるが、操作盤面の停止スイッチ６０をＯＮして作
業中断する場合には、脱ｆ・ｊ率制御中のロール間隙を
維持して停止するものとし、新たに作業開始するときは
脱ｆｑロール間隙初期設定動作は行なわない構成とし、
接続コードを抜き去るか又は上記作業場付設の電源部に
設置のブレーカ（あるいはメインスイッチ）を○ＦＦＬ
、た後再び作業を開始するときは上記の脱ｌ１ロール間
隙初期設定動作を行なわせる構成とすることにより、作
業中断の際の脱ｌｌ率制御への移行復帰を迅速とさせる
ものである。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図は全体
側断面図、第２図はその背断面図、第３図は要部の断面
図、第４図は制御ブロック図、第５図は出力電圧−出現
頻度をあられす出力−例を示すグラフ、第６図（イ）（
ロ）は脱ｆ！７率移行状態をあられすグラフ、第７図は
脱ｆｑ率センサの断面図、第８図はフロー図である。 図中３，４は脱稈ロール、２１は制御モータ。 ２５はシャッタ、２６はシャッタソレノイド、５７は演
算制御部（ＣＰ　Ｕ）を示す。 第２図 ３Ｊ ４ν 第７図 尊敬ｍｌ爾・怖

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 脱■ロール３、４への穀粒供給を遮断して該一対の脱■
   ロール３、４を接触せしめ、この微接触状態から所定時
   間これらロールを拡開して一定の脱■ロール間隙を確保
   した後、穀粒の供給を開始し、所定時間を当該ロール間
   隙を維持した後、摺出米の脱■率値に基づいて上記脱■
   ロール間隙を広狭に制御する籾摺機における脱■ロール
   間隙制御方法。