JPH024373Y2 - - Google Patents

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JPH024373Y2
JPH024373Y2 JP536285U JP536285U JPH024373Y2 JP H024373 Y2 JPH024373 Y2 JP H024373Y2 JP 536285 U JP536285 U JP 536285U JP 536285 U JP536285 U JP 536285U JP H024373 Y2 JPH024373 Y2 JP H024373Y2
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flame
cylinder
heat
inner cylinder
fins
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JP536285U
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は熱交換器に関し、とりわけ熱交換器の
火炎を熱源として熱交換されるようなつた熱交換
器に関する。
《従来の技術》 一般に自動車の空気調和装置は、暖房時のエン
ジンの冷却水温度を熱源としており、従つてエン
ジン指導時には冷却水温度が低いことから暖房作
用が全く行なわれず、車室内が暖房されるまで、
つまり内燃機関が暖気されるまでかなりの時間を
必要とする。
そこで近年にあつては、内燃機関が暖気される
までの間、燃料を燃焼させてこれを熱源とし、寒
冷時にあつても車室内の暖房が迅速に行なわれる
ようなつたものが提案されている。
ところで、この場合燃料が燃焼器によつて燃焼
された火炎熱を、車室内に導入される空気と熱交
換するための熱交換器が必要となつてくるが、こ
の熱交換器は通常、火炎熱を導入する内筒と、こ
の内筒の外周空間部を形成して設けられる外筒と
が設けられ、これら内、外筒間の空間部を流れる
空気と前記内筒内の火炎熱との間で熱交換が行な
われる構成が採られる。
ところで、前記内筒内および内、外筒間にはフ
インが設けられ、火炎熱を効率よく内筒に伝達す
るとともに、この内筒に伝達された火炎熱を前記
空間部を通過する空気と効率よく熱交換されるよ
うになつている。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、燃焼器による火炎を直接内筒内
に導入した場合、内筒内のフインが高熱により腐
蝕され、耐久性が著しく悪化してしまうという問
題点があつた。
そこで、本考案は燃焼器の火炎が直接内筒内に
導入されないように、内筒の火炎導入側に邪魔板
を設けるようにし、この邪魔板で内筒内のフイン
が高熱化されるのを防止するようにした熱交換器
を提供することを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 かかる目的を達成するために、本考案は燃焼器
の火炎熱を導入する内筒と、この内筒の外周部に
空間部を形成して設けられる外筒とを有し、この
空間部を通過する流体と、前記内筒内の火炎熱と
の間で熱交換されるようになつた熱交換器におい
て、前記内筒の火炎導入側端部の外周を適宜間隔
を設けて火炎案内筒で覆い、この火炎案内筒内に
突出する前記内筒の先端に笠状のバツフルプレー
トを装着するとともに、前記火炎案内筒内の内筒
に火炎熱導入口を形成する一方、前記外筒の火炎
導入側端部には前記火炎案内筒部分にほぼ位置し
て筒軸の直角方向に流体排出口を形成するととも
に、火炎案内筒と外筒間にフインを設けることに
より構成してある。
《作用》 以上の構成による本考案の熱交換器にあつて
は、火炎案内筒に案内された燃焼器の火炎は、一
旦バツフルプレート当たつて邪魔され、そしてこ
のバツフルプレートで四散された火炎の火炎熱が
火炎熱導入口から間接的に内筒内に導入されるこ
とになる。
また、前記火炎案内筒と外筒間にフインが設け
られることにより、火炎により高熱化された火炎
案内筒の熱がフインを介して流体に伝達され、熱
交換率がさらに向上されることになる。
《実施例》 以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
すなわち、第1図、第2図は本考案の一実施例
を示す熱交換器10で、図外の燃焼器で燃焼され
た火炎熱が導入される内筒12と、この内筒12
の外周部に空間部Sを形成して設けられる外筒1
4とを備えている。
内筒12内にはその中心軸上に1本の支持棒1
6が挿通され、この支持棒16と内筒12の内周
との間には、内筒12より小径の第1フイン18
と中心部が開口された第2フイン20とが適宜間
角をもつて交互に多数配置され、内筒12内に導
入された火炎熱は前記第1、第2フイン18,2
0の間を迷路状に通過されるようになつている。
なお、前記内筒12の図中右端部には、火炎熱
の排出口22が形成されている。
前記外筒14の両端は閉止板24,26により
閉止され、前記内筒12の火炎熱排出側(図中右
側)は一方の閉止板24の中心部を貫通して支持
されている。
また、内筒12の火炎熱導入側(図中左側)に
は、該内筒12の外周を適宜間隔を設けて覆う火
炎案内筒28が取付けられ、該火炎案内筒28は
他方の閉止板26の中心部を貫通して支持されて
いる。
なお、この火炎案内筒28の突出端部には前記
燃焼器が取付けられ、この燃焼器の火炎が前記火
炎案内筒28内に案内されるようになつている。
前記外筒14の一端部(図中右側)には、筒軸
の直角方向の空気取入口30が形成されるととも
に、該外筒14の他端部(図中左側)には前記火
炎案内筒28の部分にほぼ位置して筒軸直角方向
に空気排出口32が形成されている。そして、前
記空気取入口30から外筒14内に取入れられた
空気は、空間部Sを通つて空気排出口32から排
出されるようになつている。
一方、前記内筒12と外筒14間には、内筒1
2の外周に装着される多数の小径フイン34と、
これら小径フイン34を3つの部分に隔成する2
枚の第1、第2の大径フイン36,38が設けら
れ、この第1、第2の大径フイン36,38は互
いの反対側に各々切欠部36a,38aが設けら
れている。
従つて、前記空気取入口30から外筒14内に
取入れられた空気は、前記大径フイン36,38
の切欠部36a,38aを迷路状に通過しつつ該
小径フイン34に効率よく接触される。
ところで本実施例にあつては、前記内筒12の
図中左端部が火炎案内筒28内に突出されてお
り、この突出端部には笠状(円錐状)のバツフル
プレート40が装着され、のバツフルプレート4
0によつて内筒12の火炎熱導入端が閉止されて
いる。そして、このバツフルプレート40が設け
られた内筒12の突出部分の側壁には、火炎熱導
入口42を形成し、この火炎熱導入口42から火
炎熱が内筒12内に導入されるようになつてい
る。
さらに、前記火炎案内筒28と外筒14との間
には、多数の第3の大径フイン44が設けられ、
これら第3の大径フイン44は空気排出口32に
帯して反対側に各々切欠部44aが形成されてい
る。
なお、内筒12の火炎案内筒28の近傍にも第
4の大径フイン46が設けられ、この第4の大径
フイン46にも前記第3の大径フイン44と同様
の切欠部46aが形成されている。
なお、48は車体側への取付けブラケツトであ
る。
以上の構成により、本実施例の熱交換器10に
あつては、火炎案内筒28内に導入された燃焼器
の火炎は、バツフルプレート40に当つて四散さ
れ、そして該バツフルプレート40の周縁部から
囲り込んで火炎熱導入口42から内筒12内に案
内される。
従つて、該内筒12内に導入される火炎熱はバ
ツフルプレート40に当つた後の熱が間接的に導
入されることになる。そして、内筒12内に導入
された火炎熱は、排出口22へと案内される間
で、第1フイン18、第2フイン20を介して内
筒12の壁部に熱伝達され、さらに、該内筒12
から内、外筒12,14間の小径フイン34、第
1、第2の大径フイン36,38および第4の大
径フイン46に熱伝達される。
なお、前記排出口22から排出された火炎熱は
車外に放出されるようになつている。
一方、外筒12に形成された空気取入口30か
ら内、外筒12,14間の空間部Sに導入された
空気は、前記内、外筒12,14間の各フイン3
4,36,38,46を介して熱交換され、空気
排出口32から車室内へと排出されるようになつ
ている。
従つて、該空気排出口32から排出される空気
は前記火炎熱により暖められたものとなり、内燃
機関が暖気されるのを待つことなく車室内の暖房
が迅速に行なわれる。
ところで、本実施例にあつては、前述したよう
にバツフルプレート40によつて邪魔された燃焼
器の火炎が、内筒12内に間接的に導入されるた
め、内筒12内のフイン18,20は燃焼器の火
炎が直接当たるのが防止され、該フイン18,2
0の腐蝕が防止され、耐久性が著しく向上され
る。
また、火炎案内筒28に外筒14間にも第3の
大径フイン44が設けられているため、火炎によ
り熱せられた火炎案内筒28から、前記第3大径
フイン44を介して空間部Sを流れる空気が無駄
なく熱交換され、熱交換効率が大幅に向上され
る。
《考案の効果》 以上説明したように本考案の熱交換器にあつて
は、燃焼器の火炎熱を内筒内に導入する際、該燃
焼器の火炎を一旦バツフルプレートに当てた後も
間接的な熱が導入されるので、内筒内のフインに
燃焼器の火炎が直接当たるのが防止され、該フイ
ンの腐蝕が防止される。従つて、前記バツフルプ
レートを耐熱性に優れた材料で形成することによ
り、内筒内のフインを熱電動率の高い材料で形成
することができ、熱交換率の向上および耐久性の
向上を図ることができる。
さらに、火炎案内筒と外筒間にフインを設ける
ことにより、燃焼器の火炎により熱せられた加温
火炎案内筒の熱と、内、外筒間の空間部を流れる
流体との間で有効に熱交換させることができ、熱
交換率をさらに向上させることができるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の熱交換器の一実施例を示す断
面図、第2図は第1図中−線からの断面図で
ある。 10……熱交換器、12……内筒、14……外
筒、28……火炎案内筒、40……バツフルプレ
ート、42……火炎熱導入口、44……第3大径
フイン、S……空間部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃焼器の火炎熱を導入する内筒と、この内筒の
    外周部に空間部を形成して設けられる外筒とを有
    し、この空間部を通過する流体と前記内筒内の火
    炎熱との間で熱交換されるようになつた熱交換器
    において、前記内筒の火炎導入側端部の外周を適
    宜間隔を設けて火炎案内筒で覆い、この火炎案内
    筒内に突出する前記内筒の先端に笠状のバツフル
    プレートを装着するとともに、前記火炎案内筒内
    の内筒に火炎熱導入口を形成する一方、前記外筒
    の火炎導入側端部には前記火炎案内筒部分にほぼ
    位置して筒軸の直角方向に流体排出口を形成する
    とともに、火炎案内筒と外筒間にフインを設けた
    ことを特徴とする熱交換器。
JP536285U 1985-01-21 1985-01-21 Expired JPH024373Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP536285U JPH024373Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP536285U JPH024373Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

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Publication Number Publication Date
JPS61124844U JPS61124844U (ja) 1986-08-06
JPH024373Y2 true JPH024373Y2 (ja) 1990-02-01

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ID=30481798

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JP536285U Expired JPH024373Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

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JP2012154580A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Taiho Kogyo Co Ltd 熱交換器

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JPS61124844U (ja) 1986-08-06

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