JP2005344946A - 蓄熱システム - Google Patents
蓄熱システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005344946A JP2005344946A JP2004161957A JP2004161957A JP2005344946A JP 2005344946 A JP2005344946 A JP 2005344946A JP 2004161957 A JP2004161957 A JP 2004161957A JP 2004161957 A JP2004161957 A JP 2004161957A JP 2005344946 A JP2005344946 A JP 2005344946A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- heat storage
- storage tank
- cooling water
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G5/00—Profiting from waste heat of combustion engines, not otherwise provided for
- F02G5/02—Profiting from waste heat of exhaust gases
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D15/00—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
- F28D15/02—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
- F28D15/0266—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes with separate evaporating and condensing chambers connected by at least one conduit; Loop-type heat pipes; with multiple or common evaporating or condensing chambers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D20/00—Heat storage plants or apparatus in general; Regenerative heat-exchange apparatus not covered by groups F28D17/00 or F28D19/00
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/12—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P11/00—Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
- F01P11/14—Indicating devices; Other safety devices
- F01P2011/205—Indicating devices; Other safety devices using heat-accumulators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2215/00—Fins
- F28F2215/10—Secondary fins, e.g. projections or recesses on main fins
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Geometry (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】本発明は、ヒートパイプと蓄熱タンクを備えた蓄熱システムにおいて、ヒートパイプの放熱部と蓄熱タンクとの好適な配置を実現し、蓄熱タンクの蓄熱性能を向上させることを課題とする。
【解決手段】本発明は、蓄熱タンク(8)の下部(81)を上部(80)に比べて径小に形成するとともに、ヒートパイプ(13)の放熱部(14)を蓄熱タンク(8)の下部(81)に配置することにより、蓄熱タンク(8)からの放熱量を低減させることを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明は、蓄熱タンク(8)の下部(81)を上部(80)に比べて径小に形成するとともに、ヒートパイプ(13)の放熱部(14)を蓄熱タンク(8)の下部(81)に配置することにより、蓄熱タンク(8)からの放熱量を低減させることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、内燃機関の排熱を回収して蓄熱するシステムに関する。
近年、車両などに搭載される内燃機関では、ヒートパイプと蓄熱タンクを利用して内燃機関の排熱を回収及び蓄熱し、蓄熱された熱エネルギを内燃機関等の暖機に利用する技術が提案されている(たとえば、特許文献1を参照)。
実開昭63−9023号公報
実開平2−76511号公報
ところで、上記したような従来の技術では、ヒートパイプの放熱部と蓄熱タンクとの好適な配置については言及されていない。特に、内燃機関の運転停止中に放熱部の温度が入熱部より高くなると蓄熱タンク内の熱がヒートパイプを介して放熱される可能性があるが、その対策については何ら記載されていない。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヒートパイプと蓄熱タンクを備えた蓄熱システムにおいて、ヒートパイプの放熱部と蓄熱タンクとの好適な配置を実現し、蓄熱タンクの蓄熱性能を向上させる点にある。
本発明は上記した課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の特徴は、熱を蓄える蓄熱タンクと、内燃機関の排熱を入熱部で受けて前記蓄熱タンク内の放熱部へ伝導するヒートパイプとを備えた蓄熱システムにおいて、前記放熱部が前記蓄熱タンク内の下部に配置される点にある。
内燃機関の運転停止中は該内燃機関から熱が排出されないため、入熱部の温度が低下する。これに対し放熱部は蓄熱タンク内に蓄えられた熱により温度低下が抑制される。その結果、入熱部の温度が放熱部の温度より低くなる場合がある。
入熱部の温度が放熱部の温度より低くなった場合は、入熱部と放熱部の作用が逆転するため、蓄熱タンク内の熱がヒートパイプを介して放熱される。特に自励振動式のヒートパイプが用いられた場合は、入熱部と放熱部の位置関係に関わらず熱伝導を行うことができるため、入熱部の温度が放熱部の温度より低くなると蓄熱タンク内の熱が放熱され易い。その際の放熱量は、入熱部と放熱部の温度差が大きくなるほど多くなる。
一方、蓄熱タンク内の熱は対流によって該蓄熱タンク内の上部に集まるため、下部に蓄えられる熱量が上部に蓄えられる熱量に比べて少なくなる。すなわち、蓄熱タンク内において上部の温度は下部の温度より高くなる。蓄熱タンク内の上部が下部より高温になった状況下では、熱の対流が発生し難くなるため、上部の熱が下部へ移動し難くい。
従って、ヒートパイプの放熱部が蓄熱タンク内の下部に配置されると、入熱部の温度が放熱部の温度より低くなった場合に両者の温度差を最小限に抑えることができるとともに、蓄熱タンク内の上部に蓄えられた多量の熱が放熱部へ伝わり難くなる。
この結果、内燃機関の運転停止中等に蓄熱タンク内からヒートパイプを介して放出され
る熱量を少なくすることができる。
る熱量を少なくすることができる。
本発明において、蓄熱タンクの下部は上部に比して容積が小さくされるようにしてもよい。
蓄熱タンク下部の容積が蓄熱タンク上部より小さくされると、蓄熱タンク全体の蓄熱量に対する蓄熱タンク下部の蓄熱量が少なくなるため、入熱部の温度が放熱部の温度より低くなった場合の放熱量を少なくし易く、更に蓄熱タンク上部において多量の熱を蓄えておくことが可能となる。
尚、蓄熱タンク下部の容積を上部に比して小さくする方法としては、例えば、蓄熱タンク下部の径を上部に比して小さくする方法を例示することができる。
また、内燃機関から蓄熱タンク内を経由して内燃機関へ帰還する熱媒体通路を更に備え、蓄熱タンク内に蓄えられた熱が熱媒体を介して内燃機関に伝達されるようにしてもよい。
その際、蓄熱タンク内に位置する熱媒体通路は、蓄熱タンク外に位置する熱媒体通路に比して、単位長さ当たりの表面積が大きくされるようにしてもよい。
蓄熱タンク内において熱媒体通路の表面積が拡大されると、蓄熱タンク内の熱が熱媒体通路内の熱媒体へ伝達され易くなる。逆に、蓄熱タンク外において熱媒体通路の表面積が小さくされると、熱媒体通路内の熱媒体からの放熱量を少なくすることができる。
尚、蓄熱タンク内に位置する熱媒体通路の単位長さ当たりの表面積を大きくする方法としては、熱媒体通路の表面に枝状の部材を突設する方法、熱媒体通路の表面に凹凸を設ける方法などを例示することができる。
本発明に係る蓄熱システムは、ヒートパイプの放熱部を蓄熱タンク内の下部に配置することにより、蓄熱タンクの蓄熱性能を向上させることができる。
以下、本発明に係る蓄熱システムの具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る蓄熱システムを適用する内燃機関の概略構成を示す図である。図1において内燃機関1は、シリンダヘッド2とシリンダブロック3を備えている。
シリンダヘッド2には冷却水通路4が形成されている。シリンダブロック3にはウォータジャケット5が形成されている。冷却水通路4とウォータジャケット5は内燃機関1の内部において相互に連通している。
シリンダヘッド2にはエキゾーストマニフォルド6が接続され、エキゾーストマニフォルド6は排気浄化触媒7に接続されている。
内燃機関1には、前記冷却水通路4と前記ウォータジャケット5とを連通する冷却水管10が接続されている。この冷却水管10は本発明に係る熱媒体通路に相当する。
冷却水管10とウォータジャケット5との連結部にはサーモスタット11が介設されて
いる。冷却水管10の途中には、蓄熱タンク8と電動ウォータポンプ12が設けられている。尚、本実施例では蓄熱タンク8が電動ウォータポンプ12より冷却水通路4側に配置されている。
いる。冷却水管10の途中には、蓄熱タンク8と電動ウォータポンプ12が設けられている。尚、本実施例では蓄熱タンク8が電動ウォータポンプ12より冷却水通路4側に配置されている。
冷却水通路4と前記蓄熱タンク8の間に位置する冷却水管10には三方切換弁16が配置されている。尚、以下では三方切換弁16より冷却水通路4側に位置する冷却水管10を第1冷却水管10aと称し、三方切換弁16よりサーモスタット11側に位置する冷却水管10を第2冷却水管10bと称する。
三方切換弁16には、前記した第1冷却水管10a及び第2冷却水管10bに加え、第1のヒータ用冷却水管17が接続されている。第1のヒータ用冷却水管17は車室内用ヒータのヒータコア18と接続されている。ヒータコア18には第2のヒータ用冷却水管19が接続されている。第2のヒータ用冷却水管19は、サーモスタット11と電動ウォータポンプ12の間に位置する冷却水管10と接続されている。
次に、蓄熱タンク8の構成について図2に基づいて説明する。蓄熱タンク8は、タンク本体80と口筒部81を備え、これらタンク本体80及び口筒部81の内部に蓄熱材9が充填されている。
口筒部81の内径はタンク本体80より径小に形成されることにより、該口筒部81の容積がタンク本体80の容積より十分に小さくされている。
タンク本体80及び口筒部81には、前述した第2冷却水管10bが挿管され、蓄熱材9と第2冷却水管10b内の冷却水との間で熱交換が行われるようになっている。
タンク本体80内に位置する第2冷却水管10bの表面には、枝状部材100が突設されている。この枝状部材100によってタンク本体80内に位置する第2冷却水管10bの単位長さ当たりの表面積は、タンク本体80外に位置する第2冷却水管10bより大きくなっている。
尚、前記枝状部材は100は、熱伝導率が高い部材であればよく、例えば、炭素繊維などを例示することができる。
また、口筒部81には、ヒートパイプ13の放熱部14が配置されている。ヒートパイプ13の入熱部15は図1に示すようにエキゾーストマニフォルド6内に配置されている。
このように構成された蓄熱タンク8は、口筒部81がタンク本体80より下方に位置するよう配置されるものとする。
以下、本実施例の作用・効果について述べる。先ず、内燃機関1が暖機完了後の運転状態にあるとき或いは高負荷運転状態にあるときには、第2冷却水管10bを閉塞し且つ第1冷却水管10aと第1のヒータ用冷却水管17を導通させるように三方切換弁16が動作し、電動ウォータポンプ12が作動を停止する。
この場合、内燃機関1の熱を受けて高温となった冷却水がウォータジャケット5からサーモスタット11を介して第2冷却水管10bへ流入する。第2冷却水管10bへ流入した冷却水は、第2のヒータ用冷却水管19を介してヒータコア18へ導かれる。ヒータコア18へ導かれた冷却水は、車室内暖房用の空気との間で熱交換される。
ヒータコア18において車室内暖房用空気と熱交換された後の冷却水は、第1のヒータ用冷却水管17及び三方切換弁16を介して第1冷却水管10aへ導かれる。第1冷却水管10aへ流入した冷却水は、内燃機関1の冷却水通路4へ流入する。
一方、エキゾーストマニフォルド6内は、内燃機関1からの排出される排気の熱によって高温となる。エキゾーストマニフォルド6内が高温になると、エキゾーストマニフォルド6内の熱が入熱部15に伝達される。
入熱部15に伝達された熱は、ヒートパイプ13内の作動液を蒸発させる。蒸発した作動液は、ヒートパイプ13内を速やかに移動して放熱部14に到達する。
放熱部14へ移動した作動液は、該作動液の熱を放出して凝集する。放熱部14において凝集した作動液は再び入熱部15へ移動する。
放熱部14において作動液から放出された熱は、口筒部81内に位置する蓄熱材9へ伝達される。口筒部81内の蓄熱材9へ伝達された熱は、対流によってタンク本体80内へ移動する。
上記したような作動液の作動及び蓄熱材9の対流が繰り返されると、排気の熱が蓄熱タンク8の上部から下部へ順次蓄えられるようになる。
次に、内燃機関1の始動直前には、第1のヒータ用冷却水管17を閉塞し且つ第1冷却水管10aと第2冷却水管10bを導通させるように三方切換弁16が動作し、電動ウォータポンプ12が作動する。
この場合、電動ウォータポンプ12の作動によって、電動ウォータポンプ12から第2冷却水管10b、蓄熱タンク8、第2冷却水管10b、三方切換弁16、第1冷却水管10a、冷却水通路4、ウォータジャケット5、サーモスタット11、第2冷却水管10bを順次経由して電動ウォータポンプ12へ帰還する冷却水の流れが発生する。
上記したような冷却水の流れが発生すると、蓄熱タンク8において蓄熱材9から受熱した冷却水が冷却水通路4へ流入することになるため、シリンダヘッド2が予熱される。シリンダヘッド2が予熱されると、吸気ポートや燃焼室の雰囲気温度が上昇する。その結果、内燃機関1の始動時及び始動直後において燃料霧化の促進、壁面付着燃料量の減少、燃料着火性の向上などが図られる。
尚、蓄熱タンク8内の第2冷却水管10bは、枝状部材100によって表面積が大きくなっているため、蓄熱タンク8内の熱を受け易い。また、蓄熱タンク8内において冷却水管10bから離間した箇所に蓄えられた熱も枝状部材100を介することによって第2冷却水管10bへ伝達され易くなっている。
図3は、蓄熱タンク8へ一定温度(常温)の冷却水を流入させたときに蓄熱タンク8から流出する冷却水の温度(流出冷却水温度)を示している。図3中の実線は枝状部材を備えた蓄熱タンクの流出冷却水温度を示し、図3中の点線は枝状部材を備えていない蓄熱タンクの流出冷却水温度を示している。
図3からも明らかなように、枝状部材を備えた蓄熱タンクの流出冷却水温度は、枝状部材を備えていない蓄熱タンクの流出冷却水温度より高くなる。従って、蓄熱タンク8内に蓄えられた熱が短時間でシリンダヘッド2へ伝達されるようになり、予熱処理に要する時間を短縮することができる。
次に、内燃機関1の運転が停止されると、エキゾーストマニフォルド6内の温度が徐々に低下していき、最終的には外気温と同程度まで低下する。一方、蓄熱タンク8内の蓄熱材9は該蓄熱タンク8の保温効果により高温に保たれる。
このため、内燃機関1の運転停止中には、ヒートパイプ13の入熱部15が放熱部14より低温となり、入熱部15と放熱部14の作用が逆転する場合がある。入熱部15と放熱部14の作用が逆転すると、蓄熱タンク8内の熱がヒートパイプ13を介して不要に放熱され、蓄熱タンク8の蓄熱量が減少する。その際の放熱量は、入熱部15と放熱部14の温度差が大きくなるほど多くなる。
ところで、本実施例では口筒部81がタンク本体80より下方に位置するため、口筒部81内の熱が対流によってタンク本体80内へ移動する。その結果、口筒部81の蓄熱量はタンク本体80の蓄熱量より少なくなる。更に、口筒部81の容積がタンク本体80の容積に比して小さいため、口筒部81内に蓄えられる熱量は一層少なくなる。
従って、ヒートパイプ13の放熱部14が蓄熱タンク8下部の口筒部81内に配置されると、入熱部15の温度が放熱部14より低くなった場合の両者の温度差が最小限に抑えられる。更に、口筒部81がタンク本体80より下方に配置された状態でタンク本体80内の温度が口筒部81内の温度より高くなると熱の対流が発生し難いため、タンク本体80に蓄えられた多量の熱が口筒部81(放熱部14)へ伝わり難くなる。
この結果、内燃機関の運転停止中等に入熱部15の温度が放熱部14より低くなっても、蓄熱タンク8からヒートパイプ13を介して放熱される熱量を最小限に抑えることが可能となり、蓄熱タンク8の蓄熱性能が向上する。
尚、本実施例では専用の蓄熱材を備えた蓄熱システムを例に挙げて説明したが、図4に示すように冷却水90が蓄熱材を兼用する蓄熱システムにも本発明を適用することは可能である。
1・・・・・内燃機関
8・・・・・蓄熱タンク
9・・・・・蓄熱材
10・・・・冷却水管
13・・・・ヒートパイプ
14・・・・放熱部
15・・・・入熱部
80・・・・タンク本体
81・・・・口筒部
100・・・枝状部材
8・・・・・蓄熱タンク
9・・・・・蓄熱材
10・・・・冷却水管
13・・・・ヒートパイプ
14・・・・放熱部
15・・・・入熱部
80・・・・タンク本体
81・・・・口筒部
100・・・枝状部材
Claims (4)
- 熱を蓄える蓄熱タンクと、内燃機関の排熱を入熱部で受けて前記蓄熱タンク内の放熱部へ伝導するヒートパイプとを備えた蓄熱システムにおいて、
前記放熱部が前記蓄熱タンク内の下部に配置されることを特徴とする蓄熱システム。 - 請求項1において、前記蓄熱タンクの下部は上部に比して容積が小さくされることを特徴とする蓄熱システム。
- 請求項1又は2において、前記内燃機関から前記蓄熱タンク内を経由して前記内燃機関へ帰還する熱媒体通路を更に備えることを特徴とする蓄熱システム。
- 請求項3において、前記蓄熱タンク内に位置する熱媒体通路は、前記蓄熱タンク外に位置する熱媒体通路に比して、単位長さ当たりの表面積が大きくされることを特徴とする蓄熱システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004161957A JP2005344946A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 蓄熱システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004161957A JP2005344946A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 蓄熱システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005344946A true JP2005344946A (ja) | 2005-12-15 |
Family
ID=35497499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004161957A Withdrawn JP2005344946A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 蓄熱システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005344946A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007239661A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Toyota Motor Corp | 排熱回収装置 |
CN102012182A (zh) * | 2010-10-19 | 2011-04-13 | 中山大学 | 一种具备汽泡注入功能的自适应储液器 |
CN107014237A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-08-04 | 宁波瑞信能源科技有限公司 | 一种利用微通道强化直接接触换热的移动储热装置 |
EP3561431A1 (en) * | 2014-12-22 | 2019-10-30 | Hamilton Sundstrand Corporation | Pins for heat exchangers |
-
2004
- 2004-05-31 JP JP2004161957A patent/JP2005344946A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007239661A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Toyota Motor Corp | 排熱回収装置 |
JP4706513B2 (ja) * | 2006-03-09 | 2011-06-22 | トヨタ自動車株式会社 | 排熱回収装置 |
CN102012182A (zh) * | 2010-10-19 | 2011-04-13 | 中山大学 | 一种具备汽泡注入功能的自适应储液器 |
EP3561431A1 (en) * | 2014-12-22 | 2019-10-30 | Hamilton Sundstrand Corporation | Pins for heat exchangers |
US11139221B2 (en) | 2014-12-22 | 2021-10-05 | Hamilton Sundstrand Corporation | Pins for heat exchangers |
US11933554B2 (en) | 2014-12-22 | 2024-03-19 | Hamilton Sundstrand Corporation | Pins for heat exchangers |
CN107014237A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-08-04 | 宁波瑞信能源科技有限公司 | 一种利用微通道强化直接接触换热的移动储热装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2318676B1 (en) | Exhaust heat recovery system | |
EP1884634B1 (en) | Support structure of exhaust system heat exchanger | |
US7370612B2 (en) | Internal combustion engine cooling system | |
US20090236435A1 (en) | Warming-up system for vehicle | |
JP4513669B2 (ja) | 蓄熱装置を備えた内燃機関 | |
JP2002242767A (ja) | 内燃機関のegrガス冷却装置 | |
WO2021238705A1 (zh) | 冷却液预热和余热回收装置及车辆 | |
JP2007247556A (ja) | 排気熱回収装置 | |
JP2016044666A (ja) | 内燃機関の排気熱回収装置 | |
JP2011149385A (ja) | 冷却水循環装置 | |
JP2003237353A (ja) | ヒータ及びヒータ用ケーシング | |
JP4407666B2 (ja) | 排気系熱交換器 | |
JP2005344946A (ja) | 蓄熱システム | |
JP2011094564A (ja) | エンジン暖機用蓄熱装置およびこれを備えたエンジン暖機システム | |
JP5494357B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP4379297B2 (ja) | 内燃機関のシリンダヘッド | |
JP2006083784A (ja) | エンジン排熱利用装置 | |
JP5381323B2 (ja) | 排熱回収装置 | |
JP2001323844A (ja) | 燃焼式ヒータを有する内燃機関 | |
JP2007198148A (ja) | V型内燃機関の熱交換器配置構造 | |
JPH0720332Y2 (ja) | 内燃機関のシリンダブロツク構造 | |
JP2004353499A (ja) | 冷却水の温度制御装置 | |
JP2005329747A (ja) | 蓄熱システム | |
JP2005330832A (ja) | 蓄熱システム | |
JPH0519532Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070807 |