JPH0519532Y2 - - Google Patents

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JPH0519532Y2
JPH0519532Y2 JP19170186U JP19170186U JPH0519532Y2 JP H0519532 Y2 JPH0519532 Y2 JP H0519532Y2 JP 19170186 U JP19170186 U JP 19170186U JP 19170186 U JP19170186 U JP 19170186U JP H0519532 Y2 JPH0519532 Y2 JP H0519532Y2
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catalyst
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warm
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、排気系に排気ガス浄化用の触媒を備
えた内燃機関のシリンダブロツク構造に関する。
〔従来の技術〕
内燃機関の暖機性は高い程好ましい。暖機性が
悪いと、冷間時、機関各部のフリクシヨンロスが
大きくなるため燃費の悪化を招き、また、暖機の
ために燃料増量等を行うと、排気ガスのエミツシ
ヨン悪化や燃費の悪化が問題となる。
これとは別に、排気系に触媒を設けた排気ガス
浄化システムにおいては、一般に以下のような問
題がある。従来の触媒配置構造は、大きく分類し
て第6図および第7図に示す2つのタイプがあ
る。第6図は、いわゆるアンダーフロア触媒シス
テムを示しており、図における1はエンジン、2
はインテークマニホルド、3はエキゾーストマニ
ホルド、4は排気管で、排気管4の途中に触媒担
体を内蔵した触媒コンバータ5が設けられる。第
7図は、いわゆるマニホルドコンバータ触媒シス
テムを示しており、図における6がエンジン、7
はインテークマニホルド、8はエキゾーストマニ
ホルド、9は排気管で、エキゾーストマニホルド
8直下に触媒コンバータ10が設けられる。触媒
は、一般にある温度以上に暖機されて初めて良好
なガス浄化作用を発揮できるが、アンダーフロア
触媒システムでは、触媒コンバータ5がエンジン
から離れた位置に配設されるため、触媒の暖機性
が悪く、冷間時のエミツシヨン悪化を招きやす
い。マニホルドコンバータ触媒システムでは、ア
ンダーフロア触媒システムよりは触媒の暖機性は
向上されるが、触媒コンバータ10を含めたエン
ジン本体の幅(第7図の寸法l)が大きくなり、
スペースをとるという問題がある。
また、触媒は、一般にある温度を越えると、劣
化の度合が急激に増加し、そのために浄化率の低
下、エミツシヨン悪化を招く。したがつて、触媒
の過熱は極力防止されなければならない。
従来、前述のエンジンの暖機性の問題と、触媒
に関する問題とを関連づけて、その両方を同時に
解決しようとする提案はなかつた。実開昭56−
99004号公報、実開昭57−134310号公報には、触
媒コンバータ周りに冷却媒体を通して触媒の過熱
を防止する構造が示されているが、これら従来構
造では、触媒の過熱は防止できてもエンジン本体
の暖機性を向上することはできなかつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記のエンジン本体側の問題点と触
媒側の問題点を互に関連づけ、エンジン本体をで
きるだけ小型化しつつエンジンの暖機性と触媒の
暖機性を向上し、かつ暖機後には触媒の過熱を防
止することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案の内燃機関
のシリンダブロツク構造においては、シリンダブ
ロツク内に排気ガス通路が通され、該排気ガス通
路のシリンダブロツク内部分に触媒が配設され、
その近傍にウオータジヤケツトが設けられる。
〔作用〕
このようなシリンダブロツク構造においては、
触媒がシリンダブロツク内に配設されるので、触
媒まで含めたエンジン本体の寸法が、第7図に示
したシステムに比べはるかに小とされ、エンジン
本体の小型化がはかられるとともに、触媒はエン
ジン本体に最も近い位置にて直接熱を受けるの
で、触媒の暖機性が向上される。また、触媒は、
その排気ガス浄化作用により自身が高温になるの
で、ウオータジヤケツト内に冷却水と触媒との間
で熱の授受が行われ、冷却水がす早く暖められて
エンジン本体の暖機性が向上される。そして暖機
後には、エンジンからの高温の排気ガスにより触
媒は過熱されるおそれがあるが、このときには逆
にウオータジヤケツト内の冷却水によつて冷却さ
れるので、触媒の過熱は適切に防止される。
〔実施例〕
以下に、本考案の望ましい実施例を図面を参照
して説明する。
第1実施例 第1図および第2図は、本考案の第1実施例に
係る内燃機関のシリンダブロツク構造を示してい
る。図において、10はシリンダブロツク、11
はシリンダ、12はピストン、13はインテーク
マニホルド、14はエキゾーストマニホルド、1
5は燃焼室、16はインテークバルブ、17はエ
キゾーストバルブをそれぞれ示している。
シリンダブロツク10は、第2図にも示すよう
に、その一部がエンジン側方に張り出した構造に
構成されており、この張り出し部18に、エキゾ
ーストマニホルド14から続く排気通路19が通
されており、該排気通路19は排気管20へと接
続されている。この排気通路19のシリンダブロ
ツク10内部分に、触媒21が配設されている。
エキゾーストマニホルド14を直接触媒21部分
に接続しようとすると、エキゾーストマニホルド
の曲率が大きくなり背圧が大きくなつて排気効率
が悪くなるため、エキゾーストマニホルド14の
形状は略現状のものとし、シリンダブロツク10
にエキゾーストマニホルド14と触媒21とをス
ムーズに結ぶための通路19aが設けられてい
る。
この排気通路19の触媒21を設けた部分の近
傍で、シリンダ11との間の部分に、ウオータジ
ヤケツト22が設けられている。
排気通路19下流の排気管20には、排気温セ
ンサ23が設けられており、排気温センサ23は
ECU24に接続されている。ECU24は、サー
モスタツト25に接続され、排気温センサ23か
らの信号に基づきサーモスタツト25の作動を制
御することにより、ウオータジヤケツト22内を
流れる冷却水の流量を制御できるようになつてい
る。
このように構成された実施例装置の作用につい
て説明する。
まず、排気通路19がシリンダブロツク10内
を通され、触媒21がシリンダブロツク10内に
配設されているので、触媒21はエンジン本体に
最も近い位置に位置することになり、触媒21ま
で含めたエンジン本体の寸法l1が、第7図に示し
た寸法lよりも大幅に小とされ、エンジン本体が
小型化される。そして、触媒21は、燃焼室15
から近い位置でエンジン本体により直接暖められ
るので、短時間のうちに効率よく暖機される。
また、ウオータジヤケツト22内を流れる冷却
水は、ピストン12側から放熱される熱と、触媒
作用により高温になつた触媒21側から放熱され
る熱との両方により暖められることになるので、
たとえば第3図に示すように、従来よりもす早く
温度上昇し、エンジン本体の暖機性が向上され
る。
また、エンジン暖機後には、燃焼室15からの
高温の排気ガスにより、触媒21の温度はさらに
高められようとするが、近傍のウオータジヤケツ
ト22内を流れる冷却水によつて熱が奪われるた
め、触媒21は適切に冷却され過熱が防止され
る。第4図に、エンジン回転数と触媒出ガス温度
との関係を示すが、従来装置に比べ本考案装置で
は、冷却水により触媒21の高温化とともに排気
ガスの高温化が抑えられる。さらに、本実施例の
如く排気温センサ23、ECU24、サーモスタ
ツト25を介して冷却水量を制御することによ
り、排気温の望まし温度への制御も可能になり、
触媒21を望ましい温度に制御することが可能に
なる。
第2実施例 つぎに、第5図に本考案の第2実施例を示す。
図において、31はシリンダブロツク、32は
シリンダ、33はピストン、34はエキゾースト
バルブ、35はエキゾーストマニホルドをそれぞ
れ示している。シリンダブロツク31内に、保持
部材36,37によつて保持された触媒38が配
設され、シリンダブロツク31内に触媒38を通
過した排気ガスを下流側へと送るメイン排気通路
39が設けられている。触媒38の周囲は、空間
からなる触媒室40が形成されており、触媒38
の出口側の保持部材37には、開口部41が設け
られて触媒室40に連通可能となつている。触媒
室40には、サブ排気通路42が接続されてお
り、サブ排気通路42はシリンダブロツク31外
にてメイン排気通路39に合流されている。
触媒38の出口とメイン排気通路39との間に
は、触媒38を通過した排気ガスのメイン排気通
路39内への流入を制御可能な開閉弁43が設け
られている。開閉弁43は、ECU44からの信
号に基いて作動され、ECU44には、排気温セ
ンサ45からの信号が入力される。
触媒室40とシリンダ32の間には、ウオータ
ジヤケツト46が設けられている。このウオータ
ジヤケツト46内を流れる冷却水の流量は、第1
実施例と同様、排気温センサ45、ECU44、
サーモスタツト47を介して制御可能となつてい
る。
このような実施例装置においては、エンジンお
よび触媒38が暖機途中のとき(暖機前)には、
排気温センサ45の信号に基づくECU44によ
る制御により、開閉弁43が閉じられる。開閉弁
43閉により、触媒38を通過した排気ガスはメ
イン排気通路39には流れず、開口部41から触
媒室40へと流入し、触媒38周りを循環してサ
ブ排気通路42より排出される。この再循環され
る排気ガスにより触媒38が周囲からも暖めら
れ、触媒周りに空間がない場合に比べ触媒38の
温度上昇が早まり、触媒38の暖機性が一層向上
される。また、触媒38の暖機性が向上されると
触媒室40も早く暖められ、シリンダブロツク3
1もす早く暖められてエンジン本体の暖機性も向
上される。
また、触媒38暖機後には、排気温センサ4
5、ECU44を介して開閉弁43が開かれ、触
媒38通過後の排気ガスは直接メイン排気通路3
9に導かれ排出される。したがつて、触媒室40
には排気ガスは再循環されず、高温排気ガスによ
る触媒38の過熱はない。また、第1実施例と同
様、ウオータジヤケツト46内を流れる冷却水に
より触媒室40を介して触媒38が冷却されるの
で、触媒38の過熱が確実に防止される。その他
の構成、作用は第1実施例に準じる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の内燃機関のシリ
ンダブロツク構造によるときは、つぎのような効
果が得られる。
排気通路をシリンダブロツクに通し触媒をシリ
ンダブロツク内に配設したので、触媒をエンジン
本体に最も近い位置に設けてエンジンからの熱に
より触媒の暖機性を向上することができるととも
に、触媒を含めたエンジン本体の小型化をはかる
ことができる。
また、ウオータジヤケツトを触媒近傍に設けた
ので、ウオータジヤケツト内冷却水がシリンダ側
からと触媒側からの両方から受熱でき、エンジン
本体の暖機性を向上することができる。また、暖
機後には逆に冷却水により触媒を冷却することが
できるので、触媒の過熱を防止することができ、
触媒の劣化を抑えることができる。
さらに、シリンダブロツクに排気通路を通すた
め必然的にシリンダブロツクが高剛性構造とな
り、それによつてエンジンの低振動、低騒音化を
はかることができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る内燃機関の
シリンダブロツク構造の概略構成図、第2図は第
1図の装置の部分平面図、第3図はエンジン始動
後からの経過時間と冷却水温との関係図、第4図
はエンジンの回転数と触媒出ガス温度との関係
図、第5図は本考案の第2実施例に係る内燃機関
のシリンダブロツク構造の概略構成図、第6図は
アンダーフロアタイプの触媒配置構造の概略構成
図、第7図はマニホルドコンバータタイプの触媒
配置構造の概略構成図、である。 10,31……シリンダブロツク、11,32
……シリンダ、12,33……ピストン、13…
…インテークマニホルド、14,35……エキゾ
ーストマニホルド、15……燃焼室、18……張
り出し部、19……排気通路、20……排気管、
21,38……触媒、22,46……ウオータジ
ヤケツト、23,45……排気温センサ、24,
44……ECU、25,47……サーモスタツト、
36,37……保持部材、39……メイン排気通
路、40……触媒室、41……開口部、42……
サブ排気通路、43……開閉弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関のシリンダブロツク内に排気ガス通路
    を通し、該排気ガス通路のシリンダブロツク内部
    分に触媒を配設し、その近傍にウオータジヤケツ
    トを設けたことを特徴とする内燃機関のシリンダ
    ブロツク構造。
JP19170186U 1986-12-15 1986-12-15 Expired - Lifetime JPH0519532Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19170186U JPH0519532Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19170186U JPH0519532Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

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Publication Number Publication Date
JPS6396212U JPS6396212U (ja) 1988-06-21
JPH0519532Y2 true JPH0519532Y2 (ja) 1993-05-24

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