JPH0243606Y2 - - Google Patents

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JPH0243606Y2
JPH0243606Y2 JP8890987U JP8890987U JPH0243606Y2 JP H0243606 Y2 JPH0243606 Y2 JP H0243606Y2 JP 8890987 U JP8890987 U JP 8890987U JP 8890987 U JP8890987 U JP 8890987U JP H0243606 Y2 JPH0243606 Y2 JP H0243606Y2
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gear
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shifter
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はタレツト刃物台を有し、NC駆動され
る旋盤等工作機械のタレツト刃物台の駆動装置に
関する。
従来の技術 従来のタレツト刃物台の駆動機構は、専用の旋
回用駆動源(油圧モータ、電気サーボモータ等)
が設けられており、更に高速旋回、旋回の確実性
の向上等の目的から、ゼネバカム、ウオーム歯
車、インターナルギヤ等またはその組合せの採用
を余儀なくされていた。
考案が解決しようとする問題点 前述の従来の駆動機構は、構造的な複雑さを招
来し、それに伴う信頼性の低下、故障率の増大、
更には製造コストの割高を来たし、また従来の刃
物の使用は、通常切削1工程に1刃物が使用され
るため、各切削工程毎にタレツト刃物台の旋回を
必要とし各切削工程毎のタレツト刃物台の旋回時
間は、直接に各切削工程のロスタイムとなり、切
削加工全所要時間を短縮するためには非切削時間
を短縮する必要があるが、前記ロスタイムは非切
削時間短縮のためのネツクとなつていた。
本考案は前述のタレツト刃物台のNC装置を功
に利用することにより専用の駆動装置の省略し構
造的な複雑さも招来せず、コストの低減をはか
り、また前述のロスタイムの短縮をはかつたもの
である。
問題点を解決するための手段 本考案は、固定ラツクがX方向に固定され、
NC装置によりX方向に進退可能なX軸スライダ
上にギヤシフタが装着され、該ギヤシフタは前記
X軸スライダ上を前記X方向と垂直なY方向に進
退可能とされ、前記ギヤシフタには前記Y方向に
ギヤ回転軸が回転可能に貫装され、また前記X軸
スライダには回動可能かつY方向に進退可能にタ
レツト刃物台が軸支され、該タレツト刃物台には
リングギヤが取付けられ、前記ギヤ回転軸の一端
には前記固定ラツクと噛合可能なラツク噛合ギヤ
が、また他端には前記リングギヤと噛合されてい
るリング噛合ギヤがそれぞれ取付けられており、
前記NC装置には前記ギヤシフタをY方向へ移動
せしめるギヤシフタ移動信号発生手段、前記タレ
ツト刃物台をY方向へ移動せしめるタレツト刃物
台クランプ・アンクランプ信号発生手段、および
X軸スライダ移動信号発生手段よりなる構成によ
り前述の問題点を解決し得たものである。
作 用 本考案によるタレツト刃物台の刃物切替工程は
以下の如くにして、行われる。
通常は固定ラツクとラツク噛合ギヤ間の噛合は
ギヤシフタのY方向へのシフトにより解離されて
いる。
固定ラツクとラツク噛合ギヤとの噛合が行われ
ない限り、タレツト刃物台の回動は行われない。
先づ固定ラツクをラツク噛合ギヤとの噛合ポジシ
ヨンの位置決めが行われる。切削加工中刃物と被
削物との適切な関係位置を保持するため、X軸ス
ライダは移動され、固定ラツクとラツク噛合ギヤ
との適正な関係位置から離れているため、X軸ス
ライダをX方向に移動せしめ前記噛合ポジシヨン
にX軸スライダを位置決めせしめる。前記噛合ポ
ジシヨンは一定位置に限られず、固定ラツク上の
任意の位置でよい。
次いでギヤシフタをY方向にシフトせしめ、前
記固定ラツクとラツク噛合ギヤとを噛合せしめ
る。前記ギヤシフタのシフトの間もリングギヤと
リング噛合ギヤとの噛合は継続されている。
更に、タレツト刃物台をY方向に移動せしめ、
X軸スライダとの間のカツプリングをアンクラン
プし、回動可能とする。
ここで、X軸スライダをX方向に所定距離移動
せしめると、固定ラツク、ラツク噛合ギヤ、リン
グ噛合ギヤ、リングギヤを介してタレツト刃物台
が1面割出し、2面割出し、3面割出し等所定角
度回動せしめられ、次の切削工程に必要な刃物が
選択される。タレツト刃物台をY方向に復帰せし
めるX軸スライダとの間のカツプリングをクラン
プする。
最後にギヤシフタY方向に逆にシフトせしめ、
前記固定ラツクとラツク噛合ギヤとの噛合を解離
することにより刃物切替工程を終了する。
続いてX軸スライダを次の加工位置へ移動せし
め次の加工工程に入る。
前述の刃物切替工程の各段階はいずれもNC装
置の指令によつて迅速に行われ、またタレツト刃
物台の回動はX軸スライダの移動により行われ、
これまたNC装置の指令によつて正確に行われ
る。
前記ギヤシフタおよびタレツト刃物台のY方向
への進退は、例えば油圧切替によるピストンの進
退等により行われ、他に何等別設の駆動源を必要
としない。
実施例 以下図示実施例につき説明する。
第1図、第2図に示す実施例では2軸スライダ
1に設置されたものが示されている。Z方向に進
退可能なZ軸スライダ2の上にX軸スライダ3が
図示X方向に進退可能に設けられている。但しZ
軸スライダ2は本考案とは直接関係がなく、固定
体と考えて差支えない。
固定ラツク4が前記Z軸スライダ2にX方向に
固定され、前記X軸スライダ3上にギヤシフタ5
が装着されている。前記X軸スライダ3は、第5
図に示すNC装置6の指令によりX方向に進退可
能とされ、また前記ギヤシフタ5は前記X軸スラ
イダ3上を前記X方向と垂直な図示Y方向に進退
可能とされている。前記ギヤシフタ5には前記Y
方向にギヤ回転軸7が回転可能に貫装されてい
る。また前記X軸スライダ3にはタレツト刃物台
8がY方向に進退可能にかつ回動可能にタレツト
軸9を介して軸支され、前記タレツト刃物台8に
はリングギヤ10が取付けられている。
前記ギヤシフタ5のギヤ回転軸7の一端には前
記固定ラツク4と噛合可能なラツク噛合ギヤ11
が取付けられ、また前記ギヤ回転軸7の他端には
前記リングギヤ10と噛合されているリング噛合
12がそれぞれ取付けられている。
該リング噛合ギヤ12とギヤシフタ5の進退如
何に拘らず常に前記リングギヤ10と噛合される
ように前記リングギヤ10は幅広ギヤとされてい
る。
また、第5図に示す如く、NC装置6は、前記
ギヤシフタ5をY方向へ移動せしめるギヤシフタ
移動信号発生手段13、前記タレツト刃物台8を
Y方向へ移動せしめるタレツト刃物台クランプ・
アンクランプ信号発生手段14およびX軸スライ
ダ3をX方向へ移動せしめるX軸スライダ移動信
号発生手段15よりなる。
前記タレツト刃物台8を、第3図、第4図に示
す如き多刃のタレツト刃物台8a,8bとする場
合の、刃物切替工程は以下の如くにして行われ
る。(第6図参照) 前記切替工程開始前に通常は固定ラツク4とラ
ツク噛合ギヤ11との間の噛合は解離されている
が、念の為めNC装置6のギヤシフタ移動信号発
生手段13よりの信号によりギヤシフタ5を、第
1図に示す如く左進せしめ、固定ラツク4とラツ
ク噛合ギヤ11との噛合解離作動を行わしめる。
前記ギヤシフタ5の進退はソレノイド装置、ピス
トン装置等の進退手段により行われる。
前記固定ラツク4とラツク噛合ギヤ11との噛
合が行われない限り、X軸スライダ3のX方向の
進退があつてもタレツト刃物台8の回動は行われ
ず、2軸スライダ1は所要の加工のための移動が
行われている。そのため固定ラツク4とラツク噛
合ギヤ11とは単にギヤシフタ5の移動によつて
は正しい噛合が行われないため、先づ前記固定ラ
ツク4とラツク噛合ギヤ11との噛合ポジシヨン
の位置決めがX軸スライダ移動信号発生手段15
の移動信号によるX軸スライダ3のX方向への移
動により行われる。
次にギヤシフタ5をY方向へ、第1図中右方向
へシフトせしめ、前記固定ラツク4とラツク噛合
ギヤ11とを噛合せしめる。此の間リング噛合ギ
ヤ12とリングギヤ10との噛合は継続されてい
る。
前記ギヤシフタ5の移動と略同時にタレツト刃
物台クランプ・アンクランプ信号発生手段14の
信号によりタレツト刃物台8をY方向へ、第1図
中右方向へ移動せしめる。前記タレツト刃物台8
の右方向への移動によりX軸スライダ3とタレツ
ト刃物台8との間のカツプリング16がアンクラ
ンプされ、前記タレツト刃物台8は、タレツト軸
9周りに回動可能とされる。此の間もリング噛合
ギヤ12とリングギヤ10との噛合は継続されて
いる。前記タレツト刃物台8の進退は、第1図の
実施例においては、タレツト軸9に装着されたピ
ストン17とタレツト刃物台8内に形成されたシ
リンダ18の間の油圧の切換によつて行われる
が、ソレノイド等他の進退手段であつてもよい。
ここでX軸スライダ移動信号発生手段15より
の信号によりX軸スライダ3をX方向へ所定距離
移動せしめると、噛合されている前記固定ラツク
4、ラツク噛合ギヤ11、ギヤ回転軸7、リング
噛合ギヤ12、リングギヤ10を介してタレツト
刃物台8が所定角度回動せしめられ、第3図、第
4図に示す如く、タレツト刃物台8,8a,8b
に装着されている数多くの刃物から所定の刃物を
選択し、所要位置へ移動せしめる。前記タレツト
刃物台8の回動終了後、タレツト刃物台8をY方
向へ復帰移動せしめ前記カツプリング16をクラ
ンプし、略同時にギヤシフタ5を逆にシフトせし
め、第1図に示す如く、固定ラツク4とラツク噛
合ギヤ11との噛合を解離し、X軸スライダ3の
進退とタレツト刃物台8の回動とのリンクを断
ち、刃物切替工程を終了する。
引続いてX軸スライダを次の加工位置へ移動せ
しめ次の加工工程に迅速に移りうる。
考案の効果 本考案は前述の構成とすることにより、既設の
NC装置およびX軸スライダを利用し、格別の原
動機を別設することなくタレツト刃物台の旋回を
可能とし、旋回のスピードアツプ、旋回の確実性
の向上、構造の簡略化による設備の増大防止と信
頼性向上を招来し、製造コストの大幅削減が可能
となり、多刃タレツト刃物台としても刃物の交換
等の非切削時間の短縮化を可能とする各種の効果
を奏し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の一部断面を含む部分側面図、
第2図は同上部分立面図、第3図、第4図はタレ
ツト刃物台実施例部分立面図、第5図はクレーム
対応図、第6図は刃物切替工程フローシートであ
る。 3:X軸スライダ、4:固定ラツク、5:ギヤ
シフタ、6:NC装置、7:ギヤ回転軸、8,8
a,8b:タレツト刃物台、10:リングギヤ、
11:ラツク噛合ギヤ、12:リング噛合ギヤ、
13:ギヤシフタ移動信号発生手段、14:タレ
ツト刃物台クランプ・アンクランプ信号発生手
段、15:X軸スライダ移動信号発生手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定ラツクがX方向に固定され、NC装置によ
    りX方向に進退可能なX軸スライダ上にギヤシフ
    タが装着され、該ギヤシフタは前記X軸スライダ
    上を前記X方向と垂直なY方向に進退可能とさ
    れ、前記ギヤシフタには前記Y方向にギヤ回転軸
    が回転可能に貫装され、また前記X軸スライダに
    は回動可能かつY方向に進退可能にタレツト刃物
    台が軸支され、該タレツト刃物台にはリングギヤ
    が取付けられ、前記ギヤ回転軸の一端には前記固
    定ラツクと噛合可能なラツク噛合ギヤが、また他
    端には前記リングギヤと噛合されているリング噛
    合ギヤがそれぞれ取付けられており、前記NC装
    置は前記ギヤシフタをY方向へ移動せしめるギヤ
    シフタ移動信号発生手段、前記タレツト刃物台を
    Y方向へ移動せしめるタレツト刃物台クランプ・
    アンクランプ信号発生手段、およびX軸スライダ
    移動信号発生手段よりなることを特徴とするタレ
    ツト刃物台のNC駆動装置。
JP8890987U 1987-06-09 1987-06-09 Expired JPH0243606Y2 (ja)

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JP8890987U JPH0243606Y2 (ja) 1987-06-09 1987-06-09

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JPS63197005U JPS63197005U (ja) 1988-12-19
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DE102017115951A1 (de) * 2017-07-14 2019-01-17 J.G. WEISSER SöHNE GMBH & CO. KG Werkzeugwechselvorrichtung, Werkzeugmaschine mit einer solchen Werkzeugwechselvorrichtung und zugehöriges Verfahren

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