JPH0243497A - 堤防補強型の箱形トンネル並びにその構築方法 - Google Patents

堤防補強型の箱形トンネル並びにその構築方法

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JPH0243497A
JPH0243497A JP63192455A JP19245588A JPH0243497A JP H0243497 A JPH0243497 A JP H0243497A JP 63192455 A JP63192455 A JP 63192455A JP 19245588 A JP19245588 A JP 19245588A JP H0243497 A JPH0243497 A JP H0243497A
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dike
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Sakae Taguchi
田口 栄
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  • Revetment (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、河川などの堤防下への開削方式によるトンネ
ルの施工に関する。
(従来の技術) 河川の堤防は水害を防止する上で極めて重要な構造物で
あり、堤防の保全に関わる提案も従来上り敗多くなされ
ている。このような例としで、堤体の沈下防止に関する
提案(特開昭61−172921号)や、法面の保護に
関する提案(実開昭61−155436号)が知られて
いる。
一方、堤防や堤防敷は治水目的以外にも道路や緑地、公
園などに多目的に利用されている。さらに、近年では都
市部における道路用地の確保が困難なことから、高速道
路の建設用地としでも利用されている。
(発明の課題) ところで、高速道路などの主要道路を河川敷に設ける場
合には、洪水時でも交通に支障を米さないように、路面
を河川の洪水位より十分に高い位置に設ける必要がある
ため、これらの道路は一般に高架構造物の形で作られる
ことが多い、しかし、このような高架構造物を河川沿い
に連続して設けると、河川のt観が者しく損なわれ、公
園や、緑地としでの利用にも支障を未すという問題があ
った。
本考案は、河川敷への高速道路のat設に関わる以上の
問題点に鑑みて、堤体下に箱形トンネルを構築すること
で、河川敷の景観を損なわずに道路を建設するとともに
、堤体そのものの強化を図ることを目的とする。
(課題を達成するための手段) 本発明は、堤防の堤体天端から地中に連続して構築され
た鉄筋コンクリートの止水壁と、この止水壁の一部を構
造体としで地中に構成された箱形断面のコンクリートト
ンネルとで堤防補強型の箱型トンネルを構成する。これ
には、止水壁の一部を構造体とする隔壁で箱型断面の鉄
筋コンクリートトンネルの内空部をm虞したものも含ま
れる。
また、このような堤防補強型の箱型トンネルは、堤防の
堤体天端から鉄筋コンクリートの上水壁を連続して地中
に構築し、この止水壁から所定の間隔をあけて平行に土
留壁を仮設し、コンクリート止水壁と土留壁との間を掘
削し、この掘削部に前記止水壁を構造体の一部とする箱
形断面のコンクリ−))ンネルを施工した後、所定の埋
め戻しを行うことにより構築される。
(作用) 堤体天端から地中に連続して構築された止水壁は堤体外
側の河川の流水が堤体の内側へ浸透するのを阻止する。
さらに、トンネルの構築のための堤体の掘削時にこの止
水壁が掘削部の両側に必要な土留壁の一方を兼用する。
また、箱型断面のトンネルは止水壁の一部を構造体とす
ることにより止水壁と一体化し、埋め戻された堤体に対
して強固な基礎を提供する。
さらに、トンネルの内空部を止水壁の一部を構造体とす
る隔壁で画成することにより、止水壁を中心に2連のト
ンネルを構成することができる。
(実施例) 第1図〜第5図に本発明の実施例を示す。
第1図において、1は河川堤防の堤体であり、堤体1の
天端から地中に鉄筋コンクリート製の止水壁2が連続的
に構築され、この止水壁2を中心に鉄筋コンクリート製
の2連の箱型断面のトンネル3が設けられている。トン
ネル3の内空断面を左右に画成する隔壁4は止水!!!
2の中間部を中心に形成され、トンネル3は上水!!!
2と剛的に結合しrこ一体の構造物としでV#成される
。トンネル3の内側の床版3A上にはそれぞれ自動車走
行用の路面が形成され、内部の換気のための給排気孔5
が頂板3Bから堤体1を貫通して上方へ適当な間隔で突
出する。
このトンネル3は第2図〜第5図に示す方法で構築され
る。すなわち、まず第2図に示すように、堤体1の天端
から地中に現場打ちの鉄筋コンクリートによる止水!!
!2を施工する。なお、掘削と配筋とコンクリートの打
設とを地表から順次行って地中に連続した止水壁2を構
築する方法は既に公知である。
次に、止水壁2から堤体1の内側へトンネル3の構築に
必要な掘削幅をあけて土留壁6を仮設する。この土留5
!6の仮設は、掘削前の地表面から例えばシートパイル
を所定の深さに列状に打ち込むことで行う。土留壁6の
打ち込み後、止水壁2とこの土留5!6の間を掘削し、
第3図に示すように2連のトンネル3の短体の片側の配
筋とコンクリートの打設を行う。その際、トンネル3の
配筋を既に施工を完了している止水壁2の鉄筋とつない
でコンクリートを打設し、隔壁4を止水壁2を中心に形
成することにより、トンネル3を止水壁2と一体化する
。なお、短体とともに給排気孔5などの付帯構造物も施
工する。これらの施工が完了したら、元の堤体1の形状
に埋め戻し、シートパイルを引き抜いて土留壁6を撤去
する。これによりトンネル3の止水壁2から内側寄りの
半分が完成する。
引き続き、同様の手順で第4図及び第5図に示すように
止水5!2の外側の残り半分を施工すれば、第1図に示
されるようなトンネル3が完成する。
次に作用を説明する。
堤体の外側を流れる河川の水の一部は地下に浸透するた
め、河川の水位が上昇すると一般に堤体下方の地下水位
も上昇する。そして、洪水時などに地下水位が異常に上
昇すると、この浸透水が堤体の内側の法先に噴き出す、
いわゆるパイピング現象が起きやすくなり、これが堤体
破壊の大きな要因となる。
しかしながら、この堤体1においては、連続して地中深
くまで構築された止水壁2により地下水の浸透路長が艮
くなり、止水壁2の内側では地下水位が大幅に低下する
のでパイピング現象は発生せず、堤体1が浸透水により
破壊される恐れはな−1゜ また、止水壁2の両側に一体的に結合した2連の箱型断
面のトンネル3は床J13Aの下方の地盤とともに、地
中深くに達するこの止水壁2にも支持されるので、トン
ネル3は十分な支持力で安定的に支持される。そして、
この止水壁2とトンネル3とが埋め戻し後の堤体1に対
して強固な基礎となるため、パイピング現象の防止と合
わせて堤体1の構造は着しく強化される。
さらに、埋め戻し後はトンネル3の短体は地表に現れず
、堤体1上に給排気孔5が間隔をあけて突出するのみで
あるため、堤防並びに周囲の堤防敷は緑地や公lI1等
にその*ま利用することができ、河川のf:taも損な
われない。
なお、この実施例においては、トンネル3を2連の箱型
断面としで止水壁2の両側に構成しているが、トンネル
3を止水壁2の例えば内側にのみ設けることも可能であ
る。
(発明の効果) 以上のように、本発明は堤防の堤体天端から地中に鉄筋
コンクリートの止水壁を連続して構築し、この止水壁を
構造体の一部としで堤体下方に鉄筋コンクリートで箱形
断面のトンネルを構築するため、従来利用されていなか
った堤防下の地中部分を高速道路等の建設に利用するこ
とができ、高速道路等の建設用地の取得の困難を解決で
きるとともに、トンネルの短体が地表に露出せず、堤防
の外観がそのまま維持されるので、河川敷の環境も好ま
しい状態に保つことができる。
また、河川の流水の堤体内側への地下浸透を止水壁がく
い止めてパイピング現象の発生を防止するとともに、箱
形断面のトンネルが堤体%土の強固な基礎とな乞ので、
堤体の構造も者しく強化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すトンネルと堤体の横断面
図である。また、第2図〜第5図は同じく施工の各段階
におけるトンネルと堤体の横断面図である。 1・・・堤体、2・・・止水壁、3・・・トンネル、3
A・・・床版、3B・・・頂板、4・・・隔壁、5・・
・給排気孔、6・・・土留壁。 1!2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、堤防の堤体天端から地中に連続して構築された鉄筋
    コンクリートの止水壁と、この止水壁の一部を構造体と
    しで地中に構成された箱形断面の鉄筋コンクリートトン
    ネルとからなる堤防補強型の箱形トンネル。 2、止水壁の一部を構造体とする隔壁により箱型断面の
    鉄筋コンクリートトンネルの内空部が画成されている請
    求項1記載の堤防補強型の箱型トンネル。 3、堤防の堤体天端から鉄筋コンクリートの止水壁を連
    続して地中に構築し、この止水壁から所定の間隔をあけ
    て平行に土留壁を仮設し、コンクリート止水壁と土留壁
    との間を掘削し、この掘削部に前記止水壁の一部を構造
    体とする箱形断面の鉄筋コンクリートトンネルを施工し
    た後、所定の埋め戻しを行うことを特徴とする堤防補強
    型の箱形トンネルの構築方法。
JP63192455A 1988-08-01 1988-08-01 堤防補強型の箱形トンネル並びにその構築方法 Granted JPH0243497A (ja)

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JP63192455A JPH0243497A (ja) 1988-08-01 1988-08-01 堤防補強型の箱形トンネル並びにその構築方法

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Publication Number Publication Date
JPH0243497A true JPH0243497A (ja) 1990-02-14
JPH0563600B2 JPH0563600B2 (ja) 1993-09-10

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