JPH04336122A - 止水壁の構築方法 - Google Patents

止水壁の構築方法

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JPH04336122A
JPH04336122A JP13550191A JP13550191A JPH04336122A JP H04336122 A JPH04336122 A JP H04336122A JP 13550191 A JP13550191 A JP 13550191A JP 13550191 A JP13550191 A JP 13550191A JP H04336122 A JPH04336122 A JP H04336122A
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sheet
water
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bag
wall
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JP13550191A
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Toshio Watanabe
俊雄 渡辺
Shinichi Nishimura
晋一 西村
Juichi Ise
寿一 伊勢
Takanori Hirai
孝典 平井
Yutaka Katsura
豊 桂
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、堤体内や基礎地盤内に
不透水性の連続した壁である止水壁を設けるための止水
壁の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、河川堤防・海岸堤防・貯水堤防な
どの堤体内や基礎地盤を通って流れる浸透水や漏水など
を防止するために、堤体内や基礎地盤内に不透水性の連
続した壁である止水壁を設けるようにしている。この止
水壁は、コンクリート、アスファルト、鋼矢板、あるい
は不透水性の粘土・シートなどを用いて設けられる。
【0003】かかる止水壁を構築する場合、たとえばシ
ートを用いて構築する場合には、地上から基礎地盤の透
水層を越えて不透水性層に至る溝を掘削し、この溝にシ
ートを端から1枚ずつ挿入してシートの端部が重なるよ
うに配置し、各シートにおける継手部分および各シート
の下端部にそれぞれ止水処理を施すようにしている。従
来より実施されているシートの止水処理構造としては、
隣接するシートの継手部分を重ね合わせると共に、シー
トの継手部分の周囲の溝を拡径し、この拡径部分にモル
タルなどの硬化剤を充填して、シートの継手部分どうし
を密着させ、またシートの下端部の周囲の溝の底に充填
剤を打設することにより、一定の止水性能を得るように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシートを用いた止水壁においては、止水性能の信頼
性の点で、以下に述べるような問題があった。即ち、シ
ートの継手部分においては、止水壁を深く構築するよう
な場合など、シートの継手部分を重ね合わせてこの部分
を溝の拡径部分に充填した充填材により密着させるよう
にしても、溝が深くなるにつれシートの縁部にめくれが
生じ、この縁部のめくれ部分から水が浸透しまたは水が
漏れるおそれがあった。
【0005】また、シートの下端部においては、充填材
を打設するための打設パイプを必要とし、溝が深くなる
と打設パイプを深く挿入する必要があり設備および施工
が大掛かりとなる他、充填材を打設するだけであるので
パッキング効果が低い問題があった。さらに、溝にシー
トを建て込んだ後、溝とシートとの間隙にモルタルなど
を充填して間詰めする必要があり、止水壁の施工を困難
とする問題もあった。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、信頼性の高い止水構造を得るとともに、その施工
を容易にすることのできる止水壁の構築方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる止水壁の
構築方法は、シート状部材を上端部のみ開口する袋状に
形成し、当該シート状部材の内部に充填材を充填し、各
シート状部材を、隣接するシート状部材の継手部分どう
しを互いに密着させると共に溝を埋める形態で、前記溝
に連続的に配置することを前記課題の解決手段とした。
【0008】
【作用】本発明の止水壁の構築方法によれば、袋状のシ
ート状部材に充填された充填材により、シート状部材が
溝全体に膨らみ、シート状部材と溝との間に充填材を充
填することなく、溝底部のパッキング効果が得られる。 またシート状部材の継手部分において、側部の袋部が内
部の充填材により膨張して上下端にわたって隣接するシ
ート状部材の側部と互いに密着し、これにより隣接する
シート状部材が一体化し、連続した隙間のない信頼性の
高い止水壁が構築される。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1ないし図8を
参照して説明する。
【0010】図1は本発明に使用されるシート(シート
状部材)の構造を示している。図1に示すように、シー
ト1は不透水性を有するビニルシートなどから成るもの
で、このシート1は全体が上端のみ開口する袋状とされ
ている。そして、シート1の両側端部には、外側に向け
て膨らむとともに、シート1の内部2に上下端にわたっ
て連通する袋部3が一体に設けられている。この袋部3
の片側は、シート1部分と異なり、土木シートなどの伸
縮性と透水性を兼ね備えた布素材から成っている。これ
らシート1の内部と袋部3の内部にはモルタルなどの充
填材4を充填するようになっている。かかるシート1は
、シート1の一方の側部を折り返して袋状にし、他方の
側部に別素材の袋部3を一体に接着等して設け、また下
端部は両側部にわたって互いに接着することにより、袋
状に形成する。
【0011】かかる形状のシート1は、図2に示すよう
に、溝10に挿入配置されたシート1の継手部分におい
て、側端部における袋部3、3どうしが内部の充填材4
により膨張して上下端にわたって溝10内で互いに密着
し、また図3に示すように、シート1の下端部において
、袋状のシート1が内部の充填材4により膨張して左右
端にわたって溝10の底部に密着し、信頼性の高い止水
構造が得られるようになっている。
【0012】次に、上記のような止水性能を奏するシー
ト1を用いて止水壁を構築する施工手順を図4ないし図
8を参照して説明する。
【0013】(1)地上から基礎地盤に溝10の掘削に
先行する立孔11を所定間隔で掘削する(図4参照)。 各立孔11は透水層を越えて不透水層に至る深度まで掘
削する。 (2)溝10を掘削し、溝10にシート1を建て込む(
図5および図6参照)。溝10の掘削方法としては、例
えば、図5に示すように隣り合う立孔11、11にH鋼
30をそれぞれ上から挿入して設置し、これら一対のH
鋼30をガイドとしてワイヤーソーにより溝10を掘削
する。溝10の掘削が終えたら、シート1を建て込み、
H鋼30は撤去する。この掘削方法によれば、10〜3
0ミリメートル程度の薄い溝10を掘削することができ
、シート1を挿入するには極めて有効である。 (3)隣りの溝10を前記と同様の方法により掘削し、
溝10にシート1を建て込む(図7参照)。 (4)シート1の内部2にモルタルなどの充填材4を充
填する(図8参照)。シート1の内部に圧入された充填
材4はシート1の両側端部の袋部3にも充填される。こ
の袋部3は立孔11内において充填材4により膨張し、
同じ立孔11内の隣接するシート1の側端部と密着する
。充填作業と並行して立孔11内、溝10内に溜まって
いる泥水を地上へ汲み出しポンプなどにより排出する。 充填材4をシート1の内部に充填することによりシート
1は溝10いっぱいに膨らみ、溝10の空隙を埋めるこ
となく、止水壁の立孔11、11間が構築される。 (5)以上の(1)から(4)の手順を繰り返すことに
より止水壁を構築していく。これにより、隣接するシー
ト1、1どうしが一体化し、連続する隙間のない止水壁
が構築される。
【0014】本実施例によれば、シート1を袋状に形成
し、シート1の内部に充填材4を充填することにより、
シート1が溝10いっぱいに隙間なく膨らむので、従来
行なわれていたように溝10にシートを建て込んだ後、
シートの周囲の間隙にモルタルなどの間詰めを行なうよ
うな必要がなく、止水壁の施工を間略化できるとともに
、施工が容易となる。また、立孔11において、シート
1の側端部の袋部3が内部の充填材4により膨張するの
で、袋部3と隣接するシート1の側端部とが互いに上下
にわたって密着し、非常に信頼性の高い止水構造が得ら
れる。また、溝10が深くなるにつれてシート1の下縁
部にめくれが生じて止水性能が損失するなどの問題が生
じることがない。
【0015】また、シート1の内部に充填した充填材4
はシート1の下端部を確実にパッキングするとともに、
シート1の下端部をパッキングするための材料(モルタ
ルなど)が逸脱するような不具合が生じない。また溝1
0の底部に届く打設パイプなどの設備は不要となり、現
場設備あるいは現場作業が簡単なものとなる。
【0016】さらに、シート1は予め袋状に工場におい
て加工しておくことができるので、従来のようにシート
1、1の継手部分を重ね合わせて互いに圧着させるとい
った現場作業を不要とする。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような優れた効果を奏することができる。袋状のシー
ト状部材に充填材を充填することにより、溝に配置した
シート状部材が溝全体に膨らむので、溝とシート状部材
との間の間詰めを不要とし、止水壁の施工を容易に行な
うことができる。さらにシート状部材の継手部分におい
て、側部の袋部が内部の充填材により膨張して上下端に
わたって隣接するシート状部材の側部と互いに密着する
ので、隣接するシート状部材どうしが一体化し、連続し
た隙間のない信頼性の高い止水壁を構築することができ
る。特に、シート状部材は袋状に形成され、内部に充填
材を密にかつ確実に充填することができ、充填材の逸脱
といったこともないので、確実なパッキング作用を得る
ことができる。さらに、シート状部材の袋体は工場など
で予め加工することができる他、現場では溝に配置した
シート状部材の内部への充填材の充填も容易であるため
、前記の効果と合わせて現場での施工を簡略化できる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すもので、シート
状部材の斜視図である。
【図2】図2は止水壁の一部を示す水平断面図である。
【図3】図3は止水壁の一部を示す正断面図である。
【図4】図4は止水壁の施工手順図である。
【図5】図5は止水壁の施工手順図である。
【図6】図6は止水壁の施工手順図である。
【図7】図7は止水壁の施工手順図である。
【図8】図8は止水壁の施工手順図である。
【符号の説明】
1    シート状部材 2    内部 3    袋部 4    充填材 10    溝 11    立孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  地中に溝を掘削し、当該溝にシート状
    部材を連続的に配置して止水壁を構築するようにした止
    水壁の構築方法において、シート状部材を上端部のみ開
    口する袋状に形成し、当該シート状部材の内部に充填材
    を充填し、各シート状部材を、隣接するシート状部材の
    継手部分どうしを互いに密着させると共に溝を埋める形
    態で、当該溝に連続的に配置することを特徴とする止水
    壁の構築方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2751353A1 (fr) * 1996-07-19 1998-01-23 Soc Et De Fondations Et D Inje Procede et dispositif pour circonscrire dans une zone reservee un agregat a disposer dans une cavite
KR100444529B1 (ko) * 2001-06-11 2004-08-18 현대엔지니어링 주식회사 방조제 및 그 구축공법
CN103866779A (zh) * 2014-02-26 2014-06-18 镇海建设集团有限公司 一种软土地基建筑基坑的止水围护结构的施工方法
CN112502172A (zh) * 2020-11-10 2021-03-16 张欢欢 一种基坑滤水网支撑系统
CN116005701A (zh) * 2023-01-06 2023-04-25 江苏力迈建设工程有限公司 一种软土地基建筑基坑的止水围护结构的施工方法

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