JPH0243304Y2 - - Google Patents

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JPH0243304Y2
JPH0243304Y2 JP1987185259U JP18525987U JPH0243304Y2 JP H0243304 Y2 JPH0243304 Y2 JP H0243304Y2 JP 1987185259 U JP1987185259 U JP 1987185259U JP 18525987 U JP18525987 U JP 18525987U JP H0243304 Y2 JPH0243304 Y2 JP H0243304Y2
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liquid
pump
container
stopper
outside
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エアーポンプからの加圧空気により
液体容器本体内に収容された内容器内の液体を一
連の液体注出通路を通して外部へ注出し得るよう
にしたポンプ注液式液体容器に関するものであ
る。
(従来技術) 第2図には従来の一般的なポンプ注液式液体容
器が示されているが、この従来のポンプ注液式液
体容器においては、液体容器本体101の上部
に、内部にエアーポンプ109を収容した蓋体1
20を載置し、閉蓋時にエアーポンプ109の吐
出口109aが中栓102に形成した空気吹込通
路130を介して内容器107内に連通するよう
にしている。又、中栓102には、内容器107
内に挿し込まれる縦長の液体汲上管111と横向
きの液体注出管112とが一体的に取付けられて
いる。
ところが、このような従来のポンプ注液式液体
容器では、液体容器本体10の上部にエアーポン
プ109を内蔵した蓋体120を載置しているの
で、液体容器全体の高さが高くなるという問題が
あり、又エアーポンプ109は蓋体130の中央
部に設置されていて、そのポンプ操作部119と
液体注出通路110の注口114とが水平方向に
かなり離れた位置にあるため、液体注出時に注口
114の下方に受けられる受液容器に対応した液
体注出操作が面倒で、さらに内容器107への液
体補給時あるいは残液排出時には蓋体120を開
き且つ中栓102を取外して行われなければなら
ないため、液体補給あるいは残液排出作業が面倒
となり、しかも中栓102には縦長の液体汲上管
111と横向きの液体注出管112とが取付けら
れているので、中栓102の着脱操作も面倒とな
るという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記の如き従来のポンプ注液式液体
容器の問題点に鑑み、液体容器全体の高さを低く
でき、さらに液体注出操作及び液体補給並びに残
液排出作業をそれぞれ容易に行え、しかも栓の着
脱操作も簡単に行えるようにしたポンプ注液式液
体容器を提供することを目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、液体容器本体内に収容した内容器内
にエアーポンプからの加圧空気を吹き込んで該加
圧空気により内容器内の液体を内容器の内外を連
絡する液体注出通路を通して外部へ注出し得るよ
うにしたポンプ注液式液体容器において、液体容
器本体の給液口に該給液口の栓体を外部から操作
できる如くして設けており、さらに前記液体容器
本体の注口上方位置に前記液体注出通路の注口側
を被覆するパイプカバーを設けて、該パイプカバ
ーと前記肩部材との間の空所内に前記エアーポン
プを収納し、しかも前記エアーポンプの押板を前
記肩部材の注口上方位置から外部に臨ませるとと
もに、前記液体注出通路を前記栓体とは別体にし
て液体容器本体側に設けたことを特徴とするもの
である。
(作用) 本考案では、液体容器本体の給液口を開閉する
栓体を外部から操作できる如くして設けているの
で、液体容器全体の高さが低くなりしかも内容器
内への液体補給時あるいは残液排出時に栓体を取
外すだけで行えるようになる。そのとき(栓体脱
着時)、液体注出通路は栓体とは別体にして形成
されているので、該栓体のみの着脱操作で給液口
を開閉できるようになる。又、エアーポンプは、
液体注出通路の注口側を被覆するパイプカバーと
肩部材との間の空所内に収納しているので、従来
あまり利用されていないパイプカバー内の余剰空
間を有効利用できる。さらに、ポンプ押板は肩部
材の注口上方位置から外部に臨ませているので、
ポンプ操作位置(ポンプ押板位置)と液体注出位
置(注口位置)とが水平方向に近くなり、注口の
下方に受ける受液容器(コツプ)の近くでポンプ
操作を行えるようになる。
(実施例) 第1図を参照して本考案の実施例を説明する
と、この実施例のポンプ注液式液体容器は、外装
体3内に内容器7を収容してなる液体容器本体1
と、該液体容器本体1の給液口8を開閉する栓体
2と、内容器7内に加圧空気を送り込むためのエ
アーポンプ9と、内容器7の内外を連絡する一連
の液体注出通路10とを基本部材として構成され
ている。
外装体3は、外胴4の上部に環状の肩部材5を
取付けさらに該外胴4の下部に底部材6を取付け
て構成されている。
肩部材5は、外周壁51と内周壁52を有する
二重壁構造を有している。外周壁51の一部に
は、液体容器本体1の前部側で円周方向外方に膨
出する膨出部53が設けられている。この膨出部
53は、後述するように液体注出通路10の注口
14側を被覆するパイプカバーとなるもので、さ
らに該膨出部53の内側には後述するようにエア
ーポンプ9を収容し得る比較的大容積の空所54
が形成されている。この空所54の上部にはエア
ーポンプ9の押板19を上下に摺動させるための
摺動穴54aが形成されている。又、肩部材5の
内周壁52の内側は栓差込穴55となるもので該
栓差込穴55の内面には栓体螺合用雌ネジが形成
されている。又該栓差込穴55の下部には、内容
器7の上部開口と連通する給液口8が形成されて
いる。
上記栓差込穴55には、栓体2が螺着脱自在に
装着されている。この栓体2は、その操作部とな
る栓体上面の指掛け用凹部25は肩部材5から外
部に臨ませており、外部から直接栓体2を着脱操
作し得るようになつている。該栓体2を締込んだ
ときには該栓体2の上面が液体容器本体1(肩部
材5)の上面とほぼ面一となるようにしており、
栓体2によつて液体容器全体の高さが高くならな
いようにしている。内容器7は、上部開口7aを
狭口とした真空断熱二重瓶が採用されている。
液体注出通路10は、内容器7内に差し込まれ
る液体汲上管11と、内容器7外において液体汲
上管11の端部に連結される液体注出管12と、
該液体注出管12の出口12aに連設される注出
補助管13を有して構成されている。液体汲上管
11は、肩部材内周壁52の下面と内容器7の上
面との間に介設された環状のホルダー29に取付
けられている。液体注出管12は、その基端側が
上記ホルダー29に固定されていて、その先端側
が前記肩部材5の膨出部(パイプカバーとなる)
53の空所54内において横向きに設置されてお
り、該液体注出管12の出口12aは液体容器本
体1の外胴4外面よりかなり外方に突出されてい
る。注出補助管13は液体注出管12の出口12
aから下方に向けて連設されており、該注出補助
管13の下端が注口14となる。又、液体注出管
12の途中には止水弁16が設けられている。こ
の止水弁16はスプリング17により閉弁方向に
付勢されており、後述するようにポンプ押圧操作
に連動して開弁されるようになつている。
エアーポンプ9は、ベローズ式のものが採用さ
れている。このエアーポンプ9は、肩部材膨出部
(パイプカバー)53と肩部材内周壁52との間
の空所54内における前記注口14の直上方位置
であつて、前記栓体2とは水平方向に干渉しない
位置に設置されている。又、エアーポンプ9の上
方にはポンプ押板19が摺動穴54a内で上下動
自在に設置されている。
エアーポンプ9の中心部には、ポンプ操作に連
動して前記止水弁16を開閉する押圧部材41が
設けられている。この押圧部材41は、ポンプ天
板91に設けた吸入弁92の下面に連設され且つ
ポンプ底板93に形成した穴94から下方に出没
自在となつている。ポンプ底板93の穴94は上
下に可撓性を有するパツキン95で閉塞されてい
る。そして、前記押圧部材41は、ポンプ押板1
9を押圧するとエアーポンプ9の収縮にともなつ
て下動せしめられ、該押圧部材41の下端41a
でパツキン95を介して止水弁16を押し下げて
開弁せしめ得るようになつている。
エアーポンプ9と、内容器7内とは空気吹込通
路30で連通せしめられている。この空気吹込通
路30は、その一端がポンプ底板93からポンプ
内に開口(符号30a)し、他端が栓差込穴55
内に開口(符号30b)している。このように、
空気吹込通路30を肩部材5内を通して設置する
ようにすると、あまり利用されていない肩部材5
内の空所を有効利用できる。
尚、第1図中、符号23は液体容器吊持ち用の
ハンドル、26はポンプ非操作時にポンプ押板1
9の下動を規制するためのストツパーである。
図示のポンプ注液式液体容器では、エアーポン
プ9は、肩部材膨出部(パイプカバー)53と肩
部材内周壁52との間の空所54内に設置してい
るので、従来あまり利用されていないパイプカバ
ー53内の空間部を有効利用できて、液体容器の
コンパクト化を図ることができる。さらに、液体
容器本体1の上部に蓋を省略できるので、その
分、液体容器の高さを低くおさえることができ
る。又、栓体2のみを取外すことによつて給液口
8から内容器7内に液体を補給でき、且つ内容器
7内の残液を排出することができる。このとき
(栓体着脱時)、液体注出通路は、栓体2とは別体
として液体容器本体1側に設けられているため、
栓体2の取扱いが容易となる。又、ポンプ押板1
9を押圧すると、エアーポンプ9からの加圧空気
が一連の空気吹込通路30を通して内容器7内に
吹き込まれ、該加圧空気によつて内容器7内の液
体を一連の液体注出通路10を通してその先端の
注口14から外部に排出することができる。その
際(液体注出操作の際)、ポンプ操作部は注口の
直上方位置にあつてポンプ操作位置と液体注出位
置とが水平方向に近い(重合している)ため、注
口14の下方に受液容器を位置させる作業とポン
プ押板19の押圧作業とが連続して行える(注液
作業が容易となる)。
(考案の効果) 本考案のポンプ注液式液体容器は、液体容器本
体1の給液口8を開閉する栓体2が外部から直接
操作できるようにして設けられているので、ポン
プ注液式液体容器において蓋を不要とすることが
でき、その分だけ液体容器の高さを低くできてコ
ンパクト化を達成できるとともに、栓体2を取外
すだけで給液口8を開放でき、内容器7内に液体
補給あるいは内容器7内の残液排出操出作業を容
易に行えるという効果がある。しかも、液体注出
通路10は、栓体2とは別体にして液体容器本体
1側に設けているので、栓体着脱操作が簡単に行
える。又、エアーポンプ9をパイプカバー53と
肩部材5との間の空所54内に設置しているの
で、従来あまり利用されていないパイプカバー5
3内の空所54をエアーポンプ9の設置スペース
として有効利用でき、又、エアーポンプの押板1
9を注口14の上部から上部に臨ませているの
で、ポンプ操作位置と受液容器を受ける位置とが
水平方向に近くなつて液体注出作業が容易となる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるポンプ注液式
液体容器の縦断面図、第2図は従来のポンプ注液
式液体容器の上半部を断面とした側面図である。 1……液体容器本体、2……栓体、5……肩部
材、7……内容器、8……給液口、9……エアー
ポンプ、10……液体注出通路、14……注口、
30……空気吹込通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体容器本体1内に収容した内容器7内にエア
    ーポンプ9からの加圧空気を吹き込んで該加圧空
    気により内容器7内の液体を内容器7の内外を連
    絡する液体注出通路10を通して外部へ注出し得
    るようにしたポンプ注液式液体容器であつて、液
    体容器本体1の肩部材5に給液口8の栓体2を設
    けて、該栓体2の操作部を外部から操作できる如
    く肩部材5から外部に臨ませ、さらに前記液体容
    器本体1の注口上方位置に前記液体注出通路10
    の注口14側を被覆するパイプカバー53を設け
    て、該パイプカバー53と前記肩部材5との間の
    空所54内に前記エアーポンプ9を収納し、しか
    も前記エアーポンプ9の押板19を前記肩部材5
    の注口上方位置から外部に臨ませるとともに、前
    記液体注出通路10を前記栓体2とは別体にして
    液体容器本体1側に設けたことを特徴とするポン
    プ注液式液体容器。
JP1987185259U 1987-12-03 1987-12-03 Expired JPH0243304Y2 (ja)

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JP1987185259U JPH0243304Y2 (ja) 1987-12-03 1987-12-03

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JPH0191445U JPH0191445U (ja) 1989-06-15
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845638U (ja) * 1981-09-24 1983-03-28 三菱農機株式会社 コンバインにおける籾袋支持装置

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JPH0191445U (ja) 1989-06-15

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